JP2007026457A - 閲覧頻度データ提供方法、そのための中継装置、プログラム及び記録媒体 - Google Patents

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Abstract

【課題】ユーザ等が閲覧したファイルの閲覧頻度データの提供を行うことができるシステムを提供する。
【解決手段】閲覧頻度データ提供方法は、予め決められた端末装置あるいは予め決められたユーザからのファイル閲覧要求を受信し、受信した前記ファイル閲覧要求に含まれる閲覧元ファイルの識別子と閲覧先ファイルの識別子を抽出し、前記閲覧元ファイルの識別子と前記閲覧先ファイルの識別子の組み合わせの出現する頻度のデータである閲覧頻度データをメモリ手段にストアし、前記閲覧頻度データに対する順位提供要求に応じて、前記閲覧頻度データを検索し、前記順位提供要求を送信した端末装置あるいはユーザに、検索された閲覧頻度データを送信する。
【選択図】図7

Description

本発明は、閲覧頻度データ提供方法、そのための中継装置、プログラム及び記録媒体に関し、特に、予め決められた端末装置等からのファイル閲覧要求を利用した、閲覧頻度データ提供方法、そのための中継装置、プログラム及び記録媒体に関する。
近年、インターネット、イントラネット、検索システム等の発展により、ユーザはネットワークを介して種々の情報を容易に取得できるようになっている。
通常、ユーザが、インターネット等のネットワークを介して、ドキュメントデータ等のファイルを取得する場合、文書交換のためのシステムであるワールドワイドウェブ(以下、WWWと略す。)が利用される。WWWでは、主にハイパーテキストマークアップランゲージ(以下、HTMLと略す。)で記述された構造化文書のファイルデータを、ハイパーテキスト転送プロトコル(以下、HTTPと略す。)を介してサーバ装置から、ユーザのクライアント端末装置に転送し、クライアント端末装置の表示装置にその文書を表示する。
WWWでは、ユニフォームリソースロケータ(以下、URLと略す。)と呼ばれる、構造化文書等のファイルに付けられた識別子を用いてファイルが選択され得る。また、HTMLで書かれた構造化文書(HTML文書と呼ばれる)のハイパーリンクとしてURLを記述しておくことによって、構造化文書間の関係を定義出来る。ユーザは、クライアント端末装置上で表示されたHTML文書に含まれるハイパーリンクをマウス等のポインティングデバイス等で選択することにより、関係付けられた構造化文書を閲覧することができる。HTTPによる閲覧要求には、通常、閲覧元の構造化文書に対応するURLが含まれており、どの構造化文書のハイパーリンクから閲覧要求された構造化文書が選択されたのかを識別することができる。
また、WWWシステムを構築する際、ネットワークのデータ転送量を削減するために、あるいは、独立したネットワークからの要求をインターネットに中継するために、サーバ装置とクライアント端末装置の間に中継装置を設置することも多い。ネットワークのデータ転送量を削減するために、サーバ装置から送信されたファイルを一時的に保存する中継装置をキャッシュサーバと呼ぶ。独立したネットワークからの要求をインターネットに中継するため中継装置をプロキシサーバと呼ぶ。
中継装置は、会社、部課、学校、クラスといった、ユーザグループによって共有されることも多い。WWWのサーバ装置およびサーバ装置に保存されているファイルは、インターネット上に数多く存在し、そのファイルの中から特定のファイルを探し出すことは難しい。そのため、インターネット上のサーバ装置に保存されているファイルを収集し、収集したファイルから検索用の索引を生成し、ユーザからの検索要求に対応するファイル一覧を提供する、検索サービスが広く用いられている。典型的なシステムとしては、いわゆるポータルサイトにおける検索システムがある。ユーザは、インターネット上にある、そのポータルサイトにおける検索画面にキーワードを入力することによって、インターネット上のサイトに存在する全ての情報を対象に検索することができる。
さらに、特定のサーバ装置等に保存されたファイルへのユーザからの閲覧要求の頻度を計測し、ファイルへの閲覧要求の頻度の順位を提供するサービスがある。例えばニュース記事を掲載するサーバ装置において、閲覧要求の多いすなわち関心の高い記事の順位を提供するサービスである。ユーザは、この順位の提供によって、他のユーザの関心が高いニュース記事を選んで閲覧することができる。
しかし、従来の、インターネット上のファイルに関する検索サービスでは、ユーザが以前閲覧したことがあるファイルに限定して検索できなかった。また、会社、部課、学校、クラスといった、ユーザグループが以前閲覧したことがあるファイルに限定して検索できなかった。
その結果、従来のポータルサイトの検索システムでは、検索結果のヒット数が膨大で、いわゆるノイズが大きいため、ユーザは、検索結果の中から個々の文書を閲覧しながら、さらに対象を絞り込む作業に多くの時間が掛かっていた。
また、従来の、ファイルへの閲覧要求の頻度の順位を提供するサービスにおいても、会社、部課、学校、クラスといった、ユーザグループが以前閲覧したことがあるファイルに限定して順位を提供することができなかった。
そこで、本発明は、ユーザ等が閲覧したファイルの閲覧頻度データの提供を行うことができるシステムを提供することを目的とする。
本発明の閲覧頻度データ提供方法は、予め決められた端末装置あるいは予め決められたユーザからのファイル閲覧要求を受信し、受信した前記ファイル閲覧要求に含まれる閲覧元ファイルの識別子と閲覧先ファイルの識別子を抽出し、前記閲覧元ファイルの識別子と前記閲覧先ファイルの識別子の組み合わせの出現する頻度のデータである閲覧頻度データをメモリ手段にストアし、前記閲覧頻度データに対する順位提供要求に応じて、前記閲覧頻度データを検索し、前記順位提供要求を送信した端末装置あるいはユーザに、検索された閲覧頻度データを送信する。
本発明の中継装置は、予め決められた端末装置あるいは予め決められたユーザからのファイル閲覧要求を受信して、ネットワークに接続されたファイルデータストア手段へファイル転送要求を出力するファイル転送部と、受信した前記ファイル閲覧要求に含まれる閲覧元ファイルの識別子と閲覧先ファイルの識別子を抽出し、かつ前記閲覧元ファイルの識別子と前記閲覧先ファイルの識別子の組み合わせの出現する頻度のデータである閲覧頻度データをストアする閲覧頻度データストア手段と、前記閲覧頻度データに対する順位提供要求に応じて、前記閲覧頻度データを検索する閲覧頻度データ検索部と、前記順位提供要求を送信した端末装置あるいはユーザに、前記閲覧頻度データ検索部の検索結果データを送信する通信手段とを有する。
本発明のプログラムは、コンピュータに、予め決められた端末装置あるいは予め決められたユーザからのファイル閲覧要求を受信して、ネットワークに接続されたファイルデータストア手段へファイル転送要求を出力するファイル転送機能と、受信した前記ファイル閲覧要求に含まれる閲覧元ファイルの識別子と閲覧先ファイルの識別子を抽出し、かつ前記閲覧元ファイルの識別子と前記閲覧先ファイルの識別子の組み合わせの出現する頻度のデータである閲覧頻度データをストアする閲覧頻度データストア機能と、前記閲覧頻度データに対する順位提供要求に応じて、前記閲覧頻度データを検索する閲覧頻度データ検索機能と、前記順位提供要求を送信した端末装置あるいはユーザに、前記閲覧頻度データ検索部の検索結果データを送信する通信機能とを実現させるものである。
本発明の記録媒体は、本発明のプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体である。
従って、本発明によれば、ユーザ等が閲覧したファイルの閲覧頻度データの提供を行うことができるシステムを実現することができる。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
(第1の実施の形態)
まず図1に基づき、本発明の第1の実施の形態に係わるファイル閲覧システムであるファイル転送システムの構成を説明する。図1は、本実施の形態に係わるファイル転送システムの構成を示す構成図である。
図1において、1は、中継装置である。2は、ユーザの利用する端末装置であるクライアント端末であり、複数のクライアント端末2が、イントラネットであるネットワーク3を介して中継装置1と接続されている。4は、ファイルデータストア手段であるサーバ装置であり、ファイルデータをストアするハードディスク等のメモリ装置5を有する。複数のサーバ装置4が、インターネットであるネットワーク6を介して中継装置1に接続されている。中継装置1は、従来の中継装置と同様に、サーバ装置とクライアント端末の間に設置され、サーバ装置とクライアント端末間のファイル転送を中継する。なお、ネットワーク3は、インターネットであってもよい。従って、中継装置1がネットワーク3および6の間に設置されて、クライアント端末2とサーバ装置4が、ネットワーク3及び6を介して接続された、WWWに代表されるファイル転送システムが構成されている。
ユーザがインターネット6上のポータルサイトを利用して情報検索を行うときは、従来通り、ポータルサイトにアクセスし、ポータルサイトの検索サービスを利用して情報を得ることができる。各サーバ装置4は、サイト情報としてメモリ装置5に種々のファイルが、例えばHTML文書形式でストアされており、ユーザは、検索結果のURLリストの中から所望のURLを指定することによって、そのファイルを閲覧することができる。
より具体的に言えば、クライアント端末2から送信されたファイル転送要求は、ネットワーク3を介して中継装置1に送信される。中継装置1は、受信した要求をネットワーク6を介して該当するサーバ装置4に送信する。その要求を受信したサーバ装置4は、URLで指定された、要求されたファイルをネットワーク6を介して中継装置1に送信する。中継装置1はネットワーク3を介して受信したファイルを要求元のクライアント端末2に送信する。その結果、ユーザは、所望の情報を検索して得ることができる。
次に、中継装置1の構成例を、図2を用いて説明する。図2は、中継装置1の構成例を示す構成図である。中継装置1は、ファイル転送部11、ファイル解析部12、索引データベース13、検索要求通信部14及び検索部15を含んで構成される。ファイル転送部11は、クライアント端末2からの閲覧要求に応じて、サーバ装置4から受信したファイルデータをクライアント端末2へ転送し、受信したファイルデータをファイル解析部12へ転送する。ファイル解析部12は、ファイルデータの内容を解析し、後で検索が行えるように必要なデータを索引データベース13に登録する。索引データベース13は、例えばデータベースマネージメントシステム(DBMS)およびハードディスク等のメモリ装置で構成することができる。検索要求通信部14は、クライアント端末2からの索引データに対する検索要求を受信し、その検索要求を検索部15へ送信し、そして、検索部15からの検索結果データを受信して、検索要求を送信したクライアント端末2へ検索結果を送信する。検索部15は、受信した検索要求に基づいて、索引データベース13にストアされた索引データを検索すべく索引データベース13に検索コマンドを出力し、索引データベース13からの検索結果を検索要求通信部14へ送信する。
図3は、索引データベース13に格納される索引データの例を示す図である。索引データベース13は、検索キーワードである索引語21と、URL22の組みで表現される索引データを複数保存する。一つの索引語に対し、複数のURLを保存することができる。例えば、データ23は、1つの索引語"サーバ"に対し、"http://xxx.jp/doc/doc.html"と"http://yyy.jp/document.txt"の2つのURLを組みとして保存している。このように1つの索引語に対して1つ又は複数のURLを有する索引語データが、索引データベース13には、複数ストアされている。なお、例えば、テキストファイルや構造化文書内に含まれる全ての単語を索引語として用いるようにしてもよい。
次に、図2および図4を用いて、クライアント端末2からのファイル閲覧要求を受信した際の動作を説明する。図4は、ファイル閲覧要求を受信したときの中継装置1の動作例を示すフローチャートである。
中継装置1のファイル転送部11が、クライアント端末2が送信したファイル閲覧要求を受信すると、図4のフローチャートで示す処理が実行される。
ファイル転送部11は、受信したファイル閲覧要求のコマンドを該当するサーバ装置4に送信、すなわち転送する(ステップ(以下、Sと略す。)1)。ファイル転送部11は、サーバ装置4から要求に対応したファイルを受信する(S2)。ファイル転送部11は、受信したファイルが解析可能であるかを判断する(S3)。解析可能な場合、ファイル転送部11は、その受信したファイルをファイル解析部12へ送信する(S4)。ファイル解析部12は、ファイルを解析し、索引データを索引データベース13に記憶、すなわちストアする(S5)。さらに、ファイル転送部11は、サーバ装置4より受信したファイルデータを要求元のクライアント端末2に送信する(S6)。また、S3において、ファイルが解析可能でないとされた場合は、NOとなって、S6へ進み、ファイル転送部11は、サーバ装置4より受信したファイルデータを要求元のクライアント端末2に送信する(S6)。
例えば、受信したファイルが解析可能であるかの判断は、受信したファイルのヘッダー部に含まれるファイルの型を示すデータを読み込み、そのデータが予め決められたデータと一致すれば、解析可能と判断する。例えば、ヘッダー部にファイルがテキストデータである旨のデータが含まれていれば、解析可能と判断される。
なお、索引データをメモリ装置にストアするときに、ファイルデータ自体もデータベースあるいはハードディスク等の記憶装置に保存しても良い。
以上の処理は、中継装置1においてユーザからの閲覧要求を受信する度に実行される。従って、ユーザは、意識して自ら積極的に閲覧要求に基づく索引データのストア処理を実行しなくてもよい。
次に、図2、図3および図5を用いて、クライアント端末2からのファイル検索要求を受信した際の動作を説明する。図5は、ファイル検索要求を受信したときの中継装置1の動作例の流れを示すフローチャートである。
ファイル検索要求は、ユーザがクライアント端末2から中継装置1に対して送信される。例えば、索引語に単語を用いている場合には、ユーザはクライアント端末2を用いて、「ある単語を含む文書の検索」の要求として、ファイル検索要求を送信する。このファイル検索要求は、中継装置1に接続された、自己を含む他のユーザの、クライアント端末2がアクセスしたファイルについての索引データに対して検索を行う旨の指示あるいはコマンドである。ユーザは、例えば、中継装置1に設けられた、予め決められたURLのサイトにアクセスすると、予め決められた画面(例えば、図6参照)がクライアント端末2に表示される。キーワードである索引語を入力するための入力フィールドに、ユーザが索引語を入力し、検索指示を示す検索ボタンをクリック等することによって、中継装置1の検索要求通信部14に対してファイル検索要求を送信する。
中継装置1の検索要求通信部14が、クライアント端末2の送信したファイル検索要求を受信すると、図5のフローチャートで示す処理が実行される。
検索要求通信部14は、検索部15へ受信したファイル検索要求データを送信する(S11)。検索部15は、クライアント端末2から送信されたファイル検索要求を受信すると、その検索要求に基づいて、索引データベース13の索引データを検索する(S12)。索引データベース13から検索結果を受信すると、検索部15は、検索の結果、ファイル検索要求に合致したファイルがあるか、すなわち適合ファイルがあるかを判断する(S13)。検索要求通信部14は、検索部15からの検索結果に基づいて、適合ファイルがあれば、S13でYESとなって、適合するファイルのURL情報を、ファイル検索要求を送信したクライアント端末2へ送信する(S14)。適合するファイルがないときは、検索要求通信部14は、S13でNOとなって、適合するファイルがないことを意味するメッセージをファイル検索要求を送信したクライアント端末2へ送信する(S15)。
なお、ファイルデータをメモリ装置等に保存していた場合には、ファイルデータも一緒に送信するようにしても良い。
例えば、ユーザが、ファイル検索要求の例として、キーワードである索引語として「サーバ」を含むファイルを検索したい旨を検索指示要求部14へ送信した場合、図3において、索引データベース13の索引データ23が適合する。従って、クライアント端末に、ファイルのURLである、"http://xxx.jp/doc/doc.html"と"http://yyy.jp/document.txt"が送信される。
従って、ユーザは、中継装置1に接続された複数のクライアント端末2のいずれかがアクセスしたことのあるファイルの中からファイルを検索することができる。すなわち、予め決められたユーザあるいは予め決められたクライアント端末が閲覧したファイルに限定した索引データベースが構築されるので、予め決められたユーザあるいは予め決められたクライアント端末が閲覧したファイルに限定してファイル検索を行うことができる。
例えば、中継装置1を、会社、部課、学校、クラスといった、ユーザグループによって共有することにより、ユーザグループが閲覧したファイルに限定した索引データベースが構築されるので、ユーザは、ユーザグループが閲覧したファイルに限定して検索を行うことができる。
なお、上記の例では、中継装置1は、中継装置1に接続されたクライアント端末2がアクセスしたファイルの索引データに対して検索を実行しているが、中継装置1に接続されたクライアント端末をさらに細分化して、細分化したグループの中から、自己の属するグループ、指定するグループ等のグループのユーザがアクセスしたファイルの索引データに対して検索を実行するようにしてもよい。
図6に、その例を示す。図6は、ファイル検索を実行したいユーザが、予め決められたURLにアクセスすると表示される中継装置1に設けられたサイトのトップ画面の例を示す図である。図6において、31は、画面表示枠である。32は、キーワードである索引語を入力するためのキーワード入力フィールドである。33は、検索するユーザグループを指定するためのユーザグループ入力フィールドである。34は、「検索」ボタンであり、ポインティングデバイスであるマウス等を用いてクリックすると、検索コマンドが出力される。35は、「戻る」ボタンであり、マウス等でクリックすると、ブラウザソフトウエアによって表示されている画面の一つ前の画面に表示が切り換わる。
ユーザは、キーワード入力フィールド32に検索キーワードを入力し、ユーザグループ入力フィールド33に、細分化されたグループのデータを入力して、「検索」ボタン34をクリックすると、ファイル検索要求が中継装置1に送信される。送信された検索要求は、索引データベース13の中から、検索キーワードとユーザグループの両方が一致するデータを抽出する。
従って、ユーザは、ユーザグループが閲覧したファイルに限定して、ファイル検索をすることができる。
なお、以上の説明では、閲覧ファイルは、テキストファイルの例で説明したが、索引語を抽出できるファイルであれば、画像ファイル等の他の形式のファイルであってもよい。
従って、本実施の形態によれば、従来のように検索ヒット件数が膨大になり過ぎることがなく、効率的ファイル検索をすることができる。
(第2の実施の形態)
次に、本発明の第2の実施の形態に係わるファイル転送システムの例を図7を用いて説明する。本実施の形態に係わるファイル閲覧システムであるファイル転送システムの構成は、図1に示す構成と同様であるので、同一構成要素については同一符号を用いて説明し、重複する説明は省略する。
図7は、第2の実施の形態に係わる中継装置1の構成例を示す構成図である。中継装置1は、ファイル転送部41、閲覧頻度データベース42、順位提供要求通信部43および順位提供部44を含んで構成される。ファイル転送部41は、クライアント端末2からの閲覧要求に応じて、サーバ装置4から受信したファイルデータをクライアント端末2へ転送し、必要なデータを閲覧頻度データベース42に登録する。閲覧データベース42は、例えばデータベースマネージメントシステム(DBMS)およびハードディスク等のメモリ装置で構成することができる。順位提供要求通信部43は、クライアント端末2からの順位提供要求のコマンドを受信し、その順位提供要求を順位提供部44へ送信し、そして、順位提供部44からの検索結果の閲覧頻度データを受信して、順位提供要求を送信したクライアント端末2へ検索結果を送信する。順位提供部44は、受信した順位提供要求に基づいて、閲覧頻度データベース42にストアされた閲覧頻度データを検索すべく閲覧頻度データベース42に検索コマンドを出力し、閲覧頻度データベース42からの検索結果データを順位提供要求部43へ送信する。
図8は、索引データベース13に格納されるデータの例を示す図である。閲覧頻度データベース42は、閲覧元URL51、閲覧先URL52及び頻度53の組みで表現される閲覧頻度データを複数保存する。一つの閲覧元URLに対し、一つの閲覧先URLと頻度のデータが保存される。例えば、データ54は、閲覧元であるURL"http://xxx.jp/index.html "から、閲覧先であるURL"http://www.jp/products.html"にアクセスされた回数、すなわち頻度は1200回であることを示している。同様に、データ55は、閲覧元であるURL"http://xxx.jp/index.html "から、閲覧先であるURL"http://www.jp/support.html"にアクセスされた回数、すなわち頻度は20回であることを示している。同様に、データ56は、閲覧元であるURL"http://xxx.jp/index.html "から、閲覧先であるURL"http://www.jp/news.html"にアクセスされた回数、すなわち頻度は800回であることを示している。このような閲覧頻度データが、閲覧頻度データベース42には、複数ストアされている。
図9は、クライアント端末から送信されるファイル閲覧要求データの例を示す図である。HTTPによるファイル閲覧要求には、閲覧先URL61および閲覧元URL62が含まれる。従って、図9のデータに基づいて、中継装置1のファイル転送部41は、図8に示す閲覧頻度データベース42のデータを更新する。
ファイル転送部41は、ファイル閲覧要求に含まれる、閲覧元の構造化文書に関するURLを抽出し、抽出した閲覧元構造化文書のURLと閲覧した構造化文書のURLを用いて閲覧頻度データベース42を検索する。該当するデータが検索できた場合には、保存されていた閲覧頻度データに1を加えた値で閲覧頻度データを更新する。該当するデータが検索できなかった場合には、閲覧元構造化文書のURLと閲覧した構造化文書のURLと、その閲覧頻度データとして1を、閲覧頻度データベース42に新たに追加して保存する。
ユーザは少なくとも2つの観点から頻度を知りたい場合があり得ると考えられる。例えば、ある閲覧元URL51から閲覧されたURL(閲覧先URL)への閲覧頻度の多い順にURLを知りたいという場合、及び、ある閲覧先URL52が閲覧される前に閲覧されていたURL(閲覧元URL)の閲覧頻度の多い順にURLを知りたいという場合である。
例えば、ユーザが、中継装置1に接続された複数のクライアント端末2からアクセスされた頻度について、頻度が多い組み合わせを知りたい旨のコマンドを順位提供要求通信部43に送信すると、順位提供部44は閲覧頻度データベース42に対して頻度の多い順にデータをソートして送信するようにコマンドを出力する。閲覧頻度データベース42からの検索結果データは、順位提供部44を介して順位提供要求通信部43へ送信される。順位提供要求通信部43は、クライアント端末2へその検索結果データを送信し、そのデータがクライアント端末2の表示装置上に表示されることによって、クライアント端末2のユーザは、頻度の多い順に、閲覧元URLと閲覧先URLの組の情報を知ることができる。
また、ある閲覧元URL51から閲覧されたURL(閲覧先URL)への閲覧頻度の多い順に、あるいは、ある閲覧先URL52が閲覧される前に閲覧されていたURL(閲覧元URL)の閲覧頻度の多い順に、URLを知りたいという場合は、例えば、図10に示すような画面を用いてユーザは順位提供要求を中継装置1へ送信することができる。
図10は、中継装置1の予め決められたURLにアクセスすると、クライアント端末2の表示装置上に表示される画面例を示す図である。71は、画面表示枠である。72は、閲覧先ランキング要求部で、73は、閲覧元ランキング要求部である。閲覧先ランキング要求部72には、閲覧元URL入力部74と、送信ボタン75が含まれる。閲覧元ランキング要求部73には、閲覧先ランキングURL入力部76と、送信ボタン77が含まれる。
閲覧先ランキングを知りたいとき、ユーザは、閲覧元URL入力部74に、閲覧元URLをデータ入力し、送信ボタン75をクリックする。中継装置1の順位提供要求通信部43は、閲覧元URLデータを受信すると、順位提供部44を介して、閲覧頻度データベース42の閲覧元URL51の中から、入力された閲覧元URLデータと一致する組データを抽出する。さらに閲覧頻度データベース42は、抽出された組データを頻度の高い順にソートし、その結果データを順位提供部44へ送信する。受信された組データは、順位提供要求通信部43を介して、クライアント端末2へ送信される。
閲覧元ランキングを知りたいとき、ユーザは、閲覧先URL入力部76に、閲覧先URLをデータ入力し、送信ボタン77をクリックする。中継装置1の順位提供要求通信部43は、閲覧先URLデータを受信すると、順位提供部44を介して、閲覧頻度データベース42の閲覧先URL52の中から、入力された閲覧先URLデータと一致する組データを抽出する。さらに閲覧頻度データベース42は、抽出された組データを頻度の多い順にソートし、その結果データを順位提供部44へ送信する。受信された組データは、順位提供要求通信部43を介して、クライアント端末2へ送信される。
このようにして、ユーザは、種々の観点から閲覧ファイルの閲覧頻度を知ることができる。
次に、図7および図11を用いて、クライアント端末2からのファイル閲覧要求を受信した際の中継装置1の動作を説明する。図11は、ファイル閲覧要求を受信した際の中継装置1の動作例の流れを示すフローチャートである。
中継装置1のファイル転送部41が、クライアント端末2の送信したファイル閲覧要求を受信すると、図11のフローチャートで示す処理が実行される。
ファイル転送部41は、クライアント端末2が送信したファイル閲覧要求を受信すると、閲覧元URLと閲覧先URLを閲覧頻度データベース42にストアする(S21)。具体的には、ファイル転送部41は、ファイル閲覧要求に含まれる閲覧元URLと閲覧先URLの組みを閲覧頻度データベース42から検索し、該当データがある場合にはその頻度データに1を加え、該当データが無い場合には、新たにその閲覧元URL、その閲覧先URL及び頻度が1のデータの組みを、閲覧頻度データベース42に追加する(S21)。さらに、ファイル転送部41は、受信したファイル閲覧要求を該当するサーバ装置4に送信、すなわち転送する(S22)。サーバ装置4は、要求されたファイルを送信するので、ファイル転送部41は、そのサーバ装置4から送信されたファイルを受信する(S23)。ファイル転送部41は、サーバ装置4より受信したファイルを要求元のクライアント端末2に送信する(S24)。
次に、図7、図8および図12を用いて、クライアント端末2からの順位提供要求を受信した際の、中継装置1の動作を説明する。図12は、順位提供要求を受信した際の、中継装置1の動作例の流れを示すフローチャートである。
中継装置1の順位提供要求通信部43が、クライアント端末2が送信した順位提供要求を受信すると、図12のフローチャートで示す処理が実行される。
順位提供要求通信部43は、クライアント端末2が送信した順位提供要求を受信すると、順位提供部44に対して、順位提供要求コマンドを送信する(S31)。順位提供部44は、順位提供要求データに基づいて順位データを閲覧頻度データベース42を検索して取得する(S32)。ある閲覧元URLから閲覧されたURL(閲覧先URL)への閲覧頻度の多い組を知りたいとき、あるいは、ある閲覧先URLが閲覧される前に閲覧されていたURL(閲覧元URL)の閲覧頻度の多い組を知りたいときは、上述したように、閲覧頻度データベース42の閲覧元URL51のデータ、あるいは閲覧先URL52のデータを基準に検索が行われる。
以下、閲覧元URLが"http://www.jp/index.html"として、その閲覧先ランキングを知りたい旨の順位提供要求の例で説明する。図10に示すような画面を用いて閲覧元URLデータがクライアント端末2から送信されたとすると、S32において、閲覧頻度データベース42内に、受信した閲覧元URLに一致、すなわち閲覧元URLに適合するデータがあるかが判断される(S33)。閲覧頻度データベース42に適合するファイルがあれば、S33でYESとなって、閲覧頻度データベース42によって抽出されたデータが頻度の多い順にソートされる(S34)。そのソートされたデータは、順位提供部44及び順位提供要求通信部43を介して、クライアント端末2へ送信される(S35)。S33においてNOの場合は、適合するデータがない旨を示すメッセージが、順位提供通信部43から順位提供要求を送信したクライアント端末2へ送信される(S36)。
上述した閲覧元URLが"http://www.jp/index.html"である場合、閲覧頻度データベースのデータ54、55、56が適合するので、これらは頻度順に、すなわちデータ54、56、55の順に並び替えられ、クライアント端末2に送信される。
従って、ユーザは、中継装置に接続されたユーザグループが閲覧したファイルに限定した順位の提供を受けることができる。
従って、従来のように検索ヒット件数が膨大になり過ぎることがなく、効率的に順位データを得ることができる。
なお、以上説明した2つの実施の形態に係わる動作を実行するプログラムは、フロッピー(登録商標)ディスク、CD−ROM等の可搬媒体や、ハードディスク等の記憶装置等に、その全体あるいは一部が記録され、あるいは記憶されている。そのプログラムがコンピュータにより読み取られて、動作の全部あるいは一部が実行される。あるいは、そのプログラムの全体あるいは一部を通信ネットワークを介して流通または提供することができる。利用者は、通信ネットワークを介してそのプログラムをダウンロードしてコンピュータにインストールしたり、あるいは記録媒体からコンピュータにインストールすることで、容易に本発明の中継装置を実現することができる。
なお、上述した2つの実施の形態に係わる中継装置は、従来のキャッシュサーバと同様に、サーバから送信されたファイルを一時的に保存する為の一時保存領域を備えても良い。
上述したように、予め決められたユーザあるいは端末装置からのファイル閲覧要求に基づいて検索用データが生成されるので、ユーザグループが閲覧したファイルに限定して、閲覧ファイルデータあるいは閲覧順位データの提供を受けることができる。従って、本発明は、ナレッジマネジメントの一つの有効なツールを実現することができるものである。
本発明は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を変えない範囲において、種々の変更、改変等が可能である。
本発明の第1の実施の形態に係わるファイル転送システムの構成を示す構成図である。 第1の実施の形態に係わる中継装置の構成例を示す構成図である。 第1の実施の形態に係わる索引データベースに格納される索引データの例を示す図である。 第1の実施の形態に係わる、ファイル閲覧要求を受信したときの中継装置の動作例を示すフローチャートである。 第1の実施の形態に係わる、ファイル検索要求を受信したときの中継装置の動作例の流れを示すフローチャートである。 第1の実施の形態に係わる、中継装置に設けられたサイトのトップ画面の例を示す図である。 本発明の第2の実施の形態に係わる中継装置の構成例を示す構成図である。 第2の実施の形態に係わる索引データベースに格納されるデータの例を示す図である。 第2の実施の形態に係わる、クライアント端末から送信されるファイル閲覧要求データの例を示す図である。 第2の実施の形態に係わる、中継装置の予め決められたURLにアクセスすると、クライアント端末の表示装置上に表示される画面例を示す図である。 第2の実施の形態に係わる、ファイル閲覧要求を受信した際の中継装置の動作例の流れを示すフローチャートである。 第2の実施の形態に係わる、順位提供要求を受信した際の、中継装置の動作例の流れを示すフローチャートである。
符号の説明
1・・・中継装置
2・・・クライアント端末
3、6・・・ネットワーク
4・・・サーバ装置
5・・・メモリ装置

Claims (6)

  1. 予め決められた端末装置あるいは予め決められたユーザからのファイル閲覧要求を受信し、
    受信した前記ファイル閲覧要求に含まれる閲覧元ファイルの識別子と閲覧先ファイルの識別子を抽出し、
    前記閲覧元ファイルの識別子と前記閲覧先ファイルの識別子の組み合わせの出現する頻度のデータである閲覧頻度データをメモリ手段にストアし、
    前記閲覧頻度データに対する順位提供要求に応じて、前記閲覧頻度データを検索し、
    前記順位提供要求を送信した端末装置あるいはユーザに、検索された閲覧頻度データを送信することを特徴とする閲覧頻度データ提供方法。
  2. 前記予め決められた端末装置あるいは前記予め決められたユーザは、複数のグループに分けられ、前記検索された閲覧頻度データは、グループ毎に前記閲覧頻度データを検索した結果のデータであることを特徴とする請求項1に記載の閲覧頻度データ提供方法。
  3. 予め決められた端末装置あるいは予め決められたユーザからのファイル閲覧要求を受信して、ネットワークに接続されたファイルデータストア手段へファイル転送要求を出力するファイル転送部と、
    受信した前記ファイル閲覧要求に含まれる閲覧元ファイルの識別子と閲覧先ファイルの識別子を抽出し、かつ前記閲覧元ファイルの識別子と前記閲覧先ファイルの識別子の組み合わせの出現する頻度のデータである閲覧頻度データをストアする閲覧頻度データストア手段と、
    前記閲覧頻度データに対する順位提供要求に応じて、前記閲覧頻度データを検索する閲覧頻度データ検索部と、
    前記順位提供要求を送信した端末装置あるいはユーザに、前記閲覧頻度データ検索部の検索結果データを送信する通信手段とを有することを特徴とする中継装置。
  4. 前記予め決められた端末装置あるいは前記予め決められたユーザは、複数のグループに分けられ、前記検索された閲覧頻度データは、グループ毎に前記閲覧頻度データを検索した結果のデータであることを特徴とする請求項3に記載の中継装置。
  5. コンピュータに、
    予め決められた端末装置あるいは予め決められたユーザからのファイル閲覧要求を受信して、ネットワークに接続されたファイルデータストア手段へファイル転送要求を出力するファイル転送機能と、
    受信した前記ファイル閲覧要求に含まれる閲覧元ファイルの識別子と閲覧先ファイルの識別子を抽出し、かつ前記閲覧元ファイルの識別子と前記閲覧先ファイルの識別子の組み合わせの出現する頻度のデータである閲覧頻度データをストアする閲覧頻度データストア機能と、
    前記閲覧頻度データに対する順位提供要求に応じて、前記閲覧頻度データを検索する閲覧頻度データ検索機能と、
    前記順位提供要求を送信した端末装置あるいはユーザに、前記閲覧頻度データ検索部の検索結果データを送信する通信機能とを実現させるためのプログラム。
  6. 請求項5のプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2011519443A (ja) * 2008-03-28 2011-07-07 アルカテル−ルーセント 少なくとも1つのコンテンツに関する相補データを特定する方法、前記相補データを送信する方法、ならびに関連処理装置およびアプリケーションサーバ

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