JP2005148690A - 可動式ピンホールメガネ - Google Patents

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Tetsuo Okubo
哲郎 大久保
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SEIKATSU KAGAKU KENKYUSHO KK
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SEIKATSU KAGAKU KENKYUSHO KK
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Abstract

【課題】 従来のピンホールメガネには、ピンホールの大きさや、その数と配置についての問題、またピンホールと眼との空間の確保ついての問題、更に使用する人の顔の大きさの違いや、両眼の位置とその間隔の違いに対する調整機能が無いことなど、使いづらく実用性に欠けていた。
【解決手段】 ピンホールの大きさと配置については、眼の機能性と光の直進性とに鑑み、眼球をあまり動かさないで焦点を絞り、まつげがピンホールに触れないで暗い空間からピンホールを通して外界を見通せるピンホールゴーグルの考案と、眉間の部分に伸縮調節具を設けたフレームの考案により、使用時の違和感を極力抑えるよう工夫した。
更に、ピンホールゴーグルを形成する材料は、天然素材を多く使用し、眼にやさしく癒しの用具だという期待感の醸成を促し、またピンホールゴーグルの前面表側に視覚的話題性をもたせることで、使用する頻度が自ずと向上し、本来の効果がしっかり発揮されるよう工夫した。
【選択図】 図1

Description

本発明は、従来のピンホールメガネが意図した視力低下の予防や視力の矯正、回復効果という本来的な機能性の向上と共に、外見の視覚的表現力や話題性など、附帯的な効用の創造も意図した可動式ピンホールメガネに関するものである。
従来のピンホールメガネは、ただ単にメガネのレンズ部分に非透光性の板体に複数のピンホールを設け、その板体をレンズの代りに装着したものや、アイマスクに複数のピンホールを設けたものがあった。
実開平6−50031 公報「保健眼鏡」 特公平7−51138 公報「アイマスク」 特開2000−292752 公報「メガネレンズ」
以上、述べた従来のピンホールメガネやアイマスクには、以下のような問題点があった。
即ち、ピンホールの大きさや、その配置と数に関する客観的合理性の追求が必しもなされていないこと、またピンホールと眼との空間についても適当な空間が確保されていないため、まつげがピンホールに触れるなどの煩わしさがあること、更に各人の顔の大小の違いや、左右の眼の間隔の違いに対する調整機能が無いため、顔につけた時のおさまり具合がよくないことなどの欠点があり、実用性に欠けていた。
また、実際に従来のものを使用し、ピンホールを通して外界を見る場合、左右の眼の中で結ぶ像が重なり合わない状態(普通に両眼で外界を見る場合、左眼の中で結ぶ像と右眼の中で結ぶ像は、自然に重り合って見えるよう脳の中で調整されている)で見えることが多く、その左右の眼の中で結ぶ像の微妙なズレの調整は、視野が狭い場合は難しく、それを無理に調整しようとすると眼や頭が痛くなるなどの違和感が生じるので、ピンホールゴーグルの方を動かして、左右の像が重なって見えるよう調整する必要があった。
本発明は前記のような従来の問題点を解決し、視力低化の予防や、視力の矯正、回復など、本来の機能性の向上を図り、日常生活の中で役に立つ実用的で使いやすいピンホールメガネの実現を目的とする。
本発明は前記目的を達成するため、メガネのレンズに相当す部分に、ピンホール(2)を設けた板体の縁にシェイド(3)を設け、ゴーグルのように成形したピンホールゴーグル(1)は、まつげがピンホールに触れない程度の空間が保たれ、シェイド(3)で光が遮られたことにより、ピンホールゴーグル(1)の内側の暗くなった部分からピンホール(2)を通して外界をより明瞭に見ることができるよう工夫した。
また、ピンホールゴーグル(1)のピンホール(2)の位置を、左右の眼の瞳の位置に合わせられるようフレーム(4)の眉間の部分に伸縮調節具(5)を設け、左右のピンホール(2)を自在に眼の瞳の位置に調節して、左右の眼の視線とピンホール(2)の位置を合わせることができるので、各人の顔の大きさの違いや、左右の眼の間隔の違いを克服し、老若男女誰でも手軽に気持ちよく使用できるよう工夫した。
また、本発明はピンホールメガネの機能性をより向上させるため、ピンホール(2)の直経は約1mm〜1.5mm位とし、瞳の中心に相当する所に1点、その上下左右に各1点を約5mm〜6mm位の間隔で配置し、ピンホール(2)の配置全体を虹彩の大きさ位にとどめることで、ピンホール(2)が自然に視線と一直線上となり、歪みのない像が眼の中で結ばれるよう工夫した。
更に、この可動式ピンホールメガネのピンホールゴーグル(1)のゴーグル前面表側(7)には、写真やシンボルマーク、或いはコマーシャル等の印刷を施し、商業媒体としても利用できるので、本来のピンホールメガネの効果と附帯して、テレホンカード等の表面の印刷と同様、種々の話題性が加味され、多くの人々に試用する機会がもたらされると同時に、この可動式ピンホールメガネを愛用する人の使用頻度も増え、本来の効果が増幅されるよう工夫したものである。
そしてまた、ピンホールゴーグル(1)を形成する材料の中に、植物由来のプラスチック素材や、トルマリンなどのマイナスイオンを発生させる天然素材を使用することで、体にやさしく癒しの効果への期待も作用し、使用頻度も増加することにより、本来期待される効果を増幅させると共に、従来のピンホールメガネの欠点であった使いづらさや、見栄えの悪さなどの違和感を極力抑えられるよう工夫した。
上述したように本発明の可動式ピンホールメガネは、従来のものに見られた欠点を改善し、使いやすくしたことにより使用頻度が増加し、眼には適度な明暗の刺激が与えられ、瞳孔の敏感な反応が促されるのと共に、遠くの物を見たり近くの物を見たりすることで自然に毛様体筋の緊張・弛緩運動が適度に促され、視細胞や視神経の働きもそれらの運動や刺激に伴い活性化され、ピンホールメガネの本来の効果である視力低化の予防や視力の矯正、回復の機能を提供できるものとした。
また、本発明の可動式ピンホールメガネは上述の如く、光の直進性の原理やピンホールを通した歪みの少ない結像現象など、合理性に基づき考案されたピンホールゴーグル(1)や伸縮調節具(8)を用いることにより、本来の機能性が充分に発揮されるもので、視力低下の予防や視力矯正、回復のための用具としての期待に沿うものとした。
更に、ゴーグル前面表側(7)に写真やシンボルマーク等の印刷がなされ、商業媒体としての利用が可能となったことにより、今まで想像もしなかった広範囲の数多く人々が、視力矯正効果に関しての新たな認識を持つようになり、それらの人々の視力回復の実例が、また新たな人々の視力回復への意欲をもたらし、この可動式ピンホールメガネの可能性をより拡大するものである。
以下、本発明実施の形態を図1〜図4に基づいて説明する。
(イ) ピンホールゴーグル(1)は一体に成形したもので、ピンホール(2)とシェイド(3)とゴーグル前面表側(7)から構成され、原材料は自然由来の素材をできるだけ使用すると共に、アイマスクとあまり変わらない位に軽く仕上げたものである。
(ロ) 一体で成形したピンホールゴーグル(1)を眉間の部分に伸縮調節具(5)を設けたフレーム(4)に締め付け具(6)により装着する。
(ハ) フレーム(4)に装着された左右のピンホールゴーグル(1)は使用する人の左右の眼の瞳とピンホール(2)が真っすぐ一直線になるような位置に伸縮調節具(5)を用い調整し、左と右のピンホールが視覚的に重なり合って見えるように使用する。
(ニ) ゴーグル前面表側(6)には、景色や人の写真、或いはシンボルマークなど、使う人の趣向に叶った図柄を印刷することができる。
本発明は、以上のような構成で、この可動式ピンホールメガネの特微は、軽量であると共に体にやさしい素材でできているので、乗り物の中でアイマスクの代りに使用したり、新聞を読んだり、またテレビの視聴や、カラオケ画面の歌詞を読むことにも活用することができ、自然に視力の回復が期待できるものとした。
本発明の斜視図 本発明の正面図 本発明の一部を切り開いた状態の平面図 本発明の他の実施例を示した斜視図
符号の説明
1 ピンホールゴーグル
2 ピンホール
3 シェイド
4 フレイム
5 伸縮調節具
6 ゴーグル前面表側
7 締め付け具

Claims (4)

  1. ピンホール(2)を設けた板体の縁にシェイド(3)を設け、ゴーグルのように成形したピンホールゴーグル(1)を、フレーム(4)の中央部(眉間の部分)に伸縮調節具(5)を設けたフレーム(4)に装着した可動式ピンホールメガネ。
  2. ピンホールゴーグル(1)の前面に設けたピンホール(2)の直経は、約1mm〜1.5mm位とし、その配置は眼の瞳孔の中心に相当する部分に1点、その上下左右に各1点、約5mm〜6mm位の間隔で設けた請求項1記載の可動式ピンホールメガネ。
  3. フレーム(4)の眉間の部分に伸縮調節具(5)を設け、ピンホールゴーグル(1)の位置を自在に左右に動かし調整することができる請求項1記載の可動式ピンホールメガネ。
  4. ピンホールゴーグル(1)のゴーグル前面表側(7)に、写真やシンボルマークなどを印刷し、商業媒体としても利用できるよう工夫した請求項1記載の可動式ピンホールメガネ。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2008031259A1 (fr) * 2006-08-22 2008-03-20 Aili Guo Procédé permettant d'améliorer une image visuelle et filtre diaphragme visuel spécialement conçu pour ledit procédé
WO2011081602A1 (en) * 2009-12-31 2011-07-07 Nanyang Polytechnic Visual acuity assessment system and method
WO2012102332A1 (ja) * 2011-01-28 2012-08-02 Konno Hikoyuki 老眼矯正体及び老眼矯正方法
KR20160064860A (ko) * 2014-11-28 2016-06-08 김승한 차광구조를 갖는 안경렌즈

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