JP2005144799A - インクジェット記録媒体 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 吸水性支持体上にインク受容層を有するインクジェット記録媒体において、インク受容層が平均粒子径0.5〜2.0μmの多孔質顔料、結着剤、及び、HLB値が10.0以上15.0以下の界面活性剤を含有し、且つ、該界面活性剤はインク受容層の10〜30質量%含有し、インク受容層の乾燥塗布量が0.2〜1.0g/m2の範囲で設けられていることを特徴とするインクジェット記録媒体。
【選択図】 なし
Description
(1)吸水性支持体上にインク受容層を有するインクジェット記録媒体において、インク受容層が平均粒子径0.5〜2.0μmの多孔質顔料、結着剤、及び、HLB値が10.0以上15.0以下の界面活性剤を含有し、且つ、該界面活性剤はインク受容層の10〜30質量%含有し、インク受容層の乾燥塗布量が0.2〜1.0g/m2の範囲で設けられていることを特徴とするインクジェット記録媒体。
「インクジェット紙用塗工原紙の作成(吸水性支持体の作成)」
濾水度450mlcsfのLBKP90部に濾水度480mlcsfのNBKP10部を混合し、炭酸カルシウムを4部、アルキルケテンダイマー0.1部、カチオン系ポリ(メタ)アクリルアミド0.05部、カチオン化デンプン1部、硫酸バンド0.5部を添加し、坪量110g/m2の原紙を長網抄紙機で抄造し、2%のデンプン溶液を片面当たりの乾燥後塗布量が0.4g/m2になるようにサイズプレス装置で塗布、乾燥し、JIS−P8128による灰分値が3.8%のインクジェット紙用塗工原紙を得た。
無定形シリカ顔料〔商品名:サイリシア310;富士シリシア(株)製、粒子径1.4μm〕55部を、水600部中に分散し、これに結着剤としてポリビニルアルコール〔商品名:クラレポバールPVA−117,(株)クラレ製〕10%水溶液200部、カチオン性樹脂〔商品名:ユニセンスCP103、センカ(株)製〕10部、界面活性剤としてポリオキシアルキレンアルキルエーテル〔商品名:ノイゲンET−143 第一工業製薬(株)、HLB値12.1〕15部を添加しインク受容層用塗液とした。この塗液を上記のインクジェット紙用塗工原紙に乾燥後の塗布量が0.5g/m2になるようにメイヤ・バーを用いて塗布乾燥した後、スーパーカレンダー処理を行ってインクジェット記録媒体を得た。
「インクジェット紙用塗工原紙の作成(吸水性支持体の作成)」
実施例1と同様にしてインクジェット紙用塗工原紙を得た。
「インクジェット記録媒体の作成(インク受容層の形成)」
ポリオキシエチレンラウリルエーテル〔商品名:ノイゲンET−143 第一工業製薬(株)、HLB値12.1〕15部の代わりにポリオキシエチレンラウリルエーテル〔商品名:ノイゲンET−102 第一工業製薬(株)、HLB値10.8〕15部を使用した以外は、実施例1と同様にしてインクジェット記録媒体を得た。
「インクジェット紙用塗工原紙の作成(吸水性支持体の作成)」
実施例1と同様にしてインクジェット紙用塗工原紙を得た。
「インクジェット記録媒体の作成(インク受容層の形成)」
ポリオキシエチレンラウリルエーテル〔商品名:ノイゲンET−143 第一工業製薬(株)、HLB値12.1〕15部の代わりにポリオキシエチレンアルキルエーテル〔商品名:ノイゲンET−165 第一工業製薬(株)、HLB値14.5〕15部を使用した以外は、実施例1と同様にしてインクジェット記録媒体を得た。
「インクジェット紙用塗工原紙の作成(吸水性支持体の作成)」
実施例1と同様にしてインクジェット紙用塗工原紙を得た。
「インクジェット記録媒体の作成(インク受容層の形成)」
ポリオキシエチレンラウリルエーテル〔商品名:ノイゲンET−143 第一工業製薬(株)、HLB値12.1〕15部の代わりにポリオキシエチレンラウリルエーテル〔商品名:ノイゲンET−83 第一工業製薬(株)、HLB値6.4〕15部を使用した以外は、実施例1と同様にしてインクジェット記録媒体を得た。
「インクジェット紙用塗工原紙の作成(吸水性支持体の作成)」
実施例1と同様にしてインクジェット紙用塗工原紙を得た。
「インクジェット記録媒体の作成(インク受容層の形成)」
ポリオキシエチレンラウリルエーテル〔商品名:ノイゲンET−143 第一工業製薬(株)、HLB値12.1〕15部の代わりにポリオキシエチレンラウリルエーテル〔商品名:ノイゲンET−190 第一工業製薬(株)、HLB値16.5〕15部を使用した以外は、実施例1と同様にしてインクジェット記録媒体を得た。
「インクジェット紙用塗工原紙の作成(吸水性支持体の作成)」
実施例1と同様にしてインクジェット紙用塗工原紙を得た。
「インクジェット記録媒体の作成(インク受容層の形成)」
ポリオキシエチレンラウリルエーテル〔商品名:ノイゲンET−143 第一工業製薬(株)、HLB値12.1〕5部使用し、無定形シリカ顔料〔商品名:サイリシア310;富士シリシア(株)製、粒子径1.4μm〕75部使用した以外は、実施例1と同様にしてインクジェット記録媒体を得た。
実施例1と同様にしてインクジェット紙用塗工原紙を得た。
「インクジェット記録媒体の作成(インク受容層の形成)」
ポリオキシエチレンラウリルエーテル〔商品名:ノイゲンET−143 第一工業製薬(株)、HLB値12.1〕35部使用し、無定形シリカ顔料〔商品名:サイリシア310;富士シリシア(株)製、粒子径1.4μm〕45部使用した以外は、実施例1と同様にしてインクジェット記録媒体を得た。
「インクジェット紙用塗工原紙の作成(基材の作成)」
実施例1と同様にしてインクジェット紙用塗工原紙を得た。
「インクジェット記録媒体の作成(インク受容層の形成)」
無定形シリカ顔料〔商品名:サイリシア310;富士シリシア(株)製、粒子径1.4μm〕75部を無定形シリカ顔料〔商品名:サイロジェット710C;グレースデビソン(株)製、粒子径1.0μm〕へ変更した以外は、実施例1と同様にしてインクジェット記録媒体を得た。
「インクジェット紙用塗工原紙の作成(基材の作成)」
実施例1と同様にしてインクジェット紙用塗工原紙を得た。
「インクジェット記録媒体の作成(インク受容層の形成)」
無定形シリカ顔料〔商品名:サイリシア310;富士シリシア(株)製、粒子径1.4μm〕を無定形シリカ顔料〔商品名:サイリシア350;富士シリシア(株)製、粒子径1.8μm〕へ変更した以外は、実施例1と同様にしてインクジェット記録媒体を得た。
「インクジェット紙用塗工原紙の作成(基材の作成)」
実施例1と同様にしてインクジェット紙用塗工原紙を得た。
「インクジェット記録媒体の作成(インク受容層の形成)」
無定形シリカ顔料〔商品名:サイリシア310;富士シリシア(株)製、粒子径1.4μm〕を無定形シリカ顔料〔商品名:サイロジェット703C;グレースデビソン(株)製、粒子径0.3μm〕へ変更した以外は、実施例1と同様にしてインクジェット記録媒体を得た。
「インクジェット紙用塗工原紙の作成(基材の作成)」
実施例1と同様にしてインクジェット紙用塗工原紙を得た。
「インクジェット記録媒体の作成(インク受容層の形成)」
無定形シリカ顔料〔商品名:サイリシア310;富士シリシア(株)製、粒子径1.4μm〕を無定形シリカ顔料〔商品名:サイリシア440;富士シリシア(株)製、粒子径3.5μm〕へ変更した以外は、実施例1と同様にしてインクジェット記録媒体を得た。
「インクジェット紙用塗工原紙の作成(基材の作成)」
濾水度450mlcsfのLBKP90部に濾水度480mlcsfのNBKP10部を混合し、炭酸カルシウムを10部、アルキルケテンダイマー0.1部、カチオン系ポリ(メタ)アクリルアミド0.05部、カチオン化デンプン1部、硫酸バンド0.5部を調製し、坪量110g/m2の原紙を長網抄紙機で抄造し、2%のデンプン溶液を片面当たりの乾燥後塗布量が0.4g/m2になるようにサイズプレス装置で塗布、乾燥し、JIS−P8128による灰分値が9.0%のインクジェット紙用塗工原紙を得た。
「インクジェット紙用塗工原紙の作成(基材の作成)」
実施例1と同様にしてインクジェット紙用塗工原紙を得た。
「インクジェット記録媒体の作成(インク受容層の形成)」
塗工量を0.1g/m2にした以外は、実施例1と同様にしてインクジェット記録媒体を得た。
「インクジェット紙用塗工原紙の作成(基材の作成)」
実施例1と同様にしてインクジェット紙用塗工原紙を得た。
「インクジェット記録媒体の作成(インク受容層の形成)」
塗工量を1.3g/m2にした以外は、実施例1と同様にしてインクジェット記録媒体を得た。
1.評価印字
市販のカラーインクジェットプリンタ ヒューレットパッカード社デザインジェット1055CMを使用し、黒、シアン、マジェンタ、イエローの単色及びレッド、グリーン、ブルーの重色べた及び細線の画像を印字した。
マクベス反射濃度計RD914を使用し、ヒューレットパッカード社デザインジェット1055CMで印字した、黒、シアン、マジェンタ、イエローの単色べた画像印字部の反射濃度を測定した。
ヒューレットパッカード社デザインジェット1055CMで白紙部に独立して印字したシアン100%とマゼンタ100%の200%重色印字部分のにじみを官能評価した。
評価基準
◎:優れている。
○:良好。
△:やや劣る。
×:劣る。
ヒューレットパッカード社デザインジェット1055CMでシアン100%とマゼンタ100%の200%重色印字部とシアン100%とイエロー100%の200%印字部が接するように印字し、その境界部分のにじみを官能評価した。
評価基準
◎:優れている。
○:良好。
△:やや劣る。
×:劣る。
作製されたインクジェット記録用紙と基材を比較して目視で判定した。
評価基準
◎:優れている。
○:良好。
△:やや劣る。
×:劣る。
××:非常に劣る。
Claims (3)
- 吸水性支持体上にインク受容層を有するインクジェット記録媒体において、インク受容層が、平均粒子径0.5〜2.0μmの多孔質顔料、結着剤、及び、HLB値が10.0以上15.0以下の界面活性剤を含有し、且つ、該界面活性剤はインク受容層の10〜30質量%含有し、インク受容層の乾燥塗布量が0.2〜1.0g/m2の範囲で設けたことを特徴とするインクジェット記録媒体。
- 吸水性支持体がJIS−P8128による灰分値が5%未満の紙類である請求項1記載のインクジェット記録媒体。
- インク受容層は、0.5〜2.0μmの多孔質顔料を50〜85質量%含有する請求項1又は2に記載のインクジェット記録媒体。
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