JP2005144778A - 隠蔽用部材 - Google Patents
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Abstract
【課題】 剥離部位及びその剥離強度を任意に設定でき、また剥離後に剥離残部表面への水性スタンプ等での捺印あるいは水性インキ等での署名などが可能な隠蔽用部材を提供する。
【解決手段】基材の一方の面に、少なくとも隠蔽層、凝集破壊性層及び粘着剤層がこの順に積層されてなる隠蔽用部材であって、上記凝集破壊性層の層内部で剥離された際の剥離残部表面の吸水度がJIS P8140による測定で3.0g/m2以上である隠蔽用部材。
【選択図】 図1
【解決手段】基材の一方の面に、少なくとも隠蔽層、凝集破壊性層及び粘着剤層がこの順に積層されてなる隠蔽用部材であって、上記凝集破壊性層の層内部で剥離された際の剥離残部表面の吸水度がJIS P8140による測定で3.0g/m2以上である隠蔽用部材。
【選択図】 図1
Description
本発明は、隠蔽用部材に関し、詳しくは、はがき、カード等の情報部材に表示された情報を被覆隠蔽する親展ラベル等の隠蔽用部材に関する。
従来、秘密情報が表示されたはがきなどの情報部材の秘密情報表面を被覆して、該秘密情報を隠蔽する隠蔽用部材が知られている。また、往復はがきの往信面に表示されている秘密情報を被覆し、かつその返信面に記載する秘密情報を被覆することができる隠蔽用部材も知られている。
従来、このような隠蔽用部材としては、例えば、バラツキのないスムースな剥離を目的として、結合層と剥離剤層を有し、この間で剥離可能に結合させてなるもの(特許文献1)、紙基材の片面に擬似接着部材層が積層され、さらに、擬似接着部材の表面に粘着剤層を介して透明フイルムが積層され、該透明フイルムの表面に感熱接着剤層が設けられている隠蔽用部材(特許文献2)が提案されていた。
従来、このような隠蔽用部材としては、例えば、バラツキのないスムースな剥離を目的として、結合層と剥離剤層を有し、この間で剥離可能に結合させてなるもの(特許文献1)、紙基材の片面に擬似接着部材層が積層され、さらに、擬似接着部材の表面に粘着剤層を介して透明フイルムが積層され、該透明フイルムの表面に感熱接着剤層が設けられている隠蔽用部材(特許文献2)が提案されていた。
近年、上記隠蔽用部材を親展ラベル等として用いる場合、例えば往復はがきの返信面に記載されている秘密情報上に設けられたラベル上に、確認・承認のために、捺印、署名等を施す必要性がでてきた。従来の親展ラベルの場合、ラベルを剥離した後に接着層側に残存する樹脂層は疎水性のフィルム状であり、この表面に水性スタンプで捺印あるいは水性インキで署名等をした場合、残存層のインキの吸収が悪いため、捺印等が移動時などに擦れてインキが落ちて消えてしまうなどの問題が生じていた。
本発明は、上記従来技術の状況に鑑みてなされたものであり、剥離部位及びその剥離強度を任意に設定でき、また剥離後に剥離残部表面への水性スタンプ等での捺印あるいは水性インキ等での署名などが可能な隠蔽用部材を提供することを目的とする。
本発明は、上記従来技術の状況に鑑みてなされたものであり、剥離部位及びその剥離強度を任意に設定でき、また剥離後に剥離残部表面への水性スタンプ等での捺印あるいは水性インキ等での署名などが可能な隠蔽用部材を提供することを目的とする。
本発明者らは、上記課題を解決するために鋭意検討を行った結果、基材の一方の面に、少なくとも隠蔽層、特定の凝集破壊性層及び粘着剤層をこの順に積層し、かつ上記隠蔽用部材を剥離する際に上記凝集破壊性層内部で剥離するように構成してなる隠蔽用部材により前記課題を達成することができることを見出し、この知見に基づいて本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明は、基材の一方の面に、少なくとも隠蔽層、凝集破壊性層及び粘着剤層がこの順に積層されてなる隠蔽用部材であって、該隠蔽用部材を上記凝集破壊性層の層内部で剥離した際の剥離残部表面の吸水度がJIS P8140による測定で3.0g/m2以上である隠蔽用部材(隠蔽用部材I)、及び基材の一方の面に、少なくとも隠蔽層及び凝集破壊性層が積層され、更に該凝集破壊性層の表面に粘着剤層を介して剥離シートが剥離処理面を該粘着剤層に接して積層され、該剥離シートの他面に接着剤層が設けられてなる隠蔽用部材であって、該隠蔽用部材を上記凝集破壊性層の層内部で剥離した際の剥離残部表面の吸水度がJIS P8140による測定で3.0g/m2以上である隠蔽用部材(隠蔽用部材II)を提供するものである。
本発明の隠蔽用部材Iは、その層内で剥離可能な凝集破壊性層を有するので、剥離部位及びその剥離強度を任意に設定することができ、また該凝集破壊性層が特定の性質を有することから、該剥離残部表面への水性スタンプ等での捺印あるいは水性インキ等で署名が可能となる。
また、本発明の隠蔽用部材IIは、例えば、往復はがき等の往信面に表示されている秘密情報を被覆し、かつその返信面に記載する秘密情報を被覆することができ、更に返信面に貼着された該部材を剥離した際の剥離残部表面に水性スタンプ等での捺印あるいは水性インキ等で署名が可能となる。
また、本発明の隠蔽用部材IIは、例えば、往復はがき等の往信面に表示されている秘密情報を被覆し、かつその返信面に記載する秘密情報を被覆することができ、更に返信面に貼着された該部材を剥離した際の剥離残部表面に水性スタンプ等での捺印あるいは水性インキ等で署名が可能となる。
以下、本発明を更に詳細に説明する。
本発明の隠蔽用部材は、秘密情報が表示されたシート状部材、例えば往復はがき、カードその他の親展書類などの秘密情報表示面を覆い、秘密情報を隠蔽するためのものである。隠蔽される秘密情報とは、例えば、他人に知られたくない預金口座の暗証番号、預金残高、ローン返済残高などの情報である。
本発明の隠蔽用部材は、秘密情報が表示されたシート状部材、例えば往復はがき、カードその他の親展書類などの秘密情報表示面を覆い、秘密情報を隠蔽するためのものである。隠蔽される秘密情報とは、例えば、他人に知られたくない預金口座の暗証番号、預金残高、ローン返済残高などの情報である。
まず、本発明の隠蔽用部材Iについて以下に述べる。(図1参照)
隠蔽用部材Iにおいては、基材1の片面に隠蔽層2が積層されている。基材1は、例えば上質紙、アート紙、クラフト紙、コート紙、含浸紙、合成紙などの各種紙などが挙げられ、好ましくは上質紙、コート紙、アート紙、含浸紙などの紙、及びこれらとポリエチレンやポリプロピレンなどのプラスチックフイルムの積層シートである。基材の厚みは特に制限ないが、通常30〜200μmの範囲であり、好ましくは50〜150μmの範囲である。隠蔽層2としては、例えばアクリル系樹脂、合成ゴム系樹脂、ポリエチレン、ポリプロピレン等のオレフィン系樹脂、酢酸ビニル、エチレンビニルアルコール等のビニル系樹脂、ポリエステル系樹脂、セルロース系樹脂、エポキシ系樹脂、ウレタン系樹脂等の合成樹脂または天然ゴム系樹脂、澱粉やカゼイン等の天然高分子系樹脂等の樹脂にカーボンブラック、ベンガラ等の顔料やアニリンブラックなどの染料等の着色剤を含有させたものが挙げられる。着色剤の配合量は、通常樹脂100固形分質量部当り5〜100固形分質量部である。
また、隠蔽層2は通常、基材の片面に1〜20g/m2、好ましくは5〜10g/m2設けられる。
本発明には、隠蔽層2として、上記基材1の凝集破壊性層3に接する側の表面に隠蔽印刷を施したものも包含される。
隠蔽用部材Iにおいては、基材1の片面に隠蔽層2が積層されている。基材1は、例えば上質紙、アート紙、クラフト紙、コート紙、含浸紙、合成紙などの各種紙などが挙げられ、好ましくは上質紙、コート紙、アート紙、含浸紙などの紙、及びこれらとポリエチレンやポリプロピレンなどのプラスチックフイルムの積層シートである。基材の厚みは特に制限ないが、通常30〜200μmの範囲であり、好ましくは50〜150μmの範囲である。隠蔽層2としては、例えばアクリル系樹脂、合成ゴム系樹脂、ポリエチレン、ポリプロピレン等のオレフィン系樹脂、酢酸ビニル、エチレンビニルアルコール等のビニル系樹脂、ポリエステル系樹脂、セルロース系樹脂、エポキシ系樹脂、ウレタン系樹脂等の合成樹脂または天然ゴム系樹脂、澱粉やカゼイン等の天然高分子系樹脂等の樹脂にカーボンブラック、ベンガラ等の顔料やアニリンブラックなどの染料等の着色剤を含有させたものが挙げられる。着色剤の配合量は、通常樹脂100固形分質量部当り5〜100固形分質量部である。
また、隠蔽層2は通常、基材の片面に1〜20g/m2、好ましくは5〜10g/m2設けられる。
本発明には、隠蔽層2として、上記基材1の凝集破壊性層3に接する側の表面に隠蔽印刷を施したものも包含される。
本発明の隠蔽用部材Iにおいては、上記隠蔽層2に凝集破壊性層3を積層する。本発明において凝集破壊性層3とは、隠蔽用部材Iを剥離する際に、該凝集破壊性層3とその隣接層との界面において剥離することなく、その層内の凝集破壊により剥離する性質を有する層であり、層と層との界面で破壊する界面破壊に相対するものである。
このような凝集破壊性層3としては、例えば、ポリエステル樹脂、エチレンビニルアルコール、酢酸ビニル、アクリル樹脂、セルロース樹脂、ウレタン樹脂、塩化ビニル樹脂、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体などの透明な樹脂バインダーを主材とし、これにシリカ、アルミナ、カオリン、ガラスビーズ、タルク、炭酸カルシウム、アクリルビーズ、スチレンビーズなどの粉末充填材を混合せしめたものが用いられる。本発明においては、樹脂バインダーとしてアクリル樹脂が、また粉末充填剤としてシリカが好ましく使用される。
このような凝集破壊性層3としては、例えば、ポリエステル樹脂、エチレンビニルアルコール、酢酸ビニル、アクリル樹脂、セルロース樹脂、ウレタン樹脂、塩化ビニル樹脂、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体などの透明な樹脂バインダーを主材とし、これにシリカ、アルミナ、カオリン、ガラスビーズ、タルク、炭酸カルシウム、アクリルビーズ、スチレンビーズなどの粉末充填材を混合せしめたものが用いられる。本発明においては、樹脂バインダーとしてアクリル樹脂が、また粉末充填剤としてシリカが好ましく使用される。
粉末充填材は透明あるいは不透明のいずれでもよいが、透明充填材が好ましく用いられる。その平均粒径は、レーザ回折測定法で0.5〜30μm、更に1〜20μmのものが好ましい。また、その配合量は、樹脂バインダー100固形分質量部に対し75〜600固形分質量部、特に100〜500固形分質量部であることが好ましい。75固形分質量部以上であれば該層の剥離によって更に十分な粗面化が得られ、捺印適性に優れ、600固形分質量部以下であれば、該樹脂層の透明性が更に良好となる。
本発明に用いられる上記凝集破壊性層3は、隠蔽された秘密情報を見るために隠蔽用部材Iを剥離した際に、層内部で剥離された前記凝集破壊性層3の剥離残部表面の吸水度が、JIS P8140に準じて測定した値で3.0g/m2以上であり、4.0〜30.0g/m2、更に5.0〜20.0g/m2の範囲内であることが好ましい。吸水度が上記範囲内であれば水性スタンプ等での捺印性能、水性インキ等での署名性能が特に優れたものとなる。
また、上記凝集破壊性層3の剥離残部表面の平滑度は、JIS P8119に準じて測定した値で1000秒以下、更に10〜1000秒、特に50〜500秒の範囲内であることが好ましい。平滑度が上記範囲内であれば、水性スタンプ等での捺印性能、水性インキ等での署名性能が更に優れたものとなる。
上記隠蔽層2を基材1上に、また凝集破壊性層3を隠蔽層2に設ける方法としては、種々の方法を用いることができるが、例えばエアナイフコート、ロールコート、バーコート、グラビアコート、ダイコート等の任意の塗工方法や印刷により行うことができる。
上記凝集破壊性層3は、3〜20g/m2、更に4〜15g/m2設けることが好ましい。
また、上記凝集破壊性層3の剥離残部表面の平滑度は、JIS P8119に準じて測定した値で1000秒以下、更に10〜1000秒、特に50〜500秒の範囲内であることが好ましい。平滑度が上記範囲内であれば、水性スタンプ等での捺印性能、水性インキ等での署名性能が更に優れたものとなる。
上記隠蔽層2を基材1上に、また凝集破壊性層3を隠蔽層2に設ける方法としては、種々の方法を用いることができるが、例えばエアナイフコート、ロールコート、バーコート、グラビアコート、ダイコート等の任意の塗工方法や印刷により行うことができる。
上記凝集破壊性層3は、3〜20g/m2、更に4〜15g/m2設けることが好ましい。
本願発明の隠蔽用部材Iは、上記凝集破壊性層3の表面に粘着剤層4を有している。粘着剤層4は、少なくとも1種の粘着剤からなるものであり、例えばゴム系粘着剤、アクリル樹脂系粘着剤、ウレタン樹脂系粘着剤などが挙げられる。ゴム系粘着剤の具体例としては、天然ゴム、スチレン−ブタジエンゴム、ポリイソブチレンゴム、イソプレンゴムなどが挙げられる。アクリル樹脂系粘着剤の具体例としては、アクリル酸メチル、アクリル酸エチル、アクリル酸プロピル、アクリル酸ブチル、アクリル酸2−エチルヘキシル、メタクリル酸エチル、メタクリル酸ブチル、アクリロニトリルなどの単独重合体若しくは共重合体などが挙げられる。これらの粘着剤のうち、好ましいものとしては、アクリル樹脂系粘着剤が挙げられる。
上記粘着剤には、さらに必要に応じて粘着付与剤、充填剤、軟化剤、熱光安定剤、酸化防止剤、架橋剤などを配合することができる。粘着付与剤としては、ロジン系樹脂、テルペンフェノール樹脂、テルペン樹脂、石油樹脂などが挙げられる。充填剤としては、亜鉛華、酸化チタン、シリカ、炭酸カルシウム、硫酸バリウムなどが挙げられる。軟化剤としては、プロセスオイル、液状ゴム、可塑剤などが挙げられる。熱光安定剤としては、ベンゾフェノン系、ベンゾトリアゾール系、ヒンダードアミン系熱光安定剤などが挙げられ、酸化防止剤としては、アニリド系、フェノール系、ホスファイト系、チオエステル系酸化防止剤などが挙げられる。架橋剤としては、イソシアネート系、エポキシ系、アミン系などの架橋剤が挙げられる。
凝集破壊性層3と粘着剤の投錨性が不足する場合は、凝集破壊性層3の粘着剤塗布面にコロナ放電処理を施したり、ポリエステル樹脂、ウレタン樹脂、塩素化ポリオレフィン樹脂などを主成分とし、必要に応じて充填剤を配合したプライマーを塗布してプライマー層を設けることができる。粘着剤層4は、その上から情報を透視することができる程度の透明性を有するものであればよい。
粘着剤層4は凝集破壊性層3の表面に種々の方法により設けることができるが、例えば上記の粘着剤を適当な溶剤に溶解させて塗布する方法、適当な媒体に分散あるいは乳化させて塗布する方法、無溶媒で塗布又はカレンダーロールにより塗工する方法などが挙げられる。粘着剤層4の厚みは、特に限定されるものではなく、通常10〜100μmの範囲にすればよく、好ましくは20〜50μmの範囲である。
なお、図示しないが、隠蔽用部材Iには、使用前に粘着剤層4を保護するために、必要に応じ該粘着剤層4表面に、グラシン紙、クラフト紙、上質紙等の紙やポリエチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂等のポリオレフィン樹脂、ポリブチレンテレフタレート樹脂、ポリエチレンテレフタレート樹脂等のポリエステル樹脂などのフィルムの片面がシリコーン樹脂、アルキッド樹脂などの剥離剤で剥離処理された保護シートを設けておくこともできる。
粘着剤層4は凝集破壊性層3の表面に種々の方法により設けることができるが、例えば上記の粘着剤を適当な溶剤に溶解させて塗布する方法、適当な媒体に分散あるいは乳化させて塗布する方法、無溶媒で塗布又はカレンダーロールにより塗工する方法などが挙げられる。粘着剤層4の厚みは、特に限定されるものではなく、通常10〜100μmの範囲にすればよく、好ましくは20〜50μmの範囲である。
なお、図示しないが、隠蔽用部材Iには、使用前に粘着剤層4を保護するために、必要に応じ該粘着剤層4表面に、グラシン紙、クラフト紙、上質紙等の紙やポリエチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂等のポリオレフィン樹脂、ポリブチレンテレフタレート樹脂、ポリエチレンテレフタレート樹脂等のポリエステル樹脂などのフィルムの片面がシリコーン樹脂、アルキッド樹脂などの剥離剤で剥離処理された保護シートを設けておくこともできる。
次に、本発明は、上記隠蔽用部材Iの粘着剤層4面に、更に片面が剥離処理された剥離シート5及び接着剤層6を有する隠蔽用部材IIをも提供する。(図2参照)
隠蔽用部材IIにおいて、粘着剤層4に積層されている片面が剥離処理された剥離シート5としては、その上から隠蔽されていた情報を透視することができる程度の透明性を有する剥離シート基材が用いられる。この基材の適当な例としては、透明グラシン紙などの透明紙、ポリエチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂などのポリオレフィン樹脂、ポリブチレンテレフタレート樹脂、ポリエチレンテレフタレート樹脂などのポリエステル樹脂などの透明プラスチックフイルムなどが挙げられるが、これらに限定されるものではない。この基材の表面は、シリコーン樹脂、アルキッド樹脂などの剥離剤で剥離処理されていることが好ましい。剥離シート5の厚みは、適宜選定すればよいが、通常10〜200μmの範囲であり、好ましくは20〜100μmの範囲である。
隠蔽用部材IIにおいて、粘着剤層4に積層されている片面が剥離処理された剥離シート5としては、その上から隠蔽されていた情報を透視することができる程度の透明性を有する剥離シート基材が用いられる。この基材の適当な例としては、透明グラシン紙などの透明紙、ポリエチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂などのポリオレフィン樹脂、ポリブチレンテレフタレート樹脂、ポリエチレンテレフタレート樹脂などのポリエステル樹脂などの透明プラスチックフイルムなどが挙げられるが、これらに限定されるものではない。この基材の表面は、シリコーン樹脂、アルキッド樹脂などの剥離剤で剥離処理されていることが好ましい。剥離シート5の厚みは、適宜選定すればよいが、通常10〜200μmの範囲であり、好ましくは20〜100μmの範囲である。
剥離シート5の粘着剤層4に接する剥離剤層を有する反対の面には、感熱接着剤層や感圧接着剤層などの接着剤層6が設けられている。感熱接着剤層6に使用される感熱接着剤は、種々の感熱接着剤が使用でき、例えばエチレン−酢酸ビニル共重合体、エチレン−アクリル酸エステル共重合体、飽和ポリエステル、ポリエチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂等のポリオレフィン樹脂、ポリウレタン樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂、ポリ塩化ビニリデン樹脂、ポリビニルアルコールなどの単独若しくは共重合体などが挙げられ、好ましくはエチレン−酢酸ビニル共重合体、エチレン−アクリル酸エステル共重合体、ポリオレフィン樹脂が挙げられる。
感圧接着剤層に使用される感圧接着剤には、前述した粘着剤と同様のものが使用できる。
感圧接着剤層に使用される感圧接着剤には、前述した粘着剤と同様のものが使用できる。
上記接着剤層6には、さらに必要に応じて粘着付与剤、充填剤、軟化剤、熱光安定剤、酸化防止剤、架橋剤などの添加剤を配合することができる。これらの添加剤は、前記の粘着剤に使用したものと同様のものが使用できる。接着剤層6には、その上から隠蔽されていた情報を透視できる程度の透明性が必要であり、また、加熱あるいは加圧することにより接着力が発現し、強固に接着するものが好ましい。接着剤層6は、秘密情報が表示されたシート状部材の該情報表示面に強固に貼着されるものであり、秘密情報表示面に貼着されている隠蔽用部材IIを剥ぎ取るとき、接着剤層6と秘密情報表示面の界面では剥離が生じることなく、粘着剤層4と表面が剥離処理されている剥離シート5の界面で剥離することが必要である。該接着剤層6の厚みは、目的に応じ適宜選定すればよいが、通常3〜100μmの範囲であり、好ましくは5〜50μmの範囲である。接着剤層6が粘着剤からなる場合は、接着剤層6を保護するため、その表面に隠蔽用部材Iで述べた保護シートを貼付することが好ましい。粘着剤層6が感熱接着剤である場合は、感熱接着剤は常温では粘着力がなく、他の部材に接しても接着することがなく、従って更に表面に保護シートを貼付する必要がない。
本発明の隠蔽用部材IIは、その表面に設けられた接着剤層6を、例えば秘密情報が表示された往復はがきの往信用はがきなどの秘密情報表示面に貼着することにより、その秘密情報表示面を被覆することができる。そして、隠蔽された情報を見るために該隠蔽用部材IIを剥すと、剥離処理されている剥離シート5と粘着剤層4の界面で剥離され、剥離シート5は接着剤層6を介して秘密情報表示面に接着したまま残り、基材1に隠蔽層2、凝集破壊性層3、粘着剤層4が順次積層された二次隠蔽用部材として隠蔽用部材Iが剥ぎ取られる。その結果、透明の剥離シート5の上から秘密情報を透視することができる。
本発明においては、次に別の秘密情報表示面にその剥ぎ取った隠蔽用部材Iの粘着剤層4を、例えば往復はがきの返信用はがきに貼着させることにより、別の秘密情報をその隠蔽用部材Iで被覆することができる。本発明の隠蔽用部材Iは、凝集破壊性層3の内部破壊強度が、該凝集破壊性層3とその隣接層との間の接着強度より低くなるように構成されている。そのため、上記別の秘密情報を見るために該隠蔽用部材Iを剥すと、秘密情報表示面に貼着された粘着剤層4や凝集破壊性層3とその隣接層との界面では剥離せず、凝集破壊性層3の層内部で剥離される。その結果、粘着剤層4を介して別の秘密情報表示面に接着したまま残っている凝集破壊性層3の剥離残部の上から別の秘密情報を透視することができる。また、凝集破壊性層3の剥離残部表面は、水性スタンプでの捺印や水性インキでの署名が可能であり、上記別の秘密情報について確認の捺印、署名をするなどして保存することが可能となる。
また、本発明においては、保護シート上に隠蔽用部材Iを貼付したものを用意し、保護シートを剥がして、隠蔽用部材Iを上記のように使用してもよい。
本発明の隠蔽用部材I及びIIは、特に往復はがきなどの隠蔽用親展ラベルなどとして有用である。
また、本発明においては、保護シート上に隠蔽用部材Iを貼付したものを用意し、保護シートを剥がして、隠蔽用部材Iを上記のように使用してもよい。
本発明の隠蔽用部材I及びIIは、特に往復はがきなどの隠蔽用親展ラベルなどとして有用である。
以下に、本発明を実施例によりさらに具体的に説明するが、本発明はこれらの例によって何ら制限されるものではない。
実施例1
厚さ88μm、坪量104.7g/m2の両面コート紙(商品名:OKコートNグリーン100、王子製紙(株)製)を基材として、該基材の片面に下記配合の隠蔽層をマイヤーバーを用いて乾燥固形質量約6.7g/m2の塗工量で塗布後、130℃雰囲気の熱風乾燥機中で1分間乾燥した。次に、隠蔽層上に下記組成の凝集破壊性層をマイヤーバーを用いて乾燥固形質量約7.7g/m2の塗工量で塗布後130℃雰囲気の熱風乾燥機中で1分間乾燥した。別に、下記の粘着剤を、片面がシリコーン剥離剤により表面処理された保護シート(グラシン紙、厚み:72μm)に転写塗工法で、アプリケーターバー(3mil)を用い乾燥固形質量で約20g/m2塗布後、90℃雰囲気の熱風乾燥機中で1分間乾燥させ、20μm厚の粘着剤層を形成した後、上記凝集破壊性層の表面に貼合積層して図1の本発明の隠蔽用部材Iの一実施例である隠蔽用親展ラベルを作製した。
実施例1
厚さ88μm、坪量104.7g/m2の両面コート紙(商品名:OKコートNグリーン100、王子製紙(株)製)を基材として、該基材の片面に下記配合の隠蔽層をマイヤーバーを用いて乾燥固形質量約6.7g/m2の塗工量で塗布後、130℃雰囲気の熱風乾燥機中で1分間乾燥した。次に、隠蔽層上に下記組成の凝集破壊性層をマイヤーバーを用いて乾燥固形質量約7.7g/m2の塗工量で塗布後130℃雰囲気の熱風乾燥機中で1分間乾燥した。別に、下記の粘着剤を、片面がシリコーン剥離剤により表面処理された保護シート(グラシン紙、厚み:72μm)に転写塗工法で、アプリケーターバー(3mil)を用い乾燥固形質量で約20g/m2塗布後、90℃雰囲気の熱風乾燥機中で1分間乾燥させ、20μm厚の粘着剤層を形成した後、上記凝集破壊性層の表面に貼合積層して図1の本発明の隠蔽用部材Iの一実施例である隠蔽用親展ラベルを作製した。
各層配合
(隠蔽層)
プライマルB−15B(組成:アクリル系樹脂、ロームアンドハースジャパン(株)製)
185固形分質量部
ニューコートHA402(組成:アクリル系樹脂、新中村化学工業(株)製)
100固形分質量部
SAブラックDY−6(組成:カーボンブラック、御国色素(株)製)
38固形分質量部
(凝集破壊製層)
ミズカシルP−78A(組成:シリカ、平均粒径6μm、水澤化学工業(株)製)
100固形分質量部
バナテックスHG−9(組成:アクリル系樹脂、新中村化学工業(株)製)
25固形分質量部
(粘着剤)
オリバインBPS 3233D(組成:アクリル系樹脂、東洋インキ製造(株)製)
(隠蔽層)
プライマルB−15B(組成:アクリル系樹脂、ロームアンドハースジャパン(株)製)
185固形分質量部
ニューコートHA402(組成:アクリル系樹脂、新中村化学工業(株)製)
100固形分質量部
SAブラックDY−6(組成:カーボンブラック、御国色素(株)製)
38固形分質量部
(凝集破壊製層)
ミズカシルP−78A(組成:シリカ、平均粒径6μm、水澤化学工業(株)製)
100固形分質量部
バナテックスHG−9(組成:アクリル系樹脂、新中村化学工業(株)製)
25固形分質量部
(粘着剤)
オリバインBPS 3233D(組成:アクリル系樹脂、東洋インキ製造(株)製)
実施例2〜4
実施例1において、凝集破壊性層においてバナテックスHG−9の配合量及び凝集破壊性層の塗工量を下記のように代えてそれぞれ実施例2、3及び4を行い、隠蔽用親展ラベルを作製した。
配合量(固形分質量部) 塗工量(g/m2)
実施例2 50 8.8
実施例3 75 8.4
実施例4 100 13.7
実施例1において、凝集破壊性層においてバナテックスHG−9の配合量及び凝集破壊性層の塗工量を下記のように代えてそれぞれ実施例2、3及び4を行い、隠蔽用親展ラベルを作製した。
配合量(固形分質量部) 塗工量(g/m2)
実施例2 50 8.8
実施例3 75 8.4
実施例4 100 13.7
比較例1
実施例1において、隠蔽層、及び凝集破壊性層に代わる樹脂層の各々について、その配合組成を下記のようにし、かつ隠蔽層の塗工量を6g/m2、樹脂層の塗工量を約6g/m2とした以外は実施例1と同様にして隠蔽用親展ラベルを作製した。
実施例1において、隠蔽層、及び凝集破壊性層に代わる樹脂層の各々について、その配合組成を下記のようにし、かつ隠蔽層の塗工量を6g/m2、樹脂層の塗工量を約6g/m2とした以外は実施例1と同様にして隠蔽用親展ラベルを作製した。
各層配合
(隠蔽層)
ニューコートHA402(組成:アクリル系樹脂、新中村化学工業(株)製)
100固形分質量部
プライマルB−15B(組成:アクリル系樹脂、ロームアンドハースジャパン(株)製)
200固形分質量部
SAブラックDY−6(組成:カーボンブラック、御国色素(株)製)
38固形分質量部
(樹脂層)
ハイテックS9242(組成:ポリオレフィン系樹脂、東邦化学工業(株)製)
100固形分質量部
ケミパールW300(組成:ポリエチレン系ワックス、三井化学(株)製)
30固形分質量部
(隠蔽層)
ニューコートHA402(組成:アクリル系樹脂、新中村化学工業(株)製)
100固形分質量部
プライマルB−15B(組成:アクリル系樹脂、ロームアンドハースジャパン(株)製)
200固形分質量部
SAブラックDY−6(組成:カーボンブラック、御国色素(株)製)
38固形分質量部
(樹脂層)
ハイテックS9242(組成:ポリオレフィン系樹脂、東邦化学工業(株)製)
100固形分質量部
ケミパールW300(組成:ポリエチレン系ワックス、三井化学(株)製)
30固形分質量部
上記実施例1〜4及び比較例1で得られた親展ラベルの各々について、以下のようにして隠蔽性、剥離性、吸水度、平滑度及び捺印適性を評価した。結果を表1に示す。
(1)隠蔽性
親展ラベルから保護シートを剥がし、その粘着剤層面をはがきに貼付し、蛍光灯に透かしてはがきに書かれた情報が隠蔽されているか否かを判定した。情報が読み取れなければ合格(合)、情報が読み取れるものは不合格(否)とした。
(2)剥離性
親展ラベルから保護シートを剥がし、その粘着剤層面をはがきに貼付した後、はがきから剥がし、剥離位置及びその形態を目視で評価した。凝集破壊により凝集破壊性層で層内剥離を起こしたものは○、層間界面で剥離したものは×とした。
(1)隠蔽性
親展ラベルから保護シートを剥がし、その粘着剤層面をはがきに貼付し、蛍光灯に透かしてはがきに書かれた情報が隠蔽されているか否かを判定した。情報が読み取れなければ合格(合)、情報が読み取れるものは不合格(否)とした。
(2)剥離性
親展ラベルから保護シートを剥がし、その粘着剤層面をはがきに貼付した後、はがきから剥がし、剥離位置及びその形態を目視で評価した。凝集破壊により凝集破壊性層で層内剥離を起こしたものは○、層間界面で剥離したものは×とした。
(3)吸水度
親展ラベルから保護シートを剥がし、その粘着剤層面をはがきに貼付し、はがきから剥がした後の、剥離残部表面の吸水度をJIS P8140に準じて60秒間の値を測定した。
(4)平滑度
親展ラベルから保護シートを剥がし、その粘着剤層面をはがきに貼付し、はがきから剥がした後の、剥離残部表面の平滑度をJIS P8119に準じて測定した。
(5)捺印適性
親展ラベルから保護シートを剥がし、その粘着剤層面をはがきに貼付し、はがきから剥がした後、はがき側の剥離残部上に水性スタンプで捺印し、10秒以内にガーゼで拭き取り、捺印像が残っていれば合格(合)、残っていなければ不合格(否)とした。
親展ラベルから保護シートを剥がし、その粘着剤層面をはがきに貼付し、はがきから剥がした後の、剥離残部表面の吸水度をJIS P8140に準じて60秒間の値を測定した。
(4)平滑度
親展ラベルから保護シートを剥がし、その粘着剤層面をはがきに貼付し、はがきから剥がした後の、剥離残部表面の平滑度をJIS P8119に準じて測定した。
(5)捺印適性
親展ラベルから保護シートを剥がし、その粘着剤層面をはがきに貼付し、はがきから剥がした後、はがき側の剥離残部上に水性スタンプで捺印し、10秒以内にガーゼで拭き取り、捺印像が残っていれば合格(合)、残っていなければ不合格(否)とした。
実施例5
実施例1で得た隠蔽用親展ラベル(親展ラベルAという)の保護シートの代わりに、片面がシリコーン剥離剤によって剥離処理された剥離シート(透明ポリエチレンテレフタレートフィルム、厚さ38μm)を用い、剥離処理が施されていない面に、ポリオレフィン系感熱接着剤(商品名:ザイクセンAC、住友精化(株)製)を10μm厚に塗布して接着剤層を設け、隠蔽用親展ラベル(親展ラベルBという)を作製した。
得られた親展ラベルBを、往復はがきの往信はがきの表面に表示されている秘密情報を覆うために、秘密情報表示面にヒートシールすることにより接着した。これにより強い接着が得られ、また秘密情報表示面を十分に被覆することができた。
次に、ヒートシールにより貼着された隠蔽用部材Bを剥すと、剥離シートの剥離処理面と粘着剤層の界面で剥離した。このとき、凝集破壊性層は剥離しなかった。剥ぎ取られた後の親展ラベルBの残部は、その表面が剥離シートになっており、隠蔽された秘密情報を透視することができた。剥ぎ取った隠蔽用ラベルは、親展ラベルAとして往復はがきの返信はがきの別の秘密情報表示面を覆うため使用される。親展ラベルAは、その裏面が粘着剤層になっており、容易に返信はがきの別の秘密情報表示面に貼着することができた。
実施例1で得た隠蔽用親展ラベル(親展ラベルAという)の保護シートの代わりに、片面がシリコーン剥離剤によって剥離処理された剥離シート(透明ポリエチレンテレフタレートフィルム、厚さ38μm)を用い、剥離処理が施されていない面に、ポリオレフィン系感熱接着剤(商品名:ザイクセンAC、住友精化(株)製)を10μm厚に塗布して接着剤層を設け、隠蔽用親展ラベル(親展ラベルBという)を作製した。
得られた親展ラベルBを、往復はがきの往信はがきの表面に表示されている秘密情報を覆うために、秘密情報表示面にヒートシールすることにより接着した。これにより強い接着が得られ、また秘密情報表示面を十分に被覆することができた。
次に、ヒートシールにより貼着された隠蔽用部材Bを剥すと、剥離シートの剥離処理面と粘着剤層の界面で剥離した。このとき、凝集破壊性層は剥離しなかった。剥ぎ取られた後の親展ラベルBの残部は、その表面が剥離シートになっており、隠蔽された秘密情報を透視することができた。剥ぎ取った隠蔽用ラベルは、親展ラベルAとして往復はがきの返信はがきの別の秘密情報表示面を覆うため使用される。親展ラベルAは、その裏面が粘着剤層になっており、容易に返信はがきの別の秘密情報表示面に貼着することができた。
情報が隠蔽された返信はがきは、更に情報の伝達相手に送付され、受取人は、返信はがきに表示された秘密情報を見るため、上記親展ラベルAを剥離するが、この際、親展ラベルAは、いずれかの層間で剥離することなく、凝集破壊性層内部で剥離された。そして、剥離後の剥離残部から秘密情報を透視することができた。秘密情報を確認した受取人は、受取りあるいは情報確認の印として前記剥離残部表面に水性スタンプによる捺印、水性インキによる署名等を容易に行うことができ、その捺印、署名は擦れて消える等の問題は生じなかった。
図3は、往復はがきの返信はがきに、必要な秘密情報を記載した後、その隠蔽情報を被覆するために、親展ラベルA(符号8)を貼着している状態を示したものであり、秘密情報を見るために、その一端がめくられている状態を示している。
図3は、往復はがきの返信はがきに、必要な秘密情報を記載した後、その隠蔽情報を被覆するために、親展ラベルA(符号8)を貼着している状態を示したものであり、秘密情報を見るために、その一端がめくられている状態を示している。
本発明は、隠蔽用部材に関し、往復はがき用の親展ラベル、親展書類等の秘密情報の隠蔽とセキュリティラベルなどの捺印等が必要な隠蔽用紙のセキュリティ等に利用できる。
1 基材
2 隠蔽層
3 凝集破壊性層
4 粘着剤層
5 剥離シート
6 接着剤層
8 親展ラベルA
13 剥離残部
2 隠蔽層
3 凝集破壊性層
4 粘着剤層
5 剥離シート
6 接着剤層
8 親展ラベルA
13 剥離残部
Claims (5)
- 基材の一方の面に、少なくとも隠蔽層、凝集破壊性層及び粘着剤層がこの順に積層されてなる隠蔽用部材であって、該隠蔽用部材を上記凝集破壊性層の層内部で剥離した際の剥離残部表面の吸水度がJIS P8140による測定で3.0g/m2以上である隠蔽用部材。
- 基材の一方の面に、少なくとも隠蔽層及び凝集破壊性層が積層され、更に該凝集破壊性層の表面に粘着剤層を介して剥離シートが剥離処理面を該粘着剤層に接して積層され、該剥離シートの他面に接着剤層が設けられてなる隠蔽用部材であって、該隠蔽用部材を上記凝集破壊性層の層内部で剥離した際の剥離残部表面の吸水度がJIS P8140による測定で3.0g/m2以上である隠蔽用部材。
- 前記凝集破壊性層の内部破壊強度が、該凝集破壊性層とその隣接層との間の接着強度より低いことを特徴とする請求項1又は2に記載の隠蔽用部材。
- 前記層内部で剥離された凝集破壊性層の剥離残部表面の平滑度がJIS P8119による測定で1000秒以下である請求項1〜3のいずれかに記載の隠蔽用部材。
- 前記凝集破壊性層が、樹脂バインダー100固形分質量部に対し充填剤を75〜600固形分質量部含有する組成物からなる請求項1〜4のいずれかに記載の隠蔽用部材。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003383326A JP2005144778A (ja) | 2003-11-13 | 2003-11-13 | 隠蔽用部材 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2003383326A JP2005144778A (ja) | 2003-11-13 | 2003-11-13 | 隠蔽用部材 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005144778A true JP2005144778A (ja) | 2005-06-09 |
Family
ID=34692079
Family Applications (1)
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JP2003383326A Pending JP2005144778A (ja) | 2003-11-13 | 2003-11-13 | 隠蔽用部材 |
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Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2005144778A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009062088A (ja) * | 2007-09-10 | 2009-03-26 | Lintec Corp | シート貼付装置及び貼付方法 |
-
2003
- 2003-11-13 JP JP2003383326A patent/JP2005144778A/ja active Pending
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