JP2005144015A - 遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】係合する際の係止片の撓み方向が一方向であるため、係合後に反対方向に係止片を撓ませれば簡単に係合が解除されてしまうという課題があった。
【解決手段】本発明にかかる遊技機において、待ち受け部25に第一および第二のガイド部25b,25aを設け、それぞれにより異なる方向に係止片15bを撓ませつつ待ち受け部25に係合させる。これにより、上記係合を解除する場合にも異なる二方向に係止片15bを撓ませることが必要となり、同係合の解除が困難となる。従って、制御ボックスの封止が強固で、簡単に制御基板等に不正がなされない遊技機を提供することができる。
【選択図】 図11

Description

本発明は、制御基板を収容した制御ボックスを備えた遊技機に関する。
従来、この種の遊技機として、可撓性を有する係止片を撓ませながら待ち受け部に挿入することにより、係止片が原形状に復元した際には係止片が待ち受け部に係合するものが知られている(例えば、特許文献1における図3の係止片32および図7の封止部材44b参照。)。
かかる構成によれば、係止片を待ち受け部に挿入するだけで係合が可能であるため、工具等も必要なく簡単に制御ボックスを封止させることが可能であった。
特開2002−172243号公報
上述した従来の遊技機において、係止片が係合する際に撓む方向は一方向(例えば、略U字状の封止部材44bであればそれぞれ内側方向)であるため、それとは反対方向に係止片が撓まされれば簡単に係合を解除することが可能であった。従って、制御ボックスの封止状態が解除され内部に収容された制御基板に不正がなされてしまうという課題があった。
本発明は、上記課題にかんがみてなされたもので、係合を解除するための係止片の撓み方向を一方向としないことにより、容易に封止状態が解除されない制御ボックスを備える遊技機の提供を目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1にかかる発明では、皿部材と蓋部材とを相対移動させて皿部材の開口を蓋部材により閉鎖した状態で両者を固定させる封止構造を有する制御ボックスを備える遊技機において、
上記皿部材と上記蓋部材の一方から延設された略棒状の係止片と、上記係止片が設けられない上記皿部材と上記蓋部材のいずれかに設けられ上記皿部材と上記蓋部材とが相対移動する際に上記係止片が挿入される待ち受け部と、上記待ち受け部に形成され上記係止片の挿入方向の奥方に面する抜け止め面と、上記係止片に形成され上記係止片の挿入方向の前方に面する係止面と、上記待ち受け部に形成され上記係止片が挿入される際に傾斜面にて上記係止片を案内することにより同係止片を撓ませるとともに上記皿部材の開口が上記蓋部材により閉鎖されるまで両者を相対移動させたとき同係止片を原形状に復元させることにより、上記抜け止め面より上記挿入方向の奥方にて上記係止面を同抜け止め面と対面させる第一のガイド部と、上記待ち受け部に形成され上記係止片が原形状に同復元したとき同係止片に当接し上記第一のガイド部による撓み方向へ同係止片が撓むことを規制する規制部と、上記待ち受け部に形成され上記係止片が挿入される際に傾斜面にて上記係止片を案内することにより上記第一のガイド部による撓みとは異なる方向に同係止片を撓ませて上記規制部が同係止片に干渉しないようにする第二のガイド部とを具備する構成としてある。
すなわち、皿部材と蓋部材とが相対可能であり、両者を所定の位置まで相対移動させることにより、上記皿部材の開口を上記蓋部材により閉鎖させることができる。この状態において、封止構造が上記皿部材と上記蓋部材とを固定することにより、制御ボックスを封止することができる。上記皿部材と上記蓋部材のいずれか一方には略棒状の係止片が延設され、もう一方には上記皿部材と上記蓋部材とが相対移動する際に同係止片が挿入される待ち受け部が設けられる。上記係止片の挿入方向の奥方に面する抜け止め面が上記待ち受け部に形成される。一方、上記係止片の挿入方向の前方に面する係止面が上記係止片に形成される。
上記待ち受け部に形成された第一のガイド部は、上記係止片が挿入される際に傾斜面にて上記係止片を案内し同係止片を撓ませる。そして、第一のガイド部は、上記皿部材の開口が上記蓋部材により閉鎖されるまで両者を相対移動させたときには、同係止片を原形状に復元させる。このとき、上記係止面が上記抜け止め面より挿入方向の奥方にて、同抜け止め面に対面する。すなわち、上記抜け止め面が挿入方向の前方から干渉するため、同係止面を挿入方向の前方に移動できなくさせることができる。これにより、上記係止片を上記待ち受け部に対して抜け止めすることができ、これらを互いに係合させることができる。つまり。これらが形成された上記皿部材と上記蓋部材との相対移動を規制し、上記制御ボックスを封止することができる。
また、上記待ち受け部に形成された規制部は、上記係止片が原形状に同復元したとき同係止片に当接する。これにより、上記第一のガイド部による撓み方向へ同係止片が撓むことを規制することができる。すなわち、上記第一のガイド部による撓み方向へ上記係止片を再び撓ませることにより、上記係合が解除されるのを防止する。上記待ち受け部に形成された第二のガイド部は、記係止片が挿入される際に傾斜面にて上記係止片を案内し同係止片を撓ませる。これにより、上記係止片が上記規制部に干渉することなく、上記待ち受け部に上記係止片を挿入させることができる。
第二のガイド部による上記係止片の撓み方向は、上記第一のガイド部による撓みとは異なる方向である。従って、上記待ち受け部に対する上記係止片の上記係合を解除するには、上記係止片の上記規制部への干渉を避けるように同係止片を撓ませつつ、これとは異なる上記第一のガイド部による撓み方向への同係止片を撓ませなければならず、上記係合の解除が困難となる。すなわち、上記係合を解除するには、上記係止片を異なる二方向に変形させなければならず、上記制御ボックスの内部に備えられた制御基板等に対する不正が困難となる。
本発明は、上記の構成に限られるものではなく、以下の手段も含むものである。
手段1
手段1にかかる発明は、請求項1に記載の発明において、上記皿部材と上記蓋部材とをスライドさせて同皿部材の開口を同蓋部材により閉鎖する構成としてある。
すなわち、上記皿部材と上記蓋部材とをスライドさせることにより、上記係止片を上記待ち受け部に係合させることができ、同時に上記制御ボックスを閉鎖させた状態で封止することが可能となる。
手段2
手段2にかかる発明は、請求項1に記載の発明において、上記皿部材と上記蓋部材とは互いに回動可能であり、両者を所定の角度に回動させることにより同皿部材の開口が同蓋部材により閉鎖される構成としてある。
すなわち、上記皿部材と上記蓋部材とを回動させることによっても上記係止片を上記待ち受け部に係合させることができ、同時に上記制御ボックスを閉鎖させた状態で封止することが可能となる。
手段3
手段3にかかる発明は、請求項1または手段1または手段2のいずれかに記載の発明において、上記係止片の上記第一のガイド部による撓み方向と、上記第二のガイド部による撓み方向とは直角に交差する構成としてある。
すなわち、上記係止片の上記第一のガイド部による撓み方向と、上記第二のガイド部による撓み方向とは共通の方向成分を有しないこととなる。従って、上記抜け止めを解除すべく上記第一のガイド部による撓み方向へ上記係止片を再び撓ませた場合に、偶然、上記第二のガイド部による撓み方向に上記係止片が撓んで上記係合が解除されてしまうことが防止できる。
手段4
手段4にかかる発明は、請求項1または手段1から手段3のいずれかに記載の発明において、上記係止片は、軸方向が挿入方向と略一致し、同挿入方向の奥方の端部が自由端とされる構成としてある。
すなわち、上記係止片は挿入方向の奥方の端部を自由端として上記第一および第二のガイド部により撓むことが可能となる。上記係止片の軸方向が挿入方向と略一致するため、上記係止片を挿入させるための上記待ち受け部を小さく形成することができる。
手段5
手段5にかかる発明は、請求項1または手段1または手段4のいずれかに記載の発明において、上記係止面および上記抜け止め面は上記係止片の挿入方向に対して略垂直な平面である構成としてある。
すなわち、上記係止面および上記抜け止め面は上記係止片の挿入方向に対して略垂直な平面である。従って、上記係止面と上記抜け止め面とが対面した状態で上記係止片を挿入方向前方に引き抜こうとしても、上記係止片を引き抜く力は両平面にて垂直に作用する。従って、上記係止片を引き抜く力は全て両者間における摩擦力となり、これらの接触面にて両者を滑らすような分力は生成されない。従って、上記係止片を挿入方向前方に無理に引っ張っても、これらの接触面にて両者を滑らすような分力は生成されず、上記係合が解除されることはない。
手段6
手段6にかかる発明は、請求項1または手段1から手段5のいずれかに記載の発明において、上記係止片は上記皿部材の開口が上記蓋部材により閉鎖されるまで上記皿部材と上記蓋部材を相対移動させたとき、壁面に囲われて外部から区画される構成としてある。
すなわち、上記制御ボックスの封止状態において、上記係止片を外部から保護することにより、同係止片が変形させられて上記係合が解除されてしまうことを防止することができる。
手段7
手段7にかかる発明は、請求項1または手段1から手段6のいずれかに記載の発明において、上記皿部材および上記蓋部材は透明な合成樹脂で形成される構成としてある。
すなわち、上記係止片の状態が簡単に外部から視認することができるため、例えば上記係止片が破壊されたりして上記係合が解除されたことを確認しやすくすることができる。
手段8
手段8にかかる発明は、手段4または手段7のいずれかに記載の発明において、上記皿部材または上記蓋部材には、上記係止片を同係止片が延設された同皿部材または同蓋部材から切り離す刃物を侵入させるための窓穴が穿設される構成としてある。
すなわち、メンテナンス等の目的で上記制御ボックスの封止を解除させるために、上記係止片を同係止片が延設された同皿部材または同蓋部材から切り離すことができる。
手段9
手段9にかかる発明は、手段8に記載の発明において、上記窓穴は、上記遊技機に取り付けた状態における上記制御ボックスの視認可能な位置に形成される構成としてある。
すなわち、上記窓穴を視認可能な位置に形成しておくことにより、上記遊技機に上記制御ボックスを取り付けた状態で上記制御ボックスの開放履歴を簡単に確認することができる。
手段10
手段10にかかる発明は、手段6から手段9のいずれかに記載の発明において、上記待ち受け部は、底面と、同底面から立設し上記係止片を挿入方向奥方から囲む奥方壁面と、同底面から立設し上記係止片を挿入方向側方から囲む一対の側方壁面とからなる開放的な空間であるとともに、
上記皿部材の開口が上記蓋部材により閉鎖されるまで上記皿部材と上記蓋部材を相対移動させたとき、同待ち受け部が形成されない上記皿部材または上記蓋部材に形成された閉鎖面により蓋がされることにより外部から閉鎖的な空間とされる構成としてある。
すなわち、上記待ち受け部とは異なる部材の上記閉鎖面にて上記待ち受け部を閉鎖させることにより、封止状態においては上記待ち受け部を閉鎖空間として上記係止片を外部から保護しつつも、上記待ち受け部を開放的な形状に形成することができる。上記待ち受け部が開放的な形状であるため、上記待ち受け部の成形が簡単となる。例えば、樹脂成形における型抜き等の工程を簡単に行うことができる。
手段11
手段11にかかる発明は、手段10に記載の発明において、上記待ち受け部には、同待ち受け部が形成されない上記皿部材または上記蓋部材に形成された切り欠きに挿入されることにより上記閉鎖面と上記待ち受け部とが離間しないように拘束される浮き止め部が延設される構成としてある。
すなわち、上記閉鎖面と上記待ち受け部とを離間させて両者の間に隙間を生じさせることを防止することができる。従って、上記閉鎖面と上記待ち受け部とで囲まれた上記係止片に外部から不正を加えることを困難とすることができる。
手段12
手段12にかかる発明は、手段11に記載の発明において、上記待ち受け部と上記浮き止め部とが形成される板状部には同板状部の剛性を確保するためのリブが形成される構成としてある。
すなわち、リブが設けられることにより上記待ち受け部と上記浮き止め部とが形成される板状部の剛性を向上させることができ、上記待ち受け部の周囲が変形させられることによって上記閉鎖面と上記待ち受け部との間に隙間を生じさせることを防止することができる。
手段13
手段13にかかる発明は、手段4から手段12のいずれかに記載の発明において、上記係止片は二個備えられ、上記皿部材と上記蓋部材の一方から延設され略U字状に形成された係止部における互いに略平行な一対の棒状部分を構成する構成としてある。
すなわち、略U字状に形成された係止部が上記皿部材と上記蓋部材の一方から延設されるとともに、二個の上記係止片は同係止部において互いに略平行な一対の棒状部分を構成する。二個の上記係止片がそれぞれ上記待ち受け部に係合することができるため、上記係合の強度を強いものとすることができる。また、上記係合を解除させるには、それぞれの上記係止片を異なる二方向に撓ませることを要するため、簡単に上記係合を解除することができない。
手段14
手段14にかかる発明は、手段13に記載の発明において、略U字の上記係止部は上記皿部材または上記蓋部材から略棒状の連結部を介して延設され、同連結部が上記窓穴から外部に露出する構成としてある。
すなわち、上記係止部が略棒状の上記連結部を介して延設され、同連結部は上記窓穴から外部に露出する。従って、メンテナンス等の際には上記窓穴を介して外部から上記連結部を切断することができる。上記連結部を切断すれば二個備えられる上記係止片の双方を上記皿部材または上記蓋部材から切り離すことができるため、二個の同係止片の拘束力を同時に失わせることができる。従って、上記係止片を二個備えたとしても上記制御ボックスの開放作業が煩雑なものとならない。
手段15
手段15にかかる発明は、手段13または手段14のいずれかに記載の発明において、略U字状の上記係止部は、二個の上記係止片の両方が上記底面に平行となるように配向されるとともに、
上記第一のガイド部は上記側方側面のそれぞれから内側に突設され上記係止部をそれぞれ内側に撓ませる構成としてある。
すなわち、上記係止片は挿入方向の奥方の自由端が上記側方側面のそれぞれから内側に突設された上記第一のガイド部のそれぞれの傾斜面に案内されることにより、上記係止片はそれぞれ内側に撓まされる。このように、上記係止片を内側に接近させるように撓ませれば、上記係止部の原形状より大きいスペースを上記待ち受け部に確保する必要がなくて済む。
手段16
手段16にかかる発明は、手段15に記載の発明において、上記規制部は、上記第一のガイド部より上記係止片の挿入方向の奥方において、略U字状の上記係止部における一対の上記係止片の間隔よりやや小さい幅で上記底面から突設されるとともに、
前方端部に上記底面までの傾斜面を上記第二のガイド部として有する構成としてある。
すなわち、上記規制部は上記底面から所定の高さで突設され、略U字状の上記係止部における一対の上記係止片の間隔よりやや小さい幅に形成される。従って、上記規制部における幅方向の外側側面のそれぞれが、原形状に復帰し上記底面に接する上記係止片のそれぞれに内側から対面する。すなわち、封止状態においては上記係止片が互い内側に撓むことができなくなる。これにより、上記係止片を互いに内側に撓ませて上記係合を解除することを防止することができる。
一方、上記係止部を上記待ち受け部に挿入させる際には、上記第一のガイド部による上記係止片のそれぞれの内側への撓みにより、同係止片の挿入方向の前方端部同士の間隔は狭まっている。また、上記規制部は上記第一のガイド部より上記係止片の挿入方向の奥方に形成されるため、上記係止片の前方端部が上記第二のガイド部としての傾斜面に到達するときの同前方端部同士の間隔は上記規制部や同傾斜面の幅よりも狭くなっている。従って、上記係止片の前方端部は両方とも上記傾斜面によって案内され、上記規制部と干渉することなく前方に進行することができる。
手段17
手段17にかかる発明は、手段15または手段16のいずれかに記載の発明において、上記リブは上記側方壁面を挟んだ上記第一のガイド部の反対側に形成される構成としてある。
すなわち、上記リブは上記第一のガイド部の周囲における剛性を向上させるため、上記第一のガイド部による変形の反力によって変形されることを防止することができる。
手段18
手段18にかかる発明は、請求項1または手段1から手段17のいずれかに記載の発明において、上記待ち受け部は、第二の抜け止め面を備えるとともに、
上記係止片には、上記第二のガイド部により同係止片が撓みつつ上記皿部材の開口が上記蓋部材により閉鎖されるまで上記皿部材と上記蓋部材とを相対移動させたとき同係止片が原形状に復元することにより、上記第二の抜け止め面より上記挿入方向の奥方にて同第二の抜け止め面と対面する第二の係止面が備えられる構成としてある。
すなわち、第一の係止面と第一の抜け止め面とによる係合と第二の係止面と第二の抜け止め面とによる係合とによって、上記係止片は上記待ち受け面に係合するため、より強固に上記制御ボックスを封止させることができる。上記係合を解除するには、上記係止片を上記第一のガイド部による撓み方向へ撓ませつつ、上記第二のガイド部による撓み方向にも撓ませる必要があるため、上記係合を解除するのは非常に困難となる。
手段19
手段19にかかる発明は、請求項1または手段1から手段18のいずれかに記載の発明において、上記第一のガイド部と上記第二のガイド部は上記係止片における異なる部位を撓ませる構成としてある。
すなわち、上記第一のガイド部による撓みと、上記第二のガイド部による撓みを異なる部位に分散させることにより、上記係止片における変形箇所が集中しないようにすることができる。
手段20
手段20にかかる発明は、皿部材と蓋部材とを相対移動させて皿部材の開口を蓋部材により閉鎖した状態で両者を固定させる封止構造を有する制御ボックスを備える遊技機において、
上記皿部材と上記蓋部材の一方から延設された略棒状の係止片と、
上記係止片が設けられない上記皿部材と上記蓋部材のいずれかに設けられ上記皿部材と上記蓋部材とが相対移動する際に上記係止片が挿入される待ち受け部と、
上記待ち受け部に形成され上記係止片の挿入方向の奥方に面する第一および第二の抜け止め面と、
上記係止片に形成され上記係止片の挿入方向の前方に面する第一および第二の係止面と、
上記待ち受け部に形成され上記係止片が挿入される際に傾斜面にて上記係止片を案内することにより同係止片を撓ませるとともに上記皿部材の開口が上記蓋部材により閉鎖されるまで両者を相対移動させたとき同係止片を原形状に復元させることにより、上記第一の抜け止め面より上記挿入方向の奥方にて上記第一の係止面を同第一の抜け止め面と対面させる第一のガイド部と、
上記待ち受け部に形成され上記係止片が挿入される際に傾斜面にて上記係止片を案内することにより上記第一のガイド部による撓みとは異なる方向に同係止片を撓ませるとともに上記皿部材の開口が上記蓋部材により閉鎖されるまで両者を相対移動させたとき同係止片を原形状に復元させることにより、上記第二の抜け止め面より上記挿入方向の奥方にて上記第二の係止面を同第二の抜け止め面と対面させる第二のガイド部とを具備する構成としてある。
かかる構成によっても、上記係止片と上記待ち受け部との係合を解除するには、上記係止片を上記第一のガイド部による撓み方向へ撓ませつつ、上記第二のガイド部による撓み方向にも撓ませる必要があるため、上記係合が解除されにくくすることができる。すなわち、必ずしも規制部を設けなくても、上記係合が解除されにくくすることができる。
以上説明したように、請求項1にかかる発明によれば、簡単に封止が解除されない制御ボックスを備える遊技機を提供することができる。
手段1にかかる発明によれば、皿部材と蓋部材とをスライドさせて制御ボックスを閉鎖させることができる。
手段2にかかる発明によれば、皿部材と蓋部材とを回動させて制御ボックスを閉鎖させることができる。
手段3にかかる発明によれば、偶然に皿部材と蓋部材との係合が解除されてしまうことを防止することができる。
手段4にかかる発明によれば、待ち受け部を小型化することができる。
手段5にかかる発明によれば、皿部材と蓋部材とを無理矢理スライドさせても係合が解除されないようにすることができる。
手段6にかかる発明によれば、係止片に外部から手を加え係合が解除されないようにすることができる。
手段7にかかる発明によれば、不正の痕跡を簡単に確認することができる。
手段8にかかる発明によれば、メンテナンス等を行う際には制御ボックスを開放させることができる。
手段9にかかる発明によれば、制御ボックスの開放履歴を簡単に確認することができる。
手段10にかかる発明によれば、待ち受け部の成形が簡単となるとともに、係止片に外部から手を加え係合が解除されないようにすることができる。
手段11にかかる発明によれば、係止片に外部から手を加え係合が解除されないようにすることができる。
手段12にかかる発明によれば、係止片に外部から手を加え係合が解除されないようにすることができる。
手段13にかかる発明によれば、より強固に皿部材と蓋部材とを係合させることができる。
手段14にかかる発明によれば、制御ボックスの開放作業が煩雑なものとならない。
手段15にかかる発明によれば、待ち受け部を小型化することができる。
手段16にかかる発明によれば、係止片を規制部に干渉させることなく挿入することができる。
手段17にかかる発明によれば、確実に第一のガイド部によって係止片を撓ませることができる。
手段18にかかる発明によれば、より強固に皿部材と蓋部材とを係合させることができる。
手段19にかかる発明によれば、係止片の弾性領域内にて同係止片を撓ませることができる。
手段20にかかる発明によれば、簡単に封止が解除されない制御ボックスを備える遊技機を提供することができる。
以下、下記の順序に従って本発明の実施形態を説明する。
(1)制御ボックスの設置例:
(2)第一の実施形態にかかる制御ボックスについて:
(3)第一の実施形態にかかる封止構造について:
(4)第二の実施形態:
(5)第三の実施形態:
(6)まとめ:
(1)制御ボックスの設置例:
図1は本発明を適用したパチンコ機を背面から見て示しており、制御ボックス70が背面側から視認できるように装着されている。同図において、制御ボックス70は外部から閉鎖された状態を維持し、内部に備えられた制御基板に不正されることを防止している。図に示すように、制御ボックス70はメンテナンスのためにパチンコ機60を開いたときには、パチンコ機60の背面側から直に視認できる位置に配設されている。従って、制御ボックス70内に不正をするために破損されていれば、次のメンテナンス時にはすぐに見つけることが可能となっている。また、制御ボックス70は透明な合成樹脂で形成されており、その収容された制御基板の様子もパチンコ機60の背面側から直に視認できる。
また、図2はスロットマシン(パチスロ)80の背面を示している。同スロットマシン80の背面側にも矩形箱形の制御ボックス90が装着されている。同図において、制御ボックス90は外部から閉鎖された状態を維持し、内部に備えられた制御基板に不正されることを防止している。同図に示すように、メンテナンスのためにスロットマシン80を開いたときには容易に制御ボックス90を視認できる。従って、制御ボックス90内に手を加えるなどのために制御ボックス90が破損されていれば、次のメンテナンス時にすぐに見つけることが可能となっている。
図示していないが、パチロットにも同様に適用可能である。パチロットは、メダルの代わりにパチンコ遊技球を利用するものであり、例えば、パチンコ球の5個がメダル1個に相当して遊技を楽しむことができる。
(2)第一の実施形態にかかる制御ボックスについて:
図3は本発明の第一の実施形態にかかる制御ボックス70を上方(図1においてパチンコ機の背面)から見て示している。制御ボックス70は、下方に深みを有する皿部材10と上方に深みを有する蓋部材20とで構成されており、皿部材10に上方から被さるように蓋部材20が装着されている。皿部材10は幅方向両外側に一対のガイド樋14a,14aを備えており、ガイド樋14a,14aはそれぞれ幅方向内側に向かって略コの字状に開口している。一方、蓋部材20は幅方向両外側に一対のガイドレール24a,24aが備えており、ガイドレール24a,24aがそれぞれガイド樋14a,14aによって幅方向外側から挟み込まれて保持されている。このようにすることにより、蓋部材20と皿部材10は互いに奥行き方向にスライドすることが可能となっている。
なお、以下の説明において、皿部材10が蓋部材20に対してスライドするものとし、そのスライド方向を基準として奥行き方向を規定する。奥行き方向の奥方はスライドの際に皿部材10が進行する先の方向を意味し、奥行き方向の前方はスライドの際に皿部材10が進行する手前側の方向を意味する。また、奥行き方向の奥方を単に奥方とし、奥行き方向の前方を単に前方と表記する。
同図に示す状態では皿部材10は蓋部材20に対して前方にスライドされており、皿部材10の前方部分は上方に開口している。すなわち、制御ボックス70は閉鎖された状態となっていない。本実施形態においては、制御基板23は蓋部材20に取り付けられているため、制御基板23は蓋部材20とともにスライドする。むろん、制御基板23は皿部材10の側に取り付けるものであってもよい。制御基板23上にはROM23a〜23fが実装されており、蓋部材20を透明な合成樹脂で形成することにより制御基板23およびROM23a〜23fの様子を視認することが可能となっている。従って、制御基板23およびROM23a〜23fに対してなされる不正をパチンコ機60の背面側から監視することが可能となっている。一方、皿部材10における前方端部には上方に開口する略箱状のピン受け部12が五個幅方向に並列して延設されており、蓋部材20における前方端部には略板状の蓋部22が五個幅方向に並列して延設されている。
図4は、制御ボックス70の奥方部分を斜めから見て示している。同図において、皿部材10の蓋部材20に対するスライド位置は図3に示した状態ものと同等となっている。蓋部材20の一対のガイドレール24a,24aは奥方に延設されており、蓋部材20の奥方端部には略板状部21が形成されている。この略板状部21の幅方向両端には一対の略板状の浮き止め部29,29が形成されており、これらのそれぞれ内側には待ち受け部25,25が形成されている。一対の待ち受け部25,25にはそれぞれ略矩形の窓穴28,28が穿設されている。一対の待ち受け部25,25のさらに内側は略板状に形成されており、一対のネジ止め穴27,27が形成されている。一方、皿部材10の奥方端部には略板状の閉鎖面17が延設されている。また、閉鎖面17とガイド樋14aとを連結する略板状部21における閉鎖面17と接する部位には前方に向かって切り欠き14a1が形成されている。
図5は、制御ボックス70の奥方部分を斜めから見て示している。同図において、皿部材10の蓋部材20に対するスライド位置は最大限奥方となっている。このとき、図3において示した皿部材10の前方部分の開口は、皿部材10が奥方にスライドすることにより完全に塞がれることとなる。すなわち、本状態において蓋部材20と皿部材10とで外部から閉鎖された制御ボックス70の収容空間が形成されることとなる。
そして、図3において示した蓋部材20の蓋部22を貫通させつつ金属製のピン40の先端部を皿部材10のピン受け部12の内部に挿入される。このピン40は先端部がピン受け部12の内部に挿入された状態においては、ピン受け部12の内部に装着された金属片50に噛合するため、再度引き抜くことは不可能となる。また、ピン40はピン受け部12と蓋部22とをかんぬき固定するため、それ以降は皿部材10と蓋部材20とのスライドが許容されなくなる。すなわち、制御ボックス70を外部から閉鎖した状態で封止させることが可能となっている。従って、簡単には制御ボックス70の内部に収容された制御基板23に手を加えて不正を行うことは困難となっている。
このようにして、制御ボックス70の前方端部に設けられた封止構造において制御ボックス70を封止することが可能となっているが、封止箇所をできるだけ多く設けた方が不正防止の目的において好ましい。そこで、本実施形態においては制御ボックス70の前方端部のみならず、制御ボックス70の奥方端部においても封止構造を配設し、さらに確実性の高い不正防止を実現している。
(3)第一の実施形態にかかる封止構造について:
以下、制御ボックス70の奥方端部において配設された封止構造について説明する。図6は、皿部材10の奥方部分を斜めから見て示している。同図において、閉鎖面17は奥方に延設されており、同閉鎖面17に対して所定の間隔を隔てつつ略平行となる一対の係止部15,15が形成されている。皿部材10も透明な合成樹脂で形成されており、閉鎖面17や係止部15,15も一体成型により形成されている。以下、一方の係止部15について説明する。係止部15は先端部分が略U字状に形成されており、皿部材10の本体部の奥方壁面とは略棒状の連結部15aにより接合している。
係止部15の奥方部分には、軸方向が蓋部材20および皿部材10のスライド方向と略同一方向に配向し、互いに略平行な一対の略棒状の係止片15b,15bが形成されている。係止片15b,15bの先端にはそれぞれ略三角柱状の凸部15c,15cが形成されており、凸部15c,15cはそれぞれ先端に近づくほど幅が狭くなるようになっている。また、凸部15c,15cにおいては係止片15b,15bの軸方向とそれぞれ略垂直な係止面15c1,15c1が形成されており、同係止面15c1,15c1は前方に対面している。なお、一対の係止部15,15はそれぞれ全く同様の構成となっている。一対の係止部15,15の幅方向内側には二個のネジ止め穴16,16が穿設されている。
図7は、待ち受け部25を下方から見て示している。すなわち、図4において矢印により示した方向から待ち受け部25を見て示している。待ち受け部25,25は、一対の係止部15,15に対応した位置に一対形成されている。以下、一方の待ち受け部25について説明する。待ち受け部25は下方に向かって立設する奥方壁面25dおよび一対の側方壁面25e,25eとにより三方から囲まれた略矩形凹状となっている。略矩形凹状の待ち受け部25の底面は平面状の底面25gにより構成されており、同底面25gに窓穴28が穿設されている。
一対の側方壁面25e,25eからそれぞれ内側に向かって突出する一対の第三のガイド部25c,25c、および、同第三のガイド部25c,25cより奥方部位からそれぞれ内側に向かって突出する一対の第一のガイド部25b,25bが形成されている。第一および第三のガイド部25b,25b,25c,25cのいずれにおいても幅方向内側に対面する傾斜面がそれぞれ形成されており、同各傾斜面は奥方に行くほど第一および第三のガイド部25b,25b,25c,25cの幅を広げる傾斜角度となっている。なお、第一のガイド部25b,25bの突出量は第三のガイド部25c,25cの突出量よりも大きくなるように形成されている。第一のガイド部25b,25bにおいては皿部材10のスライド方向と略垂直な一対の抜け止め面25b1,25b1がそれぞれ形成されており、同抜け止め面25b1,25b1はそれぞれ奥方に対面している。なお、第一および第三のガイド部25b,25b,25c,25cと奥方壁面25dおよび一対の側方壁面25e,25eとは全て同じ高さに形成されている。
底面25gにおける奥方部分の幅方向略中央には第二のガイド部25aが形成されている。第二のガイド部25aは、前方部分の傾斜面25a1と、奥方部分の規制部25a2とから構成されている。規制部25a2は底面25gから所定の高さをもって突設された略矩形状となっている。そして、底面25gと規制部25a2の前方端部とを繋ぐように、奥方に行くにつれて高さが高くなる傾斜面25a1が形成されている。なお、規制部25a2の奥方端部は奥方壁面25dまで到達している。また、第二のガイド部25aの規制部25a2および傾斜面25a1の幅は、上述した係止片15b,15bの間隔よりもわずかに小さく形成されている。一方、側方壁面25eを挟んだ第一および第三のガイド部25b,25cの反対側には、リブ26a,26bがそれぞれ形成されている。また、外側にリブ26a,26bが形成されない側方壁面25eは厚みが厚く形成されている。
図8は、係合させる際の待ち受け部25と係止部15を下方から見て示している。図9は、図8において示した断面線X1における断面を見て示している。同図においては、待ち受け部25に係止部15を係合させる直前の状態を示している。すなわち、係止部15が待ち受け部25に対して徐々に奥方に進行していく様子を示している。なお、このとき蓋部材20に対して皿部材10はスライドしており、皿部材10の開口は次第に蓋部材20に覆われて閉鎖されることとなる。なお、図8においては係止部15の下方に位置する閉鎖面17は図の簡略化のため省略し、輪郭のみを破線で示している。
係止部15は、皿部材10のスライドに伴って、待ち受け部25の前方から待ち受け部25の内部に侵入する。待ち受け部25においては、前方のみが各壁面25d,25e,25eにより区画されていないため、係止部15が前方から侵入することが可能となっている。また、奥方に進行する係止部15に対しては、底面25gが上方から対向している。
係止片15b,15bは、それぞれ先端に形成された略三角柱状の凸部15c,15cが第一のガイド部25b,25bのそれぞれの傾斜面に当接することにより、奥方への進行が妨げられている。そして、さらに係止片15b,15bを奥方に押し込んでいくと、凸部15c,15cが第一のガイド部25b,25bのそれぞれの傾斜面に案内されて幅方向内側に変位する。略棒状の係止片15b,15bにおいては、凸部15c,15cを内側に変位させるべく、それぞれ先端を自由端として内側に撓んでいる。また、凸部15c,15cがそれぞれ幅方向内側に変位することにより、第二のガイド部25aの幅よりも両者の間隔は狭くなっている。係止片15b,15bがそれぞれ内側に撓む際には、第一のガイド部25b,25bは撓みの反力を受けることとなるが、第一のガイド部25b,25bが形成された側方壁面25e,25eはリブ26a,26bや厚みによって補強されているため、同反力によって変形させられることもない。
図10は、係止部15がさらに奥方に進行した状態を下方から見て示している。図11は、図10の状態を断面線X1から見て示している。図10および図11において、さらに係止片15b,15bが内側に撓みつつ、先端の凸部15c,15cがともに第二のガイド部25aの傾斜面25a1まで到達している。第二のガイド部25aの傾斜面25a1は高さ方向に勾配を有しているため、奥方に進行しようとする凸部15c,15cは下方に案内される。従って、凸部15c,15cがそれぞれ下方に変位し、それに伴って係止片15b,15bがそれぞれ下方に向かって撓むこととなる。すなわち、本状態においては係止片15b,15bはそれぞれの軸方向に進行しつつ、同軸方向とは略垂直な幅方向、および、同軸方向と同幅方向と略垂直な下方向に向かって撓んでいる。なお、係止片15b,15bにおける撓みは、係止片15b,15bの弾性変形領域において行われている。
図12は、係止部15がさらに奥方に進行して係合が完了した状態を下方から見て示している。図13は、図12の状態を断面線X1から見て示している。図12および図13において、閉鎖面17は奥方に進行し前方端部が待ち受け部25の奥方壁面25dの下端に接触している。従って、下方に開口していた待ち受け部25は下方から閉鎖面17により蓋がされ、外部から閉鎖された空間となる。閉鎖面17は、奥方壁面25dのみならず側方壁面25e,25eや第一および第三のガイド部25b,25b,25c,25cのそれぞれの下端にも接触している。一方、係止部15は、先端部が奥方壁面25dに突き当たるまで進行している。また、係止部15は原形状に復帰している。すなわち、第一のガイド部25b,25bおよび第二のガイド部25aによる干渉から解放されて、弾性的に原形状に復帰している。
ここで、係止部15が原形状に復帰するにあたっての各部の作用について説明する。まず、係止片15b,15bにおける先端の凸部15c,15cが第一のガイド部25b,25bを通過しきったところで、係止片15b,15bは第一のガイド部25b,25bによる幅方向の干渉から解放される。従って、係止片15b,15bは幅方向に関しては原形状に復帰することができ、軸方向が互いに略平行となるまで復元する。このとき、第一のガイド部25b,25bに形成された奥方に対面する抜け止め面25b1,25b1のそれぞれに凸部15c,15cに形成された係止面15c1,15c1が奥方から対面することとなる。ただし、係止片15b,15bは、図13において破線で示すように高さ方向の撓みは依然として保持された形状となる。
そして、係止片15b,15bが幅方向に関して原形状に復帰すると、先端の凸部15c,15cは互いに幅方向に離間する。すると、原形状における係止片15b,15bの間隔よりやや幅を小さく形成された第二のガイド部25aよりも幅方向外側に凸部15c,15cが位置することとなる。すなわち、凸部15c,15cに上方から第二のガイド部25aが干渉しなくなるため、係止片15b,15bは高さ方向に関して原形状に復帰することが可能となる。従って、図13において実線で示すように、係止片15b,15bは底面25gに対して略平行に接する。このとき、規制部25a2の幅方向の側面に対して凸部15c,15cのそれぞれの内側の側面が外側から対面する。
かかる構成により、係止部15が待ち受け部25に係合し、蓋部材20と皿部材10とを相対固定することができる。第一のガイド部25b,25bの抜け止め面25b1,25b1のそれぞれに凸部15c,15cの係止面15c1,15c1が奥方から対面することにより、係止面15c1,15c1が前方に移動することが規制されるからである。従って、係止部15が待ち受け部25に対して抜け止めされ、両者が形成された皿部材10と蓋部材20とが相対固定されることとなる。これにより、皿部材10の開口を蓋部材20で閉鎖した状態で制御ボックス70を封止させることができる。
また、このように構成した制御ボックス70の不正防止性は非常に高いものとなる。係止部15の待ち受け部25に係合を解除させるためには、抜け止め面25b1,25b1と係止面15c1,15c1との対面を解除させる必要がある。ところが、そのために係止片15b,15bを互いに内側に撓ませて係止面15c1,15c1を抜け止め面25b1,25b1よりも内側にずらそうとしても、凸部15c,15cのそれぞれの内側に規制部25a2の側面が干渉するため、係止片15b,15bを互いに内側に撓ませることが不可能となっている。また、単に係止片15b,15bを下方に撓ませただけでも、係合を解除することは不可能となっている。抜け止め面25b1,25b1が形成された第一のガイド部25b,25bの下端が閉鎖面17まで到達しており、それより下方に凸部15c,15cを変位させようとしても閉鎖面17が干渉してこれを妨げるからである。
すなわち、係止片15b,15bを互いに内側に撓ませるためには、凸部15c,15cのそれぞれの内側に規制部25a2の側面が干渉しないように係止片15b,15bを下方に撓ませつつ内側に撓ませなければならない。つまり、係止片15b,15bに順に異なる2方向から外力を作用させることが必要となるため、簡単に係合を解除することはできなくなっている。特に、必要となる外力の方向が互いに略直角に交差する方向となっており、共通の方向成分を有していない。従って、一方向に撓ませたことによって、偶然もう一方向にも撓んで係合が解除されてしまうこともない。
また、係止片15b,15b双方に同時に変形させることが必要となるため、より係合の解除は困難となっている。さらに、待ち受け部25の内部に侵入した係止部15は、待ち受け部25の各壁面および閉鎖面17により外部から閉鎖されているため、これらに穴を形成したり隙間から異物を侵入させたりしない限り係止片15b,15bに外力を作用させることができなくなっている。待ち受け部25を上方に押し上げることにより閉鎖面17との間に隙間を空けることが可能であるが、図5に示すように浮き止め部29の一端が切り欠き14a1に入り込んでいるため、待ち受け部25の上方への変位が規制される。
略板状部21には底面25gや同底面25gに対して垂直な壁面25e,25dやリブ26a,26bが備えられるため、全体として剛性が高くなっている。従って、待ち受け部25と浮き止め部29との高さに差が生じるように略板状部21を変形させることにより、待ち受け部25付近のみを上方に浮かせて隙間を設けることも困難となっている。また、制御ボックス70の封止状態において待ち受け部25を閉鎖面17により閉鎖するようにしているため、待ち受け部25を開放した形状に成形することができる。従って、待ち受け部25の樹脂成形において、型抜きが困難となることもない。待ち受け部25に対して略棒状の係止片15b,15bは軸方向に挿入されるため、係止片15b,15bを挿入させるためのスペースを待ち受け部25に広く形成する必要がない。また、係止片15b,15bは互いに間隔を狭めるように内側に撓むため、撓む分のスペースを外側に確保する必要もない。従って、待ち受け部25をコンパクトに形成することができる。
さらに、係止面15c1,15c1と抜け止め面25b1,25b1は係止片15b,15bの挿入方向に対して垂直であり、それぞれ互いに略平行に対面する。従って、係止片15b,15bを無理に引き抜こうとしても両者を接触面にてずらすような分力は発生しない。そのため、係止片15b,15bを無理に引っ張っても、係合が解除されてしまうこともない。
以上説明したように、制御ボックス70の封止は非常に強固なものとなるが、封止させる際には、単に蓋部材20と皿部材10とをスライドさせればよい。係止片15b,15bの進行を第一のガイド部25b,25bおよび規制部25a2が妨げるが、第一のガイド部25b,25bの傾斜面および第二のガイド部25aの傾斜面25a1がそれぞれ案内するため、スムーズに係合させることができる。従って、工具等を使用することもなく、非常に簡単に封止を行うことができる。
さらにスムーズに係合させるために、第二のガイド部25aの傾斜面25a1にスライド方向の勾配を設けつつ、同傾斜面25a1の幅方向中央が高く、外側が裾状となるように幅方向にも勾配を持たせることも可能である。このようにすることにより、第一のガイド部25b,25bに案内されて幅方向外側から内側に進行する係止片15b,15bをスムーズに高さ方向に撓ませることが可能となる。この場合、係止片15b,15bを幅方向内側に撓ませつつ、同時に高さ方向にも撓ませることができるため、傾斜面25a1の開始位置を第一のガイド部25b,25bよりもスライド方向奥方に位置させなくてもよい。
一方、制御基板23のメンテナンス等の目的で制御ボックス70を開放させる際には係止部15と待ち受け部25による封止を解除させなければならない。この場合には、図14に示すように窓穴28,28からニッパー等の刃物を侵入させて係止部15の連結部15aを切断すればよい。このようにすることにより、係止部15による拘束を受けることなく、蓋部材20と皿部材10とはスライドすることが可能となる。窓穴28,28は、上方から視認可能な位置に形成されているため、制御ボックス70をパチンコ機60に配設した際には、その様子を背面から視認することが可能となる。従って、不正に連結部15aが切断されたことを簡単に発見することができ、制御基板23等に不正がされた状態で長期にわたって遊技がされることを防止することができる。また、蓋部材20と皿部材10とは透明な合成樹脂で形成されているため、窓穴28,28が形成されている部位でなくとも破損状態の視認はしやすくなっている。
(4)第二の実施形態:
図15および図16は、第二の実施形態にかかる係止部および待ち受け部を下方および断面線X1から見て示している。図15および図16において、係止部115が挿入され待ち受け部125との係合が完了した状態を示している。図15において、第一の実施形態と同様に規制部125a2が底面125gから下方に突設されているが、第一の実施形態における傾斜面25a1に相当するものが形成されていない。一方、窓穴128の奥方に第二のガイド部125f,125fが一対形成されている。第二のガイド部125f,125fは、係止部115の連結部115aの幅よりやや広い間隔をあけて幅方向に並列している。第二のガイド部125f,125fは、図16に示すように奥方になるにつれて底面125gに対して高さを増す傾斜面を有し、奥方には底面125gに垂直に交差する第二の抜け止め面125f1,125f1をそれぞれ有している。なお、以上説明した以外の部位については、第一の実施形態と同様の構成となっているため説明を省略する。
このようにすることにより、係止部115を待ち受け部125に挿入すると、まず第一のガイド部125b,125bが係止片115b,115bのそれぞれの凸部115c,115cに干渉して係止片115b,115bを内側に撓ませる。さらに係止部115を待ち受け部125の奥方に挿入すると、係止部115は第二のガイド部125f,125fの傾斜面に案内されて下方に撓むこととなる。従って、規制部125a2に前方から干渉することなく、係止部115を挿入させることができる。そして、凸部115c,115cが第一のガイド部125b,125bの内側を通過しきると同時に係止部115は第二のガイド部125f,125fの傾斜面上を通過するため、係止部115は原形状に復元することができる。
このとき、第一の実施形態と同様に係止面115c1,115c1はそれぞれ抜け止め面125b1,125b1に奥方から対面するため、係止部115は待ち受け部125に係合する。同時に、本実施形態においては、第二のガイド部125f,125fの第二の抜け止め面125f1,125f1に、係止部115の前方に法線が配向する面が奥方から対向するため、ここにおいても係止部115を待ち受け部125に係合させることができる。従って、両者の係合をより強固なものとし、制御ボックスの封止を強化することができる。また、係止部115と待ち受け部125との係合を解除するには、係止部115を下方に撓ませつつ係止片115b,115bを内側に撓ませなければならないため、係合の解除を非常に困難なものとすることができる。本実施形態においては係止片115b,115bの間に規制部125a2が入り込む構成としたが、規制部125a2がなかったとしても、係合を解除するには係止部115を下方に撓ませつつ係止片115b,115bを内側に撓ませなければならないことには相違ない。
また、本実施形態において第一のガイド部125b,125bが撓ませる部位はおもに係止片115b,115bであるが、第二のガイド部125f,125fが撓ませる部位は、おもに第二のガイド部125f,125fとの接触する部位より固定端側となる連結部115aとなっている。このようにすることにより、各方向への撓みによって係止部115にかかるストレスを分散させることができる。また、変形量も一箇所に集中しないため、各方向の撓みを係止部115の弾性変形領域内にて行わせるような設計をしやすくすることができる。
(5)第三の実施形態:
第一および第二の実施形態においては皿部材と蓋部材とが互いにスライド可能制御ボックスについて例示したが、本発明においては皿部材と蓋部材とが相対移動する際に係止片が待ち受け部に挿入されればよく、例えば第三の実施形態のように両者が回動可能であってもよい。図17は、第三の実施形態にかかる制御ボックス270を側方から見て示している。同図において、制御ボックス270は皿部材210と蓋部材220とで構成され、皿部材210と蓋部材220とはヒンジ機構250により回動可能となっている。すなわち、ヒンジ機構250が形成されない紙面右側端部を自由端として皿部材210と蓋部材220とが回動可能となっている。そして、皿部材210と蓋部材220とが略平行となる位置において、皿部材210の開口が蓋部材220により閉鎖される。
皿部材210の同自由端側には係止片215bが先端を上方に配向させて立設している。そして、蓋部材220の同自由端側における係止片215bの円周軌道上には待ち受け部225が形成されており、同待ち受け部225は下方から係止片215bが挿入可能となっている。なお、図示しないが係止片215bと待ち受け部225の構成は第一の実施形態と同様となっており、配設方向のみが係止片215bの挿入方向が皿部材210と蓋部材220の回転方向となるように変更されている。
また、皿部材210の開口が蓋部材220によって閉鎖されるまで皿部材210と蓋部材220とを回動させると、丁度、係止片215bと待ち受け部225とが係合するように形成されている。従って、制御ボックス270を閉鎖させた状態で皿部材210と蓋部材220とを封止させることが可能となっている。本実施形態においても係止片215bは待ち受け部225に対して強固に係合するため、容易に不正がされることのない制御ボックス270を実現することができる。
なお、本発明においては皿部材と蓋部材とが相対移動する際に係止片が待ち受け部に挿入されればよく、両者がスライド可能であったり回動可能であったりするものに限られるものではない。むろん、スライドと回動を組み合わせたものであってもよいし、他の動作により係止片が待ち受け部に挿入されるものであってもよい。
(6)まとめ:
以上説明したように、本発明にかかる遊技機において、待ち受け部に第一および第二のガイド部を設け、それぞれにより異なる方向に係止片を撓ませつつ待ち受け部に係合させる。これにより、上記係合を解除する場合にも異なる二方向に係止片を撓ませることが必要となり、同係合の解除が困難となる。従って、制御ボックスの封止が強固で、簡単に制御基板等に不正がなされない遊技機を提供することができる。
本発明にかかる制御ボックスを使用するパチンコ機の背面図である。 本発明にかかる制御ボックスを使用するスロットマシンの背面図である。 第一の実施形態にかかる制御ボックスの平面図である。 第一の実施形態にかかる制御ボックスの斜視図である。 第一の実施形態にかかる制御ボックスの斜視図である。 第一の実施形態にかかる皿部材の斜視図である。 第一の実施形態にかかる蓋部材の底面図である。 第一の実施形態にかかる制御ボックスが封止される状態を示した底面図である。 第一の実施形態にかかる制御ボックスが封止される状態を示した断面図である。 第一の実施形態にかかる制御ボックスが封止される状態を示した底面図である。 第一の実施形態にかかる制御ボックスが封止される状態を示した断面図である。 第一の実施形態にかかる制御ボックスが封止された状態を示した底面図である。 第一の実施形態にかかる制御ボックスが封止された状態を示した断面図である。 第一の実施形態にかかる制御ボックスの平面図である。 第二の実施形態にかかる制御ボックスが封止された状態を示した底面図である。 第二の実施形態にかかる制御ボックスが封止された状態を示した断面図である。 第三の実施形態にかかる制御ボックスの側面図である。
符号の説明
10,210…皿部材
12…ピン受け部
14a…ガイド樋
14a1…切り欠き
15,115…係止部
15a,115a…連結部
15b,115b,215b…係止片
15c,115c…凸部
15c1,115c1…係止面
16…ネジ止め穴
17…閉鎖面
20,220…蓋部材
21…略板状部
22…蓋部
23…制御基板
24a…ガイドレール
25,125…待ち受け部
25a…第二のガイド部
25a1…傾斜面
25a2,125a2…規制部
25b,125b…第一のガイド部
25b1,125b1…抜け止め面
25c…第三のガイド部
25d…奥方壁面
25e…側方壁面
25g,125g…底面
26a,26b…リブ
27…ネジ止め穴
28,128…窓穴
29…浮き止め部
40…ピン
50…金属片
60…パチンコ機
70,270…制御ボックス
80…スロットマシン
80…同スロットマシン
90…制御ボックス
125f1…第二の抜け止め面
250…ヒンジ機構

Claims (1)

  1. 皿部材と蓋部材とを相対移動させて皿部材の開口を蓋部材により閉鎖した状態で両者を固定させる封止構造を有する制御ボックスを備える遊技機において、
    上記皿部材と上記蓋部材の一方から延設された略棒状の係止片と、
    上記係止片が設けられない上記皿部材と上記蓋部材のいずれかに設けられ上記皿部材と上記蓋部材とが相対移動する際に上記係止片が挿入される待ち受け部と、
    上記待ち受け部に形成され上記係止片の挿入方向の奥方に面する抜け止め面と、
    上記係止片に形成され上記係止片の挿入方向の前方に面する係止面と、
    上記待ち受け部に形成され上記係止片が挿入される際に傾斜面にて上記係止片を案内することにより同係止片を撓ませるとともに上記皿部材の開口が上記蓋部材により閉鎖されるまで両者を相対移動させたとき同係止片を原形状に復元させることにより、上記抜け止め面より上記挿入方向の奥方にて上記係止面を同抜け止め面と対面させる第一のガイド部と、
    上記待ち受け部に形成され上記係止片が原形状に同復元したとき同係止片に当接し上記第一のガイド部による撓み方向へ同係止片が撓むことを規制する規制部と、
    上記待ち受け部に形成され上記係止片が挿入される際に傾斜面にて上記係止片を案内することにより上記第一のガイド部による撓みとは異なる方向に同係止片を撓ませて上記規制部が同係止片に干渉しないようにする第二のガイド部とを具備することを特徴とする遊技機。
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JP2012075766A (ja) * 2010-10-05 2012-04-19 Sanyo Product Co Ltd 遊技機
JP2015221299A (ja) * 2015-08-07 2015-12-10 株式会社三洋物産 遊技機

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