JP2005143834A - ソファーベッド - Google Patents
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【課題】ソファー仕様において、固定ベッドの座面面積が起立した可動マットによって削減されるのを抑止でき、着座時の窮屈感がない、開放的なソファーベッドを提供する。
【解決手段】フレーム1と、フレーム1で支持される左右横長のベッドマット2とを備えている。ベッドマット2はフレーム1に固定される固定マット2Aと、ソファー仕様とベッド仕様とに起伏変位できる可動マット2Bとを含む。固定マット2Aと可動マット2Bとは、ベッドマット2を前後に横断するクランク状の分割面Cで分割して、前後および左右に隣接させる。フレーム1と可動マット2Bとの間に、可動マット2Bを下方のマット位置と上方の背もたれ位置とに起伏変位可能に支持する昇降機構を設ける。
【選択図】図1
【解決手段】フレーム1と、フレーム1で支持される左右横長のベッドマット2とを備えている。ベッドマット2はフレーム1に固定される固定マット2Aと、ソファー仕様とベッド仕様とに起伏変位できる可動マット2Bとを含む。固定マット2Aと可動マット2Bとは、ベッドマット2を前後に横断するクランク状の分割面Cで分割して、前後および左右に隣接させる。フレーム1と可動マット2Bとの間に、可動マット2Bを下方のマット位置と上方の背もたれ位置とに起伏変位可能に支持する昇降機構を設ける。
【選択図】図1
Description
本発明は、ベッドマットの一部を上げ下げすることにより、ベッド仕様とソファー仕様とに変更することができるソファーベッドに関する。
この種のソファーベッドは、例えば特許文献1に公知である。そこでは、横長長方形状のベッドマットを、ベッドマットの3辺に沿って連続する可動マットと、可動マットで囲まれる四角形状の固定マットとに分割している。可動マットは固定マットに対して起伏揺動可能に軸支される左右一対の腕部と、両腕部に対してヒンジを介して連結される背もたれ部とで構成してある。背もたれ部は、一端が固定マットに連結されたリンク棒で支持してあり、リンク棒と腕部とが平行リンク状に起伏揺動することで、可動マットをソファー仕様とベッド仕様とに姿勢変更できるようになっている。リンク棒の揺動基端は、一定角度ごとに節動しながら起立姿勢を維持できる起伏ヒンジで支持されている。形態は異なるが、同様のソファーベッドは特許文献2にも見ることができる。
上記のソファーベッドによれば、可動マットの背もたれ部を持ち上げるだけで、ベッドマットをソファー仕様に変更できる。しかし、背もたれ部を持ち上げた状態はもちろん、ベッド仕様に戻すために、背もたれ部を、使用位置を越えて腕部側へ傾動するとき、腕部と背もたれ部とがく字状に折れ曲がるので、両者の連結部分を覆うクッション材に過酷な曲力が作用するのを避けられず、クッション材が早期に疲労し損耗しやすい。
背もたれ部を持ち上げた状態では、背もたれ部が固定マットの後縁上方に重なるが、背もたれ部と固定マットとの前後方向の重なり量が大きく、しかも左右の腕部の幅分だけ座面幅が小さくなるので、固定マットの座面面積が減少するのを避けられず、固定マットの左右および後の3辺が可動マットでコ字状に囲まれることもあって、複数人が着座する場合に窮屈感を与えやすい。当然、背もたれ部を持ち上げた状態のままで、固定マットに横たわることは難しい。例えば、可動マットの背もたれ部が壁面に沿う状態で設置してある場合には、可動マットを固定マットの側から持ち上げ操作せざるを得ず、可動マットの上げ下ろし操作が困難になる。
ソファー仕様においては、背もたれ部に作用する外力の殆どを、斜めに起立したリンク棒が負担するが、そのモーメントが起伏ヒンジに集中して作用するうえ、リンク棒の揺動方向と外力によるモーメントの方向とが一致するので、起伏ヒンジがガタ付きやすく、長期使用時に損耗しやすい。ベッド仕様における可動マットと固定マットは、それぞれ短い脚を介して接床している。そのため、可動マットと固定マットは、両者の隣接部分において下凹み状に変形する傾向があり、就寝時にマット面を平坦に維持できないおそれがある。
本発明の目的は、固定マットと可動マットの分割形態、および可動マットの昇降形態を工夫することにより、可動マットのクッション材を変形させることなく、ベッドマットをソファー仕様とベッド仕様とに変更することができ、ソファー仕様において、固定マットの座面面積が可動マットによって削減されるのを抑止できるうえ、着座時の窮屈感がない開放的なソファーベッドを提供することにある。本発明の目的は、背もたれに作用する外力のモーメントの方向とリンク棒の揺動方向とを交差させて、起伏ヒンジに無理な力が作用するのを極力避けることができ、その分だけ耐久性が向上するソファーベッドを提供することにある。本発明の目的は、可動マットの背もたれ部が壁面に沿って設置してある場合でも、可動マットを支障なく上げ下ろし操作でき、従来のこの種のベッドに比べて、ベッドマットの態様の変更が簡便にしかも軽快に行えるソファーベッドを提供することにある。
本発明のソファーベッドは、フレーム1と、フレーム1で支持される左右横長のベッドマット2とを備えている。ベッドマット2は、フレーム1に固定される固定マット2Aと、ソファー仕様とベッド仕様とに起伏変位できる可動マット2Bとで構成する。図4に示すように固定マット2Aと可動マット2Bとは、ベッドマット2を前後に横断するクランク状の分割面Cで分割されて、前後および左右に隣接している。フレーム1と可動マット2Bとの間には、可動マット2Bを下方のマット位置と上方の背もたれ位置とに起伏変位可能に支持する昇降機構を設ける。この昇降機構は、可動マット2Bが前後の隣接面に沿って起伏変位できるように構成してあることを特徴とする(請求項1)。
図2において昇降機構は、第1リンク枠19および第2リンク枠20と、フレーム1の側端に固定されて、第1リンク枠19を所定の起立角度ごとに位置保持できる起伏ヒンジ5と、第2リンク枠20とフレーム1との間に設けられて第2リンク枠20の起立動作を補助する起立付勢体21とを含む。第1リンク枠19および第2リンク枠20は、それぞれ前後方向の揺動中心軸まわりに起伏変位できるように支持する。以て、ソファー仕様において可動マット2Bの背もたれ部16に作用する外力のモーメントの方向と、第1・第2の両リンク枠19・20の起伏方向とをほぼ直交させる(請求項2)。
固定マット2Aおよび可動マット2Bは、それぞれの平面視形状を横臥L字状に形成する。可動マット2Bの肘掛部15の下面を第1リンク枠19で支持し、背もたれ部16の側端寄りの下面を第2リンク枠20で支持する(請求項3)。
フレーム1の側端には、可動マット2Bの肘掛部15を受け止め支持するための補助フレーム6を設ける。ベッド仕様において、可動マット2Bの背もたれ部16をフレーム1で支持し、肘掛部15を補助フレーム6で支持して、可動マット2Bを固定マット2Aと面一状に支持できるようにする(請求項4)。
固定マット2Aと可動マット2Bとの前後の隣接面は、ベッドマット2の前後幅の中央より可動マット2B側に偏寄した位置に設け、ソファー仕様における固定マット2Aの座面面積が、ベッドマット2の全面積の大半を占めるようにすることができる(請求項5)。
起立付勢体21は、第2リンク枠20とフレーム1との間に掛け止め装着した引っ張りコイル形のばねで形成することができる(請求項6)。
本発明では、クランク状の分割面Cでベッドマット2を分割して、固定マット2Aと可動マット2Bとが前後および左右に隣接するようにした。そのうえで、可動マット2Bを昇降機構で支持して、可動マット2Bが前後の隣接面に沿って起伏変位することにより、下方のマット位置と上方の背もたれ位置とに変位できるようにした。こうしたソファーベッドによれば、ベッドマット2をソファー仕様にした状態において、固定マット2Aあるいは可動マット2Bのクッション材が変形することがないので、長期使用時におけるベッドマット2のクッション材の傷みを防止でき、その分だけソファーベッドの耐久性を向上する。
ソファー仕様にするとき、可動マット2Bを前後の隣接面に沿って起立させることにより、可動マット2Bと固定マット2Aとの左右の隣接部分のみが上下に重なるようにし、固定マット2Aの座面面積が可動マット2Bによって削減されるのを減少するので、複数人が着座する場合でも、着座時の窮屈感がなく、開放的なソファーベッドとすることができる。ソファー仕様において、固定マット2Aの一側縁側が開放されることも、ソファーベッドをより開放的にすることに役立っている。可動マット2Bの背もたれ部16が壁面に沿って設置してある場合でも、肘掛部15の側を持ち上げ操作することで、可動マット2Bを軽快に上げ下ろし操作できるので、従来のこの種のベッドに比べて、ベッドマット2の態様の変更が簡便にしかも軽快に行える(請求項1)。
第1リンク枠19および第2リンク枠20と、起伏ヒンジ5と、起立付勢体21などで構成した昇降機構によれば、第1リンク枠19が所定角度起立傾動する毎に、第1リンク枠19を起伏ヒンジ5でロック保持して、可動マット2Bの高さを複数段階に調整できるので、使用者の好みに応じて可動マット2Bの高さを変更できる。例えば、可動マット2Bに下腿を乗せた状態で固定マット2Aに横たわることもできる。起立付勢体21で第2リンク枠20の起立動作を補助するので、可動マット2Bをソファーの態様にする際の持ち上げ操作を軽快に行える。
第1リンク枠19および第2リンク枠20は、前後方向の揺動中心軸まわりに起伏変位できるように支持して、ソファー仕様において可動マット2Bの背もたれ部16に作用する外力のモーメントの方向と、第1・第2の両リンク枠19・20の起伏方向とをほぼ直交させるので、使用者が背もたれ部16にもたれかかった状態において、外力のモーメントを起伏ヒンジ5の前後の壁やブラケット30などで受け止めることができ、したがって、起伏ヒンジ5に無理な力が作用するのを極力避けて、起伏ヒンジ5がガタ付くのを防止し、長期使用時における起伏ヒンジ5の係合歯などの摩滅を防止して、その耐久性の向上を図れる(請求項2)。
可動マット2Bの平面視形状を横臥L字状に形成し、その肘掛部15の下面を第1リンク枠19で支持し、背もたれ部16の側端寄りの下面を第2リンク枠20で支持するようにしたソファーベッドによれば、左右に長い可動マット2Bを安定した状態で固定支持できるので、ソファー仕様において可動マット2Bがぐらつくのをよく防止できる(請求項3)。
フレーム1の側端に、可動マット2Bの肘掛部15を受け止め支持するための補助フレーム6を設けて、ベッド仕様において、可動マット2Bの背もたれ部16をフレーム1で支持し、肘掛部15を補助フレーム6で支持できるようにしたソファーベッドによれば、ベッド仕様における可動マット2Bを、固定マット2Aと面一状に支持できるので、就寝時に、身体がベッドマット2の分割面にそって沈み込むのを確実に防止でき、ソファーベッドでありながら、通常形態のベッドマットと同様に快適に睡眠できる。背もたれ部16に腰を掛けるような場合に、背もたれ部16が異常に沈み込むこともない(請求項4)。
固定マット2Aと可動マット2Bとの前後の隣接面は、ベッドマット2の前後幅の中央より可動マット2B側に偏寄した位置に設けて、ソファー仕様における固定マット2Aの座面面積が、ベッドマット2の全面積の大半を占めるようにしたソファーベッドによれば、ソファー仕様における固定マット2Aの座面面積を充分に確保して、ゆったりと着座できるソファーベッドが得られる(請求項5)。
起立付勢体21が引っ張りコイル形のばねで形成されていると、ベッドマット2をベッド仕様にした状態において、ばねが伸びきった状態になるので、可動マット2Bを持ち上げ操作し始めるときの起立付勢体21の張力を大きくできる。したがって、可動マット2Bをさらに軽快に持ち上げ操作できる(請求項6)。
図1ないし図10は本発明に係るソファーベッドの実施例を示す。図1ないし図5においてソファーベッドは、フレーム1と、フレーム1で支持される横に長い長方形状のベッドマット2と、フレーム1を支持する左右一対の脚枠3などで構成されている。フレーム1は、中空の金属枠を横長長方形状に組んであり、その中途部右寄りに補助枠4を固定してある。フレーム1の左側端には前後一対の起伏ヒンジ5が固定され、両ヒンジ5の間に前後に長いU字状の補助フレーム6が張り出し形成されている。
ベッドマット2は、フレーム1に固定される固定マット2Aと、ソファー仕様とベッド仕様とに起伏変位できる可動マット2Bとで構成されている。図4において固定マット2Aと可動マット2Bとは、ベッドマット2を前後に横断するクランク状の分割面Cで分割されて平面視形状が横臥L字状に形成してあり、ベッド仕様において両者2A・2Bは前後および左右に隣接している。分割面の隅部分は丸められており、左右の隣接面の間には、可動マット2Bを昇降させるための僅かな隙間が確保されている。
ソファー仕様における固定マット2Aの座面面積を大きくするために、固定マット2Aと可動マット2Bとの前後の隣接面を、ベッドマット2の前後幅の中央より可動マット2B側に偏寄させている。この実施例では、ソファー仕様における固定マット2Aの座面面積が、ベッドマット2の全面積の6割前後になるようにした。
図10に示すように、固定マット2Aおよび可動マット2Bは、台板10に一群のコイルばね11を載置固定し、その外面をスポンジ状の弾性シート12で覆い、さらにその外面を表装シート13で覆って形成してある。クランク状の分割面Cで分割された可動マット2Bは、ベッドマット2をソファー仕様に操作した状態において、左側端のマット部分の前縁から後縁までの領域を肘掛部15とし、残る左右に長いマット部分を背もたれ部16とすることができる。
可動マット2Bを下方のマット位置(図6の状態)と、上方の背もたれ位置(図2の状態)とに起伏変位可能に支持するために、フレーム1と可動マット2Bとの間に昇降機構を備えている。図2において昇降機構は、第1リンク枠19および第2リンク枠20と、先に述べた起伏ヒンジ5と、第2リンク枠20の起立動作を補助する起立ばね(起立付勢体)21などで構成する。
図5および図10において第1リンク枠19は、前後一対のリンク棒22どうしを2個の補強桟23で連結して構成してあり、リンク棒22の基端を起伏ヒンジ5に連結し、他端を可動マット2Bの肘掛部15の下面に固定したブラケット24にピン25を介して連結する。第1リンク枠19は、起伏ヒンジ5に組み付けたピン26を中心にして起伏揺動でき、所定の起立角度ごとに起伏ヒンジ5で位置保持できるが、殆どの場合は図2、図10に示す斜めの起立姿勢で固定保持される。起立姿勢を越えて、第1リンク枠19を図10の想像線で示す位置まで変位操作すると、起伏ヒンジ5の位置保持作用を解除して、可動マット2Bをベッド仕様に戻すことができる。起伏ヒンジ5の構造は周知であるのでその説明を省略する。
図5および図10に示すように第2リンク枠20は、第1リンク枠19と同様に、前後一対のリンク棒28どうしを2個の補強桟29で連結して構成してあり、リンク棒28の基端を補助枠4に固定したブラケット30にピン31で連結し、他端を可動マット2Bの背もたれ部16の下面側端寄りに固定したブラケット32にピン33を介して連結する。第2リンク枠20は背もたれ部16の下方の空間を利用して配置する、そのため、第1リンク枠19に比べて前後幅が狭い。第1リンク枠19と第2リンク枠20とのリンク長さは、ほぼ同じに設定してあり、したがって両リンク枠19・20は平行リンクに近似する揺動軌跡に沿って起伏揺動して、可動マット2Bを下方のマット位置と、上方の背もたれ位置とに変位できる。
可動マット2Bを持ち上げて、ベッドマット2をベッド仕様からソファー仕様へ変更するとき、より軽快に可動マット2Bを持ち上げ操作できるようにするために起立ばね21を設けている。起立ばね21は引っ張りコイル形のばねからなり、その一端を第2リンク枠20のリンク棒28に掛け止め、他端をフレーム1に掛け止めてある。起立ばね21の外面はプラスチックチューブで覆ってある。起伏ヒンジ5の位置保持作用を解除するために、起立姿勢を越えて第1リンク枠19を変位操作するとき、固定マット2Aの表装シート13が起立ばね21のコイル部で擦られるのを避けるためである。
上記構成のソファーベッドによれば、第1リンク枠19および第2リンク枠20は、それぞれ前後方向の揺動中心軸まわりに左右方向へ起伏変位する。これに対し、ソファー仕様において、可動マット2Bの背もたれ部16に作用する外力のモーメントの方向は後方向となり、第1・第2の両リンク枠19・20の起伏方向と外力のモーメントの方向とは直交することになる。したがって、ソファー仕様において、使用者が背もたれ部16にもたれかかった状態では、起伏ヒンジ5の前後の壁と、ブラケット30とが協同して外力のモーメントを受け止めることができ、起伏ヒンジ5がガタ付くのをよく防止して、長期使用時に起伏ヒンジ5の係合歯などが摩滅するのを防止できる。
可動マット2Bをソファー仕様にするとき、可動マット2Bは前後の隣接面に沿って起伏変位し、両リンク枠19・20が背もたれ位置まで起立した状態では、肘掛部15の一部と、背もたれ部16の一部が、固定マット2A側の、左右の隣接面の上方に重なっているに過ぎない(図1、図2参照)。したがって、ソファー仕様において、固定マット2Aの座面面積が可動マット2Bによって削減されるのを極力避けることができる。また、固定マット2Aの前面側と、右側面側とが開放されているので、着座時の窮屈感がなく、開放的なソファーとすることができる。
例えば、可動マット2Bの後面が壁面に沿う状態でソファーベッドが設置してある場合でも、肘掛部15の側面側から可動マット2Bを上げ下ろし操作することにより、ベッドマット2をベッド仕様とソファー仕様とに簡便に変更できる。ソファー仕様において、可動マット2Bの肘掛部15の下面を第1リンク枠19で支持し、背もたれ部16の側端寄りの下面を第2リンク枠20で支持すると、左右に長い可動マット2Bを安定した状態で固定支持できる。可動マット2Bをマット位置へ戻した状態では、肘掛部15が補助フレーム6で受け止め支持され、背もたれ部16の殆どの部分がフレーム1の後枠で受け止め支持されるので、ベッドの態様で使用するとき、可動マット2Bと固定マット2Aを面一状にできるうえ、背もたれ部16に腰掛けるような場合に、背もたれ部16が異常に沈み込むこともない。
図11は起立付勢体の別実施例を示す。そこでは市販のガスダンパー21で起立付勢体を構成して、可動マット2Bの起立操作を補助できるようにした。ガスダンパー21のシリンダー側の端部は、フレーム1に固定したブラケット35にピン36を介して連結し、ロッド側の端部は第2リンク枠20のリンク棒28にピン37を介して連結する。ベッド仕様において、可動マット2Bがガスダンパー21による付勢力で浮き上がるのを防ぐために、第1リンク枠19とフレーム1との間にロック構造を設けることが好ましい。なお、ガスダンパー21は、上記の連結形態とは逆に、倒立姿勢で使用することができる。
上記の実施例では、可動マット2Bを平行リンク状に構成した昇降機構で起伏変位可能に支持したが、例えば可動マット2Bを昇降機構で垂直に昇降操作して、ベッド仕様とソファー仕様とに変更してもよい。可動マット2Bは、二組以上のリンク枠で構成した昇降機構で起伏変位可能に支持することができる。分割面Cはクランク形状とする以外に、横臥L字状に変更することができる。その場合の固定マット2Aは、概略横長長方形状に形成される。
1 フレーム
2 ベッドマット
2A 固定マット
2B 可動マット
5 起伏ヒンジ
19 第1リンク枠
20 第2リンク枠
21 起立ばね
C 分割面
2 ベッドマット
2A 固定マット
2B 可動マット
5 起伏ヒンジ
19 第1リンク枠
20 第2リンク枠
21 起立ばね
C 分割面
Claims (6)
- フレーム1と、フレーム1で支持される左右横長のベッドマット2とを備えており、ベッドマット2がフレーム1に固定される固定マット2Aと、ソファー仕様とベッド仕様とに起伏変位できる可動マット2Bとで構成してあるソファーベッドであって、
固定マット2Aと可動マット2Bとは、ベッドマット2を前後に横断するクランク状の分割面Cで分割されて、前後および左右に隣接しており、
フレーム1と可動マット2Bとの間に、可動マット2Bを下方のマット位置と上方の背もたれ位置とに起伏変位可能に支持する昇降機構が設けられており、
昇降機構が、可動マット2Bが前後の隣接面に沿って起伏変位できるように構成してあることを特徴とするソファーベッド。 - 昇降機構が、第1リンク枠19および第2リンク枠20と、フレーム1の側端に固定されて、第1リンク枠19を所定の起立角度ごとに位置保持できる起伏ヒンジ5と、第2リンク枠20とフレーム1との間に設けられて第2リンク枠20の起立動作を補助する起立付勢体21とを含み、
第1リンク枠19および第2リンク枠20が、それぞれ前後方向の揺動中心軸まわりに起伏変位できるように支持されており、
ソファー仕様において可動マット2Bの背もたれ部16に作用する外力のモーメントの方向と、第1・第2の両リンク枠19・20の起伏方向とがほぼ直交している請求項1記載のソファーベッド。 - 固定マット2Aおよび可動マット2Bは、それぞれの平面視形状が横臥L字状に形成されており、
可動マット2Bの肘掛部15の下面が第1リンク枠19で支持され、背もたれ部16の側端寄りの下面が第2リンク枠20で支持してある請求項1または2記載のソファーベッド。 - フレーム1の側端に、可動マット2Bの肘掛部15を受け止め支持する補助フレーム6が設けられており、
ベッド仕様において、可動マット2Bの背もたれ部16をフレーム1で支持し、肘掛部15を補助フレーム6で支持して、可動マット2Bを固定マット2Aと面一状に支持できる請求項1または2または3記載のソファーベッド。 - 固定マット2Aと可動マット2Bとの前後の隣接面が、ベッドマット2の前後幅の中央より可動マット2B側に偏寄した位置に設けられており、
ソファー仕様における固定マット2Aの座面面積が、ベッドマット2の全面積の大半を占めている請求項1から4のいずれかに記載のソファーベッド。 - 起立付勢体21が、第2リンク枠20とフレーム1との間に掛け止め装着した引っ張りコイル形のばねである請求項1から5のいずれかに記載のソファーベッド。
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN106343805A (zh) * | 2016-10-28 | 2017-01-25 | 无锡市富能金属制品有限公司 | 一种具有减震缓冲功能的钢材沙发支架 |
CN107960780A (zh) * | 2017-12-11 | 2018-04-27 | 宁波大学科学技术学院 | 一种多连杆式可调节的沙发床 |
-
2003
- 2003-11-14 JP JP2003385797A patent/JP2005143834A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN106343805B (zh) * | 2016-10-28 | 2018-08-17 | 无锡市富能金属制品有限公司 | 一种具有减震缓冲功能的钢材沙发支架 |
CN107960780A (zh) * | 2017-12-11 | 2018-04-27 | 宁波大学科学技术学院 | 一种多连杆式可调节的沙发床 |
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