JP2005143579A - 医療用スライド式開閉弁 - Google Patents

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Abstract

【課題】ゴム栓体に針を穿刺する構造を根本的に変える医療用スライド式開閉弁を提供する。
【解決手段】医療用スライド式開閉弁1は、スライド弁体5の片側の取手24を引っ張ると、基部の流路と、スライド弁体5の穴26と、第2ゴムシール体4の流路23が連通して医療用スライド式開閉弁1が開き、スライド弁体5の反対側の取手25を引っ張ると、基部の流路と第2ゴムシール体4の流路23がスライド弁体5によって遮断されて医療用スライド式開閉弁1が閉じる。この医療用スライド式開閉弁1によれば、ゴム栓や針を使わずに、注射器又は配管結合コネクタなどの他の医療器具を接続することができるので、コアリングが生じる問題など、ゴム栓や針を用いることに起因する問題がない。
【選択図】図3

Description

本発明は、例えば、輸液や薬液が封入される医療用バッグ、医療用ボトル、医療用瓶などの医療用容器や輸液配管に接続される混注管などの医療器具に取り付けた医療用スライド式開閉弁に関するものである。
医療用容器は、開口部にゴム栓体を気密に取り付けて封口されており、これらはゴム栓体に針を穿刺して輸液や薬液を注入したり、抽出したりすることが行なわれている。また、脱落を防止するためルアーロック構造により、注射器やコネクタを接続する方法についても提案されている。
例えば、下記特許文献1には、未貫通状態の針案内用小孔を有するゴム栓体と、このゴム栓体の少なくとも側壁を押圧する包体とで構成した医療用栓体が記載されている。この医療用栓体は針案内用小孔が包体によって閉鎖方向に圧縮されているので、ゴム栓体を包体が周囲から締め付けるため、針の刺通抵抗を小さく維持したまま、針抜け抵抗を向上させることができる。
また、特許文献2には、外周面に凸条が設けられ、かつ、内部を薄膜によって封止されたものが記載されており、ルアーロック型刺通具を用いて薄膜を突き破ることにより、内外を連通させるものが記載されている。
また、特許文献3には、中央部に中空で垂直に定位した円筒形突起を備えたゴム栓で、円筒形突起をリューエルコネクタのような挿入手段で突き破るものが記載されている。
特開2000−210384号公報 特開2002−078775号公報 特開平11−319031号公報
ゴム栓体に針や穿刺器具を穿刺するものは、穿刺時に針先でゴム片が切り取られることによりコアリングが生じる問題や、穿刺した状態で放置したときに針が抜ける問題、穿刺した状態で針が振れると液漏れが生じる問題、穿刺した針を抜くとゴム栓体の耐圧性が低下する問題などがある。例えば、特許文献1に記載されたように針案内用小孔を有するものでも、ゴム栓に針を刺通する構造になっているので、コアリングが生じる問題がある。
また、特許文献2、3に記載されたものは、薄膜を突き破ってコネクタを接続する構造になっているが、斯かる薄膜は、一度薄膜を突き破った後は、開口部を閉じることができず、開閉弁としての機能を備えていない。
本発明は、ゴム栓体に針を穿刺する構造を根本的に変えるもので、ゴム栓体や針の使用を廃し、コアリングの問題が生じず、また、ルアーロック構造で連結したロック構造を備えて注射器やコネクタを固定でき、かつ、スライド機構を備えて注射器やコネクタを連結した状態で何回でも開閉できる医療用スライド式開閉弁を提供しようとするものである。
本発明に係る医療用スライド式開閉弁は、医療器具の開口部を封口する基部と、他の医療器具の接続口を接続する接続部と、基部を貫通し、医療器具と接続部との間を連通した流路と、流路の一部を構成し、かつ流路の他の部分に対してスライド移動するスライド部とを備えたことを特徴としている。なお、基部は、医療器具の開口部に別体で成形して、医療器具の開口部に接着してもよいし、医療器具の開口部に一体的に成形してもよい。また、「医療器具」は、例えば、輸液や薬液が封入される医療用バッグ、医療用ボトル、医療用瓶などの医療用容器や輸液配管に接続される混注管(側注管)などがある。また、「他の医療器具」は、医療器具に接続される種々の医療器具であり、例えば、雄型ルアーテーパ状の接続口やロック式ルアー口部を備えた注射器や配管結合コネクタなどがある。
この医療用スライド式開閉弁によれば、スライド部のスライド移動により弁の開閉が行なえ、ゴム栓や針を使わずに他の医療器具を接続できるので、コアリングが生じる問題や、穿刺した状態で放置したときに針が抜けたり、液漏れが生じたりする問題、穿刺した針を抜いた後でゴム栓体の耐圧性が低下することなど、従来、ゴム栓と針を用いていたことに起因する問題がない。
本発明に係る医療用スライド式開閉弁は、スライド部を流路の一部を構成する流路穴を備えた平板状の部材とし、流路の端面に密着した状態でスライド移動させて、流路を遮断するとよい。また、スライド部は、流路の他の部分に対して直線方向又は回転方向にスライド移動するように配設するとよい。また、スライド部と、基部及び/又は接続部との間にゴム材を介在させ、スライド部を流路の端面に密着させた状態でスライド移動させるとよい。
本発明に係る医療用スライド式開閉弁は、例えば、医療器具の開口部を覆う着座部と、着座部を貫通するとともに、着座部から突出した流路とを備えた基部と、着座部に突設した流路の周囲を覆うように着座部に装着した第1ゴムシール体と、着座部に突設した流路に対応した位置に流路孔を有し、かつ第1ゴムシール体の上に装着した第2ゴムシール体と、基部に設けた流路と第2ゴムシール体の流路孔とを連通し得る孔を備え、第1ゴムシール体と第2ゴムシール体との間に、着座部に突設した流路の端面に密着した状態で直線的に摺動するスライド弁体と、基部の流路に対応した位置に他の医療器具の接続口を接続する接続部を有し、第2ゴムシール体の上から医療器具の開口部に取り付けたキャップとを備え、スライド弁体を摺動操作して、スライド弁体に設けた孔と、基部に設けた流路と第2ゴムシール体の流路孔の位置を合わしたときに弁を開き、スライド弁体に設けた孔と、基部に設けた流路と第2ゴムシール体の流路孔の位置をずらしたときに弁を閉じるとよい。
この場合、第2ゴムシール体の流路孔の周囲を、キャップの接続部内に突出させ、キャップの接続部に接続された他の医療器具と第2ゴムシール体の流路孔が密着した状態で連通するとよい。
また、本発明に係る医療用スライド式開閉弁は、例えば、医療器具の開口部を覆う基部と、基部を貫通した流路と、基部に回転摺動可能に装着したキャップ部材と、キャップ部材を回転摺動させたときに基部の流路と位置が合ったりずれたりする位置に設けたキャップを貫通した流路と、キャップの流路に他の医療器具の接続口が連通するように、他の医療器具の接続口を接続する接続部を設けるとよい。この場合、キャップと基部との間にゴム材を介在させ、流路をシールするとよい。
本発明に係る医療用スライド式開閉弁の接続部は、他の医療器具の接続口を接続した状態で固定するロック構造を備えているとよい。この「ロック構造」には、ルアーロック式のロック構造が含まれる。また、接続部は他の医療器具に設けられた雄型ルアーテーパ状の接続口を接続する雌型ルアーテーパ状の接続口を備えているとよい。また、接続部は、他の医療器具の接続口の先端が密着するようになっているとよく、この場合、接続部に他の医療器具の接続口の先端に密着するようにゴムを設けるとよい。
また、本発明に係る医療用スライド式開閉弁は、スライド部により弁の開閉が行なえ、ゴム栓や針を使わずに医療器具を接続できる。このため、コアリングが生じる問題や、穿刺した状態で放置したときに針が抜けたり、液漏れが生じたりする問題、穿刺した針を抜いた後でゴム栓体の耐圧性が低下することなど、従来、ゴム栓と針を用いていたことに起因する問題がない。また、他の医療器具を接続したまま、流路の開閉を操作することができるので、注射器などにより定量的な薬液の注入や抽出が行なう場合に、注射器を取り外さずに行なえるので、衛生的である。
また、本発明に係る医療用スライド式開閉弁は、他の医療器具を接続する接続部に他の医療器具を接続した状態で固定するロック構造を設けることにより、医療用スライド式開閉弁に他の医療器具を接続した状態で放置しても、他の医療器具が勝手に外れることはない。また、スライド部により、弁が確実に閉じられるので、耐圧性が良く、輸送中や取り扱い時の内部圧力によって生じる液漏れや逆流などのトラブルがない。また、接続部は、他の医療器具の接続口の先端が密着するようにすることにより、液が滞留せず、定量的な液注入を正確に行なうことができる。また、接続部に、他の医療器具の接続口の先端に密着するゴムを設けることにより、液漏れを確実に防止することができる。上記の医療用スライド式開閉弁は、医療用容器や混注管の開口部に設ける弁として好適である。
以下、本発明に係る医療用スライド式開閉弁の実施形態を図面に基づいて説明する。
第1実施形態に係る医療用スライド式開閉弁1は、医療用容器用のスライド式開閉弁であって、図1に示すように、医療用容器の開口部を封口するように取り付ける基部2と、第1、第2ゴムシール体3、4と、スライド弁体5と、キャップ6とからなる。
基部2は、略円筒状の部材で、下端に、図示されない医療用容器の開口部の端面に接着させるフランジ11を、内部に第1ゴムシール体3を設置する着座部12を、基部2の外周面にキャップ6を嵌着させる嵌着部13をそれぞれ備えている。着座部12は、基部2の内部の中間部位に水平に延在しており、その中央には着座部12を貫通し、かつ上方に突出した流路14が形成されている。また、基部2の円筒部分15には、図2に示すように、スライド弁体5を基部2の直径方向に沿って延在させ、スライド弁体5の摺動をガイドする溝16を形成している。
第1ゴムシール体3は、図1及び図2に示すように、基部2の円筒部分15に嵌まった円板形状のゴム製のシール部材であり、中央部に基部2の流路14が嵌まる穴21と、スライド弁体5を設置する溝22を備えている。第1ゴムシール体3は、図2に示すように、第1ゴムシール体3の穴21に基部2の流路14を収め、基部2の流路14の周囲に第1ゴムシール体3を密着させた状態で、基部2の着座部12に設置している。
第2ゴムシール体4は、第1ゴムシール体3の上に設置した円板形状のゴム製のシール部材であり、中央部に基部2の流路14に連通し得る流路23が形成されている。第2ゴムシール体4の流路23は、基部2の流路14に対応する位置において、第2ゴムシール体4を貫通し、第2ゴムシール体4の上面から上方に突出している。
スライド弁体5は、図1及び図3に示すように、一定の幅を持ち、基部2の円筒部分よりも長く延在した略長方形の部材であり、その長辺の両端には幅を広くした取手24、25を備えている。スライド弁体5は、図2に示す第1ゴムシール体3の溝16及び基部2の円筒部分の溝16に嵌められ、その上から第2ゴムシール体4を設置して、第1ゴムシール体3と第2ゴムシール体4との間に設置している。スライド弁体5の中間部には、図4に示すように、片側の取手24を引っ張り、スライド弁体5を摺動させたときに、基部2の流路14と第2ゴムシール体4の流路14を連通させる所定の位置に穴26を形成している。
キャップ6は、第2ゴムシール体4の上から、基部2の円筒部分を覆うように取り付け、基部2の外周面の上部に形成した嵌着部13に嵌着している。キャップ6の中央部には、他の医療器具の接続口を接続する接続部として、注射器の口部が嵌合可能なロック式スリーブ27を備えている。この実施形態では、ロック式スリーブ27は、注射器や配管結合コネクタなどの雄型ルアーテーパ状の接続口が嵌合し得る雌型ルアーテーパ形状の接続口を備えており、ロック式スリーブ27の外周面の上端には、注射器や配管結合コネクタなどのルアーロック式のロック構造が螺合可能な螺合片28を設けている。このロック式スリーブ27は、注射器や配管結合コネクタなどが備えている雄型ルアーテーパ状の接続口と、ルアーロック式のロック構造の両方を接続することができる。ロック式スリーブ27は、キャップ6を貫通している。また、図示は省略するが、キャップ6の側周部にはスライド弁体5を挿通する溝を形成している。キャップ6は、図1に示すように、第2ゴムシール体4の上面に突出した流路14をロック式スリーブ27の底部に装着して基部2に装着している。
このキャップ6により、第1、第2ゴムシール体4は、キャップ6に押さえられて基部2やスライド弁体5に密着している。基部2、スライド弁体5及びキャップ6は、それぞれ耐薬品性を有する材料(例えば、耐薬品性を有するプラスチック)で成形されている。
この医療用スライド式開閉弁1は、スライド弁体5の片側の取手24を引っ張ると、図4に示すように、第1ゴムシール体3と第2ゴムシール体4の間でスライド弁体5が直線的に摺動し、基部2の流路14と、スライド弁体5の穴26と、第2ゴムシール体4の流路23の位置が合い、各流路14、23が連通して医療用スライド式開閉弁1が開く。これに対して、スライド弁体5の反対側の取手25を引っ張ると、図3に示すように、第1ゴムシール体3と第2ゴムシール体4の間でスライド弁体5が直線的に摺動し、基部2の流路14と、第2ゴムシール体4の流路23と、スライド弁体5の穴26の位置がずれ、各流路14、23がスライド弁体5によって遮断されて医療用スライド式開閉弁1が閉じる。
この医療用スライド式開閉弁1は、他の医療器具を接続するロック式スリーブ27と医療用容器の開口部を連絡する流路を、基部2の流路14と、第2ゴムシール体4の流路23と、スライド弁体5の穴26で構成している。そして、この流路の一部を構成するスライド弁体5を他の部分2、4に対してスライド移動させることにより、ロック式スリーブ27と医療用容器又は混注管の開口部を連絡する流路の開閉することができる。
なお、この医療用スライド式開閉弁1は、第1、第2ゴムシール体4が、キャップ6に押さえられて、基部2やスライド弁体5に密着しているので、スライド弁体5を摺動させても液漏れは生じない。また、第1、第2ゴムシール体4には、スライド弁体5の摺動に対して適度な抵抗を与え、スライド弁体5が勝手に動かないようにする作用もある。また、スライド弁体5の両端に設けた取手24、25には、斯かるスライド弁体5を引っ張る操作をするときの操作性を向上させるとともに、スライド弁体5が医療用スライド式開閉弁1から抜けないようにするストッパとしての機能がある。
この医療用スライド式開閉弁1に注射器を接続するときは、図3に示すように、スライド弁体5の反対側の取手25を引っ張って医療用スライド式開閉弁1を閉じた状態にして行い、注射器はニードルレスで(注射針を使わずに)キャップ6のロック式スリーブ27に挿入して接続する。このとき、注射器がルアーロック構造の注射器30である場合には、注射器30の雌ねじ31をロック式スリーブ27の螺合片28に螺合させつつ、ロック式スリーブ27の凹テーパに注射器30の口部32を嵌合させて、ロック式スリーブ27に注射器30を接続する(図5参照)。
このように医療用スライド式開閉弁1に注射器30を接続し、スライド弁体5の片側の取手24を引っ張って医療用スライド式開閉弁1を開くと、注射器30により薬液の注入や抽出が行なえる状態なる。また、薬液の注入や抽出を終え、注射器30を取り外すときは、スライド弁体5の反対側の取手25を引っ張って医療用スライド式開閉弁1を閉じた状態になる。
この医療用スライド式開閉弁1によれば、ゴム栓や針を使わずに、注射器又は配管結合コネクタなどの他の医療器具を接続することができるので、コアリングが生じる問題や、穿刺した状態で放置したときに針が抜けたり、液漏れが生じたりする問題、穿刺した針を抜いた後でゴム栓体の耐圧性が低下することなど、ゴム栓や針を用いることに起因する問題がない。
また、注射器又は配管結合コネクタなどの他の医療器具の接続口を接続部としてのロック式スリーブ27に装着したまま、スライド弁体5を摺動操作して、医療用スライド式開閉弁1の流路を開通又は閉鎖することができるので、定量的な薬液の注入や抽出を行なう場合でも、注射器又は配管結合コネクタなどを外すことなく継続して行なうことができる。
また、スライド部としてのスライド弁体5により、医療用スライド式開閉弁1が確実に閉じられるので、耐圧性が良く、輸送中や取り扱い時の内部圧力によって生じる液漏れトラブルの心配はない。また、このスライド弁体5は、平板状であり、基部2の流路14の端面に面当りしているので、流路14を確実に遮断することができ、液漏れなどの不具合を防止することができる。
また、この医療用スライド式開閉弁1によれば、注射器や配管結合コネクタのロック式ルアー口部を接続した状態で固定するロック式スリーブ27を備えているので、医療用スライド式開閉弁1にルアーロック式の注射器や配管結合コネクタを接続した状態で放置しても、注射器や配管結合コネクタが勝手に外れることはない。これにより不慮の医療事故を防止できる。
また、ロック式スリーブ27に注射器又は配管結合コネクタを装着したときに、注射器又は配管結合コネクタなどのロック式ルアー口部の先端が、ロック式スリーブ27の底に接合するようになっているので、液が滞留することがなく衛生的であり、かつ、定量的な液注入が正確に行なえる。また、この実施形態では、ロック式スリーブ27の底に、第2ゴムシール体4の流路23が嵌合しており、注射器又は配管結合コネクタのロック式ルアー口部をロック式スリーブ27に装着したときに、注射器又は配管結合コネクタのロック式ルアー口部の先端が、第2ゴムシール体4の流路23に押圧接続されて密着するので液漏れが起こらない。
また、医療用スライド式開閉弁1を閉じた状態では、基部2の流路14がスライド弁体5により封口されており、医療用容器は耐薬品性を有する材料からなる基部2とスライド弁体5により閉じているので耐薬品性を備えている。従って、医療用容器内の薬液がゴムに接触せず、ゴム成分が薬液中に溶出するなどの問題がない。
なお、図5は、医療用容器の開口部に上記医療用スライド式開閉弁1の構造を2つ設けた実施例であり、また、ルアーロック式の注射器30と、ルアーロック式のロック構造を備えた配管結合コネクタ33を接続したものである。注射器30は、主に、医療用容器に薬液を注入するのに用いられ、配管結合コネクタ33は医療用容器から薬液を抽出するのに用いられる。このように、医療用容器の開口部に上記医療用スライド式開閉弁1の構造を2つ以上設けることにより、同時に2つ以上の医療器具を接続することができ、様々な用途に対応することができるようになる。
次に、本発明の他の実施形態を説明する。
この医療用スライド式開閉弁40は、医療用容器の開口部に取り付けられる基部41と、ゴムシール体42と、スライド部としての機能を兼ね備えたキャップ43とからなる。この医療用スライド式開閉弁40は、スライド部としてのキャップ43を回転方向にスライドさせて、流路の開閉を操作するものである。
基部41は、図6に示すように、略円筒状の部材で、下端に医療用容器の開口部の端面に接着させるフランジ51を、内部に弁を設置する着座部52を、基部41の外周面の上部にはキャップ43を嵌着させる嵌着部53をそれぞれ備えている。フランジ51には、キャップ43の回動を規制するストッパ54とピン55を突設している。着座部52は、基部41の内部の中間部位に水平に延在しており、その中央には着座部52の中心からずれた位置に着座部52を貫通した流路56を形成している。
この実施形態では、図7に示すように、フランジ51の中心を通る縦線tを略対称にして右側の略3時の位置にストッパ54を突設し、左側の略9時の位置にピン55を突設している。より詳しくは、ストッパ54はフランジ51の中心及びピン55を通る横線uよりも少し上、すなわち3時の位置よりも少し上にずらして設けている。また、この実施形態では、フランジ51の中心を通る縦線tを略対称にしてピン55を左、ストッパ54を右に配設したのに合わせて、着座部52に設けた流路56をフランジ51の中心を通る縦線tの右側にずらして設けている。
ゴムシール体42は、基部41の着座部52に設置した円板形状のゴム製のシール部材であり、その中央部には、基部41の流路56と連通するように中心からずれた位置に流路57を形成している。ゴムシール体42は、基部41の着座部52に形成した流路56と、ゴムシール体42に形成した流路57の位置が合うように、ゴムシール体42の向きを調整して、基部41に装着している。
キャップ43は、ゴムシール体42の上から、基部41の円筒部分を覆うように取り付け、基部41の外周面の上部に形成した嵌着部53に嵌着している。キャップ43は基部41に対して回動自在に設けており、キャップ43の外周部にはキャップ43の回動を操作するハンドル58を設けている。ハンドル58には、基部41のフランジ51に突設したピン55に挿通可能な穴59を形成している。キャップ43の中央部には、注射器の口部が嵌合可能なロック式スリーブ60を形成している。
ロック式スリーブ60は、注射器や配管結合コネクタなどの雄型ルアーテーパ状の接続口が嵌合し得る雌型ルアーテーパ形状の接続口を備えており、ロック式スリーブ60の外周面の上端には、ルアーロック構造の注射器が螺合可能な螺合片61を設けている。また、この実施形態では、ロック式スリーブ60は、注射器や配管結合コネクタなどの雄型ルアーテーパ状の接続口を螺合させて、接続したときに、注射器等の接続口の先端がロック式スリーブ60の底面に密着するようになっている。
また、ロック式スリーブ60の底面には、中心からずれた位置に、キャップ43の回転に対し、基部41の着座部52に形成した流路56及びゴムシール体42に形成した流路57と同一の回転軌道上に流路62を形成している。この実施形態では、ロック式スリーブ60の底面に形成した流路62は、キャップ43の中心からハンドル58を設けた側にずらして形成している。
キャップ43はゴムシール体42の上から、基部41の円筒部分を覆うように取り付ける。基部41の嵌着部53に嵌着させて取り付けると、ゴムシール体42は、キャップ43に押さえられて、基部41及びキャップ43に密着する。ゴムシール体42は、基部41とキャップ43に密着しており、ゴムシール体42に形成した流路57を介して、基部41の流路56とキャップ43の流路62を液密に連通している。なお、このゴムシール体42には、キャップ43の回動に対して適度な抵抗を与え、キャップ43が勝手に動かないようにする作用もある。
この医療用スライド式開閉弁40は、図7に示すように、キャップ43のハンドル58を基部41のピン55側に回動させ、ハンドル58の穴59をピン55に差し込むと、図6に示すように、ロック式スリーブ60の底面に形成した流路62は、基部41の流路56及びゴムシール体42の流路57と位置がずれる。このため、基部41の流路56及びゴムシール体42の流路56はロック式スリーブ60の底面により遮断され、医療用スライド式開閉弁40は閉じた状態になる。また、この状態では、キャップ43はピン55に係合しており、回動が規制され、キャップ43が勝手に回動することはない。
また、この医療用スライド式開閉弁40は、キャップ43のハンドル58の穴59を少し持ち上げて、基部41のピン55から外し、キャップ43を左回りに回動させ、キャップ43のハンドル58を基部41のストッパ54に当てると、図8、図9に示すように、キャップ43のロック式スリーブ60の底面に形成した流路62と、基部41の流路56及びゴムシール体42の流路57の位置が合い、各流路56、57、62が連通されて、医療用スライド式開閉弁40が開いた状態になる。なお、ゴムシール体42が、キャップ43に押さえられて、基部41やキャップ43に密着しているので、キャップ43を回動させる際などに、液漏れが生じることはない。
この医療用スライド式開閉弁40に注射器30を接続するときは、図9に示すように、キャップ43を回動させ、キャップ43のハンドル58を基部41のピン55に嵌めて、医療用スライド式開閉弁40を閉じた状態にして行なう。注射器30はニードルレスで(注射針を使わずに)キャップ43のロック式スリーブ60に挿入して接続する。このとき、注射器30がルアーロック構造の注射器の場合には、注射器30のロック式ルアー口部の雌ねじ31をロック式スリーブ60の螺合片61に螺合させつつ、ロック式スリーブ60の凹テーパに注射器の口部32を嵌合させて、ロック式スリーブ60に注射器のロック式ルアー口部を接続する。この医療用スライド式開閉弁40は、キャップ43のハンドル58を基部41のピン55に嵌めているので、キャップ43が注射器に連れまわり、誤って医療用スライド式開閉弁40が開かれることはない。また、注射器のロック式ルアー口部の先端がロック式スリーブ60の底に密着するようになっている。
このように医療用スライド式開閉弁に注射器を接続した後、キャップ43のハンドル58の穴59をピン55から外し、キャップ43をストッパ54に当たるまで左回りに回動させると、基部41、ゴムシール体42、キャップ43の各流路56、57、60が連通して、医療用スライド式開閉弁40が開く。医療用スライド式開閉弁40が開くと、注射器により薬液の注入や抽出が行なえる。また、薬液の注入や抽出を終え、注射器を取り外すときは、再び、キャップ43を右回りに回動させ、キャップ43のハンドル58の穴59をピン55に嵌めて、医療用スライド式開閉弁40を閉じた状態で行なうとよい。なお、この医療用スライド式開閉弁40は、キャップ43のハンドル58の穴59が基部41のフランジ51に設けたピン55に嵌まっているので、注射器を接続する際や注射器を取り外す際に、キャップ43が注射器に連れまわることはなく、誤って医療用スライド式開閉弁40が開かれることがない。
この医療用スライド式開閉弁40は、ゴム栓や針を使わずに、注射器又は配管結合コネクタなどの他の医療器具を接続することができるので、コアリングが生じる問題や、穿刺した状態で放置したときに針が抜けたり、液漏れが生じたりする問題、穿刺した針を抜いた後でゴム栓体の耐圧性が低下することなど、ゴム栓や針を用いることに起因する問題がない。
また、この医療用スライド式開閉弁40によれば、注射器や配管結合コネクタのロック式ルアー口部を装着するロック式スリーブ60を備えているので、医療用スライド式開閉弁40にルアーロック式の注射器や配管結合コネクタを接続した状態で放置しても、注射器や配管結合コネクタが勝手に外れることはない。これにより不慮の医療事故を防止できる。また、注射器又は配管結合コネクタのロック式ルアー口部をロック式スリーブ60に装着したまま、キャップ43を回動操作して、医療用スライド式開閉弁40の流路を開通又は閉鎖することができるので、定量的な薬液の注入や抽出を衛生的に行なうことができる。また、スライド弁体5により、医療用スライド式開閉弁40が確実に閉じられるので、耐圧性が良く、輸送中や取り扱い時の内部圧力によって生じる液漏れトラブルの心配がない。
また、ロック式スリーブ60に注射器又は配管結合コネクタを装着したときに、注射器又は配管結合コネクタのロック式ルアー口部の先端が、ロック式スリーブ60の底に接合するようになっているので、液が滞留することがなく衛生的であり、かつ、定量的な液注入が正確に行なえる。なお、注射器又は配管結合コネクタのロック式ルアー口部をロック式スリーブ60に装着したときに、注射器又は配管結合コネクタのロック式ルアー口部の先端が、ロック式スリーブ60の底に密着するように、ロック式スリーブ60の底にリング状のゴム部材を装着してもよい。これにより、注射器又は配管結合コネクタのロック式ルアー口部をロック式スリーブ60に装着したときに、注射器又は配管結合コネクタのロック式ルアー口部の先端が、ロック式スリーブ60の底に装着したリング状のゴム部材に押圧接合するので、このゴム部材によりシールされ液漏れが起こらないようにすることができる。
以上、本発明に係る医療用スライド式開閉弁を説明したが、本発明は上記の実施形態には限定されない。
例えば、一つ目の実施形態に係る医療用スライド式開閉弁1では、第1ゴムシール体3、第2ゴムシール体4を廃し、第1ゴムシール体3の部分を基部2と同じ材料により基部2と一体的に形成し、第2ゴムシール体4の部分をキャップ6と同じ材料によりキャップ6と一体的に形成し、ゴム材料を廃して耐薬品性を向上させるようにしてもよい。
また、2つ目の実施形態に係る医療用スライド式開閉弁40では、ゴムシール体42を廃し、ゴムシール体42の部分を基部41又はキャップ43と同じ材料により、基部41又はキャップ43と一体的に形成してもよい。
また、2つ目の実施形態に係る医療用スライド式開閉弁40は、医療用スライド式開閉弁40を閉じた状態でも医療用容器内の薬液が、ゴムシール体42に触れ得る状態にあり、ゴム成分が溶出するような薬品を扱う場合には適さない。この実施形態では、図10に示すように、基部41の流路56を上方に突出させ、基部41の流路56をキャップ43により封口するようにするとよい。この実施形態によれば、医療用容器内の薬液がゴムに接触せず、ゴム成分が薬液中に溶出するなどの問題がなく、耐薬品性を有する材料からなる基部41とキャップ43で、医療用容器を閉じることができ、耐薬品性を備えさせることができる。
また、医療用スライド式開閉弁40では、注射器を接続する際や注射器を取り外す際に、キャップ43が注射器に連れまわるのを防止するため、キャップ43のハンドル58に穴59を設け、基部41のフランジ51にピン55を設けて、斯かる穴59とピン55を係合させているが、キャップ43の連れまわりを防止する構造はこれに限定されない。キャップ43の連れまわりを防止する他の構造としては、基部41の流路56とゴムシール体42の流路57、及び、注射器を接続するロック式スリーブ60を、例えば、キャップ43の回転中心からずらした位置において、キャップ43の回転に対して、同一の回転軌道上に設けるようにしてもよい。また、医療用スライド式開閉弁40では、キャップ43を回動させる際に、ゴムシール体42がキャップ43に連れ回って、基部41の流路56とゴムシール体42の流路57がずれるのを防止するストッパを設けるとよい。
本発明に係る医療用スライド式開閉弁は、医療用容器の開口部の弁構造としてだけでなく、混注管の開口部の弁構造としても用いることができる。なお、腎臓透析など血液を循環させる配管では、血液の凝固を防止する薬剤を定期的に注入することが行なわれる。この場合、予め薬液を封入したシリンジを用いて、所定の時間毎に定量ずつ注入することが行なわれている。混注管に本発明に係る医療用スライド式開閉弁を適用すれば、シリンジを混注管から抜くことなく、所定の時間毎に定量ずつ薬液を注入することができるので、衛生的な面や作業性の面で好適である。特に、血液を循環させる配管には圧力が掛けられている場合があるが、混注管に本発明に係る医療用スライド式開閉弁を適用すれば、定量注入を行なわないときには、弁を閉じておくことができるので、血液がシリンジに逆流することがない。
本発明の一実施形態に係る医療用スライド式開閉弁を示す縦断面図。 本発明の医療用スライド式開閉弁の基部と第1ゴムシール体を示す平面図。 本発明の一実施形態に係る医療用スライド式開閉弁の閉じた状態を示す平面図である。 本発明の一実施形態に係る医療用スライド式開閉弁の開いた状態を示す平面図である。 本発明の一実施形態に係る医療用スライド式開閉弁の変形実施例を示す縦断面図である。 本発明の他の実施形態に係る医療用スライド式開閉弁の閉じた状態を示す縦断面図。 本発明の他の実施形態に係る医療用スライド式開閉弁の閉じた状態を示す平面図。 本発明の他の実施形態に係る医療用スライド式開閉弁の開いた状態を示す平面図。 本発明の他の実施形態に係る医療用スライド式開閉弁の開いた状態を示す縦断面図。 本発明の他の実施形態に係る医療用スライド式開閉弁の変形例を示す縦断面図。
符号の説明
1 医療用スライド式開閉弁
2 基部
3 ゴムシール体
4 ゴムシール体
5 スライド弁体
6 キャップ
11 フランジ
12 着座部
13 嵌着部
14 流路
15 円筒部分
16 溝
21 穴
22 溝
23 流路
24、25 取手
26 穴
27 スリーブ
28 螺合片
30 注射器
31 雌ねじ
32 口部
32 コネクタ
40 医療用スライド式開閉弁
41 基部
42 ゴムシール体
43 キャップ
51 フランジ
52 着座部
53 嵌着部
54 ストッパ
55 ピン
56 流路
57 流路
58 ハンドル
59 穴
60 スリーブ
61 螺合片
62 流路
t 縦線
u 横線

Claims (14)

  1. 医療器具の開口部を封口する基部と、
    他の医療器具の接続口を接続する接続部と、
    前記基部を貫通し、前記医療器具と前記接続部との間を連通した流路と、
    前記流路の一部を構成し、かつ前記流路の他の部分に対してスライド移動するスライド部とを備えたことを特徴とする医療用スライド式開閉弁。
  2. 前記スライド部が前記流路の一部を構成する流路穴を備えた平板状の部材であり、前記流路の端面に密着した状態でスライド移動して、前記流路を遮断することを特徴とする請求項1に記載の医療用スライド式開閉弁。
  3. 前記スライド部が、流路の他の部分に対して直線方向又は回転方向にスライドすることを特徴とする請求項1又は2に記載の医療用スライド式開閉弁。
  4. 前記接続部は、前記他の医療器具の接続口の先端が密着するようになっていることを特徴とする請求項1から3の何れかに記載の医療用スライド式開閉弁。
  5. 前記接続部は、前記他の医療器具の接続口の先端に密着するゴムを備えていることを特徴とする請求項4に記載の医療用スライド式開閉弁。
  6. 前記スライド部と、基部及び/又は接続部との間にゴム材を介在させ、前記スライド部を前記流路の端面に密着させた状態で、スライド移動するようにしたことを特徴とする請求項1から5の何れかに記載の医療用スライド式開閉弁。
  7. 前記医療器具の開口部を覆う着座部と、前記着座部を貫通するとともに、着座部から突出した流路を備えた基部と、
    前記着座部に突設した流路の周囲を覆うように着座部に装着した第1ゴムシール体と、
    前記着座部に突設した流路に対応した位置に流路孔を有し、かつ第1ゴムシール体の上に装着した第2ゴムシール体と、
    前記基部に設けた流路と第2ゴムシール体の流路孔とを連通し得る孔を備え、第1ゴムシール体と第2ゴムシール体との間に、前記着座部に突設した流路の端面に密着した状態で直線的に摺動するスライド弁体と、
    前記基部の流路に対応した位置に前記他の医療器具の接続口を接続する接続部を有し、前記第2ゴムシール体の上から医療器具の開口部に取り付けたキャップとを備え、
    前記スライド弁体を摺動操作して、前記スライド弁体に設けた孔と、基部に設けた流路と第2ゴムシール体の流路孔の位置を合わしたときに弁を開き、前記スライド弁体に設けた孔と、基部に設けた流路と第2ゴムシール体の流路孔の位置をずらしたときに弁を閉じることを特徴とする請求項1に記載の医療用スライド式開閉弁。
  8. 前記第2ゴムシール体の流路孔の周囲が、キャップの接続部内に突出しており、キャップの接続部に接続された他の医療器具と第2ゴムシール体の流路孔が密着した状態で連通することを特徴とする請求項7に記載の医療用スライド式開閉弁。
  9. 前記医療器具の開口部を覆う基部と、基部を貫通した流路と、前記基部に回転摺動可能に装着したキャップ部材と、前記キャップ部材を回転摺動させたときに基部の流路と位置が合ったりずれたりする位置に設けた前記キャップを貫通した流路と、前記キャップの流路に他の医療器具の接続口が連通するように、他の医療器具の接続口を接続する接続部を設けたことを特徴とする請求項1に記載の医療用スライド式開閉弁。
  10. 前記キャップと基部との間にゴム材を介在させ、前記流路をシールしたことを特徴とする請求項9に記載の医療用スライド式開閉弁。
  11. 前記接続部が、前記他の医療器具の接続口を接続した状態で固定するロック構造を備えていることを特徴とする請求項1から10の何れかに記載の医療用スライド式開閉弁。
  12. 前記接続部が、前記他の医療器具に設けられた雄型ルアーテーパ状の接続口を接続する雌型ルアーテーパ状の接続口を備えていることを特徴とする請求項1から10の何れかに記載の医療用スライド式開閉弁。
  13. 請求項1から12の何れかに記載された医療用スライド式開閉弁を、開口部に備えたことを特徴とする医療用容器。
  14. 請求項1から12の何れかに記載された医療用スライド式開閉弁を、開口部に備えたことを特徴とする混注管。
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