JP2005143448A - 温室の屋根換気装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】新築の温室はもとより、既存の温室にも等しく適用可能な温室の屋根換気装置を提供する。
【解決手段】合掌ユニット6が複数縦列に並べられ、各合掌ユニットの裾部に共通のシート止め材が接合され、頂部には共通の笠材9が接合されたものが一単位の小屋組ユニットとして構成され、温室の屋根頂部に少なくとも一単位の前記小屋組ユニットが載置され、裾部のシート止め材7が温室の骨組み材と連結されている。小屋組ユニットの笠材9のシート止め溝及び裾部のシート止め材7を利用して温室の被覆シート29が止着されている。笠材の少なくとも一方のシート止め溝に一端を止着し傾斜面に沿って垂らした被覆シート29の他端が棟方向に長い巻き軸に巻き込まれている。回転駆動手段32が設置され、巻き軸の回転により小屋組ユニットの笠材とシート止め材との間の開口が開閉自在に構成されている。
【選択図】図1

Description

この発明は、新築の温室はもとより、既存の温室にも等しく適用可能な温室の屋根換気装置の技術分野に属する。
プラスチックシートを被覆材とする温室、或いはガラス板を使用したガラス温室など(以下、単に温室と総称する。)の室内空気を入れ換えて室温を適度に調節する手段として各種の換気装置が開発されている。特に、温室の屋根頂部に設けたいわゆる天窓を開閉する天窓タイプの換気装置は、温室内に滞留する熱気を効率的に放出して換気できる手段として注目されており、多様な換気装置が開発されている。
(i)例えば特許文献1に記載の「簡易型温室の換気装置」は、温室の屋根頂部に天窓枠板が棟方向に平行に設けられ、該枠板の相互間に天窓が形成されている。上記天窓枠板の内部にエアバックが収容され、該エアバックにエア供給源が接続されている。通常時はエアバックを膨らませて天窓を閉鎖し、換気時にはエアバックをしぼませて天窓を開放する。
(ii)特許文献2に記載の「簡易型温室の換気装置」は、温室のアーチ枠体の屋根頂部に断面C字状のシート収容筒が棟方向に平行に設けられている。そのシート収容筒の相互間に形成された天窓には、下端をアーチ枠体に固定し両端を前記シート収容筒の上方に臨ませた天窓枠体が設けられている。天窓枠体は、中間にネット部を設けた天井シートで被覆されており、該天井シートの両端は左右のシート収容筒内のシート巻き軸に巻き込まれている。通常時は天井シートのシート部分で天窓を覆い、換気時には天井シートを巻き込みネット部を天窓位置まで移動させる。
(iii)特許文献3に記載の「ビニールハウスの換気装置」は、温室の骨組みの天井部に、温室全長に亘って天窓骨組みが設けられている。天窓骨組みの内部に温室全長に亘って回転自在に軸架した駆動軸が設けられ、該駆動軸には、先端部が上記天窓骨組みの外側に達するアームの基端部が連結されている。前記アームに回転自在に設けられたシート巻き軸には天窓用シートの基端部が巻き込まれており、その先端部は上記天窓骨組みの下部に止着されている。通常時は天窓骨組みを天窓用シートで覆い、換気時には駆動軸を回転させてアームに連結されたシート巻き軸を天窓骨組みに沿って移動させると共に、同シート巻き軸を回転させて天窓用シートを巻き取り天窓を開放する。
(iv)特許文献4に記載の「ビニールハウスの換気装置」は、温室の垂直中心に対して左右対称位置に且つアーチ骨組みに沿って移動可能な移動枠体が設けられており、ビニールシートが張設された前記移動枠体には移動手段が設けられている。通常時は移動枠体相互で温室の屋根頂部を塞ぎ、換気時には移動枠体をアーチ骨組みに沿って下降させ、移動枠体の相互間に天窓を形成する。
特開平5−23060号公報 特開平5−252837号公報 特開平6−46679号公報 特開平9−182529号公報
上記(i)〜(iv)の換気装置は、温室と別構造とされているため、新築の温室はもとより、既存の温室にも等しく適用可能であることを注目できる。しかし、ほとんどの構成部材が専用品であるため高価であったり、簡易構造の温室へ設置するには、現場作業が大変面倒で大掛かりである、などの問題点があった。
(v)ところで、本出願人は、以下に示す構成の換気装置とその構築方法を開発し特許出願している(特願2002−368812号の明細書等)。
前記構築方法は、頂部及び裾部のシート止め材を縦材とし、その間に複数本の桟材(アングル材)を横材として連結した梯子構造で成る等長の二つのユニット枠をそれぞれ頂部においてヒンジ機構で連結して開き角を可変に構成された三角形状又はアーチ形状の換気枠単位体を、温室の屋根の外面部の棟方向に配置し、該換気枠単位体の裾部に設けた支持材を温室の屋根部骨組みと結合して棟方向に長く均等断面のほぼ三角形状又はアーチ形状の山形状に取り付けている。前記換気枠の頂部の棟方向に長いシート止め材に止着したプラスチックシートの端部を、棟方向に長い巻き軸へ巻き込み、この巻き軸を回転駆動する手段を設置している。裾部のシート止め材に温室の屋根を覆うプラスチックシートの端部を止着している。上記構成の換気装置のほとんどの構成部材は、既往の部材で構成しているので安価である。また、二つのユニット枠の頂部を連結して換気枠単位体を組み立てるまでの工程を現場サイトで行うことができるので、温室の屋根頂部での組み立て作業が少なく、組み立て作業が簡単で安全である。
換気装置は、換気効果の他に、雨漏りが生じない構成とされることが重要であるところ、上記(v)の換気装置は屋根頂部の雨仕舞い処理が面倒である。具体的には、例えば温室の屋根頂部に換気枠単位体を設置してから、プラスチックシートで頂部を覆い、両端部を頂部のシート止め材に止着して雨仕舞い処理を行うので、屋根頂部でのプラスチックシートの止着作業が面倒である。また、頂部をプラスチックシートで覆った形態は、意匠性も良きとは云えない。
本発明の目的は、ほとんどの構成部材を既往の部材で構成することによって安価で、しかも、高所での組み立て作業が少なく、組み立て作業が簡単であることに変わりなく、更に、屋根頂部の雨仕舞い処理が簡単、且つ確実に行うことができ、意匠性に優れた温室の屋根換気装置を提供することである。
上記従来技術の課題を解決するための手段として、請求項1に記載した発明に係る温室の屋根換気装置は、
温室の屋根に設置される簡易構造の換気装置であって、
2本の合掌材の頂部を相互にピン連結した合掌ユニットが複数縦列に並べられ、各合掌ユニットの裾部に共通のシート止め材が接合され、頂部には両側にシート止め溝を備えた共通の笠材が接合されたものが一単位の小屋組ユニットとして構成され、温室の屋根頂部に少なくとも一単位の前記小屋組ユニットが載置され、裾部のシート止め材が温室の骨組み材と連結されていること、
前記小屋組ユニットの笠材のシート止め溝及び裾部のシート止め材を利用して温室の被覆シートが止着されていると共に、笠材の少なくとも一方のシート止め溝に一端を止着し傾斜面に沿って垂らした被覆シートの他端が棟方向に長い巻き軸に巻き込まれており、この巻き軸を正逆方向に回転し、且つ任意の回転位置に止めることが可能な回転駆動手段が設置され、前記巻き軸の回転により前記小屋組ユニットの笠材とシート止め材との間の開口が開閉自在に構成されていることを特徴とする。
請求項2記載の発明は、請求項1に記載した温室の屋根換気装置において、
小屋組ユニットには、笠材のシート止め溝とシート止め材との略中間位置に小屋組ユニットの下部を覆う捨て貼りシートを止着するシート止め材が各合掌ユニットに共通へ接合されており、該シート止め材と裾部のシート止め材とを利用して下部捨て貼りシートが止着されていること、
小屋組ユニットの棟方向の端部に位置する合掌ユニット及びその内側に隣接する合掌ユニットの各合掌材に、小屋組ユニットの棟方向の端部を覆う捨て貼りシートを止着するシート止め材が接合されており、該二つのシート止め材を利用して端部捨て貼りシートが止着されていることを特徴とする。
請求項3記載の発明は、請求項1又は2に記載した温室の屋根換気装置において、
裾部のシート止め材は、折り曲げ可能なステー部材を用いて合掌材の裾部へ連結されていることを特徴とする。
本発明に係る温室の屋根換気装置は、合掌材やシート止め材、巻き軸及び回転駆動手段などの構成部材を既往の部材で構成するので安価である。また、ほとんどの組み立て作業を現場サイトで行うことができ、高所での作業が少ないので、組み立て作業が簡単で安全である。
特に、両側にシート止め溝を備えた笠材を利用して小屋組ユニットの頂部を被覆シートで覆うので、頂部の雨仕舞い処理を簡単、且つ確実に行うことができる。しかも、頂部の構造がすっきりとした構造となるので意匠性に優れている。
2本の合掌材の頂部を相互にピン連結した合掌ユニットが複数縦列に並べられ、各合掌ユニットの裾部に共通のシート止め材が接合され、頂部には両側にシート止め溝を備えた共通の笠材が接合されたものが一単位の小屋組ユニットとして構成され、温室の屋根頂部に少なくとも一単位の前記小屋組ユニットが載置され、裾部のシート止め材が温室の骨組み材と連結される。前記小屋組ユニットの笠材のシート止め溝及び裾部のシート止め材を利用して温室の被覆シートが止着されていると共に、笠材の少なくとも一方のシート止め溝に一端を止着し傾斜面に沿って垂らした被覆シートの他端が棟方向に長い巻き軸に巻き込まれる。この巻き軸を正逆方向に回転し、且つ任意の回転位置に止まることが可能な回転駆動手段が設置され、前記巻き軸の回転により前記小屋組ユニットの笠材とシート止め材との間の開口が開閉自在に構成され実施される。
先ず、請求項1〜請求項3に記載した発明に係る温室の屋根換気装置(以下、換気装置と省略する。)の実施例1を、図1〜図6に基づいて説明する。本実施例の換気装置1は、図1に示すように、棟方向に平行に設けた複数本のアーチパイプ2…と、各アーチパイプ2を肩口で連結する陸梁(図示は省略)とで温室の骨組み材が構成され、プラスチックシートから成る被覆シート3で被覆された、通例の小、中規模の温室4の屋根頂部に設置される。
2本のL形形状のアングル材から成る合掌材5と5(又は5’と5’)の頂部を相互にピン連結した合掌ユニット6(又は6’)が複数(本実施例では6組)所定の間隔で縦列に並べられ、各合掌ユニット6、6’の裾部及び略中間部に共通のシート止め材7、8が接合され、頂部には両側にシート止め溝9a、9aを備えた共通の笠材9が接合されたものが一単位の小屋組ユニット10として構成され、該一単位の小屋組ユニット10が温室4の屋根頂部に載置されている。
具体的には、図1に示すように、二種類の合掌ユニット6と6’を使い分け、合掌ユニット6が小屋組ユニット10の棟方向の両端部及びその内側に隣接するように配置され、前記合掌ユニット6、6と6、6との間に複数本の合掌ユニット6’…が配置されている。前記合掌ユニット6の合掌材5は、図2に示すように、鉛直部5aの頂部が他方側の合掌材5の鉛直部5aの頂部とボルト11とナット(図示を省略)で開き角の調整ができるように回転可能にピン連結されている。前記鉛直部5aの略中間部には、補強用のブレース材12の端部をボルト接合できるようにインサートナット13が埋め込まれており、ブレース材12の両端部が向かい合う合掌材5、5のインサートナット13、13にボルト14で接合され、合掌ユニット6は頑丈な構成とされている(図4を参照)。なお、前記ブレース材12は既往のシート止め材等で構成される。
合掌材5の水平部5bの頂部と略中間部には、笠材9と中間部のシート止め材8をボルト接合できるようにインサートナット15、16が埋め込まれている。前記水平部5bの裾部には、小屋組ユニット10の裾部のシート止め材7を固定するためのステー部材17がリベット止めされている。そして、ボルト接合された笠材9のシート止め溝9aと中間部のシート止め材8との間、及び同シート止め材8と上記ステー部材17との間には、小屋組ユニット10の側部を覆う捨て貼りシート18を止着する既往のシート止め材19がリベット止めされている。ちなみに、本実施例では、下側のシート止め材19の下端部とステー部材17の上端部とを重ねて共通のリベットで止めている(図3を参照)。
上記合掌ユニット6’は、上述した合掌ユニット6と略同様の構成とされているが、ブレース材12で補強されないので、合掌材5’の鉛直部のインサートナット13が省略されている。また、捨て貼りシート18が止着されないので、水平部のシート止め材19が省略されている。
各合掌材5(5’)の裾部に取り付けられたステー部材17の下部には、ボルトねじ込み部17aがバーリング加工によって形成されており、シート止め材7に形成されたボルト孔7aが、各ステー部材17のボルトねじ込み部17aと同心位置となるように配置され、ボルト20がねじ込まれている。なお、図3に示すように、ステー部材17の表面には、切り欠き部17bが形成されており、折り曲げてシート止め材7の固定角度を調整できる構成とされている(請求項3記載の発明)。
中間部のシート止め材8は、小屋組ユニット10の下部を覆う捨て貼りシート21の上端を止着するために、同小屋組ユニット10の裾部のシート止め材7と笠材9のシート止め溝9aとの略中間位置に接合されており、シート止め材8に形成されたボルト孔8aが、各合掌材5(5’)のインサートナット16と同心位置となるように配置され、ボルト22がねじ込まれている(請求項2記載の発明)。
頂部の笠材9は、合掌ユニット6(6’)を所定の開き角θで固定できるように、両側のシート止め溝9a、9aが角度θの開いた状態で配置され、その上端部相互は丸みを持たせた囲い部9bによって連結されている。この笠材9のシート止め溝9aに形成されたボルト孔9cが、各合掌材5(5’)のインサートナット15と同心位置となるように配置され、ボルト23がねじ込まれている。
温室4の屋根頂部に載置された上記構成の小屋組ユニット10の裾部のシート止め材7は、アーチパイプ2と交差するように配置されており、その交点がくさび24aを打ち込む形式の既往の連結具24で強く連結されている(図5を参照)。
小屋組ユニット10の棟方向の端部に位置する合掌ユニット6とその内側に隣接する合掌ユニット6との間は、捨て貼りシート18で覆われ、その両端が合掌ユニット6のシート止め材19に止め線25を用いて止着されている(図1を参照)。更に、小屋組ユニット10の端部位置に配置された合掌ユニット6には、具体的な図示は省略するが、同小屋組ユニット10の端面を覆うための被覆シート26が止着されている。
そして、小屋組ユニット10の中間部のシート止め材8と裾部のシート止め材7との間は、捨て貼りシート21で覆われ、その上端は前記中間部のシート止め材8に止め線27を用いて止着されている。下端は、温室4の被覆シート3の上端と共に裾部のシート止め材7に止め線28を用いて止着されている(請求項2記載の発明)。小屋組ユニットの両端部及び下部は捨て貼りシートで覆われるので、確実に雨漏りを防ぐことができる。
笠材9のシート止め溝9aには、中間部のシート止め材8との間に構成される開口を覆うのに十分な長さと幅寸を有する被覆シート29の一端が止め線30を用いて止着され、傾斜面に沿って垂らした前記被覆シート29の他端が棟方向に長い巻き軸31に巻き込まれている。この巻き軸31の端部には、同巻き軸31を正逆方向に回転し、且つ任意の回転位置に止めることが可能な回転駆動手段32が設置されている。前記回転駆動手段32は、例えば特許第2847618号公報に記載されている回転駆動手段が使用され、入力軸によってのみ出力軸を回転できる構成である。その出力軸が前記巻き軸31に連結され、入力軸に連結したクランク状のハンドル33を正逆に回転させることで巻き軸31を回転させることができる。したがって、図6に示すように、ハンドル33を回転させて巻き軸31で被覆シート29を巻き込むと、前記巻き軸31は回転して上昇し小屋組ユニット10の笠材9のシート止め溝9aと中間部のシート止め材8との間の開口が開放される。逆に、巻き軸31で被覆シート29を巻き戻すと、前記巻き軸31は回転して下降し開口が閉鎖される。ハンドル33を回転させるだけで簡単に開口の開け閉めを行うことができる。
前記笠材9のシート止め溝9aと中間部のシート止め材8との間には、図1に示すように、帯状の押さえバンド34が適度に強い張力で止着され、巻き軸31による開口の開け閉めの安全性が確保されている。
上記の換気装置1は、先ず、現場サイトで合掌ユニット6、6’を所定の間隔で縦列に並べ、その頂部を共通の笠材9で連結し、裾部及び中間部を共通のシート止め材7、8で連結して小屋組ユニット10を構成する。次に、小屋組ユニット10の側部を覆う捨て貼りシート18をシート止め材19に止着し、温室4の屋根頂部に載置して連結具24を用いて連結する。小屋組ユニット10の下部を覆う捨て貼りシート21の上端を中間部のシート止め材8に止着し、下端を温室4の被覆シート3の上端と共に裾部のシート止め材7に止着する。そして、笠材9のシート止め溝9aに被覆シート29の一端を止着し、他端を巻き軸31に巻き付ける。最後に、押さえバンド34を笠材9のシート止め溝9aと中間部のシート止め材8との間に緊張させると、換気装置1の組み立て作業が完了する。
本発明に係る温室の屋根換気装置は、合掌材5(5’)やシート止め材7、8、巻き軸31及び回転駆動手段32などの構成部材が既往の部材で構成されているので安価である。また、ほとんどの組み立て作業を現場サイトで行うことができ、高所での作業が少ないので、組み立て作業が簡単で安全である。
特に、シート止め溝9aを両側に備えた笠材9を利用して小屋組ユニット10の頂部を被覆シート29で覆うので、頂部の雨仕舞い処理を簡単、且つ確実に行うことができる。しかも、頂部の構造がすっきりした構造となるので、意匠性に優れている。
本実施例の換気装置1は、小屋組ユニット10の両側に開口が構成されているが、この構成に限らない。すなわち、図7に示すように、開口が一側にのみ構成されても良く、開口を構成しない側の温室4の被覆シート3は笠材9のシート止め溝9aと裾部のシート止め材7とを利用して止着される。なお、開口を構成しない側には下部捨て貼りシート21は止着されない。
換気装置1は、一単位の小屋組ユニット35(35’)が必要長さ連結されても良い。
この場合には、両側に配置される小屋組ユニット35とその間に配置される小屋組ユニット35’との二種類を使い分けて連結される。前記小屋組ユニット35は、実施例1の小屋組ユニット10と略同様の構成とされているが、図8に示すように、一端部にのみ端部捨て貼りシートを止着できる構成とされ、他端部からは笠材9及びシート止め材7、8の端部が連結代として突き出されている。
小屋組ユニット35’も、実施例1の小屋組ユニット10と略同様の構成とされているが、図9に示すように、端部捨て貼りシートが止着されない構成とされ、両端部からは笠材9及びシート止め材7、8の端部が連結代として突き出されている。
上記各小屋組ユニット35、35’は、図10に示すように、隣接する笠材9及びシート止め材7、8の連結代同士が既往の連結具36を用いて連結され、実施例1と略同様に温室4の屋根頂部に設置される。
換気装置1は、図11に示すように、大型の合掌型温室37の屋根頂部に設置されても良い。
この場合、小屋組ユニット10の裾部のシート止め材7は温室37の屋根骨組み材であるシート止め材38と連結される。具体的には、図12に示すように、前記裾部のシート止め材7は温室37のシート止め材38と交差するように配置され、その交点がくさび39aを打ち込む形式の既往の連結具39で強く連結される。
本発明に係る温室の屋根換気装置を温室の屋根頂部に設置した状態を示した斜視図である。 合掌ユニットの構造を示した斜視図である。 ステー部材を折り曲げた状態を示した側面図である。 合掌ユニットと笠材、及びシート止め材等の構造図である。 裾部のシート止め材と温室のアーチパイプとの連結構造を示した斜視図である。 換気装置の開口の開閉機構を模式的に示した側面図である。 小屋組ユニットの一側にのみ開口が構成された場合の開閉機構を模式的に示した側面図である。 一単位の小屋組ユニットが必要長さ連結される場合に、両側に配置される小屋組ユニットを示した斜視図である。 一単位の小屋組ユニットが必要長さ連結される場合に、中間に配置される小屋組ユニットを示した斜視図である。 小屋組ユニット同士の連結構造を示した図である。 換気装置を大型の合掌型温室の屋根頂部に設置した状態を示した斜視図である。 裾部のシート止め材と温室の屋根骨組み材であるシート止め材との連結構造を示した斜視図である。
符号の説明
1 温室の屋根換気装置
3 温室の被覆シート
4 温室
5、5’ 合掌材
6、6’ 合掌ユニット
7 裾部のシート止め材
8 中間部のシート止め材
9 笠材
10 小屋組ユニット
17 ステー部材
18 小屋組ユニットの側部を覆う捨て貼りシート
21 小屋組ユニットの下部を覆う捨て貼りシート
29 被覆シート
31 巻き軸
32 回転駆動手段
35 小屋組ユニット
35’ 小屋組ユニット
36 連結具
37 温室

Claims (3)

  1. 温室の屋根に設置される簡易構造の換気装置であって、
    2本の合掌材の頂部を相互にピン連結した合掌ユニットが複数縦列に並べられ、各合掌ユニットの裾部に共通のシート止め材が接合され、頂部には両側にシート止め溝を備えた共通の笠材が接合されたものが一単位の小屋組ユニットとして構成され、温室の屋根頂部に少なくとも一単位の前記小屋組ユニットが載置され、裾部のシート止め材が温室の骨組み材と連結されていること、
    前記小屋組ユニットの笠材のシート止め溝及び裾部のシート止め材を利用して温室の被覆シートが止着されていると共に、笠材の少なくとも一方のシート止め溝に一端を止着し傾斜面に沿って垂らした被覆シートの他端が棟方向に長い巻き軸に巻き込まれており、この巻き軸を正逆方向に回転し、且つ任意の回転位置に止めることが可能な回転駆動手段が設置され、前記巻き軸の回転により前記小屋組ユニットの笠材とシート止め材との間の開口が開閉自在に構成されていることを特徴とする、温室の屋根換気装置。
  2. 小屋組ユニットには、笠材のシート止め溝とシート止め材との略中間位置に小屋組ユニットの下部を覆う捨て貼りシートを止着するシート止め材が各合掌ユニットへ共通に接合されており、該シート止め材と裾部のシート止め材とを利用して下部捨て貼りシートが止着されていること、
    小屋組ユニットの棟方向の端部に位置する合掌ユニット及びその内側に隣接する合掌ユニットの各合掌材に、小屋組ユニットの棟方向の端部を覆う捨て貼りシートを止着するシート止め材が接合されており、該二つのシート止め材を利用して端部捨て貼りシートが止着されていることを特徴とする、請求項1に記載した温室の屋根換気装置。
  3. 裾部のシート止め材は、折り曲げ可能なステー部材を用いて合掌材の裾部へ連結されていることを特徴とする、請求項1又は2のいずれか一に記載した温室の屋根換気装置。
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