JP2005142744A - 情報信号の処理装置および処理方法、それに使用される係数種データの生成装置および生成方法、並びに各方法を実行するためのプログラム、そのプログラムを記録した媒体 - Google Patents

情報信号の処理装置および処理方法、それに使用される係数種データの生成装置および生成方法、並びに各方法を実行するためのプログラム、そのプログラムを記録した媒体 Download PDF

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Abstract

【課題】第1の情報信号(SD信号)を第2の情報信号(HD信号)に変換する際、出力手段に適応した第2の情報信号を得る。
【解決手段】変換回路114,115は、クラスタップのデータとしての複数のSD画素データの値(画素値)を、それぞれ、輝度値に変換する。変換回路114,115は、画像表示デバイス105における画素データの値と輝度値との対応関係に基づいて、画素値を輝度値に変換する。クラス検出回路116,117は複数の輝度値に基づいて空間クラス、動きクラスを検出し、クラス合成回路118でHD信号における注目位置の画素データが属するクラスを示すクラスコードCLを得る。演算回路122は、予測タップのデータxiと、クラスコードCLが示すクラスの係数データWiとを用い、推定式に基づいて、HD信号における注目位置の画素データy1〜y4を求める。デバイス105の輝度特性に合った適切なクラス分類が行われる。
【選択図】 図1

Description

この発明は、複数の情報データからなる第1の情報信号を複数の情報データからなる第2の情報信号に変換する情報信号の処理装置および処理方法、それに使用される係数種データの生成装置および生成方法、並びに各方法を実行するためのプログラム、そのプログラムを記録した媒体に関する。
詳しくは、この発明は、第2の情報信号における注目位置の周辺に位置する第1の情報信号の複数の情報データの値を第2の情報信号による出力を得るための出力手段における情報データの値と出力値との対応関係に基づいて変換してなる複数の出力値を取得し、この複数の出力値に基づいて第2の情報信号における注目位置の情報データが属するクラスを検出し、このクラスに対応して第2の情報信号における注目位置の情報データを生成することによって、出力手段の出力特性に合った適切なクラス分類を行って、出力手段に適応した第2の情報信号を得るようにした情報信号処理装置等に係るものである。
従来、例えば525i信号というSD(Standard Definition)信号を、1050i信号というHD(High Definition)信号に変換するフォーマット変換が提案されている。525i信号は、ライン数が525本でインタレース方式の画像信号を意味し、1050i信号は、ライン数が1050本でインタレース方式の画像信号を意味する。
上述したようなフォーマット変換を行うため、本出願人は、先に、525i信号の画素データより1050i信号の画素データを得る際、525i信号の画素に対する1050i信号の各画素の位相に対応した推定式の係数データをメモリに格納しておき、この係数データを用い、推定式に基づいて1050i信号の画素データを求める、解像度創造の手法を用いることを提案した。
特許文献1には、上述した1050i信号による画像が画像表示デバイス、例えばCRT(Cathode-Ray Tube)ディスプレイ、LCD(Liquid Crystal Display)、PDP(Plasma Display Panel)等に表示された場合、当該画像表示デバイスに適応した画質となるように、画像表示デバイスの種類に対応した係数データを用いることが提案されている。例えば、画像表示デバイスがCRTディスプレイである場合は画像の解像度は通常とされ、画像表示デバイスがLCDである場合は解像度が通常より低くなるようにされ、画像表示デバイスがPDPの場合は解像度が通常より高くなるようにされる。
特開2001−309315号公報
しかし、特許文献1に記載される画像信号変換装置では、HD信号における注目位置の周辺に位置するSD信号の複数の画素データに基づいて、当該HD信号における注目位置の画素データが属するクラスを検出し、このクラスに対応した係数データを用いて、当該HD信号における注目位置の画素データを求めている。
すなわち、この特許文献1に記載される画像信号変換装置では、画像表示デバイスの種類によらずクラス分類は同様に行われるものであり、使用される画像表示デバイスの出力特性にあった適切なクラス分類が行われておらず、当該画像表示デバイスに適応したHD信号を得ることが困難であった。
この発明の目的は、第1の情報信号を変換して得られる第2の情報信号を、当該第2の情報信号による出力を得るための出力手段に適応したものとすることにある。
この発明に係る情報信号処理装置は、複数の情報データからなる第1の情報信号を複数の情報データからなる第2の情報信号に変換する情報信号処理装置であって、第2の情報信号における注目位置の周辺に位置する第1の情報信号の複数の情報データの値を第2の情報信号による出力を得るための出力手段における情報データの値と出力値との対応関係に基づいて変換してなる複数の出力値を取得するデータ処理手段と、このデータ処理手段で取得された複数の出力値に基づいて、第2の情報信号における注目位置の情報データが属するクラスを検出するクラス検出手段と、このクラス検出手段で検出されたクラスに対応して、第2の情報信号における注目位置の情報データを生成する情報データ生成手段とを備えるものである。
また、この発明に係る情報信号処理方法は、複数の情報データからなる第1の情報信号を複数の情報データからなる第2の情報信号に変換する情報信号処理方法であって、第2の情報信号における注目位置の周辺に位置する第1の情報信号の複数の情報データの値を第2の情報信号による出力を得るための出力手段における情報データの値と出力値との対応関係に基づいて変換してなる複数の出力値を取得するデータ処理ステップと、このデータ処理ステップで取得された複数の出力値に基づいて、第2の情報信号における注目位置の情報データが属するクラスを検出するクラス検出ステップと、このクラス検出ステップで検出されたクラスに対応して、第2の情報信号における注目位置の情報データを生成する情報データ生成ステップとを備えるものである。
また、この発明に係るプログラムは、上述した情報信号処理方法をコンピュータに実行させるためのものである。また、この発明に係るコンピュータ読み取り可能な媒体は、上述のプログラムを記録したものである。
この発明においては、第1の情報信号が第2の情報信号に変換される。これら第1、第2の情報信号は、それぞれ複数の情報データからなっている。例えば、情報信号は、複数の画素データからなる画像信号、あるいは複数の音声データ(サンプリングデータ)からなる音声信号である。
第2の情報信号における注目位置の周辺に位置する第1の情報信号の複数の情報データの値が第2の情報信号による出力を得るための出力手段における情報データの値と出力値との対応関係に基づいて変換されてなる複数の出力値が取得される。例えば、情報信号が画像信号である場合、情報データの値と出力値との対応関係は、画素データの値と輝度値との対応関係とされる。
例えば、情報信号が画像信号である場合、出力手段は画像表示デバイス、例えばCRTディスプレイ、LCD、PDP等である。また例えば、情報信号が音声信号である場合、出力手段は音声出力デバイス、例えばスピーカ等である。
例えば、第1の情報信号に基づいて第2の情報信号における注目位置の周辺に位置する複数の情報データが選択され、この選択された複数の情報データの値が情報データの値と出力値との対応関係に基づいてそれぞれ出力値に変換され、上述の複数の出力値が取得される。
また例えば、第1の情報信号を構成する各情報データの値が情報データの値と出力値との対応関係に基づいてそれぞれ出力値に変換され、この変換されて得られた各出力値に基づいて第2の情報信号における注目位置の周辺に位置する第1の情報信号の複数の情報データに対応した複数の出力値が選択的に取り出され、上述の複数の出力値が取得される。
上述したように取得された複数の出力値に基づいて、第2の情報信号における注目位置の情報データが属するクラスが検出される。例えば、複数の出力値にそれぞれデータ圧縮処理を施すことで、クラスを示すクラスコードが生成される。このように検出されたクラスに対応して、第2の情報信号における注目位置の情報データが生成される。
例えば、クラスに対応する、推定式で用いられる係数データが発生され、第1の情報信号に基づいて第2の情報信号における注目位置の周辺に位置する複数の情報データが選択され、これら複数の情報データおよび係数データを用い、推定式に基づいて、第2の情報信号における注目位置の情報データが算出される。
例えば、第2の情報信号による出力の質を示すパラメータの値を入力するパラメータ入力手段をさらに備え、クラスおよびパラメータの値に対応する、推定式で用いられる係数データが発生されるようにしてもよい。これにより、パラメータの値を変更して、第2の情報信号による出力の質を調整できる。この場合、クラスに対応した係数種データおよびパラメータの値を用い、パラメータを含む生成式(係数種データはこの生成式の係数データ)に基づいて、クラスおよびパラメータの値に対応した係数データが生成される。
上述したように、この発明は、第2の情報信号における注目位置の周辺に位置する第1の情報信号の複数の情報データの値を第2の情報信号による出力を得るための出力手段における情報データの値と出力値との対応関係に基づいて変換してなる複数の出力値を取得し、この複数の出力値に基づいて第2の情報信号における注目位置の情報データが属するクラスを検出し、このクラスに対応して第2の情報信号における注目位置の情報データを生成するものである。これにより、出力手段の出力特性にあった適切なクラス分類を行うことができ、従って出力手段に適応した第2の情報信号を得ることができる。
この発明に係る係数種データ生成装置は、複数の情報データからなる第1の情報信号を複数の情報データからなる第2の情報信号に変換する際に使用される推定式で用いられる係数データを生成するための生成式における係数データである係数種データを生成する装置であって、生成式に含まれるパラメータに対応し、第1の情報信号に対応する生徒信号、または第2の情報信号に対応する教師信号による出力の質を定めるパラメータの値が入力されるパラメータ入力手段と、教師信号における注目位置の周辺に位置する生徒信号の複数の情報データの値を第2の情報信号による出力を得るための出力手段における情報データの値と出力値との対応関係に基づいて変換してなる複数の出力値を取得するデータ処理手段と、このデータ処理手段で取得された複数の出力値に基づいて、教師信号における注目位置の情報データが属するクラスを検出するクラス検出手段と、生徒信号に基づいて、教師信号における注目位置の周辺に位置する複数の情報データを選択するデータ選択手段と、クラス検出手段で検出されたクラス、パラメータ入力手段で入力されたパラメータの値、データ選択手段で選択された複数の情報データおよび教師信号における注目位置の情報データを用いて、クラス毎に、係数種データを求める演算手段とを備えるものである。
また、この発明に係る係数種データ生成方法は、複数の情報データからなる第1の情報信号を複数の情報データからなる第2の情報信号に変換する際に使用される推定式で用いられる係数データを生成するための生成式における係数データである係数種データを生成する方法であって、生成式に含まれるパラメータに対応し、第1の情報信号に対応する生徒信号、または第2の情報信号に対応する教師信号による出力の質を定めるパラメータの値が入力されるパラメータ入力ステップと、教師信号における注目位置の周辺に位置する生徒信号の複数の情報データの値を第2の情報信号による出力を得るための出力手段における情報データの値と出力値との対応関係に基づいて変換してなる複数の出力値を取得するデータ処理ステップと、このデータ処理ステップで取得された複数の出力値に基づいて、教師信号における注目位置の情報データが属するクラスを検出するクラス検出ステップと、生徒信号に基づいて、教師信号における注目位置の周辺に位置する複数の情報データを選択するデータ選択ステップと、クラス検出ステップで検出されたクラス、パラメータ入力ステップで入力されたパラメータの値、データ選択手段で選択された複数の情報データおよび教師信号における注目位置の情報データを用いて、クラス毎に、係数種データを求める演算ステップとを備えるものである。
また、この発明に係るプログラムは、上述した係数種データ生成方法をコンピュータに実行させるためのものである。また、この発明に係るコンピュータ読み取り可能な媒体は、上述のプログラムを記録したものである。
この発明においては、係数データを生成するための生成式における係数データである係数種データが生成される。この係数データは、複数の情報データからなる第1の情報信号を複数の情報データからなる第2の情報信号に変換する際に使用される推定式で用いられるものである。係数データを生成するための生成式にはパラメータが含まれている。このパラメータに対応し、第1の情報信号に対応する生徒信号、または第2の情報信号に対応する教師信号による出力の質を定めるパラメータの値が入力される。
教師信号における注目位置の周辺に位置する生徒信号の複数の情報データの値が、教師信号による出力を得るための出力手段における情報データの値と出力値との対応関係に基づいて、変換されてなる複数の出力値が取得される。この複数の出力値に基づいて、第2の情報信号における注目位置の情報データが属するクラスが検出される。
また、生徒信号に基づいて、教師信号における注目位置の周辺に位置する複数の情報データが選択される。入力されるパラメータの値が段階的に変更されていき、教師信号における注目位置の情報データが属するクラス、パラメータの値、選択された複数の情報データおよび教師信号における注目位置の情報データを用いて、クラス毎に、係数種データが求められる。
上述したように、この発明は、教師信号における注目位置の周辺に位置する生徒信号の複数の情報データの値を第2の情報信号による出力を得るための出力手段における情報データの値と出力値との対応関係に基づいて変換してなる複数の出力値を取得し、この複数の出力値に基づいて教師信号における注目位置の情報データが属するクラスを検出し、クラス毎に、係数種データを求めるものである。これにより、上述した情報信号処理装置で良好に使用できる係数種データを得ることができる。
この発明によれば、第2の情報信号における注目位置の周辺に位置する第1の情報信号の複数の情報データの値を第2の情報信号による出力を得るための出力手段における情報データの値と出力値との対応関係に基づいて変換してなる複数の出力値を取得し、この複数の出力値に基づいて第2の情報信号における注目位置の情報データが属するクラスを検出し、このクラスに対応して第2の情報信号における注目位置の情報データを生成するものであり、出力手段の出力特性にあった適切なクラス分類を行うことができ、出力手段に適応した第2の情報信号を得ることができる。
以下、図面を参照しながら、この発明の実施の形態について説明する。図1は、実施の形態としてのテレビ受信機100の構成を示している。
このテレビ受信機100は、放送信号より525i信号というSD(Standard Definition)信号を得、この525i信号を1050i信号というHD(High Definition)信号に変換し、このHD信号による画像を表示する機能を持っている。ここで、525i信号は、ライン数が525本でインタレース方式の画像信号であり、1050i信号はライン数が1050本でインタレース方式の画像信号である。
図2は、525i信号および1050i信号のあるフレーム(F)の画素位置関係を示すものであり、奇数(o)フィールドの画素位置を実線で示し、偶数(e)フィールドの画素位置を破線で示している。大きなドットが525i信号の画素であり、小さいドットが1050i信号の画素である。図2から分かるように、1050i信号の画素データとしては、525i信号のラインに近い位置のラインデータL1,L1′と、525i信号のラインから遠い位置のラインデータL2,L2′とが存在する。ここで、L1,L2は奇数フィールドのラインデータ、L1′,L2′は偶数フィールドのラインデータである。また、1050i信号の各ラインの画素数は、525i信号の各ラインの画素数の2倍である。
図1に戻って、テレビ受信機100は、受信アンテナ101と、この受信アンテナ101で受信された放送信号(RF変調信号)が供給され、選局処理、中間周波増幅処理、検波処理等を行ってSD信号を得るチューナ部102と、このチューナ部102で得られたSD信号を一時的に格納するバッファメモリ103とを有している。
また、テレビ受信機100は、バッファメモリ103に一時的に格納されたSD信号をHD信号に変換する画像信号処理部104と、この画像信号処理部104で得られたHD信号による画像を表示する、出力手段としての画像表示デバイス105とを有している。この画像表示デバイス105は、例えばCRTディスプレイ、LCD、あるいはPDP等で構成されている。この画像表示デバイス105は、HD信号による出力、つまり画像を得るための出力手段を構成している。
図1に示すテレビ受信機100の動作を説明する。
チューナ部102で得られたSD信号は、バッファメモリ103に供給されて一時的に格納される。そして、このバッファメモリ103に一時的に格納されたSD信号は画像信号処理部104に供給され、HD信号に変換される。すなわち、画像信号処理部104では、SD信号を構成する画素データ(以下、適宜「SD画素データ」という)から、HD信号を構成する画素データ(以下、適宜「HD画素データ」という)が生成される。
この画像信号処理部104より出力されるHD信号は画像表示デバイス105に供給され、この画像表示デバイス105の画面上にはHD信号による画像が表示される。
次に、画像信号処理部104の詳細を説明する。
この画像信号処理部104は、バッファメモリ103に一時的に格納されたSD信号(525i信号)に基づいて、HD信号(1050i信号)における注目位置の周辺に位置する複数のSD画素データを選択的に取り出して出力する第1〜第3のタップ選択回路111〜113を有している。
第1のタップ選択回路111は、予測に使用する複数のSD画素データxi(i=1〜n)を、予測タップのデータとして選択的に取り出すものである。第2のタップ選択回路112は、SD画素データのレベル分布パターンに対応するクラス分類に使用する複数のSD画素データを、空間クラスタップのデータとして選択的に取り出すものである。図3A,Bは、それぞれ空間クラスタップ、予測タップの一例を示している。
第3のタップ選択回路113は、動きに対応するクラス分類に使用する複数のSD画素データを、動きクラスタップのデータとして選択的に取り出するものである。なお、空間クラスを複数フィールドに属するSD画素データを使用して決定する場合には、この空間クラスにも動き情報が含まれることになる。
また、画像信号処理部104は、画素値/輝度値変換回路114,115を有している。この変換回路114は、第2のタップ選択回路112で空間クラスタップのデータとして選択的に取り出される複数のSD画素データの値(画素値)を、それぞれ、画像表示デバイス105における画素データの値と出力値としての輝度値との対応関係に基づいて、輝度値に変換する。この変換回路114は、第2のタップ選択回路112と共に、空間クラス検出に用いられる複数の輝度値を取得するためのデータ処理手段を構成している。
同様に、変換回路115は、第3のタップ選択回路112で動きクラスタップのデータとして選択的に取り出される複数のSD画素データの値(画素値)を、それぞれ、画像表示デバイス105における画素データの値と出力値としての輝度値との対応関係に基づいて、輝度値に変換する。この変換回路115は、第3のタップ選択回路113と共に、動きクラス検出に用いられる複数の輝度値を取得するためのデータ処理手段を構成している
なお、画像表示デバイス105において、輝度値は画素値と一般に線形関係にはなく、(1)式および図4に示す対応関係がある。(1)式において、yは輝度値、xは画素値、Aは最大輝度値、γはガンマ値である。詳細説明は省略するが、ガンマ値γは画像表示デバイス105の種類、例えばCRTディスプレイ、LCD、PDP等により異なっていることは周知である。
Figure 2005142744
変換回路114,115は、上述の(1)式に基づいて画素値から輝度値を算出し、あるいは画素値と輝度値との対応を示すテーブルを用意しており、そのテーブルを利用して画素値から輝度値を求める。例えば、変換回路114,115では、このテーブルの変更が可能とされている。これにより、画像表示デバイス105の種類が変更される場合にも容易に対処できる。
また、画像信号処理部104は、変換回路114で得られた、空間クラスタップのデータに対応した複数の輝度値のレベル分布パターンを検出し、このレベル分布パターンに基づいて空間クラスを検出し、そのクラス情報を出力する空間クラス検出回路116を有している。
空間クラス検出回路116では、例えば、各輝度値を、8ビットデータから2ビットデータに圧縮するような演算が行われる。そして、空間クラス検出回路116からは、各輝度値に対応した圧縮データが空間クラスのクラス情報として出力される。本実施の形態においては、ADRC(Adaptive Dynamic Range Coding)によって、データ圧縮が行われる。なお、データ圧縮手段としては、ADRC以外にDPCM(予測符号化)、VQ(ベクトル量子化)等を用いてもよい。
本来、ADRCは、VTR(Video Tape Recorder)向け高性能符号化用に開発された適応再量子化法であるが、信号レベルの局所的なパターンを短い語長で効率的に表現できるので、上述したデータ圧縮に使用して好適なものである。ADRCを使用する場合、複数の輝度値の最大値をMAX、その最小値をMIN、複数の輝度値のダイナミックレンジをDR(=MAX−MIN+1)、再量子化ビット数をPとすると、各輝度値kiに対して、(2)式の演算により、圧縮データとしての再量子化コードqiが得られる。ただし、(2)式において、[ ]は切り捨て処理を意味している。Na個の輝度値があるとき、i=1〜Naである。
qi=[(ki−MIN+0.5)*2P/DR] ・・・(2)
また、画像信号処理部104は、変換回路115で得られた、動きクラスタップのデータに対応した複数の輝度値より、主に動きの程度を表すための動きクラスを検出し、そのクラス情報を出力する動きクラス検出回路117を有している。
この動きクラス検出回路117では、第3のタップ選択回路113で取り出された複数のSD画素データmi,niに対応した複数の輝度値mi′,ni′からフレーム間差分が算出され、さらにその差分の絶対値の平均値に対してしきい値処理が行われて動きの指標である動きクラスが検出される。すなわち、動きクラス検出回路117では、(3)式によって、差分の絶対値の平均値AVが算出される。第3のタップ選択回路113で例えば12個のSD画素データm1〜m6,n1〜n6が取り出されるとき、(3)式におけるNbは6である。
Figure 2005142744
そして、動きクラス検出回路117では、上述したように算出された平均値AVが1個または複数個のしきい値と比較されて動きクラスのクラス情報MVが得られる。例えば、3個のしきい値th1,th2,th3(th1<th2<th3)が用意され、4つの動きクラスを検出する場合、AV≦th1のときはMV=0、th1<AV≦th2のときはMV=1、th2<AV≦th3のときはMV=2、th3<AVのときはMV=3とされる。
また、画像信号処理部104は、クラス合成回路118を有している。このクラス合成回路118は、空間クラス検出回路116より出力される空間クラスのクラス情報としての再量子化コードqiと、動きクラス検出回路117より出力される動きクラスのクラス情報MVに基づき、HD信号における注目位置の画素データ(作成すべきHD画素データ)が属するクラスを示すクラスコードCLを求める。このクラス合成回路118では、(4)式によって、クラスコードCLの演算が行われる。なお、(4)式において、Naは空間クラスタップのデータとしての複数のSD画素データの個数、PはADRCにおける再量子化ビット数を示している。
Figure 2005142744
また、画像信号処理部104は、係数メモリ119を有している。この係数メモリ119は、後述する推定予測演算回路122で使用される推定式で用いられる係数データWi(i=1〜n)を、クラス毎に、格納するものである。この係数データWiは、SD信号(525i信号)を、HD信号(1050i信号)に変換するための情報である。
上述したように、525i信号を1050i信号に変換する場合、奇数、偶数のそれぞれのフィールドにおいて、525i信号の1画素に対応して1050i信号の4画素を得る必要がある。この場合、奇数、偶数のそれぞれのフィールドにおける1050i信号を構成する2×2の単位画素ブロック内の4画素は、それぞれ中心予測タップに対して異なる位相ずれを持っている。
図5は、奇数フィールドにおける1050i信号を構成する2×2の単位画素ブロック内の4画素HD1〜HD4における中心予測タップSD0からの位相ずれを示している。ここで、HD1〜HD4の位置は、それぞれ、SD0の位置から水平方向にk1〜k4、垂直方向にm1〜m4だけずれている。
図6は、偶数フィールドにおける1050i信号を構成する2×2の単位画素ブロック内の4画素HD1′〜HD4′における中心予測タップSD0′からの位相ずれを示している。ここで、HD1′〜HD4′の位置は、それぞれ、SD0′の位置から水平方向にk1′〜k4′、垂直方向にm1′〜m4′だけずれている。
そのため、係数メモリ119には、クラスおよび出力画素(HD1〜HD4,HD1′〜HD4′)の組み合わせ毎に、係数データWiが格納されている。
この係数メモリ119には上述したクラス合成回路118で得られるクラスコードCLが読み出しアドレス情報として供給され、この係数メモリ119からはクラスコードCLに対応したクラスの係数データWiが読み出され、推定予測演算回路122に供給される。
また、画像信号処理部104は、ROM(Read Only Memory)121と、係数生成回路120とを有している。係数生成回路120は、(5)式のパラメータr,zを含む生成式に基づいて、クラスおよび出力画素(図5のHD1〜HD4,図6のHD1′〜HD4′参照)の組み合わせ毎に、係数データWiを生成する。ここで、パラメータrは解像度を決めるパラメータであり、パラメータzはノイズ除去度を決めるパラメータである。
Figure 2005142744
ROM121には、この生成式における係数データである係数種データwi0〜wi9が、クラスおよび出力画素の組み合わせ毎に、記憶されている。この係数種データの生成方法については後述する。係数生成回路120には、このROM121から係数種データwi0〜wi9がロードされ、さらにユーザによって調整されたパラメータr,zの値が供給される。
この係数生成回路120で生成される係数データWi(i=1〜n)は、上述した係数メモリ119に供給されて格納される。この係数生成回路120における係数データWiの生成は、例えば垂直ブランキング期間毎に行われる。これにより、ユーザの操作によってパラメータr,zの値が変更されても、係数メモリ119に格納される各クラスの係数データWiを、そのパラメータr,zの値に対応したものに即座に変更でき、ユーザによる解像度、ノイズ除去度の調整がスムーズに行われるようになる。
また、画像信号処理部104は、推定予測演算回路122を有している。この推定予測演算回路122は、第1のタップ選択回路111で選択的に取り出される予測タップのデータ(複数のSD画素データ)xiと、係数メモリ119から読み出された係数データWiとから、(6)式の推定式に基づいて、作成すべきHD信号の画素データ(注目位置の画素データ)を求める。
Figure 2005142744
上述したように、SD信号をHD信号に変換する際には、SD信号の1画素に対してHD信号の4出力画素(HD1〜HD4またはHD1′〜HD4′)を得る必要がある。この推定予測演算回路122では、HD信号を構成する2×2の単位画素ブロック毎に、画素データが求められる。
すなわち、この推定予測演算回路122には、第1のタップ選択回路111から単位画素ブロック内の4画素(注目画素)に対応した予測タップのデータxiが供給され、また係数メモリ119からその単位画素ブロックを構成する4画素に対応した係数データWiが供給される。そして、この推定予測演算回路122では、単位画素ブロックを構成する4画素のデータy1〜y4が、それぞれ上述した(6)式の推定式で個別に演算される。
また、画像信号処理部104は、推定予測演算回路122より順次出力される、単位画素ブロック内の4画素のデータy1〜y4を線順次化して1050i信号のフォーマットで出力する後処理回路123を有している。
次に、図1に示す画像信号処理部104の動作を説明する。
第2のタップ選択回路112では、バッファメモリ103に一時的に格納されているSD信号(525i信号)に基づいて、作成すべきHD信号(1050i信号)を構成する単位画素ブロック内の4画素(注目位置の画素)の周辺に位置する、複数のSD画素データが空間クラスタップのデータとして選択的に取り出される。この複数のSD画素データは画素値/輝度値変換回路114に供給される。
変換回路114では、複数のSD画素データの値(画素値)が、それぞれ、画像表示デバイス105における画素データの値と輝度値との対応関係に基づいて、輝度値に変換される。このように変換して得られる複数の輝度値は空間クラス検出回路116に供給される。空間クラス検出回路116では、空間クラスタップのデータに対応した各輝度値に対してADRC処理が施されて空間クラス(主に空間内の波形表現のためのクラス分類)のクラス情報としての再量子化コードqiが得られる((2)式参照)。
また、第3のタップ選択回路113では、バッファメモリ103に一時的に格納されているSD信号(525i信号)に基づいて、作成すべきHD信号(1050i信号)を構成する単位画素ブロック内の4画素(注目位置の画素)の周辺に位置する、複数のSD画素データが動きクラスタップのデータとして選択的に取り出される。この複数のSD画素データは画素値/輝度値変換回路115に供給される。
変換回路115では、複数のSD画素データの値(画素値)が、それぞれ、画像表示デバイス105における画素データの値と輝度値との対応関係に基づいて、輝度値に変換される。このように変換して得られる複数の輝度値は動きクラス検出回路117に供給される。動きクラス検出回路117では、動きクラスタップのデータに対応した複数の輝度値より動きクラス(主に動きの程度を表すためのクラス分類)のクラス情報MVが得られる。
この動き情報MVと上述した再量子化コードqiはクラス合成回路118に供給される。このクラス合成回路118では、これら動き情報MVと再量子化コードqiとから、作成すべきHD信号(1050i信号)を構成する単位画素ブロック毎にその単位画素ブロック内の4画素(注目画素)が属するクラスを示すクラスコードCLが得られる((4)式参照)。このクラスコードCLは、係数メモリ119に読み出しアドレス情報として供給される。
係数メモリ119には、例えば各垂直ブランキング期間に、係数生成回路120で生成された、ユーザによって調整されたパラメータr,zの値に対応した、クラスおよび出力画素(HD1〜HD4,HD1′〜HD4′)の組み合わせ毎の係数データWiが供給されて格納される。
係数メモリ119に上述したようにクラスコードCLが読み出しアドレス情報として供給されることで、この係数メモリ119からクラスコードCLに対応したクラスの4出力画素(奇数フィールドではHD1〜HD、偶数フィールドではHD1′〜HD4′)分の係数データWiが読み出されて推定予測演算回路122に供給される。
第1のタップ選択回路111では、SD信号に基づいて、作成すべきHD信号を構成する単位画素ブロック内の4画素(注目位置の画素)の周辺に位置する、複数のSD画素データが予測タップのデータxiとして選択的に取り出される。この予測タップのデータxiは推定予測演算回路122に供給される。
推定予測演算回路122では、予測タップのデータxiと、係数メモリ119から供給される4出力画素分の係数データWiとから、(6)式の推定式に基づいて、作成すべきHD信号を構成する単位画素ブロック内の4画素(注目位置の画素)のデータy1〜y4が個別に演算される。そして、この推定予測演算回路122より順次出力されるデータy1〜y4は後処理回路123に供給される。
この後処理回路123では、推定予測演算回路122より順次供給されるデータy1〜y4が線順次化され、1050i信号のフォーマットで出力される。つまり、この後処理回路123からは、HD信号としての1050i信号が出力される。
このように、図1に示す画像信号処理部104においては、HD信号における注目位置の周辺に位置するSD信号の複数の画素データの値をHD信号による画像を得るための画像表示デバイス105における画素データの値(画素値)と輝度値との対応関係に基づいて変換してなる複数の輝度値を取得し、この複数の輝度値に基づいてHD信号における注目位置の画素データが属するクラスを検出し、このクラスに対応してHD信号における注目位置の情報データを生成する。したがって、この画像信号処理部104によれば、画像表示デバイス105の出力輝度特性にあった適切なクラス分類が行われ、従って画像表示デバイス105に適応したHD信号を得ることができる。
次に、ROM121に格納される、各クラスの係数種データwi0〜wi9(i=1〜n)の生成方法について説明する。
ここで、以下の説明のため、(7)式のように、tj(j=0〜9)を定義する。
0=1,t1=r,t2=z,t3=r2,t4=rz,t5=z2
6=r3,t7=r2z,t8=rz2,t9=z3
・・・(7)
この(7)式を用いると、(5)式は、(8)式のように書き換えられる。
Figure 2005142744
最終的に、学習によって未定係数wijを求める。すなわち、クラスおよび出力画素の組み合わせ毎に、複数のSD画素データとHD画素データを用いて、二乗誤差を最小にする係数値を決定する。いわゆる最小二乗法による解法である。学習数をm、k(1≦k≦m)番目の学習データにおける残差をek、二乗誤差の総和をEとすると、(5)式および(6)式を用いて、Eは(9)式で表される。ここで、xikはSD画像のi番目の予測タップ位置におけるk番目の画素データ、ykはそれに対応するk番目のHD画像の画素データを表している。
Figure 2005142744
最小二乗法による解法では、(9)式のwijによる偏微分が0になるようなwijを求める。これは、(10)式で示される。
Figure 2005142744
ここで、(11)式、(12)式のように、Xipjq、Yipを定義すると、(10)式は、行列を用いて、(13)式のように書き換えられる。
Figure 2005142744
Figure 2005142744
この(13)式が、係数種データを算出するための正規方程式である。この正規方程式を掃き出し法(Gauss-Jordanの消去法)等の一般解法で解くことにより、係数種データwi0〜wi9(i=1〜n)を求めることができる。
図7は、上述した係数種データの生成方法の概念を示している。教師信号としてのHD信号から、生徒信号としての複数のSD信号を生成する。ここで、HD信号からSD信号を生成する際に使用する間引きフィルタの周波数特性を変えることにより、解像度の異なるSD信号を生成する。
解像度の異なるSD信号によって、解像度を上げる効果の異なる係数種データを生成できる。例えばボケ具合の大きな画像が得られるSD信号とボケ具合の小さな画像が得られるSD信号があった場合、ボケ具合の大きな画像が得られるSD信号による学習で、解像度を上げる効果の強い係数種データが生成され、ボケ具合の小さな画像が得られるSD信号による学習で、解像度を上げる効果の弱い係数種データが生成される。
また、解像度の異なるSD信号の各々に対してノイズを加えることで、ノイズの加わったSD信号を生成する。ノイズを加える量を可変することでノイズ量が異なるSD信号が生成され、それによってノイズ除去効果の異なる係数種データが生成される。例えばノイズをたくさん加えたSD信号とノイズを少し加えたSD信号とがあった場合、ノイズをたくさん加えたSD信号による学習でノイズ除去効果の強い係数種データが生成され、ノイズを少し加えたSD信号による学習でノイズ除去効果の弱い係数種データが生成される。
ノイズを加える量としては、例えば(14)式のように、SD信号の画素値xに対して、ノイズnを加えてノイズの加わったSD信号の画素値x′を生成する場合、Gを可変することでノイズ量を調整する。
x′=x+G・n ・・・(14)
例えば、周波数特性を可変するパラメータrの値を0〜1.0まで0.1のステップで11段階に可変し、ノイズを加える量を可変するパラメータzの値を0〜1.0まで0.1のステップで11段階に可変し、合計121種類のSD信号を生成する。このようにして生成した複数のSD信号とHD信号との間で学習を行って係数種データを生成する。このパラメータr,zは、図1の画像信号処理部104における係数生成回路120に供給されるパラメータr,zに対応したものである。
次に、上述した画像信号処理部104のROM121に格納される係数種データwi0〜wi9(i=1〜n)を生成するための係数種データ生成装置200について説明する。図8は、この係数種データ生成装置200の構成を示している。
この係数種データ生成装置200は、教師信号としてのHD信号が入力される入力端子201と、このHD信号に対して、水平および垂直の間引き処理を行って、生徒信号としてのSD信号を得るSD信号生成回路202とを有している。このSD信号生成回路202には、パラメータr,zが供給される。パラメータrの値に対応して、HD信号からSD信号を生成する際に使用する間引きフィルタの周波数特性が可変される。また、パラメータzの値に対応して、SD信号に加えるノイズの量が可変される。
また、係数種データ生成装置200は、SD信号生成回路202より出力されるSD信号に基づいて、HD信号における注目位置の周辺に位置する複数のSD画素データを選択的に取り出して出力する第1〜第3のタップ選択回路203〜205を有している。これら第1〜第3のタップ選択回路203〜205は、上述した画像信号処理部104の第1〜第3のタップ選択回路111〜113と同様に構成される。すなわち、第1のタップ選択回路203は予測タップのデータを選択的に取り出し、第2のタップ選択回路204は空間クラスタップのデータを選択的に取り出し、第3のタップ選択回路205は動きクラスタップのデータを選択的に取り出すものである。
また、係数種データ生成装置200は、画素値/輝度値変換回路206,207を有している。変換回路206は、第2のタップ選択回路204で選択的に取り出される空間クラスタップのデータとしての複数のSD画素データの値(画素値)を、それぞれ、上述したテレビ受信機100を構成する画像表示デバイス105における画素データの値と出力値としての輝度値との対応関係に基づいて、輝度値に変換する。
変換回路207は、第3のタップ選択回路205で選択的に取り出される動きクラスタップのデータとしての複数のSD画素データの値(画素値)を、それぞれ、上述したテレビ受信機100を構成する画像表示デバイス105における画素データの値と出力値としての輝度値との対応関係に基づいて、輝度値に変換する。
これら変換回路206,207は、上述した画像信号処理部104の変換回路114,115と同様に構成される。変換回路206は、第2のタップ選択回路204と共に、空間クラス検出に用いられる複数の輝度値を取得するためのデータ処理手段を構成している。同様に、変換回路207は、第3のタップ選択回路205と共に、動きクラス検出に用いられる複数の輝度値を取得するためのデータ処理手段を構成している。
また、係数種データ生成装置200は、変換回路206で得られた、空間クラスタップのデータに対応した複数の輝度値のレベル分布パターンに基づいて空間クラスを検出し、そのクラス情報を出力する空間クラス検出回路208を有している。この空間クラス検出回路158は、上述した画像信号処理部104の空間クラス検出回路116と同様に構成される。この空間クラス検出回路208からは、各輝度値の再量子化コードqiが空間クラスを示すクラス情報として出力される。
また、係数種データ生成装置200は、変換回路207で得られた、動きクラスタップのデータに対応した複数の輝度値に基づいて、主に動きの程度を表すための動きクラスを検出し、そのクラス情報MVを出力する動きクラス検出回路209を有している。この動きクラス検出回路209は、上述した画像信号処理部104の動きクラス検出回路117と同様に構成される。この動きクラス検出回路209では、第3のタップ選択回路205で選択的に取り出される動きクラスタップのデータに対応した複数の輝度値から、フレーム間差分が算出され、さらにその差分の絶対値の平均値に対してしきい値処理が行われて動きの指標である動きクラスが検出される。
また、係数種データ生成装置200は、空間クラス検出回路208より出力される空間クラスのクラス情報としての再量子化コードqiと、動きクラス検出回路209より出力される動きクラスのクラス情報MVに基づき、HD信号(1050i信号)における注目位置の画素データが属するクラスを示すクラスコードCLを得るためのクラス合成回路210を有している。このクラス合成回路210も、上述した画像信号処理部104のクラス合成回路118と同様に構成される。
また、係数種データ生成装置200は、正規方程式生成部211を有している。この正規方程式生成部211は、入力端子201に供給されるHD信号より得られる注目画素データとしての各HD画素データyと、この各HD画素データyにそれぞれ対応して第1のタップ選択回路203で選択的に取り出される予測タップのデータxiと、各HD画素データyにそれぞれ対応してクラス合成回路210で取得されるクラスコードCLと、パラメータr,zの値とから、クラスおよび出力画素の組み合わせ毎に、各クラスの係数種データwi0〜wi9(i=1〜n)を得るための正規方程式((13)式参照)を生成する。
この場合、1個のHD画素データyとそれに対応する予測タップのデータ(複数個のSD画素データ)xiとの組み合わせで学習データが生成されるが、教師信号としてのHD信号と生徒信号としてのSD信号との間で、クラス毎に、多くの学習データが生成されていく。これにより、正規方程式生成部211では、クラス毎に、係数種データwi0〜wi9(i=1〜n)を得るための正規方程式が生成される。
またこの場合、正規方程式生成部211では、出力画素(図5のHD1〜HD4、図6のHD1′〜HD4′参照)毎に、正規方程式が生成される。例えば、HD1に対応した正規方程式は、中心予測タップに対するずれ値がHD1と同じ関係にあるHD画素データyから構成される学習データから生成される。結果的に正規方程式生成部211では、クラスおよび出力画素の組み合わせ毎に、正規方程式が生成される。
また、係数種データ生成装置200は、係数種データ決定部212と、係数種メモリ213とを有している。係数種データ決定部212は、正規方程式生成部211から正規方程式のデータの供給を受け、当該正規方程式を掃き出し法等によって解き、クラスおよび出力画素の組み合わせ毎に、係数種データwi0〜wi9を求める。係数種メモリ213は、係数種データ決定部212で求められた係数種データwi0〜wi9を格納する。
図8に示す係数種データ生成装置200の動作を説明する。
入力端子201に入力されるHD信号に対してSD信号生成回路202で水平および垂直の間引き処理が行われて生徒信号としてのSD信号が生成される。この場合、SD信号生成回路202にはパラメータr,zが制御信号として供給され、周波数特性およびノイズ加算量が段階的に変化した複数のSD信号が順次生成されていく。
SD信号生成回路202で得られるSD信号より、第2のタップ選択回路204で、HD信号における注目位置の周辺に位置する空間クラスタップのデータが選択的に取り出される。この空間クラスタップのデータとしての複数のSD画素データは画素値/輝度値変換回路206に供給される。
変換回路206では、複数のSD画素データの値(画素値)が、それぞれ、テレビ受信機100の画像表示デバイス105(図1参照)における画素データの値(画素値)と輝度値との対応関係に基づいて、輝度値に変換される。このように変換して得られる複数の輝度値は空間クラス検出回路208に供給される。この空間クラス検出回路208では、各輝度値に対してADRC処理が施されて空間クラス(主に空間内の波形表現のためのクラス分類)のクラス情報としての再量子化コードqiが得られる((2)式参照)。
また、SD信号生成回路202で得られるSD信号より、第3のタップ選択回路205で、HD信号における注目位置の周辺に位置する動きクラスタップのデータが選択的に取り出される。この動きクラスタップのデータとしての複数のSD画素データは画素値/輝度値変換回路207に供給される。
変換回路207では、複数のSD画素データの値(画素値)が、それぞれ、テレビ受信機100の画像表示デバイス105(図1参照)における画素データの値(画素値)と輝度値との対応関係に基づいて、輝度値に変換される。このように変換して得られる複数の輝度値は動きクラス検出回路209に供給される。この動きクラス検出回路209では、複数の輝度値より動きクラス(主に動きの程度を表すためのクラス分類)のクラス情報MVが得られる。
このクラス情報MVと上述した再量子化コードqiはクラス合成回路210に供給される。このクラス合成回路210では、これらクラス情報MVと再量子化コードqiとから、HD信号(1050i信号)における注目位置の画素データが属するクラスを示すクラスコードCLが得られる((4)式参照)。
また、SD信号生成回路202で得られるSD信号より、第1のタップ選択回路203で、HD信号における注目位置の周辺に位置する予測タップのデータxiが選択的に取り出される。
そして、入力端子201に供給されるHD信号より得られる注目位置の画素データとしての各HD画素データyと、この各HD画素データyにそれぞれ対応して第1のタップ選択回路203で選択的に取り出される予測タップのデータxiと、各HD画素データyにそれぞれ対応してクラス合成回路2210より出力されるクラスコードCLと、パラメータr,zの値とから、正規方程式生成部211では、クラスおよび出力画素の組み合わせ毎に、係数種データwi0〜wi9(i=1〜n)を生成するための正規方程式((13)式参照)が生成される。そして、係数種データ決定部212で各正規方程式が解かれて係数種データwi0〜wi9が求められ、この係数種データwi0〜wi9は係数種メモリ213に格納される。
このように、図8に示す係数種データ生成装置200においては、教師信号(1050i信号)における注目位置の周辺に位置する生徒信号(525i信号)の複数の画素データの値を、HD信号による画像を得るための画像表示デバイス105における画素データの値と出力値としての輝度値との対応関係に基づいて、変換してなる複数の輝度値が取得され、この複数の出力値に基づいて教師信号における注目位置の情報データが属するクラスが検出され、クラス毎に、係数種データが求められる。したがって、この係数種データ生成装置200によれば、上述の図1に示す画像信号処理部104のROM121に格納される、クラスおよび出力画素の組み合わせ毎の係数種データwi0〜wi9(i=1〜n)を、良好に生成できる。
上述の図8に示す係数種データ生成装置200では、パラメータr,zの値によってSD信号を生成する際の間引きフィルタの周波数特性およびノイズ加算量を変化させているが、SD信号を固定とし、HD信号の周波数特性およびノイズ加算量を変化させるようにしてもよい。
なお、図1の画像信号処理部104における処理を、例えば図9に示すような画像信号処理装置300によって、ソフトウェアで実現することも可能である。まず、図9に示す画像信号処理装置300について説明する。この画像信号処理装置300は、装置全体の動作を制御するCPU301と、このCPU301の動作プログラムや係数種データ等が格納されたROM(read only memory)302と、CPU301の作業領域を構成するRAM(random access memory)303とを有している。これらCPU301、ROM302およびRAM303は、それぞれバス304に接続されている。
また、画像信号処理装置300は、外部記憶装置としてのハードディスクドライブ(HDD)305と、リムーバブルディスク306をドライブするドライブ307とを有している。これらドライブ305,307は、それぞれバス304に接続されている。
また、画像信号処理装置300は、インターネット等の通信網400に有線または無線で接続する通信部308を有している。この通信部308は、インタフェース309を介してバス304に接続されている。
また、画像信号処理装置300は、ユーザインタフェース部を備えている。このユーザインタフェース部は、リモコン送信機320からのリモコン信号RMを受信するリモコン信号受信回路310と、LCD(liquid crystal display)等からなるディスプレイ311とを有している。受信回路310はインタフェース312を介してバス304に接続され、同様にディスプレイ311はインタフェース313を介してバス304に接続されている。
また、画像信号処理装置300は、SD信号を入力するための入力端子314と、HD信号を出力するための出力端子315とを有している。入力端子314はインタフェース316を介してバス304に接続され、同様に出力端子315はインタフェース317を介してバス304に接続される。
ここで、上述したようにROM302に処理プログラムや係数種データ等を予め格納しておく代わりに、例えばインターネットなどの通信網400より通信部308を介してダウンロードし、HDD305、RAM303等に蓄積して使用することもできる。また、これら処理プログラムや係数種データ等をディスク306で提供するようにしてもよい。
また、処理すべきSD信号を入力端子314より入力する代わりに、予めHDD305に記録しておき、あるいはインターネットなどの通信網400より通信部308を介してダウンロードしてもよい。また、処理後のHD信号を出力端子315に出力する代わり、あるいはそれと並行してディスプレイ311に供給して画像表示をしたり、さらにはHDD305に格納したり、通信部308を介してインターネットなどの通信網400に送出するようにしてもよい。
図10のフローチャートを参照して、図9に示す画像信号処理装置300における、SD信号よりHD信号を得るため処理手順を説明する。まず、ステップST1で、処理を開始し、ステップST2で、SD画素データを1フレーム分または1フィールド分入力する。このSD画素データが入力端子314より入力される場合には、このSD画素データをRAM303に一時的に格納する。また、このSD画素データがHDD305に記録されている場合には、HDD305からこのSD画素データを読み出し、RAM303に一時的に格納する。
そして、ステップST3で、SD画素データの全フレームまたは全フィールドの処理が終わっているか否かを判定する。処理が終わっているときは、ステップST4で、処理を終了する。一方、処理が終わっていないときは、ステップST5に進む。
このステップST5では、ユーザのリモコン送信機320の操作によって入力された画質指定値(ここでは、パラメータr,zの値)を、例えばRAM303より読み込む。そして、ステップST6で、ステップST5で読み込んだパラメータr,zの値、ROM202に格納されている各クラスの係数種データを使用して、生成式((5)式参照)によって、各クラスの係数データWiを生成する。
次に、ステップST7で、ステップST2で入力された1フィールド分または1フレーム分のSD画素データより、HD信号における注目位置に対応して、クラスタップおよび予測タップのデータとしての複数のSD画素データを取得する。そして、ステップST8で、ステップST2で入力されたSD画素データの全領域においてHD画素データを得る処理が終了したか否かを判定する。終了しているときは、ステップST2に戻り、次の1フレーム分または1フィールド分のSD画素データの入力処理に移る。一方、処理が終了していないときは、ステップST9に進む。
このステップST9では、ステップST7で取得されたクラスタップのデータとしての複数のSD画素データの値(画素値)を、それぞれ、HD信号による画像を表示する画像表示デバイスにおける画素データの値と出力値としての輝度値との対応関係に基づいて、輝度値に変換する。この対応関係は、例えばリムーバブルディスク306によって供給され、HDD305に保持されている。これにより、画像表示デバイスの種類の変更があるときは、この対応関係を直ちに変更できる。
次に、ステップST10で、ステップST9で変換して得られた、クラスタップのデータに対応した複数の輝度値に対して例えばADRC等の圧縮処理を施し、HD信号における注目位置の画素データが属するクラスを示すクラスコードCLを生成する。そして、ステップST11で、ステップST6で生成された各クラスの係数データWiのうち、ステップST10で生成されたクラスコードCLが示すクラスの係数データWiと、ステップST7で取得された予測タップのデータxiとを用い、推定式((6)式参照)に基づいて、HD信号における注目位置の画素データを生成する。その後、ステップST7に戻り、HD信号における次の注目位置の処理に移る。
このように、図10に示すフローチャートに沿って処理をすることで、入力されたSD信号を構成するSD画素データを処理して、HD信号を構成するHD画素データを得ることができる。上述したように、このように処理して得られたHD信号は出力端子315に出力されたり、ディスプレイ311に供給されてそれによる画像が表示されたり、さらにはHDD305に記録されたりする。
また、処理装置の図示は省略するが、図8の係数種データ生成装置200における処理を、ソフトウェアで実現することも可能である。
図11のフローチャートを参照して、係数種データを生成するための処理手順を説明する。
まず、ステップST21で、処理を開始し、ステップST22で、学習に使われる、画質パターン(パラメータr,zの値で特定される)を選択する。そして、ステップST23で、全ての画質パターンに対して学習が終わったか否かを判定する。全ての画質パターンに対して学習が終わっていないときは、ステップST24に進む。
このステップST24では、既知のHD画素データを1フレーム分または1フィールド分入力する。そして、ステップST25で、全フレームまたは全フィールドのHD画素データについて処理が終了したか否かを判定する。終了したときは、ステップST22に戻って、次の画質パターンの選択を行って、上述したと同様の処理を繰り返す。一方、終了していないときは、ステップST26に進む。
このステップST26では、ステップST24で入力されたHD画素データより、ステップST22で選択された画質パターンに基づいて、SD画素データを生成する。そして、ステップST27で、ステップST26で生成されたSD画素データより、HD信号における注目位置に対応して、クラスタップおよび予測タップのデータとしての複数のSD画素データを取得する。
そして、ステップST28で、生成されたSD画素データの全領域において学習処理を終了しているか否かを判定する。学習処理を終了しているときは、ステップST24に戻って、次の1フレーム分または1フィールド分のHD画素データの入力を行って、上述したと同様の処理を繰り返し、一方、学習処理を終了していないときは、ステップST29に進む。
このステップST29では、ステップST27で取得されたクラスタップのデータとしての複数のSD画素データの値(画素値)を、それぞれ、HD信号による画像を表示する画像表示デバイス(例えば、図1の画像表示デバイス105)における画素データの値と出力値としての輝度値との対応関係に基づいて、輝度値に変換する。
次に、ステップST30で、ステップST29で変換して得られた、クラスタップのデータに対応した複数の輝度値に基づいて、HD信号における注目位置の画素データが属するクラスを示すクラスコードCLを生成する。
そして、ステップST31で、ステップST24で入力された1フレーム分または1フィールド分のHD画素データのうち、HD信号における注目位置のHD画素データ、ステップST29で取得された予測タップのデータとしての複数のSD画素データ、ステップST22で画質パターンを特定するパラメータr,zの値、およびステップST30で生成されたクラスコードCLに基づいて、クラスコードCLで示されるクラスの正規方程式((13)式参照)の足し込み処理を行う。その後に、ステップST27に戻り、HD信号における次の注目位置の処理に移る。
また、ステップST23で、全ての画質パターンに対して学習が終わったときは、ステップST32に進む。このステップST32では、各クラスの正規方程式を掃き出し法等で解くことによって、各クラスの係数種データwi0〜wi9を算出する。そして、ステップST33で、その係数種データwi0〜wi9をメモリに保存し、その後にステップST34で、処理を終了する。
このように、図11に示すフローチャートに沿って処理をすることで、図8に示す係数種データ生成装置200と同様の手法によって、係数種データwi0〜wi9を得ることができる。
なお、上述実施の形態においては、タップ選択回路112,113でSD信号に基づいてHD信号における注目位置の周辺に位置する複数のSD画素データを選択的に取り出し、その後に、画素値/輝度値変換回路114,115でその複数のSD画素データの値を輝度値に変換するようにしている。しかし、その逆に、SD信号を構成する各SD画素データの値を輝度値に変換しておき、その後に、この変換されて得られた各輝度値に基づいてHD信号における注目位置の周辺に位置する複数のSD画素データに対応した複数の輝度値を選択的に取り出してもよい。これは、係数種データ生成装置200におけるタップ選択回路204,205および画素値/輝度値変換回路206,207の部分に関しても同様である。
また、上述実施の形態においては、画像信号処理部104のROM121に係数データWiを生成するための生成式における係数データである係数種データwi0〜wi9が格納されており、係数生成回路120で、この係数種データwi0〜wi9を用いることで、ユーザ操作によって調整されたパラメータr,zの値に対応した、各クラスの係数データWiを生成し、係数メモリ119に格納するようにして、メモリの節約を図っている。
しかし、例えばROM121にクラスおよびパラメータr,zの値の各組み合わせに対応した係数データWi自体を格納しておくことも考えられる。その場合、画像信号処理部104では、その係数メモリROM121から、クラス合成回路118で取得されたクラスコードCLが示すクラスおよびユーザ操作によって調整されたパラメータr,zの値に対応した係数データWiを読み出して、推定予測演算回路122に供給するようにされる。このようにROM121に係数データWi自体を格納しておくことで、演算の手間を省くことができる。
また、上述実施の形態においては、ユーザ操作によって調整されたパラメータr,zの値に対応した、各クラスの係数データWiが係数生成回路120で生成されて係数メモリ119に格納されるものである。しかし、この発明は、係数生成回路120、ROM121の部分がなく、係数メモリ119に予め各クラスの係数データWiが格納されているものにも適用できる。
また、上述実施の形態においては、解像度を決めるパラメータr、ノイズ除去度を決めるパラメータzに着目したものであるが、HD信号による画像の画質を決めるパラメータは、これらのパラメータr,zに限定されるものではない。また、パラメータは2個に限定されず、1個あるいは3個以上も考えられる。例えば、3個の場合、ノイズ除去度を決めるパラメータzの他に、水平方向の解像度を決めるパラメータhおよび垂直方向の解像度を決めるパラメータvが考えられる。
また、上述実施の形態においては、情報信号が画像信号である場合を示したが、この発明はこれに限定されない。例えば、情報信号が音声信号である場合にも、この発明を同様に適用することができる。
この発明は、クラス分類適応処理によって第1の情報信号を第2の情報信号に変換するものにあって、第2の情報信号を出力する出力手段の出力特性に合った適切なクラス分類を行って、出力手段に適応した第2の情報信号を得るようにしたものであり、例えばクラス分類適応処理によってSD信号からHD信号を得る用途に適用できる。
実施の形態としてのテレビ受信機の構成を示すブロック図である。 525i信号と1050i信号の画素位置関係を示す図である。 クラスタップ、予測タップの一例を示す図である。 画素値と輝度値の対応関係を示す図である。 HD信号(1050i信号)の単位画素ブロック内の4画素の中心予測タップからの位相ずれ(奇数フィールド)を示す図である。 HD信号(1050i信号)の単位画素ブロック内の4画素の中心予測タップからの位相ずれ(偶数フィールド)を示す図である。 係数種データの生成方法を説明するための図である。 係数種データ生成装置の構成を示すブロック図である。 ソフトウェアで実現するための画像信号処理装置の構成を示すブロック図である。 画像信号処理の手順を示すフローチャートである。 係数種データ生成処理の手順を示すフローチャートである。
符号の説明
100・・・テレビ受信機、101・・・受信アンテナ、102・・・チューナ部、103・・・バッファメモリ、104・・・画像信号処理部、105・・・画像表示デバイス、111・・・第1のタップ選択回路、112・・・第2のタップ選択回路、113・・・第3のタップ選択回路、114,115・・・画素値/輝度値変換回路、116・・・空間クラス検出回路、117・・・動きクラス検出回路、118・・・クラス合成回路、119・・・係数メモリ、120・・・係数生成回路、121・・・ROM、122・・・推定予測演算回路、123・・・後処理回路、200・・・係数種データ生成装置、201・・・入力端子、202・・・SD信号生成回路、203・・・第1のタップ選択回路、204・・・第2のタップ選択回路、205・・・第3のタップ選択回路、206,207・・・画素値/輝度値変換回路、208・・・空間クラス検出回路、209・・・動きクラス検出回路、210・・・クラス合成回路、211・・・正規方程式生成部、212・・・係数種データ決定部、213・・・係数種メモリ、300・・・画像信号処理装置

Claims (14)

  1. 複数の情報データからなる第1の情報信号を複数の情報データからなる第2の情報信号に変換する情報信号処理装置であって、
    上記第2の情報信号における注目位置の周辺に位置する上記第1の情報信号の複数の情報データの値を上記第2の情報信号による出力を得るための出力手段における情報データの値と出力値との対応関係に基づいて変換してなる複数の出力値を取得するデータ処理手段と、
    上記データ処理手段で取得された複数の出力値に基づいて、上記第2の情報信号における注目位置の情報データが属するクラスを検出するクラス検出手段と、
    上記クラス検出手段で検出されたクラスに対応して、上記第2の情報信号における注目位置の情報データを生成する情報データ生成手段と
    を備えることを特徴とする情報信号処理装置。
  2. 上記データ処理手段は、
    上記第1の情報信号に基づいて上記第2の情報信号における注目位置の周辺に位置する複数の情報データを選択するデータ選択手段と、
    上記データ選択手段で選択された複数の情報データの値を、上記情報データの値と出力値との対応関係に基づいて、それぞれ出力値に変換して上記複数の出力値を取得する画素値/出力値変換手段とを有する
    ことを特徴とする請求項1に記載の情報信号処理装置。
  3. 上記データ処理手段は、
    上記第1の情報信号を構成する各情報データの値を、上記情報データの値と出力値との対応関係に基づいて、それぞれ出力値に変換する画素値/出力値変換手段と、
    上記画素値/出力値変換手段で変換されて得られた上記第1の情報信号を構成する各情報データに対応した各出力値に基づいて、上記第2の情報信号における注目位置の周辺に位置する上記第1の情報信号の複数の情報データに対応した複数の出力値を選択的に取り出して上記複数の出力値を取得するデータ選択手段とを有する
    ことを特徴とする請求項1に記載の情報信号処理装置。
  4. 上記情報信号は画像信号であり、
    上記情報データの値と出力値との対応関係は、画素データの値と輝度値との対応関係である
    ことを特徴とする請求項1に記載の情報信号処理装置。
  5. 上記情報データ生成手段は、
    上記クラス検出手段で検出されたクラスに対応する、推定式で用いられる係数データを発生する係数データ発生手段と、
    上記第1の情報信号に基づいて上記第2の情報信号における注目位置の周辺に位置する複数の情報データを選択するデータ選択手段と、
    上記データ選択手段で選択された複数の情報データおよび上記係数データ発生手段で発生された係数データを用い、上記推定式に基づいて、上記第2の情報信号における注目位置の情報データを算出する演算手段とを有する
    ことを特徴とする請求項1に記載の情報信号処理装置。
  6. 上記第2の情報信号による出力の質を示すパラメータの値を入力するパラメータ入力手段をさらに備え、
    上記係数データ発生手段は、上記クラス検出手段で検出されたクラスおよび上記パラメータ入力手段で入力されたパラメータの値に対応する、推定式で用いられる係数データを発生する
    ことを特徴とする請求項5に記載の情報信号処理装置。
  7. 上記係数データ発生手段は、
    上記推定式で用いられる係数データを生成する、上記パラメータを含む生成式の係数データである係数種データをクラス毎に記憶する記憶手段を有し、
    上記記憶手段に記憶されている上記クラス検出手段で検出されたクラスの係数種データおよび上記パラメータ入力手段で入力されたパラメータの値を用い、上記生成式に基づいて生成された係数データを、上記推定式で用いられる係数データとして発生する
    ことを特徴とする請求項6に記載の情報信号処理装置。
  8. 複数の情報データからなる第1の情報信号を複数の情報データからなる第2の情報信号に変換する情報信号処理方法であって、
    上記第2の情報信号における注目位置の周辺に位置する上記第1の情報信号の複数の情報データの値を上記第2の情報信号による出力を得るための出力手段における情報データの値と出力値との対応関係に基づいて変換してなる複数の出力値を取得するデータ処理ステップと、
    上記データ処理ステップで取得された複数の出力値に基づいて、上記第2の情報信号における注目位置の情報データが属するクラスを検出するクラス検出ステップと、
    上記クラス検出ステップで検出されたクラスに対応して、上記第2の情報信号における注目位置の情報データを生成する情報データ生成ステップと
    を備えることを特徴とする情報信号処理方法。
  9. 複数の情報データからなる第1の情報信号を複数の情報データからなる第2の情報信号に変換するために、
    上記第2の情報信号における注目位置の周辺に位置する上記第1の情報信号の複数の情報データの値を上記第2の情報信号による出力を得るための出力手段における情報データの値と出力値との対応関係に基づいて変換してなる複数の出力値を取得するデータ処理ステップと、
    上記データ処理ステップで取得された複数の出力値に基づいて、上記第2の情報信号における注目位置の情報データが属するクラスを検出するクラス検出ステップと、
    上記クラス検出ステップで検出されたクラスに対応して、上記第2の情報信号における注目位置の情報データを生成する情報データ生成ステップと
    を備える情報信号処理方法をコンピュータに実行させるためのプログラム。
  10. 複数の情報データからなる第1の情報信号を複数の情報データからなる第2の情報信号に変換するために、
    上記第2の情報信号における注目位置の周辺に位置する上記第1の情報信号の複数の情報データの値を上記第2の情報信号による出力を得るための出力手段における情報データの値と出力値との対応関係に基づいて変換してなる複数の出力値を取得するデータ処理ステップと、
    上記データ処理ステップで取得された複数の出力値に基づいて、上記第2の情報信号における注目位置の情報データが属するクラスを検出するクラス検出ステップと、
    上記クラス検出ステップで検出されたクラスに対応して、上記第2の情報信号における注目位置の情報データを生成する情報データ生成ステップと
    を備える情報信号処理方法をコンピュータに実行させるためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な媒体。
  11. 複数の情報データからなる第1の情報信号を複数の情報データからなる第2の情報信号に変換する際に使用される推定式で用いられる係数データを生成するための生成式における係数データである係数種データを生成する装置であって、
    上記生成式に含まれるパラメータに対応し、上記第1の情報信号に対応する生徒信号、または上記第2の情報信号に対応する教師信号による出力の質を定めるパラメータの値が入力されるパラメータ入力手段と、
    上記教師信号における注目位置の周辺に位置する上記生徒信号の複数の情報データの値を上記第2の情報信号による出力を得るための出力手段における情報データの値と出力値との対応関係に基づいて変換してなる複数の出力値を取得するデータ処理手段と、
    上記データ処理手段で取得された複数の出力値に基づいて、上記教師信号における注目位置の情報データが属するクラスを検出するクラス検出手段と、
    上記生徒信号に基づいて、上記教師信号における注目位置の周辺に位置する複数の情報データを選択するデータ選択手段と、
    上記クラス検出手段で検出されたクラス、上記パラメータ入力手段で入力されたパラメータの値、上記データ選択手段で選択された複数の情報データおよび上記教師信号における注目位置の情報データを用いて、クラス毎に、上記係数種データを求める演算手段と
    を備えることを特徴とする係数種データ生成装置。
  12. 複数の情報データからなる第1の情報信号を複数の情報データからなる第2の情報信号に変換する際に使用される推定式で用いられる係数データを生成するための生成式における係数データである係数種データを生成する方法であって、
    上記生成式に含まれるパラメータに対応し、上記第1の情報信号に対応する生徒信号、または上記第2の情報信号に対応する教師信号による出力の質を定めるパラメータの値が入力されるパラメータ入力ステップと、
    上記教師信号における注目位置の周辺に位置する上記生徒信号の複数の情報データの値を上記第2の情報信号による出力を得るための出力手段における情報データの値と出力値との対応関係に基づいて変換してなる複数の出力値を取得するデータ処理ステップと、
    上記データ処理ステップで取得された複数の出力値に基づいて、上記教師信号における注目位置の情報データが属するクラスを検出するクラス検出ステップと、
    上記生徒信号に基づいて、上記教師信号における注目位置の周辺に位置する複数の情報データを選択するデータ選択ステップと、
    上記クラス検出ステップで検出されたクラス、上記パラメータ入力ステップで入力されたパラメータの値、上記データ選択手段で選択された複数の情報データおよび上記教師信号における注目位置の情報データを用いて、クラス毎に、上記係数種データを求める演算ステップと
    を備えることを特徴とする係数種データ生成方法。
  13. 複数の情報データからなる第1の情報信号を複数の情報データからなる第2の情報信号に変換する際に使用される推定式で用いられる係数データを生成するための生成式における係数データである係数種データを生成するために、
    上記生成式に含まれるパラメータに対応し、上記第1の情報信号に対応する生徒信号、または上記第2の情報信号に対応する教師信号による出力の質を定めるパラメータの値が入力されるパラメータ入力ステップと、
    上記教師信号における注目位置の周辺に位置する上記生徒信号の複数の情報データの値を上記第2の情報信号による出力を得るための出力手段における情報データの値と出力値との対応関係に基づいて変換してなる複数の出力値を取得するデータ処理ステップと、
    上記データ処理ステップで取得された複数の出力値に基づいて、上記教師信号における注目位置の情報データが属するクラスを検出するクラス検出ステップと、
    上記生徒信号に基づいて、上記教師信号における注目位置の周辺に位置する複数の情報データを選択するデータ選択ステップと、
    上記クラス検出ステップで検出されたクラス、上記パラメータ入力ステップで入力されたパラメータの値、上記データ選択手段で選択された複数の情報データおよび上記教師信号における注目位置の情報データを用いて、クラス毎に、上記係数種データを求める演算ステップと
    を備える係数種データ生成方法をコンピュータに実行させるためのプログラム。
  14. 複数の情報データからなる第1の情報信号を複数の情報データからなる第2の情報信号に変換する際に使用される推定式で用いられる係数データを生成するための生成式における係数データである係数種データを生成するために、
    上記生成式に含まれるパラメータに対応し、上記第1の情報信号に対応する生徒信号、または上記第2の情報信号に対応する教師信号による出力の質を定めるパラメータの値が入力されるパラメータ入力ステップと、
    上記教師信号における注目位置の周辺に位置する上記生徒信号の複数の情報データの値を上記第2の情報信号による出力を得るための出力手段における情報データの値と出力値との対応関係に基づいて変換してなる複数の出力値を取得するデータ処理ステップと、
    上記データ処理ステップで取得された複数の出力値に基づいて、上記教師信号における注目位置の情報データが属するクラスを検出するクラス検出ステップと、
    上記生徒信号に基づいて、上記教師信号における注目位置の周辺に位置する複数の情報データを選択するデータ選択ステップと、
    上記クラス検出ステップで検出されたクラス、上記パラメータ入力ステップで入力されたパラメータの値、上記データ選択手段で選択された複数の情報データおよび上記教師信号における注目位置の情報データを用いて、クラス毎に、上記係数種データを求める演算ステップと
    を備える係数種データ生成方法をコンピュータに実行させるためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な媒体。
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