JP2005141984A - ピアシング型コンタクト、ピアシング型コンタクト付き平形ケーブル及びコネクタ付き平形ケーブル並びにそれらの製造方法 - Google Patents

ピアシング型コンタクト、ピアシング型コンタクト付き平形ケーブル及びコネクタ付き平形ケーブル並びにそれらの製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】平形ケーブルへの確実な装着がされ、電気接続の信頼性を高めることのできるピアシング型コンタクトを提供する。さらに、そのようなピアシング型コンタクトを用いた、高い信頼性を確保できるピアシング型コンタクト付き平形ケーブル及びコネクタ付き平形ケーブル並びにそれらの製造方法を提供する。
【解決手段】貫通突起122を、平形ケーブル2の絶縁性被覆22および帯状導体21を貫通させて平形ケーブル2から上方に突出させる。このとき、当接突起123を、平形ケーブル2の絶縁性被覆22を貫通させて、帯状導体21に当接させる。そして、平形ケーブル2から上方に突出した各貫通突起122を対向する当接突起123の先端に向けて曲げ、さらに押圧する。これにより、貫通突起122と当接突起123とで平形ケーブル2が保持される。
【選択図】 図4

Description

この発明は、ピアシング型コンタクト、ピアシング型コンタクト付き平形ケーブル及びコネクタ付き平形ケーブル並びにそれらの製造方法に関する。
自動車の内部等の限られた空間内における配線として、FFC(Flexible Flat Cable)等のいわゆる平形ケーブルが用いられている。この平形ケーブルは、通常、複数の帯状導体が並列させられて樹脂製等の絶縁性被覆で被覆されており、複数の帯状導体が配線として一つにまとまっているので、限られた空間内における配線の用途に適している。また、表面積が大きいため放熱性が高い等といった利点があり、配線として高性能でもある。この平形ケーブルに電気接続されるコンタクトとしては、コンタクトに備えられたピアシング片を帯状導体に貫通させるいわゆるピアシング型のコンタクトが用いられている。ピアシング型のコンタクトは、そのピアシング片を帯状導体に貫通させることで平形ケーブルへの電気接続が達成されるので、電気接続が容易に行われ、便利である。
たとえば、特許文献1に記載の先行技術のように、ピアシング片として圧着片および案内片を備えたピアシング型のコンタクトが提案されている。この圧着片および案内片は、コンタクトの幅方向において互いに対向するように配置されており、平形ケーブルへのコンタクトの電気接続は、平形ケーブル(帯状導体)に圧着片および案内片を貫通させ、平形ケーブルから突き出た圧着片を案内片に向かって押し倒し、圧着片の先端が案内片の内面に案内されて平形ケーブルを押圧することで行われる。
特開2003−142188号公報
ところが、上記の先行技術では、圧着片を案内片に向かって押し倒す構成であるので、案内片の内面が圧着片を案内する関係上その間には一定以上の距離が必要となる。
そのため、案内片および圧着片の一方が幅狭の帯状導体から外れて突き刺さるおそれがあった。これにより、平形ケーブルに対するピアシング形コンタクトの装着強度が不足するとともに、ピアシング型コンタクトと帯状導体との電気接続の信頼性が、必ずしも良くないという問題があった。
この発明の目的は、平形ケーブルへの確実な装着がされ、電気接続の信頼性を高めることのできるピアシング型コンタクトを提供することである。
また、この発明の他の目的は、上記のようなピアシング型コンタクトを用いることにより、高い信頼性を確保できるピアシング型コンタクト付き平形ケーブル及びコネクタ付き平形ケーブル並びにそれらの製造方法を提供することである。
上記目的を達成するための請求項1記載の発明は、所定幅の帯状導体(21)を絶縁性被覆(22)で被覆した平形ケーブル(2)に電気接続されるピアシング型のコンタクト(1)であって、上記帯状導体に貫通して電気接続を達成するピアシング部(12)と、このピアシング部に連設され、上記平形ケーブルを電気部品(7,8)に電気接続するための接点部(11)とを備え、上記ピアシング部は、上記平形ケーブルの帯状導体の幅よりも幅狭の長尺形状を有する底板部(121)と、この底板部の側縁から当該底板部の長手方向に直交する方向に立ち上がり、上記帯状導体に貫通させられる貫通突起(122)と、上記底板部の上記貫通突起とは反対側の側縁において当該貫通突起に対向する位置から当該貫通突起とほぼ平行に立ち上がり、上記平形ケーブルの絶縁性被覆を突き破って上記帯状導体に当接させられる当接突起(123)とを含み、上記貫通突起の先端部および上記当接突起の先端部は、上記貫通突起を上記帯状導体を貫通するように上記平形ケーブルに貫通させ、さらに上記当接突起の先端に向けて曲げる(屈曲または湾曲)ことによって当該ピアシング型コンタクトを上記平形ケーブルに装着した状態で、上記帯状導体を挟持して対向するか、または上記帯状導体を貫通して互いに当接する挟持/当接片をなしていることを特徴とするピアシング型コンタクトである。
なお、括弧内の英数字は、後述の実施形態における対応構成要素などを表す。以下、この項において同じ。
この発明によれば、ピアシング型コンタクトは、底板部の側縁の一方に帯状導体に貫通させられる貫通突起を備え、底板部の側縁の他方に、貫通突起と対向させられ、平形ケーブルの絶縁性被覆を突き破って帯状導体に当接させられる当接突起を備える。そして、それらの先端部は、ピアシング型コンタクトを平形ケーブルに装着した状態で、帯状導体を挟持して対向する挟持片、または帯状導体を貫通して互いに当接する当接片をなしている。
これにより、平形ケーブルへのピアシング型コンタクトの電気接続は、帯状導体に貫通突起を貫通させ、さらにこの貫通突起を当接突起の先端に向けて曲げ、貫通突起および当接突起の先端部が、帯状導体を挟持して対向するかまたは貫通して互いに当接するかのいずれかによって行われる。すなわち、ピアシング型コンタクトが平形ケーブルに取り付けられた状態では、たとえば、貫通突起の先端部と当接突起の先端部とがほぼ一直線上に対向することになる。
この発明では、ピアシング型コンタクトが平形ケーブルに取り付けられた状態で、貫通突起の先端部と当接突起の先端部とが対向する構成とすることで、コンタクトの幅方向において、貫通突起と当接突起との間の距離を、貫通突起の機能が損なわれない範囲内で最短にする事が可能となる。したがって、貫通突起を帯状導体に貫通させるとともに、当接突起を平形ケーブルの絶縁性被覆を突き破って確実に帯状導体に当接させることができ、電気接続の信頼性を向上できる。
請求項2記載の発明は、複数の上記貫通突起(122)と複数の上記当接突起(123)とが上記底板部(121)の一方側縁および他方側縁において上記底板部の長手方向に交互に配列されて、かつ、上記底板部の幅方向においては上記貫通突起と上記当接突起とが対向するように配列され、上記貫通突起および上記当接突起が上記底板部において千鳥配列されていることを特徴とする請求項1記載のピアシング型コンタクト(1)である。
この発明によれば、ピアシング型コンタクトの貫通突起および当接突起は底板部において千鳥配列されている。よって、ピアシング型コンタクトが平形ケーブルに取り付けられた場合に、貫通突起および当接突起を、帯状導体の一側縁側に偏らせることなく均等に分布させることができる。したがって、ピアシング型コンタクトの平形ケーブルへの接続強度を向上できる。
請求項3記載の発明は、所定幅の帯状導体(21)を絶縁性被覆(22)で被覆した平形ケーブル(2)に電気接続されるピアシング型のコンタクト(4)であって、上記帯状導体に貫通して電気接続を達成するピアシング部(42)と、このピアシング部に連設され、上記平形ケーブルを電気部品(7,8)に電気接続するための接点部とを備え、上記ピアシング部は、上記平形ケーブルの帯状導体の幅よりも幅狭の長尺形状を有する底板部(421)と、この底板部の側縁から当該底板部の長手方向に直交する方向に立ち上がり、上記帯状導体に貫通させられる貫通突起(422)と、上記底板部の上記貫通突起とは反対側の側縁において当該貫通突起に対向する位置に当該貫通突起の先端部を受け容れる谷部(424)を形成するように当該貫通突起とほぼ平行に立ち上がり、上記平形ケーブルの絶縁性被覆を突き破って上記帯状導体に当接させられる一対の当接突起(423)とを含み、上記貫通突起の先端部および上記当接突起の先端部は、上記貫通突起を上記帯状導体を貫通するように上記平形ケーブルに貫通させ、さらに上記一対の当接突起間の上記谷部に向けて曲げる(屈曲または湾曲)ことによって当該ピアシング型コンタクトを上記平形ケーブルに装着した状態で、上記帯状導体にそれぞれ突き刺さる突き刺し片をなしていることを特徴とするピアシング型コンタクトである。
この発明によれば、ピアシング型コンタクトは、底板部の側縁の一方に帯状導体に貫通させられる貫通突起を備え、底板部の側縁の他方に、平形ケーブルの絶縁性被覆を突き破って帯状導体に当接させられる一対の当接突起をその谷部を貫通突起に対向させるようにして備える。そして、それらの先端部は、ピアシング型コンタクトを平形ケーブルに装着した状態で、帯状導体に突き刺さる突き刺し片をなしている。
これにより、ピアシング型コンタクトの平形ケーブルへの電気接続は、帯状導体に貫通突起を貫通させ、さらに一対の当接突起間の谷部に向けて曲げて、貫通突起および一対の当接突起の先端部を帯状導体にそれぞれ突き刺すことによって行われる。すなわち、ピアシング型コンタクトが平形ケーブルに取り付けられた状態では、たとえば、貫通突起の先端部と一対の当接突起の間の谷部とがほぼ一直線上に対向することになる。
この発明では、ピアシング型コンタクトが平形ケーブルに取り付けられた状態で、貫通突起の先端部と一対の当接突起間の谷部とが対向する構成とすることで、コンタクトの幅方向において、貫通突起と一対の当接突起との間の距離を、貫通突起の機能が損なわれない範囲内で最短にする事が可能となる。したがって、貫通突起を帯状導体に貫通させるとともに、一対の当接突起を平形ケーブルの絶縁性被覆を突き破らせて確実に帯状導体に当接させ、電気接続の信頼性を高めることができる。さらに、ピアシング型コンタクトは、貫通突起と一対の当接突起とを備える構成であるので、帯状導体への接触面積が大きく、ピアシング型コンタクトの帯状導体への接続強度および電気接続の信頼性をより一層向上することができる。
請求項4記載の発明は、複数の上記貫通突起(422)と複数対の上記当接突起(423)とが上記底板部(421)の一方側縁および他方側縁において上記底板部の長手方向に交互に配列され、かつ、上記底板部の幅方向においては上記貫通突起と隣接する一対の上記当接突起間の上記谷部(424)とが対向するように配列されて、上記貫通突起および各一対の当接突起が上記底板部において千鳥配列されていることを特徴とする請求項3記載のピアシング型コンタクト(4)である。
この発明によれば、ピアシング型コンタクトの貫通突起および各対の当接突起は底板部において千鳥配列されている。よって、ピアシング型コンタクトが平形ケーブルに取り付けられた場合に、貫通突起および各対の当接突起を、帯状導体において一方の側縁に偏在させることなく均等に分布させることができる。したがって、ピアシング型コンタクトの平形ケーブルへの接続強度を向上できる。
請求項5記載の発明は、請求項1ないし4のいずれかに記載のピアシング型コンタクト(1,4)と、このピアシング型コンタクトが装着された上記平形ケーブル(2)とを含むことを特徴とするピアシング型コンタクト付き平形ケーブル(3)である。
この発明によれば、ピアシング型コンタクト付き平形ケーブルとして、請求項1ないし4のいずれかに記載のピアシング型コンタクトを用いる。よって、ピアシング型コンタクトの各突起と平形ケーブル内の帯状導体とが確実に電気接続されているので、信頼性の高いピアシング型コンタクト付き平形ケーブルとすることができる。
請求項6記載の発明は、請求項5記載のピアシング型コンタクト付き平形ケーブル(3)と、上記ピアシング型コンタクトを保持するコネクタハウジング(5)とを含むことを特徴とするコネクタ付き平形ケーブル(6)である。
この発明によれば、コネクタ付き平形ケーブルとして、コネクタハウジングに請求項5記載のピアシング型コンタクト付き平形ケーブルをコネクタハウジングに装着させる。よって、ピアシング型コンタクトの各突起と平形ケーブル内の帯状導体とが確実に電気接続されているので、信頼性の高いコネクタ付き平形ケーブルとすることができる。
請求項7記載の発明は、請求項1または2記載のピアシング型コンタクト(1)を用いたピアシング型コンタクト付き平形ケーブル(3)の製造方法であって、上記貫通突起(122)を上記帯状導体(21)を貫通するように上記平形ケーブル(2)に貫通させるステップと、上記貫通突起を、上記当接突起(123)の先端に向けて曲げて(屈曲または湾曲)押圧することにより、上記貫通突起の先端部および上記当接突起の先端部によって上記帯状導体を挟持させるか、または上記貫通突起の先端部および上記当接突起の先端部を、上記帯状導体を貫通させて互いに当接させるステップとを含むことを特徴とするピアシング型コンタクト付き平形ケーブルの製造方法である。
この発明によれば、請求項1または2記載ピアシング型コンタクトを用いたピアシング型コンタクト付き平形ケーブルの製造は、帯状導体に貫通突起を貫通させ、さらに当接突起の先端に向けて曲げて押圧し、貫通突起の先端部および当接突起の先端部によって帯状導体を挟持させるか、または貫通突起および当接突起の先端部を、帯状導体を貫通させて互いに当接させるかのいずれかによって行われる。よって、ピアシング型コンタクトの貫通突起の先端部と当接突起の先端部とを、たとえば、ほぼ一直線上に対向させることができる。したがって、コンタクトの幅方向において貫通突起と当接突起との間の距離が短くても、確実に貫通突起を当接突起の先端に向けて曲げることができる。
請求項8記載の発明は、請求項3または4記載のピアシング型コンタクト(4)を用いたピアシング型コンタクト付き平形ケーブル(3)の製造方法であって、上記貫通突起(422)を上記帯状導体(21)を貫通するように上記平形ケーブル(2)に貫通させるステップと、上記貫通突起を上記一対の当接突起(423)間の上記谷部(424)に向けて曲げて(屈曲または湾曲)押圧することにより、上記貫通突起の先端部および上記一対の当接突起の先端部を、上記帯状導体にそれぞれ突き刺すステップとを含むことを特徴とするピアシング型コンタクト付き平形ケーブルの製造方法である。
この発明によれば、請求項3または4記載のピアシング型コンタクトを用いたピアシング型コンタクト付き平形ケーブルの製造は、帯状導体に貫通突起を貫通させ、さらに一対の当接突起間の谷部に向けて曲げて押圧し、貫通突起および一対の当接突起の先端部を帯状導体に突き刺すことによって行われる。よって、貫通突起の先端部と一対の当接突起間の谷部とを、たとえば、ほぼ一直線上に対向させることができる。したがって、コンタクトの幅方向において貫通突起と一対の当接突起との間の距離が短くても、確実に貫通突起を一対の当接突起間の谷部に向けて曲げることができる。
請求項9記載の発明は、請求項7または8記載の方法によってピアシング型コンタクト付き平形ケーブル(3)を作製するステップと、上記ピアシング型コンタクトをコネクタハウジング(5)に装着するステップとを含むことを特徴とするコネクタ付き平形ケーブル(6)の製造方法である。
この発明によれば、請求項7または8記載の方法によりピアシング型コンタクト付き平形ケーブルが製造され、その製造されたピアシング型コンタクト付き平形ケーブルがコネクタハウジングに装着されることでコネクタ付き平形ケーブルが製造される。よって、ピアシング型コンタクトの各突起と平形ケーブル内の帯状導体とが確実に電気接続されている信頼性の高いコネクタ付き平形ケーブルを製造することができる。
以下では、この発明の実施の形態を、添付図面を参照して詳細に説明する。
図1は、この発明の一実施形態にかかるピアシング型コンタクト1の構成を示す図であり、図1(a)は平面図、図1(b)は図1(a)に示す矢印Aに沿って見た側面図、図1(c)は図1(a)に示す矢印Bに沿って見た正面図である。以下、図1(a)において、左側を前方、右側を後方として説明する。
ピアシング型コンタクト1は、電気部品に電気接続される略直方体状の接点部11と、接点部11の後端下部に連設され、接点部11から後方に向かって徐々に幅狭とされ、その後一定の幅を保つ長尺形状のピアシング部12とを備える。接点部11は前後に延びる貫通孔111を有しており、これにより、ピアシング型コンタクト1は雌型のコンタクトとされる。この貫通孔111に相手側の雄型のコンタクト(電気部品)が挿入されることで、ピアシング型コンタクト1と電気部品との電気接続が達成される。また、接点部11の下部には、ピアシング型コンタクト1をコネクタハウジングに装着させる場合に、コネクタハウジングと係合させるための係合凹部112が形成されている。
ピアシング部12は、底板部121と、底板部121の左右側縁からそれぞれ上方に立ち上がる左側板部125および右側板部126と、左側板部125および右側板部126の上縁から立ち上がるそれぞれ4つの貫通突起122および当接突起123とを備える。貫通突起122および当接突起123は、ピアシング部12(底板部121)の一定幅部分に配置され、左側板部125および右側板部126のそれぞれにおいて長手方向に、貫通突起122と当接突起123とが交互に合計で4つ配列され、かつ、底板部121の幅方向(左右方向)において貫通突起122と当接突起123とが対向するように配列されている。すなわち、4つの貫通突起122および4つの当接突起123は、ピアシング部12においていわゆる千鳥配列されている。
図2は、貫通突起122および当接突起123の構成を示す概略横断面図であり、図1(a)に示す切断線II‐IIでとった断面図である。貫通突起122および当接突起123は、左側板部125および右側板部126の上縁からそれぞれの内面122aおよび123aを対向させて上方に向かって突出しており、また、当接突起123の長さは貫通突起122の長さの3分の1程度とされている。貫通突起122および当接突起123の先端部はそれぞれ、その外面122b,123bから内面122a,123aに向かって緩やかな傾斜がつけられ、かつ、両側縁から先端に向かって緩やかな傾斜がつけられることで、先端に向かって先細りのテーパー形状とされている。また、底板部121の幅方向において、貫通突起122の外面122bから当接突起123の外面123bまでの距離は、この実施形態では、およそ0.9mmとされている。なお、貫通突起122および当接突起123の先端部は上記のものに限らず、必要に応じて種々の面取りがされていてもよい。
貫通突起122および当接突起123は、後述するように平形ケーブルに装着するための装着部分を担うものであり、その装着時には、貫通突起122および当接突起123は平形ケーブルに突き刺さる。つまり、貫通突起122および当接突起123の先端部を上記のような鋭利な形状とすることで、両突起を平形ケーブルに容易に突き刺すことが可能となる。
図3は、ピアシング型コンタクト付き平形ケーブル3の構成を示す図であって、図3(a)は平面図であり、図3(b)は図3(a)に示す矢印Cに沿って見た側面図である。また、図4は、ピアシング型コンタクト1の貫通突起122および当接突起123の平形ケーブル2への装着状態を示す概略横断面図であり、図3(a)に示す切断線IV‐IVでとった断面図である。ピアシング型コンタクト付き平形ケーブル3は、複数個の(この実施形態では5個の)ピアシング型コンタクト1と平形ケーブル2とを備えている。平形ケーブル2は、複数本(この実施形態では5本)の帯状導体21を一平面上に等間隔に並列させて絶縁性被覆22で覆った構成とされている。この平形ケーブル2はいわゆるFFC(Flexible Flat Cable:平形柔軟ケーブル)と称されるものである。さらに、平形ケーブル2の先端部であって、5本の帯状導体21の間にはそれぞれ絶縁性被覆22を帯状導体21の長手方向に沿って切欠いた切欠き23が形成されている。それぞれの切欠き23は、ピアシング型コンタクト1が装着された状態で、ピアシング型コンタクト1の後端付近まで延びる長さとされている。
5つのピアシング型コンタクト1を等間隔に並列させ、平形ケーブル2の5本の帯状導体21をそれぞれ各ピアシング型コンタクト1のピアシング部12に上方から対向させ、それぞれのピアシング部12の貫通突起122を、平形ケーブル2の絶縁性被覆22および帯状導体21を貫通させて平形ケーブル2から上方に突出させる。このとき、各ピアシング部12の当接突起123を、平形ケーブル2の絶縁性被覆22を貫通させて、帯状導体21に当接させる。そして、ピアシング部12の底板部121の下面をプレス加工機のパンチ台で受けた状態で、上方から各貫通突起122を押圧することにより、平形ケーブル2から上方に突出した各貫通突起122を、対向する当接突起123の先端に向けて逆U字状に曲げる。これにより、貫通突起122の先端部と当接突起123の先端部とがほぼ一直線上に対向し、貫通突起122と当接突起123とで平形ケーブル2が保持される。このようにして、ピアシング型コンタクト付き平形ケーブル3が構成される。
貫通突起122および当接突起123が平形ケーブル2を保持するにあたっては、図4(a)のように、貫通突起122が、平形ケーブル2を貫通させられた後、当接突起123の先端に向けて折り曲げられて押圧されることで、貫通突起122が上方から再度絶縁性被覆22を貫通して帯状導体21に接触し、貫通突起122の先端部および当接突起123の先端部で帯状導体21を挟持する構成となる。このとき、貫通突起122の先端部および当接突起123の先端部が帯状導体21の板厚範囲内で互いに当接してもよい。また、図4(b)のように、当接突起123が帯状導体21を貫通し、貫通突起122の先端部と当接突起123の先端部とが当接することで平形ケーブル2が保持されていてもよい。
なお、貫通突起122の折り曲げは、図4に示すように湾曲されることにより達成されてもよいし、屈曲されて達成されるものであってもよい。
一般的に、コンタクトの幅は帯状導体の幅よりも幅狭とされており、ピアシング型コンタクト1では、貫通突起122および当接突起123の先端部を互いに対向させて平形ケーブル2に装着する構成とすることで、さらに、底板部121の幅が可能な限り狭く構成されている。より詳しくは、上記のように、底板部121の幅方向において、貫通突起122の外面122bから当接突起123の外面123bまでの距離が約0.9mmとされている。さらに、貫通突起122および当接突起123の板厚は約0.2mmとされており、貫通突起122の内面122aから当接突起123の内面123aまでの距離が約0.5mmとされている。一般的には、貫通突起122の内面122aから当接突起123の内面123aまでの距離は、各突起の板厚の約2.5倍以下とされることが好ましい。
また、平形ケーブル2の帯状導体21の幅は約1.5mmとされている。一般的には、上記の貫通突起122の外面122bから当接突起123の外面123bまでの距離は、帯状導体21の幅の約5分の3以下とされることが好ましい。これにより、平形ケーブル2にピアシング型コンタクト1を電気接続させる(取付ける)にあたって、貫通突起122と当接突起123との間の距離と、帯状導体21の幅との間で、約0.6mm(外面122bから外面123bまでの距離の約3分の2以上の距離)の余裕を確保することができる。したがって、貫通突起122および当接突起123の両方を確実に帯状導体21に接触させることができ、装着強度および電気接続信頼性を向上できる。
また、前述のように、貫通突起122および当接突起123は、ピアシング部12において、千鳥配列されている。よって、貫通突起122および当接突起123を、帯状導体21において一側縁側に偏らせることなく均等に分布させることができる。したがって、ピアシング型コンタクト1の平形ケーブル2への接続強度を向上できる。
図5は、この発明の他の実施形態にかかるピアシング型コンタクト4の構成を示す図であり、図5(a)は平面図、図5(b)は図5(a)に示す矢印Dに沿ってみた側面図、図5(c)は図5(b)においてピアシング型コンタクト4に平形ケーブル2を取り付けた状態を示す側面図である。このピアシング型コンタクト4を上記のピアシング型コンタクト1に代えて用いて、ピアシング型コンタクト付き平形ケーブル3を構成することができる。ピアシング型コンタクト4は、ピアシング型コンタクト1の各突起の数および配列が変更されたものであり、突起以外の構成は、ピアシング型コンタクト1と同様であるので、図5中に図1の場合と同一参照符号を付して説明を省略する。また、以下では、図5(a)において、左側を前方、右側を後方として説明する。
ピアシング型コンタクト4は、ピアシング型コンタクト1のピアシング部12に対応するピアシング部42を備える。ピアシング部42は、底板部421と、底板部421の左右側縁からそれぞれ上方に立ち上がる左側板部425および右側板部426と、左側板部425および右側板部426の上縁から立ち上がるそれぞれ4つの貫通突起422およびそれらにそれぞれ対応する4対の当接突起423とを備える。より具体的には、左側板部425および右側板部426の各上縁には、2つの貫通突起422と2対の当接突起423とが形成されていて、これらは、貫通突起422と各対の当接突起423とが交互に並ぶように配列されている。そして、左側板部425側の各貫通突起422と右側板部426側の各対の当接突起423の谷部424とが互いに対向し、右側板部426側の各貫通突起422と左側板部425側の各対の当接突起423の谷部424とが互いに対向している。すなわち、4つの貫通突起422および4対の当接突起423は、ピアシング部42においていわゆる千鳥配列されている。
このピアシング型コンタクト4を用いて、ピアシング型コンタクト付き平形ケーブル3を構成する場合は、平形ケーブル2の帯状導体21をピアシング型コンタクト4のピアシング部42に上方から対向させ、ピアシング部42の貫通突起422を、平形ケーブル2の絶縁性被覆22および帯状導体21を貫通させて平形ケーブル2から上方に突出させる。このとき、ピアシング部42の一対の当接突起423は、平形ケーブル2の絶縁性被覆22を貫通して、帯状導体21を突き刺す。そして、ピアシング部42の底板部421の下面をプレス加工機のパンチ台で受けた状態で、上方から各貫通突起422を押圧することにより、平形ケーブル2から上方に突出した貫通突起422を、対向する一対の当接突起423間の谷部424に向けて逆U字状に曲げ、さらに押圧する。谷部424は、貫通突起422の先端部の形状に対応していて、貫通突起422の先端部が谷部424に入り込む。これにより、貫通突起422の先端部と一対の当接突起423間の谷部424とがほぼ一直線上に対向し、かつ、貫通突起422は平形ケーブル2の上方から平形ケーブル2の絶縁性被覆22を再度貫通し、さらに帯状導体21を突き刺す。このようにして、平形ケーブル2を保持したピアシング型コンタクト付き平形ケーブル3を構成することも可能である。
ピアシング型コンタクト4において、互いに対向する貫通突起422と谷部424との距離は、ピアシング型コンタクト1の場合と同様とされる。また、上記のように、ピアシング型コンタクト4は、4つの貫通突起422と4対の当接突起423とを備え、さらにそれらはピアシング部42において千鳥配列されている。よって、各突起による帯状導体21への接触面積を増大させ、さらに、貫通突起422および当接突起423を、帯状導体21の一側縁に偏らせることなく均等に分布させることができる。したがって、ピアシング型コンタクト4の平形ケーブル2への接続強度を向上できる。
なお、ピアシング型コンタクト1およびピアシング型コンタクト4は、それぞれ、貫通突起122および貫通突起422の長さ方向途中部が内方に切り起こされて形成される突起を備えるものや、底板部121および底板部421に上方への切り起こし部を備えるものであってもよい。
図6は、コネクタハウジング5の構成を示す図であり、図6(a)は平面図、図6(b)は図6(a)に示す矢印Eに沿って見た側面図、図6(c)は図6(b)に示す切断線VIc‐VIcでとった断面図で、図6(d)は図6(a)に示す切断線VId‐VIdでとった断面図である。以下、図6(a)において、左側を前方、右側を後方として説明する。
コネクタハウジング5は、樹脂成形品からなっていて、上板部55、下板部56、左側板部57、右側板部58を備えることで、その内部に前後に貫通する空間を有している。そして、その空間内に、コネクタハウジング5の前端から後端付近まで延びる4つの区画壁59を一定間隔ごとに備えている。この4つの区画壁59により、コネクタハウジング5内の空間は、さらに、5つのコンタクト装着孔51に区画されている。また、コネクタハウジング5の後端には、上板部55、下板部56、左側板部57、右側板部58によりケーブル導入口53が区画され、その前端には、上板部55、下板部56、左側板部57、右側板部58、区画壁59により、5つのコンタクト導入口52が区画されている。さらに、下板部56の上面(内面)には、各コンタクト装着孔51に臨むコンタクト係止爪54が備えられている。
図7は、コネクタ付き平形ケーブル6の構成を示す図であり、図7(a)は平面図、図7(b)は図7(a)に示す矢印Fに沿って見た側面図、図7(c)は図7(b)に示す切断線VIIc‐VIIcでとった断面図、図7(d)は図7(a)に示す切断線VIId‐VIIdでとった断面図である。
コネクタ付き平形ケーブル6は、コネクタハウジング5とピアシング型コンタクト付き平形ケーブル3とで構成される。なお、ピアシング型コンタクト付き平形ケーブル3としては、ピアシング型コンタクト1を用いたものであってもピアシング型コンタクト4を用いたものであってもよい(図7においては、ピアシング型コンタクト1を用いたものを示す)。以下、図7(a)において、左側を前方、右側を後方として説明する。
コネクタハウジング5のケーブル導入口53から、ピアシング型コンタクト付き平形ケーブル3が、コンタクト側を前方に向けて挿入される。そして、それぞれのピアシング型コンタクト1が、各コンタクト装着孔51に挿入される。さらに前方にそれぞれのピアシング型コンタクト1が挿入されることで、ピアシング型コンタクト1の前端がコンタクト係止爪54に到達し、コンタクト係止爪54が下方に押圧されて弾性変形する。さらに押し込まれて、係合凹部112がコンタクト係止爪54に到達すると、コンタクト係止爪54が係合凹部112に入り込む。また、同時に、各区画壁59が平形ケーブル3の各切欠き23に入り込む。これにより、ピアシング型コンタクト1がコネクタハウジング5に装着され(コネクタハウジング5内においてピアシング型コンタクト付き平形ケーブル3の位置決めがされ)、コネクタ付き平形ケーブル6が構成される。
このとき、各ピアシング型コンタクト1の貫通孔111と各コンタクト導入口52とが、ピアシング型コンタクト1の長手方向に沿って整合するようになっている。コネクタ付き平形ケーブル6は、たとえば配線基板7に固定された相手側コネクタ8に取り付けられることで、配線基板7に対して電気接続される。なお、相手側コネクタ8は、配線基板7に固定されたものに限らず、別のケーブルに取り付けられたものであってもよい。
相手側コネクタ8は、コネクタ付き平形ケーブル6を嵌合させるための嵌合凹部81aが形成されたハウジング81と、ハウジング81の嵌合凹部81a内に突設された棒状コンタクト82(雄型コンタクト)とを備えた雌型のコネクタである。
コネクタ付き平形ケーブル6の相手側コネクタ8への取り付けは、棒状コンタクト82を、コンタクト導入口52に挿入し、さらに、ピアシング型コンタクト1の貫通孔111に挿入することによって行われる。このとき、コネクタハウジング5の先端部が相手側コネクタ8の嵌合凹部81a内に嵌合することにより、コネクタハウジング5とハウジング81とが結合されるとともに、棒状コンタクト82とピアシング型コンタクト1との間での位置合わせが達成される。こうして平形ケーブル2は、ピアシング型コンタクト1および棒状コンタクト82を介して配線基板7に電気接続されることになる。
この実施形態では、平形ケーブル2はFFC(Flexible Flat Cable)であるとして説明したが、FPC(Flexible Printed Circuit)等の他の平形ケーブルを用いることも可能である。さらに、ピアシング型コンタクト1(4)を雄型のコンタクトとしてよいし、コネクタハウジング5を雌型のハウジングとしてもよい。さらに、ピアシング部12(42)は、左右側板部125および126(425および426)を含まず、底板部121(421)から各突起が突出する構成であってもよい。
この発明は、以上説明した実施形態に限定されるものではなく、請求項記載の範囲内において種々の変更が可能である。
この発明の一実施形態に係るピアシング型コンタクトの構成を示す図である。 貫通突起および当接突起の構成を示す概略横断面図である。 ピアシング型コンタクト付き平形ケーブルの構成を示す図である。 ピアシング型コンタクトの貫通突起および当接突起の平形ケーブルへの装着状態例を示す概略横断面図である。 この発明の他の実施形態に係るピアシング型コンタクトの構成を示す図である。 コネクタハウジングの構成を示す図である。 コネクタ付き平形ケーブルの構成を示す図である。
符号の説明
1 ピアシング型コンタクト
2 平形ケーブル
3 ピアシング型コンタクト付き平形ケーブル
4 ピアシング型コンタクト
5 コネクタハウジング
6 コネクタ付き平形ケーブル
7 配線基板
8 相手側コネクタ
11 接点部
12 ピアシング部
21 帯状導体
22 絶縁性被覆
42 ピアシング部
121 底板部
122 貫通突起
123 当接突起
421 底板部
422 貫通突起
423 当接突起
424 谷部

Claims (9)

  1. 所定幅の帯状導体を絶縁性被覆で被覆した平形ケーブルに電気接続されるピアシング型のコンタクトであって、
    上記帯状導体に貫通して電気接続を達成するピアシング部と、
    このピアシング部に連設され、上記平形ケーブルを電気部品に電気接続するための接点部とを備え、
    上記ピアシング部は、上記平形ケーブルの帯状導体の幅よりも幅狭の長尺形状を有する底板部と、この底板部の側縁から当該底板部の長手方向に直交する方向に立ち上がり、上記帯状導体に貫通させられる貫通突起と、上記底板部の上記貫通突起とは反対側の側縁において当該貫通突起に対向する位置から当該貫通突起とほぼ平行に立ち上がり、上記平形ケーブルの絶縁性被覆を突き破って上記帯状導体に当接させられる当接突起とを含み、
    上記貫通突起の先端部および上記当接突起の先端部は、上記貫通突起を上記帯状導体を貫通するように上記平形ケーブルに貫通させ、さらに上記当接突起の先端に向けて曲げることによって当該ピアシング型コンタクトを上記平形ケーブルに装着した状態で、上記帯状導体を挟持して対向するか、または上記帯状導体を貫通して互いに当接する挟持/当接片をなしていることを特徴とするピアシング型コンタクト。
  2. 複数の上記貫通突起と複数の上記当接突起とが上記底板部の一方側縁および他方側縁において上記底板部の長手方向に交互に配列され、かつ、上記底板部の幅方向においては上記貫通突起と上記当接突起とが対向するように配列されて、上記貫通突起および上記当接突起が上記底板部において千鳥配列されていることを特徴とする請求項1記載のピアシング型コンタクト。
  3. 所定幅の帯状導体を絶縁性被覆で被覆した平形ケーブルに電気接続されるピアシング型のコンタクトであって、
    上記帯状導体に貫通して電気接続を達成するピアシング部と、
    このピアシング部に連設され、上記平形ケーブルを電気部品に電気接続するための接点部とを備え、
    上記ピアシング部は、上記平形ケーブルの帯状導体の幅よりも幅狭の長尺形状を有する底板部と、この底板部の側縁から当該底板部の長手方向に直交する方向に立ち上がり、上記帯状導体に貫通させられる貫通突起と、上記底板部の上記貫通突起とは反対側の側縁において当該貫通突起に対向する位置に当該貫通突起の先端部を受け容れる谷部を形成するように当該貫通突起とほぼ平行に立ち上がり、上記平形ケーブルの絶縁性被覆を突き破って上記帯状導体に当接させられる一対の当接突起とを含み、
    上記貫通突起の先端部および上記当接突起の先端部は、上記貫通突起を上記帯状導体を貫通するように上記平形ケーブルに貫通させ、さらに上記一対の当接突起間の上記谷部に向けて曲げることによって当該ピアシング型コンタクトを上記平形ケーブルに装着した状態で、上記帯状導体にそれぞれ突き刺さる突き刺し片をなしていることを特徴とするピアシング型コンタクト。
  4. 複数の上記貫通突起と複数対の上記当接突起とが上記底板部の一方側縁および他方側縁において上記底板部の長手方向に交互に配列され、かつ、上記底板部の幅方向においては上記貫通突起と隣接する一対の上記当接突起間の上記谷部とが対向するように配列されて、上記貫通突起および各一対の当接突起が上記底板部において千鳥配列されていることを特徴とする請求項3記載のピアシング型コンタクト。
  5. 請求項1ないし4のいずれかに記載のピアシング型コンタクトと、このピアシング型コンタクトが装着された上記平形ケーブルとを含むことを特徴とするピアシング型コンタクト付き平形ケーブル。
  6. 請求項5記載のピアシング型コンタクト付き平形ケーブルと、上記ピアシング型コンタクトを保持するコネクタハウジングとを含むことを特徴とするコネクタ付き平形ケーブル。
  7. 請求項1または2記載のピアシング型コンタクトを用いたピアシング型コンタクト付き平形ケーブルの製造方法であって、
    上記貫通突起を上記帯状導体を貫通するように上記平形ケーブルに貫通させるステップと、
    上記貫通突起を、上記当接突起の先端に向けて曲げて押圧することにより、上記貫通突起の先端部および上記当接突起の先端部によって上記帯状導体を挟持させるか、または上記貫通突起の先端部および上記当接突起の先端部を、上記帯状導体を貫通させて互いに当接させるステップとを含むことを特徴とするピアシング型コンタクト付き平形ケーブルの製造方法。
  8. 請求項3または4記載のピアシング型コンタクトを用いたピアシング型コンタクト付き平形ケーブルの製造方法であって、
    上記貫通突起を上記帯状導体を貫通するように上記平形ケーブルに貫通させるステップと、
    上記貫通突起を上記一対の当接突起間の上記谷部に向けて曲げて押圧することにより、上記貫通突起の先端部および上記一対の当接突起の先端部を、上記帯状導体にそれぞれ突き刺すステップとを含むことを特徴とするピアシング型コンタクト付き平形ケーブルの製造方法。
  9. 請求項7または8記載の方法によってピアシング型コンタクト付き平形ケーブルを作製するステップと、
    上記ピアシング型コンタクトをコネクタハウジングに装着するステップとを含むことを特徴とするコネクタ付き平形ケーブルの製造方法。
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