JP2005141590A - 営業支援システム - Google Patents

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Abstract

【課題】 営業社員の現在位置の周辺の所在する顧客の所在地を営業社員に提供して営業支援を行うこと。
【解決手段】 営業支援システム1は、サーバ(営業支援サーバ)10から端末2(2A,2B)に営業支援に関する情報を送る営業支援システムであり、サーバ10は少なくとも顧客の所在地情報を含む顧客情報を記録する記録手段10Aと、端末の現在位置情報又は指定位置情報と顧客の所在地情報とを用いて得られる、端末の現在位置と顧客の所在地間の位置関係、又は指定位置と顧客の所在地間の位置関係に基づいて、端末の現在位置又は指定位置から所定範囲内に存在する顧客を周辺顧客として抽出し、抽出した周辺顧客に関する顧客情報を周辺情報として設定する周辺情報設定手段10cと、周辺情報設定手段10cで設定した周辺情報を端末に送信する通信手段とを備える。
【選択図】 図1

Description

本発明は、営業支援システムに関し、営業社員の周囲に位置する顧客の所在地情報を営業社員に知らせるシステムに関する。
営業社員は、既存の顧客を定期的に回る他、新規の顧客を訪問するなどの営業活動を行っている。この際、既存の顧客を回る場合には、手持ちの住所録や地図、あるいは記憶を頼りにして顧客先を訪問している。また、新規の顧客の場合には、地図を頼りにあるいは現地を回りながら顧客の開拓を行っている。
営業活動を迅速で効率的なものとするには、営業社員は出先において顧客を効率よく訪問する必要がある。
既知の顧客を訪問する場合には、予め訪問先のスケジュールを設定し、このスケジュールに従って移動することにより営業活動を効率的なものとすることができるが、目的とする顧客が不在、あるいは転居等などの種々の要因によりスケジュール通りに進まない場合も多い。このような場合には、営業社員の記憶を頼りにして営業社員の現時位置の近くに所在する顧客を探すことになるが、顧客の変動や移動等による顧客の所在地情報の変化や、営業社員が担当する営業範囲の変更等の変動要因により、全ての顧客の所在地を把握しておくことは難しく、営業活動の効率を高めることは困難である。
また、新規の顧客を開拓する場合には、新たに訪問すべき相手先が営業社員の現時位置の近くに所在するか否かも不明であるため、営業活動の効率を高めることは困難である。このように、営業社員の営業活動において、営業社員が現場から得られる情報のみでは顧客の情報を得ることができず、営業活動の効率を高めることは困難である。
営業社員の営業活動を支援する営業支援装置として、顧客の名称や住所や営業実績等の情報を携帯端末に記録しておき、この情報を参照して営業活動に役立てるものも考えられるが、営業社員の現在位置の周辺に所在する顧客を知ることはできないため、効率的な顧客訪問の支援には至っていない。
そこで、本発明は、前記した課題を解決して、営業社員の現在位置の周辺の所在する顧客の所在地情報を営業社員に提供して営業支援を行うことを目的とする。
本発明の営業支援システムは、予め登録しておいた顧客の所在地情報に基づいて、ある位置の近傍に所在する顧客を抽出することにより、営業社員に顧客の所在地情報を提供するものである。
第1の形態は上記のある位置として営業社員の現在位置とするものであり、営業社員の現在位置と予め登録しておいた顧客の所在地情報に基づいて、営業社員の現在位置付近に所在する顧客を抽出して、営業社員の現在位置の近くに所在する顧客の所在地情報を提供する。
この第1の形態によれば、営業社員は、営業社員の現在位置の近くに所在する顧客の所在地を知ることができる。
また、第2の形態は上記のある位置として所定の位置とするものであり、この所定位置と予め登録しておいた顧客の所在地情報に基づいて、所定位置付近に所在する顧客を抽出して、所定位置の近くに所在する営業社員に顧客の所在地情報を提供する。
この第2の形態によれば、営業社員は、移動先等の所定位置の近くに所在する顧客の所在地を知ることができる。
本発明の営業支援システムは、サーバから端末に営業支援に関する情報を送る営業支援システムにおいて、サーバは少なくとも顧客の所在地情報を含む顧客情報を記録する記録手段と、端末の現在位置情報又は指定位置情報と顧客の所在地情報とを用いて得られる、端末の現在位置と顧客の所在地間の位置関係、又は指定位置と顧客の所在地間の位置関係に基づいて、端末の現在位置又は指定位置から所定範囲内に存在する顧客を周辺顧客として抽出し、抽出した周辺顧客に関する顧客情報を周辺情報として設定する周辺情報設定手段と、周辺情報設定手段で設定した周辺情報を端末に送信する通信手段とを備える。
周辺情報設定手段は、端末の現在位置情報と顧客の所在地情報との位置関係、又は、指定位置情報と顧客の所在地情報との位置関係に基づいて、端末に現在位置又は指定位置から所定範囲内に存在する顧客を抽出して周辺情報を設定する。
周辺情報設定手段による顧客の抽出方法の第1の態様は、端末の現在位置情報又は指定位置情報と顧客の所在地情報とを用いて、端末の現在位置又は指定位置と顧客所在地との間の距離を算出し、算出距離と設定された抽出範囲設定距離とを比較し、算出距離が抽出範囲設定距離内に所在する顧客を抽出し、周辺情報として設定する。
算出距離は、端末の現在位置又は指定位置と顧客所在地との間の直線距離とする他、端末の現在位置又は指定位置と顧客所在地とを結ぶ経路上の距離とすることができる。また、端末の現在位置又は指定位置と顧客所在地との間を移動するのに要する移動時間を算出距離として求めることもできる。
周辺情報設定手段による顧客の抽出方法の第2の態様は、周辺情報設定手段は、地図上の位置と、当該地図を分割した複数の領域とを対応付けるテーブルを備え、テーブルを用いて、端末の現在位置又は指定位置情報に対応する領域と顧客の所在地に対応する領域とを求め、求めた領域間の近接度を指標として顧客を抽出する。
近接度は領域間の隣接距離とし、隣接距離と設定した抽出隣接距離とを比較し、隣接距離が抽出隣接距離以下の顧客を抽出する。
周辺情報設定手段は、前記端末の位置又は指定位置及び抽出した周辺顧客の位置、並びにこれらを表示する地図情報を含む周辺情報を設定し、各位置は地図上の対応位置に表される。
周辺情報設定手段は、設定する範囲を固定とすることも可変とすることもできる。設定範囲を可変とする第1の態様は、抽出範囲設定距離に基づいて設定範囲を定めるものであり、抽出範囲設定距離を変更することによって、周辺情報を設定する範囲を定めることができる。
設定範囲を可変とする第2の態様は、地図情報の抽出範囲を端末から送られる縮尺情報に基づいて設定するものであり、縮尺情報を変更することによって、周辺情報を設定する範囲を定めることができる。
サーバは、少なくとも顧客の所在地情報を含む顧客情報を記録手段に登録する顧客情報登録手段を備える。
端末の現在位置を用いる本発明の第1の形態において、端末の現在位置を複数の態様で取得することができる。
第1の態様では、端末は端末の現在位置を示す位置情報を取得する位置情報取得手段と、取得した現在位置をサーバに送信する送信手段とを備える。位置情報取得手段として、例えばGPS衛星からの位置信号を受けるGPS受信機を備え、GPS受信機で取得した位置信号に基づいて現在位置を算出する。
第2の態様では、周辺情報設定手段は、端末から発せられる発信信号を受信し、この発信信号を用いて発信位置を算出する基地局から発信位置を取得し、発信位置を端末の現在位置を示す位置情報として入力する。この態様は、PHSによる通信形態に適用することができる。
指定位置を用いる本発明の第2の形態において、端末は位置を指定する位置指定手段と、位置指定手段で指定された位置をサーバに送信する送信手段とを備える。指定位置は、例えば顧客名や地域名等によって指定することができる。
また、端末は、顧客情報を入力する入力手段を備えることができ、入力手段は位置情報取得手段と接続し、GPS受信機やPHSの位置検出機構等による位置情報取得手段で取得した端末の現在位置を示す位置情報を入力する。また、入力手段は顧客の住所を入力することもできる。
また、端末は表示手段を備え、サーバの通信手段から送信された周辺情報を表示する。営業社員は表示手段に表示された周辺情報を参照して、営業社員の現在位置に近い位置に所在する顧客を知ることができる。
周辺情報は端末と抽出した周辺の顧客とを表示する地図情報を含み、表示手段は地図上に端末位置又は指定位置、及び/又は抽出した顧客の所在位置を表示する。顧客位置を地図上に表示することで地図上の所在位置を確認することができる。このとき、営業社員の現在位置も合わせて地図上に表示することによって、現在位置と顧客の所在位置との位置関係を確認することができる。
本発明の営業支援システムによれば、営業社員の現在位置の周辺の所在する顧客の所在地を営業社員に提供して営業支援を行うことができる。
以下、本発明の実施の形態について、図を用いて詳細に説明する。
以下、図1〜図11を用いて本発明の営業支援システムの第1の形態について説明し、図12〜図17を用いて本発明の営業支援システムの第2の形態について説明する。
本発明の営業支援システムの第1の形態は、営業社員の現在位置と予め登録しておいた顧客の所在地情報に基づいて、営業社員の現在位置付近に所在する顧客を抽出して、営業社員の現在位置の近くに所在する顧客の所在地情報を提供するものである。
図1は本発明の営業支援システムの構成を説明するための概略図である。図1において、営業支援システム1は、営業支援サーバ10から端末2A,2Bに営業支援に関する情報を送る。
営業支援サーバ10は、少なくとも顧客の所在地情報を含む顧客情報を記録する記録手段10Aの他に、各種情報を登録ないし設定する手段を備える。登録手段として、顧客情報を記録手段10Aに登録する顧客情報登録手段10a,顧客の所在地の位置情報を記録手段10Aに登録する位置情報登録手段10bを備える。また、設定手段として周辺情報設定手段10cを備える。
周辺情報設定手段10cは、ある位置の周辺近傍に所在する顧客の位置情報を周辺情報として設定する手段であり、ある位置として端末の現在位置、あるいは端末で定める指定位置とすることができ、端末の現在位置又は指定位置の周辺に所在する顧客の位置情報を設定する。
端末の現在位置の周辺近傍に所在する顧客の位置情報により周辺情報を設定する場合には、端末の現在位置情報と顧客の所在地情報を用いて得られる両位置間の位置関係に基づいて、端末の現在位置から所定範囲内に存在する顧客を周辺顧客として抽出し、抽出した周辺顧客に関する顧客情報を周辺情報として設定する。
また、端末で定める指定位置の周辺近傍に所在する顧客の位置情報により周辺情報を設定する場合には、指定情報と顧客の所在地情報を用いて得られる両位置間の位置関係に基づいて、指定位置から所定範囲内に存在する顧客を周辺顧客として抽出し、抽出した周辺顧客に関する顧客情報を周辺情報として設定する。
また、営業支援サーバ10は、周辺情報設定手段10cで設定した周辺情報を端末2A,2Bに送信する通信手段(図1には示していない)とを備える。
営業支援サーバ10は、構内LAN7等を介してメニューサーバ8と接続される。端末2A,2Bは、インターネット網5あるいは公衆回線網6を介して構内LAN7に接続される。端末2から営業支援サーバ10を利用する場合には、メニューサーバ8においてメニューから営業支援サーバ10が実行する機能を選択し、営業支援サーバ10と接続することにより実行することができる。
端末2Aは、例えばGPS機能によって端末の現在位置を取得することができる。図示する端末2AはGPS受信機を備え、GPS衛星3からの信号を受信することにより現在位置を取得する。端末2Aで取得した現在位置情報は、インターネット網5及び構内LAN7を介して営業支援サーバ10に接続され、位置情報登録手段10bにより記録手段10Aに記録される。
また、端末2Bの現在位置は例えばPHS機能によって取得することができる。図示する端末2BはPHS受信機を備え、PHS基地局4はPHS受信機からの信号を受信することにより、PHS受信機を備えた端末2Bの位置を把握している。PHS基地局4によって取得された端末2Bの位置情報は、公衆電話網6及び構内LAN7を介して営業支援サーバ10に送られ、位置情報登録手段10bにより記録手段10Aに記録される。なお、顧客情報は、予め顧客情報登録手段10aによって記録手段10Aに記録されている。
周辺情報設定手段10cは、位置情報登録手段10bによって記録手段10Aに登録されている端末の現在位置に基づいて、同じく記録手段10Aに記録されている顧客情報から、現在位置の近傍に所在する顧客を抽出し、周辺情報として設定する。この周辺情報は、端末の現在位置の近傍に所在する顧客をその位置に関する情報を含み、表示手段(図1には示していない)に表示することにより、営業社員に付近に所在する顧客とその位置を知らせることができる。
図2は端末2の表示例である。図2(a)において、端末2が備える表示手段の表示画面2a上には、地図表示と共に端末の現在位置Pと顧客の位置Q1〜Q3が表示されている。また、図2(b)において、端末2が備える表示手段の表示画面A上には、地図表示と共に端末の現在位置Pと顧客の位置Q1〜Q6が表示されている。なお、図2(b)は、図2(a)よりも大きな縮尺で表示した表示例であり、図2(b)中の表示部分Bの部分(破線で囲まれた部分)は、図2(a)の表示部分Aと対応している。
次に、図3を用いて端末の構成例を説明し、図4を用いて営業支援サーバの構成例を説明する。なお、図3に示す端末はGPS機能を備えた端末の構成例である。
図3において、端末2(2A)は、位置情報取得手段2a,入力手段2b,記録手段2c,表示手段2d,通信手段(I/O手段)2eを備える。位置情報取得手段2aは、GPS衛星3からの信号を受信して現在位置を取得するGPS機能を備え、例えばGPS受信機により構成することができる。なお、GPS機能は端末内にGPS受信機を組み込む他、GPS機能を奏する基板を実装する構成とすることができ、また、外部に設けたGPS受信機とすることもできる。
入力手段2bは、位置情報取得手段2aが取得した端末の現在位置の位置情報を入力する手段であり、取得した位置情報はI/O手段2eからインターネットや構内LANを介して営業支援サーバ10側に送られる。また、入力手段2bは、現在位置の位置情報の他に、顧客情報を入力することができ、これによって営業社員が営業支援サーバ10に顧客情報を送って記録することができる。
なお、I/O手段2eは、位置情報や顧客情報を営業支援サーバ10に送る際に端末を特定する識別情報(端末ID)や、営業社員を特定する識別情報(営業社員ID)を送ることができる。これらの識別情報を送信することによって、営業支援サーバ側では情報の送信元を特定すると共に、現在位置情報や顧客情報の提供者と関連付けを行うことができる。
また、I/O手段2eは、営業支援サーバ10で設定した周辺情報を記録手段2cに記録し、表示手段2dに表示する。
図4において、営業支援サーバ10は、インターネット網5、公衆電話網6等を介して端末2と接続を行う通信手段(I/O手段)10e,顧客情報登録手段10a,位置情報登録手段10b,周辺情報設定手段10c,及び記録手段10Aを備え、記録手段10Aは、営業社員に共通する情報を記録する共有データベース10f,各営業社員に固有の情報を記録する個別データベース10g,地図情報を記録するマップデータベース10h等のデータベースと、これらデータベースに対する情報管理を行うデータベース管理手段10dを備える。なお、ここでは説明の便宜上から、共有データベース10f,個別データベース10g,及びマップデータベース10hをそれぞれ独立したデータベースで構成する例を示しているが、一つのデータベースを内部で分割して、単に記録領域を区分することにより記録することもできる。
顧客情報登録手段10aは、端末から取得した顧客情報を共通データベース10fに登録する手段であり、位置情報登録手段10bは、端末から取得した位置情報を個別データベース10gに登録する手段である。
また、周辺情報設定手段10cは、位置情報登録手段10bから取り込む位置情報や、共有データベース10f,個別データベース10g,及びマップデータベース10hから読み出した情報を基にして周辺情報を設定する。設定した周辺情報は、I/O手段10eからインターネット網5、公衆電話網6等を介して端末2に送られる。
周辺情報設定手段10cでは、位置情報登録手段10bあるいは個別データベース10gから現在位置を取得し、共有データベース10fを検索して現在位置の近傍に所在する顧客を取得する。また、マップデータベース10hを検索して現在位置の近傍の地図情報を取得する。周辺情報設定手段10cでは、取得した顧客情報により周辺情報を設定する。周辺情報は、顧客情報のみとすることもできるが、取得した地図上に顧客の位置情報や端末の位置情報を載せたものとすることもできる。地図上に顧客の位置情報や端末の位置情報を載せることにより、端末の現在位置に対する顧客の位置を地図上で確認することができる。
図5は共有データベース10fに記録される顧客情報のデータ例であり、図6は個別データベース10gに記録される個人情報のデータ例である。
図5において、顧客情報は例えば住所や電話番号、FAX番号、与信情報等を含み、顧客を識別するために各顧客に付された顧客番号や顧客名と共に記録される。また、顧客の位置情報は、緯度や経度に数値データの他、地図上を複数の領域に分割して得られる領域で表す場合の領域データや領域内位置データとすることができる。
また、図6において、個人情報は、営業社員を社員番号やIDで特定し、営業社員毎に位置情報を取得年月日や時刻と共に記録する。なお、ここでは、位置情報として、GPS位置情報で取得される緯度,経度のデータ例を示している。
次に、位置情報の登録処理、顧客情報の登録処理について図7を用いて説明し、周辺情報の設定処理、顧客情報の送信処理について図8を用いて説明する。なお、以下( )中に示す番号は図中に付した番号と対応している。
図7に示す位置情報の登録処理において、GPS機能を有した端末2Aは現在位置の位置情報を取得し(1)、取得した位置情報を営業支援サーバに送信する(2)。
また、PHS受信機を備えた端末2Bは、PHS基地局4からの問い合わせ信号に応じて応答信号を送信し(11〜13)、PHS基地局4は端末2Bからの応答信号をどのPHS基地局で受信したかによって位置情報を取得し(14,15)、取得した位置情報を営業支援サーバ10に送信する(16)。営業支援サーバ10の位置情報登録手段10bは、端末2から取得した位置情報を受信し(3)、記録手段10Aに登録する(4,5)。
図7に示す顧客情報の登録処理において、営業社員は端末2から顧客情報を入力し(21,23)、端末2から営業支援サーバ10の顧客情報を送信する(22,24)。営業支援サーバ10の顧客情報登録手段10aは、端末2からの顧客情報を受信し(25)、記録手段10Aに登録する(26,27)。
図8に示す周辺情報の設定処理において、営業支援サーバの周辺情報設定手段10cは、位置情報登録手段10aあるいはデータベース10Aの個別データベース10gから現在位置情報を取得し(31,32,)、現在位置を基にしてデータベース10Aの共有データベース10fに顧客情報を要求し、また、データベース10Aのマップデータベース10hに地図情報を要求する(33)。共有データベース10fは、現在位置を基にしてこの現在位置の近傍に所在する顧客の顧客情報を検索する。また、マップデータベース10hは、現在位置を基にしてこの現在位置の近傍の地図情報を検索する。(34)。
周辺情報設定手段10cは、顧客情報及び地図情報を取得し(35)、現在位置情報と共に取得情報を形成し設定し(36)、端末2に送信する(37)。
図8に示す顧客情報の送信処理において、端末から顧客情報の要求が出されると(41)、周辺情報設定手段10cは、データベース10Aの共有データベース10fに顧客情報を要求する(42)。共有データベース10fは、顧客情報を検索して周辺情報設定手段10cに渡す(43)。周辺情報設定手段10cは、顧客情報を取得し(44)、端末に送信する(45)。端末は顧客情報を受信し、表示手段に表示する(46)。
周辺情報設定手段の周辺情報の設定において、現在位置の近傍に所在する顧客を抽出する処理を行う。この抽出処理は、複数の態様とすることができる。
この抽出処理の第1の態様は、現在位置と顧客の所在地情報との間の距離に基づいて、所定の距離範囲内に所在する顧客を抽出するものであり、端末の現在位置情報と顧客の所在地情報とを用いて、端末の現在位置と顧客所在地との間の距離を算出し、算出した距離と設定された抽出範囲設定距離とを比較し、算出距離が抽出範囲設定距離以下の顧客を抽出し、周辺情報として設定する。
なお、ここで、現在位置と顧客の所在地との間の距離の算出は、位置情報が緯度,経度で表されている場合には、この緯度,経度の差分を距離換算して求めることができる。また、現在位置と顧客の所在地との間の距離は、直線上の距離の他に、地図上の道路等の経路に沿った実距離とすることもできる。この場合には、マップデータベースから地図情報を取得し、この地図上において現在位置と顧客の所在地とを結ぶ経路を設定し、その経路に沿った距離を求めることで得ることができる。
また、現在位置と顧客の所在地との間の離れ具合を、現在位置から顧客の所在地までの移動に要する時間で評価することもできる。この場合には、徒歩で移動する場合には歩行時間を用い、車,バス,電車,地下鉄等の交通機関を用いる場合には、その交通機関に応じた所要時間を用いて算出する。また、このとき、交通機関の時刻表に合わせて算出することもできる。
現在位置と顧客の所在地との間の離れ具合を移動時間で評価する場合には、抽出範囲設定距離に代えて抽出配信設定時間を用いる。抽出範囲設定距離や抽出配信設定時間は、端末の表示手段に表示する地図の縮尺を設定することになる。
また、抽出範囲設定距離や抽出配信設定時間は、予め設定した固定値を用いる他、端末からの指示により変更することもできる。抽出範囲設定距離や抽出配信設定時間を大きく設定することにより、広い範囲に分布する顧客を抽出することができ、抽出範囲設定距離や抽出配信設定時間を小さく設定することにより、端末の表示手段に表示される地図の分解能を高めることができる。
この抽出処理の第2の態様は、地図上を複数の領域に分割し、現在位置や顧客の所在地がこれらの分割した領域の何れの領域に含まれるかを求め、この領域の離れ具合に基づいて、所定の離れ具合内に所在する顧客を抽出するものである。周辺情報設定手段は、地図上の位置と、当該地図を分割した複数の領域とを対応付けるテーブルを備え、このテーブルを用いて、端末の現在位置が含まれる領域と顧客の所在地が含まれる領域とを求め、求めた領域間の近接度を指標として顧客を抽出する。
この近接度は領域間の隣接距離とし、隣接距離と設定した抽出隣接距離とを比較し、隣接距離が抽出隣接距離以下の顧客を抽出する。例えば、領域間の隣接距離を“1”とし、隣接する領域の顧客を抽出する。領域間の隣接距離を“0”とした場合には、同じ領域内の顧客を抽出することになる。
また、前記した距離による第1の態様と同様に、領域の間の離れ具合を、領域間を移動に要する時間で評価することもできる。また、判定に用いる基準として抽出範囲設定距離や抽出配信設定時間としては、領域間の距離や領域間を移動するに要する時間となる。これらの値は、予め設定した固定値を用いる他、端末からの指示により変更することもできる。
図9は抽出処理の第2の態様を説明するための図である。図9において、周辺情報設定手段10cは、位置情報と領域との対応関係を定めた位置情報−領域データテーブル10c2と、周辺情報形成手段10c1とを備える。
図11(a)に示すマトリックスは、地図を所定の距離で区切って複数の領域に分割した状態を示している。ここでは、例えば、緯度,経度について所定の度数を単位として分割した場合を示している。図11(a)の場合には、例えば、緯度,経度が秒単位で区分されA1〜A5,B1〜B5,…,G1〜G5の領域に分割された状態を示している。
位置情報−領域データテーブル10c2は、緯度,経度の数値範囲と領域との対応関係を記録するものであり、端末から取得した現在位置や顧客の所在位置に対応する領域を求めることができる。
周辺情報設定手段10cは、位置情報に対する領域を位置情報−領域データテーブル10c2に基づいて求め、この領域と近接する領域内を求める。近接する領域は、前記した近接度で定めることができる。例えば、近接度によりを隣接する領域を近接領域として設定した場合には、位置情報−領域データテーブル10c2で求めた領域と、その領域と隣接する領域を近接領域とする。例えば、取得した位置情報がA1の領域に含まれる場合には、A1の領域の他にB1,B2,A2の領域が近接領域として設定され、この近接領域内に含まれる顧客を共有データベース10fから検索する。周辺情報形成手段10c1は、検索により得られた顧客情報を取り込む。
また、同様にして、周辺情報形成手段10c1は、近接領域の地図情報をマップデータベース10gから取り出す。
周辺情報形成手段10c1は、検索によって得られた顧客情報と地図情報とに基づいて顧客に関わる周辺情報を形成する。この周辺情報は、入力された位置情報の近傍に所在する顧客に関わるものであり、位置情報が営業社員の現在位置である場合には、営業社員の近くの所在する顧客とその位置(地図情報を含む場合には、地図上の位置)となり、営業社員が指示する携帯端末の表示手段に表示することによって、顧客の位置を知ることができる。
このとき、周辺情報形成手段10c1に位置情報を入力し、位置情報を周辺情報に組み込むことよって、現在位置と顧客の位置との関係を知ることができる。なお、周辺情報形成手段10c1への位置情報の入力は、位置情報−領域データテーブル10c2への入力と共に周辺情報形成手段10c1に直接入力しても、あるいは位置情報−領域データテーブル10c2から入力してもよい。
顧客を検索する範囲は、また、表示面に表示される地図の範囲とも連係しており、顧客を検索する範囲を大きく設定した場合には表示画面に表示される地図は広い範囲を表す大縮尺となり、顧客を検索する範囲を小さく設定した場合には表示画面に表示される地図は小さい範囲を表す小縮尺となる。
ここで、位置情報−領域データテーブル10c2の設定は、顧客情報を抽出する抽出範囲を定めることになり、設定する領域を大きく設定すれば、各領域単位において顧客情報を抽出する抽出範囲が大きく設定されることになる。
したがって、顧客を検索する近傍の程度は、この各領域自体の大きさと、領域の範囲によって定まることになり、少なくとも何れか一方を変更することによって、顧客を検索する範囲を変更することができる。なお、位置情報−領域データテーブル10c2には所定の領域を設定しておき、縮尺情報に応じて任意に変更自在な構成とすることにより、上記変更に対応することができる。
なお、縮尺情報を現在位置から顧客の所在地への移動時間によって設定する場合には、位置情報−領域データテーブル10c2としては位置情報に代えて移動時間を基準として領域を変換したテーブルを形成して用い、地図情報はこの領域に対応するマップデータから取り出すことにより対応することができる。
以下、上記抽出処理の第2の態様において、周辺情報設定手段が行う処理例について、図10のフローチャート、図11の状態図を用いて説明する。なお、以下の(ステップS)は図10中のフローチャートに示す符号と対応している。
周辺情報設定手段10cは位置情報を取得し(ステップS1)、位置情報−領域データテーブル10c2から取得した位置を含む領域を求める。図11(a)に示す例は、領域A1が対応する領域である(ステップS2)。次に、共有データベース10fにおいて領域A1内に含まれる顧客を検索する。図11(b)に示す例では、領域A1内に顧客A−001,A−010,B−032が含まれている(ステップS3)。
この領域A1に対応する地図データをマップデータベース10gから読み出し(ステップS4)、読み出した地図データに顧客の位置(例えば、図11(b)に示す2−**,c2−**,b4−**)を組み込んで周辺情報を形成する。なお、領域A1と地図データ上で区分さえる領域とが一対一で対応していない場合には、領域A1に対応する地図データを検索して求める。図11(d)は、地図上に顧客位置を組み込んだ状態を示している。また、この周辺情報に現在位置の位置情報を組み込み、地図上に現在位置を表すことができる(ステップS5)。形成した周辺情報を携帯端末に送信する(ステップS6)。
周辺情報を受信した携帯端末は、表示画面上に周辺情報を表示し、地図上に表された顧客位置や現在位置を確認することができる。表示の縮尺を変更する場合には、縮尺の変更要求を営業支援サーバに送る。営業支援サーバは、この縮尺変更の要求を受けると(ステップS7)、変更した縮尺に対応する領域を求め(ステップS8)、この領域に基づいて前記ステップS3〜ステップS6を繰り返して周辺情報を形成する。
また、営業支援サーバは、携帯端末から顧客情報についての要求を受けた場合には(ステップS9)、共有データベース10fから顧客情報を抽出し(ステップS10)、携帯端末に送信する(ステップS11)。
次に、本発明の営業支援システムの第2の形態について説明する。
本発明の営業支援システムの第2の形態は、所定位置と予め登録しておいた顧客の所在地情報に基づいて、所定位置付近に所在する顧客を抽出して、所定位置の近くに所在する営業社員に顧客の所在地情報を提供するものであり、所定位置は携帯端末から任意に設定することができ、例えば、営業社員が移動先を所定位置として設定し、これによって、現在位置とは別の位置の移動先の近くに所在する顧客の所在地を知ることができる。
本発明の営業支援システムの第2の形態の構成は、前記図1で示した第1の形態の構成と同様とすることができるためここでの説明は省略し、第2の形態に適用する端末の構成例、及び営業支援サーバの構成例について、図12,13を用いて説明する。
図12において、端末2は、前記図3に示した端末の構成と同様に、記録手段2c,表示手段2d,通信手段(I/O手段)2eを備え、一方、位置情報取得手段2a,入力手段2bに代えて指定手段2fを備える。
第1の形態の位置情報取得手段2a及び入力手段2bは、GPSやPHSによって現在位置を取得するのに対して、第2の形態の指定手段2fは任意に定める所定位置を指定するものである。営業社員は、この指定手段2fから顧客名や地域名等を入力して所定位置を指定し、この所定位置の近傍に所在する顧客に関わる周辺情報を取得する。指定手段2fは、例えば携帯端末が備える入力手段を兼用することができ、キーから顧客名や地域名等を入力することにより所定位置を指定する。
指定手段2fは、指定した顧客名や地域名の情報をI/O手段2eからインターネットや構内LANを介して営業支援サーバ10側に送る。また、指定手段2fは、顧客名や地域名の他に、顧客情報を入力することができ、これによって営業社員が営業支援サーバ10に顧客情報を送って記録することもできる。
なお、I/O手段2e,記録手段2c,表示手段2dは、図3に示した第1の形態と同様であるため、ここでの説明は省略する。
次に、図12において、営業支援サーバ10は、前記図4に示した端末の構成において、顧客情報登録手段10bを除く、インターネット網5,公衆電話網6等を介して端末2と接続を行う通信手段(I/O手段)10e,顧客情報登録手段10a,周辺情報設定手段10c,及び記録手段10Aを備える。
記録手段10Aは、図4の構成と同様に、営業社員に共通する情報を記録する共有データベース10f,各営業社員に固有の情報を記録する個別データベース10g,地図情報を記録するマップデータベース10h等のデータベースと、これらデータベースに対する情報管理を行うデータベース管理手段10dを備える。なお、ここでは説明の便宜上から、共有データベース10f,個別データベース10g,及びマップデータベース10hをそれぞれ独立したデータベースで構成する例を示しているが、一つのデータベースを内部で分割して、単に記録領域を区分することにより記録することもできる。
なお、インターネット網5,公衆電話網6等を介して端末2と接続を行う通信手段(I/O手段)10e,顧客情報登録手段10a,周辺情報設定手段10c,及び記録手段10Aは、図4で示した構成と同様であるため、共通する部分の説明は省略する。
周辺情報設定手段10cは、位置情報登録手段10bから取り込む位置情報に代えて顧客名や地域名の情報を入力し、共有データベース10f,個別データベース10g,及びマップデータベース10hから読み出した情報と共に周辺情報を設定する。設定した周辺情報は、I/O手段10eからインターネット網5、公衆電話網6等を介して端末2に送られる。
周辺情報設定手段10cは、顧客名や地域名等によって指定された所定位置に基づいて、共有データベース10fを検索して所定位置の近傍に所在する顧客を取得する。また、マップデータベース10hを検索して所定位置の近傍の地図情報を取得する。周辺情報設定手段10cでは、取得した顧客情報により周辺情報を設定する。周辺情報は、顧客情報のみとすることもできるが、取得した地図上に顧客の位置情報や端末の位置情報を載せたものとすることもできる。地図上に顧客の位置情報や端末の位置情報を載せることにより、端末の現在位置に対する顧客の位置を地図上で確認することができる。
次に、周辺情報の設定処理、顧客情報の送信処理について図14を用いて説明する。なお、以下( )中に示す番号は図中に付した番号と対応している。
図14に示す周辺情報の設定処理において、営業支援サーバの周辺情報設定手段10cは、端末から送信された顧客名や地域名により指定された(51,52)所定位置を取得し(53)、所定位置を基にしてデータベース10Aの共有データベース10fに顧客情報を要求し、また、データベース10Aのマップデータベース10hに地図情報を要求する(54)。共有データベース10fは、所定位置を基にしてこの現在位置の近傍に所在する顧客の顧客情報を検索する。また、マップデータベース10hは、所定位置を基にしてこの現在位置の近傍の地図情報を検索する(55)。
周辺情報設定手段10cは、顧客情報及び地図情報を取得し(56)、所定位置情報と共に取得情報を形成し設定し(57)、端末2に送信する(58,59,60)。
なお、図8の(41)〜(46)に示す顧客情報の送信処理についても同様に行うことができる。
図15は抽出処理の第2の態様を適用した構成を説明するための図である。抽出処理の第2の態様は、前記したように、地図上を複数の領域に分割し、現在位置や顧客の所在地がこれらの分割した領域の何れの領域に含まれるかを求め、この領域の離れ具合に基づいて、所定の離れ具合内に所在する顧客を抽出するものである。
周辺情報設定手段10cは、地図上の位置と、当該地図を分割した複数の領域とを対応付ける領域データテーブル10c3を備え、このテーブルを用いて、端末の現在位置が含まれる領域と顧客の所在地が含まれる領域とを求め、求めた領域間の近接度を指標として顧客を抽出する。
図15において、周辺情報設定手段10cは、顧客名や地域名と領域との対応関係を定めた領域データテーブル10c3と、周辺情報形成手段10c1とを備える。
周辺情報設定手段10cは、顧客名や地域名で定められる指定位置に対する領域を領域データテーブル10c3に基づいて求め、この領域と近接する領域内を求める。近接する領域は、前記した例で示した近接度で定めることができる。例えば、近接度によりを隣接する領域を近接領域として設定した場合には、領域データテーブル10c3で求めた領域と、その領域と隣接する領域を近接領域とし、この近接領域内に含まれる顧客を共有データベース10fから検索する。周辺情報形成手段10c1は、検索により得られた顧客情報を取り込む。
また、同様にして、周辺情報形成手段10c1は、近接領域の地図情報をマップデータベース10gから取り出す。
周辺情報形成手段10c1は、検索によって得られた顧客情報と地図情報とに基づいて顧客に関わる周辺情報を形成する。この周辺情報は、指定位置の近傍に所在する顧客に関わるものである。
このとき、周辺情報形成手段10c1に位置情報を入力し、位置情報を周辺情報に組み込むことよって、指定位置と顧客の位置との関係を知ることができる。なお、周辺情報形成手段10c1への指定位置の位置情報の入力は、領域データテーブル10c3への入力と共に周辺情報形成手段10c1に直接入力しても、あるいは領域データテーブル10c3から入力してもよい。
なお、表示範囲の縮尺については、前記した第1の形態と同様とすることができるため、ここでの説明は省略する。
以下、第2の形態において、周辺情報設定手段が行う処理例について、図16のフローチャート、図17の状態図を用いて説明する。なお、以下の(ステップS)は図16中のフローチャートに示す符号と対応している。
周辺情報設定手段10cは顧客名や地域名により指定位置に関わる情報を取得し(ステップS21)、領域データテーブル10c3から取得した指定位置を含む領域を求める。ここでは、領域A1が得られたものとする(ステップS22)。
次に、共有データベース10fにおいて領域A1内に含まれる顧客を検索する。図171(a)に示す例では、領域A1内に顧客A−001,A−010,B−032が含まれている(ステップS23)。
この領域A1に対応する地図データをマップデータベース10gから読み出し(ステップS24)、読み出した地図データに顧客の位置(例えば、図17(a)に示す2−**,c2−**,b4−**)を組み込んで周辺情報を形成する。なお、領域A1と地図データ上で区分さえる領域とが一対一で対応していない場合には、領域A1に対応する地図データを検索して求める。図17(c)は、地図上に顧客位置を組み込んだ状態を示している。また、この周辺情報に現在位置の位置情報を組み込み、地図上に現在位置を表すことができる(ステップS25)。形成した周辺情報を携帯端末に送信する(ステップS26)。
周辺情報を受信した携帯端末は、表示画面上に周辺情報を表示し、地図上に表された顧客位置や指定位置を確認することができる。表示の縮尺を変更する場合には、縮尺の変更要求を営業支援サーバに送る。営業支援サーバは、この縮尺変更の要求を受けると(ステップS27)、変更した縮尺に対応する領域を求め(ステップS28)、この領域に基づいて前記ステップS23〜ステップS26を繰り返して周辺情報を形成する。
また、営業支援サーバは、携帯端末から顧客情報についての要求を受けた場合には(ステップS29)、共有データベース10fから顧客情報を抽出し(ステップS30)、携帯端末に送信する(ステップS31)。
本発明の営業支援システムは、営業社員による顧客訪問に適用する他、書類や物品を所定場所に配送したり、所定場所から集荷するといた集配を支援するシステムにも適用することができる。
本発明の営業支援システムの構成を説明するための概略図である 本発明の営業支援システムの端末の表示例である。 本発明の営業支援システムの端末の構成例を説明するための概略図である。 本発明の営業支援システムの営業支援サーバの構成例を説明するための概略図である。 本発明の営業支援システムの共有データベースに記録される顧客情報のデータ例である。 本発明の営業支援システムの個別データベース10gに記録される個人情報のデータ例である。 本発明の営業支援システムの位置情報の登録処理、顧客情報の登録処理を説明するための状態図である。 本発明の営業支援システムの周辺情報の設定処理、顧客情報の送信処理を説明するための状態図である。 本発明の営業支援システムの抽出処理の第2の態様を説明するための図である。 本発明の営業支援システムの周辺情報設定の処理を説明するためのフローチャートである。 本発明の営業支援システムの周辺情報設定の処理を説明するための状態図である。 本発明の営業支援システムの第2の形態に適用する端末の構成例を説明するための概略図である。 本発明の営業支援システムの第2の形態に適用する営業支援サーバの構成例を説明するための概略図である。 本発明の営業支援システムの周辺情報の設定処理、顧客情報の送信処理を説明するための状態図である。 本発明の営業支援システムの抽出処理の第2の態様を適用した構成を説明するための図である。 本発明の営業支援システムの周辺情報設定の処理例を説明するためのフローチャートである。 本発明の営業支援システムの周辺情報設定の処理例を説明するための状態図である。
符号の説明
1 営業支援システム
2,2A,2B 端末
2a 位置情報取得手段
2b 入力手段
2c 記録手段
2d 表示手段
2e I/O手段
2f 指定手段
3 GPS衛星
4 PHS基地局
5 インターネット網
6 公衆電話網
7 構内LAN
8 メニューサーバ
10 営業支援サーバ
10A 記録手段
10a 顧客情報登録手段
10b 位置情報登録手段
10c 周辺情報設定手段
10c1 周辺情報形成手段
10c2 位置情報−
10c3 領域データテーブル
10d データベース管理手段
10f 共有データベース
10g 個別データベース
10h マップデータベース
A 表示画面
B 表示部分
P 現在位置表示
Q1〜Q6 顧客位置表示

Claims (17)

  1. サーバから端末に営業支援に関する情報を送る営業支援システムにおいて、
    前記サーバは、少なくとも顧客の所在地情報を含む顧客情報を記録する記録手段と、
    端末の現在位置情報と顧客の所在地情報とを用いて得られる両位置間の位置関係に基づいて、端末の現在位置から所定範囲内に存在する顧客を周辺顧客として抽出し、
    あるいは、指定位置情報と顧客の所在地情報とを用いて得られる両位置間の位置関係に基づいて、指定位置から所定範囲内に存在する顧客を周辺顧客として抽出し、
    抽出した周辺顧客に関する顧客情報を周辺情報として設定する周辺情報設定手段と、
    前記周辺情報設定手段で設定した周辺情報を前記端末に送信する通信手段とを備えることを特徴とする営業支援システム。
  2. 前記周辺情報設定手段は、端末の現在位置情報又は指定位置情報と顧客の所在地情報とを用いて、端末の現在位置又は指定位置と顧客所在地との間の距離を算出し、当該算出距離と設定された抽出範囲設定距離とを比較し、算出距離が抽出範囲設定距離以下の顧客を抽出し、周辺情報として設定することを特徴とする請求項1に記載の営業支援システム。
  3. 前記周辺情報設定手段は、地図上の位置と、当該地図を分割した複数の領域とを対応付けるテーブルを備え、
    前記テーブルを用いて、端末の現在位置又は指定位置に対応する領域と顧客の所在地に対応する領域とを求め、求めた領域間の近接度を指標として顧客を抽出することを特徴とする請求項1に記載の営業支援システム。
  4. 前記近接度は領域間の隣接距離とし、当該隣接距離と設定した抽出隣接距離とを比較し、隣接距離が抽出隣接距離以下の顧客を抽出することを特徴とする請求項3に記載の営業支援システム。
  5. 前記周辺情報設定手段は、前記端末の位置又は指定位置及び抽出した周辺顧客の位置、並びにこれらを表示する地図情報を含む周辺情報を設定することを特徴とする請求項1乃至請求項4の何れか一つに記載の営業支援システム。
  6. 前記周辺情報設定手段は、前記抽出範囲設定距離に基づいて周辺情報を設定することを特徴とする請求項5に記載の営業支援システム。
  7. 前記周辺情報設定手段は、前記地図情報の抽出範囲を端末から送られる縮尺情報に基づいて周辺情報を設定することを特徴とする請求項5に記載の営業支援システム。
  8. 前記サーバは、少なくとも顧客の所在地情報を含む顧客情報を前記記録手段に登録する顧客情報登録手段を備えることを特徴とする請求項1乃至請求項7の何れか一つに記載の営業支援システム。
  9. 前記端末は、当該端末の現在位置を示す位置情報を取得する位置情報取得手段と、
    取得した現在位置を前記サーバに送信する送信手段とを備えることを特徴とする請求項1乃至請求項8の何れか一つに記載の営業支援システム。
  10. 前記位置情報取得手段は、GPS衛星からの位置信号を受けるGPS受信機を備え、前記位置信号に基づいて現在位置を算出することを特徴とする請求項9に記載の営業支援システム。
  11. 前記周辺情報設定手段は、
    前記端末から発せられる発信信号を受信し、当該発信信号を用いて発信位置を算出する基地局から当該発信位置を取得し、当該発信位置を端末の現在位置を示す位置情報として入力することを特徴とする請求項1乃至請求項8の何れか一つに記載の営業支援システム。
  12. 前記端末は、位置を指定する位置指定手段と、
    前記位置指定手段で指定された位置を前記サーバに送信する送信手段とを備えることを特徴とする請求項1乃至請求項8の何れか一つに記載の営業支援システム。
  13. 前記端末は、顧客情報を入力する入力手段を備えることを特徴とする請求項1乃至請求項11の何れか一つに記載の営業支援システム。
  14. 前記入力手段は、位置情報取得手段で取得した端末の現在位置を示す位置情報を入力することを特徴とする請求項13に記載の営業支援システム。
  15. 前記入力手段は、顧客の住所を入力することを特徴とする請求項13に記載の営業支援システム。
  16. 前記端末は表示手段を備え、前記サーバの通信手段から送信された周辺情報を表示することを特徴とする請求項1乃至請求項15の何れか一つに記載の営業支援システム。
  17. 前記周辺情報は、前記端末と抽出した周辺顧客とを表示する地図情報を含み、
    前記表示手段は、地図上に端末位置又は指定位置、及び/又は抽出した周辺顧客の位置を表示することを特徴とする請求項16に記載の営業支援システム。
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