JP2002267468A - 移動端末による移動経路検知方法、運賃算出方法、それらのシステム、及び移動端末 - Google Patents

移動端末による移動経路検知方法、運賃算出方法、それらのシステム、及び移動端末

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JP2002267468A
JP2002267468A JP2001069049A JP2001069049A JP2002267468A JP 2002267468 A JP2002267468 A JP 2002267468A JP 2001069049 A JP2001069049 A JP 2001069049A JP 2001069049 A JP2001069049 A JP 2001069049A JP 2002267468 A JP2002267468 A JP 2002267468A
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Atsushi Inoue
淳 井上
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 移動のときの情報を容易に収集でき、後で整
理もし易い移動端末による移動経路検知方法などを提供
すること。 【解決手段】 位置を検知可能な移動端末を用いて、移
動に伴う複数箇所の位置を入力し、この入力された複数
の位置情報を当該地域の地理的情報を参照して解析し複
数の位置情報を解析して、所定の区間トレース情報を導
出し、判断された移動経路に沿った評価値を算出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、携帯可能な移動端
末による移動経路検知方法、及び移動経路の算出方法及
びその移動経路に対する属性値算出方法、例えば移動経
路に対する交通機関の乗車料金算出方法などに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、近距離、中距離の出張やセールス
の外回りでの交通費精算は、帰社後に不確かな記憶を頼
りに乗車した交通機関の区間と運賃を思い出したり再度
調べたりして計算を行っており,非常に煩雑で時間がか
かった。また観光旅行などでの思い出を記録しようとす
ると、行った先々で貰ったパンフレットやみやげ物、撮
影した写真程度のものしかなく、整理に時間がかかっ
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述のように従来、先
に行った場所での情報が後で必要となる場合が多いの
に、その情報を後で集めるのに苦労したり、非効率的な
方法しかなかった。
【0004】本発明はこのような従来の問題点に鑑みて
なされたもので、移動のときの情報を容易に収集でき、
後で整理もし易い移動端末による移動経路検知方法など
を提供することを目的とする。
【0005】本発明では、携帯可能で位置情報取得機能
を有し、それを記録でき、また任意の時点で、移動経路
の算出、及びその移動経路に対する属性値算出方法、例
えば移動経路に対する交通機関の乗車料金算出が可能な
移動端末と、移動端末からの要求に応じて移動過程で使
用される情報や移動目的地の地域情報などの各種情報を
提供するセンターシステムの運用方法などを提供する。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1によれ
ば、位置を検知可能な移動端末を用いて、移動に伴う複
数箇所の位置を入力するステップと、このステップによ
り入力された複数の位置情報を当該地域の地理的情報を
参照して解析して、前記複数箇所の所定の区間のトレー
ス情報を取得するステップと、このステップにより取得
された前記トレース情報に対応する評価値を算出するス
テップとから成ることを特徴とする移動端末による移動
経路検知方法を提供する。
【0007】ここで、「トレース情報」とはそれら複数
箇所を通ったこと自体の情報、例えばどの駅からどの駅
まで移動したかの情報であり、「トレース情報に対応す
る評価値」とは複数箇所を通ったことによって発生する
価値、例えばある駅から他のある駅まで移動したときの
乗車料金である。
【0008】本発明の請求項2によれば、位置を検知可
能な移動端末を用いて、移動に伴う複数箇所の位置情報
を入力するステップと、このステップにより入力された
複数個所の位置情報を当該地域の地理的情報を参照して
解析し移動経路を判断するステップと、このステップに
より判断された移動経路に沿った交通費用を計算するス
テップとから成ることを特徴とする移動端末による運賃
算出方法を提供する。
【0009】本発明の請求項3によれば、位置を検知可
能な移動端末を用いて、移動に伴う複数箇所の位置情報
を入力する手段と、この手段により入力された複数個所
の位置情報を当該地域の地理的情報を参照して解析し、
前記複数箇所の所定の区間のトレース情報を取得する手
段と、この手段により取得された前記トレース情報に対
応する評価値を算出する手段とから成ることを特徴とす
る移動端末による移動経路検知システムを提供する。
【0010】本発明の請求項4によれば、位置を検知可
能な移動端末を用いて、移動に伴う複数箇所の位置を入
力する手段と、この手段により入力された複数個所の位
置情報を当該地域の地理的情報を参照して解析し移動経
路を判断する手段と、この手段により判断された移動経
路に沿った交通費用を計算する手段とから成ることを特
徴とする移動端末による運賃算出システムを提供する。
【0011】本発明の請求項5によれば、移動に伴う複
数箇所の位置を入力する手段と、この手段により入力さ
れた複数個所の位置情報を当該地域の地理的情報を参照
して解析し、前記複数箇所の所定の区間のトレース情報
を取得する手段と、この手段により取得された区間トレ
ース情報に対応する評価値を算出する手段とから成るこ
とを特徴とする移動端末を提供する。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態につい
て図面を用いて説明する。図1に、本発明一実施形態に
おける移動端末の構成図を、図2にこの移動端末に情報
を提供する一実施形態のセンターシステムの構成図をそ
れぞれ示す。
【0013】図1の移動端末100は、センターシステ
ム200からの情報配信を受信する受信部101と、G
PS電波を受信して位置情報を取得するGPS受信部1
02と、センターシステム200への情報配信要求を送
信する送信部103と、情報配信要求データの作成や受
信した各種情報の編集を行う処理部104と、移動履歴
情報や受信情報を一時格納する一時記憶部105と、位
置の指示や受信済みの各種情報を選択させる操作部10
6と、位置や各種情報を表示する表示部107と、移動
経路の履歴などの各種情報を移動端末100の電源オフ
時においても記憶しておける記録部108とから構成さ
れる。
【0014】図2におけるセンターシステム200は、
移動端末100からの情報配信要求を受信する受信部2
01と、情報を移動端末100へ送信する送信部202
と、処理の過程で使用する各情報を一時的に格納してお
く一時記憶部203と、各種処理を制御する処理制御部
204と、送信する情報を整理編集する送信情報編集部
205と、処理制御部204の指示を受け地図情報など
をもとにして移動端末100の位置を解析する位置情報
解析部206と、送信されてきた移動履歴情報と各種交
通機関の情報をもとに移動経路を把握する経路情報検索
取得部207と、現在の移動端末100の位置付近の地
域情報などを取得する関連情報検索取得部208と、位
置情報(経度・緯度などの座標情報)をキーにして場所
や駅などを検索できる地図情報データベース209と、
場所名や駅名などをもとにして指定区間の鉄道・バスな
どの交通機関の距離や料金の情報を検索できる交通機関
運賃情報データベース210と、位置情報や場所名、駅
名などからその付近周辺の各種地域情報を検索できる地
域関連情報データベース211より構成される。
【0015】次に本発明の移動端末100とセンターシ
ステム200の動作手順を図3、および図4のフローチ
ャートを使って説明する。
【0016】移動端末100は、図5に示すように情報
表示部501と、現在位置の指示・記憶を指令する位置
記憶ボタン502と、各メニューを選択するためのカー
ソルキー503、および、その他の入力キーにより構成
されている。移動端末100の起動時、情報表示部50
1に示すような主メニューが表示される。このメニュー
の「1 移動記録開始」を選ぶか、または、起動直後の
最初の位置記憶ボタン502押下により移動位置情報の
記録が開始される。ここでの移動記録は、経度・緯度の
座標情報のみの記録である。
【0017】以後、位置記憶ボタン502押下、また
は、情報表示部501の主メニューにおける「2 情報
配信要求の送信」の選択のいずれかにより図3の処理が
開始される。ステップS301では、当該起動が操作部
106における位置記憶ボタン502の押下によるもの
であればステップS308に進み、そうでなければステ
ップS302に進む。
【0018】ステップS308では、GPS測位システ
ムを使って現在の位置情報をGPS受信部102により
取得し、ステップS309に進む。ステップS309
は、ステップS308で取得した位置情報を一時記憶部
105および、記録部108に記憶し終了する。上記、
ステップS308及び、ステップS309は、センター
システム200との交信を伴わない移動端末100側の
みの処理である。ステップS302では、情報表示部5
01の「2 情報配信要求の送信」の指示であるので、
まず、現在位置の位置情報を、GPS測位システムを使
って、GPS受信部102により取得し、一時記憶部1
05および、記録部108に格納する。ステップS30
3では、処理部104において、移動記録開始地点から
現在位置までの移動履歴情報を一時記憶部105より読
み出し、整理し、これを含めた情報配信要求を作成した
後、送信部103を使ってセンターシステム200に送
信する。
【0019】センターシステム200では、ステップS
401において、移動端末100からの情報配信要求
を、現在の位置と移動履歴情報とともに、受信部201
を用いて受信する。ステップS402で、処理制御部2
04は、受信した移動端末100の位置と移動履歴情報
を、一時記憶部203に一旦格納し、これをもとにし
て、現在地の確認と移動経路の解析を行う。
【0020】ステップS403で、移動端末100に移
動履歴情報の各座標情報を場所や駅に読み替えるため、
位置情報解析部206を使い、地図情報データベース2
09にアクセスすることにより、地図情報を検索し、取
得する。例えば記録された位置情報から、それらの最近
隣の駅、近隣のランドスケープなどの情報が取得でき
る。
【0021】取得した位置情報は、一時記憶部203に
格納される。ステップS404では、経路情報検索取得
部207を用いて、交通機関運賃情報データベース21
0にアクセスし、読み替えられた場所(ランドスケープ
など)、駅をもとに、交通機関の運賃情報を検索・取得
する。取得した経路や運賃情報は、一時記憶部203に
格納される。
【0022】ステップS405で、関連情報検索取得部
208を使い、地域関連情報データベース211にアク
セスして、移動端末100の現在位置(場所、駅)をも
とに、その周辺地域の情報を検索・取得する。取得した
地域関連情報は、一時記憶部203に格納される。ステ
ップS406で、処理制御部204の指示を受けた送信
情報編集部205は、上記の各処理において取得した情
報を、一時記憶部203より読み出し、整理・編集した
後、配信要求のあった移動端末100に送信部202を
使って送信し、終了する。
【0023】移動端末100では、ステップS304
で、センターシステム200からの運賃や地域情報を、
受信部101を使い受信する。受信した情報は、処理部
104を経由して一時記憶部105と記録部108に格
納する。ステップS305で、表示部107を使って図
6のように情報選択画面601を表示し、利用者の選択
を待つ。
【0024】情報選択画面601は、「1 交通機関の
運賃情報」、「2 移動経路情報の表示」、「3 地域
情報(周辺情報)の照会」、「4 地域地図の表示」、
「5主メニューへ戻る」などのメニュー項目を持つ。
「1 交通機関の運賃情報」は、図7の表示例701の
ような、移動記録開始地点から現在の位置までの使用交
通機関の距離と料金を表示する。「2 移動経路情報の
表示」は、図8の表示例801のような、移動や探索し
てきた経路の情報を、時間を追って表示する。
【0025】「3 地域情報(周辺情報)の照会」は、
図9の表示例901のような、地域の施設、お天気、行
事などの情報を照会する地域関連情報を表示する。「4
地域地図の表示」は、移動端末100の表示部107
がグラフィックス機能を持つ場合、図10の表示例10
01のような、現在位置の付近を示した地図情報を表示
させる。「5 主メニューへ戻る」は、図5の情報表示
部501の主メニューに戻る。
【0026】ステップS306で利用者の情報選択を、
操作部106を用いて受け付ける。ステップS307で
処理部104は、一時記憶部105から受信情報を読み
出し、選択された情報を表示する。例えば、「1 交通
機関の運賃情報」の場合は、図7の表示例701のよう
に、移動記録開始地点から現在の位置までの使用交通機
関の距離と料金を表示する。即ち、出発地点の駅名や出
発時刻、現在位置の駅名とそれまでに要した距離と料金
を表示する。
【0027】ここで、実際の出発駅や現在居る駅、また
は、交通手段が表示と異なる場合は、それを訂正し、情
報の再配信を要求することができる。図7の表示例70
1の例で、例えば出発駅を訂正する場合は、「○○駅」
にカーソルを置き選択すると駅名の候補を表示し選択さ
せる。その後、「再配信」にカーソルを置いて選択すれ
ば、情報の再配信要求をセンターシステム200に送信
する。センターシステム200からの再配信情報受信
後、これを表示し処理を続けることになる。
【0028】「2 移動経路情報の表示」の場合は、図
8の表示例801のように、移動や探索してきた経路の
情報を、時間を追って表示する。即ち、場所名/駅名と
経度・緯度と時刻をそれぞれ表示する。ここでの経度、
緯度の表示は、例えば、「135.20E」のように経
度の座標値を、東経/西経をE/Wで示し、緯度の座標
値は、北緯/南緯をN/Sで示して表示する。
【0029】「3 地域情報(周辺情報)の照会」の場
合は、図9の表示例901のように、地域の施設、お天
気、行事などの情報を照会する地域関連情報を表示す
る。この例では、付近のお店などの施設を照会するもの
である。詳細情報が欲しい場合は、その項を選択するこ
とにより、その店や施設の位置(地図情報など)やサー
ビス内容などの情報を得ることができる。
【0030】「4 地域地図の表示」の場合は、図10
の表示例1001のように、現在位置の付近を示した地
図情報を表示させる。即ち、センターシステム200か
ら送信された現在位置付近における最近接の交通機関の
駅を含めた地図を表示する。これは、センターシステム
200の地図情報データベース209に格納されている
ものを受信し、表示することになる。この例では、利用
者(「黒三角;現在位置」で表される)が○○駅近くの
交差点付近に居ることを示している。
【0031】以下、ステップS305からステップS3
07を利用者の指示により繰り返し、ステップS305
での「5 主メニューへ戻る」の選択により終了する。
【0032】移動履歴情報の表示例を図11の情報表示
例1101に示す。この例では、出発地点(移動記録開
始位置)を項目番号1で、通過点(位置記憶ボタン50
2の押下された位置)を項目番号2で、現在位置(情報
配信要求を送信した位置)を項目番号3で、それぞれ経
度、緯度(東経/西経、北緯/南緯を含め)、時刻によ
って示す。
【0033】ところで、これは、図5の情報表示部50
1の例で「3 移動履歴の表示」の選択により上記のよ
うに表示されるが、図8の経路情報801でも、移動記
録開始から現在位置までの移動経路情報(場所名また
は、駅名・経度・緯度・時間)を表示することができ
た。
【0034】この図11の情報表示例1101における
移動履歴情報は、移動端末100がローカルに記録した
生の情報であり、当然、場所名や駅名の情報は持たな
い。この点で、図8の表示例801とは異なる。
【0035】ところで、本発明におけるセンターシステ
ム200は、各地域毎にその地域振興団体や交通機関、
場合によっては自治体が主催し運用、或いは情報提供さ
れるものとして説明してきた。このセンターシステム2
00は、地域振興団体や自治体にとっては、その地域へ
の集客やその客に対する情報提供によるサービス向上を
目的とし、同時に広告宣伝の情報などの移動端末100
への配信も目的とした団体の上部組織または、その集合
組織により運営される形態であっても良い。
【0036】また、交通機関は、その利用客への情報提
供によって、サービスや利便性の向上を目的として運営
できる。当然ながら、上記地域振興団体や自治体と交通
機関の共同運用も可能である。移動端末100の各種情
報収集機能は、これらのインフラ整備を前提にして実現
できるものである。
【0037】なお、ここでセンターシステム200と各
種データベースは、図2のように一体になっているもの
でもよいし、移動端末から入力される位置情報と地図情
報データベースから必要とされる情報を選定する位置算
出部分のみを独立させ、この出力を(後で述べるよう
に)他の主体が運用する適当なデータベース群に対する
問い合わせとして送信して必要なデータを獲得するよう
な構成にすることも可能である。即ち、図2のデータベ
ース部分である209、210、211を外部のウエブ
サイトに代行させるわけである。例えば交通機関の運賃
であれば鉄道会社のウエブサイトに、観光情報であれば
観光局のウエブサイトに対して問い合わせを行って必要
な情報を獲得する(その場合、提携に関する何らかの対
価のやりとりがウエブサイト運用者間でなされることも
ある)ことも可能である。
【0038】次に、センターシステム200等のインフ
ラ整備が行われていない場合の実施形態の例を以下に示
す。この場合はまず、GPS測位システムによる位置把
握とその情報の記録のみを行う。即ち、移動端末100
は、情報配信要求の送受信機能を持たない、たとえ持っ
ていても使用しない。
【0039】したがって、移動記録開始から位置記憶を
各経由点(乗り換え駅など)で行い、記録する。後に、
その移動履歴情報をパソコン等の情報処理手段を使用
し、別途提供される交通機関運賃情報データベースなど
との突合せの処理により、移動経路の把握と交通費の計
算や精算等を可能にする実施形態であっても良い。その
場合、図3のS308、S309の手続きを複数行った
履歴情報を、後になって移動端末から取り出して、(オ
フラインで)それを他のユーティリティプログラム(例
えば乗車料金計算プログラムなど)の入力として使用す
る、というシナリオも考えられる。そのような利用形態
では、センターシステムは不要であり、移動端末の位置
履歴記録手段と記録されたデータのみを利用する形態で
ある。
【0040】ところで、上述の実施形態において、移動
端末100を、当該方法を実現するための専用装置とし
て説明してきた。これらの装置やシステムの機能は、昨
今の進歩の著しい携帯電話やPHS携帯電話、各種携帯
情報端末に容易に応用・移植することができる。即ち、
携帯電話やPHS携帯電話などの位置情報サービスを利
用し、GPS位置情報取得機能と合わせて、より精度の
高い位置把握を可能とし、同時に、携帯電話等の電話回
線網接続機能や液晶表示装置などを使って、経路、運
賃、地域情報、周辺地図情報等の各種情報を受信させ、
表示させることができる。
【0041】また、CBS(セル単位の情報配信)機構
を利用することによっても、正確な位置把握を行うこと
ができる。
【0042】また、本発明の移動端末100に内蔵する
情報記録機能(図1の記録部108)は、電源オフ時に
も情報を消失しない記憶媒体を使用するが、これを、パ
ソコン等とのデータ交換が可能な記憶メディア(マルチ
メディアカード、コンパクトフラッシュ(登録商標)メ
モリ、スマートメディア等)、或いは、その手段(イン
ターフェース)を持たせることにより、移動端末100
により得られた情報をパソコンで取り込み、格納、管
理、加工を可能とすることができる。これにより、例え
ば、鉄道やバスなどの交通機関を使った近・中距離の出
張やセールスの外回りなどにおける交通費の計算・精算
などに、人手を介さず簡単に利用することができる。
【0043】また、観光旅行などでは、旅先での名所案
内やみやげ物店など、施設の照会などの情報提供をセン
ターシステムからその場で受ける事ができる。また記録
した位置情報と、上記の方法で配信を受けた各種情報を
セットで記憶することで、散策地のそれらの情報をその
経路と各地点の情報を合わせて記録する事ができるた
め、それら情報を旅のアルバム的な情報管理に利用する
ことができる。
【0044】上記の記憶/記録媒体の利用によって、複
数の経路情報や移動履歴情報を格納しておくことができ
るため、後に、これらの情報を整理して、上記方法以外
の利用や参照にも供することができる。
【0045】本発明における移動端末100は、実際に
移動しながら使用し、その移動過程(移動経路)をトレ
ースすることを前提に説明してきたが、今後の予定、即
ち、たどり着こうとする目的地の情報提供も行わせるこ
とができる。
【0046】これは、移動端末100からの送信情報で
ある移動履歴情報を位置の座標値だけでなく、場所名や
駅名などの情報も送信できるためである。即ち、図7の
運賃情報の表示例701で、表示された場所や駅、交通
機関を訂正し再配信要求を可能とした。この機能を使
い、目的地の場所名や駅名を付けて情報配信要求をセン
ターシステム200に送信すれば、そこまでの運賃やそ
の場所の周辺情報を簡単に得ることができる。
【0047】あるいは、特定経路を記憶しておくこと
で、例えば「今、通勤経路上にある」などの情報を推定
し、それを利用して目的地の情報などを表示させるとい
った応用形態も可能である。
【0048】ところで、本発明における移動端末100
は、単体では位置の座標値を取得する機能のみを持ち、
それをセンターシステム200の地図情報データベース
209により、場所名や駅名に読み替えてもらう(変換
してもらう)方式を取っている。
【0049】しかし、前述のように、場所名や駅名を付
けた情報再配信要求機能を応用すれば、予め、出発地と
目的地を指定しておき、各通過点のみを位置記憶ボタン
502を使って記録するという使用方法もある。ただ
し、この場合は、出発地と目的地が移動端末100にと
って全くの未知の地(情報が無い状態)であれば、それ
らの名称と座標値を何らかの手段で入力しておく必要が
ある。
【0050】そこで、センターシステム200に広域の
主要な場所や駅の名称と座標値などの情報を集約したも
のを一括して提供する機能を用意する。これは、例え
ば、関東地方の駅情報とか、近畿地方の主要都市情報な
どとして、センターシステム200から一括配信させる
か、または、移動端末100の記録部108で読み込み
可能な記憶媒体に格納して提供するなどの方法が考えら
れる。移動端末100では、これらの情報を得て、その
中から場所や駅を、出発地や目的地として選択し指定す
る機能を持たせることにより上記使用方法が可能とな
る。
【0051】また、上記機能を使い、利用者が全く移動
せずに自宅や会社から運賃や指定した場所の周辺情報を
引き出し利用することもできる。これは、出張やセール
スの行動計画や旅の予定作りなどに利用できる。
【0052】本発明は、携帯可能な移動端末と、その要
求に応じて各種情報を提供するセンターシステムを提供
することにより、利用者が任意に記録する複数の位置情
報を用いて、例えば現在位置までの移動経路を記録でき
るとともに、移動過程で使用した交通機関の乗車料金や
目的地の地域情報などの各種情報を取得し、それを後に
利用できるサービスを提供する事ができる。それらの情
報を用いて、以下のようなサービスの展開が可能であ
る。
【0053】従来、出張やセールスの外回りでの不確か
な記憶頼みであった交通費精算を位置情報を元に正確に
実行する。観光旅行等で行った先々で貰ったパンフレッ
トやみやげ物、撮影した写真などとともに、由緒・由来
や当日の天気などの広範な情報を旅の思い出の記録とし
て利用することができる。
【0054】また、当該システムは、後日の情報の利用
に留まらず、到達した地域の各種情報を移動時に取得で
きるため、例えば、ホテル、レストランなどを探す手助
けや、その地域の関連施設の照会などをリアルタイムで
行うことができる。
【0055】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、移
動のときの情報を容易に収集でき、後で整理もし易い移
動端末による移動経路検知方法などが得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による一実施形態の移動端末の構成例を
示す図。
【図2】本発明による一実施形態におけるセンターシス
テム構成例を示す図。
【図3】本発明一実施形態の方法の手順を説明するため
の図。
【図4】本発明の他の実施形態の方法の手順を説明する
ための図。
【図5】本発明の一実施形態の移動端末を説明するため
の図。
【図6】本発明の一実施形態における移動端末の表示画
面を説明するための図。
【図7】本発明の実施形態における移動端末の他の表示
画面を説明するための図。
【図8】本発明の実施形態における移動端末の他の表示
画面を説明するための図。
【図9】本発明の実施形態における移動端末の他の表示
画面を説明するための図。
【図10】本発明の実施形態における移動端末の他の表
示画面を説明するための図。
【図11】本発明の実施形態における移動端末の他の表
示画面を説明するための図。
【符号の説明】
101・・・受信部、102・・・GPS受信部、10
3・・・送信部、104・・・処理部、105・・・一
時記憶部、106・・・操作部、107・・・表示部、
108・・・記録部、201・・・受信部、202・・
・送信部、203・・・一時記憶部、204・・・処理
制御部、205・・・送信情報編集部、206・・・位
置情報解析部、207・・・経路情報検索取得部、20
8・・・関連情報検索取得部、209・・・地図情報デ
ータベース、210・・・交通機関運賃情報データベー
ス、211・・・地域関連情報データベース、500・
・・移動端末、501・・・情報表示部、502・・・
位置記憶ボタン、503・・・選択するためのカーソル
キー、601・・・情報選択画面の表示例、701・・
・運賃情報の表示例、801・・・移動経路情報の表示
例、901・・・地域情報の表示例、1001・・・地
域地図の表示例、1101・・・移動履歴情報の表示
例。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2F029 AA07 AB07 AB13 AC02 AC06 AC08 AC14 AC16 AC20 5H180 AA21 BB05 BB15 EE02 EE05 EE10 FF05 FF10 FF13 FF22 FF27 FF40 5J062 AA03 BB05 CC07 DD12 HH01 5K067 BB04 DD20 EE02 EE10 EE16 FF03 GG01 GG11 HH22 HH23

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 位置を検知可能な移動端末を用いて、移
    動に伴う複数箇所の位置を入力するステップと、 このステップにより入力された複数の位置情報を当該地
    域の地理的情報を参照して解析して、前記複数箇所の所
    定の区間のトレース情報を取得するステップと、 このステップにより取得された前記トレース情報に対応
    する評価値を算出するステップとから成ることを特徴と
    する移動端末による移動経路検知方法。
  2. 【請求項2】 位置を検知可能な移動端末を用いて、移
    動に伴う複数箇所の位置情報を入力するステップと、 このステップにより入力された複数個所の位置情報を当
    該地域の地理的情報を参照して解析し移動経路を判断す
    るステップと、 このステップにより判断された移動経路に沿った交通費
    用を計算するステップとから成ることを特徴とする移動
    端末による運賃算出方法。
  3. 【請求項3】 位置を検知可能な移動端末を用いて、移
    動に伴う複数箇所の位置情報を入力する手段と、 この手段により入力された複数個所の位置情報を当該地
    域の地理的情報を参照して解析し、前記複数箇所の所定
    の区間のトレース情報を取得する手段と、 この手段により取得された前記トレース情報に対応する
    評価値を算出する手段とから成ることを特徴とする移動
    端末による移動経路検知システム。
  4. 【請求項4】 位置を検知可能な移動端末を用いて、移
    動に伴う複数箇所の位置を入力する手段と、 この手段により入力された複数個所の位置情報を当該地
    域の地理的情報を参照して解析し移動経路を判断する手
    段と、 この手段により判断された移動経路に沿った交通費用を
    計算する手段とから成ることを特徴とする移動端末によ
    る運賃算出システム。
  5. 【請求項5】 移動に伴う複数箇所の位置を入力する手
    段と、 この手段により入力された複数個所の位置情報を当該地
    域の地理的情報を参照して解析し、前記複数箇所の所定
    の区間のトレース情報を取得する手段と、 この手段により取得された区間トレース情報に対応する
    評価値を算出する手段とから成ることを特徴とする移動
    端末。
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