JP2005140302A - 自動変速制御装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 車両が失速しない範囲で最も低燃費で走行可能なギア段へと自動変速する自動変速制御装置であって、ドライバが加速の意志を示したときに変速機を迅速にシフトダウンできる自動変速制御装置を提供する。
【解決手段】 変速機3の各ギア段毎に、燃料消費率SFCと、現在の運転状態を維持するために最低限必要な必要トルクとを決定し、必要トルクがエンジンの最大トルク以下であるギア段の中で最も燃料消費率SFCの低いギア段を目標ギア段として選定し、変速機3をその目標ギア段に変速する変速制御手段を備え、その変速制御手段は、上記必要トルクが最大トルク以下であるギア段の中で燃料消費率が最も低いギア段が複数存在し、かつ、アクセル開度ACC及び/又は所定期間におけるアクセル開度変化ΔACCが所定値以上であるときには、上記複数存在するギア段のうち最も低速側のギア段を上記目標ギア段として選定するものである。
【選択図】 図3
Description
本発明は、変速機を、車両が失速しない範囲で最も低燃費で走行可能なギア段へと自動変速する自動変速制御装置に関するものである。
変速機を自動的に変速する自動変速制御装置において、変速機のギア段を、車両が失速しない範囲で最も低燃費で走行可能なギア段へと変速する低燃費モードと称される変速制御を実行するものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
この変速制御の概略を図4を用いて説明する。
図中横軸がエンジン回転速度であり、縦軸が正味平均有効圧力Pme(エンジントルクに相当)である。図中実線Aで示す線図はエンジンの等燃費線図であり、同一ライン上であれば燃料消費率SFCが同じであることを意味している。また、この等燃費線図Aにおいて、内側のラインに近づくほど燃費が向上し、逆に外側のラインに近づくほど燃費が悪化する。点線Bで示すラインは、エンジンの最大トルク線図である。
低燃費モードでは、車両の運転状態に基づいて、現在の運転状態を維持するために最低限必要な馬力(つまり現在の状態で定常走行するために必要な出力)を決定し、その等馬力線図Cを作成する。定常走行に必要な馬力は、走行条件(路面の勾配など)やアクセル開度、つまりエンジン負荷に応じて変化する。
今、変速機のギア段がN段で、エンジン回転速度がR(N)で走行しているとする。すると、まず、現ギア段Nで現在の運転状態を維持するために最低限必要なトルクT(N)が算出され、そのトルクT(N)とエンジン回転速度R(N)とに基づいて等馬力線図Cが作成される。なお、図4において、エンジン回転速度R及びエンジントルクTの括弧内の記号は対応するギア段を示している。
次に、現在のエンジン回転速度R(N)と変速機の各ギア段のギア比とに基づいて、変速機の各ギア段毎に変速後の仮想エンジン回転速度を決定し、その仮想エンジン回転速度と等馬力線図Cとに基づいて、各ギア段毎に、変速後、現在の運転状態を維持するために必要となる必要トルクを決定する。つまり、図4において、変速機を現ギア段Nから1段シフトアップした後の仮想エンジン回転速度がR(N+1)であり、N+1段で現在の運転状態を維持するために必要なトルクはT(N+1)である。また、変速機を現ギア段Nから2段シフトアップした後の仮想エンジン回転速度がR(N+2)であり、N+2段で現在の運転状態を維持するために必要なトルクはT(N+2)である。なお、図中では、現ギア段N〜N+2段までしか示されていないが、変速機の全てのギア段において、変速後の仮想エンジン回転速度Rと必要トルクTとが決定される。そして、その仮想エンジン回転速度R及び必要トルクTと等燃費線図Aとに基づいて、変速機の各ギア段毎に燃料消費率が決定される。
次に、変速後の必要トルクTが、エンジンの最大トルク線図B以下であるギア段のみを選択可能なギア段として決定する。これは、変速後の必要トルクTがエンジンの最大トルクよりも大きければ、変速後に車両が失速してしまうからである。そして、選択可能なギア段のなかで、最も燃料消費率の低いギア段を目標ギア段として選定し、変速機をその目標ギア段へ変速する。
図4の例では、選択可能なギア段として、現ギア段Nと、現ギアよりも一つ高いギア段N+1が決定され、両者の燃料消費率が比較される。ここでは、現ギア段NよりもN+1段の方が燃料消費率が低いので、変速機がN+1段にシフトアップされることになる。
ところで、この変速制御は、燃料消費率を極力低く抑える制御であるため、基本的には、変速機のギアポジションは車両が失速しない範囲で高速段側に維持されることになる。つまり、車速が増加する際には、比較的早くシフトアップが実行され、逆に車速が減小する際には、比較的遅くシフトダウンが実行される。
このため、ドライバが比較的急激な加速を欲したとき(例えば、追い越しを行うとき)に、アクセルペダルを大きく踏み込んで変速機をシフトダウンさせるという、所謂、キックダウン操作が行えないという問題があった。
これを、図5を用いて説明する。
今、変速機のギア段がN段で走行しており、現在の運転状態を維持するために必要なトルクがT(N)であるとする。この状態では、等馬力線図は図のラインCとなる。
ここで、ドライバが急激な加速を欲してアクセルペダルを大きく踏み込むと、エンジン負荷が上昇するため、必要トルクT及び等馬力線図Cが上昇する。このとき、ドライバとしては、アクセルペダルを踏み込んだ後直ちに変速機がシフトダウンされることを期待するのであるが、実際にはN段での必要トルクT(N)がエンジンの最大トルクBを上回る時期(T’(N)まで上昇する時期)までシフトダウンは実行されない。つまり、アクセルペダルを踏み込んでから、変速機が実際にシフトダウンされるまでに遅れが生じ、ドライバの要求に応じた加速(トルク)を提供できなくなるおそれがある。
そこで、本発明の目的は、上記課題を解決し、車両が失速しない範囲で最も低燃費で走行可能なギア段へと自動変速する自動変速制御装置であって、ドライバが加速の意志を示したときに変速機を迅速にシフトダウンできる自動変速制御装置を提供することにある。
上記目的を達成するために本発明は、変速機の各ギア段毎に、燃料消費率と、現在の運転状態を維持するために最低限必要な必要トルクとを決定し、必要トルクがエンジンの最大トルク以下であるギア段の中で最も燃料消費率の低いギア段を目標ギア段として選定し、変速機をその目標ギア段に変速する変速制御手段を備え、その変速制御手段は、上記必要トルクが最大トルク以下であるギア段の中で燃料消費率が最も低いギア段が複数存在し、かつ、アクセル開度及び/又は所定期間におけるアクセル開度変化が所定値以上であるときには、上記複数存在するギア段のうち最も低速側のギア段を上記目標ギア段として選定するものである。
また本発明は、変速機の各ギア段毎に、燃料消費率と、現在の運転状態を維持するために最低限必要な必要トルクとを決定し、必要トルクがエンジンの最大トルク以下となるギア段の中で最も燃料消費率の低いギア段を目標ギア段として選定し、変速機をその目標ギア段に変速する変速制御手段を備え、その変速制御手段は、アクセル開度及び/又は所定期間におけるアクセル開度変化が所定値以上であるときには、上記燃料消費率に関わらず、現在のギアポジションよりも低いギア段を上記目標ギア段として選定するものである。
本発明によれば、ドライバが加速の意志を示したときに変速機を迅速にシフトダウンできるという優れた効果を発揮するものである。
以下、本発明の好適な一実施例を添付図面に基づいて詳述する。
図1は、本実施例に係る車両の自動変速制御装置の概略図である。
本実施例の自動変速制御装置はディーゼルエンジン1にクラッチ2を介して連結された多段変速機3(ここでは前進12段変速機)を自動変速制御するものである。
エンジン1はエンジン制御手段(ECU)6によって制御される。ECU6は基本的には、エンジン1の回転速度を検出するエンジン回転センサ7と、アクセルペダル5の開度を検出するアクセル開度センサ8との出力から実際のエンジン回転速度及びアクセル開度(エンジン負荷)を読取り、主にこれらに基づいて燃料噴射量及び燃料噴射時期(エンジン出力)を制御する。
クラッチ2及び変速機3は、TMCU(変速制御手段)9によって自動制御される。ECU6とTMCU9とは互いにバスケーブル等を介して接続され、相互に連絡可能となっている。
クラッチ2にはクラッチアクチュエータ10が設けられ、TMCU9はこのクラッチアクチュエータ10に信号を出力し、クラッチアクチュエータ10を介してクラッチ2を断接制御する。なお、本実施例では、クラッチ2はクラッチペダル11によるマニュアル断接も可能となっている。クラッチ2には、クラッチプレート(図示せず)の位置を検出するためのクラッチストロークセンサ14が設けられ、クラッチストロークセンサ14の検出値はECU6及びTMCU9に送信される。
また、変速機3にはギアシフトユニット(GSU)12が設けられ、TMCU9はこのGSU12に信号を出力し、GSU12を介して変速機3を変速制御する。変速機3には、そのギアポジションを検出するためのギアポジションセンサ23が設けられ、ギアポジションセンサ23の検出値はTMCU9に送信される。また、変速機3には、そのアウトプットシャフト(図示せず)の回転速度を検出するためのアウトプットシャフトセンサ28が設けられ、アウトプットシャフトセンサ28の検出値はTMCU9に送信される。
変速機3を変速する際には、TMCU9はまずクラッチアクチュエータ10に信号を出力してクラッチ2を断し、次いでGSU12に信号を出力して変速機3の変速操作(ギア抜き、ギアイン)を実行し、変速操作が完了したならば、クラッチ2を接続する。なお、本実施例では、変速機3はシフトチェンジ手段29によるマニュアル変速もできるようになっている。
TMCU9は、「背景技術」の欄で説明したような低燃費モードと称される変速制御を実行する。詳しくは上述したので省略するが、基本的には、変速機3の各ギア段毎に、燃料消費率と、現在の運転状態を維持するために最低限必要な必要トルクとを決定し、必要トルクがエンジンの最大トルク以下となるギア段の中で最も燃料消費率が低いギア段を目標ギア段として選定し、変速機3をその目標ギア段へと自動変速する。
このような変速制御を実行する本実施例の自動変速制御装置では、ドライバが比較的急激な加速を欲してアクセルペダル5を大きく踏み込んだときに、変速機3を迅速にシフトダウンさせるべく工夫がなされている。具体的には、上述した必要トルクがエンジン最大トルク以下であるギア段の中で燃料消費率が最も低いギア段が複数存在し、かつ、アクセルペダル5の開度及び所定期間におけるアクセルペダル5の開度変化が所定値以上であるときには、複数存在するギア段のうち最も低速側のギア段を目標ギア段として選定する。
こうすることにより、ドライバがアクセルペダル5を大きく踏み込んだときに、現在のギア段の必要トルクがエンジン最大トルクを上回る前であっても、現在のギア段よりも低いギア段の燃料消費率が現在のギア段の燃料消費率と等しくなった場合、変速機3がその低いギア段へとシフトダウンされるため、迅速なシフトダウンが可能となる。
図2を用いてこれを説明する。
今、変速機3のギアポジションがN段で走行中であり、そのN段で現在の運転状態を維持するために必要なトルクがT(N)であるとする。この状態では、等馬力線図は図のラインCとなる。また、この状態では、必要トルクがエンジンの最大トルク以下となるギア段の中で最も燃料消費率の低いギア段はN段のみである。
この状態から、ドライバが急激な加速を欲してアクセルペダル5を大きく踏み込むと、エンジン負荷が上昇するため、必要トルクT及び等馬力線図Cが上昇し、各ギア段における燃料消費率が変化する。図例では、現ギア段Nの状態(エンジン回転速度及び必要トルク)は等燃費線図Aにおける同一ライン上にほぼ沿って移動するため、燃料消費率はほぼ不変となる。これに対して、現ギア段よりも1段低いN−1段の状態は、等燃費線図Aにおける外側のラインから内側のラインに向かって移動するため、燃料消費率が低下していく。
そして、図に示すように、等馬力線図CがC’’まで上昇すると、N−1段の状態と現ギア段Nの状態とが等燃費線図Aにおける同一ライン上に位置し、N−1段の燃料消費率と現ギア段Nの燃料消費率とが等しくなる。このとき、現ギア段Nにおける必要トルクT’’(N)はエンジン最大トルクBよりも小さい。
N−1段の燃料消費率と現ギア段Nの燃料消費率とが等しくなると、必要トルクがエンジン最大トルクB以下であるギア段の中で燃料消費率が最も低いギア段が複数(ここでは、二つ)存在することになり、目標ギア段として低い方のギア段(N−1段)が選択され、変速機3がシフトダウンされる。
従って、現ギア段Nにおける必要トルクがエンジン最大トルクBを上回る前に変速機3がシフトダウンされることになり、変速機3が従来よりも早い時期にシフトダウンされる。よって、ドライバの要求に応じた加速(トルク)を提供することが可能となる。また、シフトダウン後のギア段(N−1)の燃料消費率はシフトダウン前のギア段Nと同一であるので、燃料消費率の悪化を招くこともない。
要するに、本実施例の自動変速制御装置は、ドライバが加速の意志を示したときには、現在のギア段の必要トルクがエンジン最大トルクを上回る前であっても、燃料消費率が現ギア段と同一であり、かつ現ギア段よりも低速側のギア段が現れたなら変速機3をそのギア段にシフトダウンさせることにより、早い段階でのシフトダウンを可能としたのである。
図3のフローチャートを用いて具体的な制御方法を説明する。このフローチャートは、TMCU9により所定期間毎に実行されるものである。
まず、ステップS1では、エンジン回転センサ7により検出されるエンジン回転速度などに基づいて、変速機3の各ギア段における仮想エンジン回転速度と必要トルクとを決定し、その仮想エンジン回転速度及び必要トルクと等燃費線図とに基づいて変速機3の全ギア段に対して燃料消費率SFCを決定する。
次に、ステップS2に進み、必要トルクがエンジン最大トルク以下であるギア段の中で、燃料消費率SFCが最小となるギア段が複数存在するか否かを判定する。
燃料消費率SFCが最小となるギア段が一つしか存在しなければ、ステップS8に進み、目標ギア段としてそのギア段(燃料消費率SFCが最も低いギア段)を選定する。
一方、ステップS2で、燃料消費率SFCが最小となるギア段が複数段存在すると判定された場合、ステップS3に進み、アクセル開度センサ8により検出されるアクセルペダル5の開度ACC(以下アクセル開度という)が、予め定められた第一設定値以上であるか否かを判定する。ステップS3は、ドライバの加速意志(キックダウン意志)を判定するためのものであり、第一設定値はここでは90%である。
ステップS3において、アクセル開度ACCが第一設定値よりも小さいと判定された場合、加速意志(キックダウン意志)なしと判定し、ステップS7に進み、複数存在する最小燃料消費率ギア段の中で最も高速側のギア段を目標ギア段として選定する。上述したように、低燃費モードでは、基本的には変速機3をより高速側のギヤ段に維持するからである。
一方、ステップS3においてアクセル開度ACCが第一設定値以上であると判定された場合、ステップS4に進み、予め定められた所定期間Δt(ここでは、100ms)におけるアクセルペダル開度変化ΔACC(以下、アクセル開度変化という)を決定する。
そして、ステップS5に進み、ステップS4で決定したアクセル開度変化ΔACCが、予め定められた第二設定値以上であるか否かを判定する。このステップS5も、ドライバの加速意志を判定するためのものであり、第二設定値はここでは20%とされる
ステップS5において、アクセル開度変化ΔACCが第二設定値よりも小さいと判定された場合、加速意志(キックダウン意志)なしと判定し、ステップS7に進み、複数存在する最小燃料消費率ギア段の中で最も高速側のギア段を目標ギア段として選定する。
一方、ステップS5においてアクセル開度変化ΔACCが第二設定値以上であると判定された場合、ステップS6に進み、複数存在する最小燃料消費率ギア段の中で最も低速側のギア段を目標ギア段として選定する。この目標ギア段が現在のギア段よりも低いギア段であれば、変速機3がシフトダウンされることになる。
このように、本実施例の自動変速制御装置では、燃料消費率が最小となるギア段が複数段存在した場合、通常時は最も高速側のギア段を目標ギア段として選定し、アクセル開度ACCが第一設定値以上であり、かつアクセル開度変化ΔACCが第二設定値以上であるときには最も低速側のギア段を目標ギア段として選定する。これにより、ドライバが加速意志を示したときに変速機3を迅速にシフトダウンすることが可能となる。
なお、本発明は上述した実施例に限定はされない。
例えば、上記実施例では、アクセル開度ACCが第一設定値以上であり、かつアクセル開度変化ΔACCが第二設定値以上であるときに、加速意志ありと判定するとしたが、アクセル開度ACC又はアクセル開度変化ΔACCのいずれか一方のみを用いて加速意志を判定するようにしても良い。
また、TMCU9は常に低燃費モードに従って変速を行うものに限定はされない。例えば、通常時は、エンジン回転速度とアクセル開度とに基づいて各ギア段の範囲を定めたマップに従って変速機3を変速し、所定の条件が成立したとき(例えば、ドライバが低燃費モードの開始スイッチをONしたときなど)にのみ低燃費モードに従った変速制御を行うものでも良い。
ところで、上記実施例は「特許請求の範囲」の請求項1の発明に係るものであり、シフトダウンの迅速さよりも燃料消費率を優先するものである。つまり、アクセルペダル5が大きく踏み込まれても、燃料消費率が悪化するような場合はシフトダウンを実行しないようにしている。しかしながら、「特許請求の範囲」の請求項2の発明に係る実施例は、燃料消費率よりもシフトダウンの迅速さを優先するものである。つまり、ドライバの加速意志が確認されたならば、無条件で(燃料消費率に関わらず)変速機3をシフトダウンさせる。言い換えれば、ドライバの加速意志が確認された場合、燃料消費率が最小となるギア段が複数存在しなくとも、現在のギア段よりも低いギア段(1段でも複数段でも良い)を目標ギア段として選定するものである。例えば、先の実施例の図3のフローチャートにおいて、ステップS2を飛ばしてステップS3〜ステップS5によりドライバの加速意志を判定し、加速意志ありと判定されたならば、ステップS6において目標ギア段として現在のギア段よりも低速側のギア段を選定するようにすれば良い。
1 エンジン
2 クラッチ
3 変速機
5 アクセルペダル
6 ECU
7 エンジン回転センサ
8 アクセルペダル開度センサ
9 TMCU(変速制御手段)
2 クラッチ
3 変速機
5 アクセルペダル
6 ECU
7 エンジン回転センサ
8 アクセルペダル開度センサ
9 TMCU(変速制御手段)
Claims (2)
- 変速機の各ギア段毎に、燃料消費率と、現在の運転状態を維持するために最低限必要な必要トルクとを決定し、必要トルクがエンジンの最大トルク以下であるギア段の中で最も燃料消費率の低いギア段を目標ギア段として選定し、変速機をその目標ギア段に変速する変速制御手段を備え、
その変速制御手段は、上記必要トルクが最大トルク以下であるギア段の中で燃料消費率が最も低いギア段が複数存在し、かつ、アクセル開度及び/又は所定期間におけるアクセル開度変化が所定値以上であるときには、上記複数存在するギア段のうち最も低速側のギア段を上記目標ギア段として選定することを特徴とする自動変速制御装置。 - 変速機の各ギア段毎に、燃料消費率と、現在の運転状態を維持するために最低限必要な必要トルクとを決定し、必要トルクがエンジンの最大トルク以下となるギア段の中で最も燃料消費率の低いギア段を目標ギア段として選定し、変速機をその目標ギア段に変速する変速制御手段を備え、
その変速制御手段は、アクセル開度及び/又は所定期間におけるアクセル開度変化が所定値以上であるときには、上記燃料消費率に関わらず、現在のギアポジションよりも低いギア段を上記目標ギア段として選定することを特徴とする自動変速制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003379954A JP2005140302A (ja) | 2003-11-10 | 2003-11-10 | 自動変速制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003379954A JP2005140302A (ja) | 2003-11-10 | 2003-11-10 | 自動変速制御装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005140302A true JP2005140302A (ja) | 2005-06-02 |
Family
ID=34689839
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003379954A Pending JP2005140302A (ja) | 2003-11-10 | 2003-11-10 | 自動変速制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2005140302A (ja) |
-
2003
- 2003-11-10 JP JP2003379954A patent/JP2005140302A/ja active Pending
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