JP2005139887A - コンクリート管およびその組立方法 - Google Patents

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Abstract


【課題】 外殻間の連結性および止水性を改善し、搬送性、取扱性及び経済性に優れたコンクリート管を提供すること。
【解決手段】 両端に継手を形成した筒状のコンクリート管10であって、軸方向に沿って分割した複数の分割円弧体10a,10bよりなり、分割円弧体10a,10bが円弧形のコンクリート躯体本体と、コンクリート躯体本体の外周面を被覆する外殻13と、筒状に組み立てた複数の分割円弧体10a,10bの外殻13,13間に跨って接続する連結止水板40とにより構成する。
【選択図】 図1

Description

本発明は組立式の大径コンクリート管に関し、より詳細には連結部の止水性と組立性を改善した高耐力のコンクリート管およびその組立方法に関するものである。
鉄筋コンクリート製のコンクリート管は、その両端にオス形とメス形の継手を形成していて、各コンクリート管の継手を相互に嵌合させて接合している。
主に小口径(口径が3m未満)のコンクリート管の止水性は、何れか一方または両方の継手に環状のシール材を設けることで対処し、また継手部の圧縮や曲げに対する強度はコンクリート管のメス形継手の外周面にカラーと呼ばれるシームレス鋼管を外装した鋼とコンクリートの合成構造体とすることで対処している。
従来のコンクリート管にはつぎのような解決すべき点がある。
<1>特開平4−64697号公報に開示されている如く、二本の先進坑の間をルーフ状にパイプ支保工で接続し、支保工の下部の地山を掘削して地下プラットホーム、地下街、地下貯液施設等の大断面の地下構造物を構築する技術において、先進坑の構築にコンクリート管を用いた推進工法の採用が理論上は可能である。
しかしながら現実的には道路事情や車載寸法から陸送可能なコンクリート管の口径は約3mが限界であり、これ以上の大口径になると現場への搬送が不可能となるか、或いは高い搬送コストの負担を強いられる。
また搬送の問題を解消するため大口径のコンクリート管を現場で製作する方法も考えられるが、製作場所の確保が困難であることや、十分な品質管理ができないため強度面で不安が残る。
<2>図13に示すようにコンクリート管本体91にスリット92を設け、このスリット92に嵌着可能な蓋体93を嵌め込み、ボルトで結合した分割式構造のコンクリート管90が特開2000−256792号公報に開示されている。
このコンクリート管90にあっては、コンクリート管本体91と蓋体93の両連結面(軸方向と平行な面)に夫々設けた断面略クランク形を呈する段差付き側板91a,93aを嵌合させると共に、連結部に形成された略クランク形の隙間にシール剤94を充填して止水性を確保する構造になっている。
このコンクリート管90にあっては、連結部の形状・構造が複雑となり加工費が嵩むことや、連結部の止水性能が低い問題があるだけでなく、メス形継手95の外周面に装着した鋼管95a,95bがコンクリート管本体91と蓋体93とで分断されるために合成構造体としての機能が著しく低減するといった多くの問題がある。
仮に鋼管95a,95bの間を溶接しても、溶接作業に労力を要し、しかも溶接不良による強度不足とシール性の不安や、溶接時の高温に起因したコンクリートの爆裂の問題が常に残る。
本発明は以上の点に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、つぎの何れかひとつのコンクリート管およびその組立方法を提供することにある。
(1)外殻間の連結性および止水性を改善すること。
(2)大口径コンクリート管への適用が可能であること。
(3)推進工法に最適なコンクリート管であること。
本発明は、両端に継手を形成した筒状のコンクリート管であって、軸方向に沿って分割した複数の分割円弧体よりなり、前記分割円弧体が円弧形のコンクリート躯体本体と、前記コンクリート躯体本体の外周面を被覆する外殻と、筒状に組み立てた前記複数の分割円弧体の外殻間に跨って接続する連結止水板とにより構成することを特徴とするものである。
さらに本発明は、両端に継手を形成した筒状のコンクリート管において、筒状に組み立てた前記複数の分割円弧体の外殻間を、該外殻の軸方向の全長のうち、分割円弧体の躯体の外装範囲を外殻間に跨って連結止水板で連結すると共に、分割円弧体の躯体から張り出た範囲を固着部により固定したことを特徴とするものである。
さらに本発明は、軸方向に沿って分割した複数の分割円弧体により、両端に継手を形成した筒状のコンクリート管を組み立てる方法であって、前記分割円弧体は円弧形のコンクリート躯体本体と、前記コンクリート躯体本体の外周面を被覆する外殻とよりなり、筒状に組み立てた前記複数の分割円弧体の外殻間に跨って連結止水板を設置し、連結止水板をボルト止めおよび/または接着により外殻間を接続したことを特徴とするものである。
さらに本発明は、軸方向に沿って分割した複数の分割円弧体により、両端に継手を形成した筒状のコンクリート管を組み立てる方法であって、前記分割円弧体は円弧形のコンクリート躯体本体と、前記コンクリート躯体本体の外周面を被覆する外殻とよりなり、前記複数の分割円弧体を筒状に組み立て、前記複数の分割円弧体の外殻間を、該外殻の軸方向の全長のうち、分割円弧体の躯体の外装範囲を外殻間に跨って連結止水板を設置して連結すると共に、分割円弧体の躯体から張り出た範囲を固着部により固定し外殻間を接続したことを特徴とするものである。
本発明は次のいずれかひとつの効果を得ることができる。
<1>複数の分割円弧板を筒状に組み立てて隣接させた外殻と外殻の間に跨って配置した連結止水板をボルト止めおよび/または接着により外殻間を一体に接続できるので、分割式のコンクリート管でありながら、耐力面で優れた合成構造のコンクリート管を得ることができる。
<2>連結止水板は連結材として機能するだけではなく、連結止水板の裏面全面が外殻と接面することになって、外殻間の止水性能が格段に向上する。
<3>外殻間を連結止水板で接続するので、溶接不良の心配やコンクリートの爆裂の問題から開放される。
<4>複数の分割円弧体の外殻間を接続するにあたり、連結止水板と固着部を組み合わせて接続することで、分割円弧体の端面全面を押圧面として活用できて分割円弧体の躯体厚を薄くできると共に、連結部の高い止水性と強固な連結強度の確保を図ることができる。
<5>複数の分割円弧体の形態で搬送して現場等で筒状に組立てできるので、コンクリート管が大口径であっても現場への搬入が可能であり、搬送性、取扱性及び経済性に優れた一体もののコンクリート管が得られる。
<6>コンクリート管は大口径推進工事だけでなく通常の埋設用途のコンクリート管にも適用でき、汎用性に富む。
以下に図面を参照しながら本発明の実施の形態について説明する。
<1>コンクリート管の全体構成
図1にコンクリート管10の全体を示し、図2にその側面図を示す。
コンクリート管10は筒体を縦断方向に沿って分割した複数の分割円弧体10a,10bよりなる。
コンクリート管10の分割数は図示した2組に限定されず、3組以上であってもよく、要は分割後の各分割円弧体10a,10bを搬送可能な大きさとなるようにコンクリート管10の口径に応じた適宜の分割数であればよい。
コンクリート管10の両端部には、相互に嵌合可能なオス型継手20とメス型継手30とが形成されている。
図示した継手について説明すると、コンクリート管10の右端に形成したオス型継手20は、コンクリート管10より外径を小さく形成したコンクリート躯体本体11で構成し、またコンクリート管10の左端のメス型継手30はコンクリート管10本体の内径より内径を大きく形成し、コンクリート躯体本体から軸方向に突出させて一体に形成した張出部12と、この張出部12のコンクリート躯体本体に外装した外殻13とにより構成されている。
外殻13の軸方向の長さは張出部12の突出長より長い寸法に設定してあって、張出部12の内方(オス型継手20側)から張出部12の端部までの区間に外装される。
オス型継手20の外周面には、単数又は複数のシール材14を取り付け(図6参照)、他のメス型継手30に嵌合したときに両継手20,30間で良好な止水性を確保し得るようになっている。
継手は図示した形態に限定されるものではなく、公知の各種継手構造を適用できることは勿論である。
また両分割円弧体10a,10bの軸方向と平行な側端面15には、複数の連結ボックス18が形成されていて、これらの対向する一対の連結ボックス18,18間を例えばハイテンションボルトで締結するか、或いはコッタ継手(楔式継手)等の公知のジョイント具を使用して連結する。
本発明は両分割円弧体10a,10b本体相互間の連結に改良を加えたものではなく、以降に説明するようにメス型継手30の連結に改良を加えたものである。
<2>分割円弧体
各分割円弧体10a,10bは同一形状でかつ同一構造であり、以降にその一方の分割円弧体10aについて説明する。
図3に示すように分割円弧体10aは断面形状が円弧形を呈し、内部に鉄筋などの各種補強材が埋設されている。またその素材はコンクリートであるが、コンクリート以外にレジンコンクリート、硬質樹脂、各種産廃物の焼結体を使用してもよく、これらの素材を振動や遠心力を利用して所定の形状に成形する。
分割円弧体10aの外殻13はコンクリート躯体本体との付着強度を高めるため外殻13の裏面にジベル又は同機能部材を突設して強固に接合され、その外周面は分割円弧体10aの躯体の外周面と段差のない平滑面として形成されている。
分割円弧体10aの側端面15に近い外殻13の円周方向の両端部には、分割円弧体10aの側端面15から一定の幅に亘って凹部16,16を形成し、各凹部16の露出面にはインサート等を埋設して複数のボルト穴17を形成しておく。
<3>連結止水板
本発明では突き合わせた各分割円弧体10a,10bにおいて、外殻13,13の間に連結止水板40を配置して連結することで外殻13,13に連続性と高い止水性を付与し得るようになっている。すなわち本発明では溶接によらないで突き合わせた外殻13,13の間を連結するものである。
図4に示すように連結止水板40は前記した凹部16,16に跨って収容可能な湾曲した板体で、外殻13と同じ鋼板で形成し、その板面には前記ボルト穴17と対応する位置に複数の透孔41を穿設している。
<4>組立方法
つぎに本発明に係るコンクリート管10の組立方法について説明する。
既述した複数の分割円弧体10a,10bを現場へ搬入する。
これまで口径が3m以上のコンクリート管は陸上輸送が困難であったが、本発明はコンクリート管10を複数に分割した分割円弧体10a,10bの形態であるため、口径が3m以上の大口径であっても現場への搬入を容易に行える。
また搬入対象の各分割円弧体10a,10bは製造環境の整った工場で予め高品質に製造できる。
敷設現場に到着したら、両分割円弧体10a,10bの側端面15を相互に当接させて筒状に組み立てる。
両分割円弧体10a,10bの躯体の間はハイテンションボルトやコッタ継手を介して締結する。
次に図4に示すように隣接させた外殻13,13を突合せてできる凹部16,16間に連結止水板40を収容して設置した後、図5に示すように複数の取付ボルト43を締結して連結止水板40を一体に固定する。
両外殻13,13の凹部16,16に跨って連結止水板40を設置したことにより、溶接によらないで両外殻13,13間を一体化して連続性を付与することができる。
また連結止水板40の板厚と分割円弧体10a,10bの凹部16,16の窪み量をほぼ等しく形成することで、連結止水板40の突出を避け、外殻13,13や分割円弧体10a,10bの外周面と一致させることができる。
さらに、図5に示すように連結止水板40と両分割円弧体10a,10bの接合部の断面形状が略T字形(略クランク形)を呈することになって、シール面積を広く確保できるので接合部に良好な止水性を確保できる。
さらにまた、連結止水板40の裏面や分割円弧体10a,10bの側端面15の全域、またはメス型継手の形成範囲に亘って予めエポキシ樹脂等のシール機能を有する被膜を形成しておけば、接合部の止水性がさらに良くなる。
以上説明した組立作業を行って筒状のコンクリート管10を製作し、例えば開削溝へ吊り降ろして埋設するか、或いは推進用途に供する。
図6はコンクリート管10,10のオス型継手20とメス型継手30を相互に嵌合した嵌合部の縦断面図である。
符号50はコンクリート管10,10の端面間に介在させたクッション材で、省略する場合がある。
図5に示す如く、メス型継手30はコンクリート躯体本体から軸方向に突出させて一体に形成した張出部12と、外殻13と、外殻13,13間を連結した連結止水板40とにより合成(複合)構造体として構成できるので、コンクリート管10に軸線方向へ向けた圧縮力(推進力)が作用したり、ローリングやピッチングによりコンクリート躯体本体の張出部12に曲げが作用しても、コンクリート躯体本体の圧潰や曲げ破壊を回避できて、コンクリート管10の継手部の耐力を増強し得る。
<5>その他の形態1
以降に他の形態について説明するが、その説明に際し、前記した形態と同一の部位は同一の符号を付してその詳しい説明を省略する。
前記した形態は、コンクリート管10の一端にコンクリート躯体本体を軸方向に突出させて形成した張出部12と外殻13とによりメス型継手30を形成した場合について説明したが、図7に示すように張出部12をなくし、コンクリート躯体本体の端部から外殻13のみを張り出してメス型継手30を形成しても良い。
本例の場合も、付き合わせた外殻13,13の凹部16,16間を連結止水板40で連結することは、先の形態と同様である。
<6>その他の形態2
図7では外殻13,13の軸方向の全長に亘って連結止水板40を取り付けた場合を示したが、図8〜12に示すように、外殻13,13の軸方向の全長のうち、分割円弧体10a,10bのコンクリート躯体の外装範囲は連結止水板40で連結し、コンクリート躯体から張り出た範囲は溶接や接着等を行って形成した固着部44により、両外殻13,13間を一体化して連続性を付与してもよい。
すなわち、両外殻13,13を隣接させた箇所を、連結止水板40と固着部44とによって一体化するものである。
組み立てに当たっては、連結止水板40を先行して取り付けた後に、固着部44を形成するとよい。
また固着部44は間欠的ではなく、連続性を持たせて形成する。
本例の場合、図9に示すように分割円弧体10a,10bの側端面15に近い外殻13の円周方向の両端部に、連結止水板40を跨って設置可能な凹部16,16を形成すると共に、各凹部16の露出面にインサート等を埋設して複数のボルト穴17を形成しておく。
各凹部16は厚さの均一な鋼板を絞り加工して形成することの他に、厚さの均一な鋼板を切削加工してその外周面の段差面を凹部16として形成してもよい。
またコンクリート躯体は溶接時の高温に起因して爆裂する弱点がある。そのため、固着部44を溶接により形成する場合は、分割円弧体10a,10bのコンクリート躯体から5mm〜10mmほど離れた位置から溶接ができるように、分割円弧体10a,10bの端面を僅かに越える位置まで、両凹部16,16を軸方向に長く形成することが望ましい。
本例にあってはつぎの複数の利点を統括的に得ることができる。
1.図12に示す如く、推進力を伝達し得る分割円弧体10a,10bの端面全面を押圧面として活用できるので、図6の構造と比較して分割円弧体10a,10bの躯体厚を薄く設計することができる。
2.連結止水板40で連結した範囲は、両外殻13,13の接合部の断面形状が略T字形(略クランク形)を呈することになって、シール面積を広く確保できるので接合部に良好な止水性と連結強度を確保でき、また固着部44で連結した範囲も高いシール性と連結強度を確保することができる。
3.金属製の外殻13,13は水を浸透させないので、ゴムリングによるシール性が向上すると共に、金属製の外殻13,13は伸びが大きいので、ローリングピッチングなどの無理な力が加わっても追随性がよくなる。
<7>その他の形態3
また以上はコンクリート管10を構成する各分割円弧体10a,10bのメス型継手30の形成範囲に亘って外殻13を被覆した場合について説明したが、外殻13は各分割円弧体10a,10bの外周全面を覆って形成しても良い。
各分割円弧体10a,10bの外周全面を外殻13で覆う場合、外殻13の円周方向の両端部に形成する凹部16,16は、各分割円弧体10a,10bの軸方向に沿って連続して形成する必要がある。
連結止水板40も上記した凹部16,16の寸法に合わせて横長のものを使用する。
<8>その他の形態4
また隣接させた外殻13,13の間に配置した連結止水板40の固定手段としては、接着剤を塗布して接着してもよい。
望ましくはボルトと接着剤を併用するとよい。
接着剤としては、耐候性に優れ、高接着性の公知の接着剤を使用できる。
本発明に係るコンクリート管の組立斜視図。 組み立てを完了したコンクリート管の側面図。 図1におけるIII−IIIの断面図。 分割円弧体の外殻間に連結止水板を組み付ける直前の説明図。 分割円弧体の外殻間に連結止水板を組み付けた後の説明図。 継手を介して嵌合させたコンクリート管の嵌合部の縦断面図。 他の嵌合形態を説明するためのコンクリート管の嵌合部の縦断面図。 外殻を接合する他の形態を説明するためのコンクリート管の側面図。 外殻を接合する前の分割円弧体の分解図。 図8におけるX−Xの縦断面図。 図8におけるXI−XIの縦断面図。 嵌合形態を説明するためのコンクリート管の嵌合部の縦断面図。 本発明が前提とするコンクリート管の説明図で、(a)はコンクリート管の斜視図、(b)は蓋体をコンクリート管本体に嵌め込むときの説明図、(c)は蓋体とコンクリート管本体の接合部の拡大断面図。
符号の説明
10 コンクリート管
10a,10b 分割円弧体
11 コンクリート躯体本体
12 張出部
13,13 外殻
20 オス型継手
30 メス型継手
40 連結止水板
43 取付ボルト

Claims (9)

  1. 両端に継手を形成した筒状のコンクリート管であって、
    軸方向に沿って分割した複数の分割円弧体よりなり、
    前記分割円弧体が円弧形のコンクリート躯体本体と、
    前記コンクリート躯体本体の外周面を被覆する外殻と、
    筒状に組み立てた前記複数の分割円弧体の外殻間に跨って接続する連結止水板とにより構成することを特徴とする、
    コンクリート管。
  2. 請求項1において、コンクリート躯体本体の外周面であって、メス型継手の形成範囲に亘り外殻を被覆したことを特徴とする、コンクリート管。
  3. 請求項1において、コンクリート躯体本体の外周全面に亘り外殻を被覆したことを特徴とする、コンクリート管。
  4. 請求項1乃至3の何れかにおいて、複数の分割円弧体の外殻間に跨って設置した連結止水板をボルト止めおよび/または接着により固定したことを特徴とする、コンクリート管。
  5. 請求項1乃至4の何れかにおいて、筒状に組み立てた前記複数の分割円弧体の外殻間を、該外殻の軸方向の全長のうち、分割円弧体の躯体の外装範囲を外殻間に跨って連結止水板で連結すると共に、分割円弧体の躯体から張り出た範囲を固着部により固定したことを特徴とする、コンクリート管。
  6. 請求項1乃至請求項4の何れかにおいて、外殻と、コンクリート躯体の一端部を軸方向に突出させて一体に形成した張出部とによりメス型継手を構成することを特徴とする、コンクリート管。
  7. 請求項6において、分割円弧体の側端面であって、少なくともメス型継手を形成する範囲の側端面に亘ってシール機能を有する被膜を形成したことを特徴とする、コンクリート管。
  8. 軸方向に沿って分割した複数の分割円弧体により、両端に継手を形成した筒状のコンクリート管を組み立てる方法であって、
    前記分割円弧体は円弧形のコンクリート躯体本体と、
    前記コンクリート躯体本体の外周面を被覆する外殻とよりなり、
    筒状に組み立てた前記複数の分割円弧体の外殻間に跨って連結止水板を設置し、
    連結止水板をボルト止めおよび/または接着により外殻間を接続したことを特徴とする、
    コンクリート管の組立方法。
  9. 軸方向に沿って分割した複数の分割円弧体により、両端に継手を形成した筒状のコンクリート管を組み立てる方法であって、
    前記分割円弧体は円弧形のコンクリート躯体本体と、
    前記コンクリート躯体本体の外周面を被覆する外殻とよりなり、
    前記複数の分割円弧体を筒状に組み立て、
    前記複数の分割円弧体の外殻間を、該外殻の軸方向の全長のうち、分割円弧体の躯体の外装範囲を外殻間に跨って連結止水板を設置して連結すると共に、
    分割円弧体の躯体から張り出た範囲を固着部により固定し外殻間を接続したことを特徴とする、
    コンクリート管の組立方法。
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