JP4901640B2 - 異種断面トンネル接続部用の隔壁版およびそれを用いた止水構造 - Google Patents

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本発明は、例えば、道路トンネル非常駐車帯等のトンネル部分拡縮部あるいは地中障害物を避けるように設けられるトンネル部分縮径部等のトンネル軸方向に隣合うトンネル断面形状を異にするセグメントリング間に介在される異種断面トンネル接続部用の隔壁版およびそれを用いた異種断面トンネル接続部用の止水構造に関する。
従来、道路トンネル非常駐車帯等のトンネル部分拡縮部を構築するためのセグメントとして、セグメントをスライド可能に設けるようにしたトンネル部分拡縮部工法が知られている(例えば、特許文献1参照)。
トンネル部分拡幅部以外の断面が一様な部分(定常部)では、トンネル軸方向に隣り合うセグメント間(セグメントリング間)は、もともとトンネル軸方向にジャッキ推力等によりトンネル軸方向の軸力が作用して接合している部分であるので、セグメント相互が面タッチ(例えば、メタルによる面タッチ)しており、シール材によるシール作用に加えて、トンネル軸方向の軸力が作用している状態でセグメント相互が面タッチしている部分であり、シール材による止水作用と、トンネル軸方向の軸力が作用している状態でのセグメント相互の面タッチによる止水作用との2つの止水作用が機能している部分である。
しかし、トンネル部分拡幅部、特に、褄面に配置される隔壁版の部分では、隔壁版のトンネル軸方向の片側は、地山側に面する部分となり、セグメントが存在していない部分であるので、トンネル軸方向の軸力が作用した状態でのセグメント相互の面タッチによる止水作用が機能しない部分であるので、前記定常部のトンネルセグメント間以上に、シール材による高い止水作用を要求される部分である。
前記従来の場合には、セグメントをトンネル幅方向にスライドさせる形態であるので、隔壁版側のシール材とセグメント側のシール材相互が摺擦するようになり、隔壁版およびセグメント側のシール材が損傷する恐れが高く、隔壁版の表裏に連続するシール線を確保することが困難となり、シール材が損傷した場合、シール材が不連続となるので、止水が不十分になると言う問題がある。また、セグメントをトンネル幅方向に入れ子式にスライドさせて拡幅させる場合には、トンネル軸方向でセグメント間のシール材が不連続となるので、止水が不十分になると言う問題がある。
また、隔壁版が大きくなると、現場施工が困難となるため、隔壁版を分割する必要がある。隔壁版を分割する場合には、分割ピース同士の止水構造が大きな課題となる。
なお、トンネル覆工用セグメントに設けられるシール溝およびシール材は、トンネル半径方向で同じ半径の位置に設けられるものであり、トンネル半径方向に大きく変位(例えば、セグメント高さ以上)してシール材およびシール溝を設けることはない。
特開2004−244885号公報
トンネルセグメント構造は、地中に埋設されるためトンネル内への地下水の浸水を防ぐ必要がある。
一般的には、セグメント周囲の部材端面に削設したシール溝の底部に、ゴム製のシール材を設置してシール構造を形成する。このようにして止水するシール構造は、環状の連続した形態に形成し、隣接するシール材同士を当接することで、弾性体を挟むことにより水の浸入を遮断するというOリングと同じ原理を用いている。
従って、シール構造は、環状の連続した形態が必須であって、シール構造が断続していたり、隣接するシール材同士が当接していなければ止水効果は完全でなくなる。
前記のような止水のためのシール構造は、トンネル軸方向に断面が拡幅したり縮幅したり変化するトンネル断面変化部においては、特に止水構造が重要な課題となる。
このようなトンネル断面変化部では、セグメントで組み立てて構築されるトンネルの場合では、トンネルセグメントが、トンネル軸方向に隣接しない褄壁構造が存在し、従来の隣接するセグメント間によるシール構造は適用することができない。
特に、将来的な大深度トンネルでは、被圧地下水位が格段に高くなり、従来以上に高い止水性能が要求される。
本発明は、拡幅部あるいは縮幅部等のトンネル断面変化部においても、セグメントをスライドさせることなくしかもシール材の摺擦による損傷をなくし、止水が確実なシール構造を形成することができる異種断面トンネル接続部用の隔壁版およびそれを用いた異種断面トンネル接続部用の止水構造を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するため、本発明者はトンネルでの止水について広く研究を行った。これにより以下の知見を得た。
トンネル部分拡幅部以外の断面が一様な部分(定常部)では、時としてシール材に対して摺擦などの過酷な負荷によってシール材の破損が発生し、たとえシール構造が完全でなくとも、シールドマシンのジャッキ推力によるトンネル軸方向の軸圧縮力が残存している状態によって、セグメント相互の面タッチが保持される。そのため一定のシール効果が発揮されることからシール材は止水の決め手となっていなかった。
しかし、拡幅部あるいは縮幅部では、ジャッキ推力等によるトンネル方向軸力が過大に負荷されることはなく、シール材を破損するような過酷な負荷が生じることはないものの、軸圧縮力によるセグメント相互の面タッチによるシール効果は全く期待できないことがわかった。
すなわち、本発明者らは、シール材を環状に張り巡らす構造こそがこの拡幅部あるいは縮幅部の隔壁版において止水の決め手となり得ることを明らかにした。
本発明は前記の課題を有利に解決するために上記の知見を基になされたものであって、その要旨は以下のとおりである。
第1発明の異種断面トンネル接続部用の隔壁版では、トンネル軸方向に連なってトンネル断面形状を異にする2つのトンネル用のセグメントリング間に挟まれるように配置され、いずれか一方のセグメントリングにおけるトンネル半径方向外側に張り出す突出部の側面を塞ぐための隔壁版であって、
一方のトンネルおよびこれに接続する他方の拡幅側トンネルまたは縮幅側トンネルの前記各セグメントリングに当接する前記隔壁版のトンネル軸方向の表裏両面には、それぞれシール溝およびそのシール溝に配置されるシール材が各々設けられ、
前記表裏両面に設けられるシール溝に接続するように前記隔壁版のトンネル周方向の端面にシール溝が連設され、かつ前記表裏両面のシール材に接続するようにトンネル周方向の前記端面のシール溝にシール材が連設されて、
シール材が隔壁版の表裏両面およびトンネル周方向の端面に連続して環状に形成されていることを特徴とする。
第2発明の異種断面トンネル接続部用の隔壁版においては、トンネル軸方向に連なってトンネル断面形状を異にする2つのトンネル用のセグメントリング間の接続部に用いられ、
小径側トンネルから大径側トンネルに、トンネル半径方向外側に張り出す突出部の側面を塞ぐように前記2つのセグメントリング間に挟まれるように配置される隔壁版であって、
前記小径側トンネルおよび大径側トンネルの各セグメントリングに当接する前記隔壁版の表裏両面には、それぞれ、トンネル中心からの半径の異なる小径および大径のシール溝およびその各シール溝に配置されるシール材が各々設けられ、
前記表裏両面に設けられる前記各シール溝に接続するように前記隔壁版のトンネル周方向の端面にシール溝が連設され、かつ前記表裏両面のシール材に接続するようにトンネル周方向の前記端面のシール溝にシール材が連設されて、
シール材が隔壁版の表裏両面およびトンネル周方向の端面に連続して環状に形成されていることを特徴とする。
第3発明では、第1発明または第2発明の異種断面トンネル接続部用の隔壁版において、
前記隔壁版は、複数の分割形隔壁版用ピースが配置されて構成され、各分割形隔壁版用ピースのトンネル軸方向の表裏両面にシール溝およびそのシール溝に配置されるシール材が設けられ、前記各分割形隔壁版用ピースにおけるトンネル周方向の端面には、前記分割形隔壁版用ピースにおける表裏両面のシール溝およびシール材に接続するように、シール溝およびシール材が連設されていることで、シール材が分割形隔壁版用ピース材の表裏両面およびトンネル周方向の分割形隔壁版用ピース材の端面に連続して環状に形成されていることを特徴とする。
第4発明の異種断面形状トンネル接続部の止水構造においては、トンネル軸方向に連なってトンネル断面形状を異にする2つのトンネル用のセグメントリング間の接続部構造において、
2つのトンネル用セグメントリング間に挟まれるように隔壁版が設けられ、
一方のトンネルおよびこれに接続する他方の拡幅側トンネルまたは縮幅側トンネルの前記各セグメントリングに当接する前記隔壁版のトンネル軸方向の表裏両面には、それぞれシール溝およびそのシール溝に配置されるシール材が各々設けられ、
前記表裏両面に設けられるシール溝に接続するように前記隔壁版のトンネル周方向の端面にシール溝が連設され、かつ前記表裏両面のシール材に接続するようにトンネル周方向の前記端面のシール溝にシール材が連続するように設置されて、
シール材が隔壁版の表裏両面およびトンネル周方向の端面に連続して環状に形成され、
トンネル軸方向に隣り合うように連なる前記2つのセグメントリングに形成されるシール材と前記隔壁版に形成されるシール材とが当接することで止水することを特徴とする。
第5発明の異種断面形状トンネル接続部の止水構造においては、トンネル軸方向に連なってトンネル断面形状を異にする2つのトンネル用のセグメントリング間の接続部構造において、
小径側トンネルから大径側トンネルに張り出す突出部を塞ぐ隔壁版が前記2つのトンネル用のセグメントリング間に挟まれるように配置され、
前記隔壁版の前記小径側トンネルおよび大径側トンネルのセグメントリングに当接する表裏両面には、それぞれ、トンネル中心からの半径の異なる小径および大径のシール溝およびその各シール溝に配置されるシール材が各々設けられ、
さらに前記表裏両面に形成される前記各シール溝およびシール材と連続するように前記隔壁版のトンネル周方向の端面にシール溝が連設されると共に前記表裏両面のシール材に接続するようにトンネル周方向の前記端面のシール溝にシール材が連設されて、
シール材が隔壁版の表裏両面およびトンネル周方向の端面に連続して環状に形成され、
トンネル軸方向に隣接する前記2つのセグメントリングに設けられるシール材と前記隔壁版に設けられるシール材とが当接することで止水することを特徴とする。
第6発明では、第4発明または第5発明の異種断面形状トンネル接続部の止水構造においては、前記隔壁版は複数の分割形隔壁版用ピースに分割して配置され、前記分割形隔壁版用ピースの表裏両面およびその分割形隔壁版用ピースにおけるトンネル周方向の端面にシール溝およびそのシール溝に配置されるシール材が連設されて、分割形隔壁版用ピースの表裏両面およびトンネル周方向の端面に連続して環状に形成され、トンネル軸方向に隣接する前記2つのセグメントリングに形成されるシール材と前記分割形隔壁版用ピースに設けられるシール材とが当接し、かつ分割形隔壁版用ピースの前記端面に形成されるシール材同士を当接することで止水することを特徴とする。
本発明によると、隔壁版自体に連続する一連のシール構造を形成したことでトンネル断面変化部においても確実に止水機能を発揮する止水構造とすることができる効果が得られる。
また、隔壁版を複数の分割形隔壁版用ピースに細分化したことで、小型軽量化を図ることができると共に重機の小型化を図ることができ、搬送組み立て等の現場作業が容易となり、現場作業性の向上を図ることができる効果が得られる。
さらに、隔壁版を、複数の分割形隔壁版用ピースに細分化し、細分化した分割形隔壁版ピースの構造自体に、連続する一連のシール構造を形成したことで、分割形隔壁版用ピース間では、シール材相互が当接または圧着される止水構造が形成され、確実な止水構造とすることができる効果が得られる。
また、隔壁版自体に連続する一連のシール構造を形成したり、細分化した分割形隔壁版ピースの構造自体に連続する一連のシール構造を形成したので、トンネル軸方向の軸力が作用した状態でのセグメント相互の面タッチによる止水作用が機能しない褄面に配置される隔壁版の部分でも、トンネル軸方向の表裏両面およびトンネル周方向の端面にで止水作用を確実に発揮して止水することができる。そのため大深度トンネルの褄面に配置される隔壁版であっても確実に止水作用を発揮することができる。
また、本発明の場合は、従来のように、セグメントをトンネル幅方向に拡幅させるためにスライドさせる必要がないので、隔壁版1に設置されているシール材が損傷することはない。
次に、本発明を図示の実施形態に基づいて詳細に説明する。
図1〜図7には、本発明の第1実施形態の隔壁版1および隔壁版1の第2実施形態(図4c、dの場合)並びにそのような隔壁版1を使用した止水構造の形態が示されている。
図1は、一般走行部のトンネルと部分拡幅部3のトンネルを示す斜視図であり、図2(a)は、一般走行部2の道路トンネル4の断面を示し、図2(b)は拡幅されて非常駐車帯部5が形成された道路トンネル4の断面図が示されている。そして図1には、本発明の第1実施形態の隔壁版1を、トンネル断面形状の異なる隣り合うセグメントリング7,8間に設置したトンネル軸方向の部分拡幅部の斜視図が示されている。図3には、トンネルにおける部分拡幅部3付近における円形トンネル4A・拡幅トンネル3A・隔壁版1の位置関係の斜視図が示され、図4(a)(b)には、トンネル部分拡幅部における円形トンネル4A・拡幅トンネル3A・隔壁版1の位置関係の断面図が示され、図4(c)(d)には、隔壁版1を複数の分割形隔壁版用ピース6から構成する形態が示されている。
図2(b)に示すような道路地下トンネルの非常駐車帯5は、円形トンネル中にトンネル幅を拡幅する拡幅リング8が構築されて形成され、道路トンネル軸方向に数百mごとに設置される。
図1〜図3において、例えば、道路トンネル4では、一般走行部2では、図2(a)に示すように、3車線の各車線9と両側に路肩10が設けられ、さらに、図2(b)に示すように、拡幅トンネル3Aでは、一般走行部に加えて拡幅部に非常駐車帯部5が設けられる。
図1に示す形態は、例えば、地上から開削される工法により、隔壁版1を設置するような形態の場合、あるいはシールド工法により隔壁版1を設置するような場合に1枚の隔壁版1を使用して、トンネル軸方向に連なる円形セグメントリング7と、拡幅部セグメントリング8間に隔壁版1を設置した形態が示されている。
この形態は、トンネル軸方向に直角な断面が円形の円形トンネル4Aと、トンネル軸方向に直角な断面が突出するように広げられた拡幅トンネル3Aとの接続部に、主として褄面を塞ぐ褄壁状の隔壁版1が存在する。前記隔壁版1により、拡幅部セグメントリング8におけるトンネル半径方向に張り出す突出部の側面(褄面)が塞がれる。
図3に示すように、隔壁版1は、円形トンネル(または円形セグメントリング7)の断面内側輪郭線11の一部と、拡幅トンネル(拡幅セグメントリング8)の断面外側輪郭線12の一部を包絡するように設置される形態が示されている。したがって、この実施形態の隔壁版1は、円形トンネル(または円形セグメントリング7)の断面内側輪郭線11のほぼ周方向半円と、その周方向半円側で、拡幅トンネル(拡幅セグメントリング8)の断面外側輪郭線12の周方向半楕円とを包絡(包含)し、これらの周方向両端部をトンネル半径方向の直線で結ぶ端部辺13で接続する、トンネル軸方向視で、略三日月状の形態が示されている。
隔壁版1は、そのトンネル軸方向の表裏両面におけるセグメントリングと接触する面は、平坦面とされ、その平坦面にトンネル中心からの半径の異なる小径および大径のシール溝が形成されている。
前記のように、内側の周方向半円11Aと外側の周方向半楕円12Aとを包絡するような隔壁版1を設置することで、図3および図6(b)に示すように、トンネルセグメントリング7,8間相互におけるトンネル軸方向に隣り合うセグメント14,15相互と同様に、円形トンネル4Aおよび拡幅トンネル3Aにおける各セグメントリング7、8の主桁16,17と、隔壁版1の表裏両面とが面タッチする状態を形成することができる。
本発明においては、隔壁版1は、図4(a)または図7に第1実施形態として示すように、板状の隔壁版1でもよく、あるいは図4(b)または図10に第2実施形態として示すように、これらの分割構成片である分割形隔壁版用ピース6(6a〜6e)を組み合わせた分割形の隔壁版1であってもよく、あるいは図14あるいは図15に第3実施形態あるいは第4実施形態として示すように、鋼板を組み立てた形態の分割形隔壁版用ピース6(6c)を複数、トンネル周方向に同面状に並べて構成される隔壁版1としてもよい(詳細は後記する)。
前記のように隔壁版1が、トンネル周方向に環状の形態ではないので、隔壁版1にトンネル軸方向に連なる、例えば小径トンネル側におけるセグメントリング7(図示の場合、または大径トンネル側におけるセグメントリング8)を構成するセグメント14(または15)の一部は、第1実施形態の隔壁版1を使用したトンネル接続部付近を示す図16に示すように、トンネル軸方向の幅寸法W1が狭い狭幅セグメント14Aとし、隔壁版1を含めたトンネル軸方向の幅寸法が、トンネル周方向に隣接する広幅セグメント14Bのトンネル軸方向の幅寸法W2と同様な寸法とすればよい。このような狭幅セグメント14Aとする場合には、狭幅セグメント14Aにおけるトンネル軸方向のスキンプレートの幅寸法と継手板の長さ寸法(トンネル軸方向の補強リブがある場合には、その長さ寸法)を短い寸法とすればよい。
なお、図示を省略するが、トンネル軸方向の幅寸法で、広幅部と、隔壁版1のトンネル軸方向の幅寸法分狭い、狭幅部とを備えた広狭セグメントを用いて、その広狭セグメントに隔壁版1の端部を配置する形態とする場合では、広狭セグメントにおける主桁をトンネル周方向に部分的に厚板の主桁を用いることで、隔壁版1の端部をトンネル軸方向に連なるセグメントリング間に収まるように設置することが可能になる。
もっとも、前記のような三日月状の隔壁版1に、周方向に隣接して、図20に示すように、隔壁版1とトンネル軸方向の厚さ寸法が同じようなスペーサ用版体18を配置する場合には、前記のような狭幅セグメント14Aあるいは図示省略の広狭セグメントを用いたりする必要はなく、トンネル軸方向の幅寸法が一定のセグメントとボルト接合するようにすればよい(詳細は後記する)。
図4(a)(b)には、第1実施形態の隔壁版1を接続部に使用したトンネルにおける部分拡幅部における円形トンネル・拡幅トンネル・隔壁版の位置関係の断面図を示されている。このような三日月状の隔壁版1をシールド工法において搬送組み付け可能な場合あるいは開削工法において組み付け可能な場合には、同図に示すような大型の隔壁版1の形態でもよく、開削工法あるいは大深度においてシールド工法におけるエレクターにより確実に組み付け可能にするために、第2実施形態の分割形の隔壁版1を使用した接続部付近を示す図4(c)(d)に示すように、トンネル周方向にさらに複数に分割された分割形隔壁版用ピース6(6a〜6e)を組み合わせる形態の分割形の隔壁版1とするようにしてもよい。
前記のように、分割形隔壁版用ピース6を組み立てる場合、中央部に位置している分割形隔壁版用ピース6のトンネル周方向の一側部または両側部が、トンネル半径方向外側になるに従って、先細状にテーパーが付与されていると、シールド工法におけるエレクターにより組み立てる形態では、キーセグメントと同様に、トンネル周方向に隣接する分割形隔壁版ピースが先行して取付られていても、後から隔壁版1における中間部に位置する分割形隔壁版用ピース6をトンネル内空側からの挿入組み立てが容易になる。
第2実施形態の分割形の隔壁版1を使用した接続部付近を示す図4(c)(d)に示すように、隔壁版1をさらに複数のピースに分割することで、分割形隔壁版用ピースの寸法縮小化・軽量化を図り、重機の軽減・現場組立の効率化を図ることが可能になる。
第1実施形態の隔壁版1を使用した接続部付近を示す図5には、トンネルにおける部分拡幅部における円形トンネル4A・拡幅トンネル3A・隔壁版1のシール材19,20,21の位置関係を示す断面図が示されている。
図5(a)に示すように、セグメントリング7を構成する各セグメント14には、トンネル軸方向に直角なトンネル断面に関して、これを連続して1周するシール材19を配置することで、止水効果が発揮される。また、拡幅側では、図5(c)に示すように、拡幅トンネル3におけるセグメントリング8を構成する各セグメント15には、トンネル軸方向に直角なトンネル断面に関して、これを連続して1周するシール材21を配置することで、止水効果が発揮される。前記のセグメントリング7と拡幅側のセグメントリング8間に隔壁版1を配置する形態も同様であり、本発明の隔壁版1では、図5(b)に示すように、隔壁版1のシール材20は、断面形態の異なる両トンネル断面のシール材19,21の位置に合うように、隔壁版1のトンネル軸方向の表面および裏面に、トンネル中心からの半径(または半径方向の位置)の異なるように配置されていると共にトンネル周方向の端面まで設けられ、また、隔壁版1のトンネル周方向の端面には、前記の表面側および裏面側のシール材20に接続するようにシール材20が連続するように連設されている。
前記各シール材19〜21は、それぞれセグメントあるいは隔壁版(あるいは分割形隔壁版)1に設けられた、断面溝形凹部等のシール溝22〜24に、嵌合配置あるいは適宜接着剤により固着された状態で配置される。
第1実施形態の隔壁版1の一例として示す図7に示すように、一体とされている1枚ものの隔壁版1とする場合の一形態として、連続した断面台形凹部等のシール材20は、その半径方向小径側に、小径セグメントリング7におけるシール溝22と半径方向同じ位置に設けられている小半径シール溝23Aが隔壁版1のトンネル軸方向表面側に設けられ、大径セグメントリング8におけるシール溝21と半径方向同じ位置に大半径シール溝23Bが隔壁版1におけるトンネル軸方向裏面側に設けられている。前記の小径シール溝23Aおよび大径シール溝23Bは、隔壁版1におけるトンネル軸方向の厚み寸法の範囲において、隔壁版1のトンネル周方向の端面まで設けられている。
また、図7に示すように、隔壁版1におけるトンネル周方向を法線とする端面(隔壁版1におけるトンネル周方向の両端部にそれぞれ位置し、トンネル半径方向およびトンネル軸方向にシール溝を形成するのに必要な寸法を有する端面)には、隔壁版1端部におけるトンネル半径方向の幅寸法内において、トンネル軸方向に延長するトンネル軸方向接続用のシール溝23Cが表裏両面のシール溝に接続するように連設されて、隔壁版1表面側の小径シール溝23Aと裏面側の大径シール溝23Bが接続用のシール溝23Cを介して連続するように設けられて、隔壁版1の表裏両面に一連に連続したシール溝23が環状に形成されている。そして、前記のようなシール溝23に、水膨潤性のシール材20が嵌設するように設けられて、隔壁版1の表裏両面および周方向の両端面に連続して環状のシール材20を形成している。
前記のように水膨潤性のシール材20を配置することで、トンネル軸方向に隔壁版1の表裏で隣接するセグメントリング7,8における各セグメントにおけるシール材19,21と当接または圧着するように当接されることにより、または水膨潤性のシール材とし吸水膨潤することにより、シールが確実になり、確実に止水シールすることが可能になる。
前記の隔壁版1のトンネル軸方向の厚み寸法としては、例えば、12mmとした場合、2mm〜3mm程度のシール溝23を形成されていればよく、このような溝23内に水膨潤性のシール材20が嵌合配置または固着されている。
前記のように、隔壁版1を1枚ものの隔壁版1とする場合、シールド工法によりトンネル内を搬送することが困難になる場合には、第2実施形態の分割形の隔壁版1を使用した接続部付近を示す図4(c)(d)に示すように、隔壁版1をトンネル周方向に複数の分割された分割形の隔壁版用ピース6とすることで、これらを、既設セグメントリングに組み付けることで、1枚の隔壁版1として構成することもできる。
前記のように、小型の分割形隔壁版用ピース6とすることで、トンネル内への搬送が容易になると共に、適宜、エレクター(セグメント組み立て装置)による把持部を、分割形隔壁版用ピース6に設けることで(図示を省略した)、分割形隔壁版用ピース6をエレクターにより、組み立てられた既設セグメントリング側に組み付けることが可能になる。
前記のような隔壁版1を、トンネル軸方向で小径トンネル側の既設(または新設)のセグメントリング7,8におけるセグメント14,15に接合する手段として、隔壁版1における小径シール溝23Aよりもトンネル半径方向内側に、トンネル周方向に間隔をおいて複数の貫通したボルト挿通孔25(第1実施形態の隔壁版1の正面図を示す図8参照)を設けることにより、小径トンネル側のセグメントリング7とのボルト接合がトンネル内空側から可能になる(第1実施形態の接続版1を使用したトンネル軸方向の接続構造を示す図17参照)。そのため、小径シール溝23A(23)よりもトンネル半径方向内側のボルト接合には、特殊な止水構造のボルト接合とする必要はない。
また、前記の隔壁版1を、トンネル軸方向で大径トンネル側の新設(または既設)のセグメントリング8におけるセグメント15に接合する手段として、隔壁版1における大径シール溝23Bよりもトンネル半径方向内側に、トンネル周方向に間隔をおいて複数のボルト挿通孔25を設けることにより、大径トンネル側のセグメントリング8とのボルト接合がトンネル内外側から可能になる。この場合には、小径シール溝側のボルト接合とは異なり、接合用ボルト35の一端部が隔壁版1の外側で地山側に露出する形態になるため、ボルト接合部分において、第1実施形態の接続版1を使用したトンネル軸方向の接続構造を示す図17に示すように、止水パッキン26を介在させる等、止水形態のボルト接合とすればよい。
三日月状の隔壁版1におけるトンネル周方向の端部における端部接続シール溝23Cは、トンネル周方向に隣接するセグメント14Bにおける主桁あるいは継手板等のシール溝に合わさり、これらのシール材相互が当接することで、確実に止水接合することが可能になる。
前記のように、隔壁版1とセグメント14,15あるいはセグメント14,15相互の2つのシール材19〜21相互が圧着される前の状態と圧着された状態が、図6に示されている。
図6に示すように、シール材20は、三日月状の鋼製隔壁版1の表裏両面および周方向両端面に、切削加工により削設したシール溝23に嵌合配置され、このような隔壁版1を既設セグメントリング(7,8)に設置し、隔壁版1とセグメントリング(7,8)との相互に対向して面するシール材19,20(20,21)と当接させることで、水みちを遮断するように構成されている。
また、図6において、水膨潤性のシール材19〜21として、通常、地下水と反応して体積膨張させる水膨潤型ゴムを適用することが望ましい。
第1実施形態の隔壁版1の一例の斜視図を示す図7に示すように、隔壁版1のシール溝23は、表裏面および端面に連続してシール溝23A〜23Cを形成し、そのようなシール溝23A〜23Cにシール材20を嵌合または接着剤を用いて嵌設固着するように配置することで、止水が確実な隔壁版1を構成することができる。このような隔壁版1は大深度のトンネル拡幅部における隔壁版として配置することができ、止水性能を確実に発揮することができるトンネル構造とすることができる。
次に、前記のような第2実施形態の分割形の隔壁版1を複数に分割された分割形隔壁版用ピース6により構成する場合の形態について、図10〜図13を参照しながら説明する。
第2実施形態の分割形の隔壁版1の一例の斜視図を示す図10には、分割形隔壁版用ピース6を連結(トンネル周方向に当接するように)した状態のシール溝23およびシール材20を示した隔壁版1の斜視図が示されている。このように、隔壁版1を複数の分割形隔壁版用ピース6により構成する場合には、各分割形隔壁版用ピース6は、セグメントリング7,8におけるセグメント14,15にボルト接合することにより、強固な1枚の隔壁版とすることもできる。
第2実施形態の分割形の隔壁版1の一例の斜視図関係を示す図10〜図13に示すように、分割形隔壁版用ピース6のシール溝23は、例えば、小径トンネル側のセグメントリング7側とのシール材と合致させるように配置される、小径側の(表面側の)小径シール溝23Aと、大径側となる裏面側の大径シール溝23Bと、これらのシール溝23A,23Bを接続するトンネル周方向端面の端部接続用のシール溝23cとにより形成され、これらのシール溝23にわたって連続するようにシール材20が嵌合または接着剤により固着するように配置され、隣接する分割形隔壁版用ピース6相互のシール材20が周方向端面において当接または圧着するように配置されている。
なお、周方向中間部に位置する分割形隔壁版用ピース6における端部シール溝23Cは、トンネル半径方向の小径シール溝23Aと大径シール溝23Bがトンネル周方向両端部において、トンネル半径方向で変位するようになるため、分割形隔壁版用ピース6におけるトンネル軸方向の厚み寸法内の中間部において、トンネル半径方向に延長するシール溝23C1とこれに接続すると共に、小径シール溝23A側に接続させるためのトンネル軸方向の小径側短尺接続溝23C2と前記小径側短尺接続溝23C2と反対側に設けられた大径側短尺接続溝23C3が設けられ、これらのシール溝に渡って連続するようにシール材20が設けられて、分割形隔壁版用ピース6の表裏両面およびそのトンネル周方向の両端面に一連に連続して環状に形成されている。
このように分割形隔壁版用ピース6の表裏両面およびトンネル周方向の両端面にシール溝23およびシール材20が連続して環状に形成されていることで、トンネル軸方向では、隔壁版1とセグメント14,15におけるシール溝22、24に設置されたシール材19,21相互が圧着するように設けられ、またトンネル周方向では、分割形隔壁版用ピース6相互におけるシール溝23に設けられたシール材20相互が圧着するように設けられていることで、さらにシール材19〜21を水膨潤性のシール材とすることで、止水が確実に図れるようにされている。
図13には、前記の第2実施形態の分割形の隔壁版1における分割形隔壁版用ピース6単体の斜視図が拡大して示されている。このような分割形隔壁版用ピース6は、厚板の鋼板製とすると、シール溝19〜21の加工が容易であり、経済的な分割形隔壁版用ピース6とすることができ、また、分割形隔壁版用ピース6の表裏両面およびトンネル周方向の両端部のトンネル半径方向に伸びる両端面に沿って、1周ぐるりと連続してシール溝およびシール材を配置することができ、シール材を確実にシール溝に配置して止水を確実に図ることができる。
なお、図示を省略するが、シール材は2重に巻回するように配設してもよく、そのようにすると、その分シール性能が高めることができる。この場合、連続したシール溝を分割形隔壁版用ピース6の表裏両面および端面にそれぞれ独立したシール溝を2重に設け、そのようなシール溝にそれぞれ独立したシール材を配置するようにしてもよい。なお、このような形態は、後記の形態でも同様であり、このような分割形隔壁版用ピース6に対応して、セグメントリング7,8側のセグメントも2重のシール構造とするようにすればよい。
分割形隔壁版用ピース6としては、前記実施形態のような鋼板製の1枚ものばかりでなく、第3実施形態あるいは第4実施形態の分割形隔壁版用ピース6(6c)として示す図14および図15に示すような、鋼板を溶接等により組み立てた組立部材からなる分割形隔壁版用ピース6としてもよい。
このような分割形隔壁版用ピース6とする場合の形態とし、トンネル軸方向小径トンネル側の鋼製表面板26と、トンネル軸方向大径トンネル側の鋼製裏面板27と、トンネル周方向端部のトンネル半径方向に延長する端面板28およびトンネル半径方向外端部のトンネル周方向に延長する外周面板29と、これらの内側に配置され、トンネル軸方向に所定の幅で、トンネル半径方向に延長する半径方向補剛板30と、前記半径方向補剛板30に交差するように配置されトンネル周方向に延長する周方向補剛板31とにより構成し、これらを溶接接合により組み立てるようにしてもよい。
図14に示す第3実施形態の分割形隔壁版用ピース6(6c)の形態では、トンネル半径方向中間部に位置する前記の周方向補剛板31には、工具挿入用開口部32(図18参照)を設けることで、トンネル内空側からナットあるいはボルトを長尺な工具に仮保持させた状態で配置するようにすると、セットすることができる。また、この場合において、表面板26における小径シール溝23Aよりもトンネル半径方向内側に、トンネル周方向に間隔をおいて複数の接合用ボルト挿通孔25を設けることにより、小径トンネル側における小径セグメントリング7におけるセグメント14とのボルト接合が容易に、トンネル内空側から接合可能に、またボルト接合に特殊な止水接合構造とすることなく接合可能にされている。
また、裏面板27における大径シール溝23Bよりもトンネル半径方向内側に、トンネル周方向に間隔をおいて複数の接合用ボルト挿通孔25を設けることにより、大径トンネル側における大径セグメントリング8におけるセグメント15とのボルト接合が容易に、トンネル内空側から前記と同様に可能にされている。
また、図14および図15に第3実施形態あるいは第4実施形態の分割形隔壁版用ピース6(6c)として示すような構造の分割形隔壁版用ピース6では、周方向端面板28におけるシール溝23Cおよびシール材20よりも、トンネル内空側となる位置、すなわち、裏面板27側に変位した位置に、トンネル周方向に隣接する分割形隔壁版用ピース6あるいはセグメントの主桁とボルト接合し、シール材20相互を当接または圧着して止水を確実にするためのボルト挿通孔25が設けられている。
さらに、補剛板30,31および端面板28のトンネル軸方向の幅寸法を大きくして、トンネル軸方向の分割形隔壁版用ピース6の寸法を大きくして、ボルトあるいはナットを、分割形隔壁版用ピース6の内側に、容易に挿入配置して、セットし、接合可能にされている。
第3実施形態の分割形隔壁版用ピース6(6c)を示す図14および第3および第4実施形態の分割形隔壁版用ピース6(6c)を使用した接続部をまとめて示す図18に2点鎖線で示すように、隔壁版1の表裏面を完全に覆うように鋼製表面板26および鋼製裏面板27を配置し、その間を繋ぐように、これらの表面板26および裏面板27に垂直に補剛板30,31を配置してもよく、第4実施形態の分割形隔壁版用ピース6(6c)を示す図15および前記のように第3および第4実施形態をまとめて示した図18に示すように、隔壁版1の裏面(トンネル内空に面する側)の裏面板27を、トンネル半径方向外縁側のシール溝23Bおよびこの部分に配置されるシール材20を配置する範囲のみをカバーするように、狭幅の円弧状の裏面板27として、半径方向外周側よりに限定配置する形態としてもよい。なお、図15では、図14と同様な部分には、同様な符号を付している。
第1実施形態の隔壁版1を使用した接続部付近を示す図16は、隔壁版1を図1あるいは図7に示すような板状の隔壁版とした場合に、トンネル地山側から見た隔壁版接続部の拡大斜視図が示され、図17には、隔壁版1に隣接するセグメントリング7,8におけるセグメント14,15とのボルト接合構造が示されている。
前記のように、三日月状の隔壁版1とする場合、例えば、図16に示すように、隔壁版1の厚み分をセグメント幅を小さくすることにより調整し、トンネル軸方向の寸法が広い広幅セグメント14Bにトンネル周方向に隣接して配置し、トンネル軸方向では、狭幅セグメント14Aと隔壁版1とのトンネル軸方向の合計寸法が前記広幅セグメント14Bとなるように組み合わせると、セグメント幅の調整、隔壁版1と隣接する両側トンネルセグメント14A,15とのボルト接合が容易になる。
また、前記と逆に、大径トンネル側(拡幅トンネル側)において、隔壁版1を組み込むようにする形態でも、図示を省略するが、同様である。
前記実施形態の場合は、隔壁版1が三日月状で、トンネル周方向に部分的に配置する形態としているため、隔壁版1に隣接してトンネル軸方向小径トンネル側に配置する部分のセグメントを狭幅セグメント14Aとし、隔壁版1のトンネル軸方向の寸法と狭幅セグメント14Aのトンネル軸方向の寸法との合計寸法が、一般部の広幅セグメント14Bのトンネル軸方向の幅寸法と同じ寸法となるように構成することにより、容易にトンネル覆工体として隔壁版1を組み込むことが容易になる形態であるが、第5実施形態として示す図19および図20(a)に示すように、トンネル周方向に隣接して、1枚または複数枚のスペーサ用版体18を配置することで、セグメントのトンネル軸方向の幅が狭い狭幅セグメント14Aを使用することなく、小径トンネルを構築することができる(図21(a)参照)。
また、前記のように、スペーサ用版体18を配置する場合において、図20(c)(d)に示すように、トンネル周方向に複数に分割した分割形スペーサ用版体18a〜18eとすることもできる。これらのスペーサ用版体18(18a〜18e)とこれにトンネル軸方向に隣接するセグメントリング7,8におけるセグメント14,15との接合は、第1実施形態の隔壁版1を使用した接続付近を示す図17に示すように、板状の隔壁版1と組み合わせて板状のスペーサ用版体18とする場合には、図21(a)に示すように、板状の隔壁版1と同様、トンネル軸方向に隣接するセグメント14,15にトンネル内空側においてボルト接合可能なスペーサ用板体18とすればよい。また、第2実施形態の隔壁版1を使用した接続部付近を示す図14および図18に示すような補剛材30,31により中空部が形成されている隔壁版1と組み合わせて使用するスペーサ版体18とする場合には、第6実施形態として示す図21(b)に示すように、図14等に示す隔壁版1と同様、スペーサ用版体18における表面板26および裏面板27に、トンネル半径方向で同じ位置において、シール溝およびシール材を有すると共にトンネル周方向端部にこれらのシール溝に接続する端部シール溝およびシール材を有するスペーサ用版体18とすればよい。また、スペーサ用版体18を複数の分割形スペース用版体を組み合わせた形態とすることでもよい。これらのスペーサ用版体18または分割形スペーサ用版体と、隔壁版1または分割形隔壁版用ピース6では、トンネル軸方向表裏両面においてトンネル半径方向のシール溝の位置が同じとなり、またトンネル半径方向に拡幅していない以外は、隔壁版1あるいは分割形隔壁版用ピース6と同様な構成とすればよい。
前記実施形態の場合には、小径トンネル7と大径トンネル8との拡幅接続部の各種形態の隔壁版を設置する形態を示したが、第7実施形態あるいは第8実施形態の隔壁版を使用した形態として示す図22以降に示すように、円形トンネル4Aと縮径する異形断面のトンネル33との縮幅接続部に適用することもできる。
図22には、第7実施形態の隔壁版1を使用したトンネルにおける部分縮幅部34の斜視図が示されている。例えば、このような場合とし、トンネル構築予定位置に、将来、地中構造物等の新設構造物の建設が予定されている場合には、新設構造物との干渉等を防止するために、トンネルを部分的に縮幅する場合がある。このような場合においても、前記実施形態と同様に、断面円形の一般部トンネルを、大径トンネルとし、縮幅トンネルを小径トンネルとし、前記実施形態と同様な隔壁版構造として、本発明を適用することが可能であるので、簡単に説明する。
第7実施形態の隔壁版1を使用した形態を示す図23は、トンネルの部分縮幅部における断面円形トンネル4Aと、縮幅部トンネル33と、隔壁版1の位置関係を示す概略斜視図、図24(a)(b)は、一枚ものの縮幅部用の隔壁版1とした形態であり、第8実施形態の隔壁版1を使用した形態を示す図24(c)(d)は、複数の分割形隔壁版用ピース6(6a〜6d)により隔壁版1を構成するようにした形態である。また、第7実施形態の隔壁版1を使用した形態を示す図25には、隔壁版1にシール溝23およびシール材20を設けた隔壁版1の概略図が示されている。
図示の形態の縮幅部トンネルでは、トンネル軸方向の断面視で、縮幅部側のトンネル33の一部がほぼ垂直な縦壁34(または水平な底壁)とされている形態であり、このような形態のトンネルでは、縮幅部33のトンネル縦壁34(または底壁)に対応して、隔壁版1の一側部(または上面部)が前記縦壁34(または底壁)の側部(または上面)に合致する垂直部(または水平部)とされ、その垂直部(または水平部)の両側部に、縮幅トンネル33あるいは円形トンネル4Aに合致させるための突出部36が一体に設けられている形態の隔壁版1とされているが、その他の構成は、前記実施形態と同様であるので、同様な要素には同様な符号を付した。
第7実施形態の隔壁版1を使用した形態を示す図24(a)(b)には、トンネルの部分縮幅部における円形トンネル4A・縮幅トンネル33・縮幅部用の隔壁版1の位置関係の断面図が示され、第8実施形態の隔壁版1を使用した形態を示す図24(c)(d)には、隔壁版1を複数の分割形隔壁版用ピース6を組み合わせることで、1枚の隔壁版を構成する形態が概略図で示されている。このようにトンネル周方向に複数に分割された分割形隔壁版用ピース6を同面上に集合する形態の隔壁版1としてもよい。
縮幅部においても、図4(c)(d),図10〜図18に示す第2実施形態の分割形の隔壁版1を使用した第4実施形態と同様、隔壁版1を複数のピースに分割することで、分割形隔壁版用ピース6の寸法縮小化・軽量化を図り、これを取り扱う重機の軽減・現場組立の効率化が図れ、また、シールド工法におけるエレクター等による組立等も可能になる。
第7実施形態の隔壁版1を使用した形態を示す図25には、トンネル部分縮幅部における円形トンネル4A・縮幅トンネル33・隔壁版1に設けるシール溝23およびシール材20の位置関係を示す断面図が示されている。
このような形態の縮幅部用の隔壁版1(または分割形隔壁版用ピース6)においても、隔壁版1(または分割形隔壁版用ピース6)におけるトンネル軸方向の表面(または表面板)の外周側よりに、シール溝23Aが設けられていると共に、裏面(または裏面板)の内周側よりにシール溝23Bが設けられている。また、前記の各シール溝23A,23Bを接続するトンネル軸方向のシール溝が、前記各突出部36の先端部にトンネル軸方向に延長するように連設されている。また、前記各シール溝の部分に、連続して1周するシール材20が設置されている。
隔壁版1のシール材20は、トンネル軸方向に隣接する両セグメントリング7,8におけるシール材の位置に合うように配置されることも、前記実施形態と同様である。
本発明を実施する場合、セグメントあるいは隔壁版1としては、鋼製あるいは鋼・コンクリート製であってもよい。
また、本発明を実施する場合、シール材としては、水膨潤性ゴム以外の膨潤性止水材を使用するようにしてもよい。シール材は、連続した1本ものでもよく、複数のシール材を連続するように配置するようにしてもよい。
前記実施形態では、トンネル半径方向の片側に突出した突出部におけるトンネル軸方向の側面(褄面)を塞ぐようにした形態を示したが、本発明を実施する場合、トンネル半径方向に両側に突出するような場合、あるいは両側に縮幅するような場合にも、前記実施形態と同様に適用するようにしてもよい。
本発明の第1実施形態の隔壁版を設けた道路トンネル部分拡幅部を示す概略斜視図である。 図1に示す道路トンネルの断面を示すものであって、(a)は一般走行部の断面図、(b)は非常駐車帯部の断面図である。 トンネル部分拡幅部における円形トンネルと、拡幅トンネルと、隔壁版の位置関係を示す概略斜視図である。 (a)(b)は、第1実施形態の隔壁版を接続部に使用したトンネル部分拡幅部における円形トンネル・拡幅トンネル・隔壁版の位置関係を示す断面図、(c)(d)は、第2実施形態の分割形の隔壁版を接続部に使用した形態で、分割形隔壁版ピースとする場合における円形トンネル・拡幅トンネル・分割形隔壁版用ピースの位置関係を示す断面図である。 第1実施形態の隔壁版を接続部に使用した形態で、トンネル部分拡幅部における円形トンネル・拡幅トンネル・隔壁版のシール材の位置関係を示す断面図である。 (a)は、各実施形態におけるセグメント相互またはトンネルセグメント相互あるいはトンネルセグメントと隔壁版のシール溝およびシール材とそれらの当接直前の状態、(b)は当接状態を示す断面図である。 第1実施形態の隔壁版を具体化した一例の隔壁版およびそのシール溝およびシール材を示す斜視図である。 図7に示す隔壁版の正面図である。 図8の側面図である。 第2実施形態の分割形の隔壁版を具体化した一例の分割形隔壁版用ピースを連結した状態のシール溝およびシール材を示す斜視図である。 図10に示す形態の分割形隔壁版に、セグメントリングにおけるセグメントと接合するためのボルト挿通孔を設けた状態を示す正面図である。 図11に示す分割形隔壁版を分解した状態を示す斜視図である。 分割形隔壁版用ピースの単体を取り出して示す斜視図であり、特に、単体におけるシール溝およびシール材を示す斜視図である。 第3実施形態の分割形の隔壁版の一部を示し、鋼板を溶接により組み立てた分割形隔壁版における分割形隔壁版用ピースの一形態を示す斜視図である。 第4実施形態の分割形の隔壁版の一部を示し、鋼板を溶接により組み立てた分割形隔壁版における分割形隔壁版用ピースの他の形態を示す斜視図である。 第1実施形態の隔壁版を使用した接続部の拡大概略斜視図である。 図16に示す第1実施形態の隔壁版と、トンネル軸方向に隣接するセグメントリングにおけるセグメントとの接合構造を示す縦断側面図である。 図14から図15に示す第3および第4実施形態の隔壁版において、トンネル軸方向に表面板および裏面板を有する隔壁版と、トンネル軸方向に隣接するセグメントリングにおけるセグメントとの接合構造を示す縦断側面図である。 第1実施形態の隔壁版とスペーサー用版体とを組み合わせた形態における接続部の拡大概略斜視図である。 (a)(b)は、第5実施形態を示し、第1実施形態の隔壁版とスペーサー用版体を組み合わせた形態におけるトンネルの部分拡幅部における円形トンネル・拡幅トンネル・隔壁版の位置関係を示す断面図、(c)(d)は、第5実施形態を示し、第2実施形態の分割形の隔壁版と分割形スペーサー用版体を組み合わせた形態における円形トンネル・拡幅トンネル・分割形隔壁版の位置関係を示す断面図である。 (a)は、板状のスペーサ用壁版と小径側セグメントあるいは大径(拡幅側セグメント)との接合部を拡大して示す断面図、(b)は、第6実施形態を示し、表面板および裏面板を有するスペーサ用壁版と小径側セグメントあるいは大径(拡幅側セグメント)との接合部を拡大して示す断面図である。 第7実施形態の隔壁版を使用したトンネル接続部付近を示し、トンネルにおける部分縮幅部の斜視図である。 第7実施形態の隔壁版を使用したトンネル接続部付近を示し、トンネルにおける部分縮幅部における円形トンネルと、拡幅トンネルと、隔壁版の位置関係を示す概略斜視図である。 (a)(b)は第7実施形態の隔壁版を使用した形態のトンネルにおける部分縮幅部における円形トンネル・縮幅トンネル・隔壁版の位置関係を示す断面図、(c)(d)は第8実施形態の隔壁版を使用した形態のトンネルにおける部分縮幅部における円形トンネル・縮幅トンネル・分割形隔壁版用ピースの位置関係を示す断面図である。 第7実施形態の隔壁版を使用した形態のトンネル部分縮幅部における円形トンネル・縮幅トンネル・隔壁版におけるシール溝およびシール材の位置関係を示す断面図である。
符号の説明
1 隔壁版
2 一般走行部
3 部分拡幅部
3A 拡幅トンネル
4 道路トンネル
4A 円形トンネル
5 非常駐車帯部
6 分割形隔壁版用ピース
7 セグメントリング(円形セグメントリング)
8 セグメントリング(拡幅リング)
9 車線
10 路肩
11 内側輪郭線
11A 内側の周方向半円
12 外側輪郭線
12A 外側の周方向半楕円
13 端部辺
14 セグメント
14A 狭幅セグメント
14B 広幅セグメント
15 セグメント
16 主桁
17 主桁
18 スペーサ用版体
19 シール材
20 シール材
21 シール材
22 シール溝
23 シール溝
24 シール溝
25 ボルト挿通孔
26 鋼製表面板
27 鋼製裏面板
28 トンネル周方向端部のトンネル半径方向に延長する端面板
29 トンネル半径方向外端部のトンネル周方向に延長する外周面板
30 半径方向補剛板
31 周方向補剛板
32 工具挿入用開口部
33 縮径する異形断面のトンネル(縮幅部トンネル,部分縮幅部)
34 縦壁
36 隔壁版の突出部

Claims (6)

  1. トンネル軸方向に連なってトンネル断面形状を異にする2つのトンネル用のセグメントリング間に挟まれるように配置され、いずれか一方のセグメントリングにおけるトンネル半径方向外側に張り出す突出部の側面を塞ぐための隔壁版であって、
    一方のトンネルおよびこれに接続する他方の拡幅側トンネルまたは縮幅側トンネルの前記各セグメントリングに当接する前記隔壁版のトンネル軸方向の表裏両面には、それぞれシール溝およびそのシール溝に配置されるシール材が各々設けられ、
    前記表裏両面に設けられるシール溝に接続するように前記隔壁版のトンネル周方向の端面にシール溝が連設され、かつ前記表裏両面のシール材に接続するようにトンネル周方向の前記端面のシール溝にシール材が連設されて、
    シール材が隔壁版の表裏両面およびトンネル周方向の端面に連続して環状に形成されていることを特徴とする異種断面トンネル接続部用の隔壁版。
  2. トンネル軸方向に連なってトンネル断面形状を異にする2つのトンネル用のセグメントリング間の接続部に用いられ、
    小径側トンネルから大径側トンネルに、トンネル半径方向外側に張り出す突出部の側面を塞ぐように前記2つのセグメントリング間に挟まれるように配置される隔壁版であって、
    前記小径側トンネルおよび大径側トンネルの各セグメントリングに当接する前記隔壁版の表裏両面には、それぞれ、トンネル中心からの半径の異なる小径および大径のシール溝およびその各シール溝に配置されるシール材が各々設けられ、
    前記表裏両面に設けられる前記各シール溝に接続するように前記隔壁版のトンネル周方向の端面にシール溝が連設され、かつ前記表裏両面のシール材に接続するようにトンネル周方向の前記端面のシール溝にシール材が連設されて、
    シール材が隔壁版の表裏両面およびトンネル周方向の端面に連続して環状に形成されていることを特徴とする異種断面トンネル接続部用の隔壁版。
  3. 前記隔壁版は、複数の分割形隔壁版用ピースが配置されて構成され、各分割形隔壁版用ピースのトンネル軸方向の表裏両面にシール溝およびそのシール溝に配置されるシール材が設けられ、前記各分割形隔壁版用ピースにおけるトンネル周方向の端面には、前記分割形隔壁版用ピースにおける表裏両面のシール溝およびシール材に接続するように、シール溝およびシール材が連設されていることで、シール材が分割形隔壁版用ピース材の表裏両面およびトンネル周方向の分割形隔壁版用ピース材の端面に連続して環状に形成されていることを特徴とする請求項1または2に記載の異種断面トンネル接続部用の隔壁版。
  4. トンネル軸方向に連なってトンネル断面形状を異にする2つのトンネル用のセグメントリング間の接続部構造において、
    2つのトンネル用セグメントリング間に挟まれるように隔壁版が設けられ、
    一方のトンネルおよびこれに接続する他方の拡幅側トンネルまたは縮幅側トンネルの前記各セグメントリングに当接する前記隔壁版のトンネル軸方向の表裏両面には、それぞれシール溝およびそのシール溝に配置されるシール材が各々設けられ、
    前記表裏両面に設けられるシール溝に接続するように前記隔壁版のトンネル周方向の端面にシール溝が連設され、かつ前記表裏両面のシール材に接続するようにトンネル周方向の前記端面のシール溝にシール材が連続するように設置されて、
    シール材が隔壁版の表裏両面およびトンネル周方向の端面に連続して環状に形成され、
    トンネル軸方向に隣り合うように連なる前記2つのセグメントリングに形成されるシール材と前記隔壁版に形成されるシール材とが当接することで止水することを特徴とする異種断面形状トンネル接続部の止水構造。
  5. トンネル軸方向に連なってトンネル断面形状を異にする2つのトンネル用のセグメントリング間の接続部構造において、
    小径側トンネルから大径側トンネルに張り出す突出部を塞ぐ隔壁版が前記2つのトンネル用のセグメントリング間に挟まれるように配置され、
    前記隔壁版の前記小径側トンネルおよび大径側トンネルのセグメントリングに当接する表裏両面には、それぞれ、トンネル中心からの半径の異なる小径および大径のシール溝およびその各シール溝に配置されるシール材が各々設けられ、
    さらに前記表裏両面に形成される前記各シール溝およびシール材と連続するように前記隔壁版のトンネル周方向の端面にシール溝が連設されると共に前記表裏両面のシール材に接続するようにトンネル周方向の前記端面のシール溝にシール材が連設されて、
    シール材が隔壁版の表裏両面およびトンネル周方向の端面に連続して環状に形成され、
    トンネル軸方向に隣接する前記2つのセグメントリングに設けられるシール材と前記隔壁版に設けられるシール材とが当接することで止水することを特徴とする異種断面形状トンネル接続部の止水構造。
  6. 前記隔壁版は複数の分割形隔壁版用ピースに分割して配置され、前記分割形隔壁版用ピースの表裏両面およびその分割形隔壁版用ピースにおけるトンネル周方向の端面にシール溝およびそのシール溝に配置されるシール材が連設されて、分割形隔壁版用ピースの表裏両面およびトンネル周方向の端面に連続して環状に形成され、トンネル軸方向に隣接する前記2つのセグメントリングに形成されるシール材と前記分割形隔壁版用ピースに設けられるシール材とが当接し、かつ分割形隔壁版用ピースの前記端面に形成されるシール材同士を当接することで止水することを特徴とする請求項4または5に記載の異種断面形状トンネル接続部の止水構造。
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