JPH11193685A - セグメントピース - Google Patents
セグメントピースInfo
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- JPH11193685A JPH11193685A JP10078678A JP7867898A JPH11193685A JP H11193685 A JPH11193685 A JP H11193685A JP 10078678 A JP10078678 A JP 10078678A JP 7867898 A JP7867898 A JP 7867898A JP H11193685 A JPH11193685 A JP H11193685A
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Abstract
で、任意の大きさや形状のセグメント構築体を構築する
ことのできるセグメントピースを提供すること。 【解決手段】 曲線部に対応する<B1>(凸曲面
用)、<B2>(凹曲面用)、および直線部に対応し、
長さが異なる<S1><S2><S3>の5種類のセグ
メントピースを用意する。これらを接続することによ
り、任意の大きさや形状のセグメント構築体を構築でき
る。
Description
作業空間を確保するために用いられるセグメントピース
に関し、さらに詳細には、曲線部用と直線部用の数種類
のセグメントピースを使用することにより、任意の形状
および大きさの作業空間を確保することのできるセグメ
ントピースに関する。
をすることにより、地中に各種埋設管や建築物の土台等
を構築する土木工法に、セグメント(ライナープレート
などを含む広義のセグメント)構築体が使用されてい
る。すなわち、セグメントピースを複数連接して円形状
あるいは小判形状等のリングとし、さらに、リングを複
数連接して筒状のセグメント構築体を構築する。このセ
グメント構築体を地中に埋設して、その内部を掘削する
ことにより、土砂や地下水が作業空間内に進入すること
を防ぎ、内部に作業空間を安全に確保するものである。
従来のセグメントピースとしては、鋼板製、ダクタイル
製のものや、あるいはシールドトンネル用のセグメント
ピースとしては鉄筋コンクリート製も多用されている。
さらに、この他一般的な山留め工法としては、切ばり工
法、リングビーム工法、逆打ち工法、アースアンカー工
法等がある。また、これらの工法に用いられる山留め壁
として、親杭横矢板、鋼矢板、柱列壁、連続壁などがあ
る。
いられるセグメントピースとしては、リング形状が円形
となる円形構築体用鋼製セグメントピースとリング形状
が小判形となる小判形構築体用鋼製セグメントピースが
知られている。これらのセグメントピースの一例につい
て図11〜図14を参照して簡単に説明する。図11〜
図13は円形構築体および円形構築体用鋼製セグメント
ピースを、図14は小判形構築体を示したものである。
図11、図12は円形構築体用セグメントピースを複数
連接して構成した円形構築体の平面図と説明図であり、
図13は円形構築体用セグメントピースの斜視図であ
る。図14は小判形構築体の平面図である。
おいて、セグメントピース100のすべての面は厚さ3
〜25mmの鋼板で構成され、各部材は溶接により接続
されている。一対の主桁101は、ドーナツ形状を複数
に等分した2重円弧形状であり、約1mの間隔をおいて
平行位置に対置されている。主桁101,101の両端
に長方形の継手板102,102が連接され、概略四角
形の枠状を構成している。さらに、主桁101,101
と継手板102,102の構成する枠内に、継手板10
2,102に平行に複数の縦リブ103,103,…が
設けられ、それぞれ両主桁101,101に接続されて
いる。縦リブ103,103,…の形状としては、長方
形やJ字形の鋼板が用いられる。
の円弧に接して、円筒を等分割した形状の厚さ3〜5m
mのスキンプレート104が主桁101,101、継手
板102,102、縦リブ103,103…のすべてに
接続して構成される。また、主桁101と継手板102
にはボルト留めのための接続穴101a、102aが多
数開けられており、多数のセグメントピース100の継
手板102同士が連接されてリングとなり、さらにリン
グの主桁101同士が連接されて図12に示すように円
筒状のセグメント構築体105が構築される。
ントピースの差異は、図11と図14の平面図に示され
る主桁の形状の違いである。円形用は図11のように<
A>1種類で構成され、小判形用は図14のように<A
>、<J>、<J´>の3種類で構成される。ここで、
小判形用において、<J>と<J´>の区別がある理由
としては、セグメント構築体を構築する際に、主桁の繋
目同士が縦方向に連続することはその部分が弱くなり、
沈設した時、崩壊する危険があるからである。そのた
め、上下の段で主桁の繋目がずれ、いわゆる千鳥組にな
るように、セグメント構築体を構築することが好まし
く、図14のように左右で繋目の位置がずれたセグメン
トピースが用いられる。
来のセグメントピースは、円形用、小判形用ともに、セ
グメントピースによって決まった大きさのリングおよび
それによる構築体しか構築できない。一方、掘削し、使
用したい広さの範囲は、工事現場によりさまざまなの
で、リングのリング径が異なるさまざまなセグメント構
築体を用意しなければならない。リング径の大きさによ
り、セグメントピースの形状が異なるので、必要なリン
グ径の大きさにしたがって、それぞれのセグメントピー
スを用意する必要がある。このことは、施工場所の広さ
に応じてセグメントピースを製作する必要があるため、
セグメントピースの大量生産ができないということで、
非効率であり、コスト高となる。
のみでなく、L字形、T字形等の掘削範囲が要求される
場合もある。しかし、従来のセグメントピースでは、円
形、小判形の2種類のみであるので、必要な施工範囲を
含むように大きく円形または小判形に掘削する方法が採
られていた。そのため、必要以上に大きく掘削する必要
があるため工事期間が長くかかり、また、工事現場とし
ての占有範囲が大きくなってしまうという問題点があっ
た。
するためになされたものであり、数種類のセグメントピ
ースを用意することで、任意の大きさや形状のセグメン
ト構築体を構成することのできるセグメントピースを提
供することを目的とする。
に成された請求項1に係るセグメントピースは、複数の
セグメントピースの両端面を結合させて天地方向が開口
された空間を作り、該空間を作業空間とする土木工法で
使用されるセグメントピースであって、前記両端面の延
長面が、直交関係にある第一セグメントピースと、前記
両端面が、平行関係にある第二セグメントピースとを有
することを特徴とする。ここで、両端面の延長面が直交
関係にあるとは、リングを形成するピース間の端面が直
交関係にあることをいう。
と、直線部に対応する第二セグメントピースを有するの
で、これらの組合せにより様々な大きさあるいは形状の
セグメントリングおよびそれによる構築体を構築するこ
とができ、施工場所毎に異なるセグメントピースを作成
する必要が無い。したがって、セグメントピースを大量
生産することができるので、効率的であり材料費を安く
することができる。
は、請求項1に記載するセグメントピースであって、前
記第一セグメントピースが、前記両端面をつなぐ曲面部
の外部または内部を前記作業空間とする2種類のセグメ
ントピースを有することを特徴とする。
おいて、凸部用と凹部用を用意することにより、L字
形、T字形等の複雑な形状のセグメント構築体を構築す
ることができる。このため、不必要に大きい範囲を掘削
する必要がなく、最小限の工事範囲を占有するのみで施
工が可能である。したがって、施工時間が短縮され、ま
た近隣に対する迷惑も最少に抑えられる。
は、請求項1または請求項2に記載するセグメントピー
スであって、前記第二セグメントピースが、前記両端面
間の長さの異なる複数種のセグメントピースを有するこ
とを特徴とする。
に、長さの異なる数種のセグメントピースを用意するこ
とにより、どのような形状のセグメント構築体を構成し
ても、上下方向に主桁の繋目が連続しないように構成で
きる。曲線部に対応する第一セグメントピースにおいて
は、曲線部からの長さを左右で変えておくことにより、
主桁の繋目は連続しない。このことから、地中に沈設し
ても周囲からの土圧に対する耐久性の大きいセグメント
構築体を構成することができる。
は、請求項1乃至請求項3のいずれか一つに記載するセ
グメントピースであって、前記両端面を連接させてでき
るリング体同士の連接面が同一平面上にあり、前記リン
グ体を形成する前記第一セグメントピース同士の連接面
が千鳥配置になることを特徴とする。
おいて、曲線部からの長さを、隣接するリング体におい
て変えておくことにより、第一セグメントピースが千鳥
配列となり、継手板の繋目(第一セグメントピースの連
接面)は連続しない。このことから、応力の集中が起き
る隅角部に添接効果が及び、その強度を十分なものにし
ておくことができる。
は、請求項1乃至請求項4のいずれか一つに記載するセ
グメントピースであって、前記両端面を連接させてでき
るリング体のうち、前記空間の最下端のものを形成する
前記第一セグメントピース及び前記第二セグメントピー
スに刃口を設けたことを特徴とする。
されるセグメント構築体の内部には、天地方向に開口さ
れた空間が形成される。そして、かかる空間の最下端の
リング体を形成する第一セグメントピース及び第二セグ
メントピースには、地方向の主桁に対して刃口が設けら
れる。これにより、セグメント構築体を地中に圧入して
沈設する場合には、その先端部分に刃口を設けたことに
なるので、圧入しやすくなる。刃口はボルト等で取り付
けても、また溶接により取り付けてもよい。
は、請求項5に記載するセグメントピースであって、フ
リクションカットを設けたことを特徴とする。
る場合には、その先端部分に刃口を設けることにより、
圧入しやすくなるが、さらに、刃口の一部をセグメント
構築体の外側に突出させたフリクションカットを設ける
と、セグメント構築体に対する地盤の摩擦力が軽減され
るので、より圧入しやすくなる。
は、請求項1乃至請求項6のいずれか一つに記載するセ
グメントピースであって、前記両端面を連接させてでき
るリング体のうち、前記空間の下端のものを形成する前
記第一セグメントピース及び前記第二セグメントピース
にグラブガイドを取り付けたことを特徴とする。
た場合には、セグメント構築体の内部を掘削することに
より、天方向に開口された空間を確保する。このとき、
掘削土砂はグラブで排出されるが、グラブはラフテレー
ンクレーンに吊り下げられてセグメント構築体の内部を
上下動するので、グラブが振れて(干渉されて)反跳や
回転を起こし、セグメント構築体の内側に衝突するおそ
れがある。また、掘削機の姿勢が崩れて、セグメント構
築体の内側に対して悪影響を及ぼすおそれがある。ま
た、掘削機の姿勢が崩れて、セグメント構築体の内側に
対して悪影響を及ぼすおそれがある。そこで、第一セグ
メントピース及び第二セグメントピースにグラブガイド
を取り付けることにより、上記の干渉を防いで、セグメ
ント構築体の内側がグラブの衝突により変形することを
防止する。また、掘削機の姿勢が崩れても、グラブガイ
ドで修正されるからその影響が生じない。
部の空間の下端で行われ、そこでは、グラブの振幅が大
きくなる。さらに、掘削機の姿勢も崩れやすくなるの
で、かかる空間の下端のリング体を形成する第一セグメ
ントピース及び第二セグメントピースにグラブガイドを
取り付ける必要がある。尚、空間の下端とは、最下端か
ら2m位の範囲をいう。
は、請求項1乃至請求項7のいずれか一つに記載するセ
グメントピースであって、前記第一セグメントピースお
よび前記第二セグメントピースの一部あるいは全部が鋼
製であることを特徴とする。
セグメントピースの作製が容易であり、接続穴の形成も
容易にできる。さらに、接続穴を貫通してボルト留めに
した際の強度も十分である。また、鉄筋コンクリート製
においても、継手の部分を鋼製とすることにより、接続
穴の構成やボルト留めが容易になる。
は、請求項1乃至請求項8のいずれか一つに記載するセ
グメントピースであって、コンクリートと一体化するた
めのスタッドジベルを内側に溶植したことを特徴とす
る。
メント構築体は、内側をコンクリートなどで二次巻き
(コンクリートの層を作ること)することで、鋼材の耐
久性向上と、外観などの向上を図るのが普通である。こ
の二次巻きの際、セグメントピースとコンクリートの一
体化より向上させるために、鋼製のセグメントピースの
内側に、コンクリートとの接合のためのスタッドジベル
が溶接により接合(溶植)される。
物の種類としては、都市域では上水道・下水道管、ガス
管、電話・電気ケーブルなど用の管渠や、地下街・地下
駐車場、地下駅、共同溝、都市河川・地下貯水池、地下
変電所、地下タンク、鉄道トンネル、道路トンネルなど
があり、また山岳域では地下発電所や石油の地下備蓄槽
などがある。
造物を構築する施工法としては、開削工法、ケーソン工
法、シールド工法、沈埋トンネル工法、トンネル工法な
どがある。そして、かかる地中構造物の規模、設置深度
はいろいろであるから、補助工法を含む多くの技術も使
われる。例えば、異形断面の地下工事には、掘削完了後
の空間へセグメント構築体を設置する工法や、空間を掘
削しながらセグメントピースで覆工することによってセ
グメント構築体を構築していく工法などがある。
性が高い)ところで、セグメント構築体を使用した地中
構造物を構築することが最適であるが、固化剤などをセ
グメント構築体外部の地山に注入し、セグメント構築体
の安定を補助することもある。
メント構築体は、地中構造物として使用されるだけでな
く、山留め工法として使用したり、建築物においても、
外部との高度の遮断性を確保する場合や、壁面や天井面
等に特殊に使う場合などがある。これらの種々の場合に
おいて、セグメント構築体内部の「空間」が作られるこ
とになる。
を参照して説明する。本発明の一実施の形態で使用する
鋼製セグメントピースは5種類であり、図1〜図5を参
照して説明する。図1は<B1>、図2は<B2>、図
3は<S1>、図4は<S2>、図5は<S3>の斜視
図である。いずれも、基本的構成は、従来の円形用ある
いは小判形用の鋼製セグメントピースと同様であり、各
セグメントピースのすべての面は厚さ3〜20mmの鋼
板で構成され、各部材は溶接により接続されている。
て説明する。<B1>10の一対の主桁11は、ドーナ
ツ形状を4等分した2重円弧形状の片側に長方形を連続
した形状であり、約1mの間隔をおいて平行位置に対置
されている。主桁11,11の両端に長方形の継手板1
2,12が連接され、さらに、主桁11,11と継手板
12,12の構成する枠内に、継手板12,12に平行
に複数の長方形の縦リブ13,13,…が設けられてい
る。さらに、主桁11の外曲線に接して、スキンプレー
ト14が主桁11,11、継手板12,12、縦リブ1
3,13…のすべてに接続して構成される。また、主桁
11と継手板12にはセグメントピース同士をボルト留
めするための接続穴11a、12aが多数開けられてい
る。
て説明する。<B2>20の主桁21は<B1>10の
主桁11と同形状であり、継手板22、縦リブ23も同
様である。異なる点は、スキンプレート24が、主桁2
1の内曲線に接して構成されている点である。これは、
セグメントを構築する際に、凹曲面部分に使用される。
3>50について、図3〜図5を参照して説明する。<
S1>30、<S2>40、<S3>50は、いずれも
直線部分のセグメントピースである。主桁31、41、
51はいずれも長方形であり、それぞれの長さが4:
3:2の割合で構成される。<B1>10の主桁11の
うち直線部分が、<S3>50の主桁51に相当する。
また、すべて同形状の継手板32、42、52の間に
は、それぞれ3枚、2枚、1枚の縦リブ33、43、5
3が接続されている。スキンプレート34、44、54
はそれぞれの大きさに応じた平板である。
ート14、図2の<B2>20のスキンプレート24、
図3の<B3>30のスキンプレート34、図4の<B
4>40のスキンプレート44、図5の<B5>50の
スキンプレート54において、各々の内側には、図示し
ないスタッドジベルが溶接により接合(溶植)される。
〜50を使用して、L字形セグメント構築体を構築する
方法を図6、図7を参照して説明する。図6はL字形セ
グメント構築体の平面図、図7は斜視図である。
各セグメントピースの継手板同士を連接して、それらに
形成されている接続穴を貫通してボルト留めし、L字形
のリング体とする。さらに、リング体の主桁同士を連接
し、それらに形成されている接続穴を貫通してボルト留
めすることにより構築する。一方、地中に沈設する際に
は、セグメントには、大きな上下方向の力が働くが、必
ずしも全体に均一に加えられるとは限らない。そのた
め、主桁の繋目が上下のセグメントピースで同じ位置に
連続することは、その部分の強度が低下し、沈設中に破
損し易くなるため適当でない。あるいは、大きな上下方
向の力を働かせることの無いように内部を掘削しながら
埋設設置する方法が採られることもあるが、その場合に
も主桁の繋目が連続することはセグメント構築体の強度
が低下するため好ましくない。
築されたセグメント構築体は奇数番目リング体と偶数番
目リング体で、セグメントピースの構成方法が異なる。
図6で実線で示された区切りは奇数番目リング体を構成
するセグメントピースであり、点線は偶数番目リング体
のものである。外周の実線はスキンプレートに相当す
る。このように、<B1><B2><S1><S2><
S3>の5種類を使用することにより、主桁の位置の連
続しないL字形のセグメント構築体を構成することがで
きる。すなわち、隣接するリング体の継手板の繋目(セ
グメントピースの連接面)が連続しない。
現場で使用する場合の施工ヤードの大きさについて図8
を参照して説明する。図8において、点線部を囲むL字
形の部分がセグメント構築体であり、それらをさらに大
きく囲むL字形の部分が、地上における作業場所や、掘
削機械等の機械および施工材料の置き場等を含む施工ヤ
ードである。セグメント構築体をL字形とすることによ
り、直線的に掘削する掘削機械の操作に支障がなく、交
点部分より外側へ余分な施工ヤードを確保する必要が無
い。従来は、円形状のセグメント構築体を使用して図9
のように掘削していたことと合わせると、非常に小さい
施工ヤードですみ、効率的で安全である。また、その他
の形状のセグメント構築体を構築することも容易であ
り、形状案を図10に示す。
いて説明したが、鉄筋コンクリート製セグメントピー
ス、あるいはダクタイル製セグメントピースにおいても
同様に実施できる。鉄筋コンクリート製セグメントピー
スでは、コンクリート中に埋め込まれた継手ボックス等
を通して、セグメントピース間およびセグメントリング
間をボルトにて接合する。ダクタイル製セグメントピー
スは、鋼製と全く同様である。
B2>20、図17の<S1>30、図18の<S2>
40、図19の<S3>50のように、刃口19,2
9,39,49,59を下側の主桁に設け、さらに、刃
口19,29,39,49,59の一部をスキンプレー
ト14,24,34,44,54の外側に突出させたフ
リクションカットK1,K2,K3,K4,K5を設け
たものを使用して、図7のL字形セグメント構築体の最
下端のリング体を形成すれば、図7のL字形セグメント
構築体の先端部分に刃口19,29,39,49,59
があり、スキンプレート14,24,34,44,54
に対する地盤の摩擦力がフリクションカットK1,K
2,K3,K4,K5で軽減されるので、図7のL字形
セグメント構築体を地中に圧入しやすくなる。
B2>20、図22の<S1>30、図23の<S2>
40、図24の<S3>50のように、板状のグラブガ
イド17,18,27,28,37,38,47,4
8,57,58を、スキンプレート14,24,34,
44,54とは反対側に取り付けたものを使用して、図
7のL字形セグメント構築体の下端のリング体を形成す
れば、地中に沈設される図7のL字形セグメント構築体
の内部を掘削する際において、グラブが振れて(干渉さ
れて)反跳や回転を起こすことを防げる。また、図7の
L字形セグメント構築体の内側に衝突しても、図7のL
字形セグメント構築体が変形することがない。
のセグメントピース10、20、30、40、50によ
れば、曲線部に対応する<B1>10、<B2>20
と、直線部に対応する<S1>30、<S2>40、<
S3>50とを有するので、これらを組み合わせること
により、様々な大きさ、形状のセグメント構築体を構築
することができる。したがって、5種類のセグメントピ
ースのみで多数の工事現場に対応することができ、大量
生産が可能である。
0が凹曲面を構成するので、L字形、T字形等の複雑な
形状のセグメント構築体を構築することもできる。それ
により、必要最小限の施工ヤードを占有するのみです
み、安全である。
3>50を使い分けることにより、縦方向に主桁の繋目
が連続しないようにセグメント構築体を構築することが
出来る。したがって、構築したセグメント構築体の強度
が大きく、地中に沈設して、その内部を掘削し作業空間
としても、周囲からの土圧に対抗することができ、安全
である。
を千鳥配列することによって、第一セグメントピースの
継手板の繋目(第一セグメントピースの連接面)が連続
しないようにして、応力の集中が起きる隅角部に添接効
果を及ばせることにより、セグメントピース構築体の強
度を十分なものにしておくことができる。
空間であって、かかる空間の最下端のリング体を形成す
る<B1>10、<B2>20、<S1>30、<S2
>40、<S3>50に、地方向の主桁に対して刃口1
9,29,39,49,59が設けられているので、セ
グメント構築体を地中に圧入しやすくなる。
9の一部をスキンプレート14,24,34,44,5
4(セグメント構築体)の外側に突出させたフリクショ
ンカットK1,K2,K3,K4,K5を設けると、セ
グメント構築体に対する地盤の摩擦力が軽減されるの
で、より圧入しやすくなる。
空間であって、かかる空間の下端のリング体を形成する
<B1>10、<B2>20、<S1>30、<S2>
40、<S3>50に、グラブガイド17,18,2
7,28,37,38,47,48,57,58を設け
ているので、セグメント構築体の内側がグラブの衝突に
より変形することがない。
たので、セグメントピースおよびその接続穴の形成が容
易であり、セグメントピース同士をボルト留めした際の
強度も大きい。
コンクリートとの接合のためのスタッドジベル(図示じ
ない)が溶接により接合(溶植)されることによって、
二次巻きされたコンクリートがセグメントピースと一体
化することを、より向上させることができる。
ものでなく、その趣旨を逸脱しない範囲で様々な変更が
可能である。例えば、上記実施の形態で用いた鋼板の厚
さ、セグメントピースの大きさ等の数値、縦リブや接続
穴の数、位置等は例示であり、変更することも可能であ
る。また、主桁と縦リブの幅(スキンプレートあるいは
スキンプレートの接線方向に対して直交する長さ)が同
じである必要はない。さらに、縦リブは長方形でなくと
もよい。また、止水用シール材取り付け用の溝があって
もよい。スキンプレートが凹凸のあるものでもよい。さ
らに、2枚の主桁の間に中主桁を付け加えてもよい。ま
た、セグメントピースによるリング同士の連接を必ずし
も千鳥組にしなくてもよい。円形用は1種類で構成され
なくてもよく、小判形用は3種類で構成されなくてもよ
い。セグメントピース間、リング間の接合はボルト接合
に限定されるものではない。機械的接合がすべて使え
る。また鋼製の場合、溶接も使える。
いて説明したが、鉄筋コンクリート製セグメントピー
ス、あるいはダクタイル製セグメントピースにおいても
同様に実施できる。鉄筋コンクリート製セグメントピー
スでは、コンクリート中に埋め込まれた継手ボックス等
を通して、セグメントピース間およびセグメントリング
間をボルトにて接合する。ダクタイル製セグメントピー
スは、鋼製と全く同様である。
線部の第一セグメントピースと、直線部の第二セグメン
トピースを有するので、数種類のセグメントピースを用
意することで、様々な形状や大きさのセグメント構築体
を構築することができる。したがって、セグメントピー
スを大量生産することができ、効率的で安価に提供でき
る。
外部用と内部用の2種類のセグメントピースを有するの
で、L字形、T字形等の凹部のある複雑な形状のセグメ
ント構築体を構築することも可能である。それにより、
必要最小限の占有スペースですみ、施工時間が短く、安
全である。
なる複数種のセグメントピースを有するので、セグメン
トピースの主桁の繋目が縦方向に連続しないようにセグ
メント構築体を構築することが可能である。したがっ
て、強度の大きいセグメント構築体を構築することがで
きる。
ることによって、第一セグメントピースの継手板の繋目
(第一セグメントピースの連接面)が連続しないように
して、応力の集中が起きる隅角部に添接効果を及ばせる
ことにより、セグメントピース構築体の強度を十分なも
のにしておくことができる。
空間であって、かかる空間の最下端のリング体を形成す
る第一セグメントピース及び第二セグメントピースに
は、地方向の主桁に対して刃口が設けられているので、
セグメント構築体を地中に圧入しやすい。
外側に突出させたフリクションカットを設けると、セグ
メント構築体に対する地盤の摩擦力が軽減されるので、
より圧入しやすくなる。
空間であって、かかる空間の下端のリング体を形成する
第一セグメントピース及び第二セグメントピースには、
グラブガイドを設けているので、セグメント構築体の内
側がグラブの衝突により変形することがない。また、掘
削機からの悪影響が及ぶこともない。
全部を鋼製としたので、セグメントピースおよびその接
続穴の形成が容易であり、セグメントピース同士をボル
ト留めした際の強度も大きい。
に、コンクリートとの接合のためのスタッドジベルが溶
接により接合(溶植)されることによって、二次巻きさ
れたコンクリートがセグメントピースと一体化すること
を、より向上させることができる。
<B1>の斜視図である。
<B2>の斜視図である。
<S1>の斜視図である。
<S2>の斜視図である。
<S3>の斜視図である。
の説明図である。
説明図である。
たセグメント構築体の形状の例である。
斜視図である。
ス<B1>であって、刃口とフリクションカットを設け
たものの斜視図である。
ス<B2>であって、刃口とフリクションカットを設け
たものの斜視図である。
ス<S1>であって、刃口とフリクションカットを設け
たものの斜視図である。
ス<S2>であって、刃口とフリクションカットを設け
たものの斜視図である。
ス<S3>であって、刃口とフリクションカットを設け
たものの斜視図である。
ス<B1>であって、グラブガイドを設けたものの斜視
図である。
ス<B2>であって、グラブガイドを設けたものの斜視
図である。
ス<S1>であって、グラブガイドを設けたものの斜視
図である。
ス<S2>であって、グラブガイドを設けたものの斜視
図である。
ス<S3>であって、グラブガイドを設けたものの斜視
図である。
Claims (9)
- 【請求項1】 複数のセグメントピースの両端面を結合
させて天地方向が開口された空間を作り、該空間を作業
空間とする土木工法で使用されるセグメントピースにお
いて、 前記両端面の延長面が、直交関係にある第一セグメント
ピースと、 前記両端面が、平行関係にある第二セグメントピースと
を有することを特徴とするセグメントピース。 - 【請求項2】 請求項1に記載するセグメントピースに
おいて、 前記第一セグメントピースが、前記両端面をつなぐ曲面
部の外部または内部を前記作業空間とする2種類のセグ
メントピースを有することを特徴とするセグメントピー
ス。 - 【請求項3】 請求項1または請求項2に記載するセグ
メントピースにおいて、 前記第二セグメントピースが、前記両端面間の長さの異
なる複数種のセグメントピースを有することを特徴とす
るセグメントピース。 - 【請求項4】 請求項1乃至請求項3のいずれか一つに
記載するセグメントピースにおいて、 前記両端面を連接させてできるリング体同士の連接面が
同一平面上にあり、前記リング体を形成する前記第一セ
グメントピース同士の連接面が千鳥配置になることを特
徴とするセグメントピース。 - 【請求項5】 請求項1乃至請求項4のいずれか一つに
記載するセグメントピースにおいて、 前記両端面を連接させてできるリング体のうち、前記空
間の最下端のものを形成する前記第一セグメントピース
及び前記第二セグメントピースに刃口を設けたことを特
徴とするセグメントピース。 - 【請求項6】 請求項5に記載するに記載するセグメン
トピースにおいて、 フリクションカットを設けたことを特徴とするセグメン
トピース。 - 【請求項7】 請求項1乃至請求項6のいずれか一つに
記載するセグメントピースにおいて、 前記両端面を連接させてできるリング体のうち、前記空
間の下端のものを形成する前記第一セグメントピース及
び前記第二セグメントピースにグラブガイドを取り付け
たことを特徴とするセグメントピース。 - 【請求項8】 請求項1乃至請求項7のいずれか一つに
記載するセグメントピースにおいて、 前記第一セグメントピースおよび前記第二セグメントピ
ースの一部あるいは全部が鋼製であることを特徴とする
セグメントピース。 - 【請求項9】 請求項1乃至請求項8のいずれか一つに
記載するセグメントピースにおいて、 コンクリートと一体化するためのスタッドジベルを内側
に溶植したことを特徴とするセグメントピース。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
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Applications Claiming Priority (3)
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JP30242797 | 1997-11-05 | ||
JP9-302427 | 1997-11-05 | ||
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Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11193685A true JPH11193685A (ja) | 1999-07-21 |
JP4028928B2 JP4028928B2 (ja) | 2008-01-09 |
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ID=26419729
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP07867898A Expired - Lifetime JP4028928B2 (ja) | 1997-11-05 | 1998-03-26 | セグメント構築体 |
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JP (1) | JP4028928B2 (ja) |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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-
1998
- 1998-03-26 JP JP07867898A patent/JP4028928B2/ja not_active Expired - Lifetime
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JP4028928B2 (ja) | 2008-01-09 |
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