JP2005137489A - 脳手術用頭部固定装置 - Google Patents

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道雄 千田
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Abstract

【課題】 患部位置をMR画像によりリアルタイムで確認しながら精度の高い手術を行うための脳手術用頭部固定装置を提供する。
【解決手段】 脳手術用頭部固定装置1は、MRIの磁場において使用され得る材料により形成し、MRI装置3の制約空間内に配置され得る大きさのものとしている。頭部固定部材8と穿刺針の操作用保持部材とを含め、それらを、位置および角度の調整を可能にして寝台2の端部に取り付けている。
【選択図】 図1

Description

請求項に係る発明は、脳手術の際に患者の頭部を固定するための脳手術用頭部固定装置に関するものである。
脳手術では、頭部が動かないよう頭部固定装置が使用される。従来の頭部固定装置として、たとえば特許文献1に記載のもの(頭部3点固定支持器)がある。当該装置では、支持腕に支持された半円弧状の固定枠の両端に、3本のヘッドピン(固定釘)が、その半円弧の中心方向にねじによって進退できるように取り付けられている。患者の頭部にそのような固定枠を嵌め、ヘッドピンを患者の頭部に押し当てることにより、頭部を固定する。
従来、このような頭部固定装置を用いた脳の手術、とくに脳の深い個所にある患部に穿刺針(またはカテーテル等)を挿入する手術は、つぎのように行われていた。すなわち、1)患部位置を脳の表面から知ることはできないため、解剖学に基づく脳の図譜を利用して患部位置をあらかじめ推定しておく。2)固定装置で固定した患者の頭部に、目盛りのついた大きなアーチ状のフレームを装着する。3)推定した患部位置に穿刺針が到達するよう、目盛りを利用して位置や角度、送りを決めたうえ穿刺針を挿入する。
最近ではMRI(magnetic resonance imaging:核磁気共鳴映像法)が普及したため、図譜の代わりに手術前に撮った患者の脳のMR画像を用い、患者ごとに患部位置を特定している。上記のフレームを装着した状態でMR画像の撮影を行い、手術はMRI装置の外で行っている。あらかじめ特定した患部位置に向けて、フレームの目盛りを利用して穿刺針を入れる点は上記と同様である。そのほか、たとえば開頭して脳の深部にある病巣を切除する手術の場合、術者は表面しか目視できないので、術前のMR画像を見て病巣の位置を推定しながら、徐々に脳の深部に到達するようにしている。
実開昭51−69393号公報
患部位置の推定に使う脳の図譜は、患者自身の脳の構造を示すものではないため、脳の構造の個人差に基づいて、推定個所と実際の患部位置とがずれる場合がある。
また、撮影したMR画像は患者自身の脳の構造を示すが、手術前のMR画像に基づいて特定した患部位置と手術中の患部位置との間にはやはり多少のずれが生じることがある。
治療のために開頭したり頭蓋に穿刺したりすると、脳脊髄液が流れ出したり空気が入ったりするために患者の脳が数mm程度変形する場合があるからである。
以上のような事情から、脳画像を明瞭に示すMRIによって脳を撮影しながら行える手術、つまりMRIガイド下での手術が望まれている。しかし、そのような手術をたとえばオープン型MRI装置の空間部(一般的には2個のマグネットの間の60cm前後の隙間等)で行うには、従来の頭部固定装置は、フレーム等が大きすぎることや磁場の影響を受けること等の理由で使えなかった。
請求項に係る発明は、以上の点を考慮して、精度の高い脳手術が行えるようにする脳手術用頭部固定装置を提供するものである。
請求項1に記載の脳手術用頭部固定装置は、MRIを使用しながら脳の手術(穿刺針を刺入等する定位手術、または開頭手術など)を行うことを可能にするよう構成したものである。
この固定装置によれば、患者の頭部を固定した状態で、MRIによりその患者の脳の構造をリアルタイムで観察しながら脳手術を行うことができる。開頭等の手術によって変形または変位した脳の構造を確認できるため、正確な患部位置を手術中に特定することが可能になり、手術の精度が向上する。
請求項2に記載の脳手術用頭部固定装置は、MRIの磁場において使用され得る材料で形成されていてMRIの制約空間内に配置され得る大きさを有するとともに、穿刺針(電極やカテーテル等の処置器具を含む)の操作用保持部材を有することを特徴とする。
MRIの磁場において使用され得る材料とは、磁場の影響を受けない材料(非磁性材料)をさし、たとえば、樹脂や非磁性の金属、セラミックス等が含まれる。操作用保持部材とは、操作のために穿刺針(電極やカテーテル等の処置器具を含む)の位置・角度および送りの調整が可能であるものをいう。また、装置の大きさについては、患者がこの頭部固定装置を装着した状態でオープン型MRI装置等に挿入され得る程度のものをいう。
こうした発明によって、請求項1の発明がもつ機能を満たす装置が構成され、上記の作用効果がもたらされる。
請求項3に記載の脳手術用頭部固定装置は、穿刺針の操作用保持部材が頭部固定部材に取り付けられていて、当該頭部固定部材が、位置および角度(向き)の調整を可能にして寝台の端部に取り付けられることを特徴とする。図1〜図4に示す固定装置1、および図5に示す固定装置51は、この請求項に係る脳手術用頭部固定装置の一例である。
この請求項の脳手術用頭部固定装置によれば、寝台の端部に取り付けられる頭部固定部材および操作用保持部材の作用により、脳手術を円滑に行える。すなわち、頭部固定部材の位置・角度が調整可能であるため、患者や術者に合わせた好ましい姿勢に頭部を固定できるうえ、穿刺針の操作用保持部材により、固定した頭部における必要な個所(リアルタイムで確認した患部位置)に適切な手術を行える。操作用保持部材が頭部固定部材に取り付けられているため、頭部固定部材に対して患者の頭部と操作用保持部材(穿刺針を含む)との位置関係を固定したのちは、頭部固定装置の位置や角度を変更する際にも、操作用保持部材の位置等を再度調整する必要がない。
請求項4に記載の脳手術用頭部固定装置は、寝台の端部に支持板が固定され、その支持板上に立てられた支持柱に対して頭部固定部材と穿刺針の操作用保持部材とが取り付けられ、支持柱の位置(固定板に対する位置)と向き(支持柱の中心線まわりの回転向きをいう)とが変更可能であることを特徴とする。図1〜図4に示す固定装置1は、この請求項に係る脳手術用頭部固定装置の一例である。
この請求項の頭部固定装置も、請求項3の固定装置と同様の作用効果をもたらすものである。ただし、頭部固定部材と操作用保持部材とは、支持柱を介して一体的に位置と角度の調整が可能である。つまり、支持柱の位置や向きを変更すると、頭部固定部材と操作用保持部材との双方が位置または角度を変える。したがって、支持柱を操作することにより上記各部材の位置調整を簡単に行うことができる。
請求項5に記載の脳手術用頭部固定装置は、とくに、上記の支持柱に取り付けられた頭部固定部材が、頭部を両側の3個所以上で直接支持するヘッドピンとそれを保持する二股型のアームとを有し、当該アームと上記の支持柱および支持板が樹脂により形成されていて、穿刺針およびその操作用保持部材が非磁性の金属により形成されていることを特徴とする。
この固定装置によれば、樹脂を使用して低コストかつ軽量に装置を構成することが可能である。また、穿刺針や操作用保持部材は金属で構成するので、剛性が高いうえに高精度の機械加工を施しやすいという金属の性質を利用して、正確な定位手術のための位置および動作上の高い精度を実現できる。なお、上記したヘッドピンについては、非磁性の金属で構成しても高硬度のプラスチック類などで構成してもよい。
請求項6に記載の脳手術用頭部固定装置は、さらに、上記した二股型のアームが一体の部品であるうえ、当該アームから寝台までの間に、接触する二部品が鉛直面内での相対変位を起こし得る連結部分(つまり、水平ピンを用いたピンジョイントなど)を含まないことを特徴とする。
この脳手術用頭部固定装置では、アームが一体の部品であるため、その剛性がつねに高く維持されやすい。たとえば仮に2部品の結合によってアームが構成されていると、その幅(アームの長さ)を調整する機能をもたせることも可能だが、そのような機能と引き換えにアームがガタつき等の変位を起こしやすい。上記のようにアームが一体の部品であれば、そのような変位が防止されて安定的に剛性が発揮される。アームによる幅の調整ができなくとも、アームに対して位置変更ができるようにヘッドピンを取り付ければ(図2等を参照)、実質上は幅の調整が可能になる。
また、鉛直面内での相対変位を起こす連結部分を含まないので、上下方向の荷重によって装置の一部が変位する事態が生じにくい。したがって、患者の頭部を術者が上から押さえたとき等にも変位しない(下がらない)ようしっかりと固定するうえで有利である。
請求項1および請求項2に記載した脳手術用頭部固定装置によれば、MRIを利用して患者の脳をリアルタイムで観察しながら手術できるので、患部の位置を正確に特定して高精度の脳手術を行える。
請求項3および4の脳手術用頭部固定装置では、さらに、患者の頭部を好ましい位置および角度に調整して固定することができるので、迅速で精度の高い手術が可能になる。請求項4の装置なら、頭部固定部材と操作用保持部材の位置調整がとくに簡単に行える。
請求項5の脳手術用頭部固定装置は、低コストかつ軽量に構成でき、しかも精度の高い定位手術を実施可能である。
請求項6の脳手術用頭部固定装置によれば、頭部固定部材が不意に変位することが避けられるので、円滑で精度の高い脳手術を行いやすい。
発明による脳手術用頭部固定装置の実施形態を図1〜図4(第一の例)および図5(第二の例)に基づき説明する。
脳手術用頭部固定装置1は、図1に示すようにベッド(寝台)2の先端部に固定し、その状態でオープン型MRI装置3のドーナツ型マグネット4の開口部5(直径が約60cm)に挿入できるよう大きさを定めたものである。手術時には、この固定装置1で患者の頭部6(図2を参照)をベッド2に固定し、その頭部6と固定装置1とをドーナツ型マグネット4の開口部5に送り入れ、さらには一対のマグネット4の間(約56cmの幅をもつ空間部7)にその頭部6を位置させる。また、手術の内容によっては、開口部5を通さずに横から空間部7に頭部6と装置1とを入れる。
固定装置1は概ねつぎのように構成している。ベッド2の先端部に、ボルト41および斜めステイ42によって水平の支持板12を固定し、その支持板12に対し鉛直に支持柱11を取り付けたうえ、患者の頭部6を保持する頭部固定部材8と、定位手術を行うための穿刺針(プローベ)9(図3を参照)の操作用保持部材10(同)とを支持柱11上に取り付けている。MRI装置3の磁場と影響し合わないことと軽量化とを考慮して、支持柱11や支持板12、頭部固定部材8の二股型アーム13(後述)などはジュラコンまたはユニレート等の樹脂で形成し、精度の必要な操作用保持部材10などはチタンやステンレス、アルミニウムなどの非磁性の金属で形成している。
頭部固定部材8は、図2に示すように、上記樹脂による一体部品として形成した二股型アーム13の両端部に、非磁性金属で形成した3本のヘッドピン14a・14b・14cを取り付けたものである。1本のヘッドピン14aは、二股型アーム13の一端に固定したガイド15aに挿入し、2本のヘッドピン14b・14cは、二股型アーム13の他方端部のガイド15bに設けたヘッドピン保持部材16に固定している。ヘッドピン14aおよびヘッドピン保持部材16は、ガイド15a・15bの外方に設けた押し付けねじ17a・17bの操作により、ガイド15a・15b内をそれぞれ前後(幅方向)に移動可能である。ねじ17a・17bを操作してヘッドピン14a・14b・14cを前後させることにより、それらを患者の頭部6に押し付けて頭部6を固定する。なお、ヘッドピン14aとヘッドピン保持部材16は、適宜に交換して使用できる。
二股型アーム13には、図3(a)・(b)に示すとおり、穿刺針9とその操作用保持部材10とを取り付けている(定位手術を行わない場合にはこれらを取り外すことも可能である)。操作用保持部材10は、連結具20を介して二股型アーム13に取り付けた2本のアーム19の先端の間に案内ロッド18bを架け渡し、このロッド18b上に、穿刺針9(またはカテーテルなどの処置器具)を保持するスライド部材23を装着したものである。スライド部材23は、案内ロッド18bに沿って左右へ移動可能(固定も可能)であり、同ロッド18bを中心に鉛直面内で回転もできる(やはり固定可能)ほか、穿刺針9を図3(b)のとおり左右に±α(≒±30°)の範囲で角度変更させることができる(やはり固定も可能)。
操作用保持部材10における上記一対のアーム19間には、案内ロッド18bと平行にロッド18aを架け渡し、このロッド18aを介して案内ロッド18bの高さを調整できるようにした。すなわち、二股型アーム13に取り付けた上記の連結具20からL字状アーム21を延ばし、その先端部からロッド18aまでをターンバックル22にてつないでいる。ターンバックル22を操作することにより、ロッド18aとともにアーム19が変位するので、案内ロッド18bの高さ、すなわちスライド部材23の高さを変更できる。以上のように構成した操作用保持部材10によって、穿刺針9は、頭部6に向ける角度、高さ、左右の位置、左右の角度について調整できることになる。
頭部固定部材8の二股型アーム13は、図2および図4のように支持柱11の上に取り付けている。すなわち、アーム13の基部を、連結ねじ27を使用することにより凹凸部28(相互の移動および回転を防止するもの)を結合させた状態で支持柱11の最上部に連結している。
そして支持柱11は、ベッド2に固定した支持板12に対して図4(a)・(b)のように取り付けている。まず、支持柱11の外側に台形ねじ24を形成し、それを水平位置調整プレート30の穴に通すとともに、プレート30の上下両位置に止めナット40をはめる。ねじ24における止めナット40の位置を変更すると、プレート30上に突出する支持柱11の高さを変更することが可能である。
そのようにした水平位置調整プレート30を支持板12の上面に重ね、支持板12の穴12aにプレート30のボス部30aを差し入れる。ボス部30aの外径に比べて穴12aは大きいので、プレート30は、支持板12上で図示のx(≒40mm)およびy(≒40mm)の移動をすることができる。
水平位置調整プレート30には、図4のとおりy方向に長い穴30bを2個所に設けておき、この穴30b内に下方から固定ボルト39を通したうえ、T字状のヘッドをもつTナット38を穴30b内でそのボルト39のねじ部に結合させる。固定ボルト39の通る部分において、支持板12にはx方向に長い穴12bを形成してあるため、ボルト39を緩めたとき、水平位置調整プレート30は上記したxおよびyの範囲内で両方向に水平移動することができる。その一方、ボルト39を締め込むと、支持板12に対して水平位置調整プレート30の位置を固定することが可能である。
水平位置調整プレート30を支持板12に固定したうえ、前述のように止めナット40の位置(高さ)を変更すると、支持板12に対する支持柱11の高さ(したがって頭部固定部材8の高さ)を図示z(≒40mm)の範囲で調整することができる。
台形ねじ24を形成した支持柱11には、その中心線回りの向き(すなわち頭部固定部材8の向き)を調整可能に固定するための回転位置調整プレート29をも装着している。そのプレート29は、水平位置調整プレート30と上側の止めナット40との間で支持柱11の外にはめたもので、このプレート29の角度(水平面内の角度)を固定するか否かにより支持柱11等の上記の向きを固定状態または可変状態にする。具体的には、支持柱11の側面の一部に長さ方向に延びた縦溝24aを形成する一方、回転位置調整プレート29には、この縦溝24aに入り込む突起を設け、また図のように円弧状の長穴29aを形成する。その長穴29aには、水平位置調整プレート30に結合させる止めねじ34を通す。止めナット40を緩めて支持柱11とともに頭部固定部材8の向きを任意に変更したのち、止めナット40を締め込むとともに止めねじ34を用いて回転位置調整プレート29の角度を固定すれば、同時に支持柱11および頭部固定部材8の向きをも定めることができる。その向きの変更可能域は長穴29aの長さ等によって決まり、この例では図示の角度β(≒50°)の範囲である。
以上により、患者の頭部6を固定する固定装置1では、当該固定位置をx・y・zの3方向に位置調整できるほか水平面内での角度調整が可能で、患者および施術者にとって好ましい位置および向きに頭部6を固定することができる。また、前述のように穿刺針9の位置および角度も調整可能であることから、この装置1は、MRIガイド下において高精度の手術(たとえば位置決め精度が±0.5mm程度の脳定位手術)を行いやすい構成を有しているといえる。
つづく図5は、別の実施形態としての脳手術用頭部固定装置51を示す正面図(図5(a))および側面図(同(b))である。図1〜図4の固定装置1と一致する部分には同一の符号を付け、その部分の詳しい説明は省略する。
固定装置51においては、頭部固定部材52の二股型アーム53を、片側ずつの一対のアーム53a・53bによる左右連結型のものとして構成している。一方のアーム53bの下部にギヤ状の凹凸部54を形成し、他方のアーム53aに設けた調整ねじ56a・56bを操作することにより、当該凹凸部54を介したアーム53a・53b間の結合位置を変更し、もって両者間の幅および左右位置を調整する。
また、二股型アーム53は、水平ピンを含むジョイント部57で連結した2本の支持フレーム58・59を介してベッド2に取り付けている。ベッド2に固定した支持フレーム59に対する二股型アーム53側の支持フレーム58の角度を変更することにより、二股型アーム53の高さを変更して、頭部固定部材52が定める患者の頭部6の高さを調整することが可能である。
なお、この固定装置51でも、支持フレーム58・59や二股型アーム53(53a・53b)などはジュラコンまたはユニレート等の樹脂で形成し、操作用保持部材10や穿刺針9などはチタンやステンレス、アルミニウムなどの非磁性の金属で形成している。
発明の実施形態としての脳手術用頭部固定装置1をベッド2およびMRI装置3とともに示す側面図である。 上記の固定装置1についての正面図である。 図3(a)は、図2の固定装置1に穿刺針9の操作保持部材10を取り付けた状態を示す正面図で、同(b)は、そのb−b矢視図(平面図)である。 図4(a)は、固定装置1のうち支持柱11および支持板12等を示す平面図で、同(b)はそれらの側面図である。 図5(a)は、別の実施形態としての脳手術用頭部固定装置51を示す正面図で、同(b)はその側面図(b−b矢視図)である。
符号の説明
1・51 脳手術用頭部固定装置
2 ベッド(寝台)
3 MRI装置
6 頭部
8・52 頭部固定部材
9 穿刺針
10 操作用保持部材
11 支持柱
12 支持板
13・53 二股型アーム
14 ヘッドピン
18b 案内ロッド
19 アーム
22 ターンバックル
23 スライド部材
29 回転位置調整プレート
30 水平位置調整プレート

Claims (6)

  1. MRIを使用しながら脳の手術を行うことを可能にする脳手術用頭部固定装置。
  2. MRIの磁場において使用され得る材料で形成されていてMRIの制約空間内に配置され得る大きさを有するとともに、穿刺針の操作用保持部材を有することを特徴とする請求項1に記載の脳手術用頭部固定装置。
  3. 穿刺針の操作用保持部材が頭部固定部材に取り付けられていて、当該頭部固定部材が、位置および角度の調整を可能にして寝台の端部に取り付けられることを特徴とする請求項1または2に記載の脳手術用頭部固定装置。
  4. 寝台の端部に支持板が固定され、その支持板上に立てられた支持柱に対して頭部固定部材と穿刺針の操作用保持部材とが取り付けられ、支持柱の位置と向きとが変更可能であることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の脳手術用頭部固定装置。
  5. 上記の支持柱に取り付けられた頭部固定部材が、頭部を両側の3個所以上で直接支持するヘッドピンとそれを保持する二股型のアームとを有し、
    当該アームと上記の支持柱および支持板が樹脂により形成されていて、穿刺針およびその操作用保持部材が非磁性の金属により形成されている
    ことを特徴とする請求項4に記載の脳手術用頭部固定装置。
  6. 上記した二股型のアームが一体の部品であるうえ、当該アームから寝台までの間に、接触する二部品が鉛直面内での相対変位を起こし得る連結部分が存在しないことを特徴とする請求項5に記載の脳手術用頭部固定装置。
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