JP3112956U - 定位脳手術用フレーム装着器具 - Google Patents

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Abstract

【課題】従来の定位脳手術用フレーム固定器は、フレーム内に患者の頭部が位置するよう頭部を挙上させる機構をもたず、フレーム装着時の頭部支持およびフレーム支持のための器具として使用できなかった。そこで頭部挙上支持と、フレーム支持とを同時に行え、フレームの頭部へのピン固定を1人で容易に行える定位脳手術用フレーム装着器具を提供する。
【解決手段】新たな定位脳手術用フレーム装着器具は頭部挙上支持のために台座4に設けた第1および第2頭部支持部6、8と、フレームの固定支持のために第1頭部支持部6に隣接して台座4に設けたクランプ9と、を有する装置である。
【選択図】図2

Description

この考案は、定位脳手術用のリング状のフレームを頭部に装着するために用いる器具の形状に関する。
定位脳手術とは、頭蓋内の手術目標に正確に到達するため特別に考案された定位脳手術用フレームを頭蓋に装着し、CTあるいはMRI画像をもとにして目標点をフレームの中心を基準とした三次元の立体座標で表し、これに向かって穿刺針を刺入する手術法である。CT画像で目標点を計測するためには、CTに描出されるよう金属で作製されたリング状の定位脳手術用フレーム(1)を、図9に示されるように、側面から見て患者の外眼角(10)と外耳道(11)の高さの平面に平行に、また図10に示されるように、頭頂部から見てフレーム(1)の中心に患者の頭部(3)が位置するように、フレーム(1)の周囲に設けられた4カ所のねじ穴(12)を通し中心に向かう4本の金属製の固定用ピン(2)でねじ止めする。CT撮影時には、従来よりあるアクリル製の定位脳手術用フレーム固定器(13)を用いてフレーム(1)の下部を固定し、フレーム(1)が装着された頭部(3)が動かないようにする。この従来よりある定位脳手術用フレーム固定器の形状は、台座(14)と、フレーム(1)を支持するための、台座(14)と一体に設けられた固定台(15)と、を有し、この固定台(15)はフレーム(1)を嵌合するための溝(16)と、嵌合したフレームを押圧し固定するための固定台(15)に螺合する2本のアクリル製ねじ(17)と、で構成されたものである。
駒井則彦著 「CT定位脳手術」日本臨牀 1984年 駒井紀彦著 「高血圧性脳出血に対する定位的血腫溶解排除術」脳神経外科疾患の手術と適応II 1990年
しかしながら、以上の技術によれば、従来よりある定位脳手術用フレーム固定器(13)は、既にフレーム(1)が頭部(3)に装着された患者のCT撮影時に、頭部(3)が動かないようにフレーム(1)を固定するために用いる専用器具であり、頭部(3)を挙上する機能がないため、フレーム装着には利用できない。ベッド上で仰臥位の患者の頭部にフレームを装着する従来の手順は、まず第1に1人が患者の後頭下部(5)を両手で挙上保持し、第2に別の1人がフレーム(1)を患者の頭部に通して外眼角(10)と外耳道(11)の高さの平面に平行になるよう両手で保持し、この状態で別の1人がフレーム(1)のねじ穴(12)に固定用ピン(2)を通して患者の頭部(3)にフレーム(1)をねじ止めする、というものである。上記手順では3人の人手を要するうえ、頭部の挙上に労力を要し、フレームが正確に保持されないとフレームの中心が頭部の中心からずれて固定される、といった欠点がある。
そこで、この考案は、頭部挙上支持と、フレーム支持と、を同時に行え、フレームの頭部へのピン固定を1人で容易に行える定位脳手術用フレーム装着器具を提供することを課題とする。
以上の課題を解決するために、本考案は、ベッド上で仰臥位の患者の頭部に定位脳手術用フレームを装着するとき、図2および図3に示すように、後述するように支持されたフレーム(1)の中央に頭部(3)が位置するよう頭部(3)を挙上するため、後頭下部(5)を支持する目的で、台座(4)に一体に設けた第1頭部支持部(6)と、頭部支持が安定するよう後頭部(7)を支持するための第2頭部支持部(8)と、フレーム(1)を台座(4)に垂直に支持するため、第1頭部支持部(6)に隣接して台座(4)に装着したクランプ(9)と、を設けたことを特徴とする定位脳手術用フレーム装着器具である。
本考案によれば、第1頭部支持部(6)および第2頭部支持部(8)で患者の後頭下部(5)ならびに後頭部(7)を支持することで頭部(3)がベッドより挙上され、頭部(3)がフレーム(1)内に位置するので、人の手による頭部挙上保持が必要ない。また、台座に装着されたクランプ(9)によりフレーム(1)が台座に垂直に固定されるので、人の手によるフレーム(1)の保持が必要ない。
この考案の一実施形態を、図2、図3、および図4に示す。
本器具の台座(4)は繊維強化プラスチック製の板であり、両側に手が入る大きさのくびれ(10)を設けて、フレーム(1)のねじ穴(12)に刺入する固定用ピン(2)を回し易くしている。台座(4)の一側に台座(4)と同じ幅で繊維強化プラスチック製の第1頭部支持部(6)が垂直に設けられている。この第1頭部支持部(6)は、後頭下部(5)と接触する部分がV字状にカットされており、どのような大きさや形状の頭部(3)でもぐらつかずに挙上支持できる。さらに頭部(3)を安定して支持できるように第2頭部支持部(8)を台座(4)の中位置におけるようにし、この第2頭部支持部は台座に自由に脱着可能として必要ないときは取り外せる。第2頭部支持部(8)は、患者の後頭部(7)に接触する部分がV字状にカットされており、どのような大きさや形状の頭部(3)でもぐらつかずに支持できる。第1頭部支持部(6)に隣接して、フレーム(1)を支持するための金属製のクランプ(9)を、台座(4)に装着している。このクランプ(9)はコの字形状の台座(18)の一方に螺合するねじ棒(19)と、このねじ棒(19)を回転させねじ棒(19)の先端に設けられた押圧部(20)がフレーム(1)をコの字形状の台座(18)の他方に押圧して前記狭持を行わせるハンドル(21)と、を有してなり、この機能によりフレーム(1)を台座(4)に垂直に支持することができる。この時点で、固定用ピン(2)による、フレーム(1)の頭部(3)への装着が可能となる。
定位脳手術用フレームを本考案による器具を用いて装着、固定する手順は、第1に、図5に示すように、フレーム(1)の下端を前記クランプ(9)で狭持し、フレーム(1)を台座(4)に垂直に支持する。第2に、図6に示すように、患者の後頭部(5)を両手で挙上し、フレーム(1)が支持された本器具を第1頭部支持部(6)の側を先として患者の後頭下部(5)に挿入し、図2に示すように、第1頭部支持部(6)で後頭下部(5)を支持することで頭部(3)を挙上させる。必要に応じて、第2頭部支持部(8)を後頭部(7)と台座(4)との間に挿入する。このとき頭頂部側から見ると、図3に示すように、頭部(3)はフレーム(1)の中空の内部に位置する。
第3にクランプ(9)によるフレーム(1)の固定をクランプ(9)を緩めることで解除し、フレーム(1)の中央が患者の頭部(3)の中央と一致するようにフレーム(1)の位置を調節し、再度クランプ(9)を締めて固定し直す。さらに台座(4)の頭頂部側の先端を上下に動かし頭部(3)とフレーム(1)のなす角度を変えることで、フレーム(1)が患者の外眼角(10)と外耳道(11)とを結ぶ線に平行になるように位置を調整する。フレーム(1)が正しい位置に設定されたら、最終手順として、図3に示すように、フレーム(1)に設けられた4カ所のねじ穴(12)に固定用ピン(2)を通し、患者の皮膚を貫通し頭蓋骨まで刺入することで、フレーム(1)を患者の頭部(3)に装着する。
「実施形態の効果」
この実施形態によれば、第1および第2頭部支持部(6、8)の働きで、頭部(3)がベッドより挙上されるので、後頭下部(5)を手で保持する必要がない。第1および第2頭部支持部(6、8)の後頭下部(5)および後頭部(7)との接触部分がV字カットされているので、どのような大きさの頭部でもぐらつかない。フレーム(1)の中心に頭部(3)が位置するように、フレーム(1)をクランプ(9)で適切な位置に固定支持できるので、フレーム(1)を手で保持する必要がなく、フレーム(1)と頭部(3)との位置関係も手で保持して調整するより正確である。以上の技術により、ベッドに臥床している患者の頭部へのフレームの装着が、1人で正確かつ短時間に施行できる。
「他の実施形態」
図2および図3の実施形態では、フレーム(1)の固定支持に金属製のクランプ(9)を用いたが、他の実施形態では、図7および図8に示すようにフレーム(1)の固定機構を台座(4)と一体化させた形態のものでも良く、この固定機構は、台座(4)中央の膨隆部(22)に螺合するねじ棒(23)と、このねじ棒(23)を回転させねじ棒(23)の先端の設けられた押圧部(24)が、フレーム(1)を第1頭部支持部(25)に押圧して狭持固定を行わせるハンドル(26)と、を有してなり、またこの場合の第1頭部支持部(25)は、フレーム(1)を狭持する部分を突出させた形態のものが良い。
この考案の一実施形態を示す斜視図である。 この考案の一実施形態を示す側面図である。 この考案の一実施形態を示す頭頂部側からの正面図である。 この考案の一実施形態を示す上面図である。 この考案における最良の形態を実施する第1手順の側面図である。 この考案における最良の形態を実施する第2手順の側面図である。 この考案の他の実施形態を示す側面図である。 この考案の他の実施形態を示す頭頂部側からの正面図である。 従来技術を示す側面図である。 従来技術を示す頭頂部側からの正面図である。
符号の説明
1 定位脳手術用フレーム 2 固定用ピン 3 頭部 4 台座
5 後頭下部 6 第1頭部支持部 7 後頭部
8 第2頭部支持部 9 クランプ 10 外眼角
11 外耳道 12 ねじ穴
13 従来技術の定位脳手術用フレーム固定器
14 従来技術の台座 15 従来技術の固定台
16 従来技術のフレーム嵌合溝
17 従来技術のアクリル製ねじ 18 コの字形状の台座
19 ねじ棒 20 押圧部 21 ハンドル
22 他の実施形態の台座膨隆部
23 他の実施形態のねじ棒 24 他の実施形態の押圧部
25 他の実施形態の第1頭部支持部
26 他の実施形態のハンドル

Claims (1)

  1. 定位脳手術用のリング状のフレーム(1)を、このフレーム(1)の周囲から中心に向かって設けられる4本のピン(2)によって、中心に位置する仰臥位の頭部(3)に装着する際に、この装着を容易にする器具であって、
    台座(4)と、この台座(4)に一体に設けられ後頭下部(5)を支持するためのV字カット形状の第1頭部支持部(6)と、後頭部(7)を支持するためのV字カット形状の第2頭部支持部(8)と、両頭部支持部(6、8)の間で前記フレーム(1)を固定するため、前記第1頭部支持部(6)に隣接して前記台座(1)に装着したクランプ(9)と、を有してなることを特徴とする定位脳手術用フレーム装着器具。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107280776A (zh) * 2017-07-07 2017-10-24 刘子扬 专用于脑立体定向仪框架的转接器及其使用方法
CN109223027A (zh) * 2018-11-26 2019-01-18 李颖 Ct检查用体位固定装置

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