JPS6130649Y2 - - Google Patents

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JPS6130649Y2
JPS6130649Y2 JP17949883U JP17949883U JPS6130649Y2 JP S6130649 Y2 JPS6130649 Y2 JP S6130649Y2 JP 17949883 U JP17949883 U JP 17949883U JP 17949883 U JP17949883 U JP 17949883U JP S6130649 Y2 JPS6130649 Y2 JP S6130649Y2
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JP
Japan
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retractor
blade
attached
lesion
stereotactic
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JP17949883U
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JPS6086312U (ja
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  • Apparatus For Radiation Diagnosis (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本原案は、コンピユータ制御式断層撮影術
(CT)によつて脳内病変部の位置を三次元の立体
座標としてとらえ、その三次元の主体座標を転写
再現できる定位脳手術装置に取付使用する開創器
に関するものである。
従来脳内病変部(異物など)の摘出には古典的
開頭術によるものが主流をなしていた。しかしこ
の方法では脳内病変部に到達するまでに途中の健
康組織を犠牲にしなければならず、手術損傷も少
なくない。また盲目的な手術操作は長時間を要す
る。
現在はCTの出現により、頭蓋内病変部の位置
を正確に三次元の立体座標としてとらえ、三次元
の立体座標が組み込まれた定位脳手術装置に、
CTによつてとらえた病変部の位置を転写再現
し、これによつて最少の手術損傷で病変部に到達
するようにしている。第1図は現在行なわれてい
るCTによる定位脳手術の説明図で、イ図はCT用
リング1を患者頭蓋部に取付けた状態を示し、ロ
図はCTにより撮影した病変部断層写真を示す。
病変部の位置の立体座標X,Y,Zは、ロ図の断
層写真上の病変部像2の位置を写真上に作図して
X,Yをとらえ、ZはCTリング1の両側に取付
けたチヤート板3の埋設アルミ棒4,4の断
層写真像5,5よりとらえるものである。チ
ヤート板の細いアルミ棒4,4はリングの中
心Oから左右対称に上方に放射状に埋設されてい
る。たとえばロ図の写真は、イ図においてリング
の中心Oから間隔A離れた位置の断層写真である
とすれば、2本の放射状アルミ棒4,4の断
層部P1,P2の像はロ図写真上には5,5に表
示されるので、写真上の5,5の間隔Lから
ロ図写真上の病変部2の位置の高さZを知ること
ができる。
ハ図はCT写真ロ上より作図してとらえた病変
部2位置の立体座標X,Y,Zを定位脳手術装置
6に転写再現し、その転写位置に手術具7を取付
けた状態を示す。
現在行なわれている定位脳手術には脳腫瘍に対
するバイオプシー、内照射、高周波破壊、脳腫瘍
の吸収、抗生物質の注入、脳内異物の摘出、ドレ
ナージなどがある。しかし脳深部の血管寄形、動
脈瘤、小脳腫瘍などの脳血管手術の場合には病変
部を直視下で、かつ直接術者の操作を介して手術
をしなくてはならない。
そこで本考案の開創器は、現在行なわれている
上述の三次元立体座標転写機構の組み込まれてい
る定位脳手術装置に取付けて、開創器を脳深部病
変部に正確に誘導し、脳深部組織を開創し、脳深
病変部を直視下で手術できるようになすと共に、
脳深部組織を保持固定する介助的役目をも果せる
ようになしたものである。
本考案開閉器を図面に従い説明すれば、第2図
は本考案開創器を三次元の立体座標の組み込まれ
た定位脳手術装置に取付けた斜視図、第3図は定
位脳手術装置に取付けた開創器の正面図、第4図
は第3図の側面図、第5図は本考案開創器の構造
説明図、第6図は第5図の側面図で、イはA−
A′断面図、ロはB−B′断面図を示し、第7図は
開創器を着脱自在に取付ける昇降支持体の正面図
を示す。
第2図において1は患者頭蓋部に取付けるヘツ
ドリング、3は病変部の断層写真上に、病変部の
立体座標Zを表示させるためにヘツドリング1に
取付けたチヤート板、8は病変部位置の三次元立
体座標X,Y,Zを定位脳手術装置に転写再現さ
せるために、ヘツドリング1に取付けたカーソル
で、ヘツドリング1に設けた上下方向案内板9
(Y軸スケール)に沿つて上下に摺動する。又こ
のカーソルにはY軸スケール9に対し、直角に前
後方向に摺動するZ軸スケール10が設けられて
いる。又このZ軸スケール10には、これに直角
なX軸スケール11が取付けられている。又この
X軸スケール11には、本考案開創器を取付ける
円弧アーム12の基部13がX軸方向に摺動でき
て、かつX軸を軸として回転できるよう嵌着され
ている。14はCT取付フランジである。
本考案開創器は第5図〜第7図に示すように、
開創ブレード15,15はリンク機構16に
よつて開閉されるもので、開創ブレードの先端部
の最大開き幅が25mmに制限されており、最大開き
で先端部とブレード基部は平行をなすようになつ
ている。開創ブレード15,15と開閉リン
ク機構16は、手術操作と視野確保のために、第
2図及び第6図に示すように、膝状偏芯アーム1
7で連結されている。又ブレードの形状は先端部
18から基部19に向つてゆるやかなテーパー状
をなしているが、特に基部19から基始部20に
かけての部分は末広状に広がつている。ゆるやか
なテーパーはブレードの脳内部挿入を容易にし、
末広状に広がつているテーパー部は手術器具の挿
入を容易にするためである。
又ブレードの断面形状は第6図イに示すよう
に、C形の扁平状をなしている。これは特に脳組
織を圧力集中で傷つけやすい部分がブレードの端
面(エツジ)21であり、端面を曲面形状にする
ことにより、脳組織の圧力分散化を施し、損傷を
より少なくするようにしている。又ブレードを最
少にすぼめたときに両ブレード先端部は、第6図
ロに示すように、両端面(エツジ)では密着して
いるが、中心部22では約2mm程の空間を有して
いる。これは脳組織に存在する脳血管をその空間
より確認しつつ吸引し、止血凝固を行ないながら
ブレードを挿入し、カンによる挿入を避けると同
時に、安全で正確な手術が期待でき開創器の初段
階使用を容易にするものである。
本考案開創器は第2図乃至第7図に示すように
立体座標転写機構部の円弧アーム12に取付けら
れたラツク付昇降板23に着脱自在に取付けられ
るもので、その着脱構造は、開創器の上部偏芯ア
ーム17の頭部24の側壁にはボタン状突起25
,25を、又ラツク付昇降板23側壁には、
このボタン突起の頭の部分が嵌入する穴26
26をそれぞれ設けると共に、昇降板の穴面と
同側面に、ボタン突起の頚部27を挟み固定する
溝28を有する開創器着脱の上下摺動板29が取
付けられている。図中30はリンク機構16によ
つて開創ブレードを開閉させるつまみ、31はラ
ツク板23と噛合するピニオン34の回転つま
み、35は短かい開創ブレード使用の場合を示
す。病変部の深さの度合により開創ブレードの長
さが長いものと短かいものとが使い分けできるよ
うに2種類以上に構成されているものである。又
本考案の開創ブレードはCTによるX線ハレーシ
ヨンを防止するために、アルミニウム、チタン、
樹脂等のX線低吸収材で作成されている。
以上のように本考案開創器は、頭蓋内病変部の
位置をCTにより三次元の立体座標としてとら
え、その立体座標を転写再現できるように構成さ
れている従来の定位脳手術装置に着脱自在に取付
けて、立体座標としてとらえた病変部位置に正確
に誘導されるものである。特に開創ブレードとリ
ンク機構の開閉操作部は、同芯上に組み込まない
で膝状に偏芯させてあるため、病変部視野確保と
手術操作が容易である。又開創ブレードは、先端
部から基部に向かつてゆるやかなテーパー状をな
し、基部から基始部にかけて末広状に広がつてい
るので、ブレードの脳内部挿入が容易であり、か
つ開創器への手術器具挿入も容易である。又ブレ
ードの断面形状がC形の扁平曲面をなしているの
で、脳組織を損傷することが少なく、又開創した
脳深部組織をその開いた状態に保持固定するの
で、健康な脳組織を損傷することなく、病変部の
手術操作を有効に行うことができる等の特長を有
するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は、現在行なわれているCTにより定位
脳手術の説明図で、イ図はCT用リングを患者頭
蓋部に取付けた状態を示し、ロ図はCTにより撮
影した病変部断層写真を示す。ハ図は病変部位置
の立体座標を定位脳手術装置に転写し、その転写
位置に手術具を取付けた状態を示す。第2図は、
本考案開創器を三次元の立体座標の組み込まれた
定位脳手術装置に取付けた斜視図、第3図は同じ
く定位脳手術装置に取付けた開創器の正面図、第
4図は第3図の側面図、第5図は本考案開創器の
構造説明図、第6図は第5図の側面図、第7図は
開創器の着脱自在に取付ける昇降支持体の正面図
を示す。 1……ヘツドリング、2……断層写真上の病変
部像、3……チヤート板、4,4……埋設の
細いアルミ棒、8……カーソル、9……Y軸スケ
ール、10……Z軸スケール、11……X軸スケ
ール、12……円弧アーム、14……CT取付フ
ランジ、15,15……開創ブレード、16
……開創ブレード開閉リンク機構、17……膝状
偏芯アーム、23……ラツク付昇降板、29……
開創器着脱の上下摺動板。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 三次元の立体座標転写機構の組み込まれたCT
    用定位脳手術装置に取付ける開創器であつて、該
    開創器の開創ブレード15,15はリンク機
    構16により開閉され、その最大の開きで先端部
    とブレード基部が平行になるようになされてお
    り、又、ブレードの形状は先端部18から基部1
    9に向つてゆるやかなテーパー状をなし、かつそ
    の断面形状はC形の偏平状をなしており、又開創
    ブレードとリンク機構操作部は膝状偏芯アーム1
    7で連結されていることを特徴とする定位脳手術
    用開創器。
JP17949883U 1983-11-22 1983-11-22 Ct用定位脳手術装置に取付ける開創器 Granted JPS6086312U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17949883U JPS6086312U (ja) 1983-11-22 1983-11-22 Ct用定位脳手術装置に取付ける開創器

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17949883U JPS6086312U (ja) 1983-11-22 1983-11-22 Ct用定位脳手術装置に取付ける開創器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6086312U JPS6086312U (ja) 1985-06-14
JPS6130649Y2 true JPS6130649Y2 (ja) 1986-09-08

Family

ID=30389445

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JP17949883U Granted JPS6086312U (ja) 1983-11-22 1983-11-22 Ct用定位脳手術装置に取付ける開創器

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Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0310969Y2 (ja) * 1984-10-19 1991-03-18
JPS62270148A (ja) * 1986-05-19 1987-11-24 アラン アンジエロ パテイル コンピユ−タ断層撮影スキヤナ−の利用により、患者の頭骨内部の対象部位に対して外科的処置を行なう装置
JPH0624537B2 (ja) * 1987-12-02 1994-04-06 オリンパス光学工業株式会社 脳手術装置
JP3433208B2 (ja) * 2001-11-16 2003-08-04 学校法人慶應義塾 医用画像撮影装置用補助装置、プログラム及び記録媒体

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JPS6086312U (ja) 1985-06-14

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