JP2005136957A - 画像形成装置、オンライン操作支援システム、オンライン操作支援方法、プログラムおよび記録媒体 - Google Patents

画像形成装置、オンライン操作支援システム、オンライン操作支援方法、プログラムおよび記録媒体 Download PDF

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Abstract

【課題】ヘルプ要求操作に先立ち、事前にヘルプ情報をダウンロードしておくことでヘルプ情報の表示を要求してから、実際に表示されるまでのレスポンスタイムが大幅に向上し、操作の不明点を解消するまでの時間を削減する画像形成装置を提供する。
【解決手段】一連のキー入力操作をリアルタイムに監視し、予め設定した設定値を超えた時点、および予め設定したあるパターンに一致するようなキー入力操作を検出した時点で、予めユーザの操作に対応するヘルプ情報をユーザのヘルプ要求操作に先立ち、事前にヘルプ情報をヘルプサーバ装置からダウンロードしておき、オンラインヘルプの操作支援を行う。
【選択図】図1

Description

本発明は、画像形成装置、オンライン操作支援システム、オンライン操作支援方法、プログラムおよび記録媒体に関し、具体的には、インターネット・プロトコルで通信可能なネットワークに接続する画像形成装置の操作を支援する技術に関する。
近年、画像形成装置の高機能化、複合化が進展し、応用コピー機能を備えているものが多くなり、モノクロのコピー機に比べて、操作方法が大幅に複雑になってきており、その複雑さは年々増大している。
高機能化および複合化した画像形成装置では、ユーザが、装置の操作および機能に関して不明な点が発生する頻度が増えてきている。従来の画像形成装置において、操作方法が判らなくなった時には、納入時に操作マニュアルが添付されており、ユーザは操作マニュアルを参照することにより各種操作に関する知識を習得した。
一方、画像形成装置に大型な液晶ディスプレイを搭載して、液晶ディスプレイに表示されているキーのうち、実行される機能を知りたいキーを選択することにより、自動的にヘルプ情報、またはそのメニュー画面を表示させることができ、直接ヘルプ文章を参照させる電子文章ヘルプ方式が主流になっている。
ところが、この電子文章ヘルプ方式では、装置機能の高機能化および複合化に伴い、ヘルプ情報の増大化を招いており、画像形成装置の記憶容量が常に問題となっている。全てのヘルプ情報を格納できる記憶領域を装置に装備すると、装置の大幅なコストアップとなり、現実的ではない。またどのようなヘルプ情報を必要とするかは、ユーザの導入環境によりまちまちで、設置場所や、設置先の部署、運用方法等によっても、必要とされるヘルプ情報は常に異なる。例えば、日本国内に設置した場合でも、企業の国際化に伴い、多言語のヘルプ情報を必要とするケースも年々増えてきている。上述の実情により、必要なヘルプ情報を予め工場出荷時点で決定し、そのヘルプ情報のみを装置に格納しておくことができないという問題がある。
そこで、装置に関するヘルプ情報を格納するヘルプサーバ装置を予めネットワークに接続し、必要に応じてヘルプサーバ装置にアクセスし、ヘルプ情報をダウンロードするネットワークヘルプ(オンラインヘルプ)方式が提案されている。
このネットワークヘルプ(オンラインヘルプ)方式は、装置の記憶容量によるコストアップの問題を解決し、また、常に最新のヘルプ情報をユーザに提供でき、さらに、ヘルプサーバ装置上でヘルプ情報へのアクセス履歴を取得できるなどの利点を持っている。
オンラインヘルプ方式として、特許文献1の技術では、デジタル複写機から受信される操作マニュアル要求コードを解析して要求されている操作方法情報を記憶媒体から検索し、該検索された固有の操作方法情報を要求元のデジタル複写機にダウンロードする構成で、画像処理装置の現在の動作状況に適応する要部マニュアル情報をユーザに提示し、その後の画像処理装置を円滑に動作させるための操作指示を的確にガイドすることができる。
また、特許文献2の技術では、画像形成装置を、サーバ装置を介してインターネットに接続するとともに、装置に発生する事象に対応した表示データをインターネット環境に適合した記述形式で作成して、画像形成装置内の記憶手段またはインターネット上のメーカのサーバ装置の記憶手段の何れかに格納しておく。そして、発生した事象の種別および/または程度から、対応した表示データの格納場所を判定して読出し、ユーザインタフェイスに表示する。これによって、画像形成装置にメモリ容量の増加という負担をかけることなく、詳細で分かり易い操作ガイダンス情報を常に最新の情報として提供することができる。
さらに、特許文献3の技術では、画像形成装置にビデオカメラを装備し、ユーザの動画像の顔構成要素の特徴点座標変化から顔面筋の収縮量を検出し、困惑状態にあることを判別すると、自動的にヘルプガイダンス画面、ヘルプメニュー画面を表示し、ユーザの速やかな対応、処置を可能とするものである。
特開2001−312462号公報 特開2002−16749号公報 特開2002−258682号公報
しかしながら、特許文献1および特許文献2に記述されたネットワークヘルプ方式は、ヘルプ情報のサイズに対して、ヘルプサーバ装置へのアクセスに相対的に遅い回線を使っている場合には、ヘルプ情報のダウンロードに時間がかかるという問題があり、従って、ユーザがヘルプボタンを押下してヘルプ表示を要求してから、実際に表示されるまでのレスポンスタイムが遅く、作業が一時中断し、ユーザの作業が滞ってしまう弊害を引き起こす恐れも生じてユーザにストレスを与えてしまうという問題を残している。
一方、特許文献3に記述されたヘルプ方式は、表情を読み取ることができる解像度、応答性に優れたビデオカメラを搭載し、さらに、表情の変化を検出するには、膨大な画像データの処理が必要であるため、装置の製造コストが高騰するという問題がある。
本発明は、上述の実情を考慮してなされたものであって、一連のキー入力操作をリアルタイムに監視し、予め設定した設定値を超えたとき、および予め設定したあるパターンに一致するようなキーの入力操作を検出した時点で、ユーザが画像形成装置の操作に関して不明な点(操作方法が判らなくなったこと)が生じていることをリアルタイムに予測し、予めユーザの操作に対応するヘルプ情報をユーザのヘルプ要求操作に先立ち、事前にヘルプ情報をダウンロードしておくことで、画像形成装置の現在の操作状況に適応するヘルプ情報をユーザに提示して、その後の画像形成装置を円滑に動作させるための操作指示を的確にガイドし、ユーザにストレスを与えない操作を実現でき、ユーザの満足度をさらに向上させることが可能となる画像形成装置、オンライン操作支援システム、オンライン操作支援方法、プログラムおよび記録媒体を提供することを目的とする。
上述の課題を解決するために、請求項1の画像形成装置の発明は、ネットワークを介して画像形成装置に関するヘルプ情報をヘルプ情報データベースに格納するサーバ装置と連携して操作を支援する画像形成装置において、入力操作手段と、該入力操作手段において入力された操作指示に応じたヘルプ情報を、前記サーバ装置に保持する前記ヘルプ情報データベースから所定のタイミングで取得要求するダウンロード要求手段と、ダウンロードされたヘルプ情報を蓄積する手段と、蓄積したヘルプ情報を表示する手段とを備えることを特徴とする。
また、請求項2の発明は、請求項1に記載の画像形成装置において、前記ダウンロード要求手段は、入力操作中、予め設定された条件を満足するか否かによって、前記サーバ装置から予め設定された条件に対応した操作のヘルプ情報を取得要求するかまたは取得要求しないかを判断するようにしたことを特徴とする。
また、請求項3の発明は、請求項2に記載の画像形成装置において、前記設定された条件は、入力操作中、予め設定されている特定キーが入力されたときであることを特徴とする。
また、請求項4の発明は、請求項2に記載の画像形成装置において、前記設定された条件は、入力操作中、入力されたキーが、予め設定されている入力頻度に達したときであることを特徴とする。
また、請求項5の発明は、請求項2に記載の画像形成装置において、前記設定された条件は、入力操作中、予め設定されている経過時間に達しても、次の入力操作が実行されないときであることを特徴とする。
また、請求項6の発明は、請求項2に記載の画像形成装置において、前記設定された条件は、入力操作中、予め設定されている間隔時間を超過しても、次の入力操作が実行されないときであることを特徴とする。
また、請求項7の発明は、請求項2に記載の画像形成装置において、前記設定された条件は、入力操作中、予め設定されているキーの入力組合せパターンを検知したときであることを特徴とする。
また、請求項8の発明は、請求項3乃至請求項7のいずれかに記載の画像形成装置において、前記設定された条件は、予め設定された条件の組合せが可能であることを特徴とする。
また、請求項9の発明は、請求項1に記載の画像形成装置において、前記蓄積手段は、ヘルプ情報を内蔵あるいは外付けされた記録手段に逐次蓄積し、前記ダウンロード要求手段は、前記サーバ装置に対して取得要求するとき、前記記録手段に蓄積済みであるか否か、予め確認することを特徴とする。
また、請求項10の発明は、請求項2または請求項9に記載の画像形成装置において、前記ダウンロード要求手段は、ダウンロードするヘルプ情報がすでに前記記録手段に蓄積済みと検証されたとき、ヘルプ情報を前記記録手段から取得するようにしたことを特徴とする。
また、請求項11の発明は、請求項1に記載の画像形成装置において、ダウンロードされるヘルプ情報は検知した特定キーと関連する情報であることを特徴とする。
また、請求項12の発明は、請求項1に記載の画像形成装置において、前記所定のタイミングとは、予め設定された条件が満足された直後に前記サーバ装置からヘルプ情報を取得するようにしたことを特徴とする。
また、請求項13の発明は、請求項1に記載の画像形成装置において、内蔵あるいは外付けされた記録手段に逐次蓄積されたヘルプ情報は、予め設定された所定時間に達すると周期的に、更新するようにしたことを特徴とする。
また、請求項14の発明は、請求項1に記載の画像形成装置において、内蔵あるいは外付けされた記録手段に逐次蓄積されたヘルプ情報は、記録手段の空き領域が予め設定された所定量以下に達すると、自動的に削除するようにしたことを特徴とする。
また、請求項15の発明は、ネットワークを介して画像形成装置に関するヘルプ情報を格納するサーバ装置と連携して操作を支援する画像形成装置におけるオンライン操作支援システムにおいて、前記サーバ装置は、前記画像形成装置に関するヘルプ情報をデータベースとして格納するヘルプ情報データベース手段と、該ヘルプ情報データベース手段に格納された前記ヘルプ情報を検索するヘルプ情報検索手段と、該ヘルプ情報検索手段において検索された前記ヘルプ情報を送信するヘルプ情報送信手段と、を有し、前記画像形成装置は、入力操作手段と、該入力操作手段において入力された操作指示に応じたヘルプ情報を、前記サーバ装置の前記ヘルプ情報データベースから所定のタイミングで取得要求するダウンロード要求手段と、ダウンロードされたヘルプ情報を蓄積する手段と、蓄積したヘルプ情報を表示する手段とを備えることを特徴とする。
また、請求項16の発明は、ネットワークを介して画像形成装置に関するヘルプ情報をヘルプ情報データベースに格納するサーバ装置と連携して操作支援するための画像形成装置のオンライン操作支援方法において、前記画像形成装置で入力された操作指示に応じたヘルプ情報を所定のタイミングで前記サーバ装置へダウンロード要求し、前記ヘルプ情報データベースから得たヘルプ情報を蓄積し、蓄積したヘルプ情報を表示するようにしたことを特徴とする。
また、請求項17の発明は、コンピュータに、請求項1乃至14のいずれかに記載の画像形成装置の機能、または、請求項15に記載のオンライン操作支援システムの機能、または請求項16に記載のオンライン操作支援方法を実行させるためのプログラムである。
また、請求項18の発明は、請求項17に記載のプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体である。
本発明によれば、一連のキー入力操作をリアルタイムに監視し、予め設定した設定値を超えたとき、および予め設定したあるパターンに一致するようなキーの入力操作を検出した時点で、ユーザが画像形成装置の操作に関して不明な点(操作方法が判らなくなったこと)が生じていることをリアルタイムに予測し、予めユーザの操作に対応するヘルプ情報をユーザのヘルプ要求操作に先立ち、事前にヘルプ情報をダウンロードしておくことで、画像形成装置の現在の操作状況に適応するヘルプ情報をユーザに提示して、その後の画像形成装置を円滑に動作させるための操作指示を的確にガイドし、ユーザにストレスを与えない操作が実現でき、ユーザの満足度をさらに向上させることが可能となる画像形成装置を提供できる。
また、ユーザがヘルプボタンを押下して、ヘルプ情報の表示を要求してから、実際に表示されるまでのレスポンスタイムが大幅に向上し、操作の不明点を解消するまでの時間を削減することができるので、画像形成装置の稼働率が向上するとともに、ユーザの利便性の向上を図ることができる。
また、予め設定した設定値および予め設定したあるパターンが、ユーザの導入環境または運用方法等に適合した設定が容易にでき、ユーザの稼動環境に適応する使い勝手の良い画像形成装置を提供できる。
さらに、ヘルプ情報の更新および削除はユーザが関知することなく、画像形成装置のキャッシュ装置上にキャッシュしたヘルプ情報の新旧をヘルプサーバ装置に照会し、キャッシュしたヘルプ情報が古くなっている(ヘルプサーバ装置上にあるヘルプ情報が、更新されていて新しい)場合には、キャッシュしたヘルプ情報を更新する。また、ヘルプ情報がバージョンアップされている場合に、キャッシュしたヘルプ情報を、自動的に最新の状態に保つことが可能になり、さらに、予めダウンロードして取り込んでおいたヘルプ情報は、キャッシュ装置上の記憶領域の空き容量が予め設定した容量以下になったとき、適宜削除が可能になり、キャッシュ装置の増設(容量の増加)という負担をかけることなく、簡単かつ安価な構成で、詳細で分かり易いヘルプ情報を常に最新の情報として画像形成装置に表示することができる。
以下に、図面を参照して本発明の好適な実施形態を詳細に説明する。なお、本実施形態では、ネットワークに接続され、処理依頼によって画像情報の入出力処理が可能な、複合機、複写機、プリンタ装置、ファクシミリ装置に適用することができるが、本実施形態では、複合機を例に説明する。
図1は、本実施形態に係るオンライン操作支援システムの全体構成を示す構成図であり、同図において、オンライン操作支援システムは、画像形成装置100,100a,100bと、ローカルエリアネットワーク(以下、LAN)250a,250bと、ルータ装置300a,300bと、ヘルプサーバ装置400と、インターネット500などからなっている。
図2は、本発明の実施形態に係る画像形成装置100の構成を示すブロック図であり、同図において、画像形成装置100は、コピー機能,ファクシミリ機能,プリンタ機能及びスキャナ機能を有し、画像形成装置100の全体の制御を行う情報処理部101と、各種制御プログラムやデ−タを記憶する情報記憶部102と、原稿の読み取りを行うスキャナやADF(Auto Document feeder)等を備える原稿読み取り部103と、ファクシミリ伝送制御手順でPSTN(公衆回線網)に接続するための通信制御部104と、所定の解像度で画像情報の記録出力をするプリントエンジン部106と、給紙および排紙の制御を行う給排紙部107とを備え、所定の解像度で画像情報の記録出力を制御するエンジンコントローラー部105と、表示・入力装置部109と、NIC(Network Interface Card)部110とを備え、外部機器および画像形成装置の操作等を制御するI/Oコントローラー部108と、システムクロック(CLK)部111から構成されている。
情報処理部101は、画像形成装置100の装置全体の制御を司り、情報記憶部102に格納された制御プログラムを実行する。
本発明におけるユーザのキー入力監視は、情報記憶部102に記憶した制御プログラムを実行することによって行う。このキー入力監視処理は、ユーザのキー入力時間は情報処理部101の能力に比較して十分に遅いので、このようなプログラムにて十分実装可能である。しかし、複雑な予測アルゴリズムを採用する場合には、ユーザのキー入力を監視する専用プロセッサーを情報処理部101に搭載するようにしてもよいことは言うまでも無い。
情報記憶部102は、画像形成装置100の装置全体を制御するための制御プログラムを格納したROM、ワークエリアとして使用されるRAM、ハードディスク装置、フラッシュメモリ等からなっている。特に、フラッシュメモリ或いはハードディスク装置には、ヘルプ情報が展開され、このヘルプ情報には画像形成装置100上に保持される情報と、ヘルプサーバ装置400上に保持する情報とがある。このヘルプサーバ装置400上に保持される情報に対しては、ヘルプ機能とそれに対するヘルプ情報を保持するヘルプサーバ装置400上のヘルプ情報へのポインタURLとを対応付けて保持している。
画像形成装置100からヘルプサーバ装置400上にあるヘルプ情報が取り寄せられた場合、このヘルプ情報はキャッシュ装置上にキャッシュされる。このキャッシュ装置は、画像形成装置100内に独立して設けてもよいが、本実施形態では、画像形成装置100の情報記憶部102がキャッシュ装置を兼ねるものとする(以下、情報記憶部102をキャッシュ装置ともいう)。
このキャッシュ制御は、画像形成装置100のオペレーティングシステム環境上で動作可能な独立したプロセスとして動作しており、キャッシュ装置上に蓄積されていないヘルプ情報は、ヘルプサーバ装置400にヘルプ情報を要求し、キャッシュ装置に空きがある限りそのヘルプ情報を蓄積し、空き容量が少なくなると、日付やサイズをチェックし、自動的にキャッシュ装置上の古いヘルプ情報を削除して、新しいヘルプ情報を蓄積する。
さらに、原稿読み取り部103から送られてきたデジタル画像信号または、情報処理部101でデジタル画像信号を変倍され変換された画像情報を記憶し、転写紙に複写する際に、エンジンコントローラー部105を介し、プリントエンジン部106へ画像信号を送り、プリントエンジン部106で転写紙に複写し、転写紙が排出し終わったときに画像情報が記憶された領域を開放する。
原稿読み取り部103は、ADF等を搭載し、光源、CCD(光電変換素子)等の固体撮像素子及びメカ機構等で構成され、読み取った画像を光電変換し、デジタル画像信号として情報記憶部102に送る。このADFは、原稿を自動的に連続して読み込むができる装置であり、このADFを用いれば、多量の原稿を複写する場合にユーザが原稿を1枚ずつ原稿読み取らせる必要がなく手間が省ける。しかし、本実施形態では、原稿が1枚ずつ読み取られればよいので、画像形成装置にADFを装備していなくとも本発明の実施は可能である。
通信制御部104は、ファクシミリモデム等を搭載してPSTN(公衆回線網)(不図示)に接続し、ファクシミリ装置とファクシミリ通信(ファクシミリ伝送制御手順)を行う。
エンジンコントローラー部105には、プリントエンジン部106と、給排紙部107と、が接続され、給排紙部107に連結された複数の給紙段を装備し、電子写真方式により、情報記憶部102から送られてくるデジタル画像信号又はこのデジタル画像信号を変倍したデジタル画像信号を用いて、給排紙部107に格納されている転写紙上へ所望の画像を複写画像として形成する。給排紙部107により複写画像を形成した転写紙の排紙の制御を行う。
I/Oコントローラー部108は、外部機器と接続を行う、パラレル,シリアルポートおよびUSB(Universal Serial Bus)と、画像形成装置の操作等を制御する表示・入力装置部109と、NIC(Network Interface Card)部110から構成されている。
表示・入力装置部109は、当該装置の機能実行のための液晶ディスプレイと操作指示のためのタッチパネルとを備えている。図3は、表示・入力装置部109の正面図である。この表示・入力装置部109の中央には、表示と入力を兼ねるタッチパネル201が設けられている。このタッチパネル201には、当該装置に組み込まれている機能(HELP、コピー、プリンタ、FAX等)に対する設定項目(コピー時の出力用紙サイズ選択、濃度調節等)の表示が行われ、操作者はこの表示された設定項目にタッチパネル上で値を設定することによって当該装置の操作を行う。これら機能の切り替えは、タッチパネル201の左側に設けられたHELP、コピー、プリンタ、FAX等の機能キー202によって行われる。このタッチパネル201の右側には、各機能で共通に使用する各種テンキー203、クリアキー204、リセットキー205、スタートキー206等の各種キーが配置されている。
NIC部110は、画像形成装置100をLAN250のイーサネット(登録商標)ケーブルに接続し、TCP/IP(Transmission Control Protocol/Internet Protocol)、HTTP(Hyper Text Transfer Protocol)などのプロトコルの処理をする。これにより、インターネット500とのインタフェイス機能を持ち、インターネット・プロトコルの伝送制御手順としての機能が確保されている。
システムクロック(CLK)部111は、現在時刻情報を出力する。
画像形成装置100,100a,100bは、LAN250a,250bに接続され、ルータ装置300a,300b経由でインターネット500に接続されている。ヘルプサーバ装置400は、直接、インターネット500に接続されている。
また、画像形成装置100,100a,100bには、Web(World Wide Web)ブラウザの機能と通信機能とが搭載されていると共に、ヘルプサーバ装置400には、Webサーバの機能が搭載されている。
図5を用いて、画像形成装置100でヘルプ情報を表示するときの処理について説明する。ユーザがHELPの機能キー202(図3参照)を押下して所望のヘルプ情報を選択すると、装置内部に存在するヘルプ情報をチェックし、所望のヘルプ情報が情報記憶部102に存在する場合には、情報記憶部102から読み出して、表示・入力装置部109のパネル等に表示する。
一方、所望のヘルプ情報が情報記憶部102に存在しない場合には、所望のヘルプ情報に対応したポインタURL(Uniform Resource Locator)が情報記憶部102から読み出され、そのURLからhttpプロトコルで、所望のヘルプ情報の取得要求をヘルプサーバ装置400へ送信する。
画像形成装置100は、ヘルプサーバ装置400から受信した所望のヘルプ情報を情報記憶部102内に蓄積するとともに、表示・入力装置部109のパネル等に表示する。
次に、図6は、本発明の実施形態に係るヘルプサーバ装置400の構成を示すブロック図であり、一般的な情報処理装置のハードウェア構成である。
図6に示すように、RAM(ランダムアクセスメモリ)401、ROM402、パラレル,シリアルポートおよびUSB等により、外部機器と接続し外部機器の制御を行うI/Oコントローラー部403と、全体を制御する制御部404と、ハードディスク装置等の記憶部405と、ネットワークボードからなる通信制御部406と、キーボードやマウス等の入力部407と、液晶ディスプレイ等の表示部408と、フレキシブルディスク等からプログラムやデータを読み込むための読取部409で構成されている。
記憶部405にはオペレーティングシステム、ヘルプ情報の検索、ダウンロード要求などを処理するためのプログラム(Webサーバプログラム)が記憶され、必要に応じてRAM401に読み出されて制御部404により実行される。ここでオペレーティングシステムの種類は特定のものである必要はなく、同様にヘルプ情報の検索、ダウンロード要求などを処理するためのプログラム(Webサーバプログラム)もヘルプサーバ装置400で動作しているオペレーティングシステム環境上で動作するソフトウエア(Apache等の汎用プログラム)であってもよいことは言うまでも無い。Webサーバプログラム等の処理プログラムは、ヘルプサーバ装置400の起動時にRAM401にローディングされ、画像形成装置100からのリクエストに従ってバックグラウンドで動作する。
また、記憶部405の容量が許す限り、またヘルプサーバ装置400へのトラフィック量が許す限りにおいて、1台のヘルプサーバ装置400で、複数の画像形成装置100の機種をサポートできるように構成しておいても良い。逆に、ヘルプサーバ装置400の負荷率低減などの目的で、ある画像形成装置100のヘルプを提供するのに、複数台のヘルプサーバ装置400を使用してもよいことは言うまでも無い。
画像形成装置100からのリクエストに従って、必要なヘルプを送信することができるようにすると、副次的なメリットとして、Webサーバプログラムが出力するアクセスログが自動的に得られることが挙げられる。つまり、アクセス回数の比較的多いヘルプ項目は、ユーザが操作に迷う確率が高いことを間接的に示している。この情報は、画像形成装置100のユーザインタフェイス設計者にとって、製品改良の際の重要な情報となる。
次に、画像形成装置100におけるユーザのキー入力操作を逐次記録、監視する動作を図6の遷移図を参照して説明する。図6は、画像形成装置100におけるユーザのキー入力の操作の遷移を示す遷移図である。
図6では、横軸方向はユーザが操作を行う経過時間であり、横軸スケールは同一である。監視する対象は、押下したキーの種類と、その間隔、スタートキーを押下するまでの経過時間である。
図6(A)に示すユーザは、「原稿を縮小して3部ソートしながらコピーする」という目的に必要な一連のキーの入力操作をすでに知っていて、手際よくキーの入力操作を行っている操作遷移図である。
これに対して、図6(B)は、操作に迷ったユーザのキーの入力操作を示す操作遷移図である。
図6(B)に示すユーザは、操作に不慣れで、要所要所で時間がかかっている。最初に拡大縮小キーを押下したが、目的の縮小率(A3→A4)を探すのに時間がかかり(t1)、OKキーを押下して縮小率を確定した後、ソートとスタックのキーを探すのに時間がかかっている(ステップD,E)。ソートとスタックとは、相反する機能で両方を一緒に選択できないにもかかわらず、ユーザは両方のキーを順番に押下している。ステップD,Eにて、すでに非常に困惑状態にあることが分かる。ソートとスタックの機能がよく分からないので、結局いったんリセットキーを押下して(ステップF)、しばらく考えた後に、最終的にヘルプボタンを押下している(ステップG)。
次に、ユーザの一連のキーの入力操作を手がかりに、ユーザが操作に迷っていることをリアルタイムに予測する方法について説明する。
この予測方法の中で最も簡単な手法は、ステップA,D,E(図6(B)参照)で特定の機能キーや設定キーを押下した時点で、単純に対応するヘルプ情報を、事前にダウンロードしておくものである。この手法は制御が単純である反面、不要なヘルプ情報までダウンロードする可能性がある。
次に、キーの入力操作の時間に注目する手法がある。
第1の方法は、キーの入力経過時間に注目する手法である。ステップAで、最初のキー(拡大縮小)を押下してからの経過時間が、予め設定した設定値を超えた場合、その操作に関して不明な点が生じていると見なすものである。
例えば、設定値が、t1+t2(図6(B)参照)以上で、t1+t2+t3(図6(B)参照)未満の場合には、ステップD以降の操作に関係する項目のヘルプ情報を、事前にダウンロードしておくものである。但し、経過時間は、スタートキーを押下することでクリアする。実施形態としては、上記設定値を予め情報記憶部102内に設定しておき、情報処理部101が、ユーザによるキーの入力開始時(t1)からのキーの入力経過時間を常時監視することになる。
第2の方法は、キーの入力操作の入力間隔に注目する手法である。予め設定した閾値に達しても、次のキー入力の操作が行われない場合には、操作に関して不明な点が生じていると見なし、関連するヘルプ情報を、事前にダウンロードしておくものである。
例えば、閾値をt2に設定すれば、ステップA(t1)からステップG(t6)までのキーの入力操作で、ステップC(t2)以外の全てを操作に関して不明な点が生じている状態と見なすことが出来る。
次に、第3の方法は、キーの入力頻度に注目する手法である。通常、操作を知っているユーザが操作する限り、特殊キー(リセットキーなど)は殆ど使われないので、その入力頻度から、操作に関して不明な点が生じていると推測するものである。
例えば、リセットキーを1回以上押下した場合という条件を設定しておけば、ステップFにて、関連するヘルプ情報を事前にダウンロードしておける。
最後に、第4の方法は、キーの入力の順序に注目する手法である。
例えば、ステップDでスタックキーと、ステップEでソートキーを順番に押下している。しかし、スタックキーとソートキーとは相反する機能で、両方のキーを順番に操作(ソートキーの直後でスタックキーを押下する、或いはその逆順の操作)するということは、論理的に矛盾した操作であり、ソートとスタックの操作に関して不明な点が生じている状態と見なすことができる。
このような入力操作を禁則入力パターンとして監視を行い、禁則入力パターンを検知した時点で、関連するヘルプ情報を事前にダウンロードしておくものである。ソートキーとスタックキーの連続入力を禁則入力パターンの一例としたが、その他のキーの組合せを予め複数定義しておくことも、もちろん可能であることは言うまでも無い。
以上に説明した予測方法により、図6(B)に示したような一連のキー入力操作をリアルタイムに監視し、予め設定した閾値を超えた時点、および予め設定したあるパターンに一致するようなキー入力操作を検出した時点で、対応するヘルプ情報を事前に準備し、オンライン操作支援(ヘルプ情報)の応答性を大幅に向上し、ユーザにストレスを与えない操作を実現できる。
次に、上記した構成の画像形成装置100でユーザが機能キーや設定キーを押下したことを検知し、入力されたキーに対応するヘルプ情報をユーザのヘルプ要求操作に先立ち、事前にヘルプ情報をダウンロードする処理を説明する。図7は一連の操作から機能キーや設定キーを押下したことを検知し、入力されたキーに対応するヘルプ情報をダウンロードする処理手順を説明するためのフローチャートである。
画像形成装置100に電源が投入されると、情報処理部101の制御に従って、初期化の処理を実行する。初期化の処理が終了すると、画像形成装置100は、操作待ち状態になる(ステップS100)。
ユーザが機能キーや設定キーを入力すると(ステップS101)、先ず、画像形成装置は、入力されたキーの検証を実施する。検証により、スタートキーが入力されたことが検証されると(ステップS102のYES)、設定されている処理を実行し(ステップS103)、ステップS101に戻って、操作待ち状態になる。
検証により、スタートキー以外が入力されたことが検証されると(ステップS102のNO)、予め設定された条件を参照して、ダウンロードタスクを起動してよいかを調べる(ステップS104)。
この起動の可否の判断は、次のようにする。
(1)予め設定されている特定キーが入力された場合には、直ちにダウンロードタスクを起動する。
(2)予め設定されている経過時間に達し、次の入力操作が実行されない場合には、直ちにダウンロードタスクを起動する。
(3)予め設定されている入力間隔時間を超過した場合には、直ちにダウンロードタスクを起動する。
(4)入力されたキーが、予め設定されている入力頻度に達した場合には、直ちにダウンロードタスクを起動する。
(5)予め設定されているキーの入力組合せパターンを検知した場合には、直ちにダウンロードタスクを起動する。
さらに、上記の(1)から(5)は適宜組み合わせて使用してもよい。
例えば、(1)の予め設定されている特定キー以外であっても、(3)のように経過時間に達し、次の入力操作が実行されないときに、その条件を満足する場合には、ダウンロードタスクを起動するようにしてもよい。
ダウンロードタスク起動条件を満足した場合(ステップS104のYES)、ヘルプサーバ装置400から入力されたキーに対応するヘルプ情報を取得要求するか、または取得要求しないかを判断するダウンロードタスクを起動する(ステップS105)。起動後、入力されたキーに対応した機能を設定し、ステップS101に戻って、操作待ち状態になる(ステップS106)。
一方、ダウンロードタスク起動条件を満足しなかった場合(ステップS104のNO)、入力されたキーに対応した機能を設定し(ステップS106)、ステップS101に戻って、操作待ち状態になる。
次に、一連のキー入力操作をリアルタイムに監視し、入力されたキーに対応するヘルプ情報をダウンロードし、ダウンロードしたヘルプ情報を蓄積する処理を説明する。図8は、ヘルプ情報の蓄積の処理手順を説明するためのフローチャートである。
ユーザが画像形成装置100を操作し、入力されたキーの検証を実施し、予めヘルプ情報の準備が必要と検証されると、本タスクがバックグラウンドにて起動される。
操作に対応するヘルプ情報がすでに画像形成装置100の情報記憶部102のキャッシュ装置上にキャッシュ済か、未キャッシュかの検証を実施する。検証により、対応するヘルプ情報がキャッシュ済の場合(ステップS200のYES)、本タスクを終了する。
一方、検証により、未キャッシュの場合(ステップS200のNO)、画像形成装置100の情報記憶部102から入力されたキーに対応する(操作に対応する)ヘルプ情報が格納されているヘルプサーバ装置400のポインタURLを取得する。
取得したポインタURLを用いて、リクエスト・メッセージ(GETメソッド)を生成し、画像形成装置100のNIC部110を経由し、インターネット500へリクエスト・メッセージ(GETメソッド)を送出し、ヘルプサーバ装置400へヘルプ情報のダウンロード要求を発行する(ステップS201)。
リクエスト・メッセージ発行後、レスポンス・メッセージ(ヘルプ情報ファイル)の受信待ちとなり、ヘルプサーバ装置400からのレスポンス・メッセージを受信すると(ステップS202のYES)、受信エラーが発生したか否かの検証を実施する。検証により、エラーが発生した場合(ステップS203のYES)、エラーが発生した旨をログファイルに出力して(ステップS204)、処理を終了する。
他方、正常に受信した場合(ステップS203のNO)、受信したレスポンス・メッセージ(ヘルプ情報ファイル)を解析し、ヘルプ情報に埋め込まれている画像やリンク、文字修飾情報などを取得する(ステップS205)。
取得した情報から、別途送信されてくるファイルをすべて受信していない場合(ステップS206のNO)、受信した画像データ等のファイルを画像形成装置100の情報記憶部102に蓄積する(ステップS207)。
このとき、受信および蓄積処理中にエラーが発生した場合(ステップS209のYES)、エラーが発生した旨を記録して(ステップS210)、ステップS206に戻って、次のファイルの受信待ち状態になる。一方、正常に処理が終了した場合(ステップS209のNO)、ステップS206に戻って、次のファイルの受信待ち状態になる。
また、検証により、別途送信されるすべてのファイルを受信した場合(ステップS206のYES)、受信したヘルプ情報と別途送信されたファイルとを関連付けて画像形成装置100の情報記憶部102のキャッシュ装置上に蓄積し(ステップS208)、処理を終了する。
上記に説明した構成により、画像形成装置100の情報記憶部102のキャッシュ装置上に蓄積された、ヘルプ情報の表示は、まず母体となるヘルプ情報ファイルをキャッシュ装置上から取得し、取得したヘルプ情報ファイルの内容を解析して、画像情報などの表示に必要なファイルをキャッシュ装置上から取得して、文字修飾情報やリンク情報などを加味したうえで、レイアウトを生成して画像形成装置100の表示・入力装置部109の液晶ディスプレイに表示する。
また、ヘルプ情報は、文字情報だけに限らず、GIF形式の動画像データや、javaアプレットで表現したアニメーションオブジェクトなどを用いても良い。さらに必要であれば、音声データを併用しても良い。但し、通常の画像形成装置100では音声出力を扱えないので、この場合、予め画像形成装置100にスピーカ,アンプ,オーディオ用D/Aコンバータなどを搭載し、ヘルプサーバ装置400からは、ヘルプ情報の一部として、圧縮音声データを格納しておくことで、実現が可能であることは言うまでも無い。
最後に、図9のフローチャートを用いて、キャッシュ装置上に蓄積されたヘルプ情報の更新処理および削除処理について説明する。本タスクは、キャッシュ装置の空き領域が所定量以下になったとき、または、予め設定されているヘルプ情報の更新時期になったとき、バックグラウンドで動作する。
はじめに、本タスクがヘルプ情報の更新処理で起動された場合(ステップS300のYES)、画像形成装置100の情報記憶部102のキャッシュ装置上に蓄積されたヘルプ情報を取得する(ステップS301)。取得したヘルプ情報が前回更新処理を実施した以後に蓄積されたか否かの検証を実施する。検証により、前回更新処理を実施した以後に蓄積されたヘルプ情報のときは(ステップS303のYES)、次のヘルプ情報の検証をするため、ステップS308に進める。
検証により、前回更新処理を実施した以前に蓄積されたヘルプ情報のときは(ステップS303のNO)、画像形成装置100の情報記憶部102からヘルプ情報が格納されているヘルプサーバ装置400のポインタURLを取得する。取得したポインタURLを用いて、リクエスト・メッセージ(GETメソッド)を生成し、画像形成装置100のNIC部110を経由し、インターネット500へリクエスト・メッセージ(GETメソッド)を送出し、ヘルプサーバ装置400へヘルプ情報のダウンロード要求を発行する(ステップS305)。
リクエスト・メッセージ発行後、レスポンス・メッセージ(ヘルプ情報ファイル)の受信待ちとなり、ヘルプサーバ装置400からレスポンス・メッセージの受信が完了した場合(ステップS306のYES)、受信したレスポンス・メッセージ(ヘルプ情報ファイル)を画像形成装置100の情報記憶部102のキャッシュ装置上に蓄積する(ステップS307)。
すべてのヘルプ情報の更新が終了したか否かの検証を実施する。すべてのヘルプ情報が更新されると(ステップS308のYES)、処理を終了する。
更新するヘルプ情報がまだ存在するときは(ステップS308のNO)、ステップS301に戻って、次のヘルプ情報の更新を実施する。
他方、ヘルプ情報の削除処理で起動された場合(ステップS300のNO)、画像形成装置100の情報記憶部102のキャッシュ装置の容量が予め設定されている所定量を超えているとき(ステップS302のYES)、画像形成装置100の情報記憶部102のキャッシュ装置上に蓄積され、アクセス回数の少ないヘルプ情報を検索し、画像形成装置100の情報記憶部102のキャッシュ装置上から削除し(ステップS304)、ステップS302に戻って、キャッシュ装置の容量が予め設定されている所定量をまだ超えているかの検証を実施する。
検証により、容量が予め設定されている所定量以下であったとき(ステップS302のNO)、処理を終了する。
以上に説明した構成により、一連のキー入力操作をリアルタイムに監視し、予め設定した閾値を超えたとき、および予め設定したあるパターンに一致するようなキーの入力操作を検出した時点で、ユーザが画像形成装置の操作に関して不明な点(操作方法が判らなくなったこと)が生じていることをリアルタイムに予測し、予めユーザの操作に対応するヘルプ情報をユーザのヘルプ要求操作に先立ち、事前にヘルプ情報をダウンロードしておくことで、画像形成装置の現在の操作状況に適応するヘルプ情報をユーザに提示して、その後の画像形成装置を円滑に動作させるための操作指示を的確にガイドし、ユーザにストレスを与えない操作を実現でき、ユーザの満足度をさらに向上させることが可能となる画像形成装置が提供できる。
また、ユーザがヘルプボタンを押下して、ヘルプ情報の表示を要求してから、実際に表示されるまでのレスポンスタイムが大幅に向上し、操作の不明点を解消するまでの時間を削減することができるので、画像形成装置の可用性が向上するとともに、操作性が大きく向上し、ユーザの利便性の向上を図ることができる。
また、予め設定した設定値および予め設定したあるパターンが、ユーザの導入環境または運用方法等に適合した設定を容易に行うことができ、ユーザの稼動環境に適応した使い勝手の良い画像形成装置が提供できる。
さらに、ヘルプ情報の更新および削除はユーザが関知することなく、画像形成装置の情報記憶部のキャッシュ装置上にキャッシュしたヘルプ情報の新旧をヘルプサーバ装置に照会し、キャッシュしたヘルプ情報が古くなっている(ヘルプサーバ装置上にあるヘルプ情報が、更新されていて新しい)場合には、キャッシュしたヘルプ情報を更新する。
また、ヘルプ情報がバージョンアップされている場合に、キャッシュしたヘルプ情報を、自動的に最新の状態に保つことが可能になり、さらに、予めダウンロードして取り込んでおいたヘルプ情報は、キャッシュ装置上の記憶領域の空き容量が予め設定した容量以下になったとき、適宜削除が可能になり、キャッシュ装置の増設(容量の増加)という負担をかけることなく、簡単かつ安価な構成で、詳細で分かり易いヘルプ情報を常に最新の情報として画像形成装置に表示することができる。
本発明は、上述した実施形態に係る画像形成装置やヘルプサーバ装置を構成する各機能をそれぞれプログラム化し、予めCD−ROMのような記録媒体に書き込んでおき、画像形成装置およびヘルプサーバ装置に備えられた記録媒体読取装置にそのCD−ROMを装着して、それぞれ対応するプログラムをインストールして、それらの装置が備えるCPUで実行することによって、本発明の目的が達成されることは言うまでもない。
この場合、記録媒体から読み出されて実行された状態が上述した実施形態に係る機能を実現することになり、そのプログラムおよびそのプログラムを記録した記録媒体も本発明を構成することになる。
なお、このような機能を実現するプログラムは、半導体媒体(例えば、ROM、不揮発性メモリなど)、光媒体(例えば、DVD、MO、MD、CDなど)、磁気媒体(例えば、磁気テープ、フレキシブルディスクなど)などのいずれの形態に係る記録媒体で提供されてもよい。
あるいは、ネットワークなどの通信網を介して記憶装置に格納されたプログラムをサーバコンピュータから直接供給を受けるようにしてもよい。この場合、このサーバコンピュータの記憶装置も本発明の記録媒体に含まれる。
また、プログラムを実行することにより上述した実施形態に係る機能が実現されるだけでなく、そのプログラムの指示に基づき、オペレーティングシステムあるいは他のアプリケーションプログラムなどと共同して処理することによって上述した実施形態に係る機能が実現される場合も含まれる。
操作支援システムの全体構成を示す構成図である。 画像形成装置の構成を示すブロック図である。 表示・入力装置部の正面図である。 ヘルプサーバ装置の構成を示すブロック図である。 ユーザが所望したヘルプ情報を画像形成装置上へ表示するときの処理を説明するための図である。 画像形成装置におけるユーザのキー入力の操作の遷移を示す遷移図である。 入力されたキーに対応するヘルプ情報をダウンロードする処理手順を説明するためのフローチャートである。 ヘルプ情報の蓄積の処理手順を説明するためのフローチャートである。 ヘルプ情報の更新の処理手順を説明するためのフローチャートである。
符号の説明
100,100a,100b…画像形成装置、101…情報処理部、102…情報記憶部、103…原稿読み取り部、104…通信制御部、105…エンジンコントローラー部、106…プリントエンジン部、107…給排紙部、108…I/Oコントローラー部、109…表示・入力装置部、110…NIC(Network Interface Card)部、111…システムクロック(CLK)部、201…タッチパネル、202…機能キー、203…テンキー、204…クリアキー、205…リセットキー、206…スタートキー、250,250a,250b…ローカルエリアネットワーク、300a,300b…ルータ装置、400…ヘルプサーバ装置、401…RAM(ランダムアクセスメモリ)、402…ROM、403…I/Oコントローラー部、404…制御部、405…記憶部、406…通信制御部、407…入力部、408…表示部、409…読取部、500…インターネット。

Claims (18)

  1. ネットワークを介して画像形成装置に関するヘルプ情報をヘルプ情報データベースに格納するサーバ装置と連携して操作を支援する画像形成装置において、入力操作手段と、該入力操作手段において入力された操作指示に応じたヘルプ情報を、前記サーバ装置に保持する前記ヘルプ情報データベースから所定のタイミングで取得要求するダウンロード要求手段と、ダウンロードされたヘルプ情報を蓄積する手段と、蓄積したヘルプ情報を表示する手段とを備えることを特徴とする画像形成装置。
  2. 請求項1に記載の画像形成装置において、前記ダウンロード要求手段は、入力操作中、予め設定された条件を満足するか否かによって、前記サーバ装置から予め設定された条件に対応した操作のヘルプ情報を取得要求するかまたは取得要求しないかを判断するようにしたことを特徴とする画像形成装置。
  3. 請求項2に記載の画像形成装置において、前記設定された条件は、入力操作中、予め設定されている特定キーが入力されたときであることを特徴とする画像形成装置。
  4. 請求項2に記載の画像形成装置において、前記設定された条件は、入力操作中、入力されたキーが、予め設定されている入力頻度に達したときであることを特徴とする画像形成装置。
  5. 請求項2に記載の画像形成装置において、前記設定された条件は、入力操作中、予め設定されている経過時間に達しても、次の入力操作が実行されないときであることを特徴とする画像形成装置。
  6. 請求項2に記載の画像形成装置において、前記設定された条件は、入力操作中、予め設定されている間隔時間を超過しても、次の入力操作が実行されないときであることを特徴とする画像形成装置。
  7. 請求項2に記載の画像形成装置において、前記設定された条件は、入力操作中、予め設定されているキーの入力組合せパターンを検知したときであることを特徴とする画像形成装置。
  8. 請求項3乃至請求項7のいずれかに記載の画像形成装置において、前記設定された条件は、予め設定された条件の組合せが可能であることを特徴とする画像形成装置。
  9. 請求項1に記載の画像形成装置において、前記蓄積手段は、ヘルプ情報を内蔵あるいは外付けされた記録手段に逐次蓄積し、前記ダウンロード要求手段は、前記サーバ装置に対して取得要求するとき、前記記録手段に蓄積済みであるか否か、予め確認することを特徴とする画像形成装置。
  10. 請求項2または請求項9に記載の画像形成装置において、前記ダウンロード要求手段は、ダウンロードするヘルプ情報がすでに前記記録手段に蓄積済みと検証されたとき、ヘルプ情報を前記記録手段から取得するようにしたことを特徴とする画像形成装置。
  11. 請求項1に記載の画像形成装置において、ダウンロードされるヘルプ情報は検知した特定キーと関連する情報であることを特徴とする画像形成装置。
  12. 請求項1に記載の画像形成装置において、前記所定のタイミングとは、予め設定された条件が満足された直後に前記サーバ装置からヘルプ情報を取得するようにしたことを特徴とする画像形成装置。
  13. 請求項1に記載の画像形成装置において、内蔵あるいは外付けされた記録手段に逐次蓄積されたヘルプ情報は、予め設定された所定時間に達すると周期的に、更新するようにしたことを特徴とする画像形成装置。
  14. 請求項1に記載の画像形成装置において、内蔵あるいは外付けされた記録手段に逐次蓄積されたヘルプ情報は、記録手段の空き領域が予め設定された所定量以下に達すると、自動的に削除するようにしたことを特徴とする画像形成装置。
  15. ネットワークを介して画像形成装置に関するヘルプ情報を格納するサーバ装置と連携して操作を支援する画像形成装置におけるオンライン操作支援システムにおいて、前記サーバ装置は、前記画像形成装置に関するヘルプ情報をデータベースとして格納するヘルプ情報データベース手段と、該ヘルプ情報データベース手段に格納された前記ヘルプ情報を検索するヘルプ情報検索手段と、該ヘルプ情報検索手段において検索された前記ヘルプ情報を送信するヘルプ情報送信手段と、を有し、前記画像形成装置は、入力操作手段と、該入力操作手段において入力された操作指示に応じたヘルプ情報を、前記サーバ装置の前記ヘルプ情報データベースから所定のタイミングで取得要求するダウンロード要求手段と、ダウンロードされたヘルプ情報を蓄積する手段と、蓄積したヘルプ情報を表示する手段とを備えることを特徴とするオンライン操作支援システム。
  16. ネットワークを介して画像形成装置に関するヘルプ情報をヘルプ情報データベースに格納するサーバ装置と連携して操作支援するための画像形成装置のオンライン操作支援方法において、前記画像形成装置で入力された操作指示に応じたヘルプ情報を所定のタイミングで前記サーバ装置へダウンロード要求し、前記ヘルプ情報データベースから得たヘルプ情報を蓄積し、蓄積したヘルプ情報を表示するようにしたことを特徴とするオンライン操作支援方法。
  17. コンピュータに、請求項1乃至14のいずれかに記載の画像形成装置の機能、または、請求項15に記載のオンライン操作支援システムの機能、または請求項16に記載のオンライン操作支援方法を実行させるためのプログラム。
  18. 請求項17に記載のプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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