JP2005136346A - 基板処理装置および基板処理方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】基板の表面に形成されているレジスト(とくに、イオン注入によって表面に硬化層が形成されているレジスト)を、基板表面の酸化膜などにダメージを与えることなく良好に除去する。
【解決手段】プラズマアッシング部12によるアッシング処理に先立って、ウエハは、薬液洗浄部13に搬入されて、ウエハW上のレジストパターンの表面に形成されている硬質層を薬液で軟化するためのレジスト表面改質処理を受ける。
【選択図】 図4

Description

この発明は、基板の表面から不要なレジストを除去するための基板処理装置および基板処理方法に関する。
半導体装置の製造工程には、半導体ウエハ(以下、単に「ウエハ」という。)の表面に形成された酸化膜などを選択的にエッチングする工程や、ウエハの表面にリン、砒素、硼素などの不純物(イオン)を局所的に注入する工程が含まれる。これらの工程では、不所望な部分に対するエッチングまたはイオン注入を防止するため、ウエハの最表面に感光性樹脂などの有機物からなるレジスト膜がパターン形成されて、エッチングまたはイオン注入を所望しない部分がレジスト膜によってマスクされる。ウエハ上にパターン形成されたレジスト膜は、エッチングまたはイオン注入の後は不要になるから、エッチングまたはイオン注入の後には、そのウエハ上の不要となったレジスト膜を除去するためのレジスト除去処理が行われる。
レジスト除去処理は、たとえば、アッシング装置でレジスト膜をアッシング(灰化)して除去した後、ウエハを洗浄装置に搬入して、ウエハの表面からアッシング後のレジスト残渣を除去することによって達成できる。アッシング装置では、たとえば、処理対象のウエハを収容した処理室内が酸素ガス雰囲気にされて、その酸素ガス雰囲気中にマイクロ波が放射される。これにより、処理室内に酸素ガスのプラズマ(酸素プラズマ)が発生し、この酸素プラズマがウエハの表面に照射されることによって、ウエハの表面のレジストが分解されて除去される。一方、洗浄装置では、たとえば、ウエハの表面にAPM(ammonia−hydrogen peroxide mixture:アンモニア過酸化水素水)などの薬液が供給されて、ウエハの表面に対して薬液による洗浄処理(レジスト残渣除去処理)が施されることにより、ウエハの表面に付着しているレジスト残渣が除去される。
特開2001−308078号公報
ところが、イオン注入が行われた場合、レジスト膜の表面が変質(硬化)して酸化されにくくなっているため、酸素ガスのプラズマでは、レジスト膜を除去できないか、レジスト膜の除去に長時間を要する。イオン注入によって表面が変質したレジスト膜は、CF4に代表されるフッ化炭素系ガスを酸素ガスに添加した混合ガスを処理ガスとして、この処理ガスのプラズマを励起させた時に発生するフッ素の活性種によって除去できることが知られている。しかし、フッ素の活性種を含むプラズマがウエハWに長時間照射されていると、ウエハの表面のレジスト膜で覆われていない部分(たとえば、露呈した酸化膜)がフッ素の活性種によって腐食されるおそれがある。
そこで、この発明の目的は、基板上に形成されているレジスト(とくに、イオン注入によって表面に硬化層が形成されているレジスト)を、基板の表面にダメージを与えることなく良好に除去できる基板処理装置および基板処理方法を提供することである。
上記の目的を達成するための請求項1記載の発明は、基板(W)上に形成されているレジスト(R)の表面を改質するための処理を行うレジスト表面改質処理部(13;6)と、このレジスト表面改質処理部における処理によって表面が改質されたレジストを灰化して除去するための処理を行う灰化処理部(12)と、上記レジスト表面改質処理部および上記灰化処理部に対して基板を搬送するための基板搬送機構(11)とを含むことを特徴とする基板処理装置である。
なお、括弧内の英数字は、後述の実施形態における対応構成要素等を表す。以下、この項において同じ。
請求項1記載の発明によれば、灰化処理部における処理に先立って、基板上に形成されているレジストの表面を改質することができる。
これにより、レジストの表面にイオン注入によって硬質層が形成されている場合には、その硬質層を灰化処理部における処理で除去されやすいように改質すれば、灰化処理部では、ごく短時間の処理で基板上のレジストを除去することができる。よって、灰化処理部による処理でフッ素の活性種を含むプラズマが用いられても、基板表面の酸化膜などにダメージを与えることなく、その基板上のレジストを除去することができる。
上記基板処理装置がイオン注入によって硬質層が形成されたレジストを有する基板を処理対象とする場合、上記レジスト表面改質処理部は、請求項2に記載のように、基板へのイオン注入によってレジストの表面に形成された硬化層(Rh)を改質するための処理を行うものということになる。
請求項3記載の発明は、上記レジスト表面改質処理部は、基板上に硫酸と過酸化水素水との混合液を供給するための硫酸過水供給手段(133)を備えていることを特徴とする請求項1または2記載の基板処理装置である。
この発明によれば、基板上に硫酸と過酸化水素水との混合液を供給することができ、これにより、レジストの表面にイオン注入による硬質層が形成されている場合に、その硬質層を硫酸と過酸化水素水との混合液の酸化力によって軟化させて、硬質層を灰化処理部による処理で除去されやすい状態にすることができる。したがって、灰化処理部における短時間の処理で、基板の表面からレジストパターンを除去することができる。
請求項4記載の発明は、上記レジスト表面改質処理部(6)は、基板を加熱するための基板加熱手段(62)と、基板を冷却するための基板冷却手段(63)とを備えていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の基板処理装置である。
この発明によれば、基板加熱手段によって基板を加熱したり、基板冷却手段によって基板を冷却したりすることができる。
これにより、基板を所定温度以上に加熱した後すぐに、その基板を冷却するといったことが可能であり、レジストの表面にイオン注入による硬質層が形成されている場合に、そうすることによって、硬質層に温度差による亀裂を生じさせることができる。硬質層に亀裂が生じていれば、灰化処理部による処理がプラズマを用いた処理である場合に、その亀裂から酸素活性種などを硬質層内に入り込ませることができる。したがって、灰化処理部における短時間の処理で、基板の表面からレジストパターンを除去することができる。
なお、請求項5に記載のように、上記レジスト表面改質処理部は、基板を載置するための基板載置台(61)をさらに備え、上記基板加熱手段は、上記基板載置台に内蔵されており、上記基板冷却手段は、上記基板載置台に載置された基板に冷却水を供給するものであってもよい。
請求項6記載の発明は、上記レジスト表面改質処理部は、基板上のレジストの表面粗度を増大させる粗度増大手段(71,72)を備えていることを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の基板処理装置である。
この発明によれば、レジストの表面粗度を増大させることができる。
レジストの表面粗度を増大させることにより、レジストの表面積を増大させることができるから、灰化処理部における処理がプラズマを用いた処理である場合には、レジストの表面に多くの酸素活性種などが照射される。これにより、灰化処理部における処理の速度が増大するから、灰化処理部における短時間の処理で、基板の表面からレジストパターンを除去することができる。
請求項7記載の発明は、上記粗度増大手段は、基板と対向配置される粗面を有するスタンプ部材(71)と、このスタンプ部材を基板上のレジストの表面に対して接触および離間させるための接触/離間機構(72)とを備えていることを特徴とする請求項6記載の基板処理装置である。
この発明によれば、スタンプ部材の粗面を基板上のレジストの表面に押し付けることにより、レジストの表面に微細な凹凸を形成して、レジストの表面粗度を増大させることができる。
請求項8記載の発明は、上記灰化処理部における処理が施された基板を洗浄するための洗浄処理部(13)をさらに含むことを特徴とする請求項1乃至7のいずれかに記載の基板処理装置である。
この発明によれば、灰化処理部における処理で基板上に残ったレジストを、洗浄処理部による洗浄処理で除去することができる。
請求項9記載の発明は、基板へのイオン注入によって基板上のレジストの表面に形成された硬化層を改質するためのレジスト表面改質工程と、このレジスト表面改質工程で表面が改質されたレジストを灰化して除去するための灰化処理工程とを含むことを特徴とする基板処理方法である。
この発明によれば、請求項1に関連して述べた効果と同様な効果を得ることができる。
請求項10記載の発明は、上記レジスト表面改質工程は、基板上に硫酸と過酸化水素水との混合液を供給する硫酸過水供給工程を含むことを特徴とする請求項9記載の基板処理方法である。
この発明によれば、請求項3に関連して述べた効果と同様な効果を得ることができる。
請求項11記載の発明は、上記レジスト表面改質工程は、基板の加熱および冷却を所定の順序で連続的に行うことによって当該基板に温度変化を与える温度変化工程を含むことを特徴とする請求項9または10記載の基板処理方法である。
この発明によれば、請求項4に関連して述べた効果と同様な効果を得ることができる。
請求項12記載の発明は、上記レジスト表面改質工程は、基板上に形成されているレジストの表面に粗面を押し付けるスタンプ工程を含むことを特徴とする請求項9乃至11のいずれかに記載の基板処理方法である。
この発明によれば、請求項6に関連して述べた効果と同様な効果を得ることができる。
請求項13載の発明は、上記灰化処理工程の後に、上記灰化処理工程における処理が施された基板を洗浄するための洗浄処理工程をさらに含むことを特徴とする請求項9乃至12のいずれかに記載の基板処理方法である。
この方法によれば、請求項7に関連して述べた効果と同様な効果を得ることができる。
以下では、この発明の実施の形態を、添付図面を参照して詳細に説明する。
図1は、この発明の一実施形態に係る基板処理装置のレイアウトを示す簡略化した平面図である。この基板処理装置は、基板の一例としてのウエハWに対してレジスト除去処理を行うための装置であり、具体的には、レジストパターン(レジストコーティング、露光および現像の各工程を経ることによってパターン形成されたレジスト膜)が形成された表面上にリン、砒素、硼素などの不純物のイオンを照射することにより、その表面に不純物が局所的に注入されたウエハWを処理対象として、ウエハWの表面から不要になったレジストパターンを除去する処理を行うための装置である。イオン注入(不純物注入)された後のレジストパターンの表面には、その表面がイオン注入で変質することによって硬質層が形成されている。
この基板処理装置は、基板処理部1と、この基板処理部1に結合されたインデクサ部2とを備えている。また、インデクサ部2の基板処理部1が結合されている側とは反対側には、それぞれ1つのカセットCを載置可能な複数(この実施形態では3つ)のカセット載置台3が並べて設けられている。カセットCは、この基板処理装置が設置された工場内でウエハWを搬送する際に用いられるものであり、複数枚のウエハWを多段に積層した状態で収容して保持することができる。
基板処理部1には、平面視において、中央部に基板搬送ロボット11が配置されており、この基板搬送ロボット11の周囲を取り囲むように、各2つのプラズマアッシング部12および薬液洗浄部13が配置されている。基板搬送ロボット11は、プラズマアッシング部12および薬液洗浄部13にアクセスすることができ、これらのプラズマアッシング部12および薬液洗浄部13との間で相互にウエハWの受け渡しを行うことができるようになっている。
インデクサ部2には、インデクサロボット21が備えられていて、このインデクサロボット21は、カセット載置台3に載置されたカセットCにアクセスして、カセットCから未処理のウエハWを取り出すことができ、その取り出した未処理のウエハWを基板搬送ロボット11に受け渡すことができる。また、インデクサロボット21は、処理済のウエハWを基板搬送ロボット11から受け取ることができ、その受け取ったウエハWをカセット載置台3に載置されたカセットCに収納することができる。処理済のウエハWは、そのウエハWが未処理の状態のときに収容されていたカセットCに収納されてもよいし、未処理のウエハWを収容するカセットCと処理済のウエハWを収容するカセットCとを分けておいて、未処理の状態のときに収容されていたカセットCとは別のカセットCに収容されてもよい。
図2は、プラズマアッシング部12の構成を説明するための図解的な断面図である。プラズマアッシング部12は、ステンレス鋼などを用いて形成された真空容器121と、この真空容器121の開放された上面を閉塞するように設けられた誘電体窓122と、真空容器121および誘電体窓122によって形成されるプラズマ処理室123からの排気のための排気口124と、プラズマ処理室123に処理ガスを導入するためのガス導入管125と、プラズマ処理室123の気圧を検出するための圧力計126と、プラズマ処理室123に配置されて、ウエハWを載置して保持するためのウエハステージ127と、このウエハステージ127に内蔵されたヒータ128と、誘電体窓122の上方に設けられて、マイクロ波などの高周波電力を誘電体窓122に向けて供給(導波)するための高周波電力供給器(マイクロ波導波管)129とを備えている。
排気口124には、真空ポンプやバルブなどを含む排気装置41が接続されており、この排気装置41を作動させることによって、プラズマ処理室123のガスを排気口124を通して排気することができる。また、排気装置41による排気速度を制御することにより、プラズマ処理室123の気圧を調節することができる。
ガス導入管125には、バルブや流量制御器などを含むガス導入装置42が接続されている。ガス導入装置42には、酸素含有ガス源421からの酸素含有ガス、フッ素含有ガス源422からのフッ素含有ガス(フッ素系ガス)および窒素ガス源423からの窒素ガスが供給されるようになっており、ガス導入装置42内の各ガス供給ライン(酸素含有ガス供給ライン、フッ素含有ガス供給ライン、窒素ガス供給ライン)上に設けられたバルブの開閉を制御することによって、ガス導入管125からプラズマ処理室123に導入される処理ガスに含まれるガスの種類を変更することができる。また、各ガス供給ライン上に設けられた流量制御器を制御することにより、ガス導入管125からプラズマ処理室123に導入される処理ガスの流量およびその処理ガスに含まれる各ガス成分の濃度(ガス混合比)を変更することができる。
なお、酸素含有ガスとしては、O2、N2O、NO2、CO2などを例示することができる。また、フッ素含有ガスとしては、F2、NF3、SF6、CF4、C26、C48、CHF3、CH22、CH3F、C38、S22、SF2、SF4、SOF2などを例示することができる。
高周波電力供給器129には、マイクロ波電源などの高周波電源43が接続されている。高周波電源43としては、マイクロ波電源に限らず、VHF電源やRF電源などを用いてもよく、この場合には、棒状アンテナ、コイル、誘導結合用電極、容量結合用電極などを用いて、高周波電源43からの高周波電力を誘電体窓122に向けて供給することができる。
また、プラズマアッシング部12は、マイクロコンピュータを含む構成のアッシング制御部44を備えている。アッシング制御部44には、圧力計126、ならびに酸素含有ガス源421、フッ素含有ガス源422および窒素ガス源423からガス導入装置42へと延びた各ガス供給ラインに介装されて、酸素含有ガス、フッ素含有ガスおよび窒素ガスの流量をそれぞれ検出するための流量計424,425,426の検出信号が入力されるようになっている。アッシング制御部44は、各入力信号に基づいて、ヒータ128、排気装置41、ガス導入装置42および高周波電源43を制御する。
図3は、薬液洗浄部13の構成を説明するための図解的な断面図である。薬液洗浄部13は、隔壁で区画された薬液処理室131に、ウエハWをほぼ水平に保持して回転させるためのスピンチャック132と、このスピンチャック132に保持されたウエハWの表面にSPMの液滴の噴流を供給するための二流体スプレーノズル133と、ウエハWから流下または飛散するSPMなどの処理液を受け取るためのカップ134とを備えている。
スピンチャック132は、たとえば、複数個の挟持部材でウエハWを挟持することにより、ウエハWをほぼ水平な姿勢で保持することができる。スピンチャック132には、回転駆動機構51からの回転力が与えられるようになっていて、これにより、複数個の挟持部材で保持したウエハWをほぼ水平な姿勢を保ったまま回転させることができる。
二流体スプレーノズル133には、所定温度に温度調節されたSPM(H2SO4+H22)を供給するためのSPM供給管52と、窒素ガス供給源からの高圧の窒素ガス(N2)を供給するための高圧窒素ガス供給管53とが接続されている。二流体スプレーノズル133にSPMと高圧窒素ガスとが同時に供給されると、そのSPMと高圧窒素ガスとが混合されて、SPMの微細な液滴が形成され、このSPMの液滴が噴流となって、二流体スプレーノズル133から吐出される。SPM供給管52の途中部には、二流体スプレーノズル133へのSPMの供給を制御するためのSPM供給バルブ54が介装されている。また、高圧窒素ガス供給管53の途中部には、二流体スプレーノズル133への窒素ガスの供給を制御するための高圧窒素ガス供給バルブ55が介装されている。
また、二流体スプレーノズル133は、少なくともウエハWの回転中心からその周縁部に至る範囲を含む範囲で液滴の供給位置を変更できるスキャンノズルとしての基本形態を有している。具体的には、スピンチャック132の側方には、旋回軸135が鉛直方向にほぼ沿って配置されており、二流体スプレーノズル133は、その旋回軸135の上端部からほぼ水平に延びたノズルアーム136の先端部に取り付けられている。旋回軸135には、旋回駆動機構56からの駆動力が与えられるようになっていて、旋回軸135を所定の角度範囲内で往復回転させることにより、スピンチャック132に保持されたウエハWの上方でノズルアーム136を揺動させることができ、これに伴って、スピンチャック132に保持されたウエハWの表面上で、二流体スプレーノズル133からの液滴の噴流の供給位置をスキャン(移動)させることができる。
さらに、薬液洗浄部13は、マイクロコンピュータを含む構成の洗浄制御部57を備えている。洗浄制御部57は、ウエハWに対する処理の際に、回転駆動機構51および旋回駆動機構56を制御し、また、SPM供給バルブ54および高圧窒素ガス供給バルブ55の開閉を制御する。
図4は、上記の基板処理装置の動作を説明するための概念図である。インデクサロボット21(図1参照)によってカセットC(図1参照)から未処理のウエハWが取り出されて、そのウエハWが基板搬送ロボット11(図1参照)に受け渡されると、基板搬送ロボット11は、そのウエハWを2つの薬液洗浄部13のいずれか一方に搬入する。薬液洗浄部13では、ウエハWに対して、ウエハW上のレジストパターンの表面を改質するためのレジスト表面改質処理が行われる。
具体的には、図3を参照して、薬液洗浄部13に搬入されたウエハWは、スピンチャック132に受け渡され、スピンチャック132によって所定の回転速度で回転される。また、二流体スプレーノズル133がカップ134の外側に設定された待機位置からスピンチャック132に保持されたウエハWの上方に設定された処理開始位置に配置される。そして、二流体スプレーノズル133にSPMと高圧窒素ガスとが供給されて、二流体スプレーノズル133からSPMの液滴の噴流が吐出される。この一方で、ノズルアーム136の揺動によって、二流体スプレーノズル133からの液滴の噴流が導かれるウエハWの表面上の供給位置(SPM供給位置)が、ウエハWの回転中心からウエハWの周縁部に至る範囲内を円弧状の軌跡を描きつつ移動する。これにより、ウエハWの表面の全域にSPMの液滴の噴流が供給され、そのSPMが有する強い酸化力によって、ウエハW上のレジストパターンの表面に形成されている硬質層が軟化(膨潤)していく。SPM供給位置の往復スキャンが所定回数行われると、ウエハWへのSPMの供給が停止されて、硬質層が軟化したレジストパターンを有するウエハWが薬液洗浄部13から搬出される。
なお、必ずしもSPMが液滴の噴流の状態でウエハWの表面に供給される必要はなく、二流体スプレーノズル133に供給される窒素ガスの流量を小さく(零を含む。)して、二流体スプレーノズル133からウエハWの表面にSPMが連続流の状態で供給されてもよい。
その後、薬液洗浄部13から搬出されたウエハWは、基板搬送ロボット11によって、2つのプラズマアッシング部12のいずれか一方に搬入される。プラズマアッシング部12では、薬液洗浄部13によるレジスト表面改質処理によって硬質層が改質(軟化)されたレジストパターンをアッシングして所定の膜厚になるまで(たとえば、少なくとも硬質層が除去されるまで)除去するアッシング処理が行われる。
具体的には、図2を参照して、プラズマアッシング部12(プラズマ処理室123)に搬入されたウエハWは、その表面を上方に向けた状態でウエハステージ127上に載置される。ウエハステージ127は、たとえば、上面に複数の基板支持部を有していて、その複数の基板支持部でウエハWを下方から支持することにより、ウエハWをその下面とウエハステージ127の上面との間に0.3mm以下の間隔を空けた状態で保持する。また、ウエハステージ127に内蔵されたヒータ128は、ウエハWの搬入前から所定温度に発熱制御されている。これにより、ウエハWがウエハステージ127上に載置されると、そのヒータ128からの発熱によって、ウエハWがヒータ128の発熱温度(上記所定温度)付近まで加熱される。
ヒータ128の発熱温度は、たとえば、常温〜400℃の範囲内に設定されるとよく、70〜180℃の範囲内に設定されることが好ましい。さらに、レジストパターンのポッピングによるウエハWの汚染を防止するために、そのポッピングを生じないような温度範囲内(たとえば、70〜100℃)に設定されることがより好ましい。
つづいて、排気口124に接続された排気装置41の真空ポンプが制御されて、たとえば、プラズマ処理室123の気圧が1.33×10-7Pa以下になるまで、プラズマ処理室123の排気が行われる。その後、ガス導入装置42が制御されて、ガス導入管125からプラズマ処理室123に、たとえば、フッ素含有ガスをその濃度が1体積%以下となるように酸素ガス(O2)中に添加して得られる混合ガスが処理ガスとして導入される。プラズマ処理室123に導入される処理ガスの流量は、100〜6000sccmの範囲内で制御されて、この処理ガスの導入流量と排気装置41による排気流量との制御によって、プラズマ処理室123の気圧が5〜400Paの範囲内に維持される。
なお、処理ガスは、少なくとも酸素(原子)を含むガスであればよく、たとえば、水素ガス(H2)をその濃度が4体積%以下となるように窒素、アルゴン、ヘリウム、ネオン、クリプトン、キセノンなどの不活性ガスで希釈したフォーミングガスがガス導入装置42に供給されるように構成して、フッ素含有ガスの濃度が1体積%以下となり、かつ、フォーミングガスの濃度が50体積%以下となるように、フッ素含有ガス、フォーミングガスおよび酸素ガスを混合して得られる混合ガスが処理ガスとしてプラズマ処理室123に導入されてもよい。
こうしてプラズマ処理室123に処理ガスが充満した状態で、高周波電源43から高周波電力としてのマイクロ波が出力される。マイクロ波は、高周波電力供給器129によって誘電体窓122へと導かれ、さらに誘電体窓122を透過して、プラズマ処理室123に放射される。そして、その放射されるマイクロ波のエネルギーにより、プラズマ処理室123に処理ガスの高密度プラズマが励起され、この高密度プラズマによって発生した酸素活性種などが、ウエハWの表面に形成されているレジストパターンに到達して、レジストパターンがアッシングされていく。
マイクロ波の出力が所定時間続けられると、高周波電源43からのマイクロ波の出力が停止されるとともに、ガス導入管125からプラズマ処理室123への処理ガスの導入が停止される。処理ガスの導入停止後も、プラズマ処理室123に残っている処理ガス(残ガス)を除去するために、排気装置41によるプラズマ処理室123の排気が続けられる。その後、プラズマ処理室123がほぼ真空状態になると、ガス導入装置42が制御されて、ガス導入管125からプラズマ処理室123に窒素ガスが導入される。そして、プラズマ処理室123の気圧が常圧まで上がると、プラズマ処理室123への窒素ガスの導入が停止されて、レジストパターンが所定の膜厚になるまで除去されたウエハWがプラズマアッシング部12から搬出される。
プラズマアッシング部12から搬出されたウエハWは、基板搬送ロボット11によって、2つの薬液洗浄部13のいずれか一方に再び搬入される。薬液洗浄部13では、ウエハW上の所定の膜厚のレジストパターンを完全に除去して、ウエハWの表面を清浄な状態にするための洗浄処理が行われる。
具体的には、図3を参照して、薬液洗浄部13に搬入されたウエハWは、スピンチャック132に受け渡され、スピンチャック132によって所定の回転速度で回転される。また、二流体スプレーノズル133がカップ134の外側に設定された待機位置からスピンチャック132に保持されたウエハWの上方に設定された処理開始位置に配置される。そして、二流体スプレーノズル133にSPMと高圧窒素ガスとが供給されて、二流体スプレーノズル133からSPMの液滴の噴流が吐出される。この一方で、ノズルアーム136の揺動によって、二流体スプレーノズル133からの液滴の噴流が導かれるウエハWの表面上の供給位置(SPM供給位置)が、ウエハWの回転中心からウエハWの周縁部に至る範囲内を円弧状の軌跡を描きつつ移動する。これにより、ウエハWの表面の全域にSPMの液滴の噴流が供給され、そのSPMが有する強い酸化力およびSPMの液滴の噴流がウエハWの表面に衝突したときの衝撃によって、ウエハWの表面に残っているレジストパターンが除去されていく。
SPM供給位置の往復スキャンが所定回数行われると、ウエハWへのSPMの供給が停止されて、二流体スプレーノズル133がカップ134の外側に設定された待機位置に戻される。その後は、ウエハWの表面にDIW(脱イオン化された純水)が供給されて、ウエハWの表面に付着しているSPMがDIWによって洗い流される。DIWの供給が一定時間にわたって続けられると、DIWの供給が停止され、つづいて、回転駆動機構51が制御され、ウエハWを高回転速度(たとえば、3000rpm)で回転させて、ウエハWに付着しているDIWが遠心力で振り切って乾燥させる処理(スピンドライ処理)が行われる。この処理が完了すると、回転駆動機構51が制御されて、スピンチャック132によるウエハWの回転が止められた後、薬液洗浄部13(薬液処理室131)から処理済のウエハWが搬出されていく。薬液洗浄部13から搬出されたウエハWは、基板搬送ロボット11からインデクサロボット21に受け渡され、インデクサロボット21によってカセットCに収納される。
以上のように、この実施形態によれば、プラズマアッシング部12によるアッシング処理に先立って、イオン注入によってレジストパターンの表面に形成された硬質層が軟化されるので、アッシング処理においてウエハWの表面にフッ素の活性種を含むプラズマをごく短時間照射することにより、ウエハWの表面からレジストパターンを所定膜厚まで除去することができる。そして、ウエハWの表面に残ったレジストパターン(レジスト残渣)は、その後に薬液洗浄部13による洗浄処理を施すことによって除去することができる。よって、ウエハの表面のレジスト膜で覆われていない部分(たとえば、露呈した酸化膜)がフッ素の活性種によってダメージを受けることなく、ウエハWの表面のレジストパターンを良好に除去することができる。
図5は、この発明の他の実施形態について説明するための図である。この実施形態では、たとえば、図1に示す基板処理装置において、プラズマアッシング部12もしくは薬液洗浄部13の1つに代えて、または、基板搬送ロボット11の周囲に追加して、ウエハWに急激な温度変化を与えることにより、レジストパターンRの表面に形成されている硬質層Rhを改質するレジスト表面改質処理部6がさらに備えられている。
レジスト表面改質処理部6には、ウエハWを載置して保持するためのウエハステージ61が設けられている。このウエハステージ61の内部には、ウエハステージ61上に載置されたウエハWを加熱するためのヒータ62が内臓されている。また、ウエハステージ61の上方には、ウエハステージ61上に載置されたウエハWの表面に冷却水(たとえば、常温(約25℃)程度のDIW)を供給するための冷却水ノズル63が配置されている。
このレジスト表面改質処理部6に搬入されたウエハWは、その表面を上方に向けた状態でウエハステージ61上に載置され、まず、ヒータ62からの発熱によって所定温度(たとえば、150〜200℃)に加熱される。そして、ウエハWの温度が上記所定温度に達するのに十分な時間が経過すると、ヒータ62による加熱が停止され、その後すぐに、冷却水ノズル63からウエハWの表面に冷却水が供給される。これにより、所定温度以上に加熱されて熱膨張していた硬質層Rhが急激に熱収縮し、この急激な変化によって硬質層Rhに亀裂が生じる。
こうして硬質層Rhに亀裂を生じたウエハWは、レジスト表面改質処理部6からプラズマアッシング部12に搬送されて、プラズマアッシング部12によるアッシング処理を受ける。硬質層Rhに亀裂が生じているから、アッシング処理では、その亀裂から酸素やフッ素の活性種が硬質層Rh内に入り込む。これにより、ごく短時間のアッシング処理で、ウエハWの表面からレジストパターンを所定膜厚まで除去することができる。そして、ウエハWの表面に残ったレジストパターンは、その後に薬液洗浄部13による洗浄処理を施すことによって除去することができる。よって、この実施形態によっても、ウエハの表面のレジスト膜で覆われていない部分がフッ素の活性種によってダメージを受けることなく、ウエハWの表面のレジストパターンを良好に除去することができる。
なお、プラズマアッシング部12に備えられているウエハステージ127にもヒータ128が内蔵されているから(図2参照)、プラズマアッシング部12のプラズマ処理室123に冷却水ノズル63を設けることにより、プラズマアッシング部12で上記のようなレジスト表面改質処理を達成することもできる。この場合、プラズマアッシング部12が、レジスト表面改質処理部の機能を併せ持つことになる。
また、ウエハWを加熱する手段は、ウエハステージ61に内蔵されたヒータ62に限らず、たとえば、ウエハステージ61の上方に配置したハロゲンランプまたは赤外線ランプなどのランプ熱源であってもよい。この場合、ランプ熱源には、レジストRの色に対して最も熱吸収率が高い光を照射するランプを採用することが好ましい。
図6は、この発明のさらに他の実施形態について説明するための図である。この実施形態では、薬液洗浄部13(薬液処理室131)に、ウエハW上のレジストパターンRの表面に形成されている硬質層Rhの表面粗度を上げるためのスタンプ部材71が備えられている。
スタンプ部材71は、ウエハWとほぼ同じサイズの円形平板状に形成されており、スピンチャック132(図6では図示せず。)の上方に、このスピンチャック132に保持されたウエハWとほぼ平行をなした状態で配置されている。スタンプ部材71の下面、つまりウエハWに対向する面711は、サンドペーパのように微細な凹凸を有する粗面に形成されている。また、スタンプ部材71には、このスタンプ部材71を昇降させるための昇降駆動機構72が結合されていて、これにより、スタンプ部材71の粗面711をウエハWの表面に接触させたり、ウエハWの表面から離間させたりすることができる。
このような構成の薬液洗浄部13に搬入されたウエハWは、その表面を上方に向けた状態でスピンチャック132に保持される。このとき、スタンプ部材71は、ウエハWの搬入の妨げにならないように、スピンチャック132の上方に大きく退避している。ウエハWがスピンチャック132に保持されると、昇降駆動機構72の働きにより、スタンプ部材71が下降されて、スタンプ部材71の粗面711がウエハWの表面に押し付けられる。ウエハWの表面において、その最表面にレジストパターンRが形成されているので、結果として、スタンプ部材71の粗面711は、レジストパターンRの表面に押し付けられる。これにより、レジストパターンRの表面の硬質層Rhには、粗面711が有する微細な凹凸に対応した凹凸が形成される。
微細な凹凸が形成されることによって表面粗度が増大したレジストパターンR(硬質層Rh)を有するウエハWは、薬液洗浄部13からプラズマアッシング部12に搬送されて、プラズマアッシング部12によるアッシング処理を受ける。硬質層Rhの表面粗度が増大したことによって、硬質層Rhの表面積が増大しているから、アッシング処理では、硬質層Rhの表面粗度が小さい場合(硬質層Rhの表面に微細な凹凸が形成されていない場合)に比べて、硬質層Rhと酸素活性種との接触面積が増加する等の理由により反応速度が増加する。これにより、アッシング処理の速度が増大するから、ごく短時間のアッシング処理で、ウエハWの表面からレジストパターンを所定膜厚まで除去することができる。そして、ウエハWの表面に残ったレジストパターンは、その後に薬液洗浄部13による洗浄処理を施すことによって除去することができる。よって、この実施形態によっても、ウエハの表面のレジスト膜で覆われていない部分がフッ素の活性種によってダメージを受けることなく、ウエハWの表面のレジストパターンを良好に除去することができる。
なお、スピンドライ処理時などにウエハWの表面に近接した位置に対向配置される遮断板が薬液洗浄部13に備えられている場合には、その遮断板の下面を粗面にすることによって、遮断板をスタンプ部材として用いることができる。
また、この実施形態では、薬液洗浄部13がレジスト表面改質処理部の機能を併せ持つ構成としたが、スタンプ部材71を有するレジスト表面改質処理部が、基板処理装置に薬液洗浄部13とは別に設けられてもよい。
さらにまた、スタンプ部材71に代えて、周面が粗面に形成されたローラ部材を設けて、このローラ部材をウエハWの表面上で転動させることによって、ウエハW上のレジストパターンRの表面粗度が上げられるようにしてもよい。また、スタンプ部材71に代えて、針状部材を設けて、この針状部材でウエハW上のレジストパターンRの表面を傷つけることにより、レジストパターンRの表面粗度が上げられるようにしてもよい。
以上、この発明のいくつかの実施形態を説明したが、この発明は、さらに他の形態で実施することもできる。たとえば、薬液洗浄部13では、SPMが用いられているが、SPMに限らず、APM(ammonia−hydrogen peroxide mixture:アンモニア過酸化水素水)またはHF/O3(フッ酸オゾン)などの他の種類の薬液が用いられてもよい。
また、必ずしもプラズマアッシング部12で用いられる処理ガスにフッ素含有ガスが混合されている必要はなく、処理ガスには、少なくとも酸素(原子)が含まれていればよい。
さらに、処理対象となる基板は、レジストパターンが形成された表面上に不純物のイオンを照射することにより、その表面に不純物が局所的に注入されたウエハWに限らず、レジストパターンが形成された酸化膜などの薄膜上にエッチング液を供給することにより、その薄膜が選択的にエッチングされたウエハWであってもよく、基板の種類も、液晶表示装置用ガラス基板、プラズマディプレイパネル用ガラス基板、フォトマスク用ガラス基板および磁気/光ディスク用基板などの他の種類の基板であってもよい。
その他、特許請求の範囲に記載された事項の範囲で種々の設計変更を施すことが可能である。
この発明の一実施形態に係る基板処理装置のレイアウトを示す簡略化した平面図である。 プラズマアッシング部の構成を説明するための図解的な断面図である。 薬液洗浄部の構成を説明するための図解的な断面図である。 上記の基板処理装置の動作を説明するための概念図である。 この発明の他の実施形態について説明するための図である。 この発明のさらに他の実施形態について説明するための図である。この実施形
符号の説明
1 基板処理部
6 レジスト表面改質処理部
11 基板搬送ロボット
12 プラズマアッシング部
13 薬液洗浄部
21 インデクサロボット
61 ウエハステージ
62 ヒータ
63 冷却水ノズル
71 スタンプ部材
72 昇降駆動機構
133 二流体スプレーノズル
711 粗面
R レジストパターン
Rh 硬質層
W ウエハ

Claims (13)

  1. 基板上に形成されているレジストの表面を改質するための処理を行うレジスト表面改質処理部と、
    このレジスト表面改質処理部における処理によって表面が改質されたレジストを灰化して除去するための処理を行う灰化処理部と、
    上記レジスト表面改質処理部および上記灰化処理部に対して基板を搬送するための基板搬送機構と
    を含むことを特徴とする基板処理装置。
  2. 上記レジスト表面改質処理部は、基板へのイオン注入によってレジストの表面に形成された硬化層を改質するための処理を行うものであることを特徴とする請求項1記載の基板処理装置。
  3. 上記レジスト表面改質処理部は、基板上に硫酸と過酸化水素水との混合液を供給するための硫酸過水供給手段を備えていることを特徴とする請求項1または2記載の基板処理装置。
  4. 上記レジスト表面改質処理部は、基板を加熱するための基板加熱手段と、基板を冷却するための基板冷却手段とを備えていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の基板処理装置。
  5. 上記レジスト表面改質処理部は、基板を載置するための基板載置台をさらに備え、
    上記基板加熱手段は、上記基板載置台に内蔵されており、
    上記基板冷却手段は、上記基板載置台に載置された基板に冷却水を供給するものであることを特徴とする請求項4記載の基板処理装置。
  6. 上記レジスト表面改質処理部は、基板上のレジストの表面粗度を増大させる粗度増大手段を備えていることを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の基板処理装置。
  7. 上記粗度増大手段は、基板と対向配置される粗面を有するスタンプ部材と、このスタンプ部材を基板上のレジストの表面に対して接触および離間させるための接触/離間機構とを備えていることを特徴とする請求項6記載の基板処理装置。
  8. 上記灰化処理部における処理が施された基板を洗浄するための洗浄処理部をさらに含むことを特徴とする請求項1乃至7のいずれかに記載の基板処理装置。
  9. 基板へのイオン注入によって基板上のレジストの表面に形成された硬化層を改質するためのレジスト表面改質工程と、
    このレジスト表面改質工程で表面が改質されたレジストを灰化して除去するための灰化処理工程と
    を含むことを特徴とする基板処理方法。
  10. 上記レジスト表面改質工程は、基板上に硫酸と過酸化水素水との混合液を供給する硫酸過水供給工程を含むことを特徴とする請求項9記載の基板処理方法。
  11. 上記レジスト表面改質工程は、基板の加熱および冷却を所定の順序で連続的に行うことによって当該基板に温度変化を与える温度変化工程を含むことを特徴とする請求項9または10記載の基板処理方法。
  12. 上記レジスト表面改質工程は、基板上に形成されているレジストの表面に粗面を押し付けるスタンプ工程を含むことを特徴とする請求項9乃至11のいずれかに記載の基板処理方法。
  13. 上記灰化処理工程の後に、上記灰化処理工程における処理が施された基板を洗浄するための洗浄処理工程をさらに含むことを特徴とする請求項9乃至12のいずれかに記載の基板処理方法。
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