JP2005134975A - 情報配信方法、情報配信システムおよび情報配信装置 - Google Patents

情報配信方法、情報配信システムおよび情報配信装置 Download PDF

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Abstract

【課題】各クライアント装置に負荷をかけることなく、クライアント装置のそれぞれに対して能動的に作用して同じ情報を同時に配信をできるようにすると共に、配信元のサーバー装置が意図しない情報信号の配信の中断を生じさせないようにする。
【解決手段】サーバー装置のキー操作部162を通じて、情報信号を配信する1つ以上のオーディオ再生機器の指定情報を受け付け、この受け付けた指定情報により指定される1つ以上のオーディオ再生機器のそれぞれに対して、コンテンツ蓄積用ハードディスクに蓄積しているオーディオコンテンツを制御部15、通信部12を通じて配信し、1つ以上のオーディオ再生機器のそれぞれにおいて、同時再生ができるようにする。
【選択図】図4

Description

この発明は、例えば、IEEE(Institute of Electrical and Electronics Engineers)802ネットワーク環境などのLAN(Local Area Network)システムにおける情報の配信に係る方法、装置に関する。
パーソナルコンピュータの普及とインターネットの発達に伴って、家庭や職場のパーソナルコンピュータを用いて、インターネット上に設けられた種々のサーバー装置にアクセスして、種々のコンテンツデータをダウンロードしてきて利用したり、電子メールの送受を行ったり、また、チャットシステムに参加して、リアルタイムにテキストデータを介して意見交換を行うなどのことが広く行われるようになってきている。
そして、後に記す特許文献1には、インターネットを通じて行うチャットシステムにおいて、テキストデータと同じように、チャットに参加している、限られた人に対してではあるが、オーディオデータについても複数の人に対して同時に提供し聴取できるようにする方式が提案されている。
このように、いわゆるWAN(Wide Area Network)を通じて家庭や職場などにおいて、必要な情報を迅速に取得したり、情報交換をスムースに行うことができるようにしたり、情報の共有化を進めたりするなど、通信技術は格段に進歩し、便利な利用環境が提供されている。
なお、上述した特許文献1は、次に示す通りである。
特開2001−184292号公報
ところで、WANシステムだけでなく、家庭内やビル内などの限られた空間にあるパーソナルコンピュータや周辺機器を接続してLANシステムを構築し、ファイルやプリンタなどを共有(共用)できるようにすることも広く行なわれている。
しかし、UART(Universal Asynchronous Receiver-Transceiver:非同期シリアル通信用送受信回路)を用いた従来型のLANシステムにおいては、通信速度を充分に確保することができず、例えば、約1.4MBps(メガバイト/秒)の通信速度を必要とするオーディオデータの送受には時間がかかってしまうなどの問題を生じていた。
USB(Universal Serial Bus)の出現で、パーソナルコンピュータからUSB端子を通じてオーディオデータの転送もできるようになったが、そのケーブル長は最大で5m(メートル)ときまっており、同じ部屋の中で使うパーソナルコンピュータのアクティブスピーカーとしての役割を脱しなかった。
ところが、近年のインターネットの発達に伴い普及しているTCP/IP(Transmission Control Protocol/Internet Protocol)を使った通信は、通信速度やデータの信頼性からみて十分にオーディオデータの転送に耐えうるばかりでなく、家庭内などに構築するLANシステムにおいてもケーブルを最大100mまで延長可能であるため施設内のどこへでも音楽を流すことが可能となった。更に、ネットワークハブ(Network HUB)などの機器を経由することで、接続できるネットワーク機器の台数も増やすことが可能である。
また、通信帯域を考えたときオーディオデータ程度の転送であれば、複数のオーディオデータを一度に転送することも可能であるため、処理能力の備わっているサーバー装置を1台用意すれば、複数の部屋のクライアント装置を用いて同時にサーバー装置から目的とするオーディオデータの供給を受けて利用することができる環境を整えることが可能である。
したがって、家庭内に設置されるパーソナルコンピュータや各部屋に設置される種々のAV(Audio/Visual)機器をLANを通じて接続し、パーソナルコンピュータに蓄積したオーディオデータ、ビデオデータ、AVデータ(同期が取られているオーディオデータとビデオデータ)等のコンテンツデータを、居間、書斎、寝室などの種々の場所で利用できるようにする環境を整えることができる。
そして、LANシステムにおいても、WANシステムの場合と同様に、情報を提供するサーバー装置に対して、情報の提供を受けるクライアント装置から要求を出すことにより、サーバー装置からクライアント装置が目的とする情報の提供を受けるようにするのが一般的な利用形態である。この場合、複数のクライアント装置が接続されたLANシステムの場合であれば、複数のクライアント装置のそれぞれが、サーバー装置にアクセスすることによって、そのそれぞれが目的とするコンテンツの提供を同時に受けることも可能である。
しかしながら、家庭に形成されるLANシステムであるいわゆるホームネットワークシステムの場合には、家庭内に形成されるものであるために、例えば、サーバー装置として用いられるパーソナルコンピュータを通じて、各部屋のAV機器に対して同じコンテンツを提供したり、決められた部屋だけに同じコンテンツを提供したりするなどの利用形態についても実現するようにしたいとする要求がある。
具体的には、どの部屋でも同じ楽曲を聴取できるように全ての部屋に同じオーディオデータを配信するようにしたり、あるいは、子供部屋である2つの部屋だけにオーディオデータを配信して再生するようにしたりするなど、クライアント装置からの要求によらず、サーバー装置から能動的にクライアント装置を制御したい場合などである。
そこで、WANシステムにおいて、オーディオデータの共用を実現する上述した特許文献1に開示された技術を用いることが考えられる。しかし、特許文献1に記載の技術は、インターネットを用いたチャットシステムにおいて、テキストデータだけでなく、オーディオデータについてもチャットの参加者が共用できるようにするものであり、チャットに参加しなければ(参加のアクションが無ければ)、配信先としてのグループに登録されることもないし、また、チャットに参加しているクライアント装置からのオーディオデータの配信要求が無ければオーディオデータの配信が行われることもない。
すなわち、サーバー装置などの所定の制御装置が能動的にコンテンツデータの配信先であるクライアント装置を制御するという考え方は特許文献1にはなく、サーバー装置等の所定の制御装置を通じて、クライアント装置を目的とする利用の態様に応じて柔軟に制御できるようにしたいとする要求を充分に満足させることはできない。
また、家庭内に構築するLANシステム(ホームネットワークシステム)の場合、クライアント装置は、ハードディスクレコーダなどのAV機器、すなわち、オーディオデータ処理やビデオデータ処理を行うための専用の一般家庭用電気機器(いわゆるCE(Consumer Electronics))機器である場合も多く、このようなクライアント装置においてTCP/IPアプリケーションを動作させることを考えると、その処理能力から考えてクライアント装置には大きな負荷はかけられない。
以上のことにかんがみ、この発明は、LANシステムなどのネットワークシステムにおいて、各クライアント装置に負荷をかけることなく、クライアント装置のそれぞれに対して能動的に作用して同じ情報を同時に配信をできるようにすると共に、配信元のサーバー装置が意図しない情報信号の配信の中断を生じさせることのない方法、装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、請求項1に記載の発明の情報配信方法は、
1つ以上の情報配信装置の中の目的とする情報配信装置に対して、情報信号を配信すべき1つ以上の情報利用装置を指定するようにする配信先指定ステップと、
目的とする前記情報配信装置が、前記配信先指定ステップにおいて指定された1つ以上の前記情報利用装置のそれぞれに対して、同じ情報信号を同時に配信するようにする同時配信ステップと、
前記情報配信装置からの情報信号の配信が終了した場合に、情報を配信した前記情報配信装置が1つ以上の前記情報利用装置のそれぞれに対して、情報信号の配信の終了を通知する終了通知ステップと
を有することを特徴とする。
この請求項1に記載の発明の情報配信方法によれば、配信先指定ステップにおいて、情報の配信先として1つ以上の情報利用装置が指定された情報配信装置により、指示された1つ以上の情報利用装置に対して、同時に同じ情報信号が配信するようにされ、指示された1つ以上の情報利用装置のそれぞれにおいて、同じ情報信号を同時に利用することができるようにされる。また、情報信号の配信が終了したときには、終了通知ステップにおいて、情報信号の配信の終了通知が、配信先として指定された1つ以上の情報利用装置のそれぞれに配信される。
これにより、情報利用装置からの要求が無くても、配信先として指定された1つ以上の情報利用装置に対して、情報配信装置が能動的に情報信号を配信することができるようにされる。したがって、情報配信装置からの情報信号の提供を受けることができるようにされた情報利用装置が、家庭の各部屋に設置されている場合には、各部屋の情報利用装置に同時に同じ情報信号を配信して利用できるようにしたり、指示された1つ以上の部屋のみに情報信号を配信して利用できるようにしたりすることができるようにされる。
また、請求項2に記載の発明の情報配信方法は、請求項1に記載の情報信号配信方法であって、
1つ以上の前記情報利用装置のそれぞれにおいて、情報信号の配信を受ける場合に、配信元の前記情報配信装置からの情報に含まれる当該情報配信装置の識別情報を抽出し、これを保持するようにする識別情報保持ステップと、
1つ以上の前記情報利用装置のそれぞれにおいて、情報信号の配信を受けている場合に、前記識別情報保持ステップにおいて保持した識別情報とは異なる識別情報を有する電子機器からの要求を受信した場合に、これをリジェクトするようにする制御ステップと
を有することを特徴とする。
この請求項2に記載の発明の情報配信方法によれば、情報利用装置のそれぞれにおいては、識別情報保持ステップにより、情報信号の配信先の情報配信装置の識別情報が抽出されて保持するようにされる。そして、情報利用装置のそれぞれにおいては、制御ステップにより、識別情報が異なる電子機器からの要求が送信されてきてもリジェクトするように制御される。
これにより、情報配信装置から情報信号の配信を受けている情報利用装置のそれぞれは、当該情報信号の配信が終了するまで、他の電子機器からの割り込みを許さず、配信されてきている情報信号を優先して処理することができるようにされる。したがって、同時に配信するようにされている情報信号が、配信元の情報配信装置が意図しないにもかかわらず、情報信号の配信が中断するようにされてしまうことを防止することができるようにされる。
また、請求項3に記載の発明の情報配信方法は、請求項2に記載の情報配信方法であって、
前記制御ステップにおいてリジェクトするようにした前記要求に含まれる識別情報により特定される前記電子機器に対して送信すべき返信情報を形成する形成ステップと、
前記形成ステップで形成した前記返信情報を前記制御ステップにおいてリジェクトするようにした前記電子機器に対して送信する送信ステップと
を有することを特徴とする。
この請求項3に記載の情報配信方法によれば、情報利用装置において、要求がリジェクトされた電子機器に対して、形成ステップにおいて形成された返信情報が送信ステップにおいて送信するようにされる。これにより、要求がリジェクトされた電子機器に対しては、要求をリジェクトしたことの返信情報が送信され、要求送信元の電子機器においては、当該機器の故障や情報利用装置の故障、さらにネットワークの異常などと間違える不都合を生じさせることが無いようにされる。
また、請求項4に記載の発明の情報配信方法は、請求項1、請求項2または請求項3に記載の情報配信方法であって、
1つ以上の前記情報配信装置と1つ以上の前記情報利用装置の内の1つ以上は、ユーザーからの指示入力を受け付けて、同じネットワークに接続された電子機器を制御する機能を備えたものであることを特徴とする。
この請求項4に記載の発明の情報配信方法によれば、1つ以上の情報配信装置と1つ以上の情報利用装置の内の1つ以上の装置には、制御装置としての機能が設けられるようにされる。1つ以上の装置であるから、同じネットワークに接続される全ての情報配信装置と全ての情報利用装置とのそれぞれが、制御装置としての機能を有するようにしてもよいし、情報配信装置の1台だけに、あるいは、情報利用装置の1台だけに制御装置としての機能を有するようにしてもよいし、任意の数の情報配信装置と情報利用装置とに制御装置としての機能を有するようにしてもよい。
これにより、制御装置としての機能を備えた電子機器を通じて、目的とする情報配信装置に対して、情報の配信先となる1つ以上の情報利用装置を指定するようにして、その情報配信装置から指定された1つ以上の情報利用装置に対して同時に情報信号を配信することができるようにされる。
また、請求項5に記載の発明の情報配信方法は、請求項1、請求項2、請求項3または請求項4に記載の情報配信方法であって、
前記目的とする情報配信装置において、情報信号の配信先として指定された1つ以上の前記情報利用装置の識別情報を記憶保持する保持ステップを備え、
前記保持ステップにおいて保持した1つ以上の前記情報利用装置の識別情報を用いて、同じ1つ以上の情報利用装置に対して、情報信号の配信を繰り返し行うことが可能なことを特徴とする。
この請求項5に記載の発明の情報配信方法によれば、情報信号の配信先として指定するようにされた1つ以上の情報利用装置についての識別情報は、保持ステップにおいて保持するようにされる。これにより、保持ステップにおいて保持するようにされた識別情報を用いることによって、1度指定された情報利用装置に対しては、指定が変更されたり、削除されたりしない限り、何度でも情報の配信先として情報信号の配信を行うことができるようにされる。
この発明によれば、複数の情報利用装置において、同時に同じオーディオデータなどのコンテンツの配信を受けて、これを利用できるようにすることができる。したがって、配信を受ける情報信号がオーディオデータの場合には、複数のリスニングポイントにおいて、オーディオデータの再生音声を楽しむことができるようにされる。また、同様にして、複数の情報利用装置を通じて、複数の情報利用装置を通じて同時にメッセージなどを複数のユーザーに提供するようにすることができる。
また、複数ある情報利用装置の中の目的とする任意の情報利用装置だけに情報信号を配信することができるようにされ、不必要な情報利用装置にまで、無駄に情報信号を配信することがないようにされる。
また、複数の情報利用装置に対して情報信号を同時に配信している場合に、他の電子機器から割り込みが入った場合であっても、同時配信を優先して処理し、同時配信を中断させることが無いようにすることができる。
また、情報配信装置を介しては、任意の情報利用装置、または、全ての情報利用装置に対して、意図的に情報信号の配信を中断させるようにすることができる。
また、情報配信装置などの所定の制御装置を通じて、情報信号の配信先となるべき1つ以上の情報利用装置を指定することができるので、情報信号の配信を受ける個々の情報利用装置を通じて情報配信装置から情報信号の配信を受けるようにする場合に比べ、情報利用装置に対する操作を最小限に止め、情報利用装置に搭載する機能を抑えて、情報処理装置の負荷が大きくなることが無いようにすることができる。
また、個々の情報利用装置が主体的に情報配信装置に働きかけることを少なくすることができるので、情報利用装置における情報の配信に関する表示などを簡略化することも可能になる。
また、任意の情報利用装置に制御機能を持たせることにより、情報利用装置からの制御で、自機および他の情報利用装置とで情報信号の同時配信を受けるようにすることも可能となり、使いがってのよいシステムを構築することができる。
以下、図を参照しながらこの発明による方法、装置の一実施の形態について説明する。以下に説明する実施の形態においては、家庭内に形成されるLANシステム(ホームネットワークシステム)にこの発明を適用した場合を例にして説明する。
[ホームネットワークシステムについて]
まず、この発明が適用された形成されたこの実施の形態のホームネットワークシステムについて説明する。図1に示すように、この実施の形態のホームネットワークシステムは、サーバー装置1、2と、オーディオ再生機器3、4、5とがLAN6を通じて接続されて構成されたものである。
サーバー装置1、2は、例えば、パーソナルコンピュータなどの情報処理装置であり、LAN6への接続機能を備えると共に、ハードディスクなどの大容量記録媒体やCDやDVD等の光ディスクの再生装置部等を備え、ハードディスクに蓄積しているオーディオデータや、CDやDVDに記録されているオーディオデータをLAN6を通じてオーディオ再生機器3、4、5に提供することができるものである。この実施の形態においては、サーバー装置1は、リビングに、また、サーバー装置2は書斎にというように、異なる部屋に設置されているものである。
オーディオ再生機器3、4、5は、LAN6への接続機能を備えた、例えば、CDプレーヤやラジオチューナなどである。そして、CDに記録されているオーディオデータを読み出して再生したり、ラジオ放送信号を受信して再生したりする従来からの機能に加え、LAN6を通じて提供されるオーディオデータを受け付けて、これをデコードし、再生するようにする機能をも有するものである。この実施の形態においては、オーディオ再生機器3、4、5のそれぞれは、異なる部屋に設置するようにされている。
このように、この実施の形態のサーバー装置1、2は、オーディオデータを配信する情報配信装置としての機能を備え、また、オーディオ再生機器3、4、5のそれぞれは、サーバー装置1、2からオーディオデータの配信を受けるクライアント装置(情報利用装置)としての機能を有するものである。
そして、オーディオ再生機器3、4、5のそれぞれを通じて、サーバー情報装置1またはサーバー装置2が提供する、異なったオーディオコンテンツを楽しむことが可能である。すなわち、オーディオ再生機器3、4、5は、再生しようとするオーディオデータ(オーディオコンテンツ)に応じて、サーバー装置1とサーバー装置2とのいずれか一方をオーディオデータの配信元として選択することができるものである。
そして、この実施の形態のオーディオ再生機器3、4、5は、電子機器間の接続を簡単に行うようにするため、例えば、米マイクロソフト社が発表したUPnP(Universal Plug & Play)に対応したいわゆるネットワーク参加型電子機器であるものとして説明する。
なお、UPnPは、10/100BASE−Tのイーサネット(登録商標)を用いたネットワーク通信において代表的なIEEE802ネットワーク上で用いることが可能な、IP(Internet Protocol)およびIP上のTCP(Transmission Control Protocol)やUDP(User Datagram Protocol)などで構成されるプロトコル群とデータフォーマットの仕様であり、インターネット標準通信(TCP/IP通信)における機能を拡充するものである。
そして、UPnPをオーディオ再生機器などのいわゆるCE機器に採用することにより、オーディオ再生機器などのCE機器が、他のCE機器やパーソナルコンピュータとの間で簡単に相互認証することができ、ネットワークを通じてのサービスの提供や提供されたサービスの実行を、ユーザーに面倒な作業をさせることなく、簡単かつ適正に行うようにすることができるものである。
[UPnPの概要について]
ここで、ホームネットワークを形成するオーディオ再生機器などのいわゆるCE機器において採用されている仕様の1つであるUPnPの概要について説明する。図2は、UPnPのプロトコルスタック(プロトコル群の構造)について説明するための図である。図2に示すように、UPnPにおいて、実際のデータの送受は、IP、TCP、UDPのインターネット標準通信プロトコルによって行われる。
また、以下に説明するような、UPnPの独自の機能を実現するために、SSDP(Simple Service Discovery Protocol)、GENA(General Event Notification Architecture)、SOAP(Simple Object Access Protocol)、HTTP(Hypertext Transfer Protocol)等のプロトコル群が用いられる。
さらに、UPnPにおいては、図2に示すように、ベンダー定義(UPnP Vendor Defined)、UPnPフォーラム作業委員会定義(UPnP Forum Working Committee Defined)、デバイス仕様(構造)定義(UPnP Device Architecture Defined)がなされることになる。
そして、UPnPは、アドレッシング(Addressing)、ディスカバリ(Discovery)、ディスクリプション(Description)、コントロール(Control)、イベンティング(Eventing)、プレゼンテーション(Presentation)の6つの機能を提供している。以下、UPnPが提供する6つの機能について説明する。
そして、オーディオ再生機器等のUPnP機器(UPnP機能が搭載された電子機器)においては、UPnPの機能を用いて、オーディオデータなどを利用するために、UPnP・AV・アーキテクチャという規定に従うことになる。UPnP・AV・アーキテクチャにおけるUPnP機器は、以下のように、3種類に分けられている。
すなわち、UPnP・AV・アーキテクチャにおいては、UPnP機器を、コンテンツデータを提供する装置であるメディアサーバー(Media Server)と、制御端末装置として機能するコントロールポイント(Control Point)と、再生装置として機能するメディアレンダラー(Media Renderer)との3つに分けている。ここで、メディアサーバーは、ネットワークシステムにおいて一般にサーバー装置と呼ばれているものに相当し、メディアレンダラーは、ネットワークシステムにおいて一般にクライアント装置と呼ばれているものに相当するものである。
また、コントロールポイント(制御装置)は、ネットワークに接続された各UPnP機器を制御することができるものである。コントロールポイントとしての機能は、メディアサーバーにもメディアレンダラーにも搭載することが可能であり、ネットワークを構成する全ての電子機器にコントロールポイントとしての機能を搭載することも、また、ネットワークを構成する任意の電子機器にコントロールポイントを搭載することもできるようにされる。この実施の形態においては、サーバー装置1、2、オーディオ再生機器3、4、5のいずれにも、コントロールポイントとしての機能が搭載されている。
そして、UPnPにおけるアドレッシングは、各UPnP機器が、IEEE802ネットワーク上で自機を特定するためのアドレスを取得するための機能であり、DHCP(Dynamic Host Configuration Protocol)またはAuto IPが用いられる。
ディスカバリは、アドレッシングの後に行われ、これにより、コントロールポイントは、コントロールしたいターゲット機器(メディアサーバー、メディアレンダラー)を発見することができる。ここで用いられるプロトコルは、上述のSSDPである。ネットワークシステムを構成する各電子機器は、IEEE802ネットワークに接続された時に、自分自身が備えるデバイスやサービスを通知するメッセージを、IEEE802ネットワーク上にマルチキャスト(相手先未指定のパケット送信)する。コントロールポイントは、このマルチキャストされたメッセージを受信することで、IEEE802ネットワークにどのような機器が接続されたかを知ることができる。
ディスカバリによって、コントロールポイントが発見したコントロール対象の電子機器が出力したSSDPパケットには、デバイスディスクリプション(Device Description)のURL(Uniform Resource Locator)が記述されている。コントロールポイントは、そのURLにアクセスすることにより、その電子機器の更に詳しいデバイス情報をデバイスディスクリプションから取得することができる。
このデバイス情報には、アイコン情報、モデル名、生産者名、商品名や、そのデバイスが有するサービスの詳しい情報が記載されているサービスディスクリプション(Service Description)等が記述されている。コントロールポイントは、これらのデバイスディスクリプションやサービスディスクリプションからターゲット機器に対するアクセスの方法を知ることができる。デバイスディスクリプションやサービスディスクリプションはXML(Extensible Markup Language)で表現されている。
コントロールの機能は、アクション(Action:実行)とクエリー(Query:問合せ)の2つの機能に大きく分類される。アクションはサービスディスクリプションのアクション情報に規定された方法で行われ、アクションを実施(Invoke)することによって、コントロールポイントはターゲットを操作することができる。クエリーはサービスディスクリプションの機器情報(state Variable)の値を取り出すために用いられる。コントロールでは、上述のSOAPというトランスポートプロトコルが利用され、その表現としてはXMLが用いられる。
イベンティングは、機器情報の値が変更された時、そのことをターゲット機器からコントロールポイントに通知させるために用いられる。コントロールポイントは、ターゲット機器に対してサービスディスクリプションを解析することにより、機器情報からターゲット機器の保持する変数を知ることができ、更にその変数が変更になった時にターゲット機器から通知を受け取ることができる。イベンティングでは、上述のGENA(General Event Notification Architecture)というトランスポートプロトコルが利用され、その表現としてはXMLが用いられる。
プレゼンテーションは、ユーザーにユーザーインターフェースを用いたコントロール手段を提供するために用いられる。デバイスディスクリプションに記述されたプレゼンテーションURLにアクセスすることによって、HTMLによって記述されたプレゼンテーション・ページ(Presentation Page)を得ることができる。その機能により、ターゲット機器でアプリケーションを用意することが可能になる。
そして、各UPnP機器は、UPnP機能を用いてユーザーに複雑な操作を求めることなく、ネットワークに参加し、通信が行える状態になるだけでなく、他のUPnP機器の検出や接続までをも自動的に行うことができるようにされる。
そして、UPnP機器であるメディアサーバーには、CDS(Contents Directory Service)という機能(Service)が組み込まれており、コントロールポイントに対して、メディアサーバーにどのようにコンテンツが格納されているかを通知する。CDSには、図3に示すように、コンテナ(Container)とアイテム(Item)という二つの抽象化されたオブジェクト(Object)があり、いわば米マイクロソフト社が提供するオペレーティングシステムであるWindows(登録商標)におけるフォルダ(Folder)とファイル(File)に相当する。コンテナとアイテムは、図3に示したように常にツリー構造を作ることになっている。この明細書において、配信されるオーディオコンテンツ(オーディオデータ)は、図3におけるアイテムを意味している。
そして、コントロールポイントは、図3に示したツリー情報をメディアサーバーから取得することにより、各コンテンツのURL(情報が書いてあるリンク(Link))を得ることができる。そして、所望のオーディオコンテンツ(アイテム)の情報が取得できた場合、メディアサーバーのAVトランスポート(AV Transport)という機能を用いてオーディオコンテンツの再生や停止等、オーディオトラック(オーディオデータ)についての操作を行うことができるようにされる。
この実施の形態のサーバー装置1、2とオーディオ再生機器3、4、5のそれぞれは、上述のように、UPnPのアドレッシング機能を用い、TCP/IPの通信が可能な状態になり、UPnPのディスカバリ機能を用いてお互いの機器認証を行う。これによって、各機器は、ネットワークの構成を把握し、目的とする電子機器との間で通信を行うことができるようにされる。
[サーバー装置の構成例と動作について]
次に、この実施の形態のホームネットワークシステムを構成する各電子機器の構成例について説明する。まず、サーバー装置1、2の構成例について説明する。図4は、サーバー装置1、2の基本的な構成例を説明するためのブロック図であり、図5は、サーバー装置1、2の通信部12の構成例を説明するためのブロック図である。
図4に示すように、サーバー装置1、2のそれぞれは、LAN6に接続するための接続端11と、通信部12と、多数のデジタルコンテンツ(提供情報)などを蓄積することが可能なコンテンツ蓄積用ハードディスク13と、作業用ハードディスク14と、制御部15と、キーインターフェース(以下、キーI/Fと略称する。)161と、キー操作部162と、表示インターフェース(以下、表示I/Fと略称する。)163と、表示部164と、外部インターフェース(以下、外部I/Fという。)165と、外部入出力端子166とを備えたものである。
制御部15は、自装置内の各部を制御するものであり、CPU(Central Processing Unit)151と、ROM(Read Only Memory)152と、RAM(Random Access Memory)153と、EEPROM(Electrically Erasable Programmable ROM)154とが、CPUバス155を通じて接続されて形成されたマイクロコンピュータである。
ここで、ROM152は、CPU151において実行するプログラムや処理に必要なデータなどが記録されたものであり、RAM153は、主に各種の処理において作業領域として用いられるものである。EEPROM154は、いわゆる不揮発性メモリーであり、種々のパラメータなどが記憶されるものである。
キー操作部162は、ユーザーからの操作入力を受け付けるものであり、カーソルを移動するための矢印キーや種々のファンクションキーなどが設けられたものである。このキー操作部162を通じて受け付けた操作入力に応じた電気信号は、キーI/F161を通じて制御部15に供給するようにされる。これにより、サーバー装置1、パーソナルコンピュータ2、ノート型パーソナルコンピュータ4のそれぞれにおいては、ユーザーからの操作入力に応じた処理を行うことができるようにされる。
また、表示部164は、映像を表示させるものであり、制御部15により制御される表示I/F163で処理されて形成された表示用映像信号の供給を受けて、種々の映像を自己の表示画面に表示することができるものである。表示部164には、例えば、御部15において形成され、表示I/F163を通じて供給される各種の表示メッセージを表示することができるものである。
また、表示部164には、ハードディスク13に蓄積されているメッセージデータ、テキストデータ、静止画データ、動画データに応じた表示用映像信号が表示I/F163を通じて供給され、ハードディスク13に蓄積されている表示用のデータに応じた映像も表示することができるものである。
また、外部I/F165は、外部入出力端子166を通じて接続される外部機器との間で、データの入出力をできるようにするためのものである。すなわち、外部I/F165は、自機からデータを出力する場合には、予め決められたデータフォーマットの送出用データを形成し、これを外部入出力端子166を通じて送出する。また、外部I/F165は、外部入出力端子166を通じて受け付けた所定のフォーマットの受信データを、制御部15に提供可能な形式のデータに変換し、これを制御部15に供給することができるものである。
なお、サーバー装置1、2は、例えば、パーソナルコンピュータであり、キー操作部162や表示部164は、いわゆる外付けのキーボードや外付けのディスプレイ(CRT(Cathode-Ray Tube)やLCD(Liquid Crystal Display))である。また、図4には図示しないが、CDやDVDの再生部、CD−R、CD−RW、記録可能なDVDの記録再生部等を設けることにより、それらの記録媒体からデータを読み出して利用したり、記録可能な記録媒体に対してはデータを記録したりするなどのこともできるようにされる。
そして、上述もしたように、サーバー装置1、2のそれぞれは、接続端11、通信部12を通じてLAN6に接続され、UPnP機能を実現し、自機のネットワークへの接続とネットワークを通じてのデータの送受を行うことができるようにされる。具体的には、LAN6を通じて送信されてくる自機宛ての種々のデータを受信してこれをハードディスク13に記録したり、また、相手先からのコンテンツ等の提供要求に応じて、ハードディスク13から目的とするデータを読み出し、これを通信部12、接続端11を通じてLAN6に送出し、相手先の機器に送信したりすることなどができるようにされる。
なお、この実施の形態において、サーバー装置1、2の通信部12は、自身もCPUを備えたインテリジェントなものである。すなわち、通信部12は、図5に示すように、通信インターフェース(以下、通信I/Fという。)111と、制御部112とからなるものである。制御部112は、CPU121、ROM122、RAM123、フラッシュメモリ124、インターフェース(以下、単にI/Fという。)125からなるものである。
そして、通信I/F111は、制御部112の制御に応じて、受信した所定のフォーマットのデータを自機において処理可能な形式のデータに変換して取り込み、これをI/F125を通じて、メインの制御部15に供給するようにしたり、また、自機から送信するデータを送信用の形式のデータに変換して送出したりするなどの処理を行う。また、通信部111は、通信部12の制御部112の制御に応じて、LAN6上の信号の有無の検出(キャリア検出)を行ったり、送信データ(送信パケット)の衝突の検出を行ったりするなどのイーサネット(登録商標)に準拠した処理をも行うものである。
また、通信部11の制御部112のROM122は、通信部11の制御部112において実行するプログラムや処理に必要なデータが記録されたものであり、RAM123は種々の処理において作業領域として用いられるものである。また、フラッシュメモリ124は、書き換え可能な不揮発性メモリーであり、電源が落とされても保持しておくべき情報、例えば、通信に関連した種々の設定パラメータなどを記憶保持するものである。
[オーディオ再生機器の構成例と動作について]
次に、この実施の形態のオーディオ再生機器3、4、5について説明する。図6は、オーディオ再生機器3、4、5の基本的な構成例を説明するためのブロック図である。図6に示すように、オーディオ再生機器3、4、5は、LAN6に接続するための接続端31と、通信部32と、デジタル入力端子33と、デジタルI/F34と、アナログ入力端子35と、アナログ/デジタル変換部(以下、A/D変換部と略称する。)36と、セレクタ37と、イコライザ38と、デジタル/アナログ変換部(以下、D/A変換部と略称する)39と、オーディオアンプ40と、スピーカー41と、制御部50とを備えたものである。
制御部50は、オーディオ再生機器3、4、5の各部を制御するものであり、CPU51と、ROM52と、RAM53と、EEPROM54とが、CPUバス55を通じて接続されて形成されたマイクロコンピュータである。
ここで、ROM52は、CPU51において実行するプログラムや処理に必要なデータなどが記録されたものであり、RAM53は、主に各種の処理において作業領域として用いられるものである。EEPROM54は、いわゆる不揮発性メモリーであり、オーディオ再生機器3、4、5の電源が落とされても保持しておくべき種々のデータが記録されるものである。
また、制御部50には、図6に示したように、キーインターフェース(以下、キーI/Fという。)61を通じてキー操作部62が接続されている。キー操作部62は、種々の操作キーを備えたものであり、ユーザーからの操作入力を受け付けて、操作入力に応じた電気信号を形成し、これをキーI/F61を通じて制御部50に供給することができるものである。
また、リモコン信号受光部65は、遠隔操作装置であるリモートコマンダ(以下、リモコンと略称する。)70からの例えば赤外線のリモコン信号を受光し、これを電気信号に変換して制御部50に供給することとができるものである。リモコン70は、種々の操作キーを備え、ユーザーからの操作入力を受け付けて、これに応じたリモコン信号を形成して送出するものである。
キー操作部62、リモコン70は、いずれもカーソル移動のための矢印キーや決定キー、その他の操作キーを備えたものであり、コンテンツリストを要求したり、コンテンツリストから目的とするデジタルコンテンツを選択して目的とするコンテンツを要求したり、また、音量や音質の調整指示入力を受け付けるなど、種々の操作入力を受け付けて、制御部50に通知するようにすることができるものである。これにより、制御部50は、ユーザーからの指示に応じて、各部を制御することができるようにされる。
さらに、制御部50には、表示インターフェース(以下、表示I/Fという。)63を通じて表示部64が接続されている。表示部64は、例えば、LCD(Liquid Crystal Display)、有機EL(Electronic Luminescence)などの表示素子であり、表示I/F63からの表示用信号に応じて、ガイダンスメッセージ、エラーメッセージ、状態表示などの種々の表示情報を表示することができるものである。
そして、通信部32は、上述したサーバー装置1、2の通信部12と同様に、UPnP機能を実現し、自機のネットワークへの接続とネットワークを通じてのデータの送受を行うことができるようにされる。そして、通信部12は、接続端31を通じて受信した自機宛てのデータを、自機において処理可能な形式のデータに変換する。ここで、受信した自機宛てのデータがオーディオデータである場合には、これを後段のセレクタ37に供給し、受信した自機宛てのデータが制御データであるときには、これを制御部15に供給する。
また、通信部32は、制御部50の制御に応じて、目的とする電子機器に送信するコマンド等を形成し、これをLAN6に送出して、相手先機器に送信することもできるとともに、キャリア検出や衝突検出などのイーサネット(登録商標)の機能をも実現するものである。
また、外部に設置される種々のデジタル情報処理装置からデジタル入力端子33を通じて供給されたデジタルオーディオ信号は、デジタルI/F34に供給される。デジタルI/F部34は、これに供給されたオーディオデータ(デジタルデータ)を自機において処理可能な形式に変換し、これをセレクタ37に供給する。
また、外部に設置される種々のオーディオ機器からアナログ入力端子35を通じて供給されたアナログオーディオ信号は、A/D変換部35に供給される。A/D変換部35は、これに供給されたアナログオーディオ信号を所定の形式のデジタル信号に変換し、これをセレクタ37に供給する。
セレクタ37は、制御部50の制御に応じて、通信部32からのオーディオデータを出力するか、デジタルI/F部からのオーディオデータを出力するか、A/D変換部36からのオーディオデータを出力するのかを切り換える。制御部50は、キー操作部62、キーI/F61を通じて受け付けた、あるいは、リモコン70、リモコン信号受光部65を通じて受け付けた、ユーザーからの指示入力に応じて、セレクタ37を制御することになる。
イコライザ38は、これに供給されたオーディオデータに対して、キー操作部62、キーI/F61を通じて受け付けたユーザーからの指示入力に応じた制御部15の制御に応じて、音質調整などを施すものである。イコライザ38で処理されたオーディオデータは、デジタル/アナログ変換部(以下、D/A変換部と略称する。)に供給される。
D/A変換部38は、これに供給されたデジタルオーディオデータをアナログオーディオ信号に変換し、この変換後のアナログオーディオ信号をオーディオアンプ40に供給する。オーディオアンプは、制御部15の制御に応じて、アナログオーディオ信号を所定のレベルにまで増幅し、これをスピーカー41に供給する。これにより、スピーカー41からは、これに供給されたアナログ音声信号に応じた音声が放音される。
なお、イコライザ38、D/A変換部39等の機能は、制御部50において実行されるソフトウエアによって実現することも可能である。
[ホームネットワークシステムの動作について]
上述した構成のこの実施の形態のホームネットワークシステムにおいて、通常、ユーザーが、メディアサーバーであるサーバー装置1、2のいずれかに蓄積されているオーディオコンテンツをメディアレンダラーであるオーディオ再生機器3、4、5のいずれかで再生しようとする場合には、以下のような処理手順が必要になる。
すなわち、
(1)オーディオコンテンツを保持しているサーバー装置を選択する。
(2)再生するオーディオコンテンツを選択する。
(3)オーディオコンテンツを再生するオーディオ再生機器を選択する。
の3つのステップが必要になる。
なお、この実施の形態のホームネットワークシステムの場合には、サーバー装置、オーディオ再生装置とも複数台であるため、上述の(1)〜(3)までの手順が必要になる。しかし、サーバー装置が1台の場合には(1)のサーバー装置の選択手順は必要なくなり、また、オーディオ再生機器が1台の場合には、(3)のオーディオ再生機器の選択手順は必要なくなる。
また、コントロールポイントの実装機器によっても、オーディオ再生のための手順には相違が発生する。例えば、オーディオ再生機器のコントロールポイントを使用する場合は、通常そのオーディオ再生機器でのオーディオ再生を目的として機能するのが自然であり、その場合はオーディオ再生機器の選択は必要なくなる。それに対して、サーバー装置のコントロールポイントを使用する場合は、通常そのサーバー装置上のコンテンツの再生を目的としている場合が多いため、サーバー装置の選択を省略することも可能となる。
従来のホームネットワークシステムにおいては、一般的には、上述の(1)〜(3)の手順を経ることにより、サーバー装置上のオーディオコンテンツをオーディオ再生機器で再生するようにすることが可能である。しかし、各オーディオ再生機器毎にオーディオ再生のための選択処理等を行うため、複数のオーディオ再生機器で、同時に同一のオーディオコンテンツを再生するようにすることが困難であった。
そこで、この実施の形態のホームネットワークシステムにおいては、複数のオーディオ再生機器で、同時に同一のサーバー装置に保持されている同一のオーディオコンテンツを再生できるようにしている。
[コントロールポイントが複数のメディアレンダラーを制御する方式について]
まず、所定のコントロールポイントが、複数のメディアレンダラーを制御するようにして、当該複数のメディアレンダラーのそれぞれにおいて、同じオーディオコンテンツを同時に再生するようにする場合について説明する。
上述もしたように、この実施の形態のホームネットワークシステムを構成する各UPnP機器は、コントロールポイントとしての機能をも備えたものである。したがって、この実施の形態のホームネットワークシステムに接続されたUPnP機器のいずれもが、ホームネットワークシステムにおける機器の接続情報の管理を行うことが可能である。
しかし、ここでは、複数のオーディオ再生機器を同時に制御しなければならず、また、オーディオコンテンツを保持しているのがサーバー装置であることから、サーバー装置のコントロールポイントとしての機能を用いて、オーディオ再生機器を制御する場合を例にして説明する。具体的には、居間などに設置されたサーバー装置1から、各部屋に設置されたオーディオ再生機器3、4、5を制御する場合を例にして説明する。
ユーザーは、図1に示したホームネットワークシステムにおいて、居間などに設置されたサーバー装置1を通じて、同時にオーディオコンテンツを提供して再生するようにするオーディオ機器を選択する。同時再生が設定できるオーディオ再生機器の数には制限が有り、その数はサーバー装置1の処理能力に依存する。
コントロールポイントであるサーバー装置1は、ユーザーによって選択され、オーディオコンテンツの配信先として設定するようにされたメディアレンダラーとしての複数のオーディオ再生機器を認識し、その情報を保持して、その全てのオーディオ再生機器に対して、ユーザーにより配信が指示されたオーディオコンテンツを配信するとともに、オーディオコンテンツの配信を受ける各オーディオ再生装置の再生制御を行うようにする。
そして、配信が指示されたオーディオコンテンツの配信が終了すると、サーバー装置1は、再生対象の全てのオーディオ再生機器に同時再生終了を通知する。ユーザーが意図して同時再生を中断したい場合や一部のオーディオ再生機器のみ再生を中断したい場合には、サーバー装置1は、これを受け付け、受け付けた指示に応じて、再生を停止するようにしたり、指示されたオーディオ再生機器についてのみ再生を終了させたりすることもできるようにしている。また、一部のオーディオ再生機器において、オーディオコンテンツの再生が不可能になった場合には、そのオーディオ再生機器のみの再生を中断するようにする再生中断処理を行う。
以上の手順により、サーバー装置1のコントロールポイントが、メディアレンダラーとしての複数のオーディオ再生機器3、4、5を制御して、サーバー装置1に保持されている同一のオーディオコンテンツを同時に配信して同時に再生するようにすることができるようにされる。
具体的には、居間のサーバー装置1を通じて、各部屋に設置されたオーディオ再生機器3、4、5に対して同じオーディオコンテンツを同時に配信して、同時再生を行うようにし、どの部屋でも同じオーディオコンテンツを再生して聴取できるようにすることができる。そして、オーディオコンテンツの再生の必要が無くなった部屋のオーディオ再生機器に対しては、サーバー装置1に対して指示を与えることにより、オーディオコンテンツの配信を停止し、オーディオコンテンツの再生を行わないようにすることができる。
したがって、サーバー装置1の制御により、各部屋のオーディオ再生機器3、4、5に同じオーディオコンテンツを同時に配信して、同時再生を行うようにし、各部屋のユーザーが居間にきたときには、そのユーザーの部屋のオーディオ再生機器には、オーディオコンテンツを配信しないようにすることができる。
また、サーバー装置1の制御により、各部屋のオーディオ再生機器3、4、5に同じオーディオコンテンツを同時に配信して、同時再生を行うようにし、ユーザーが部屋を移動したときには、オーディオ再生機器が設置されている部屋であれば、その部屋のオーディオ再生機器に対して複雑な操作を行うことなく、同じオーディオコンテンツの聴取を継続することができるようにされる。
もちろん、オーディオ再生機器3、4、5の内の任意の1つ、または、2つを選択して、その選択したオーディオ再生機器に対して、オーディオコンテンツを配信し、再生するように制御することもできる。
[各メディアレンダラーがコントロールポイントを制限する方式について]
次に、上述したように、同じオーディオコンテンツの同時配信を受けて、同時に再生するようにするメディアレンダラーとしての各オーディオ再生機器において、他のコントロールポイントからの割り込みを受け付けないようにする場合について説明する。
上述したように、サーバー装置1が各オーディオ再生機器3、4、5を制御してオーディオコンテンツの同時再生を行うようにしても、従来のUPnP機器においては、別のコントロールポイントによって別の制御がされると、最後に制御した他のコントロールポイントに従った処理を実行するようにしている。
その場合には、サーバー装置1を通じて行うようにした、同一のオーディオコンテンツの各オーディオ再生機器における同時再生ができなくなってしまう。そこで、各オーディオ再生機器においては、オーディオコンテンツの同時再生状態では、それを指示したコントロールポイントがどれであるかを記憶し、他のコントロールポイントからの指示を実行しないように制御する。
具体的には、各オーディオ再生機器3、4、5のそれぞれは、オーディオコンテンツの同時再生指示を受信したときには、その受信した指示情報に含まれる送信元のコントロールポイントの識別情報(この例の場合にはサーバー装置1の識別情報)を抽出して、例えばRAM53またはEEPROM54に保持し、この保持した識別情報により特定されるサーバー装置1からの要求にしか応じないように制御する。
これにより、ユーザーは、同時再生中はその状態を継続して使用することが可能となる。同時再生が終了した時には、前述の通りコントロールポイントであるサーバー装置1から終了の通知が各オーディオ再生機器に送信されるので、これに伴い各オーディオ再生機器は、制御可能なコントロールポイントの指定を解除し、全てのコントロールポイントからの制御が可能な状態になる。
同時再生中に他のコントロールポイントからの制御があった場合は、そのオーディオ再生機器は、当該制御に応じた処理の非実行と共に、当該他のコントロールポイントに対して、指示された命令が実行不可であることを伝えるための返信情報を形成し、これを当該他のコントロールポイントに返信するようにする。
これにより、当該他のコントロールポイントが、自機からのコマンドに応じた処理が実行できない場合に、これを機器の故障などと間違うなどの不都合を生じさせることがないようにすることができる。
[コントロールポイントおよび同時再生を行わせるメディアレンダラーの登録]
次に、上述したようにサーバー装置1を通じて、オーディオ再生機器3、4、5を制御し、サーバー装置1に保持しているオーディオコンテンツの同時再生を行うようにした場合に、次回からのホームネットワークシステムの使用時においても、同じ条件でオーディオコンテンツの同時再生を行うようにしたい場合がある。
すなわち、上述したように、サーバー装置1を通じての制御により、サーバー装置1に保持されているオーディオコンテンツをオーディオ再生機器3、4、5のそれぞれにおいて同時に再生するようにすることが可能となる。しかし、常に複数のオーディオ再生機器を通じてオーディオコンテンツの同時再生を行うようにしたい場合には、オーディオ再生機器を使用する度に、同時に再生する設定とその時の再生対象機器の選択とをユーザーが設定するようにすることは不便である。
そこで、この実施の形態のホームネットワークシステムのサーバー装置1は、オーディオデータの同時再生が指示された場合には、オーディオコンテンツの同時再生を行うオーディオ再生機器についての設定内容を所定のメモリーに記憶保持することができるようにしている。
この実施の形態のサーバー装置1においては、図5に示した通信部12のフラッシュメモリ124に同時再生対象のオーディオ再生機器についての設定情報を保持するようにしている。フラッシュメモリ124は、通信部12を動作させるためのプログラムが格納されている。このフラッシュメモリ124のプログラム格納領域とは別の空き領域に、ユーザーにより指示するようにされたメディアサーバーとしてのサーバー装置の識別情報と、オーディオコンテンツの同時再生を行うメディアレンダラーとしてのオーディオ再生機器の識別情報とを格納する。
ここで、各機器の識別情報は、各UPnP機器のデバイスディスクリプションやサービスディスクリプションや各UPnP機器のMACアドレス(Media Access Control Address)と呼ばれるハードウエアアドレスを用いることが考えられる。
そして、上述のように、オーディオコンテンツを提供するメディアサーバーとしてのサーバー装置と、同時に再生動作を行わせるようにするメディアレンダラーとしてのオーディオ再生機器とについての情報を記憶保持しておくことにより、毎回同じ設定でホームネットワークシステムのUPnP機器を使用することができる。
そして、上述した、コントロールポイントが複数のメディアレンダラーを制御する方式、各メディアレンダラーがコントロールポイントを制限する方式、コントロールポイントおよび同時再生を行わせるメディアレンダラーの登録を実現することにより、複数のオーディオ再生機器において、所定のサーバー装置が保持している同じコンテンツの同時再生を実現させることができる。
[サーバー装置とオーディオ再生機器の動作について]
次に、サーバー装置1から複数のオーディオ再生機器に同じオーディオコンテンツを配信して同時にストリーミング再生を行う場合のサーバー装置1の動作と、オーディオ再生機器3、4、5の動作について説明する。
[サーバー装置の動作について]
まず、この実施の形態のホームネットワークシステムにおいて、コントロールポイントであってメディアサーバーであるサーバー装置1の動作について説明する。図7、図8は、サーバー装置1におけるコンテンツの同時再生を行う場合の動作を説明するためのフローチャートである。この図7、図8に示す処理は、複数のオーディオ再生機器を通じてのオーディオコンテンツの同時再生を行わせるための指示入力をサーバー装置1が受け付けた場合に、サーバー装置1の主に制御部15において行われる。
複数のオーディオ再生機器を通じてのオーディオコンテンツの同時再生を行わせるための指示入力を受け付けると、サーバー装置1の制御部15は、キー操作部162を通じて同時再生を行わせるようにする1台以上の再生機器の選択入力を受け付ける(ステップS101)。この実施の形態において、サーバー装置1は、上述もしたように、コントロールポイントとしての機能をも備えたものであり、この実施の形態のホームネットワークにはどのような機器が接続されているのかを把握しているので、選択可能な再生機器の一覧リストを表示部164に表示するなどして、ユーザーに同時再生を行わせる1台以上のオーディオ再生機器の選択入力を受け付けることになる。
なお、ステップS101においては、必ずしも複数のオーディオ再生機器を選択する必要はなく、目的とするオーディオ再生機器を1台だけ選択する場合でも有効となる。この場合には、その1台のオーディオ再生機器を通じて、オーディオコンテンツの再生が行われることになる。
そして、制御部15は、同時再生処理の終了が指示されたか否かを判断する(ステップS102)。このステップS102の判断処理は、例えば終了アイコンが選択されるなどの所定の終了操作が行われることにより、図7、図8に示す処理の終了が指示されたか否かを判断する処理である。ステップS102の判断処理において、処理の終了が指示されたと判断したときには、図7、図8に示す複数のオーディオ再生機器を通じてのオーディオコンテンツの同時再生を終了する。ステップS102の判断処理において、当該同時再生処理の終了は指示されていないと判断したときには、制御部15は、確認入力が行われたか否かを判断する(ステップS103)。
このステップS103の判断処理は、ステップS101のおいての同時再生を行うようにする再生機器の選択入力処理において、例えば、確認アイコンの選択などの入力終了を示す所定の確認操作が行われたか否かを判断する処理である。ステップS103の判断処理において、所定の確認操作が行われていないと判断したときには、選択入力が継続中であると判断して、ステップS101からの処理を繰り返す。
ステップS103の判断処理において、所定の確認入力が行われたと判断したときには、制御部15は、同時再生を行うオーディオ再生機器の選択入力は終了したと判断し、どのオーディオ再生機器が同時再生を機器として選択されたかを認識する(ステップS104)。そして、制御部15は、キー操作部162を通じて、再生するオーディオコンテンツの選択入力を受け付ける(ステップS105)。
ステップS105の処理においては、制御部15は、自機がコンテンツ蓄積用ハードディスク13に保持しているオーディオコンテンツの一覧リストを表示部164に表示するなどして、ユーザーに対して目的とするオーディオコンテンツの検索と、選択入力を促すようにする。
そして、サーバー装置1の制御部15は、ここでも同時再生処理の終了が指示されたか否かを判断する(ステップS106)。このステップS106の判断処理は、上述したステップS102の判断処理と同様にして行われるものである。ステップS106の判断処理において、処理の終了が指示されたと判断したときには、図7、図8に示す複数のオーディオ再生機器を通じてのオーディオコンテンツの同時再生を終了する。ステップS106の判断処理において、当該同時再生処理の終了は指示されていないと判断したときには、制御部15は、オーディオコンテンツの再生の開始が指示されたか否かの確認を行う(ステップS107)。
ステップS107の確認処理において、オーディオコンテンツの再生の指示入力がされていないと判断したときには、制御部15は、まだ同時再生すべきコンテンツの選択が終了していないと判断し、ステップS105からの処理を繰り返す。また、ステップS107の確認処理において、オーディオコンテンツの再生の指示入力がされたと判断したときには、制御部15は、図8に示すステップS108からの処理に移り、同時再生するものとして選択されたオーディオコンテンツを、同時再生を行う機器として選択されたオーディオ再生機器のそれぞれに対して送信する(ステップS108)。
そして、制御部15は、キー操作部162を通じて、中断指示入力を受け付けたか否かを判断する(ステップS109)。ステップS109の判断処理において、中断指示は受け付けていないと判断したときには、例えば、同時再生を行う機器として選択されたオーディオ再生機器からの応答がないために、オーディオコンテンツの再生が不能となっていると考えられるオーディオ再生機器が存在するか否かを判断する(ステップS110)。
ステップS110の判断処理において、再生が不能となっているオーディオ再生機器は存在しないと判断したときには、指示されたオーディオコンテンツの全部の送信を終了したか否かを判断する(ステップS111)。このステップS111の判断処理において、終了していないと判断したときには、ステップS108からの処理を繰り返し、再生が指示されたオーディオコンテンツの送信が続行するようにされる。
ステップS111の判断処理において、再生が指示されたオーディオコンテンツの送信が終了したと判断したときには、サーバー装置1の制御部15は、同時再生を行うものとして選択されたオーディオ再生機器のそれぞれに対して、再生終了を通知し(ステップS112)、この図7、図8に示す処理を終了する。
また、ステップS109の判断処理において、中断指示入力を受け付けたと判断したときには、制御部15は、再生の中断が指示されたオーディオ再生機器へのオーディオコンテンツの送信を中止する(ステップS113)。そして、中断が指示されたオーディオ再生機器の再生を中断させるようにしても、再生動作を行っているオーディオ再生機器が存在しているか否かを判断する(ステップS114)。
ステップS114の判断処理において、再生動作を行っているオーディオ再生機器が存在していると判断した場合には、ステップS108からの処理を繰り返し、中断が指示されたオーディオ再生機器以外のオーディオ再生機器に対して、オーディオコンテンツの送信を続行する。ステップS114の判断処理において、再生動作を行っているオーディオ再生機器が存在していないと判断した場合には、全てのオーディオ再生機器において中断されたのであるから、この図7、図8に示す処理を終了する。
また、ステップS110の判断処理において、再生が不能なオーディオ再生機器が存在していると判断したときには、サーバー装置1の制御部15は、再生が不能なオーディオ再生機器へのオーディオコンテンツの送信を中止する(ステップS115)。そして、再生が不能なオーディオ再生機器の再生を中断させるようにしても、再生動作を行っているオーディオ再生機器が存在しているか否かを判断する(ステップS116)。
ステップS116の判断処理において、再生動作を行っているオーディオ再生機器が存在していると判断した場合には、ステップS108からの処理を繰り返し、正常に再生を行っているオーディオ再生機器に対して、オーディオコンテンツの送信を続行する。ステップS116の判断処理において、再生動作を行っているオーディオ再生機器が存在していないと判断した場合には、再生を行っているオーディオ再生機器が存在しないのであるから、この図7、図8に示す処理を終了する。
このように、コントロールポイントでありメディアサーバーであるサーバー装置1は、キー操作部162、リモコン70を通じて受け付けるユーザーからの指示入力に応じて、選択された1つ以上のオーディオ再生機器のそれぞれに対して、目的とするオーディオコンテンツを同時に送信し、選択された1つ以上のオーディオ再生機器のそれぞれにおいて、同じオーディオコンテンツを再生することができるようにされる。
なお、選択された1つ以上のオーディオ再生装置へのオーディオコンテンツの送信は、オーディオコンテンツをパケット化して送信する。この場合、選択されたオーディオ再生機器のそれぞれ毎に、そのそれぞれのオーディオ再生機器の識別情報を含むパケットを形成して送信するようにする。
この場合には、送信先の識別情報は異なるが、オーディオコンテンツの内容は同じであるパケットが、選択されたオーディオ再生機器の数分だけ形成されて送信されることになる。したがって、このパケット化されたオーディオコンテンツを受信するオーディオ再生機器は、自機宛てのパケット(自機の識別情報のみを含むパケット)のみを受信して、再生するようにすればよい。また、再生を中断するオーディオ再生機器がある場合には、その中断するオーディオ再生機器に対するパケットを形成しないようにすればよい。
また、選択された複数のオーディオ再生機器のそれぞれの識別情報を全て含むパケットを形成し、これを選択された各オーディオ再生機器に送信するようにしてもよい。この場合、このパケット化されたオーディオコンテンツを受信するオーディオ再生機器は、自機の識別情報を含むパケットを受信して、再生するようにすればよい。また、再生を中断するオーディオ再生機器がある場合には、その中断するオーディオ再生機器の識別情報を含まないパケットを形成するようにすればよい。
[オーディオ再生機器の動作について]
次に、サーバー装置1からのオーディオコンテンツを受信して再生するようにするメディアレンダラーとしてのオーディオ再生機器3、4、5の動作について説明する。図9は、LAN6を通じて送信されてくるパケットデータを処理するオーディオ再生機器3、4、5の動作を説明するためのフローチャートである。ここでは、説明を簡単にするため、オーディオ再生機器3の動作として説明するが、同時再生を行うオーディオ再生機器として指定された他のオーディオ再生機器においても同様の処理が行われることになる。
オーディオ再生機器3の制御部50は、LAN6に接続されて電源が投入されると、図9に示す処理を実行する。オーディオ再生機器3の制御部50は、自機宛てのパケットの受信待ちとなり(ステップS201)、自機宛てのパケットを受信したときには、現在の自機の状態はオーディオコンテンツの再生中か否かを判断する(ステップS202)。
ステップS202の判断処理において、オーディオコンテンツの再生中ではないと判断したときには、受信したパケットは、オーディオコンテンツの再生を指示するものか否かを判断する(ステップS203)。このステップS203の判断処理において、デジタルコンテンツの再生を指示するものであると判断したときには、制御部50は、受信したパケットから送信元の識別情報を抽出し、これをRAM53あるいはEEPROM54に記憶し(ステップS204)、各部を制御して再生モードとなり、受信するオーディオコンテンツをストリーミング再生する処理を開始し(ステップS205)、ステップS201からの処理を繰り返す。
なお、ステップS203において、受信したパケットが再生指示ではないと判断したときには、制御部50は、受信したパケットに応じたその他の処理を行い(ステップS206)、ステップS201からの処理を繰り返す。
また、ステップS202の判断処理において、オーディオコンテンツの再生中であると判断したときには、受信したパケットに含まれる送信元の識別情報と、ステップS204で記憶保持するようにした、現在、ストリーミング再生中のオーディオコンテンツの提供元のサーバー装置の識別情報とを比較し、オーディオコンテンツの提供元(再生指示サーバー)からのパケットか否かを判断する(ステップS207)。
ステップS207の判断処理において、受信したパケットは、現在再生中のオーディオコンテンツの提供元からのものであると判断したときには、オーディオパケットのストリーミング再生などの受信したパケットに応じた処理を行い(ステップS208)、ステップS201からの処理を繰り返す。
ステップS207の判断処理において、受信したパケットは、現在再生中のオーディオコンテンツの提供元からのものではないと判断したときには、そのパケットをリジェクト(破棄、無視)するようにし、オーディオコンテンツのストリーミング再生中であるために、対応できない旨の返信情報を生成し(ステップS209)、これをリジェクトするようにしたパケットの送信元に対して送信し(ステップS210)、ステップS201からの処理を繰り返すようにする。
そして、この図9に示す処理は、オーディオ再生機器3で行われる場合を例にして説明したが、他のオーディオ再生機器4、5においても同様に行われる。したがって、オーディオ再生機器3、4、5のそれぞれにおいては、所定のサーバー装置(この実施の形態においてはサーバー装置1)からの同じオーディオコンテンツを同時に提供を受けて、同時に再生することができるようにされる。
また、オーディオ再生機器3は、オーディオコンテンツのストリーミング再生を行っている場合には、オーディオコンテンツの提供元のサーバー装置以外からのパケットは処理しないようにすることができるので、ストリーミング再生中の割り込みを防止し、オーディオコンテンツのストリーミング再生を中断させることなく優先して行うことができるようにされる。
[サーバー装置の他の動作例について]
上述した実施の形態においては、例えば、サーバー装置1から1つ以上のオーディオ再生機器を指定して、オーディオコンテンツを配信し、指定したオーディオ再生機器においてオーディオコンテンツを再生するようにする場合に、オーディオ再生機器や配信するオーディオコンテンツをユーザーが指定するようにした。しかし、毎回、同じオーディオ再生機器にオーディオコンテンツを配信したい場合もある。
そこで、指定されたオーディオ再生装置についての情報や、配信するオーディオコンテンツについての情報をサーバー装置において記憶保持し、前回の指定と同じオーディオ再生装置にオーディオコンテンツを配信する場合には、同じ指定を繰り返さなくても済むようにしたのが、この他の例のサーバー装置である。
なお、この例の場合にも、図1に示したホームネットワークシステムは、図1に示したように構成されるものであり、サーバー装置1、2、および、オーディオ再生装置3、4、5は、図4〜図6を用いて説明した構成を有するものである。しかし、以下に説明するように、オーディオコンテンツを配信するサーバー装置における処理が上述したサーバー装置における処理と異なることになる。
図10は、この例において、サーバー装置1が配信するオーディオコンテンツの1つ以上のオーディオ再生機器を通じての同時再生を行う場合の動作を説明するためのフローチャートである。この図10に示す処理は、図7を用いて説明した処理と同様に、複数のオーディオ再生機器を通じてのオーディオコンテンツの同時再生を行わせるための指示入力をサーバー装置1が受け付けた場合に、サーバー装置1の主に制御部15において行われる。
そして、この図10に示す処理に続き図8に示した処理が行われることも、図7を用いて説明した場合と同様である。すなわち、この図10に示す処理は、オーディオコンテンツを配信するサーバー装置において、上述した図7と同じ目的のために同様のタイミングで実行される処理である。このため、図10に示す処理の各ステップにおいて、図7に示した処理のステップに対応するものには、説明を簡単にするため、同じ参照符号を付すこととする。また、ここでも、サーバー装置1が、1つ以上のオーディオ再生機器にオーディオコンテンツを配信する場合を例にして説明する。
サーバー装置1の制御部15は、複数のオーディオ再生機器を通じてのオーディオコンテンツの同時再生を行わせるための指示入力を受け付けると、まず、自機の通信部12のフラッシュメモリ124を参照するようにし(ステップS301)、オーディオコンテンツの配信についての設定が既に存在するか否かを判断する(ステップS302)。
ステップS302の判断処理において、オーディオコンテンツの配信についての設定が既に存在すると判断したときには、制御部15は、その設定情報(設定内容)を表示I/F163を通じて表示部164に表示すると共に、キー操作部162を通じて変更入力を行うか否かの指示入力を受け付けるようにする(ステップS303)。そして、制御部15は、設定内容の変更が指示されたか否かを判断する(ステップS304)。
ステップS304の判断処理において、変更なしであると判断したときには、フラッシュメモリ124の既存の設定を用いてオーディオコンテンツの配信を行うようにするため、図8に示したステップS108の処理に進むことになる。また、ステップS304の判断処理において、変更の指示があると判断したときには、制御部15は、同時再生を行わせるようにする1台以上の再生機器の選択入力を受け付ける(ステップS101)。
この例においても、サーバー装置1は、コントロールポイントとしての機能をも備えたものであり、この実施の形態のホームネットワークにはどのような機器が接続されているのかを把握しているので、選択可能な再生機器の一覧リストを表示部164に表示するなどして、ユーザーに同時再生を行わせる1台以上のオーディオ再生機器の選択入力を受け付けることになる。
また、この例においても、ステップS101においては、必ずしも複数のオーディオ再生機器を選択する必要はなく、目的とするオーディオ再生機器を1台だけ選択する場合でも有効となる。この場合には、その1台のオーディオ再生機器を通じて、オーディオコンテンツの再生が行われることになる。
そして、制御部15は、同時再生処理の終了が指示されたか否かを判断する(ステップS102)。このステップS102の判断処理は、所定の終了操作が行われることにより、図10および図8に示す処理の終了が指示されたか否かを判断する処理である。ステップS102の判断処理において、処理の終了が指示されたと判断したときには、図10および図8に示す複数のオーディオ再生機器を通じてのオーディオコンテンツの同時再生のための処理を終了する。
ステップS102の判断処理において、当該同時再生処理の終了は指示されていないと判断したときには、制御部15は、確認入力が行われたか否かを判断する(ステップS103)。ステップS103の判断処理において、所定の確認操作が行われていないと判断したときには、選択入力が継続中であると判断して、ステップS101からの処理を繰り返す。また、既に配信先のオーディオ再生機器の設定がされている場合であって、変更などの必要がない場合には、確認操作をするだけで、既存の設定が有効となるようにされる。
ステップS103の判断処理において、所定の確認入力が行われたと判断したときには、制御部15は、どのオーディオ再生機器が同時再生を機器として選択されたかを認識する(ステップS104)。そして、制御部15は、再生するオーディオコンテンツの選択入力を受け付ける(ステップS105)。
ステップS105の処理においては、制御部15は、自機がコンテンツ蓄積用ハードディスク13に保持しているオーディオコンテンツの一覧リストを表示部164に表示するなどして、目的とするオーディオコンテンツを検索し、見つけ出したオーディオコンテンツを再生するコンテンツとして特定するようにする処理である。
そして、制御部15は、ここでも同時再生処理の終了が指示されたか否かを判断する(ステップS106)。このステップS106の判断処理は、上述したステップS102の判断処理と同様にして行われるものである。ステップS106の判断処理において、処理の終了が指示されたと判断したときには、図10、および、図8に示す1つ以上のオーディオ再生機器を通じてのオーディオコンテンツの同時再生を終了する。ステップS106の判断処理において、当該同時再生処理の終了は指示されていないと判断したときには、制御部15は、オーディオコンテンツの再生の開始が指示されたか否かの確認を行う(ステップS107)。
ステップS107の確認処理において、オーディオコンテンツの再生の指示入力がされていないと判断したときには、制御部15は、まだ同時再生すべきコンテンツの選択が終了していないと判断し、ステップS105からの処理を繰り返す。また、ステップS107の確認処理において、オーディオコンテンツの再生の指示入力がされたと判断したときには、制御部15は、通信部32を制御して通信部12のフラッシュメモリ124にオーディオコンテンツの配信先となる1つ以上のオーディオ再生機器の識別情報と、配信すべきコンテンツとして選択されたオーディオコンテンツの識別情報とを設定(記憶)するようにする(ステップS305)。
そして、制御部15は、図8に示したステップS108からの処理に移って、同時再生するものとして選択されたオーディオコンテンツを、同時再生を行う機器として選択されたオーディオ再生機器のそれぞれに対して送信する処理を行うことになる。
このように、この例の場合には、同時再生を行うようにする1つ以上のオーディオ再生機器を通じてオーディオコンテンツの同時再生を行うようにする場合に、同時再生を行わせる1つ以上のオーディオ再生機器の設定や配信するオーディオコンテンツの設定がサーバー装置1のフラッシュメモリ124に既にされている場合には、その設定を引き続いて用いることができるようにされ、再度の設定を行わなくても済むようにしている。
もちろん、オーディオコンテンツの配信先や配信するオーディオコンテンツを変更することもできるようにされ、変更した情報を新たにサーバー装置1のフラッシュメモリに設定することもできるようにされる。したがって、オーディオコンテンツの配信先や配信するオーディオコンテンツに変更がない場合には、1度設定した1つ以上のオーディオ再生機器に対して、同じオーディオコンテンツを配信し、各オーディオ再生機器において同時再生することができるようにされる。
[コントロールポイントとして機能する装置について]
なお、上述の実施の形態においては、サーバー装置1がコントロールポイントとしての機能を有し、オーディオコンテンツを配信するものであるとして説明したが、これに限るものではない。例えば、サーバー装置2がオーディオコンテンツを配信する場合にも、この発明をサーバー装置1の場合と同様にして適用することが可能である。
また、上述した実施の形態の場合には、各オーディオ再生機器3、4、5も、コントロールポイントとしての機能を有しているので、各オーディオ機器3、4、5を通じて、サーバー装置1、または、サーバー装置2に対して、オーディオコンテンツの配信先と、配信するオーディオコンテンツとを指示して設定するようにし、オーディオコンテンツの複数のオーディオ再生機器による同時再生を行わせるようにすることもできる。
また、オーディオ再生機器が、例えば、CD、MD、DVDなどの再生機能を備えている場合には、オーディオ再生機器自体がオーディオコンテンツの配信サーバーとして機能するようにすることもできる。この場合には、図7および図8、あるいは、図10および図8に示した一連の処理を、オーディオ再生機器においても実行することができるようにすればよい。
[オーディオ再生機器への割り込みのリジェクト機能について]
また、上述の実施の形態においては、オーディオコンテンツの同時再生を行うようにしているオーディオ再生機器に対して、他のサーバー装置などからの割り込みが発生した場合に、その割り込みをリジェクトする(破棄する、無視する)ものとして説明した。このように、割り込みが発生した場合に、初めからリジェクトすることも可能であるし、また、後からの割り込みを許す場合と、後からの割り込みをリジェクトする場合とを各オーディオ再生機器に対してユーザーが設定できるようにすることも可能である。
また、上述の実施の形態においては、オーディオコンテンツの同時再生を行うようにしているオーディオ再生機器において、他のサーバー装置などからの割り込みが発生した場合に、これをリジェクトするものとして説明したが、割り込みのリジェクト機能は、上述した実施の形態の場合に限るものではない。
例えば、各オーディオ再生機器において、自己のCD再生機能を用いて自機に装填されたCDに記録されているオーディオコンテンツを再生している場合など、各オーディオ再生機器が何らかの処理を実行している場合に、割り込みが発生した場合に、その割り込みをリジェクトするようにすることも可能である。
また、他のサーバー装置などからの割り込みに対し、上述の実施形態では対応できない旨の返信情報を送信するようにしたが、単にその要求に対して応答しないようにしてもよい。この場合には、要求送信元のサーバー装置は所定時間経過しても応答がない場合にその割り込み要求を取り下げるようにすればよい。
すなわち、この実施の形態において、要求のリジェクト機能は、その要求を破棄(拒絶)して、破棄(拒絶)した旨を要求送信元のサーバー装置に返信することのみならず、受信した要求を無視して何もしない場合も含むものである。そして、要求を無視した場合には、要求送信元においては、上述もしたように、応答のタイムアウトの計測など、予め決められた対応を取るようにすればよいことになる。
[オーディオコンテンツの再生の同期合わせについて]
また、各オーディオ再生機器に対してオーディオコンテンツを配信する場合に、各オーディオ再生機器の特性やオーディオコンテンツの再生環境に応じて、サーバー装置からのオーディオコンテンツの配信タイミングを遅延させるなどして、各オーディオ再生機器におけるオーディオコンテンツの再生環境を整えることもできる。
例えば、サーバー装置が、オーディオコンテンツの配信先となるオーディオ再生機器に対して、例えば、pingプログラムなどを用い、所定のコマンドを送信して、これに対する応答が返信されてくるまでの時間を測定するなどして、オーディオコンテンツの伝達に係る時間を測定し、この結果に基づいて、各オーディオ再生機器に対するオーディオコンテンツの配信タイミングを調整し、オーディオコンテンツの同時配信を受ける全てのオーディオ再生機器におけるオーディオコンテンツの再生の同期を取るようにすることができる。この場合には、例えば、数ミリ秒から数十ミリ秒程度の各オーディオ再生機器におけるオーディオコンテンツの再生同期のずれを補正することが可能である。
[実現手段と構成部位の対応について]
なお、上述の説明からも分かるように、上述した実施の形態においては、サーバー装置1、2が情報配信装置としての機能を有し、オーディオ再生装置が情報利用装置としての機能を有するものである。そして、情報配信装置の配信先受付手段としての機能は、サーバー装置1、2のキーI/F161、キー操作部162が実現している。
しかし、他の電子機器をコントロールポイントとして利用する場合には、サーバー装置の通信部12がネットワークを通じて供給される設定情報を受け付ける配信先受付手段としての機能を実現することになる。 また、情報配信装置の同時配信手段としての機能と、終了通知手段としての機能とは、通信部12と制御部15とが協働して実現している。
また、情報利用装置の受信手段としての機能は、通信部32が実現し、処理手段としての機能は、制御部50や、イコライザ38、D/A変換部39等の各部が実現している。また、情報利用装置の識別情報記憶手段としての機能は、オーディオ再生装置のEEPROM54が実現し、制御手段としての機能は、通信部32、あるいは、通信部32と制御部50とが協働して実現している。また、情報利用装置の返信情報を形成する形成手段としての機能は、制御部50、または、通信部32と制御部50とが協働することにより実現している。また、情報利用装置の送信手段としての機能は、通信部32が実現している。
また、情報配信装置の保持手段としての機能は、サーバー装置1、2の通信部12のフラッシュメモリ124によって実現している。
[発明のプログラム化について]
また、ネットワークに接続される情報配信装置に搭載されたコンピュータに、
1つ以上の情報配信装置の中の目的とする情報配信装置に対して、情報信号を配信すべき1つ以上の情報利用装置を指定するようにする配信先指定ステップと、
目的とする前記情報配信装置が、前記配信先指定ステップにおいて指定された1つ以上の前記情報利用装置のそれぞれに対して、同じ情報信号を同時に配信するようにする同時配信ステップと、
前記情報配信装置からの情報信号の配信が終了した場合に、情報を配信した前記情報配信装置が1つ以上の前記情報利用装置のそれぞれに対して、情報信号の配信の終了を通知する終了通知ステップと
を実行するプログラムを形成し、これをパーソナルコンピュータなどの情報配信装置に搭載するようにしてもよい。
さらに、
情報信号の配信先として指定された1つ以上の前記情報利用装置の識別情報を記憶保持する保持ステップを備えたプログラムを形成し、
前記保持ステップにおいて保持した1つ以上の前記情報利用装置の識別情報を用いて、1つ以上の同じ情報利用装置に対して、情報信号の配信を繰り返し行えるようにすることも可能である。
このようなプログラムを形成し、オーディオ再生機器などの情報利用装置ともに販売、あるいは、配布するようにし、ホームネットワークシステムに接続されるパーソナルコンピュータなどのサーバー装置として機能する装置にインストールすることによって、種々のホームネットワークシステムにこの発明を比較的に簡単に適用するようにすることが可能である。
[その他]
なお、上述した実施の形態のホームネットワークシステムの構成は一例であり、サーバー装置の台数やオーディオ再生機器の台数に制限は無く、種々の場合にこの発明を適用することができる。
また、上述の実施の形態においては、説明を簡単にするため、オーディオコンテンツを配信して、ストリーミング再生する場合を例にして説明したが、これに限るものではない。映画などのAVコンテンツや、静止画データや動画データを配信する場合にもこの発明を適用することが可能である。
また、上述した実施の形態においては、UPnPを用いたホームネットワークシステムにこの発明を適用した場合を例にして説明したが、これに限るものではない。例えば、Jini(Java(登録商標) intelligent network infrastructure)やHAVi(Home Audio/Video interoperability)などの種々の仕様を適用したネットワークシステムにもこの発明を適用することが可能である。
すなわち、オーディオコンテンツやAVコンテンツなどの種々のコンテンツを配信するサーバー装置と、サーバー装置から種々のコンテンツの配信を受けて再生するなどして利用するクライアント装置とが存在する種々のネットワークシステムにこの発明を適用することが可能である。
この発明の装置、方法が適用されたホームネットワークシステムの一例を説明するための図である。 UPnPのプロトコルスタック(プロトコル群の構造)について説明するための図である。 UPnPにおけるコンテナとアイテムとを説明するための図である。 サーバー装置の基本的な構成例を説明するための図である。 サーバー装置の通信部12の構成例を説明するための図である。 オーディオ再生機器の基本的な構成例を説明するための図である。 サーバー装置の動作を説明するためのフローチャートである。 図7に続くフローチャートである。 オーディオ再生機器の動作を説明するためのフローチャートである。 サーバー装置の動作の他の例を説明するためのフローチャートである。
符号の説明
1、2…サーバー装置(メディアサーバー)、11…接続端、12…通信部、13…コンテンツ蓄積用ハードディスク、14…作業用ハードディスク、15…制御部、161…キーインターフェース(キーI/F)、162…キー操作部、163…表示インターフェース(表示I/F)、164…表示部、165…外部インターフェース(外部I/F)、166…外部入出力端子、151…CPU、152…ROM、153…RAM、154…EEPROM、155…CPUバス、111…通信インターフェース(通信I/F)、112…制御部、121…CPU、122…ROM、123…RAM、124…フラッシュメモリ、125…インターフェース(I/F)、126…バス、3、4、5…オーディオ再生機器(メディアレンダラー、31…接続端、32…通信部、33…デジタル入力端子、34…デジタルインターフェース(デジタルI/F)、35…アナログ入力端子35、36…アナログ/デジタル変換部(A/D変換部)、37…セレクタ、38…イコライザ、39…デジタル/アナログ変換部(D/A変換部)、40…オーディオアンプ40、41…スピーカー、50…制御部、51…CPU、52…ROM52、53…RAM、54…EEPROM、55…CPUバス、6…LAN

Claims (13)

  1. 1つ以上の情報配信装置の中の目的とする情報配信装置に対して、情報信号を配信すべき1つ以上の情報利用装置を指定するようにする配信先指定ステップと、
    目的とする前記情報配信装置が、前記配信先指定ステップにおいて指定された1つ以上の前記情報利用装置のそれぞれに対して、同じ情報信号を同時に配信するようにする同時配信ステップと、
    前記情報配信装置からの情報信号の配信が終了した場合に、情報を配信した前記情報配信装置が1つ以上の前記情報利用装置のそれぞれに対して、情報信号の配信の終了を通知する終了通知ステップと
    を有することを特徴とする情報配信方法。
  2. 請求項1に記載の情報配信方法であって、
    1つ以上の前記情報利用装置のそれぞれにおいて、情報信号の配信を受ける場合に、配信元の前記情報配信装置からの情報に含まれる当該情報配信装置の識別情報を抽出し、これを保持するようにする識別情報保持ステップと、
    1つ以上の前記情報利用装置のそれぞれにおいて、情報信号の配信を受けている場合に、前記識別情報保持ステップにおいて保持した識別情報とは異なる識別情報を有する電子機器からの要求を受信した場合に、これをリジェクトするようにする制御ステップと
    を有することを特徴とする情報配信方法。
  3. 請求項2に記載の情報配信方法であって、
    前記制御ステップにおいてリジェクトするようにした前記要求に含まれる識別情報により特定される前記電子機器に対して送信すべき返信情報を形成する形成ステップと、
    前記形成ステップで形成した前記返信情報を前記制御ステップにおいてリジェクトするようにした前記電子機器に対して送信する送信ステップと
    を有することを特徴とする情報配信方法。
  4. 請求項1、請求項2または請求項3に記載の情報配信方法であって、
    1つ以上の前記情報配信装置と1つ以上の前記情報利用装置の内の1つ以上は、ユーザーからの指示入力を受け付けて、同じネットワークに接続された電子機器を制御する機能を備えたものであることを特徴とする情報配信方法。
  5. 請求項1、請求項2、請求項3または請求項4に記載の情報配信方法であって、
    前記目的とする情報配信装置において、情報信号の配信先として指定された1つ以上の前記情報利用装置の識別情報を記憶保持する保持ステップを備え、
    前記保持ステップにおいて保持した1つ以上の前記情報利用装置の識別情報を用いて、同じ1つ以上の情報利用装置に対して、情報信号の配信を繰り返し行うことが可能なことを特徴とする情報配信方法。
  6. 少なくとも1台以上の情報配信装置と複数台の情報利用装置とからなる情報配信システムであって、
    1台以上の前記情報配信装置のそれぞれは、
    情報信号を配信する1つ以上の情報利用装置の指定情報を受け付ける配信先受付手段と、
    前記配信先受付手段を通じて受け付けた1つ以上の前記情報利用装置のそれぞれに対して、同じ情報信号を同時に配信するようにする同時配信手段と、
    情報信号の配信が終了した場合に、1つ以上の前記情報利用装置のそれぞれに対して、情報信号の配信の終了を通知する終了通知手段と
    を備え、
    前記複数台の情報利用装置のそれぞれは、
    前記情報配信装置からの自機宛ての情報信号を受信する受信手段と、
    前記受信手段を通じて受け付けた前記情報信号を処理する処理手段と
    を備えることを特徴とする情報配信システム。
  7. 請求項6に記載の情報配信システムであって、
    複数台の前記情報利用装置のそれぞれは、
    情報信号の配信を受ける場合に、配信元の情報配信装置からの情報に含まれる当該情報配信装置の識別情報を抽出し、これを保持するようにする識別情報保持手段と、
    情報信号の配信を受けている場合に、保持した識別情報とは異なる識別情報を有する電子機器からの要求を受信した場合に、これをリジェクトするようにする制御手段と
    を備えることを特徴とする情報配信システム。
  8. 請求項7に記載の情報配信システムであって、
    複数台の前記情報利用装置のそれぞれは、
    前記制御手段によりリジェクトするようにした情報に含まれる識別情報により特定される前記電子機器に対して送信すべき返信情報を形成する形成手段と、
    前記形成手段で形成された前記返信情報を前記制御手段によりリジェクトするようにした前記電子機器に対して送信する送信手段と
    を備えることを特徴とする情報配信システム。
  9. 請求項6、請求項7または請求項8に記載の情報配信システムであって、
    1つ以上の前記情報配信装置と1つ以上の前記情報利用装置の内の1つ以上は、ユーザーからの指示入力を受け付けて、同じネットワークに接続された電子機器を制御する機能を備えたものであることを特徴とを情報配信システム。
  10. 請求項6、請求項7、請求項8または請求項9に記載の情報配信システムであって、
    前記情報配信装置のそれぞれは、情報信号の配信先として指定された1つ以上の情報利用装置の識別情報を記憶保持する保持手段を備え、
    前記保持手段により保持された1つ以上の前記情報利用装置の識別情報を用いて、同じ1つ以上の情報利用装置に対して、情報信号の配信を繰り返し行うことが可能な情報配信システム。
  11. 情報信号を配信する1つ以上の情報利用装置の指定情報を受け付ける配信先受付手段と、
    前記配信先受付手段を通じて受け付けた1つ以上の前記情報受信装置のそれぞれに対して、同じ情報信号を同時に配信するようにする同時配信手段と、
    情報信号の配信が終了した場合に、1つ以上の前記情報受信装置のそれぞれに対して、情報信号の配信の終了を通知する終了通知手段と
    を備えることを特徴とする情報配信装置。
  12. 請求項11に記載の情報配信装置であって、
    ユーザーからの指示入力を受け付けて、同じネットワークに接続された電子機器を制御する機能を備えるものであることを特徴とを情報配信装置。
  13. 請求項10、請求項11、請求項12または請求項13に記載の情報配信装置あって、
    前記情報配信装置のそれぞれは、情報信号の配信先として指定された1つ以上の情報受信装置の識別情報を記憶保持する保持手段を備え、
    前記保持手段において保持した1つ以上の前記情報利用装置の識別情報を用いて、同じ1つ以上の情報利用装置に対して、情報信号の配信を繰り返し行うことが可能な情報配信装置。
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