JP2005134610A - 立体シート - Google Patents

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佳秀 後藤
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Abstract

【課題】 シートに文字や絵柄を印刷し、裏面より金属薄膜を成膜させることにより、従来の技術ではできなかったいわゆる金属調ではなく、実際に金属薄膜を施した立体シートを提供することを課題とする。
【解決手段】 透明シート21の裏面に溶剤系インク印刷部22と該溶剤系インク印刷部22と別の個所にUV系インク印刷部23を形成し、前記溶剤系インク印刷部22と前記UV系インク印刷部23を金属薄膜24で覆ったことを特徴とする。
【選択図】 図1

Description

本発明は家電製品や自動車産業における銘板・パネル・表示プレート等における立体シートに関し、さらに詳しくは、透明シートの表面に文字や絵柄の印刷を施し、その上に金属成膜を施して立体感を現出させるようにした立体シートに関する。
(その1)
従来の立体シートは、図15に示すように、透明シート(以下、単に「シート」という)1を使用し、シート1の裏面に厚膜UV印刷3を施し、これをシートの表面からみたとき裏面印刷部2が立体的に見えるようにしていた。
(その2)
また、図16のようにシート1の裏面に通常の印刷4と厚膜UV印刷(クリア)5を施したのち、その外側にメタルインクによる金属調の印刷6を行っていた。
(その3)
また、図17に示すように、メタルインク等で金属調のパターンの印刷7,8,9を行い、その裏面から違う色の印刷10を施し、全体として金属調の外観を得ていた。
(その4)
さらに図18に示すように、金属調の外観を得るため、ホットスタンプや市販されている蒸着シート12(蒸着加工13を予め施したもの)を購入し、これの表面に印刷14を行い、全体として金属調の外観を出していた。
(その5)
これらのように、従来の立体シートは、まずシートに印刷を行うので、立体感にも限界があった。すなわち、図19に示すようにシート1に、色の組み合わせや、印刷15や16等を施し、効果的に陰影部17を施すこと等によって全体として立体感を現出していた。
また、従来、インサート成形におけるインサートフィルムの金属調はインクメーカーより市販されているメタルインク(メーカーにより呼名は異なる)による印刷で行っていた。しかし箔押し等で行なった場合には金属調の膜面に射出成形の樹脂が流れていくため、金属箔が流れたり、金属面が射出成形の樹脂の熱で変色したりしていた。
本発明の立体シートは、シートに文字や絵柄を印刷し、裏面より金属薄膜を成膜させることにより、従来の技術ではできなかったいわゆる金属調ではなく、実際に金属薄膜を施した立体シートを提供することを課題とする。
そのため、本発明に係る立体シートは、透明シートの裏面に溶剤系インク印刷部と該溶剤系インク印刷部と別の個所にUV系インク印刷部を形成し、前記溶剤系インク印刷部と前記UV系インク印刷部を金属薄膜で覆ったことを特徴とし、前記金属薄膜はクローム薄膜であることが好ましい。
本発明に係る他の立体シートは、透明シートの裏面に溶剤系インク印刷部を形成し、該溶剤系インク印刷部を覆うようにUV系インク印刷部を形成し、さらに前記UV系インク印刷部を金属薄膜で覆ったことを特徴とする。そして、前記透明シートの表面側にも溶剤系インク印刷部を形成することが好ましく、前記の溶剤系インク印刷部をさらに透明樹脂層で覆うことが好ましい。
本発明の立体シートは溶剤系インク印刷部とUV系インク印刷部を金属薄膜で覆ったので、裏面から両面テープ(図示しない)等の接着部材を用いて貼り付けるだけで、立体的効果にすぐれた銘板、表示プレート等ができる。
また、本発明の立体シートは、裏面に溶剤系インク印刷部とUV系インク印刷部を金属薄膜で覆ったので、金型内にインサートして射出成形するいわゆるインサート成形におけるインサートフィルムとしても使用することが可能である。これにより3次曲面にも金属面の変色、流れがなく追従させることができる。
さらに、本発明の立体シートは、UV厚膜印刷を行なわないで通常の印刷を行い、金属を成膜させるので、今迄の金属調とは違う銘板、パネル、表示プレートができ、インサート成形を行なわない利用法もある。しかし、今までの金属調はあくまでも金属調であってデザイン上本物の金属とは違うイメージでしかなかった。本発明により、印刷等を施した後に金属の成膜を行うので、本物の金属を施す事ができる。
本発明はUV系インク(紫外線硬化性塗料)を使用するもので、これを溶剤系インクと別々に使い、金属膜を成膜させる方法(図1)と、UV系インクと溶剤系インクを組み合わせた方法(図2)と、更にはシート表面からも印刷を行ない(図3)、より立体感を表現することを可能にした立体シートで、以下に実施形態について述べる。
(実施形態1)
図1で、シート21の裏面に溶剤系インク印刷部22を形成し、これとは別の個所にUV系インク印刷部23を形成する。これら溶剤系インク印刷部22とUV系インク印刷部23を金属薄膜(例えばクローム薄膜)24で覆う。
(実施形態2)
図2はシート21の裏面に溶剤系インク印刷部22を形成し、この溶剤系インク印刷部22上を覆うようにUV系インク印刷部23を形成し、さらにこれら溶剤系インク印刷部22とこれを覆ったUV系インク印刷部23上を金属薄膜24で覆った。
(実施形態3)
図3は図1の立体シートにおいて、シート21の表面側からも溶剤系インク印刷部22を形成したもので、実施形態2及び3の立体シートよりもさらに立体感を持たせることができる。
(実施形態4)
図4はシート21の裏面に図1と同様の印刷を施したのち、シート21の表面にも溶剤系インク印刷部22を形成し、この上を透明樹脂層25で覆ういわゆる浮上エンブレムの構造とした。
上記実施の形態において、UV系インク印刷部を形成するのに使用されるUV系インク(紫外線硬化性塗料 ultra violet curable paint)は、紫外線のエネルギーによって、重合、架橋して硬化する塗料、エポキシ樹脂、不飽和ポリエステル、またポリウレタンなどに不飽和基を導入したラジカル重合形合成樹脂、高沸点ビニル系単量体あるいはオリゴマー、光重合開始剤、顔料が基本成分で、溶剤を含まないのが特徴であり、熱可塑性プラスチック、木材、紙のような加熱乾燥が困難な基材にも、加熱硬化形塗料と同等以上の高品質な塗装ができる塗料である。
また、図5と図6に示すように、図5の溶剤系インク印刷部22と図6のUV系インク印刷部23の厚みイメージを比較すると、図6のUV系インク印刷部23の方が厚みイメージtをより高く印刷できる性質がある。
(その他の実施形態)
図7では、裏面の金属薄膜24は薄膜である為、光を透過をさせることも可能である。これは従来のハーフミラーの原理であり、日中(昼間)は普通の金属の面であるが、図8のように裏面の電源26から光を照射することによってライティングが可能となる。即ちこれにより警告灯等、普段は点灯しないが、必要な時に点灯すると光26aを透過させ、警告手段として使用することも可能である。
図9は、シート21の裏面から両面テープ24’等で貼り付けるだけの通常の銘板パネルや表示プレートに金属薄膜24を成膜させたものである。従来の金属調インクの場合には「顔映り」があまり無く、“印刷は印刷でしかない”という出来栄えであった。しかし、本実施の形態に係る立体シート発明品によれば、印刷を終えた後に、金属膜を成膜させる為、従来解決できなかた「顔うつり」の問題が解消される。
図10は、シート21を、金型内にインサートし、射出成形するいわゆるインサート成形におけるインサートフィルムとして使用したものを示し、これによればある程度の3次元曲面にも金属面の変色、流れが無く追従させることができる。
これは金属調の印刷ではなく、今までは、金属調はあくまでも金属調でありデザイン上、本物の金属とは違うイメージでしかなかったが、本実施の形態においては印刷等を施した後に金属の成膜を行なうので、本物の金属(例えば、クローム)を施すことができる。本実施の形態に係る立体シートのインサート方法としては図10及び図11のような2種類のインサート方法が可能である。
(裏面樹脂の場合)
図10では、シート21は3次元構成をなしている。中央膨出部21’の側部21''に印刷部27を形成し、シート21の裏面の膨出した中央部と両側の印刷部27を形成した部分の裏面に金属薄膜28を形成し、これをインサート成形された樹脂層29で覆っている。
(表面樹脂の場合)
図11では、透明シート21の裏面両側に印刷部27を施し、これら印刷部と透明シート21の中央部21’を図10と同様に金属薄膜28で覆った。この場合は図12とは逆に成形品の表面をインサート樹脂層29で覆っている。
さて、前述した諸形態は主に、パターンや柄を厚膜印刷した時に効果が表現できるような内容を主とし記載したが、本実施の形態ではパターンや柄にはこだわらず、より本物らしく…の追求から応用例として図12〜図15のような例も可能である。
例えば図12のような金属ヘアーライン付立体シート30の板を作成しようとした場合、表面シート21に図13のようなヘアーライン状の印刷部31を複数形成し、これらを覆うように金属膜32を成膜させることで表現する事が可能になった。
また図14のように文字33等の部分にはヘアーラインを施さないときには、予め図13のヘアーライン状の印刷を行なう時に印刷版に文字等を細工をしておけば良い。
本発明の第1実施形態に係る立体シートの断面図である。 同じく第2実施形態に係る立体シートの断面図である。 第3実施形態に係る立体シートの断面図である。 第4実施形態に係る立体シートの断面図である。 通常のシートに溶剤系インク印刷部を形成したシートの断面図である。 通常のシートにUV系インク印刷部を形成したシートの断面図である。図4と図5でUV系インク印刷部の厚み(t)が溶剤系インク印刷部より高く見えることを示す。 裏面に金属製薄膜を形成し、光源を設けた立体シートの断面図である。 図7の光源をONし、表面に透過させることができることを説明する断面図である。 裏面から両面テープで貼り付ける銘板パネル等に金属膜を成膜させた立体シートの断面図である。 立体シートをインサート成形に応用したものを示す断面図である。 立体シートをインサート成形に応用したものの他の例を示す断面図である。 へアーライン付立体シートの平面図である。 図12のA−A断面図である。 文字の部分にヘアーラインを施さない場合のヘアーライン付立体シートの平面図である。 背景技術その1を示す断面図である。 背景技術その2を示す断面図である。 背景技術その3を示す断面図である。 背景技術その4を示す断面図である。 背景技術その5を示す断面図である。
符号の説明
21 シート(透明シート) 22 溶剤系インク印刷部
23 UV系インク印刷部 24 金属薄膜
25 透明樹脂層 26 電源
27 印刷部 28 金属薄膜
29 樹脂層

Claims (5)

  1. 透明シートの裏面に溶剤系インク印刷部と該溶剤系インク印刷部と別の個所にUV系インク印刷部を形成し、前記溶剤系インク印刷部と前記UV系インク印刷部を金属薄膜で覆ったことを特徴とする立体シート。
  2. 前記金属薄膜がクローム薄膜である請求項1記載の立体シート。
  3. 透明シートの裏面に溶剤系インク印刷部を形成し、該溶剤系インク印刷部を覆うようにUV系インク印刷部を形成し、さらに前記UV系インク印刷部を金属薄膜で覆ったことを特徴とする立体シート。
  4. 前記透明シートの表面側にも溶剤系インク印刷部を形成した請求項1記載の立体シート。
  5. 前記溶剤系インク印刷部をさらに透明樹脂層で覆った請求項4記載の立体シート。
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