JP2005134363A - 光電センサ - Google Patents

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Abstract

【課題】 光の利用効率が向上されるとともに、検出精度が高い光電センサを提供する。
【解決手段】 LED(発光ダイオード)等からなる複数の投光素子42a,42b,42cにより発生される光Lは、光ファイバケーブル20を通じてセンサへッド部10の投光光学系11に伝送され、投光光学系11から対象物Wへ投射される。対象物Wに投射された光Lのうち、対象物Wから反射された光Lが受光光学系12に入射される。受光光学系12に入射された光Lは、受光素子13に導かれる。受光素子13は入射される光Lを検出し、検出した光Lの光量に基づいて受光信号S1を生成する。受光素子13により生成された受光信号S1は、受光回路14および電線ケーブル30を介して本体部40の信号処理制御部43へ伝送される。
【選択図】 図2

Description

本発明は、投光素子および受光素子を備える光電センサに関する。
検出領域に投光し、その反射光または透過光を受光することにより検出領域における対象物の有無、対象物の位置、対象物の色等を検出するために光電センサが用いられる。
分離型の光電センサでは、投光および受光を行うセンサヘッド部と各種信号の処理を行う本体部とが分離されている。
従来の分離型の光電センサとしては、センサヘッド部に光源および受光素子を内蔵し、本体部に各種回路が内蔵されているものがある。本体部の回路とセンサヘッド部の光源および受光素子とが2本の電線ケーブルにより接続されている。
本体部から一方の電線ケーブルを通してセンサヘッド部の光源の発光状態が制御される。それに伴い、センサヘッド部の受光素子が対象物からの反射光を受光する。受光素子の出力信号は、他方の電線ケーブルを通して本体部へ送られる。
また、従来の他の光電センサとして、本体部に光源および受光素子を内蔵し、本体部とセンサヘッド部とが2本の光ファイバケーブルにより接続されているものがある(例えば、特許文献1参照)。
この光電センサにおいては、本体部の発光素子により発生された光が、一方の光ファイバケーブルを通してセンサへッド部へ導かれる。また、対象物からの反射光がセンサへッド部から他方の光ファイバケーブルを通して本体部の受光素子へ導かれる。
特開平11−330940号公報
しかしながら、上記の従来の光電センサは以下に示すような課題を有していた。
本体部とセンサヘッド部とが電線ケーブルにより接続されている光電センサでは、発光素子の発光状態を制御するための信号および受光素子の出力信号が、2m〜10m程度の距離に渡って隣接した2本の電線ケーブルで伝送されるため、2本の電線ケーブル間で信号が干渉し合い、ノイズレベルが上昇し、S/N比(信号/雑音比)が劣化する。それにより、検出の精度が低くなり、信頼性が低下する。
一方、本体部とセンサヘッド部とが2本の光ファイバケーブルにより接続されている光電センサでは、本体部の発光素子により発生される光が一方の光ファイバケーブルを通してセンサへッド部へ伝送されるとともに、対象物からの反射光がセンサへッド部から他方の光ファイバケーブルを通して受光素子に導かれるため、光の伝送による光量の減衰が著しくなる。例えば、1本の光ファイバケーブルにより光量が約65%減衰する場合、発光素子の発光量のうち約42%の光量しか受光することができない。
このように、センサヘッド部および本体部間を2本の光ファイバケーブルにより接続した光電センサでは、光の利用効率が低い。
本発明の目的は、光の利用効率が向上されるとともに、検出精度が高い光電センサを提供することである。
本発明に係る光電センサは、光を検出領域に投射し、検出領域からの光を受光する光電センサであって、光を発生する光源、および光源を制御するとともに信号処理を行う制御部を含む本体部と、本体部と分離して設けられ、光を投射するための投光部および光を受光する受光素子を含むヘッド部と、本体部の光源により発生された光をヘッド部の投光部に導く光ファイバケーブルと、ヘッド部の受光素子の出力信号を本体部の制御部に伝送する電線ケーブルとを備えたものである。
本発明に係る光電センサにおいては、本体部に光源および制御部が設けられ、ヘッド部に投光部および受光素子が設けられ、本体部とヘッド部とが光ファイバケーブルおよび電線ケーブルにより接続されている。本体部の光源より発生された光は光ファイバケーブルを通じてヘッド部の投光部に導かれ、ヘッド部の受光素子の出力信号は電線ケーブルを通じて本体部の制御部に伝送される。
これにより、検出領域からの光が光ファイバケーブルを通さずにヘッド部の受光素子により受光されるので、光の減衰が低減され、受光量が向上する。
また、ヘッド部の受光素子から電線ケーブルを通して本体部の制御部に伝送される出力信号が、本体部の制御部が光源を制御するために出力する信号と干渉することが防止される。その結果、誤検出が防止され、検出精度が向上する。
さらに、本体部の光源により発生された光が光ファイバケーブルを通じてヘッド部の投光部へ伝送されるので、受光素子の受光時における光の光量ムラが低減される。
光源は、異なる波長の光を発生する複数の投光素子を含んでもよい。この場合、本体部の複数の投光素子により発生された異なる波長の光が光ファイバケーブルを通じてヘッド部の投光部へ伝送されるので、受光素子の受光時における各波長の光の光量ムラが低減される。したがって、色ムラがなくなり、色の誤検出が十分に防止され、信頼性が向上する。
電線ケーブルは、本体部の制御部から出力される信号をヘッド部に伝送し、ヘッド部は、本体部から伝送された信号に基づく表示を行う表示部をさらに含んでもよい。
この場合、本体部の制御部から出力される信号がヘッド部に伝送され、ヘッド部においては、表示部により本体部から伝送された信号に基づく表示が行われる。
これにより、使用者は本体部から離れた場所でヘッド部の表示部を視認することにより、検出状態または受光状態を確認することができる。それにより、ヘッド部の位置決めを容易かつ正確に行うことができる。
本体部は、光源および制御部を内蔵するとともに複数の外面を有する本体ケーシングを有し、光ファイバケーブルおよび電線ケーブルは、本体ケーシングの複数の外面のうちいずれか一の外面から外部に延びてもよい。
この場合、光ファイバケーブルおよび電線ケーブルが一の外面から外部に延びるので、光ファイバケーブルおよび電線ケーブルをともに所定の方向に延ばすことが容易となる。それにより、本体部の設置が容易となる。
本体部は、制御部の信号処理に基づく情報を表示するための本体表示部をさらに含み、本体表示部は、本体ケーシングの一の外面と異なる他の外面に設けられてもよい。
この場合、本体表示部は、光ファイバケーブルおよび電線ケーブルが外部に延びる一の外面に設けられないので、制御部の信号処理に基づく情報の表示が光ファイバケーブルおよび電線ケーブルに遮られることがない。したがって、作業者は、本体表示部の表示をあらゆる方向から視認することができる。
本体部は、電線ケーブルと制御部とを接続する接続部と、電線ケーブルを接続部に固定する第1の固定手段とをさらに含んでもよい。この場合、電線ケーブルが第1の固定手段により接続部に固定されるので、電線ケーブルと接続部との接続が確実となる。それにより、電線ケーブルの接続部からの脱落が防止される。
本体部は、光ファイバケーブルを本体ケーシングに固定する第2の固定手段をさらに含んでもよい。この場合、光ファイバケーブルが第2の固定手段により本体ケーシングに固定されるので、光ファイバケーブルと本体ケーシングとの接続が確実となる。それにより、光ファイバケーブルの本体ケーシングからの脱落が防止される。
ヘッド部は、投光部により投光される光のうち第1の方向の偏光を通過させる第1の偏光手段と、受光素子により受光される光のうち第1の方向と異なる第2の方向の偏光を通過させる第2の偏光手段とをさらに含んでもよい。
この場合、投光部により投光される光のうち第1の方向の偏光が検出領域に投射され、検出領域からの光のうち第2の方向の偏光が受光素子により受光される。これにより、対象物での正反射光を低減し、拡散反射光を受光することができる。
なお、第1の方向は第2の方向に対して直交する方向であることが好ましい。この場合、正反射光を十分に除去することができる。
ヘッド部は、投光部および受光素子を内蔵するとともに複数の外面を有するヘッド部ケーシングを有し、光ファイバケーブルおよび電線ケーブルは、ヘッド部ケーシングの複数の外面のうち第1の外面から外部に延びてもよい。
この場合、光ファイバケーブルおよび電線ケーブルがヘッド部ケーシングの複数の外面のうち第1の外面から外部に延びるので、光ファイバケーブルおよび電線ケーブルをともに所定の方向に延ばすことが容易となる。それにより、ヘッド部の設置が容易となる。
複数の外面は、第1の外面に対向する第2の外面を含み、投光部は、ヘッド部ケーシングの第2の外面に設けられ、第2の外面は、検出領域からの光を受光素子に導く受光部を有してもよい。
光ファイバケーブルにより光源から導かれる光を第1の外面側から経路を曲げることなく第2の外面に設けられた投光部に導くことができる。それにより、ヘッド部ケーシング内での光学系を単純化することができるとともに、第1の外面と第2の外面との間の寸法を小さくすることができる。その結果、ヘッド部の小型化が可能となる。
複数の外面は、第1の外面に対向する第2の外面と、第1および第2の外面とは異なる第3の外面とを含み、投光部は、ヘッド部ケーシングの第3の外面に設けられ、第3の外面は、検出領域からの光を受光素子に導く受光部を有してもよい。この場合、光ファイバケーブルおよび電線ケーブルの延びる方向と交差する方向にある対象物を検知することが可能となる。
複数の外面は、互いに対向する第2および第3の外面と、第2および第3の外面と異なる第4の外面とを含み、投光部は、ヘッド部ケーシングの第2の外面に設けられ、第1の外面は、第3の外面と第4の外面との間に傾斜するように設けられ、第2の外面は、検出領域からの光を受光素子に導く受光部を有してもよい。
第3の外面と第4の外面との間に傾斜するように設けられた第1の外面に光ファイバケーブルおよび電線ケーブルが設けられているので、光ファイバケーブルおよび電線ケーブルを第3の外面の方向および第4の外面の方向に曲折して延ばすことが容易となる。その結果、ヘッド部ケーシングの第3および第4の外面のうち所望の外面を支持面に取り付けることが可能となる。
電線ケーブルは、本体部の制御部から出力される信号をヘッド部に伝送し、ヘッド部は、本体部から伝送された信号に基づく表示を行う表示部をさらに含んでもよい。
この場合、本体部の制御部から出力される信号がヘッド部に伝送され、ヘッド部においては、表示部により本体部から伝送された信号に基づく表示が行われる。
これにより、使用者は本体部から離れた場所でヘッド部の表示部を視認することにより、検出状態または受光状態を確認することができる。それにより、ヘッド部の位置決めを容易かつ正確に行うことができる。
表示部は、第1の外面と異なる外面に設けられてもよい。この場合、表示部は、光ファイバケーブルおよび電線ケーブルとは異なる外面に設けられているので、本体部から伝送された信号に基づく表示が光ファイバケーブルおよび電線ケーブルに遮られることがない。したがって、作業者は、表示部の表示をあらゆる方向から視認することができる。
本発明に係る光電センサにおいては、本体部に光源および制御部が設けられ、ヘッド部に投光部および受光素子が設けられ、本体部とヘッド部とが光ファイバケーブルおよび電線ケーブルにより接続されている。本体部の光源より発生された光は光ファイバケーブルを通じてヘッド部の投光部に導かれ、ヘッド部の受光素子の出力信号は電線ケーブルを通じて本体部の制御部に伝送される。
これにより、検出領域からの光が光ファイバケーブルを通さずにヘッド部の受光素子により受光されるので、光の減衰が低減され、受光量が向上する。
また、ヘッド部の受光素子から電線ケーブルを通して本体部の制御部に伝送される出力信号が、本体部の制御部が光源を制御するために出力する信号と干渉することが防止される。その結果、誤検出が防止され、検出精度が向上する。
さらに、本体部の光源により発生された光が光ファイバケーブルを通じてヘッド部の投光部へ伝送されるので、受光素子の受光時における光の光量ムラが低減される。
以下、本発明の一実施の形態に係る光電センサについて図1〜図25に基づき説明する。
(第1の実施の形態)
図1は、第1の実施の形態に係る光電センサの外観斜視図である。第1の実施の形態に係る光電センサは、対象物の色を判別する色判別センサである。
第1の実施の形態に係る光電センサ100は、センサへッド部10、光ファイバケーブル20、電線ケーブル30、本体部40および出力ケーブル50を備える。
図1に示すように、センサへッド部10から延びる光ファイバケーブル20のコネクタC1は、本体部40のコネクタC3に接続される。また、センサへッド部10から延びる電線ケーブル30のコネクタC2は、本体部40のコネクタC4に接続される。本体部40から延びる出力ケーブル50は図示しない他の外部機器に接続される。
センサへッド部10には投光光学系11および受光光学系12が設けられている。投光光学系11から出射される光Lは対象物Wで反射されることにより、受光光学系12に入射する。
図2は、第1の実施の形態に係る光電センサ100の内部構成を示すブロック図である。
光電センサ100のセンサへッド部10は、投光光学系11、受光光学系12、受光素子13および受光回路14を備える。光電センサ100の本体部40は、投光制御部41、複数の投光素子42a,42b,42c、信号処理制御部43、出力回路44、設定入力部45および本体側表示部46を備える。
投光制御部41は複数の投光素子42a,42b,42cの発光動作を制御する。具体的には、複数の投光素子42a,42b,42cの各々の発光タイミングを示す投光タイミング信号STを複数の投光素子42a,42b,42cおよび信号処理制御部43に出力する。
複数の投光素子42a,42b,42cは、例えば、LED(発光ダイオード)等からなる。複数の投光素子42a,42b,42cにより発生される光Lは、光ファイバケーブル20を通じてセンサへッド部10の投光光学系11に導かれる。光ファイバケーブル20は単一の光ファイバを含む。
投光光学系11および受光光学系12は、例えば、レンズ等により構成されている。投光光学系11においては、光ファイバケーブル20を通じて導かれた光Lが外部に出射される。受光光学系12においては、投光光学系11により外部に出射された光Lのうち、対象物Wにより反射された光Lが入射する。
受光光学系12に入射した光Lは、受光素子13に導かれる。受光素子13は受光量に対応する受光信号S1を生成する。
受光回路14は、受光素子13により生成された受光信号S1を増幅して電線ケーブル30を通じて本体部40の信号処理制御部43へ伝送する。
信号処理制御部43は、受光信号S1に対して所定の信号処理を行い、対象物Wの検出および非検出を示す検出信号S2を出力回路44を介して外部へ出力する。信号処理制御部43による信号処理の詳細は後述する。
また、信号処理制御部43は、入力される受光信号S1および使用者による設定入力部45の操作に基づいて所定の情報を本体側表示部46に表示させる。設定入力部45の操作および本体側表示部46の表示内容についての詳細は後述する。
このように、本実施の形態に係る光電センサ100においては、投光素子42a,42b,42cが本体部40に設けられ、受光素子13がセンサへッド部10に設けられる。また、本体部40の投光素子42a,42b,42cとセンサへッド部10の投光光学系11とが光ファイバケーブル20により接続され、センサへッド部10の受光回路14と本体部40の信号処理制御部43とが電線ケーブル30により接続される。
それにより、対象物Wからの反射光が光ファイバを通らずに受光素子13により受光されるので、光の減衰が低減される。具体的には、既存の分離型の光電センサ(本体部とセンサへッド部とが2本の光ファイバケーブルにより接続されているもの)に比べ約50%の受光量の向上が図られる。
また、センサへッド部10の受光回路14から電線ケーブル30を通して本体部40の信号処理制御部43に伝送される受光信号S1が、本体部40の投光制御部41から投光素子42a,42b,42cに与えられる投光タイミング信号STと干渉することが防止される。その結果、誤検出が防止される。
さらに、本体部40の投光素子42a,42b,42cにより発生された光Lが光ファイバケーブル20を通過することにより、後述するように光Lの光量ムラが低減される。
ここで、光ファイバケーブル20による光Lの光量ムラの低減の効果について説明する。
図3は投光素子42a,42b,42cから出射される光の光量分布の測定結果を示す図であり、図4は図3のX−X線で示される光の直径方向の光量分布を示すグラフである。
図3および図4に示すように、投光素子42a,42b,42cから出射される光の光量分布には著しい光量ムラが生じる。図4によれば、光の中心付近であっても、最小値が最大値に対して約半分となるような光量ムラが発生している。これは、例えばLEDチップの電極に接続されるボンディングワイヤによる影等に起因するものである。
図5は、単一の光ファイバからなる光ファイバケーブル20の断面および光の通過状況を示す模式図である。図5(a)は光ファイバケーブル20の横断面を示し、図5(b)は図5(a)のi−i線断面の一部を示している。
図5の光ファイバケーブル20において、図2の投光素子42a,42b,42cから出射される光Lは、一本の光ファイバFsを通じてセンサへッド部10の投光光学系11へ導かれる。
光ファイバケーブル20内部において、光Lは一本の光ファイバFs内をランダムな方向で通過および反射しつつ投光光学系11に導かれる。これにより、投光素子42a,42b,42cから出射される光Lの光量ムラは、光ファイバFs内を通過することにより均一化される。
図6は投光素子42a,42b,42cから出射される光が図5の光ファイバケーブル20を通過した場合の光Lの光量分布の測定結果を示す図であり、図7は図6のY−Y線に示される光Lの直径方向の光量分布を示すグラフである。
図6および図7に示すように、図5の光ファイバケーブル20を通過した光の光量分布は、光のスポットの縁部で急激な立ち上がりおよび立ち下がりを示し、中心付近でほぼ安定している。このように、図3および図4に示す光の光量分布に比べて光量ムラが著しく低減されている。
したがって、本体部40の投光素子42a,42b,42cにより発生された光Lが光ファイバケーブル20を通過することにより、受光素子13には光量ムラの低減された光Lが入射する。その結果、受光素子13においては、入射される光の光量ムラによる誤検出が十分に防止される。本体部40に1つの投光素子を有する場合についても同様である。
図1のセンサへッド部10内部に設けられる複数の投光素子42a,42b,42cについて説明する。図8は、センサへッド部10内部における複数の投光素子42a,42b,42cの配置を示す模式的断面図である。
図8において、ホルダ9には、投光素子42a,42b,42c、投光レンズ3および2つのダイクロイックミラー5a,5bが配設されている。投光レンズ3の前方には光ファイバケーブル20が取り付けられる。
投光素子42a,42b,42cの各々の発光色は異なる。例えば、投光素子42aは緑色の光を出射し、投光素子42bは青色の光を出射し、投光素子42cは赤色の光を出射する。
投光素子42cはその光軸Lcが投光レンズ3の光軸Lxと平行となり、かつ、ダイクロイックミラー5a,5bによる光の屈折を考慮してややずれるように配置されている。投光素子42bはその光軸Lbが投光レンズ3の光軸Lxに対して略垂直に交差するように配置されている。投光素子42aはその光軸Laが投光レンズ3の光軸Lxに対して0度よりも大きく90度よりも小さい角度(鋭角)で交差するように配置されている。投光素子42a,42b,42cの光軸La,Lb,Lcは同一平面上に配置される。それにより、センサへッド部10そのものの薄型化が可能となる。
ダイクロイックミラー5a,5bはそれぞれ特定の波長域の光を反射し、それ以外の波長の光を透過する。本例では、ダイクロイックミラー5aは、投光素子42aの発光波長の光を反射し、それ以外の波長の光を透過する。また、ダイクロイックミラー5bは、投光素子42bの発光波長の光を反射し、それ以外の波長の光を透過する。
ダイクロイックミラー5bは、投光素子42cから出射された光を透過して投光レンズ3に導き、かつ投光素子42bから出射された光を反射して投光レンズ3に導くように配置されている。また、ダイクロイックミラー5aは、ダイクロイックミラー5bを透過した投光素子42cからの光およびダイクロイックミラー5bで反射された投光素子42bからの光を透過して投光レンズ3に導き、かつ投光素子42aから出射された光を反射して投光レンズ3に導くように配置されている。
投光素子42aからダイクロイックミラー5aまでの光路長およびダイクロイックミラー5aから投光レンズ3までの光路長の合計と、投光素子42bからダイクロイックミラー5bまでの光路長およびダイクロイックミラー5bから投光レンズ3までの光路長の合計と、投光素子42cから投光レンズ3までの光路長とは、光の波長を考慮してほぼ等しく設定されている。
また、光量の最も大きい投光素子42cの光がダイクロイックミラー5a,5bを透過するように投光素子42cが配置され、光量が投光素子42cより大きく投光素子42aより小さい投光素子42bの光がダイクロイックミラー5aを透過するように投光素子42bが配置され、光量の最も小さい投光素子42aの光がダイクロイックミラー5a,5bと透過しないように投光素子42aが配置されている。これにより、投光レンズ3に導かれる光量の均一化が図られている。
投光レンズ3は、投光素子42a,42b,42cからの光を光ファイバケーブル20の一方の端部に集光するように配置されている。光ファイバケーブル20は、投光レンズ3により集光された光Lを図2のセンサへッド部10の投光光学系11に導く。これにより、センサへッド部10の投光光学系11から対象物Wへ投光レンズ3により集光された光Lが出射される。
投光素子42a,42b,42cは、図2の投光制御部41により制御される発光タイミングに応じて、時分割で順に点灯される。
投光素子42aが点灯された場合には、投光素子42aから出射された緑色の光がダイクロイックミラー5aで反射され、投光レンズ3および図2の光ファイバケーブル20によりセンサへッド部10の投光光学系11に導かれ、検出領域に投射される。
投光素子42bが点灯された場合には、投光素子42bから出射された青色の光がダイクロイックミラー5bで反射され、反射された光がダイクロイックミラー5aを透過し、投光レンズ3および図2の光ファイバケーブル20によりセンサへッド部10の投光光学系11に導かれ、検出領域に投射される。
投光素子42cが点灯された場合には、投光素子42cから出射された赤色の光がダイクロイックミラー5bおよびダイクロイックミラー5aを透過し、投光レンズ3および図2の光ファイバケーブル20によりセンサへッド部10の投光光学系11に導かれ、検出領域に投射される。
検出領域に対象物Wが存在する場合、対象物Wから反射する光Lが受光光学系12を介して受光素子13に導かれる。受光素子13により受光される赤色の光の受光量、緑色の光の受光量および青色の光の受光量に基づいて対象物Wの色が検出される。
ここで、図2の信号処理制御部43による信号処理について説明する。
信号処理制御部43による信号処理は、投光制御部41から与えられる投光タイミング信号ST、使用者が設定入力部45を操作することにより設定される後述の色設定値等に基づいて行われる。
例えば、投光制御部41は、初めに投光素子42aを発光させる。この場合、他の投光素子42b,42cは発光しない。この時点において、受光素子13には緑色の光Lが入射する。受光素子13は入射される緑色の光Lを検出し、受光信号S1を生成する。
ここで、信号処理制御部43には、投光制御部41から投光素子42aを発光させる投光タイミング信号STが入力されるとともに、受光素子13により生成された受光信号S1が受光回路14から入力される。これにより、投光制御部41は、対象物Wに緑色の光Lが投射された場合の反射光の受光量を得ることができる。
続いて、投光制御部41は、投光素子42bを発光させる。この場合、他の投光素子42a,42cは発光しない。この時点において、受光素子13には青色の光Lが入射する。受光素子13は入射される青色の光Lを検出し、受光信号S1を生成する。
上記と同様に、信号処理制御部43には、投光制御部41から投光素子42bを発光させる投光タイミング信号STが入力されるとともに、受光素子13により生成された受光信号S1が受光回路14から入力される。これにより、投光制御部41は、対象物Wに青色の光Lが投射された場合の反射光の受光量を得ることができる。
さらに、投光制御部41は、投光素子42cを発光させる。この場合、他の投光素子42a,42bは発光しない。この時点において、受光素子13には赤色の光Lが入射する。受光素子13は入射される赤色の光Lを検出し、受光信号S1を生成する。
上記と同様に、信号処理制御部43には、投光制御部41から投光素子42cを発光させる投光タイミング信号STが入力されるとともに、受光素子13により生成された受光信号S1が受光回路14から入力される。これにより、投光制御部41は、対象物Wに赤色の光Lが投射された場合の反射光の受光量を得ることができる。
対象物Wから反射して得られる3色の反射光の受光量を比較すると対象物Wの色を判別することができる。これは、対象物Wに入射する光Lの波長が異なると、対象物Wから反射される光Lの光量が異なるためである。
信号処理制御部43は、受光素子13に入射される3色の受光量に基づいて、対象物Wの色を判別するため、各色についての受光量の比率を算出する。以下、この受光量の比率を色検出値と呼ぶ。
一方で、信号処理制御部43には、予め使用者により特定の色に対応する受光量の比率が設定されている。以下、予め使用者により設定される特定の受光量の比率を色設定値と呼ぶ。
信号処理制御部43は、算出された色検出値と色設定値とを比較し、比較結果に基づいて検出信号S2を生成し、出力回路44を介して外部に出力する。
次いで、図2の設定入力部45および本体側表示部46について説明する。図9は、図2の設定入力部45および本体側表示部46の一例を示す模式図である。
図9において、設定入力部45はモード設定スイッチ4d、自動調整スイッチ4eおよび設定値変更スイッチ4f,4gを備える。また、本体側表示部46は複数の出力表示灯4aおよび7セグメントLED4b,4cを備える。
モード設定スイッチ4dは、使用者が動作モードを変更するために用いられる。自動調整スイッチ4eは、色設定値を自動的に調整するために用いられる。設定値変更スイッチ4f,4gは、色設定値を手動で変更するために用いられる。本実施の形態では、4種類の色設定値を設定することができる。
出力表示灯4aは対象物Wの検出状態(検出および非検出)を点灯および非点灯により表示する。本実施の形態では、4種類の色設定値に対応する4つの検出状態が表示される。
7セグメントLED4bは、例えば、現在の受光量または現在の一致度をほぼリアルタイムに表示する。ここで、現在の受光量は、現在の3色の受光量の合計である。7セグメントLED4cは、例えば、使用者により設定される色設定値を表示する。
上記のように、第1の実施の形態に係る光電センサ100においては、本体部40の投光素子42a,42b,42cにより発生された光Lが光ファイバケーブル20を通過することにより、光Lの光量ムラが低減されるので、色ムラがなくなり、色の誤検出が十分に防止され、信頼性が向上している。
(第2の実施の形態)
第2の実施の形態に係る光電センサは、以下の点を除き第1の実施の形態に係る光電センサ100と同様の構成および動作を有する。
図10は、第2の実施の形態に係る光電センサの内部構成を示すブロック図である。
第2の実施の形態に係る光電センサ200は、第1の実施の形態に係る光電センサ100の構成に加えて、センサへッド部10内部に表示回路15および表示灯16を備える。
図10に示すように、センサへッド部10の表示回路15は電線ケーブル30により本体部40の信号処理制御部43に接続されている。
本体部40の信号処理制御部43は、電線ケーブル30を介してセンサへッド部10の表示回路15へ表示制御信号S3を伝送する。センサへッド部10の表示回路15は、信号処理制御部43から伝送される表示制御信号S3に基づいて表示灯16の点灯動作を制御する。
図11は、第2の実施の形態に係る光電センサ200の表示灯16の一例を示すセンサへッド部10の外観斜視図である。
図11(a)によれば、センサへッド部10の上面には1つの表示灯16が設けられている。
本例では、本体部40の信号処理制御部43からセンサへッド部10の表示回路15へ検出状態を示す表示制御信号S3が伝送される。それにより、表示回路15は、表示制御信号S3に基づいて表示灯16の点灯および非点灯を制御する。この場合、表示灯16は対象物Wの検出状態を点灯および非点灯により表示する。
一方、図11(b)によれば、センサへッド部10の上面には3つの発光部16a,16b,16cからなる表示灯16が設けられている。
本例では、本体部40の信号処理制御部43からセンサへッド部10の表示回路15へ現在の受光量およびしきい値を示す表示制御信号S3が伝送される。この場合、表示回路15は、表示制御信号S3に基づいて表示灯16の複数の発光部16a,16b,16cの点灯および非点灯を制御する。
表示回路15は、例えば、現在の受光量がしきい値の90%未満の場合に複数の発光部16a,16b,16cの全てが非点灯となるように制御する。
また、表示回路15は、現在の受光量がしきい値の90%以上で、かつ、しきい値未満の場合に複数の発光部16a,16b,16cのうち発光部16cのみが点灯するように制御する。
さらに、表示回路15は、現在の受光量がしきい値以上で、かつ、しきい値の110%未満の場合に複数の発光部16a,16b,16cのうち2つの発光部16b,16cが点灯するように制御する。
また、表示回路15は、現在の受光量がしきい値の110%以上の場合に複数の発光部16a,16b,16cの全てが点灯するように制御する。
本例では、表示制御信号S3は現在の受光量およびしきい値を示しているが、表示制御信号S3は余裕度(=(現在の受光量)/(しきい値)×100)を示していてもよい。この場合、予め表示回路15に余裕度に応じた発光部16a,16b,16cの点灯パターンを設定しておくことで、表示回路15により表示制御信号S3および所定の点灯パターンに基づいて複数の発光部16a,16b,16cの発光状態が制御される。
この他、表示制御信号S3は、上記余裕度に基づく発光部16a,16b,16cの点灯パターンを示していてもよい。この場合、表示回路15は表示制御信号S3に基づいて、発光部16a,16b,16cの発光状態を制御する。
このように、第2の実施の形態に係る光電センサ200によれば、使用者はセンサへッド部10の表示灯16により、本体部40から離れた対象物Wの近くでセンサへッド部10の表示灯16を視認することにより、光電センサ200による検出状態等または受光状態を確認する。それにより、センサへッド部10の位置決めを容易かつ正確に行うことができる。
(本発明の一実施の形態に係る本体部の構造の詳細)
本発明の一実施の形態に係る光電センサ100の本体部40の構造の詳細について説明する。
図12は、本発明の一実施の形態に係る光電センサ100の本体部40の構造を示す斜視図である。図12において、本体部40は本体ケーシング400を有する。
本体ケーシング400は、図2または図10の投光制御部41、投光素子42a,42b,42c、信号処理制御部43および出力回路44を内蔵する。また、本体ケーシング400は略直方体形状を有し、上面UP、下面BT、前面FW、背面BKおよび側面SL,SRを有する。
以下の説明においては、図12の矢印X,Y,Zに示すように、前面FWおよび背面BKに垂直な方向をX方向と呼び、側面SL,SRに垂直な方向をY方向と呼び、上面UPおよび下面BTに垂直な方向をZ方向と呼ぶ。
図12に示すように、本発明の本体部40の下面BTには、Y方向に延びるようにレール固定溝40dが形成されている。レール固定溝40dは、例えば、DIN(ドイツ工業規格)レールDIに嵌合させることができる。
本体ケーシング400の内部にはコネクタC4が設けられている。コネクタC4は複数のコネクタピンCPを有し、複数のコネクタピンCPはX方向に等間隔かつZ方向に延びるように設けられている。
本体ケーシング400の上面UPには、X方向に延びる矩形の開口部が設けられている。コネクタC2は直方体形状を有し、その下端に上述のコネクタピンCPと嵌合可能な複数の孔部が設けられている。コネクタC4には、電線ケーブル30の一端に設けられたコネクタC2が、上面UPの開口部を通じて矢印G1に示すように挿入される。これにより、コネクタC2とコネクタC4とが接続される。
さらに、本体ケーシング400の内部にはコネクタC3が設けられている。コネクタC3はX方向に延びる孔部CHを有する。
本体ケーシング400の背面BKには、円状の開口部が設けられている。光ファイバケーブル20の一端が背面BKの開口部を通じて矢印G2に示すようにコネクタC3の孔部CHに挿入される。これにより、コネクタC3と光ファイバケーブル20とが接続される。
ここでは、本体部40と光ファイバケーブル20との接続は、本体部40のコネクタC3および光ファイバケーブル20の一端により行われるとしているが、これに限らず、図1に示すように、本体部40のコネクタC3と光ファイバケーブル20の一端に予め設けられたコネクタC1との間で行われてもよい。
本体部40のコネクタC4と電線ケーブル30のコネクタC2との接続の詳細について、図13〜図15に基づき説明する。
図13および図14は、電線ケーブル30のコネクタC2と本体部40のコネクタC4との接続を説明するための図である。図15は、本体部40のコネクタC4に設けられる可動部材の一例を示す斜視図である。
図13および図14では、電線ケーブル30のコネクタC2と本体部40のコネクタC4との接続を説明するために、本体部40の側面SLの一部を切り欠いた図が示されている。また、図13および図14においても、図12と同様にX,Y,Z方向が定められている。
図13(a)に示すように、電線ケーブル30のコネクタC2がコネクタC4に対して矢印TU1の方向に挿入される。コネクタC2の側面の下端側の角部には切り欠きNCが設けられている。
図13(b)において、矢印TU2に示すように、電線ケーブル30のコネクタC2がコネクタC4内へ徐々に挿入される。これにより、電線ケーブル30の切り欠きNCの上端部が可動部材60の突起片62の上端部と当接する。
この状態で、さらに、電線ケーブル30のコネクタC2が矢印TU2の方向に挿入されると、可動部材60が回動軸60Hを中心として回動する。
可動部材60は図15で示す構造を有する。図15によれば、可動部材60は、長手形状を有し、長手方向の中央部近傍に回動軸60Hが設けられている。それにより、可動部材60は回動軸60Hを中心として矢印に示す方向に回動可能である。
可動部材60の上端側には、レバー部61aおよびコネクタ当接部61bを有する固定片61が一体的に設けられている。可動部材60の上端と固定片61との間にくぼみ部61cが形成されている。
上記可動部材60の構造により、図13(b)において、突起片62は回動軸60Hを中心として矢印TU3の方向に回動し、固定片61は回動軸60Hを中心として矢印TU4の方向に回動する。
図14(c)に示すように、電線ケーブル30のコネクタC2がコネクタC4の底面まで挿入され、可動部材60が回動することにより、電線ケーブル30のコネクタC2の上端が固定片61のコネクタ当接部61b(図15)の下端により係止される。
このように、コネクタ当接部61bの下端が電線ケーブル30のコネクタC2の上端を係止することにより、電線ケーブル30のコネクタC2が本体部40のコネクタC4に接続された状態で固定される。
一方、本体部40のコネクタC4から電線ケーブル30のコネクタC2を取り外す場合には、可動部材60が回動軸60Hを中心に図13(b)の矢印TU4と逆方向に回動し、コネクタC2の上端から固定片61が取り外される。
この場合、可動部材60の突起片62が電線ケーブル30のコネクタC2の切り欠きNCの上端を押し上げる。これにより、電線ケーブル30のコネクタC2が本体部40のコネクタC4から容易に取り外される。
図14(d)に示すように、本体部40のコネクタC4に電線ケーブル30のコネクタC2が接続され、固定されている状態において、本体部40の上面UPを覆うようにカバー40kが軸KHを中心として矢印TU5の方向に開閉自在に設けられている。
ここで、コネクタC2から延びる電線ケーブル30は、図15で示されるくぼみ部61cに嵌め込まれる。電線ケーブル30は、カバー40kに設けられた後述のケーブル導出部を通じて、背面BKからX方向に延びるように固定される。
図16は、カバー40kが開いた状態の本体部40の平面図および背面図である。図16においても、図12と同様にX,Y,Z方向が定められている。
図16(a),(b)に示すように、本体部40のコネクタC4には電線ケーブル30のコネクタC2が接続され、可動部材60によりコネクタC2が固定されている。また、電線ケーブル30は可動部材60のくぼみ部61cを通じて背面BKからX方向に延びる。
図17は、カバー40kが閉じた状態の本体部40の側面図および背面図である。図17においても、図12と同様にX,Y,Z方向が定められている。なお、図17(a)においては、電線ケーブル30のコネクタC2の接続状態が破線で示されている。
図17(b)に示すように、カバー40kには電線ケーブル30を外部に通すためのケーブル導出部40qが設けられている。それにより、図17(a),(b)に示すように、本体部40のコネクタC4に電線ケーブル30のコネクタC2が接続され、カバー40kが開いた状態においても、電線ケーブル30はカバー40kのケーブル導出部40qを通して本体部40の背面BKからX方向に延びるように接続される。
さらに、上記の図16および図17においては、本体部40のコネクタC3に接続される光ファイバケーブル20が示されている。光ファイバケーブル20も上述の電線ケーブル30と同様に本体部40の背面BKからX方向に延びる。
本体部40のコネクタC3と光ファイバケーブル20との接続の詳細について、図18に基づき説明する。図18は、光ファイバケーブル20と本体部40のコネクタC3との接続を説明するための図である。図18においても、図12と同様にX,Y,Z方向が定められている。以下の説明において、光ファイバケーブル20の断面は円形である。
図18では、コネクタC3と光ファイバケーブル20との接続を説明するために、本体部40における光ファイバケーブル20の接続部の断面が示されている。
図18(a)において、光ファイバケーブル20が本体部40に内蔵されたコネクタC3に対して矢印TS1の方向に挿入される。コネクタC3の内部にはケーブル突き当て面70が設けられている。光ファイバケーブル20の端部がケーブル突き当て面70に当接される。
図18(a)に示すように、本体部40の光ファイバケーブル20の接続部においては、コネクタC3とともに光ファイバケーブル20を固定するためのホルダ部材20H、パッキン20P、昇降部材90および回動部材80が設けられている。
ホルダ部材20Hには光ファイバケーブル20を挿入するための上述の孔部CHが設けられている。孔部CHは、X方向に延びるように形成されており、上述の本体部40の背面BKに設けられた開口部を通じて外部と連通している。これにより、外部からX方向に光ファイバケーブル20の挿入および抜き取りが可能となっている。
また、孔部CHの一部を形成するようにパッキン20Pが設けられている。このパッキン20Pの内径は、光ファイバケーブル20の外径と同じまたはやや小さい。これにより、光ファイバケーブル20が孔部CHに挿入された場合、光ファイバケーブル20の外径とパッキン20Pとの間には隙間ができない。その結果、外部の光が孔部CHから本体部40内に漏れることが防止される。
ホルダ部材20Hにおいて、本体部40の前面FW側には、昇降部材90および回動部材80が設けられている。接続部の中央付近に昇降部材90が昇降可能(Z方向に移動可能)に設けられ、昇降部材90の上部に近接して回動部材80が設けられている。
昇降部材90の上端部には滑らかな角部90bが形成されている。回動部材80は、所定の長手形状を有し、一端側にヒンジ80Hが設けられている。回動部材80はヒンジ80Hを中心に回動可能である。また、ヒンジ80Hの設けられた回動部材80の一端部には滑らかな角部80bが設けられている。さらに、回動部材80の他端側にはレバー部80aが設けられている。
図18(b)に示すように、光ファイバケーブル20が孔部CHに挿入され、光ファイバケーブル20の端部がコネクタC3のケーブル突き当て面70に到達した状態で、レバー部80aが矢印TS2の方向に回動すると、角部80bが矢印TS3の方向(矢印TS2と反対の方向)に回動する。
その結果、回動部材80の角部80bと昇降部材90の角部90bとが当接し、摺動する。これにより、昇降部材90は矢印TS4に示すように下方に移動する。
図18(c)に示すように、さらに回動部材80が回動し、垂直な状態になった場合、回動部材80の角部80bにより下方へ移動した昇降部材90の下端部は光ファイバケーブル20の上部を押圧した状態で停止する。これにより、光ファイバケーブル20は、その上部および下部がホルダ部材20Hおよび昇降部材90の下端部により挟持され、固定される。その結果、本体部40において、光ファイバケーブル20がコネクタC3のケーブル突き当て面70に当接した状態で固定される。
このように、本体ケーシング400の背面BKからX方向に光ファイバケーブル20および電線ケーブル30が延びている。その結果、光ファイバケーブル20および電線ケーブル30をともに所定の方向に延ばすことが容易となる。それにより、本体部40の設置が容易となる。
また、図9で示したように本体側表示部46が上面UPに形成されている。ここで、本体部40に接続される光ファイバケーブル20および電線ケーブル30は背面BKから外部に延びるので、本体側表示部46の表示内容が光ファイバケーブル20および電線ケーブル30に遮られることがない。したがって、作業者は、本体側表示部46の表示をあらゆる方向から視認することができる。
さらに、電線ケーブル30のコネクタC2および電線ケーブル30が図15の可動部材60により本体部40に固定されるので、本体部40のコネクタC4と電線ケーブル30のコネクタC2との接続が確実となる。それにより、電線ケーブル30のコネクタC2が本体部40のコネクタC4から脱落することが防止される。
その上、光ファイバケーブル20が図18のホルダ部材20H、回動部材80および昇降部材90により本体部40に固定されるので、本体部40のコネクタC3と光ファイバケーブル20との接続が確実となる。それにより、光ファイバケーブル20が本体部40のコネクタC3から脱落することが防止される。
本発明の一実施の形態に係る本体部40の構造について説明したが、本体部40は、上記の他、以下の構造を有してもよい。
図19は、本発明の一実施の形態に係る本体部40の構成の他の例を示す模式図である。図19の本体部40は、以下の点で図12の本体部40と構成が異なる。図19の本体部40において、本体部40のコネクタC4は本体部40の背面BKから電線ケーブル30のコネクタC2を挿入できるように配置されている。
図19の本体ケーシング400に内蔵されるコネクタC4は、複数のコネクタピンCPの各々がZ方向に等間隔かつX方向に延びるように設けられている。
本体ケーシング400の背面BKには、Z方向に延びる矩形の開口部が設けられている。コネクタC4には、電線ケーブル30の一端に設けられたコネクタC2が、背面BKの開口部を通じて矢印G3に示すように挿入される。これにより、コネクタC2とコネクタC4とが接続される。
本例においても、本体ケーシング400の背面BKには、円状の開口部が設けられている。光ファイバケーブル20の一端が背面BKの開口部を通じて矢印G4に示すようにコネクタC3の孔部CHに挿入される。これにより、コネクタC3と光ファイバケーブル20とが接続される。
図19の本体部40においても、電線ケーブル30および光ファイバケーブル20の各接続部には電線ケーブル30のコネクタC2を固定するための可動部材60ならびにホルダ部材20H、回動部材80および昇降部材90が設けられている。
したがって、電線ケーブル30のコネクタC2および電線ケーブル30が可動部材60により本体部40に固定される。また、光ファイバケーブル20が、ホルダ部材20H、回動部材80および昇降部材90により本体部40に固定される。なお、本例では、電線ケーブル30は図15のくぼみ部61cに挿入されない。
図20は、本発明の一実施の形態に係る本体部40の構造のさらに他の例を示す模式図である。図20の本体部40は、以下の点で図12の本体部40と構成が異なる。図20の本体部40において、本体部40のコネクタC4は本体部40の背面BKから電線ケーブル30のコネクタC2を挿入できるように配置されている。
図20の本体ケーシング400に内蔵されるコネクタC4は、複数のコネクタピンCPの各々がY方向に等間隔かつX方向に延びるように設けられている。
本体ケーシング400の背面BKには、Y方向に延びる矩形の開口部が設けられている。コネクタC4においては、電線ケーブル30の一端に設けられたコネクタC2が、背面BKの開口部を通じて矢印G5に示すように挿入される。これにより、コネクタC2とコネクタC4とが接続される。
本例においても、本体ケーシング400の背面BKには、円状の開口部が設けられている。光ファイバケーブル20の一端が背面BKの開口部を通じて矢印G4に示すようにコネクタC3の孔部CHに挿入される。これにより、コネクタC3と光ファイバケーブル20とが接続される。
図20の本体部40においても、電線ケーブル30および光ファイバケーブル20の各接続部には電線ケーブル30のコネクタC2を固定するための可動部材60ならびにホルダ部材20H、回動部材80および昇降部材90が設けられている。したがって、本体部40は電線ケーブル30および光ファイバケーブル20との接続時に各々を固定する。なお、本例では、電線ケーブル30は図15のくぼみ部61cに挿入されない。
上記構造により、本例においても、コネクタC4に接続されたコネクタC2から延びる電線ケーブル30は、本体部40の背面BKから外部に延びる。したがって、図20の本体部40においても、光ファイバケーブル20および電線ケーブル30が背面BKから外部に延びるので、光ファイバケーブル20および電線ケーブル30をともに所定の方向に延ばすことが容易となる。それにより、本体部40の設置が容易となる。
上記図12、図19および図20の本体部40の側面SL,SRには、上述の本体側表示部46が設けられず、光ファイバケーブル20、電線ケーブル30および出力ケーブル50が設けられていない。したがって、複数の本体部40をその側面SL,SRが互いに接するようにDINレールDIに取り付けることができる。その結果、取り付け場所の省スペース化が図られる。
(本発明の一実施の形態に係るセンサへッド部の構造の詳細)
本発明の一実施の形態に係る光電センサ100のセンサへッド部10の構造の詳細について説明する。
図21は、本発明の一実施の形態に係るセンサへッド部10の構造の一例を示す模式図である。図21において、センサへッド部10はヘッド部ケーシング10Kを有する。
ヘッド部ケーシング10Kは、図2または図10の投光光学系11、受光光学系12、受光素子13、受光回路14、表示回路15および表示灯16を内蔵する。また、ヘッド部ケーシング10Kは略直方体形状を有し、上面up、下面bt、前面fw、背面bkおよび側面sl,srを有する。
以下の説明においては、図21の矢印X,Y,Zに示すように、前面fwおよび背面bkに垂直な方向をX方向と呼び、側面sl,srに垂直な方向をY方向と呼び、上面upおよび下面btに垂直な方向をZ方向と呼ぶ。
図21(a)はセンサへッド部10の外観斜視図である。図21(a)によれば、センサへッド部10の前面fwに投光光学系11および受光光学系12が設けられている。また、センサへッド部10の上面upに図11(a)の表示灯16が設けられている。
センサへッド部10の両側面sl,srをY方向へ貫通するように2つの取り付け孔10Hが設けられている。センサへッド部10の背面bkからは、光ファイバケーブル20および電線ケーブル30が延びている。
上述のように、投光光学系11から出射される光Lは、対象物Wにより反射され、受光光学系12に入射する。
図21(b)に図21(a)のQ−Q線における断面構造が示されている。図21(b)に示すように、光ファイバケーブル20はセンサへッド部10の背面bkから延びる。図21(b)によれば、光ファイバケーブル20により本体部40から導かれる光は、光ファイバケーブル20の軸方向と同一の方向で投光光学系11を通過し、前面fwからX方向へ投光される。
図21(b)に示すように、電線ケーブル30はセンサへッド部10の背面bkから延びる。図21(b)によれば、外部からの光Lが受光光学系12を通して受光素子13に入射される。その結果、受光素子13により生成され、受光回路14により増幅された受光信号S1(図2および図10)は電線ケーブル30を通じて本体部40に与えられる。
このように、図21のセンサへッド部10においては、背面bkから光ファイバケーブル20および電線ケーブル30がX方向に延びている。その結果、光ファイバケーブル20および電線ケーブル30をともに所定の方向に延ばすことが容易となる。それにより、センサへッド部10の設置が容易となる。
また、本例では、光ファイバケーブル20により本体部40から導かれる光を背面bkから経路を曲げることなく前面fwに設けられた投光光学系11に導くことができる。それにより、センサへッド部10内における投光光学系11の構造を単純化することができるので、図21(b)の矢印D1で示すように背面bkと前面fwとの間の寸法を小さくすることができる。その結果、センサへッド部10の小型化が可能となる。
さらに、本例では、表示灯16が、光ファイバケーブル20および電線ケーブル30の延びる背面bkとは異なる上面upに設けられているので、本体部40から伝送された図10の表示制御信号S3に基づく表示が光ファイバケーブル20および電線ケーブル30に遮られることがない。したがって、作業者は、表示灯16の表示をあらゆる方向から視認することができる。
本発明の一実施の形態に係るセンサへッド部10の構造について説明したが、本体部40は、上記の他、以下の構造を有してもよい。
図22は、本発明の一実施の形態に係るセンサへッド部10の構造の他の例を示す模式図である。
図22(a)は、センサへッド部10の下面btから光ファイバケーブル20および電線ケーブル30が延びる例を示す図である。図22(a)のセンサへッド部10は、以下の点で図21のセンサへッド部10と構造が異なる。
図22(a)によれば、図21のセンサへッド部10と同様に、センサへッド部10の前面fwに投光光学系11および受光光学系12が設けられ、センサへッド部10の上面upに図11(a)の表示灯16が設けられている。
センサへッド部10の下面btから光ファイバケーブル20が延びている。光ファイバケーブル20により本体部40から導かれる光は、投光光学系11が備える反射板11Mにより反射され、前面fwからX方向に出射される。
さらに、センサへッド部10の下面btから電線ケーブル30が延びている。これにより、投光光学系11から出射された光Lが、対象物Wにより反射され、受光光学系12を通じて受光素子13に入射される。その結果、受光素子13により生成され、受光回路14により増幅された受光信号S1(図2および図10)は電線ケーブル30を通じて本体部40に与えられる。
このように、光ファイバケーブル20および電線ケーブル30がセンサへッド部10の下面btから外部に延びるので、光ファイバケーブル20および電線ケーブル30をともに所定の方向に延ばすことが容易となる。それにより、センサへッド部10の設置が容易となる。
また、光ファイバケーブル20および電線ケーブル30がセンサへッド部10の下面btから外部に延びることにより、光ファイバケーブル20および電線ケーブル30の延びる方向と交差する方向にある対象物Wについて色の判別を行うことが可能となる。
図22(b)は、センサへッド部10の下面btと背面bkとの角部から光ファイバケーブル20および電線ケーブル30が延びる例を示す図である。図22(b)のセンサへッド部10は、以下の点で図21のセンサへッド部10と構造が異なる。
図22(b)によれば、図21のセンサへッド部10と同様に、センサへッド部10の前面fwに投光光学系11および受光光学系12が設けられ、センサへッド部10の上面upに図11(a)の表示灯16が設けられている。
センサへッド部10の下面btと背面bkとの角部に、傾斜したケーブル引出し面tkが形成されている。ケーブル引出し面tkから光ファイバケーブル20および電線ケーブル30が延びている。光ファイバケーブル20により本体部40から導かれる光は、投光光学系11が備える反射板11Mにより反射され、前面fwからX方向に出射される。
投光光学系11から出射された光Lは、対象物Wにより反射され、受光光学系12を通じて受光素子13に入射される。その結果、受光素子13により生成され、受光回路14により増幅された受光信号S1(図2および図10)は電線ケーブル30を通じて本体部40に与えられる。
光ファイバケーブル20および電線ケーブル30はともにフレキシブル性を有する。これにより、光ファイバケーブル20および電線ケーブル30は、矢印で示すように、背面bk側および下面bt側のいずれに対しても延ばすことが可能である。
その結果、光ファイバケーブル20および電線ケーブル30を背面bk側に曲折して延ばした場合に、センサへッド部10の下面btを所定の支持面W1(例えば、水平面)に取り付けることが可能となる。
また、光ファイバケーブル20および電線ケーブル30を下面bt側に曲折して延ばした場合に、センサへッド部10の背面bkを所定の支持面W2(例えば、垂直面)に取り付けることが可能となる。
このように、図22(b)のセンサへッド部10によれば、光ファイバケーブル20および電線ケーブル30を背面bk側および下面bt側のいずれにも延ばすことができるので、センサへッド部10を種々の支持面に容易に取り付けることができる。
本発明の一実施の形態に係るセンサへッド部10においては、投光光学系11および受光光学系12の各々が偏光板を備えてもよい。図23は、偏光板を備えるセンサへッド部10の投光光学系11から受光光学系12への光の経路を説明するための図である。
図23に示すように、本発明の一実施の形態に係るセンサへッド部10の投光光学系11からは光Lが垂直方向に出射される。それにより、光Lは対象物Wの表面で拡散反射および正反射する。上述のように、投光光学系11から投光される光Lには、投光素子42a,42b,42cに基づく3色の光が含まれる。
受光素子13が検出する3色の拡散反射光の受光量の比率は、対象物Wの色に依存して変化する。しかしながら、受光素子13が検出する3色の正反射光の受光量の比率は、対象物Wの色に依存せず、一定となる。
したがって、受光素子13へ3色の拡散反射光とともに3色の正反射光が入射されると、対象物Wの色の検出精度が低くなる。そこで、受光素子13に入射される3色の正反射光を除去することが望ましい。
図23に示すように、センサへッド部10の投光光学系11および受光光学系12の各々に、正反射による光Lが受光素子13に入射されないように第1の偏光板111および第2の偏光板121を設ける。
図23の第1の偏光板111は、本体部40から光ファイバケーブル20により導かれる光のうち、第1の方向に振動する偏光(例えば、P偏光)を通過させる。一方、第2の偏光板121は、対象物Wから反射される光のうち、第2の方向に振動する偏光(例えば、S偏光)を通過させる。第1の方向および第2の方向は互いに異なる。本例では、第1の方向および第2の方向は互いに直交する。
この場合、投光光学系11から出射される光Lのうち第1の方向に振動する偏光のみが第1の偏光板111を通過することにより対象物Wに投射される。また、対象物Wにおける正反射光(第1の方向に振動する偏光)および対象物Wにおける散乱反射光が受光光学系12に受光される。そして、受光光学系12において、正反射光、すなわち第1の方向に振動する偏光は第2の偏光板121により遮断される。これにより、受光光学系12においては、対象物Wからの散乱反射光のうち第2の方向に振動する光のみが通過される。
その結果、受光素子13には、正反射光を十分に除去することができる。したがって、対象物Wの色を正確に判別することが可能となる。
なお、第1の方向および第2の方向は、必ずしも直交する方向である必要はない。この場合、正反射光が受光素子13に入射されることにより、受光素子13が色の検出をする際に最低限必要な受光量を確保することができる。
[実験例]
本発明者は、上記の第1の偏光板111および第2の偏光板121(以下、偏光板と総称する。)の有無および対象物Wの傾きが受光素子13に入射される光の光量(以下、全入射光量と呼ぶ。)および色検出値に与える影響を確認すべく以下の実験を行った。なお、実験は2つの対象物Wについて行った。一方の対象物を対象物J1とし、他方の対象物を対象物J2とする。対象物J2は対象物J1よりも表面が粗くなっている。
初めに、本発明者は、対象物J1を図23に示すように配置した。そして、投光光学系11より投光される光Lに対して垂直な面WHを基準とした対象物J1の傾きαに応じて、偏光板を備える光電センサ100および偏光板を用いない光電センサ(以下、偏光板無光電センサと呼ぶ。)により上記の全入射光量および色検出値を測定した。
なお、対象物J1の傾きαは、面WHから右回りの角度を正とし、面WHから左回りの角度を負とする。測定は、対象物J1の傾きが−20度から+20度の範囲で5度おきに行った。全入射光量についての測定結果は下記表1の通りである。
以下の測定結果において、全入射光量についての測定結果は対象物J1の傾きが0度の場合を基準とした比率により示している。
Figure 2005134363
また、色検出値についての測定結果は下記表2の通りである。
Figure 2005134363
これら、全入射光量および色検出値についての測定結果に基づくグラフが図24に示されている。図24は、対象物J1の傾きに応じて測定された全入射光量および色検出値の測定結果を示すグラフである。
図24(a)に対象物J1の傾きに応じて測定された全入射光量の測定結果が示されている。図24(a)によれば、偏光板無光電センサにより測定された全入射光量の比率は、対象物J1の傾きαが正の方向に大きくなるにつれて、徐々に小さくなっている。しかしながら、対象物J1の傾きαが負の方向に大きくなるにつれて、急激に大きくなっている。
一方、偏光板を備える光電センサ100により測定された全入射光量の比率は、対象物J1の傾きαが正の方向に大きくなるにつれて、徐々に小さくなっている。また、対象物J1の傾きαが負の方向に大きくなるにつれて、徐々に大きくなっている。
偏光板無光電センサと偏光板を備える光電センサ100とを比較すると、全入射光量の比率は対象物J1の傾きαが正の方向に大きくなる場合にはともに同様の変化を示すが、対象物J1の傾きαが負の方向に大きくなる場合には、偏光板無光電センサによる測定結果が大きく変化するのに対して偏光板を備える光電センサ100による測定結果は大きく変化しない。
この偏光板無光電センサによる測定結果の大きな変化は、対象物J1の傾きαが負の方向に大きくなるにつれて、正反射光が受光素子13に入射するためと考えられる。したがって、偏光板を備える光電センサ100によれば、偏光板を用いない光電センサに比べて対象物Wの傾きαにかかわらず、安定した全入射光量を得ることができることが明らかとなった。
図24(b)に対象物J1の傾きに応じて測定された色検出値の測定結果が示されている。図24(b)によれば、偏光板無光電センサにより測定された色検出値は、対象物J1の傾きαが正の方向に大きくなる場合にはほとんど変化しない。しかしながら、対象物J1の傾きαが負の方向に大きくなるにつれて、急激に小さくなっている。
一方、偏光板を備える光電センサ100により測定された色検出値は、対象物J1の傾きαが正の方向に大きくなる場合にはほとんど変化しない。また、対象物J1の傾きαが負の方向に大きくなる場合にもほとんど変化しない。
偏光板無光電センサと偏光板を備える光電センサ100とを比較すると、色検出値は対象物J1の傾きαが正の方向に大きくなる場合にはともに同様の変化を示すが、対象物J1の傾きαが負の方向に大きくなる場合には、偏光板無光電センサによる測定結果が大きく変化するのに対して偏光板を備える光電センサ100による測定結果は大きく変化しない。
この偏光板無光電センサによる測定結果の大きな変化は、対象物J1の傾きαが負の方向に大きくなるにつれて、正反射光が受光素子13に入射するためと考えられる。したがって、偏光板を備える光電センサ100によれば、偏光板を用いない光電センサに比べて対象物Wの傾きαにかかわらず、安定した色検出値を得ることができることが明らかとなった。
本発明者は、対象物J2についても、上述の対象物J1に対する試験と同様の試験を行った。
全入射光量についての測定結果は下記表3の通りである。
Figure 2005134363
また、色検出値についての測定結果は下記表4の通りである。
Figure 2005134363
これら、全入射光量および色検出値についての測定結果に基づくグラフが図25に示されている。図25は、対象物J2の傾きに応じて測定された全入射光量および色検出値の測定結果を示すグラフである。
図25(a)に対象物J2の傾きに応じて測定された全入射光量の測定結果が示されている。図25(a)によれば、偏光板無光電センサにより測定された全入射光量の比率は、対象物J2の傾きαが正の方向に大きくなるにつれて、徐々に小さくなっている。しかしながら、対象物J2の傾きαが負の方向に大きくなるにつれて、急激に大きくなっている。
一方、偏光板を備える光電センサ100により測定された全入射光量の比率は、対象物J2の傾きαが正の方向に大きくなるにつれて、徐々に小さくなっている。また、対象物J2の傾きαが負の方向に大きくなるにつれて、徐々に大きくなっている。
偏光板無光電センサと偏光板を備える光電センサ100とを比較すると、全入射光量の比率は対象物J2の傾きαが正の方向に大きくなる場合にはともに同様の変化を示すが、対象物J2の傾きαが負の方向に大きくなる場合には、偏光板無光電センサによる測定結果が大きく変化するのに対して偏光板を備える光電センサ100による測定結果は大きく変化しない。
この偏光板無光電センサによる測定結果の大きな変化は、対象物J2の傾きαが負の方向に大きくなるにつれて、正反射光が受光素子13に入射するためと考えられる。したがって、偏光板を備える光電センサ100によれば、偏光板を用いない光電センサに比べて対象物Wの傾きαにかかわらず、安定した全入射光量を得ることができることが明らかとなった。
図25(b)に対象物J2の傾きに応じて測定された色検出値の測定結果が示されている。図25(b)によれば、偏光板無光電センサにより測定された色検出値は、対象物J2の傾きαが正の方向に大きくなる場合にはほとんど変化しない。しかしながら、対象物J2の傾きαが負の方向に大きくなるにつれて、急激に小さくなっている。
一方、偏光板を備える光電センサ100により測定された色検出値は、対象物J2の傾きαが正の方向に大きくなる場合にはほとんど変化しない。また、対象物J2の傾きαが負の方向に大きくなる場合にもほとんど変化しない。
偏光板無光電センサと偏光板を備える光電センサ100とを比較すると、色検出値は対象物J2の傾きαが正の方向に大きくなる場合にはともに同様の変化を示すが、対象物J2の傾きαが負の方向に大きくなる場合には、偏光板無光電センサによる測定結果が大きく変化するのに対して偏光板を備える光電センサ100による測定結果は大きく変化しない。
この偏光板無光電センサによる測定結果の大きな変化は、対象物J2の傾きαが負の方向に大きくなるにつれて、正反射光が受光素子13に入射するためと考えられる。したがって、偏光板を備える光電センサ100によれば、偏光板を用いない光電センサに比べて対象物Wの傾きαにかかわらず、安定した色検出値を得ることができることが明らかとなった。
以上、対象物J1および対象物J2に対する試験結果から、偏光板を備える光電センサ100によれば、偏光板を用いない光電センサに比べて対象物Wの表面状態、対象物Wの傾き等にかかわらず、安定して精度の高い色の判別ができることが明らかとなった。
以上、第1および第2の実施の形態において、投光素子42a,42b,42cは光源に相当し、投光制御部41および信号処理制御部43は制御部に相当し、本体部40は本体部に相当し、投光光学系11は投光部に相当し、受光素子13は受光素子に相当し、センサへッド部10はヘッド部に相当する。
また、光ファイバケーブル20は光ファイバケーブルに相当し、電線ケーブル30は電線ケーブルに相当し、投光素子42a,42b,42cは複数の投光素子に相当し、表示灯16は表示部に相当する。
さらに、本体ケーシング400が本体ケーシングに相当し、本体側表示部46は本体表示部に相当し、本体部40のコネクタC4は接続部に相当し、可動部材60は第1の固定手段に相当し、ホルダ部材20H、パッキン20P、昇降部材90および回動部材80は第2の固定手段に相当する。
その上、第1の偏光板111は第1の偏光手段に相当し、第2の偏光板121は第2の偏光手段に相当し、ヘッド部ケーシング10Kがヘッド部ケーシングに相当し、受光光学系12は受光部に相当する。
また、本体部40の背面BKは一の外面に相当し、センサへッド部10の背面bkおよびケーブル引出し面tkは第1の外面に相当し、前面fwは第2の外面に相当し、背面bkおよび下面btは第3の外面に相当し、下面btは第4の外面に相当する。
本発明の光電センサは、検出領域に投光し、その反射光または透過光を受光することにより検出領域における対象物の有無、対象物の位置、対象物の色等を検出することに利用可能である。
第1の実施の形態に係る光電センサの外観斜視図である。 第1の実施の形態に係る光電センサの内部構成を示すブロック図である。 投光素子から出射される光の光量分布の測定結果を示す図である。 図3のX−X線で示される光の直径方向の光量分布を示すグラフである。 単一の光ファイバからなる光ファイバケーブルの断面および光の通過状況を示す模式図である。 投光素子から出射される光が図5の光ファイバケーブルを通過した場合の光の光量分布の測定結果を示す図である。 図6のY−Y線に示される光Lの直径方向の光量分布を示すグラフである。 センサへッド部内部における複数の投光素子の配置を示す模式的断面図である。 図2の設定入力部および本体側表示部の一例を示す模式図である。 第2の実施の形態に係る光電センサの内部構成を示すブロック図である。 第2の実施の形態に係る光電センサの表示灯の一例を示すセンサへッド部の外観斜視図である。 本発明の一実施の形態に係る光電センサの本体部の構造を示す斜視図である。 電線ケーブルのコネクタと本体部のコネクタとの接続を説明するための図である。 電線ケーブルのコネクタと本体部のコネクタとの接続を説明するための図である。 本体部のコネクタに設けられる可動部材の一例を示す斜視図である。 カバーが開いた状態の本体部の平面図および背面図である。 カバーが閉じた状態の本体部の側面図および背面図である。 光ファイバケーブルと本体部のコネクタとの接続を説明するための図である。 本発明の一実施の形態に係る本体部の構成の他の例を示す模式図である。 本発明の一実施の形態に係る本体部の構造のさらに他の例を示す模式図である。 本発明の一実施の形態に係るセンサへッド部の構造の一例を示す模式図である。 本発明の一実施の形態に係るセンサへッド部の構造の他の例を示す模式図である。 偏光板を備えるセンサへッド部の投光光学系から受光光学系への光の経路を説明するための図である。 対象物の傾きに応じて測定された全入射光量および色検出値の測定結果を示すグラフである。 対象物の傾きに応じて測定された全入射光量および色検出値の測定結果を示すグラフである。
符号の説明
10 センサへッド部
10K ヘッド部ケーシング
11 投光光学系
12 受光光学系
13 受光素子
16 表示灯
20 光ファイバケーブル
20H ホルダ部材
20P パッキン
30 電線ケーブル
40 本体部
41 投光制御部
42a,42b,42c 投光素子
43 信号処理制御部
46 本体側表示部
60 可動部材
80 回動部材
90 昇降部材
100,200 光電センサ
111 第1の偏光板
121 第2の偏光板
400 本体ケーシング
BK,bk 背面
bt 下面
C4 コネクタ
fw 前面
tk ケーブル引出し面

Claims (14)

  1. 光を検出領域に投射し、検出領域からの光を受光する光電センサであって、
    光を発生する光源、および前記光源を制御するとともに信号処理を行う制御部を含む本体部と、
    前記本体部と分離して設けられ、光を投射するための投光部および光を受光する受光素子を含むヘッド部と、
    前記本体部の前記光源により発生された光を前記ヘッド部の前記投光部に導く光ファイバケーブルと、
    前記ヘッド部の前記受光素子の出力信号を前記本体部の前記制御部に伝送する電線ケーブルとを備えたことを特徴とする光電センサ。
  2. 前記光源は、異なる波長の光を発生する複数の投光素子を含むことを特徴とする請求項1記載の光電センサ。
  3. 前記電線ケーブルは、前記本体部の前記制御部から出力される信号を前記ヘッド部に伝送し、
    前記ヘッド部は、前記本体部から伝送された信号に基づく表示を行う表示部をさらに含むことを特徴とする請求項1または2記載の光電センサ。
  4. 前記本体部は、前記光源および前記制御部を内蔵するとともに複数の外面を有する本体ケーシングを有し、
    前記光ファイバケーブルおよび前記電線ケーブルは、前記本体ケーシングの複数の外面のうちいずれか一の外面から外部に延びることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の光電センサ。
  5. 前記本体部は、前記制御部の信号処理に基づく情報を表示するための本体表示部をさらに含み、
    前記本体表示部は、前記本体ケーシングの前記一の外面と異なる他の外面に設けられたことを特徴とする請求項4記載の光電センサ。
  6. 前記本体部は、
    前記電線ケーブルと前記制御部とを接続する接続部と、
    前記電線ケーブルを前記接続部に固定する第1の固定手段とをさらに含むことを特徴とする請求項4または5記載の光電センサ。
  7. 前記本体部は、前記光ファイバケーブルを前記本体ケーシングに固定する第2の固定手段をさらに含むことを特徴とする請求項4〜6のいずれかに記載の光電センサ。
  8. 前記ヘッド部は、前記投光部により投光される光のうち第1の方向の偏光を通過させる第1の偏光手段と、前記受光素子により受光される光のうち前記第1の方向と異なる第2の方向の偏光を通過させる第2の偏光手段とをさらに含むことを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の光電センサ。
  9. 前記ヘッド部は、前記投光部および前記受光素子を内蔵するとともに複数の外面を有するヘッド部ケーシングを有し、
    前記光ファイバケーブルおよび前記電線ケーブルは、前記ヘッド部ケーシングの複数の外面のうち第1の外面から外部に延びることを特徴とする請求項1〜8のいずれかに記載の光電センサ。
  10. 前記複数の外面は、前記第1の外面に対向する第2の外面を含み、
    前記投光部は、前記ヘッド部ケーシングの前記第2の外面に設けられ、
    前記第2の外面は、検出領域からの光を前記受光素子に導く受光部を有することを特徴とする請求項9記載の光電センサ。
  11. 前記複数の外面は、前記第1の外面に対向する第2の外面と、前記第1および第2の外面とは異なる第3の外面とを含み、
    前記投光部は、前記ヘッド部ケーシングの前記第3の外面に設けられ、
    前記第3の外面は、検出領域からの光を前記受光素子に導く受光部を有することを特徴とする請求項9記載の光電センサ。
  12. 前記複数の外面は、互いに対向する第2および第3の外面と、第2および第3の外面と異なる第4の外面とを含み、
    前記投光部は、前記ヘッド部ケーシングの前記第2の外面に設けられ、
    前記第1の外面は、前記第3の外面と前記第4の外面との間に傾斜するように設けられ、
    前記第2の外面は、検出領域からの光を前記受光素子に導く受光部を有することを特徴とする請求項9記載の光電センサ。
  13. 前記電線ケーブルは、前記本体部の前記制御部から出力される信号を前記ヘッド部に伝送し、
    前記ヘッド部は、前記本体部から伝送された信号に基づく表示を行う表示部をさらに含むことを特徴とする請求項9〜12のいずれかに記載の光電センサ。
  14. 前記表示部は、前記第1の外面と異なる外面に設けられたことを特徴とする請求項13記載の光電センサ。
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