JP2005134035A - 密閉式冷却塔 - Google Patents
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Abstract
【課題】設置面積が小さく、循環水ポンプの選定が不要な密閉式冷却塔を提供すること。
【解決手段】塔体10内で充填材3に循環水を散水し、充填材3に外気を接触させ、充填材3を伝わって流下した水を水槽8に受け、この水槽8の水を熱交換器2に送出する冷却塔3において、熱交換器2を塔体10内に内蔵する。
【選択図】図1
【解決手段】塔体10内で充填材3に循環水を散水し、充填材3に外気を接触させ、充填材3を伝わって流下した水を水槽8に受け、この水槽8の水を熱交換器2に送出する冷却塔3において、熱交換器2を塔体10内に内蔵する。
【選択図】図1
Description
本発明は、密閉式冷却塔に関し、特に、設置面積が小さく、循環水ポンプの選定が不要な密閉式冷却塔に関するものである。
従来、密閉式冷却塔は、開放型冷却塔の開放型熱交換器(充填材)の部分に銅管などのチューブを配管し、該チューブに外部から散水し、気化熱作用を利用してチューブ内のプロセス水を冷却することにより行っていた(例えば、特許文献1、2参照。)。
しかし、この場合、配設されるチューブは冷却塔の停止時にチューブ内に残存するプロセス水を完全に水抜きすることが困難であり、残存したプロセス水が冬期に凍結しチューブが破損するといった事故も発生する他、配管内部のスケール等を除去するのが困難である等の問題があった。
そこで、図6〜7に示すように開放型冷却塔に用いられる開放型熱交換器32、32(以下、「充填材」という。)を用いて、冷却塔30の上部で、充填材上に配設した散水槽33、33から該充填材32、32に循環水をかけ充填材32、32を伝って流下する循環水は上部に設けたファン34によって冷却塔30の塔体31側面に構成したルーバ35、35から吸引される空気(外気)によって冷却され、冷却塔30の下部に設置された水槽36に集められた後循環水ポンプ37によって開放型冷却塔の外部に設置されたプレート式熱交換器38に送水され、該プレート式熱交換器38の密閉回路となる循環水入口から入るプロセス水を冷却し、プロセス水から熱を奪った温かい循環水は再び開放型冷却塔で冷却される密閉式冷却塔が提案されている(例えば、特許文献3参照。)。
この、プレート式熱交換器38を利用する場合、本体下部にあるドレンコックを開放するだけで水抜きができるとともに、プレートを締め付けるボルトを数本外すのみで分解でき内部のスケール等を除去することができる。
しかし、この場合、配設されるチューブは冷却塔の停止時にチューブ内に残存するプロセス水を完全に水抜きすることが困難であり、残存したプロセス水が冬期に凍結しチューブが破損するといった事故も発生する他、配管内部のスケール等を除去するのが困難である等の問題があった。
そこで、図6〜7に示すように開放型冷却塔に用いられる開放型熱交換器32、32(以下、「充填材」という。)を用いて、冷却塔30の上部で、充填材上に配設した散水槽33、33から該充填材32、32に循環水をかけ充填材32、32を伝って流下する循環水は上部に設けたファン34によって冷却塔30の塔体31側面に構成したルーバ35、35から吸引される空気(外気)によって冷却され、冷却塔30の下部に設置された水槽36に集められた後循環水ポンプ37によって開放型冷却塔の外部に設置されたプレート式熱交換器38に送水され、該プレート式熱交換器38の密閉回路となる循環水入口から入るプロセス水を冷却し、プロセス水から熱を奪った温かい循環水は再び開放型冷却塔で冷却される密閉式冷却塔が提案されている(例えば、特許文献3参照。)。
この、プレート式熱交換器38を利用する場合、本体下部にあるドレンコックを開放するだけで水抜きができるとともに、プレートを締め付けるボルトを数本外すのみで分解でき内部のスケール等を除去することができる。
ところで、この従来の密閉式冷却塔は、冷却塔停止時にプロセス水の水抜きや配管内部のスケール等の除去には適するものの、プレート式熱交換器38が開放型冷却塔の外部に設置される関係上設置する面積が大きくなるとともに、配管が長くなり、設置場所の制約を受ける配管経路によってはポンプ揚程が異なることとなり循環用ポンプを設置場所に応じて選定する必要があるという問題があった。
特開昭63−302295号公報
特開平03−168591号公報
実公平08−007259号公報
本発明は、上記従来の密閉式冷却塔の有する問題点に鑑み、設置面積が小さく、循環水ポンプの選定が不要な密閉式冷却塔を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の密閉式冷却塔は、塔体内で充填材に循環水を散水し、該充填材に外気を接触させ、充填材を伝わって流下した水を水槽に受け、この水槽の水を熱交換器に送出する冷却塔において、前記熱交換器を塔体内に内蔵したことを特徴とする。
この場合において、熱交換器は非接触型のプレート式熱交換器とすることができる。
また、塔体には、熱交換器のプロセス水の流入口及び流出口を開口することができる。
本発明の密閉式冷却塔によれば、熱交換器を塔体内に内蔵するようにしたため、設置面積を小さくすることができるとともに、塔体内部で循環水を熱交換器に導く配管を行えるので配管長が短く、またポンプ揚程が一定に定まることから、循環用ポンプの仕様を規定できる。
また、熱交換器を非接触型のプレート式熱交換器とすることにより、プロセス水と低温流体(循環水)の流れが向流となり、高い熱交換を得ることができる。
また、塔体に、熱交換器のプロセス水の流入口及び流出口を開口することにより、現地工事を極めて簡便化することができる。
以下、本発明の密閉式冷却塔の実施の形態を、図面に基づいて説明する。
図1〜図4に、本発明の密閉式冷却塔の実施例を示す。
この密閉式冷却塔1の熱交換器2は、塔体10の内部に配備した開放型熱交換器である充填材3、3の間に配備するか、若しくは充填材3、3を通る循環水を冷却させるために塔体10の側面のルーバ9から外気を吸引するファン7の下方に配備する。
または充填材3、3の1区画に配備しても良い。
この密閉式冷却塔1の熱交換器2は、塔体10の内部に配備した開放型熱交換器である充填材3、3の間に配備するか、若しくは充填材3、3を通る循環水を冷却させるために塔体10の側面のルーバ9から外気を吸引するファン7の下方に配備する。
または充填材3、3の1区画に配備しても良い。
この熱交換器2はプレート式熱交換器を用いることが好ましく、ガスケットによって2つの流体が交互に流れるように流体通路が形成されたプレート21を処理するプロセス水の流量に応じて重ね合わせ、締め付けボルト22によって固定するものである。循環水は充填材3、3の上部に配備される散水槽5、5から供給される循環水が充填材を伝わって流下する際にファン7によって吸引される外気によって冷却され、下方の水槽8に受け入れられた後、循環水ポンプ4によって冷却水導入管6aを介して熱交換器2に供給されるものである。
この循環水は、処理すべき高温のプロセス水が密閉式冷却塔1の表面に開口した高温流体流入口7aより流入し、熱交換器2の内部で熱交換が行われた後、排出管6bを介して排出口6cより散水槽5に戻される。
この際、熱交換器2の設置場所は、塔体10の内部であり、塔体10下方に位置する水槽8と循環水ポンプ4との位置関係は設置場所によって変わることが無く、循環水ポンプ4のポンプ揚程は、処理するプロセス水の流量によって変動する熱交換器2のプレート21の枚数のみによって変動する循環水の流量のみで、現地での施工前から一定に定まるものである。
上記構成において、充填材3、3を伝わって流下する際に空気冷却された循環水が集水された後、循環水ポンプ4によって熱交換器2に供給され、処理すべき高温のプロセス水が高温流体流入口7aより流入され非接触で熱交換が行われる。
図5に、本発明の密閉式冷却塔の第2実施例を示す。
この密閉式冷却塔1は、塔体10の内部に配備する充填材3の数量と配置に関する別の実施例であり、その処理すべき高温のプロセス水の冷却方法に関しては前述した方法と異なることはなく説明を省略する。
この密閉式冷却塔1は、塔体10の内部に配備する充填材3の数量と配置に関する別の実施例であり、その処理すべき高温のプロセス水の冷却方法に関しては前述した方法と異なることはなく説明を省略する。
同図(a)に示す密閉式冷却塔1は、塔体10内に配備する充填材3を1個とし、塔体10のサイズを小型化した例を示し、大きな冷却能力を必要としない設置場所に適しているものである。
また、同図(b)に示す密閉式冷却塔1は、実施例1と同じサイズの塔体10内に実施例1で示した充填材3、3の間に更に充填材3Aを配備するものである。
更に、同図(c)に示す密閉式冷却塔1は、実施例1と同じサイズの塔体10内において、熱交換器2の向きを横向きとすることで塔体10内の4辺全てに充填材3を配備する方法を示す。この場合、同一の塔体サイズで最大の冷却効率を得ることができる。
この際、塔体10の中央に位置することとなる熱交換器2のメンテナンスは塔体10の任意の側壁(図例においては、上下の長辺部分が好ましい)部分から充填材3を容易に取り出せる取り出し口を設けることによって熱交換器2のメンテナンスを行うようにする。
この際、塔体10の中央に位置することとなる熱交換器2のメンテナンスは塔体10の任意の側壁(図例においては、上下の長辺部分が好ましい)部分から充填材3を容易に取り出せる取り出し口を設けることによって熱交換器2のメンテナンスを行うようにする。
以上、本発明の密閉式冷却塔について、複数の実施例に基づいて説明したが、本発明は上記実施例に記載した構成に限定されるものではなく、例えば交流式冷却塔の場合においても熱交換器を塔体内に内蔵すれば、同じ目的が達成できる等、各実施例に記載した構成を適宜組み合わせる等、その趣旨を逸脱しない範囲において適宜その構成を変更することができるものである。
以上、本発明の密閉式冷却塔は、設置面積を小さくでき設置作業も簡単にできるという特性を有していることから、設置場所の制約を受けないで狭い敷地での用途に好適に用いることができる他、装置全体のコストダウンを図ることができる。
1 密閉式冷却塔
2 熱交換器
3 充填材
3A 充填材
7a プロセス水流入口
7b プロセス水流出口
8 水槽
10 塔体
2 熱交換器
3 充填材
3A 充填材
7a プロセス水流入口
7b プロセス水流出口
8 水槽
10 塔体
Claims (3)
- 塔体内で充填材に循環水を散水し、該充填材に外気を接触させ、充填材を伝わって流下した水を水槽に受け、この水槽の水を熱交換器に送出する冷却塔において、前記熱交換器を塔体内に内蔵したことを特徴とする密閉式冷却塔。
- 熱交換器は非接触型のプレート式熱交換器としたことを特徴とする請求項1記載の密閉式冷却塔。
- 塔体には、熱交換器のプロセス水の流入口及び流出口を開口したことを特徴とする請求項1又は2記載の密閉式冷却塔。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003370683A JP2005134035A (ja) | 2003-10-30 | 2003-10-30 | 密閉式冷却塔 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003370683A JP2005134035A (ja) | 2003-10-30 | 2003-10-30 | 密閉式冷却塔 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005134035A true JP2005134035A (ja) | 2005-05-26 |
Family
ID=34647624
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003370683A Pending JP2005134035A (ja) | 2003-10-30 | 2003-10-30 | 密閉式冷却塔 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2005134035A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103353242A (zh) * | 2013-07-10 | 2013-10-16 | 天津大学 | 一种可控温的干湿-开闭集成式冷却塔系统 |
-
2003
- 2003-10-30 JP JP2003370683A patent/JP2005134035A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103353242A (zh) * | 2013-07-10 | 2013-10-16 | 天津大学 | 一种可控温的干湿-开闭集成式冷却塔系统 |
CN103353242B (zh) * | 2013-07-10 | 2015-04-22 | 天津大学 | 一种可控温的干湿-开闭集成式冷却塔系统 |
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