JP2005133727A - 希薄燃焼式内燃機関の排ガス浄化装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 希薄燃焼式内燃機関の排気系に、希薄燃焼状態で運転すると時間経過とともにNOx浄化効率が低下するが理論空燃比または理論空燃比よりも過濃側空燃比での運転状態に切り替えるとNOx浄化効率が回復するような特性を有するNOx浄化部材をそなえるとともに、NOx浄化部材のNOx浄化効率の低下を検出して、内燃機関の空燃比を希薄側空燃比状態と理論空燃比状態または過濃側空燃比状態との間で、該内燃機関から変速機へ伝達される駆動力を急変させないように切り替える内燃機関用制御手段25を設ける。
【選択図】 図1
Description
そして、かかるリーンバーンエンジンでは、排ガス対策として、排気系に三元触媒を設置している
本発明は、このような課題に鑑み創案されたもので、リーン運転時におけるNOx浄化を効果的に行なえるようにした、希薄燃焼式内燃機関の排ガス浄化装置を提供することを目的とする。
また、請求項3記載の排ガス浄化装置は、請求項1記載の装置において、該NOx浄化効率検出手段が、排ガス中のNOx濃度を検出するNOx濃度検出手段を含み、該NOx濃度検出手段により検出されたNOx濃度情報に基づいて該NOx浄化部材のNOx浄化効率を検出することを特徴としている。
また、請求項5記載の排ガス浄化装置は、請求項1記載の装置において、該内燃機関用制御手段が、該空燃比を該希薄側空燃比状態から上記の理論空燃比状態または過濃側空燃比状態に切り替えるのに先立って、該内燃機関への吸入空気量を徐々に減少させることを特徴としている。
また、請求項7記載の排ガス浄化装置は、請求項1記載の装置において、該内燃機関への吸気量を制御する吸気量制御弁開度を制御する吸気量制御弁開度制御手段を有し、該空燃比を該希薄側空燃比状態から上記の理論空燃比状態または過濃側空燃比状態に切り替えるときに、該吸気量制御弁開度を徐々に変化させるように構成されていることを特徴としている。
また、請求項9記載の排ガス浄化装置は、請求項1記載の装置において、該内燃機関用制御手段が、排ガス循環量を制御する排ガス再循環量制御手段を含み、該空燃比を該希薄側空燃比状態から上記の理論空燃比状態または過濃側空燃比状態に切り替えるのに先立って、該排ガス再循環量の切り替え制御を開始することを特徴としている。
また、本発明の希薄燃焼式内燃機関の排ガス浄化装置(請求項7)によれば、内燃機関用制御手段が有する吸気量制御弁開度制御手段により、上記の混合割合を希薄側空燃比状態から上記の理論空燃比状態または過濃側空燃比状態に切り替えるときに、吸気量制御弁の開度を徐々に変化させるので、更に確実に切替時のトルク変動を抑制でき、切替ショック感を低減させることが可能となる。
さて、本装置を装備する自動車用のエンジンは、所要の運転条件下では理論空燃比(ストイキオ)よりも希薄側空燃比(リーン)での希薄燃焼運転(リーンバーン運転)を行なうリーンバーンエンジンとして構成されているが、このエンジンシステムは、図2に示すようになる。すなわち、この図2において、エンジン(内燃機関)1は、その燃焼室2に通じる吸気通路3および排気通路4を有しており、吸気通路3と燃焼室2とは吸気弁5によって連通制御されるとともに、排気通路4と燃焼室2とは排気弁6によって連通制御されるようになっている。
さらに、白金,パラジウムよりなる群から選ばれた少なくとも1種の貴金属量は、担体1リットル当たり0.1〜10gである。カリウム,ナトリウム,ルビジウム,セシウムよりなる群から選ばれた少なくとも1種のアルカリ金属の使用量は、担体1リットル当たり1〜30gである。上記の耐火性無機酸化物は、通常、粉末状であり、そのBET比表面積は、50〜300m2/gであり、その使用量は、担体1リットル当たり100〜300gである。
さらに、スロットル弁8は、ワイヤケーブルを介してアクセルペダル(図示せず)に連結されており、このアクセルペダルの踏込み量に応じて開度を調整されるようになっている。
そして、ステッパモータ12bにより、弁座部に対する弁体12aの位置の段階的な調整(ステップ数による調整)を行なうことで、弁座部と弁体12aとの開度つまりSTM弁12の開度が調整されるようになっている。
なお、ISC用アクチュエータとしては、ステッパモータ12bの代わりに、DCモータを用いてもよい。
ここで、このエアバイパス弁14は、第2バイパス通路11B中に形成された弁座部に当接しうる弁体14aと、この弁体位置を調整するためのダイアフラム式アクチュエータ14bとから構成されており、ダイアフラム式アクチュエータ14bのダイアフラム室には、スロットル弁下流側の吸気通路と連通するパイロット通路141が設けられており、このパイロット通路141に、エアバイパス弁制御用電磁弁142が介装されている。
ここで、このEGR弁81は、EGR通路80中に形成された弁座部に当接しうる弁体81aと、この弁体位置を調整するためのダイアフラム式アクチュエータ81bとから構成されており、ダイアフラム式アクチュエータ81bのダイアフラム室には、スロットル弁下流側の吸気通路と連通するパイロット通路82が設けられており、このパイロット通路82に、ERG弁制御用電磁弁83が介装されている。
なお、図2において、15は燃料圧調節器で、この燃料圧調節器15は、吸気通路3中の負圧を受けて動作し、図示しないフュエルポンプからフュエルタンクへ戻る燃料量を調節することにより、インジェクタ9から噴射される燃料圧を調節するようになっている。
さらに、トルクコンバータ220は、スリップ式の直結クラッチ228(このクラッチ228をダンパクラッチと呼ぶ)をそなえており、このダンパクラッチ228は、トルクコンバータ220の入力側と出力側とを剛連結しうるように付設されている。すなわち、ダンパクラッチ228は、ダンパクラッチ入力用ケーシングとタービンとの間に介装され、係合時(直結時)においても所要のスリップを許容して、トルクコンバータ220のポンプとタービンとを機械的に直結させるように構成されている。
ダンパクラッチ油圧制御回路250は、ダンパクラッチコントロールバルブ252およびダンパクラッチコントロールソレノイドバルブ254をそなえており、ダンパクラッチコントロールソレノイドバルブ254は常閉型のオンオフ弁として構成され、そのソレノイド254aが後述の制御ユニット25に電気的に接続されている。
従って、油圧が油路257を介して入力用ケーシングとダンパクラッチ228との間に形成される油圧室に供給されると、ダンパクラッチ228の係合が解除される一方、油圧が油路259を介してダンパクラッチ228とタービンとの間に形成される油圧室に供給されると、ダンパクラッチ228をケーシングに摩擦係合させるようになっている。
また、吸気通路3におけるスロットル弁8の配設部分には、スロットル弁8の開度を検出するポテンショメータ式のスロットルポジションセンサ20のほかに、アイドルスイッチ21がそなえられている。
ここで、この制御ユニット25のハードウェア構成は、図4に示すようになるが、この制御ユニット25は、その主要部としてCPU(演算装置)26をそなえたコンピュータとして構成されており、CPU26には、吸気温センサ18,大気圧センサ19,スロットルポジションセンサ20,リニアO2センサ22,水温センサ23等からの検出信号が、入力インタフェース28およびアナログ/ディジタルコンバータ29を介して入力されるようになっている。
さらに、CPU26は、バスラインを介して、プログラムデータや固定値データのほか各種データを記憶するROM(記憶手段)36や更新して順次書き替えられるRAM37との間でデータの授受を行なうようになっている。
さらに、EGR制御信号は、CPU26からEGRドライバ46を介して、ERG弁制御用電磁弁83のソレノイド83aへ出力されるようになっている。
ところで、上記の制御ユニット25は、図1に示すように、燃料噴射制御手段(空燃比制御手段)51,点火時期制御手段53,ISC制御手段55,バイパスエア制御手段57,EGR制御手段59,ダンパクラッチ制御手段61の各機能を有している。
さらに、EGR制御手段59は、エンジン運転状態を各種のセンサから検出して、最適なEGR駆動デューティを演算するもので、ストイキオまたはリッチ運転状態に応じたEGR駆動デューティDAFSを設定するストイキオ/リッチ運転時EGR駆動デューティ設定手段59A,リーン運転状態に応じたEGR駆動デューティDAFLを設定するリーン運転時EGR駆動デューティ設定手段59B,リーン運転時に一時的にリッチ化する際のEGR駆動デューティDAFRを設定するリッチ化制御用EGR駆動デューティ設定手段59C,過渡時のEGR駆動デューティを設定する過渡時EGR駆動デューティ設定手段59Dの機能をそなえるとともに、エンジン運転状態に応じて上記のいずれかの手段を選択する選択手段59Eの機能をそなえている。
また、この制御手段は、リーン状態での運転継続中にエンジン1の出力に変化を与えないようにして一時的に上記の混合割合をストイキオ状態またはリッチ状態へ切り替える手段を有していることになるが、更に混合割合をリーン状態から上記のストイキオ状態またはリッチ状態に切り替えるときに、エンジン1への吸入空気量を減少させる手段を有していることにもなる。
ここで、エンジン出力低減手段は、点火時期を制御する点火時期制御手段53,エンジン1への吸気量を制御する吸気量制御弁開度を制御する吸気量制御弁開度制御手段55,57,EGR量を制御するEGR量制御手段59で構成されている。
また、上記の混合割合を上記のストイキオ状態またはリッチ状態へ切り替える際に、エンジン1に連結されたダンパクラッチ228を非直結状態(オフ状態)に制御するクラッチ制御手段61も設けられていることになる。
次に、上記のようにNOx浄化部材100や三元触媒10を排気系に有するリーンバーンエンジン1の制御要領を、図5に示すフローチャートを用いて説明する。
まず、ステップA1で、A/N(エンジン1回転当たりの吸気量)やエンジン回転数Neや冷却水温Tw等を読み込んで、ステップA2で、リーン運転条件が成立したかどうかを判定する。最初は、リーン運転条件が成立していないので、ステップA3で、ストイキオまたはリッチ運転状態に応じた空燃比係数KAFS,点火時期SAFS,ISC目標ポジションPAFS,EGR駆動デューティDAFSをそれぞれ設定する。
次に、ステップA2で、リーン運転条件が成立したとすると、ステップA2でYESルートをとって、ステップA11で、リーン運転状態に応じた空燃比係数KAFL,点火時期SAFL,ISC目標ポジションPAFL,EGR駆動デューティDAFLをそれぞれ設定するとともに、ステップA12で、リッチ化制御用の空燃比係数KAFR,点火時期SAFR,ISC目標ポジションPAFR,EGR駆動デューティDAFRをそれぞれ設定する。なお、空燃比係数KAFR,点火時期SAFR,ISC目標ポジションPAFR,EGR駆動デューティDAFRは体積効率Ev,エンジン回転数Neに応じて決められる。
その後は、ステップA22で、KAFR・α+(1−α)・KAFL,SAFR・α+(1−α)・SAFL,PAFR・α+(1−α)・PAFL,DAFR・α+(1−α)・DAFLをそれぞれKAF,SAF,PAF,DAFとおき、この設定した値に応じて、空燃比,点火時期,ISC弁開度,EGR弁開度を設定するとともに(ステップA22,A33)、ステップA23で、ダンパクラッチ直結禁止フラグをセットし、更にステップA24で、エアバイパス弁14を開く。なお、ダンパクラッチ直結禁止フラグをセットすると、ダンパクラッチ228を直結状態にすることが禁止される。即ち、もしダンパクラッチ228が直結状態にあれば、ダンパクラッチ228を非直結状態に移行させ、もしダンパクラッチ228が非直結状態にあれば、ダンパクラッチ228の非直結状態を維持するのである。
そして、αが1になると、ステップA26でYESルートをとって、ステップA12で設定したリッチ化制御用の空燃比係数KAFR,点火時期SAFR,ISC目標ポジションPAFR,EGR駆動デューティDAFRをそれぞれKAF,SAF,PAF,DAFとおき、この設定した値に応じて、空燃比,点火時期,ISC弁開度,EGR弁開度を設定するとともに(ステップA27,A33)、ステップA28で、エアバイパス弁14を閉じる。そして、このような処理は設定時間tnが経過するまで行なわれる。
また、リ−ンバーン状態での運転中に、ストイキオまたはリッチ運転状態に切り替える際に、燃料噴射制御のほか、ISC弁開度,EGR弁開度,エアバイパス弁開度の各制御および点火時期やダンパクラッチの各制御を同時に並行して行なうので、空燃比をリーン状態からストイキオまたはリッチ状態へ切り替える際のトルク変動を抑制することができ、これにより、良好なドライバビリティが得られる。なお、リ−ンバーン状態での運転中に、ストイキオまたはリッチ運転状態への切替後は、ダンパクラッチ228の直結禁止状態を解除する。これにより、ダンパクラッチ228が直結状態になることが許容される。
設定時間tn経過直後はβが1になっていないので、KAFL・β+(1−β)・KAFR,SAFL・β+(1−β)・SAFR,PAFL・β+(1−β)・PAFR,DAFL・β+(1−β)・DAFRをそれぞれKAF,SAF,PAF,DAFとおき、この設定した値に応じて、空燃比,点火時期,ISC弁開度,EGR弁開度を設定するとともに(ステップA31,A33)、ステップA32で、ダンパクラッチ直結禁止フラグをセットし、更にステップA17で、エアバイパス弁14を開く。この場合も、ダンパクラッチ直結禁止フラグをセットすると、ダンパクラッチ228を直結状態にすることが禁止される。即ち、もしダンパクラッチ228が直結状態にあれば、ダンパクラッチ228を非直結状態に移行させ、もしダンパクラッチ228が非直結状態にあれば、ダンパクラッチ228の非直結状態を維持するのである。
なお、これらの制御は、燃料噴射制御手段51の過渡時空燃比設定手段51D,点火時期制御手段53の過渡時点火時期設定手段53D,ISC制御手段55の過渡時ISC目標ポジション設定手段55D,バイパスエア制御手段57のエアバイパス弁開制御手段57A,EGR制御手段59の過渡時EGR駆動デューティ設定手段59D等によって行なわれる。
そして、βが1になると、ステップA30でYESルートをとって、ステップA30−2で、リッチ化フラグをリセットしてから、ステップA11で設定したリーン運転状態に応じた空燃比係数KAFL,点火時期SAFL,ISC目標ポジションPAFL,EGR駆動デューティDAFLをそれぞれKAF,SAF,PAF,DAFとおき、この設定した値に応じて、空燃比,点火時期,ISC弁開度,EGR弁開度を設定するとともに(ステップA16,A33)、ステップA17で、エアバイパス弁14を開く。
このときはNOx浄化部材100のNOx浄化効率は回復しているので、再度リーンバーン運転を行なっても、NOx浄化を期待できる。
そして、リーンバーン状態での運転再開後は、ダンパクラッチ228の直結禁止状態を解除する。これにより、ダンパクラッチ228が直結状態になることが許容される。
これにより、排気通路4に設けられたNOx浄化部材100は、リーンバーン運転中において、時間経過とともにNOx浄化効率が低下するが、設定時間tbが経過する毎に、NOx浄化効率を回復せしめられる。その結果、NOx浄化部材100による浄化性能を十分に保持することができる。
なお、リーン運転条件が成立していない図8に示すような10モード,15モード走行時の運転又は一般走行時においては、自然に加減速を繰り返すため、設定空燃比はリッチ/ストイキオとリーンと変化し、NOx浄化部材100による浄化性能は自然に回復する。
ところで、前述の実施形態のように、EGR通路80にEGR弁81のみを配設する代わりに、図9に示すように、EGR通路80に、排ガス導入側に排ガスの導入のみを許容する一方向弁85を有する排ガス畜圧器84を設け、更にこの排ガス畜圧器84の出口から吸気通路3に通じる通路80Aに、アクチュエータ87で開閉駆動される開閉弁86(この開閉弁86はEGR弁に相当する)を設け、制御ユニット25のEGR制御手段59(このEGR制御手段59は内燃機関用制御手段におけるEGR通路80の開度を増大させる手段を構成する)からの制御信号をアクチュエータ87へ供給することにより、開閉弁86の開度を制御することも可能である。この場合は、リーン運転中は開閉弁86を閉じておき、排圧によって排ガス畜圧器84に排ガスを畜圧しておく。そして、リッチ化制御を行なう際には、図10に示すように、αのインクリメント速度に応じた速さで開閉弁86を開いて、畜圧しておいた排気を放出する。これにより、トルク変動を抑制しながら、NOx浄化部材100のNOx浄化効率を速やかに回復させることができるようなリッチ化への切替動作を行なうことができる。
また、前述の実施形態のように、スロットル弁8とアクセルペダルとをワイヤで連結する代わりに、図11に示すように、スロットル弁8をアクチュエータ90によって駆動するようにしたドライブバイワイヤ方式のエンジンに、本発明を適用することもできる。この場合は、運転者の意思とは無関係に制御ユニット25からの制御信号により、アクチュエータ90を駆動させて、スロットル弁8の開度を変更することができるので、混合割合をリ−ン状態からリッチ化状態に切り替えるときに、制御ユニット25からの制御信号(例えばこの制御信号としては前述の実施形態におけるISC制御手段からの制御信号を使用する)により、アクチュエータ90を駆動させて、スロットル弁8の開度を減少させることが行なわれる。
さらに、この場合、図12からもわかるように、ストイキオまたはリッチ状態からリーン状態へ戻すときは、ISC弁12やエアバイパス弁14の作動を少し早めに開始する(td2時点参照)。
また、上記実施形態では、NOx浄化部材100の下流側に、三元触媒10を配置しているが、この三元触媒10の代わりに、酸化触媒を配置してもよく、更には、NOx浄化部材100の上流側に、三元触媒10又は酸化触媒を配置することもできる。
1A クランク軸
1B フライホイール
2 燃焼室
3 吸気通路
3a サージタンク
4 排気通路
5 吸気弁
6 排気弁
7 エアクリーナ
8 スロットル弁
9 電磁式燃料噴射弁(インジェクタ)
9a インジェクタソレノイド
10 三元触媒
11A 第1バイパス通路
11B 第2バイパス通路
12 ステッパモータ弁(STM弁)
12a 弁体
12b ステッパモータ(ISC用アクチュエータ)
12c バネ
13 ファーストアイドルエアバルブ
14 エアバイパス弁
14a 弁体
14b ダイアフラム式アクチュエータ
15 燃料圧調節器
16 点火プラグ
17 エアフローセンサ(吸気量センサ)
18 吸気温センサ
19 大気圧センサ
20 スロットルポジションセンサ
21 アイドルスイッチ
22 リニアO2 センサ
23 水温センサ
24 クランク角センサ(エンジン回転数センサ)
25 制御ユニット
26 CPU(演算装置)
28 入力インタフェース
29 アナログ/ディジタルコンバータ
30 車速センサ
35 入力インタフェース
36 ROM(記憶手段)
37 RAM
39 噴射ドライバ
40 点火ドライバ
41 パワートランジスタ
42 点火コイル
43 ディストリビュータ
44 ISCドライバ
45 バイパスエア用ドライバ
46 EGRドライバ
47 ダンパクラッチ用ドライバ
51 燃料噴射制御手段
51A ストイキオ/リッチ運転時空燃比設定手段
51B リーン運転時空燃比設定手段
51C リッチ化制御用空燃比設定手段
51D 過渡時空燃比設定手段
51E 選択手段
53 点火時期制御手段
53A ストイキオ/リッチ運転時点火時期設定手段
53B リーン運転時点火時期設定手段
53C リッチ化制御用点火時期設定手段
53D 過渡時点火時期設定手段
53E 選択手段
55 ISC制御手段
55A ストイキオ/リッチ運転時ISC目標ポジション設定手段
55B リーン運転時ISC目標ポジション設定手段
55C リッチ化制御用ISC目標ポジション設定手段
55D 過渡時ISC目標ポジション設定手段
55E 選択手段
57 バイパスエア制御手段
57A エアバイパス弁開制御手段
57B エアバイパス弁閉制御手段
57C 選択手段
59 EGR制御手段
59A ストイキオ/リッチ運転時EGR駆動デューティ設定手段
59B リーン運転時EGR駆動デューティ設定手段
59C リッチ化制御用EGR駆動デューティ設定手段
59D 過渡時EGR駆動デューティ設定手段
59E 選択手段
61 ダンパクラッチ制御手段
61A ダンパクラッチオン制御手段
61B ダンパクラッチオフ制御手段
61C 選択手段
80 排気再循環通路(EGR通路)
81 EGR弁81
81a 弁体
81b ダイアフラム式アクチュエータ
82 パイロット通路
83 ERG弁制御用電磁弁
83a ソレノイド
84 排ガス畜圧器
85 一方向弁
86 開閉弁
87,90 アクチュエータ
141 パイロット通路
142 エアバイパス弁制御用電磁弁
220 トルクコンバータ
221 駆動軸
228 スリップ式の直結クラッチ(ダンパクラッチ)
230 歯車変速装置
230A 入力軸
250 ダンパクラッチ油圧制御回路
252 ダンパクラッチコントロールバルブ
254 ダンパクラッチコントロールソレノイドバルブ
254a ソレノイド
257,259 油路
Claims (10)
- 所要の運転条件下では理論空燃比よりも希薄側空燃比での希薄燃焼運転を行なう希薄燃焼式内燃機関において、
その排気系に、希薄燃焼状態で運転すると時間経過とともにNOx浄化効率が低下するが該理論空燃比または該理論空燃比よりも過濃側空燃比での運転状態に切り替えるとNOx浄化効率が回復するような特性を有するNOx浄化部材をそなえるとともに、
該NOx浄化部材のNOx浄化効率の状態を検出するNOx浄化効率検出手段と、
該NOx浄化効率検出手段により検出されたNOx浄化効率状態に基づき、NOx浄化効率が所定状態まで低下していると判定した場合に、該内燃機関の空燃比を希薄側空燃比状態と理論空燃比状態または過濃側空燃比状態との間で、該内燃機関から変速機へ伝達される駆動力を急変させないように切り替える内燃機関用制御手段とが設けられたことを特徴とする、希薄燃焼式内燃機関の排ガス浄化装置。 - 該NOx浄化効率検出手段が、排ガス中の酸素濃度を検出する酸素濃度検出手段を含み、該酸素濃度検出手段により検出された酸素濃度情報に基づいて該NOx浄化部材のNOx浄化効率を検出する
ことを特徴とする、請求項1記載の希薄燃焼式内燃機関の排ガス浄化装置。 - 該NOx浄化効率検出手段が、排ガス中のNOx濃度を検出するNOx濃度検出手段を含み、該NOx濃度検出手段により検出されたNOx濃度情報に基づいて該NOx浄化部材のNOx浄化効率を検出する
ことを特徴とする、請求項1記載の希薄燃焼式内燃機関の排ガス浄化装置。 - 該内燃機関用制御手段によって、該空燃比を上記の理論空燃比状態または過濃側空燃比状態へ切り替える際に、該内燃機関の出力軸に連結されたクラッチを非直結状態に制御するクラッチ制御手段が設けられた
ことを特徴とする、請求項1記載の希薄燃焼式内燃機関の排ガス浄化装置。 - 該内燃機関用制御手段が、該空燃比を該希薄側空燃比状態から上記の理論空燃比状態または過濃側空燃比状態に切り替えるのに先立って、該内燃機関への吸入空気量を徐々に減少させる
ことを特徴とする、請求項1記載の希薄燃焼式内燃機関の排ガス浄化装置。 - 該内燃機関用制御手段が、該空燃比を該希薄側空燃比状態から上記の理論空燃比状態または過濃側空燃比状態に切り替えるときに、該クラッチ制御手段の切り替え制御を徐々に行なうように構成されている
ことを特徴とする、請求項4記載の希薄燃焼式内燃機関の排ガス浄化装置。 - 該内燃機関用制御手段が、該内燃機関への吸気量を制御する吸気量制御弁開度を制御する吸気量制御弁開度制御手段を有し、該空燃比を該希薄側空燃比状態から上記の理論空燃比状態または過濃側空燃比状態に切り替えるときに、該吸気量制御弁開度を徐々に変化させるように構成されている
ことを特徴とする、請求項1記載の希薄燃焼式内燃機関の排ガス浄化装置。 - 該内燃機関用制御手段が、点火時期を制御する点火時期制御手段を有し、該空燃比を該希薄側空燃比状態から上記の理論空燃比状態または過濃側空燃比状態に切り替えるときに、該点火時期を徐々に変化させるように構成されている
ことを特徴とする、請求項1記載の希薄燃焼式内燃機関の排ガス浄化装置。 - 該内燃機関用制御手段が、排ガス循環量を制御する排ガス再循環量制御手段を含み、該空燃比を該希薄側空燃比状態から上記の理論空燃比状態または過濃側空燃比状態に切り替えるのに先立って、該排ガス再循環量の切り替え制御を開始する
ことを特徴とする、請求項1記載の希薄燃焼式内燃機関の排ガス浄化装置。 - 該内燃機関用制御手段が、該空燃比を上記の理論空燃比状態または過濃側空燃比状態から該希薄側空燃比状態に切り替えるときに、該内燃機関への吸入空気量を増加させる手段を有すると共に、該空燃比を上記の理論空燃比状態または過濃側空燃比状態から該希薄側空燃比状態に切り替えるのに先立って、該吸入空気量を増加させる手段の制御を開始する
ことを特徴とする、請求項1記載の希薄燃焼式内燃機関の排ガス浄化装置。
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