JP2005132493A - 液体のための輸送兼貯蔵容器用のパレット状台座。 - Google Patents

Abstract

【課題】 本発明の根底をなす課題は、ローラテーブルのような輸送装置上において、取外し器具を接続するための閉鎖可能な注入接続管（３）と排出接続管（６）とを備えた内側容器を支持するための、金属製の支持脚部と、中間シューと、二つの外側シュー上に載っている板金製の基部（１３）を備えている様式の、プラスチック製の内側容器（２）と金属格子（１０，１１）あるいは板金から成る外側ジャケットを備えた、液体のための輸送兼貯蔵容器用のパレット状台座（１２）の輸送安全性を改良することである。
【解決手段】 上記の課題は、本発明に従い、台座（１２）の中間シュー（１６）と両方の外側シュー（１７，１８）が、木製シュー（１９）として設けられていることを特徴とする台座により解決される。
【選択図】 図１

Description

本発明は、フォークリフト, 棚用操作機等の輸送手段を用いて取扱うために設置されており、かつ取外し器具を接続するための閉鎖可能な注入接続管と排出接続管を備えた内側容器を支持するための、金属製の支持脚部と、中間シューと、二つの外側シュー上に載っている板金製の基部を備えている様式の、
プラスチック製の内側容器と金属格子あるいは板金から成る外側ジャケットを備えた、液体のための輸送兼貯蔵容器用のパレット状台座に関する。

ローラテーブル上において、この台座上に起立していて、かつ充填された液体容器と協働して、特許文献１から公知であるこの種類の台座を輸送する場合に、金属のシューを使用することによる、安全な輸送に必要な容器の滑り安全性は保証されていない。

液体用の公知の輸送兼貯蔵容器の金属シューを備えた台座のさらに別の短所は、容器の輸送の際ローラテーブル上で、金属製の輸送ローラと台座の金属シュー間の摩擦により電気的火花放電を発生することがあり、この火花放電は輸送兼貯蔵容器、ならびに閉鎖された空域内のガスと水蒸気の混合物に対する引火の危険をそれ自身の中に内包している。
ドイツ特許発明第１００６２０８８号明細書

本発明の根底をなす課題は、ローラテーブルのような輸送装置上において、液体用の輸送兼貯蔵容器用のための、本発明の技術様式と同じ台座の輸送安全性を改良することである。

上記の課題は、本発明に従い、特許請求項１の特徴を備えた液体容器のためのパレット状の台座により解決される。

従属請求項は、本発明の有利でありかつ実用的な他の実施形態を含む。
公知の液体容器の金属シューと比べて、基本的に摩擦係数が高い木製シューを備えた液体容器のための本発明によるパレット状の台座を備えることにより、ローラテーブル上における台座を備えた液体容器の滑り止め性能は改良され、それと共にローラテーブル上における容器輸送の際の摩擦電気による火花放電の危険は回避される。さらに、液体容器の台座の木製シューによるローラテーブルの磨耗も、金属シューを備えた液体容器の場合に比べて基本的に少ない。結局、木製シュー台座を備えた何回も使用可能な容器としての液体容器を使用する場合、損傷した木製シューは交換することができ、この損傷した木製材料はリサイクルされるかあるいは熱エネルギーを発生させるために焼却される。

本発明を以下に図に基づき説明する。

使い捨て容器および通い容器として使用される輸送兼貯蔵容器１は、主たる構成部材として、蓋４により閉鎖可能な上側基部５における注入接続管３と、取外し兼洗浄栓８を接続するための下側基部７の領域内における排出接続管６とを備えた、交換可能で直方体状のプラスチック製の内側容器２と、交差する水平および垂直の金属製格子棒１０，１１から成る外側ジャケット９、ならびに欧州工業規格の長さ寸法と幅寸法を備え、その浅い台座として形成されている板金製の基部１３がプラスチックの内側容器２を支持しているパレット状の台座１２とを備えている。

フォークリフト, 棚操作ユニットおよびそのような輸送手段を用いて取扱うために、設置された台座１２のバスタブ状の基部１３は、板金製の支持脚部１４上に載置されており、この支持脚部は四つの角脚部１４ａ‐１４ｄ、後方の中間脚部１４ｅ、基部１３から形成されていて、輸送容器１の取外し洗浄栓８の下方に設けられた前方の中間脚部１４ｆ、ならびに基部１３のための架橋形状の補強板金１５の外側端部により形成された二つの側方中間脚部１４ｇ，１４ｈとを備えている。

台座２の支持脚部１４は、中間シュー１６と二つの外側シュー１７，１８上に固定されており、これらのシューは木製シュー１９として形成されており、かつ平らな板から製造されている。

図３ａ〜３ｄは、台座１２の基部１３のための、木製シュー１９と板金製の支持脚部１４の連結部の四つの異なる方式を示す。

図３ａによれば、木製シュー１９はセルフタッピングネジ２０を使用して支持脚部１４とネジ止めされており、これらのネジは木製シュー１９内の取付け孔２１を通って差込まれ、かつ脚部１４のチューリップ状の凹部２２内でネジ止めされ、この場合ネジ頭２３は窪み２４により木製シュー１９の下側２５内において収容される。

図３ｂは、木製シュー１９と支持脚部１４の立脚部２９内における、完全に等しい取付け孔２７，２８を貫通し、それらの端部２６ａ，２６ｂが、木製シュー１９の下側２５に対して、および支持脚部１４の立脚部２９に対して曲げられる、中空リベット２６を使用した木製シュー１９と支持脚部１４の連結部を示す。

中空リベット２６を使用した木製シュー１９と支持脚部１４の図３ｃに示す連結部にあって、中空リベットは、木製シュー１９内の取付け孔２７を通って差込まれる。引き続いて、中空リベット２６の一方の端部２６ｂは、支持脚部１４の立脚部２９に溶接され、その後中空リベット２６のもう一方の端部２６ａは、木製シュー１９に対して曲げられる。中空リベット２６と支持脚部１４の溶接は、摩擦溶接、レーザー溶接あるいは抵抗溶接により行うことができる。

図３ｄに示す連結部は釘３０を使用しており、これらの釘は木製シュー１９内へ打ち込まれ、支持脚部１４のその立脚部２９に当接する釘先端３１は支持脚部の立脚部に溶接される。

輸送容器１の台座１２の基部１３は、外側で縁部領域内の支持脚部１４により、および中央領域内の付加的な中間支持体３２により支持され、この場合木材、プラスチックあるいは金属から成る中間支持体３２は、台座１２の基部１３および中間シュー１６とネジ止めされる。

唯一金属部分から成る台座に対して、木製シュー基礎構造であるがゆえに安定性がわずかであることによる容器満タンの重量の作用の下で、中間支持体３２は、台座１２の基部１３の架橋状の補強板金１５が撓むのを防ぐ。したがって、輸送装置のグリッパアームによる台座の阻止されない下方への移動に必要な台座基部の架橋状の補強板金の底部自由域が保証される。

パレット状の台座を備えた液体のための輸送兼貯蔵容器の斜視図である。 台座の組立分解図である。 木製シューと台座の金属製の支持脚部の連結部の様々な様式を示す概略的な拡大図である。 木製シューと台座の金属製の支持脚部の連結部の様々な様式を示す概略的な拡大図である。 木製シューと台座の金属製の支持脚部の連結部の様々な様式を示す概略的な拡大図である。 木製シューと台座の金属製の支持脚部の連結部の様々な様式を示す概略的な拡大図である。

符号の説明

１２ 台座
１３ 基部
１４ 支持脚部
１６ 中間シュー
１７ 外側シュー
１８ 外側シュー
１９ 木製シュー
２０ セルフタッピングネジ
２２ 凹部
２５ 下側
２６ 中空リベット
２６ａ 中空リベットの端部
２６ｂ 中空リベットの端部
２７ 取付け孔
２９ 立脚部
３０ 釘
３１ 釘先端部
３２ 中間支持体

Claims (9)

1. フォークリフト, 棚用操作機等の輸送手段を用いて取扱うために設置されており、かつ取外し器具を接続するための閉鎖可能な注入接続管と排出接続管とを備えた内側容器を支持するための、金属製の支持脚部と、中間シューと、二つの外側シュー上に載っている板金製の基部を備えている様式の、プラスチック製の内側容器と金属格子あるいは板金から成る外側ジャケットを備えた、液体のための輸送兼貯蔵容器用のパレット状台座において、
   台座（１２）の中間シュー（１６）と両方の外側シュー（１７，１８）が、木製シュー（１９）として設けられていることを特徴とする台座。
2. 台座（１２）の中間シュー（１６）と外側シュー（１７，１８）とが、平らな板から製造されていることを特徴とする請求項１記載の台座。
3. 木製シュー（１９）内の取付け孔（２１）を通って貫通し、支持脚部（１４）のチューリップ状の凹部（２２）内においてネジ止めされる、セルフタッピングネジ（２０）を使用して、木製シュー（１９）が支持脚部（１４）と連結していることを特徴とする請求項１または２に記載の台座。
4. 木製シュー（１９）と支持脚部（１４）内において完全に等しい取付け孔（２７，２８）を貫通し、中空リベットの端部（２６ａ，２６ｂ）は、木製シュー（１９）に対して、および支持脚部（１４）に対して曲げられる、中空リベット（２６）を使用して、木製シュー（１９）が支持脚部（１４）と連結していることを特徴とする請求項１または２に記載の台座。
5. 木製シュー（１９）内の取付け孔（２７）を貫通し、その一方の端部（２６ｂ）が各々支持脚部（１４）に溶接され、そのもう一方の端部（２６ａ）が各々木製シュー（１９）に対して曲げられる、中空リベット（２６）を使用して、木製シュー（１９）が支持脚部（１４）と連結していることを特徴とする請求項１または２に記載の台座。
6. 木製シュー（１９）内へ打ち込まれ、支持脚部（１４）に打ち当たるその先端部３１が支持脚部に溶接される、釘（３０）を使用して、木製シュー（１９）が支持脚部（１４）と連結していることを特徴とする請求項１または２に記載の台座。
7. 中間シュー（１６）上において、基部（１３）を支持するための中間支持体（３２）を備えていることを特徴とする請求項１〜６のいずれか一つに記載の台座。
8. 中間支持体（３２）が基部（１３）と中間シュー（１６）にネジ止めされるように構成されていることを特徴とする請求項７記載の台座。
9. 中間支持体（３２）が木、プラスチックあるいは金属から製造されていることを特徴とする請求項７または８に記載の台座。

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