JP2005132311A - 車両用エンターテイメント装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、既存の出力制御部を活用して前席と後席とで別々の音源を出力可能とするとともに後席音源の音声を既存のスピーカで出力可能とし、コストを抑えて簡単に構成可能な車両用エンターテイメント装置を提供する。
【解決手段】車両用エンターテイメント装置10は、前席12側に設けられるオーディオヘッドユニット音源22と、その出力を制御するオーディオヘッドユニット14と、スピーカ15と、後席13側に設けられる後席音源53と信号処理部65とを備える。後席音源53と信号処理部65とは、オーディオヘッドユニット14の外部インターフェイス40に接続される。信号処理部65は、オーディオヘッドユニット14の音声ソース切り換え部41にオーディオヘッドユニット音源22と後席音源53との出力を切り換える切り換え要求信号を送出する。既存のオーディオヘッドユニット14を用いて、オーディオヘッドユニット音源22と後席音源53との音声が既存のスピーカ15から出力される。
【選択図】 図2

Description

本発明は、車両の前席と後席とでそれぞれ別々の音源を出力可能な車両用エンターテイメント装置に関する。
自動車(車両)は、FM/AMラジオやCDなどの複数の音源を備え、ダッシュボードに組み付けられるヘッドユニット(出力制御部)で所望の音源を選択し、所望の音源を車載のスピーカやディスプレイなどから出力して楽しむ車両エンターテイメント装置を備えている。近年では、前席の乗員と後席の乗員とにそれぞれ別々の音源を提供するエンターテイメントシステム(車両用エンターテイメント装置)が提案されている。(例えば、特許文献1参照。)。
これは、複数の音源の中から車室の前席近傍に設けられるフロントスピーカとまたはこれに加えて車室の後席近傍に設けられるリアスピーカとで出力されるフロント音源の選択や音量調節などの出力制御をヘッドユニットで行い、後席側にディスプレイとヘッドフォンとを備え、上記音源の中からディスプレイやヘッドフォンで出力されるリア音源(後席音源)の選択や音量調節などの出力制御を自動車の後席側の天井部に設けられるリアコントロールで行い、前席の乗員と後席の乗員とにそれぞれ別々の音源を提供するシステムである。
このシステムでは、リア音源としてDVDなどの映像を含む音源が選択されている最中に、フロント音源をリア音源と同じ音源に設定するとリア音源の音声がフロントスピーカとリアスピーカとから出力される。これにより、後席の乗員は、ヘッドフォンを用いずに後席音源を楽しむことができる。
また、ヘッドユニットは、フロント音源の出力を制御するフロント制御とリア音源の出力を制御するリア制御とを切り換える制御切り換えスイッチを備えており、リア音源の出力を制御できるようになっている。
特開2003−89331号公報
しかし、上記のエンターテイメントシステムでは、ヘッドユニットに制御切り換えスイッチが組み込まれている。このため、後席で独立して音源を出力可能なエンターテイメントシステムを持たない自動車に、新しくリアコントロールおよびディスプレイとヘッドフォンなどを組み付けて後席で独立してリア音源を出力可能とするとともに、リア音源の音声をフロントスピーカとリアスピーカとから出力可能とするエンターテイメントシステムを構成するためには、既存のヘッドユニットも交換する必要がある。それゆえ、ヘッドユニットの交換にともないコストが高くなる。
また、リア音源としてDVDが選択され、フロント音源もDVDが選択されてフロントスピーカとリアスピーカとからDVDの音声が出力されている最中に、DVDのディスクの取り換えを行うと音源の出力が停止して車内が急に無音状態となり、異和感が生じることにもなる。
したがって、本発明の目的は、既存の出力制御部を活用して前席と後席とで別々の音源を出力可能とするとともに後席音源の音声を既存のスピーカで出力可能とし、コストを抑えて簡単に構成可能な車両用エンターテイメント装置を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明は、主音源以外の外部接続音源を接続可能であって出力制御部に設けられる接続部に後席側に設けられる後席音源を接続し、かつ出力制御部に設けられてスピーカから出力される音源を主音源と接続部に接続される後席音源との間で切り換える切り換え手段に主音源と後席音源とを切り換える作動信号を送出するとともに後席側に設けられる切り換え信号発生手段を接続部に接続する。これにより、既存の出力制御部を用いて既存のスピーカから後席音源が出力される。なお、例えば主音源および後席音源は、それぞれ複数の音源を備える。
この発明の好ましい形態では、スピーカから出力されている後席音源の出力が停止したときの車内の沈黙状態を効果的に解消するために、切り換え信号発生手段は、スピーカから音声が出力されている後席音源の出力が停止したときに、スピーカから出力される音声を主音源に切り換える作動信号を自動的に切り換え手段に送出する。
これにより、スピーカから出力される後席音源の音声出力が停止すると、スピーカからは自動的に主音源の音声が出力される。
この発明の好ましい形態では、スピーカから出力される音源が後席音源から主音源に切り変わる際に、主音源を前席の乗員の所望の出力状態に効果的に変換するために、後席音源から切り換る主音源を、前回後席音源に切り換る直前の出力状態に復帰させる。なお、例えば直前の出力状態とは、主音源の内、前回出力されていた音源が出力され、かつ出力される際の音量や音質などの各種設定が前回出力されていた状態である。
請求項1に記載した発明によれば、既存の出力制御部の接続部に後席音源を接続して後席で後席音源を出力可能とするとともに後席音源を既存のスピーカで出力可能とする構造を採用している。このため、あらたに出力制御部を用意して交換する必要がないので、前席と後席とでそれぞれ別々の音源を出力可能であるとともに後席音源を既存のスピーカで出力可能な車両用エンターテイメント装置をコストを抑えて簡単に構成できる。
請求項2に記載した発明によれば、スピーカで後席音源の音声の出力が停止したときに、スピーカから音声が出力される音源を主音源に切り換える作動信号が、切り換え信号発生手段から切り換え手段に自動的に送出される。すなわち、前席の乗員が主音源に切り換える手間を省いて自動的にスピーカから主音源が出力されるので、請求項1に記載の発明の効果に加えて、スピーカの沈黙状態を効果的に解消できる。
請求項3に記載した発明によれば、スピーカから出力される音源が後席音源から主音源に切り換る際に、主音源が直前の出力状態で出力されるので、請求項1または請求項2に記載の発明の効果に加えて、前席の乗員の所望の音源に効果的に切り換えることができる。
本発明の一実施形態に係る車両用エンターテイメント装置について、図1から図3を参照して説明する。図1は、車両用エンターテイメント装置10が車載される車両、例えば自動車11を示す。自動車11は、例えばエンジンを車載するワゴンタイプの車両である。自動車11は、イグニッションキーをステアリングロックの位置からアクセサリの位置、エンジンが作動可能な位置、スタータを作動させる位置と順に押し回すことでエンジンを作動させる。車両用エンターテイメント装置10は、イグニッションキーをアクセサリの位置以上回すことで作動される。
自動車11は、前席12と後席13とを備える。前席12は、例えば自動車11の右前側に設置される運転席12aと、運転席12aの車幅方向左に設置される助手席(図示せず)とを備えている。なお、運転席12aと助手席とのそれぞれの配置は、お互いが逆になっていてもよい。すなわち、運転席12aが自動車の左前側に配置され、助手席が右前側に配置されていてもよい。後席13は、前席12よりも後方に設置されており、車幅方向に例えば3列に連なって前後方向に2列、前方から13aと13bとを備えている。
図2は、車両用エンターテイメント装置10を示すブロック図である。車両用エンターテイメント装置10は、オーディオヘッドユニット14(出力制御部)と、スピーカ15と、後席エンターテイメント装置20とを備えている。
オーディオヘッドユニット14は、図1に示すように、例えばダッシュボード21に組み付けられている。オーディオヘッドユニット14は、例えばダッシュボード21の運転席12aと助手席の中間に当たる箇所に組み付けられている。オーディオヘッドユニット14は、スピーカ15で音声が出力される複数のオーディオ装置を備えている。オーディオ装置は、例えばFM/AMチューナとCDプレーヤとカセットテーププレーヤとを備えている。
すなわち、オーディオヘッドユニット14は、図2に示すように、オーディオヘッドユニット音源22(主音源)として、例えばFM/AMラジオ23とCD24とカセットテープ25とを備える。なお、本実施の形態でいう音源とは、該音源を出力するためのオーディオ装置を含む。また、オーディオヘッドユニット14は、例えば外部端子(図示せず)を備えている。乗員は、上記したオーディオヘッドユニット音源22とは別途の前席外部接続音源30を外部端子に接続することにより前席外部接続音源30をオーディオヘッドユニット音源22に含めることができる。
オーディオヘッドユニット14は、上記した複数のオーディオヘッドユニット音源22の中からスピーカ15で出力される出力音源を選択する音源選択スイッチ31を備えている。音源選択スイッチ31は、FM/AMラジオ選択スイッチ32とCD選択スイッチ33とカセットテープ選択スイッチ34と前席外部接続音源選択スイッチ35とを備えている。
FM/AMラジオ選択スイッチ32は、出力音源としてFM/AMラジオ23を選択するスイッチである。CD選択スイッチ33は、出力音源としてCD24を選択するスイッチである。カセットテープ選択スイッチ34は、出力音源としてカセットテープ25を選択するスイッチである。前席外部接続音源選択スイッチ35は、出力音源として前席外部接続音源30を選択するスイッチである。各音源選択スイッチによって出力音源および後席出力音源(後述)が選択されるということは、対応する音源のオーディオ装置の作動が開始されるということである。
また、オーディオヘッドユニット14は、外部端子とは別途に、例えばCDチェンジャーを接続する外部インターフェイス(外部接続部)40と音声ソース切り換え部41(きり換え手段)を備えている。
音声ソース切り換え部41は、オーディオヘッドユニット音源22と音源選択スイッチ31と外部インターフェイス40とスピーカ15とに接続されており、出力音源と外部インターフェイス40に接続される外部接続音源とのうち、一方の音源をスピーカ15で出力するように切り換えるリレー装置である。
音声ソース切り換え部41は、スイッチ部42を備えている。スイッチ部42は、スピーカ側一端42aとヘッド側一端42bと外部側一端42cとを備えている。
スピーカ側一端42aは、スピーカ15と接続されている。ヘッド側一端42bは、オーディオヘッドユニット音源22の内、出力音源と接続される。外部側一端42cは、外部インターフェイス40と接続されている。ヘッド側一端42bと出力音源として選択されている音源との接続は、該音源とは別途の音源選択スイッチ31のいずれかが押されない間は保持される。
スイッチ部42は、スピーカ15から出力される音源を、スピーカ側一端42aとヘッド側一端42bまたは外部側一端42cとの間で接続を切り換ることで出力音源と外部インターフェイス40に接続される外部接続音源とを切り換える。車両用エンターテイメント装置10の作動が開始される初期状態では、スイッチ部42は、例えばスピーカ側一端42aとヘッド側一端42bとが接続されるように設定されている。
スピーカ15は、例えば前席12側に組み付けられるフロントスピーカ15aと後席13側に組み付けられるリアスピーカ15bとを備えている。フロントスピーカ15aは、図1に示すように、例えば自動車11の運転席ドア43と助手席ドア(図示せず)との下部に、それぞれ車室内側に向けて組み付けられている。リアスピーカ15bは、自動車11の車室44の車幅方向両端部のそれぞれ壁部45(左側壁部は図示せず)において後席13の後列13bの近傍に組み付けられている。
なお、オーディオヘッドユニット14は、例えばフロントスピーカ15aとリアスピーカ15bとからそれぞれ出力される音源の音量や音質などを調節する調節部16を備えている。調節部16は、最も近時に出力されていた出力音源の音量および音質などを記憶する記憶部(図示せず)を備えており、かつ音声ソース切り換え部41に接続されている。
上記のように、オーディオヘッドユニット14は、音源選択スイッチ31と調節部16となどを備えることにより、オーディオヘッドユニット音源22のスピーカ15からの音声出力を制御する。
後席エンターテイメント装置20は、例えば前席12と後席13との間の自動車11の車内天井部50に取り付けられるリアコントロール51を備えている。リアコントロール51は、図2に示すように、リア電源スイッチ52を備えている。リア電源スイッチ52は、後席エンターテイメント装置20のオン状態とオフ状態を切り換えるスイッチである。イグニッションキーがアクセサリの位置以上回るとオーディオヘッドユニット14はオン状態になるが、後席エンターテイメント装置20は、リア電源スイッチ52を押さないとオン状態にはならない。
後席エンターテイメント装置20は、例えばDVDプレーヤを備えている。DVDプレーヤは、例えばリアコントロール51に組み込まれている。すなわち、後席エンターテイメント装置20は、後席で出力される後席音源53としてDVD54を備えている。なお、リアコントロール51は、別途に外部接続端子を備えて後席外部接続音源55、例えばテレビゲームなどを接続できるようにしてもよい。
後席音源53は、途中、信号変換器56を介してオーディオヘッドユニット14の外部インターフェイス40に接続される。また、後席エンターテイメント装置20は、後席音源53を出力するディスプレイ57とヘッドフォン60とを備えている。ディスプレイ57は、例えばリアコントロール51と一体型である。
リアコントロール51の構成に戻って、リアコントロール51は、後席音源53の中からディスプレイ57とヘッドフォン60とから出力される後席出力音源を選択する後席音源選択スイッチ61を備えている。後席音源選択スイッチ61は、後席出力音源としてDVD54を選択するDVD選択スイッチ62と、後席出力音源として後席外部接続音源55を選択する後席外部接続音源選択スイッチ63とを備えている。
また、リアコントロール51は、スピーカ切り換えスイッチ64を備えている。スピーカ切り換えスイッチ64は、音声ソース切り換え部41のスイッチ部42のスピーカ側一端42aとヘッド側一端42bまたは外部側一端42cとの接続を切り換えるためのスイッチである。
また、リアコントロール51は、信号処理部65(切り換え信号発生手段)を備えている。信号処理部65は、スピーカ切り換えスイッチ64と接続されるとともに信号変換器56を介して外部インターフェイス40に接続されている。信号処理部65は、スピーカ切り換えスイッチ64が押されたことを検出すると、音声ソース切り換え部41のスイッチ部42のスピーカ側一端42aとヘッド側一端42bまたは外部側一端42cとの接続を切り換える切り換え要求信号(作動信号)を音声ソース切り換え部41に出力する。
また、信号処理部65は、後席音源選択スイッチ61と後席音源53とに接続されている。信号処理部65は、後席音源選択スイッチ61のいずれかのスイッチが押されたことを検出すると、後席音源53の中で押された後席音源選択スイッチ61に対応する音源を後席出力音源としてディスプレイ57およびヘッドフォン60とから出力させる。
さらに、信号処理部65は、リア電源スイッチ52に接続されている。信号処理部65は、スピーカ15から後席出力音源の音声が出力されている最中にリア電源スイッチ52が押されたことを検出すると、音声ソース切り換え部41のスイッチ部42の接続をスピーカ側一端42aとヘッド側一端42bとの接続に切り換える切り換え要求信号を音声ソース切り換え部41に出力する。
さらに、信号処理部65は、スピーカ15から後席外部接続音源55が出力されている最中に、リアコントロール51から後席外部接続音源55が取り外されたことを検出すると、音声ソース切り換え部41のスイッチ部42の接続をスピーカ側一端42aとヘッド側一端42bとの接続に切り換える切り換え要求信号を音声ソース切り換え部41に出力する。
リアコントロール51の構成に戻って、リアコントロール51は、DVDプレーヤからDVD54のディスクを取り出すためのディスクエジェクトスイッチ70を備えている。ディスクエジェクトスイッチ70は、信号処理部65に接続されている。信号処理部65は、スピーカ15からDVD54の音声が出力されている最中にディスクエジェクトスイッチ70が押されたことを検出すると、音声ソース切り換え部41のスイッチ部42の接続をスピーカ側一端42aとヘッド側一端42bとの接続に切り換える切り換え要求信号を音声ソース切り換え部41に出力する。
すなわち、信号処理部65は、スピーカ切り換えスイッチ64が押されると音声ソース切り換え部41にスピーカ15から音声が出力される音源を出力音源と後席出力音源との間で切り換える切り換え要求信号を出力するとともに、スピーカ15から後席出力音源の出力が停止されると、スピーカ15から音声が出力される音源を出力音源に切り換えるために切り換え要求信号を自動的に音声ソース切り換え部41に出力する切り換え信号発生手段である。
このため、音声ソース切り換え部41は、スピーカ15から後席出力音源の出力が停止すると乗員の操作なしにスイッチ部42のスピーカ側一端42aとヘッド側一端42bとを接続する。また、車両用エンターテイメント装置10は、後押し優先機能を備えている。後押し優先機能は、押された各スイッチに対応する操作が優先されて行われる機能である。
次に、車両用エンターテイメント装置10の動作を説明する。運転者が自動車11のエンジンを作動させるために、例えばイグニッションキーをステアリングロックの位置からアクセサリの位置を越えてスタータを作動させる位置まで回すと、オーディオヘッドユニット14の電源がオン状態になり、ステップST1においてスピーカ15から出力音源が出力される。このときの出力音源は、例えば前回出力されていた音源である。前席の乗員は、所望の音源選択スイッチ31を押すことによりスピーカ15から出力される出力音源を所望の音源に切り換えることができる。
次いで、ステップST2においてリア電源スイッチ52を押して後席エンターテイメント装置20をオン状態にすると、ディスプレイ57とヘッドフォン60とから後席出力音源が出力される。このときの後席出力音源は、例えば前回出力されていた音源である。後席の乗員は、所望の後席音源選択スイッチ61を押すことにより、後席出力音源を所望の音源に切り換えることができる。
後席の乗員は、ヘッドフォン60で出力されている後席出力音源の音声をスピーカ15から出力させたい場合にはスピーカ切り換えスイッチ64を押す。ステップST3では、スピーカ切り換えスイッチ64が押されたことを信号処理部65が検出するとステップST4に進む。スピーカ切り換えスイッチ64が押されるまでは、スピーカ15からは出力音源が出力される。
ステップST4では、信号処理部65は、音声ソース切り換え部41にスイッチ部42の接続を切り換える切り換え要求信号を出力する。音声ソース切り換え部41は、切り換え要求信号が入力されるとスイッチ部42のスピーカ側一端42aとヘッド側一端42bとの接続をスピーカ側一端42aと外部側一端42cとの接続に切り換える。これにより、スピーカ15からは後席出力音源の音声が出力される。前席の乗員は、後席の乗員のためにフロントスピーカ15aとリアスピーカ15bとから出力される音量および音質を、調節部16を操作して調節してもよい。
スピーカ15から後席出力音源の音声が出力されている状態を解除して、スピーカ15から出力音源を出力させたい場合は、例えば前席12の乗員がオーディオヘッドユニット音源22の中から所望の音源選択スイッチ31を押すか、もしくは後席13の乗員がスピーカ切り換えスイッチ64を押す。
ステップST5では、音声ソース切り換え部41がいずれかの音源選択スイッチ31が押されたことを検出すると、もしくは信号処理部65がスピーカ切り換えスイッチ64が押されたことを検出するとステップST6に進む。
ステップST6では、ステップST5で音源選択スイッチ31が押された場合は、音源選択スイッチ31から音声ソース切り換え部41に音源選択スイッチ31のいずれかが押されたという信号が出力される。ついで、音声ソース出力部41は、押された音源選択スイッチ31に対応する音源を出力音源に切り換える切り換え信号をオーディオヘッドユニット音源に出力する。
これにより、スイッチ部42のヘッド側一端42bと押された音源選択スイッチ31のうちのいずれかに対応する出力音源とが接続される。ついで、音声ソース切り換え部41は、スイッチ部42の接続をスピーカ側一端42aとヘッド側一端42bとの接続に切り換える。これにより、スピーカ15からは、押された音源選択スイッチ31のうちのいずれかに対応する出力音源が出力される。
ステップST5でスピーカ切り換えスイッチ部42が押された場合は、信号処理部65が音声ソース切り換え部41にスイッチ部42の接続の切り換え要求信号を出力する。音声ソース切り換え部41は、スイッチ部42の接続をスピーカ側一端42aとヘッド側一端42bとの接続に切り換える。ヘッド側一端42bと前回出力されていた出力音源との接続は保持されているので、このとき出力される出力音源は、前回、スピーカ15から出力されていた出力音源である。また、音声ソース切り換え部41は、フロントスピーカ15aとリアスピーカ15bとから出力される出力音源の音量および音質を、前回出力されていた出力音源の状態に合わせるための信号を調節部16に出力する。
調節部16の記憶部には、前回出力されていた出力音源の出力状態が記憶されているので、フロントスピーカ15aとリアスピーカ15bとから後席出力音源が出力されていたときに後席の乗員に合わせて調節されていたフロントスピーカ15aとリアスピーカ15bのそれぞれの音量および音質が前回出力されていた出力音源の状態と同じに調節される。
スピーカ15から後席音源が出力されており、一切の操作が行われなければステップST4からステップST7の間を繰返し、スピーカ15からは後席音源が出力され続ける。
しかし、スピーカ15から後席出力音源の音声が出力中に、後席出力音源の出力が停止されたとステップST7で判定されるとステップST8に進む。後席出力音源の出力停止の判定条件は、リア電源スイッチ52が押されて後席エンターテイメント装置20がオフ状態になる場合がある。または、後席出力音源としてDVD54が選択されている場合に、DVD54のディスクを交換するためにディスクエジェクトスイッチ70が押された場合がある。または、後席出力音源として後席外部接続音源55が選択されている場合に後席外部接続音源55をリアコントロール51から取り外す場合がある。上記それぞれの場合は、信号処理部65が検出する。
ステップST8では、信号処理部65が音声ソース切り換え部41にスイッチ部42の接続を切り換える切り換え信号を出力する。音声ソース切り換え部41は、スイッチ部42の接続をスピーカ側一端42aとヘッド側一端42bとの接続に切り換える。ステップST6と同様な動作が行われ、フロントスピーカ15aとリアスピーカ15bとからは、前回出力されていた出力音源が、音量や音質が前回出力されていた状態で出力されるようになる。次いでステップST9に進む。
ステップST9では、後席音源が出力可能状態であるか否かが判定される。後席出力音源の出力可能状態とは、DVD54のディスクを交換するためにステップST7においてディスクエジェクトスイッチ70を押してDVD54のディスクを取り出した後、別のDVD54のディスクのセットが完了した場合である。または、ステップST7で取り外された後席外部接続音源55の付け換えが完了した場合である。または、後席エンターテイメント装置20がステップST7でオフ状態になった後、リア電源スイッチ52が押されてオン状態になる場合である。信号処理部65が上記の状態を検出するとステップST4に進み、スピーカ15から後席出力音源を出力させる。
なお、ステップST7で後席出力音源の出力が停止されたのち、再び後席出力音源が出力可能状態となるまではステップST8からステップST9を繰返し、スピーカ15からは、出力音源が出力される。車両用エンターテイメント装置10は、自動車が目的地に着くなどして例えばイグニッションキーの位置がステアリングロックの位置に戻されると作動を停止する。
上記構成の車両用エンターテイメント装置10は、既存のオーディオヘッドユニット14に設けられる外部インターフェイス40に別途の後席エンターテイメント装置20の後席音源53と信号処理部65とを接続して構成される。このため、あらたに別途のオーディオヘッドユニット14を用意する必要がないので、後席13でも後席出力音源を出力可能にするとともに後席出力音源をスピーカ15から出力可能な車両用エンターテイメント装置10をコストを抑えて簡単に構成することができる。
さらに、車両用エンターテイメント装置10は、スピーカ15から後席出力音源の音声が出力されている状態で後席出力音源の出力が停止すると、スピーカ15から音声が出力される音源を後席出力音源から出力音源に切り換える切り換え要求信号が信号処理部65から音声ソース切り換え部41に自動的に出力されて、スピーカ15から出力音源を自動的に出力する構成となっている。
このため、例えばDVD54のディスクを交換する間や後席外部接続音源55を交換する間に、前席の乗員によるスイッチ操作を省いてスピーカ15から音声の出力が停止される沈黙状態を効果的に防ぐことができる。
また、スピーカから出力される音源が出力音源に切り換る際に、前回出力されていた主音源が前回出力されていた音量および音質で出力されるので、前席の乗員の所望の音源と音量と音質に効果的に切り換えることができる。
なお、オーディオヘッドユニット音源22は、FM/AMラジオ23とCD24とカセットテープ25とに限定されるものではなく、自動車11や乗員によって適宜変換可能であることはいうまでもない。後席音源53も同様にDVD54に限定されるものではない。
後席出力音源の出力停止の判定条件としては、例えばDVD54および後席外部接続音源55のそれぞれを出力させる出力スイッチと、出力の停止を操作する停止スイッチとを別途に備え、スピーカ15から後席出力音源の出力の最中に停止スイッチが押された場合を含めてもよい。この場合の後席出力音源の出力可能状態は、例えば出力スイッチが押された場合となる。出力スイッチと停止スイッチとは、例えば信号処理部65に接続されて、信号処理部65が後席出力音源の出力停止および出力可能状態の判定を行う。
本実施形態では、車両用エンターテイメント装置10は、イグニッションキーがアクセサリの位置以上回ったら作動を開始し、イグニッションキーがステアリングロックの位置になると作動を停止するようになっていたが、これに限定されるものではなく、例えば車両用エンターテイメント装置10が車載される車両がモータを車載する電気自動車であってもよく、各車両に合わせて作動が開始および停止されることはいうまでもない。
オーディオヘッドユニット14と後席エンターテイメント装置20の構成をはじめとする車両用エンターテイメント装置10の構成は、本発明の要旨を逸脱しない範囲で適宜に変換して実施できることは言うまでもない
本発明の一実施形態に係る車両用エンターテイメント装置を備えた自動車の一部を切り欠いて示す側面図。 本発明の一実施形態に係る車両用エンターテイメント装置を示すブロック図。 本発明の一実施形態に係る車両用エンターテイメント装置の動作を示すフローチャート。
符号の説明
14…オーディオヘッドユニット(出力制御部)、15…スピーカ、22…オーディオヘッドユニット音源(主音源)、40…外部インターフェイス(接続部)、41…音声ソース切り換え部(切り換え手段)、53…後席音源、65…信号処理部(切り換え信号発生手段)。

Claims (3)

  1. 車両の前席側に設けられる主音源と、
    前記主音源とは別途の外部接続音源が接続可能な接続部を備え前記主音源の出力を制御する出力制御部と、
    前記主音源または前記外部接続音源の音声を出力可能なスピーカと、
    前記車両の後席側に設けられかつ前記接続部に接続されて前記スピーカから音声を出力可能な後席音源とを備え、
    前記出力制御部は、前記スピーカから音声が出力される音源を前記主音源と前記後席音源との間で切り換える切り換え手段を備え、
    さらに、前記後席側には、前記切り換え手段に作動信号を送出するとともに前記接続部に接続される切り換え信号発生手段を備えたことを特徴とする車両用エンターテイメント装置。
  2. 前記切り換え信号発生手段は、前記スピーカから出力されている前記後席音源の出力が停止したときに、前記スピーカから出力される音声を前記主音源に切り換える前記作動信号を自動的に前記切り換え手段に送出することを特徴とする請求項1に記載の車両用エンターテイメント装置。
  3. 前記出力制御部は、前記スピーカでの音声の出力が前記後席音源から前記主音源に切り換る際に、該主音源を前記後席音源に切り換る直前の出力状態に復帰させることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の車両用エンターテイメント装置。
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