JP2005131955A - 不良シート処理方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】スタッカにおける良品シートの下敷きシートまたは上敷きシートの配置を自動的に行う不良シート処理方法を得る。
【解決手段】カッタがオーダチェンジ時発生不良シート部分の切断制御開始時点より前に、オーダチェンジ時間Tcを、オーダチェンジにおける各スリッタヘッド及びスコアラヘッドの移動距離から算出し(S3)、シート供給速度Vcと算出したオーダチェンジ時間Tcとの積(Vc×Tc)として算出して(S6)、VcTcをオーダチェンジ時発生不良予測長とし、不良予測部分の少なくとも一部を、スタッカにおいてスタックされる良品シートの保護用シートとして、カッタにおいて切断する際の、切断長及び枚数及び切断された不良シート部分のスタック順位置を設定した後(S7)、設定した切断長及び枚数で切断するとともに、良品シートの保護用シートをスタッカにおいて、設定したスタック順位置へスタックする(S11〜S13)。
【選択図】 図5

Description

本発明は、供給ラインに沿って供給される段ボールシートに加工を行うコルゲートマシンにおけるスリッタスコアラ加工の旧オーダから新オーダへのオーダチェンジ時に発生する不良シートの処理方法に関する。
図7は従来のコルゲートマシンにおけるスリッタスコアラ加工のオーダチェンジ(以下スリッタスコアラのオーダチェンジをオーダチェンジと略す)時に発生する不良シートの一般的処理方法を示している。図7において、段ボールシート1の供給ラインに沿って、上流側から下流側に向かって順に、断裁加工や罫線加工を行うスリッタスコアラ2、段ボールシート1を幅方向に切断するカッタ4、不良シートをライン外へ排出するダイバータ6、および切断されたシートをスタックするスタッカ7が配置されており、段ボールシート1はスリッタスコアラ2で加工された後、カッタ4で切断され、スリッタスコアラ2のオーダチェンジで発生した不良シートをダイバータ6によってライン外へ排出した後、不良シートを除去した残りの良品シートをスタッカ7において用意されたパレット201上にスタックしている。一方、パレット201の表面には通常凹凸があり、この凹凸による良品シートの損傷を防ぐため、通常パレット201上に上敷きシート202が人手によって置かれる。また、下敷きシート202としては通常ダイバータ6においてライン外へ除去された不良シートから良品シートのサイズに合わせて1枚又は複数枚が運ばれ用いられる。なお、コルゲートマシンにおいては一般にスリッタスコアラ2を2台設ける方式と1台のみ設ける方式とがあるが、本例は1台のみ設ける方式を示している。
図8に示すように、従来のオーダチェンジ時発生不良シート処理方法においては、オーダチェンジの時点になると、スリッタスコアラ2において、カッタ4による旧オーダの最終切断位置C3よりも僅かに後のP1において旧オーダで使用されていたスリッタヘッド及びスコアラヘッドを段ボールシート1から離間させる、いわゆるアンロードを行う。続いて新オーダ加工のためのスリッタヘッド及びスコアラヘッドの幅方向の位置決めを開始させ、すべてのスリッタヘッド及びスコアラヘッドの幅方向の位置決めが完了した後、P2において前記各ヘッドをロード状態とし、新オーダの加工を開始させる。このオーダチェンジにおいて、スリッタヘッド及びスコアラヘッドのシートの幅方向及び上下方向の合計の移動距離が0.2mで、前記シートの幅方向及び上下方向の位置決め平均速度が毎秒0.4mと高速である場合には、シートの供給速度が例えば毎秒3.0mの時に、P1P2が例えば1.5m(3.0×0.2÷0.4)となっていた。
この場合、オーダチェンジ時点より前に、シート供給速度を測定し、オーダチェンジにおける各スリッタヘッド又はスコアラヘッドの移動距離から表または計算式によってP1P2=1.5mであることを算出予測し、カッタ4におけるオーダチェンジ不良部分の切断長を例えばL1=0.8m、切断枚数2枚と設定し(1.5m<0.8m×2)、その後P1P2を0.8mの長さ2枚のシートとして切断することができる。またその後、図7によって説明したように、0.8mで切断した2枚の不良シートをダイバータ6によってライン外のストッカ48へ排出している。さらにその後、ストッカ48へ排出された不良シート群の中から人手によって良品シートのサイズに合うシートを選別し、これらを1枚または数枚組み合せしてパレット201上に置き良品シートの保護用下敷きシート202として活用していた。
また工場スペースの有効活用等のために、スタックされたシートの上に別のパレットにスタックされたシートを上積みする場合があり、この際にスタックされた最上段のシートの保護のためにスタックされた良品シートの上に上敷きシートを置く場合があり、この際の上敷きシートとして前記ダイバータ6によってライン外のストッカ48へ排出された不良シート群から適当なサイズのシートが選別されて用いられることもあった。
しかしながら、図7及び図8に示した従来の方法においては、オーダチェンジ時に発生する不良シート部分に対して、この部分を含んで最小限の範囲をあらかじめ定めた不良部分切断用切断長により切断し、ダイバータによりライン外に排出することにより、スリッタスコアラ加工の歩留を向上させているものの、ライン外へ排出された不良シートをスタッカにおいてスタックされた良品シートの保護のための、下敷きシートまたは上敷きシートとして活用するためには、ダイバータによってライン外へ排出された不良シート群から、保護すべき良品シートのサイズに合うシートを選別する必要があり、さらに選別したシートをスタッカにおけるパレット供給装置付近まで運んだ後、人手によりパレット上に配置したり、スタックされた良品シートの最上段の上に人手により配置する必要があった。
本発明の目的は、スリッタスコアラ加工のオーダチェンジにおいて、スリッタヘッドまたはスコアラヘッドが旧オーダ加工位置から新オーダ加工位置へ移動する際に発生する不良シート部分を適当な長さで切断した後、切断された不良部分シート部分をスタッカにおいて適当な位置へスタックすることにより、従来人手によって行っていた、下敷き用または上敷き用の不良シートのストッカからの取り出し、選別および、スタッカにおける下敷きシートまたは上敷きシートのスタックを自動的に行う不良シート処理方法を提供することにある。
かかる課題を達成すべく、本発明は課題を解決するため次の手段を取った。即ち、
供給ラインに沿って連続して供給される段ボールシートにスリッタスコアラで加工を行うとともに、前記段ボールシートを幅方向にカッタにより切断した後、前記カッタによって切断された段ボールシートをスタッカによってスタックするようにして、前記スリッタスコアラのオーダチェンジ時には、前記段ボールシートを供給しながら前記スリッタスコアラのスリッタヘッド又はスコアラヘッドを旧オーダの加工位置から新オーダの加工位置へ移動させ、前記スリッタスコアラのオーダチェンジの間に供給される前記段ボールシートから発生する不良シート部分を前記カッタにより切断する不良シート処理方法において、
前記カッタが前記スリッタスコアラのオーダチェンジ時発生不良シート部分の切断制御を開始する時点より前に、前記スリッタスコアラのオーダチェンジに要する時間を、前記スリッタスコアラのオーダチェンジにおける前記各スリッタヘッド及び各スコアラヘッドの移動距離から算出し、さらに前記段ボールシートの供給速度と前記算出したスリッタスコアラのオーダチェンジに要する時間との積を算出して、前記算出した積を前記スリッタスコアラのオーダチェンジ時発生不良予測長とし、さらに前記スリッタスコアラのオーダチェンジ時発生不良予測部分の少なくとも一部を、前記スタッカにおいてスタックされる良品シートの保護用シートとして前記カッタにおいて切断する際の、切断長及び切断長に対応する枚数及び前記切断された不良シート部分のスタッカにおけるスタック順位置を設定した後、前記設定した切断長及び切断長に対応する枚数でカッタによって切断するとともに、前記カッタによって切断された前記良品シートの保護用シートをスタッカにおいて、前記設定したスタック順位置へスタックすることを特徴とする不良シート処理方法がそれである。
スリッタスコアラのオーダチェンジ時発生不良長の算出予測のためのシート供給速度の測定時点より以前に、シート供給速度の予備測定を行い、前記予備測定によるシート供給速度と、別に算出したスリッタスコアラのオーダチェンジに要する時間との積が予め定めた値より大の場合は、前記積の値が前記予め定めた値に等しいかそれより小となるよう、前記シート供給速度を、前記スリッタスコアラのオーダチェンジ時発生不良長の算出予測のためのシート供給速度測定時点までに低下させるようにしてもよい。また、前記保護用シートが良品シートの下敷き用である場合には、前記不良シート部分のカッタによる切断における切断長は新オーダの切断長と略同一とし、そのスタッカにおけるスタック順位置は新オーダのスタックの最下段の直ぐ下であることが好ましい。更に、前記保護用シートが良品シートの上敷き用である場合には、前記不良シート部分のカッタによる切断における切断長は、旧オーダの切断長と略同一とし、そのスタッカにおけるスタック順位置は旧オーダのスタックの最上段の直ぐ上であることが好ましい。前記保護用シートのカッタによる切断における切断長は、良品シートと保護用シートとを切断長によって目視にて識別できる程度に、良品シートの切断長より短いまたは長いことが好ましい。
本発明の不良シート処理方法によれば、スリッタスコアラ加工のオーダチェンジにおいて発生する不良シート部分をスタッカにおける良品シートの下敷きシートまたは上敷きシートとして予め定めた最適な長さで切断した後、スタッカにおいて予め定めた下敷き位置または上敷き位置へ自動的に配置することができるので、オーダチェンジ時に発生する不良シートを有効に活用するとともに、下敷きシートまたは上敷きシートを配置する人手による手間を省くことができる。
以下本発明を実施するための最良の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
本実施形態のコルゲートマシンは、図1に示すように、段ボールシート1の供給ラインに沿って、上流側から下流側に向かって順に、断裁加工や罫線加工を行うスリッタスコアラ2、段ボールシート1を幅方向に切断するカッタ4、不良シートをライン外へ排出するためのダイバータ6、加工が完了した段ボールシートをスタックするスタッカ7が配置されており、コンベア8、9は段ボールシート1を連続して移送する。また、スリッタスコアラ2の上流側には、段ボールシート1の供給速度Vc を測定する速度センサ20が設けられている。
図2に示すように、スリッタスコアラ2には、複数組の、本実施形態では4組の上下スリッタヘッド21〜28が設けられている。上スリッタヘッド21〜24にはスリッタ受け部材31〜34が設けられ、下スリッタヘッド25〜28には、スリッタ刃35〜38が設けられており、スリッタ受け部材31〜34とスリッタ刃35〜38とにより、通過する段ボールシート1をその長手方向に裁断する構成のものである。
下スリッタヘッド25〜28は、図3に矢印で示すように、駆動モータによりスリッタ刃35〜38を段ボールシートに対して上下方向に移動して、段ボールシート1を裁断するロード位置から離間したアンロード位置に移動させることができる構成を有している。また、複数の上スリッタヘッド21〜24と複数の下スリッタヘッド25〜28は段ボールシート1の幅方向に架けられた梁部材40、42にそれぞれ段ボールシート1の幅方向に同軸上で移動可能に支持されている。そして、図示しない駆動モータにより、幅方向の所定位置に移動できるように構成されている。
スリッタスコアラ2には、通常、スリッタヘッドと同様に駆動される複数組の上下スコアラヘッドを設けられるが、図2においては、上下スコアラヘッドを省略している。
カッタ4は、一対の回転刃44、46を備え、回転刃44、46の噛み合いにより、連続して供給される段ボールシート1を、段ボールシート1の幅方向に切断するものである。ダイバータ6は、ゲートの開閉等により、段ボールシート1をカッタ4で切断した後のシートをそのまま下流のスタッカ7に供給するか、あるいは、ダイバータによりライン外に排出するかを選択駆動できる構成のものである。
図4に示すように、コルゲートマシンには主制御装置100が設けられており、主制御部101に接続された、スリッタスコアラ制御部102、カッタ制御部104、ダイバータ制御部106、コンベア制御部108を備えている。また、主制御部101には速度センサ20により検出される段ボールシート1の供給速度Vcが入力されるように接続されている。
主制御部101は記憶部110を有し、記憶部110には加工データ記憶部112と表記憶部114とが設けられている。加工データ記憶部112には段ボールシート1の加工データ、例えば、段ボールシート1を裁断するスリッタ刃31〜38の位置データ、罫線を加工する罫線ロールの位置データ、カッタ4による切断位置データ等の加工データが予め記憶されている。
表記億部114には、下記表1に示すように段ボールシート1の供給速度Vcと、オーダチェンジ時間Tcとの積である、オーダチェンジ時発生不良シート長VcTcをパラメータとして不良シートの処理方法が記憶されている。供給速度Vcは、速度センサ20により測定される段ボールシートの供給速度であり、オーダチェンジ時間Tcはスリッタスコアラ2が旧オーダの加工位置から新オーダの加工位置にスリッタヘッド21〜28及びスコアラヘッドを全て移動し終えるのに要する時間であり、通常オーダチェンジ時の各スリッタヘッド及び各スコアラヘッドの移動距離から表又は計算式により算出される。
Figure 2005131955
表1には段ボールシート1の供給速度Vcとオーダチェンジ時間Tcの積によって算出されるオーダチェンジ時発生不良シート長VcTcに対応して、オーダチェンジ不良部分の処理方法すなわち、下敷きシート、上敷きシートまたはダイバータによってライン外へ排出するシートの各切断長と切断長に対応する枚数が記憶されている。
表1の例において、VcTcが新オーダの切断長Lnより短い場合は、オーダチェンジ不良部分をLnの長さの1枚のシートとして切断した後、このシートをスタッカにおいて新オーダスタックの最下段の直ぐ下にスタックするように設定されている。またVcTcが新オーダの切断長Lnに等しいかそれよりも長くかつ新オーダの切断長Lnと旧オーダLfの切断長を足した値より短い場合は、オーダチェンジ不良部分をLnの長さの1枚とLfの長さの1枚として、切断した後、Lfの長さの1枚は旧オーダシートの上敷き用として旧オーダスタックの最上段の直ぐ上にスタックし、Lnの長さの1枚は新オーダシートの下敷きとして、新オーダスタックの最下段の直ぐ下にスタックするように指示されている。
さらに、VcTcがLn+Lfと等しいか、これより大きく、Ln+Lf+1.0mよりも小の場合は、オーダチェンジ不良部分をLf=1枚、Ln=1枚、1.0m=1枚として切断した後Lfの1枚は旧オーダの上敷き位置へ、Lnの1枚は新オーダの下敷き位置へスタックし、1.0mの1枚はダイバータによりライン外へ排出するように指示されている。
さらに図4におけるスリッタスコアラ制御部102は、スリッタスコアラ2を制御し、加工データ記憶部112に記憶された加工データを読み込んで、加工データに応じてスリッタヘッド21〜28、罫線ロールを加工位置に位置決めする。カッタ制御部104は加工データ記憶部112に記憶された加工データを読み込んでカッタ4の回転刃44、46を回転制御し、段ボールシートを加工データに指示された長さに切断する。ダイバータ制御部106は、主制御部101、スリッタスコアラ制御部102等からの信号に基づいて、カッタ4で切断済みの不良シートをコンテナ48に排出するようにダイバータ6を制御する。コンベア制御部108はコンベア8、9の速度を制御して段ボールシート1を下流へ移送する。
スタッカ制御部109は、加工が完了した段ボールシートを用意されたパレット上にオーダ毎に分離または複数のオーダの合積みの形で、スタックするようにスタッカを制御する。
次にスリッタスコアラのオーダチェンジによって発生する不良シートの処理方法について、図5に示すフローチャートによって説明する。
まずステップ1(以下、S1という。以下同様。)において、スリッタスコアラ制御部102によって旧オーダを加工中に新オーダの加工に必要なデータを加工データ記憶部112から読み出す。次にS2に進み、新オーダで使用するスリッタスコアラ2の各ヘッド21〜28、44〜47等の組合せの設定を行いこれを記憶する。
次にS3に進み、S2で設定されたスリッタスコアラ2の各ヘッド21〜28等、の組合せを新オーダで採用した場合の、旧オーダ加工から新オーダ加工へ移るオーダチェンジ時間Tcを、オーダチェンジにおける各スリッタヘッドおよび各スコアラヘッドの移動距離から表または計算式によって算出し、これを記億する。
次にS4でオーダチェンジ時点までの時間を算出して、それが、一定値以下であるときには、速度測定タイミングと判断して、S5に進む。なお、シート供給速度がシート加工条件等からオーダチェンジ時点の十数秒〜数十秒前までに変更される場合があり、シート供給速度の変更完了を考慮して、S4における前記一定値は数秒に設定するのが好ましい。
S5においては段ボールシート1の供給速度Vcを速度センサ20により測定し記憶する。
次に、S6に進みVc×Tc(VcTc)の演算を行う。
次にS7に進み表1を参照して、VcTcに対応する上敷きシート、下敷きシート及びダイバータ排出シートの切断長、切断長に対応する枚数及びスタッカにおけるスタック順位置を設定する。
次にS8に進み、S7において設定した各データをカッタ制御部104、ダイバータ制御部106、スタッカ制御部109へ送信する。
次に、S9において、オーダチェンジタイミングに到達したか否かを判断しオーダチェンジのタイミングである時には、S10の処理に進み、オーダチェンジを実行する。更にS11においてカッタ4によってスリッタスコアラ加工のオーダチェンジ不良部分をLf、LnまたはL1の長さで切断した後、S12へ進みダイバータ6によるライン外への排出が指示されている場合にはL1で切断された部分をダイバータ6によって排出処理し、更にS12へ進みスタッカ7によりLfまたはLnで切断されたシートのスタック処理が行われる。
以上述べたS1〜S13のステップにより、例えば図1に示すように、パレット304の上に旧オーダの下敷きシート300が配置され、旧オーダの最上段の直ぐ上に上敷きシート301が配置され、新オーダの最下段の直ぐ下に下敷き302シートが配置されることになる。
次に図6によって図5に示す本発明によるオーダチェンジ時の不良シート処理方法によって、オーダチェンジおよび不良シート処理を行った場合のシート加工及び処理の例を説明する。
図6において、旧オーダでは図2における上下スリッタヘッド21、25、22、26、24、28によって2丁取りのスリッタ加工が行われている。
オーダチェンジポイントP1に到達すると、オーダチェンジタイミングであると判断して、前記上下スリッタヘッド21、25、22、26、24、28は一旦アンロード状態となった後、3丁取りの新オーダ加工のために上下スリッタヘッド21、25、22、26、24、28の位置決めが開始され、P2において各スリッタヘッドの位置決めが完了する。
なお、図6の例において、オーダチェンジの一定時間前に測定されたライン速度Vcが3.0m/秒であり、オーダチェンジにおけるスリッタヘッド又はスコアラヘッドの移動距離から算出したオーダチェンジ時間Tcが0.5秒であるとすると、P1P2=VcTc=1.5mとなる。
また旧オーダの切断長Lf=0.9m、新オーダの切断長Ln=0.8mとすると、Ln≦VcTc<Lf+Lnの条件を満たすので、表1に従ってオーダチェンジ時発生不良シート部分P1P2を含めてLf=0.9m、Ln=0.8mの2枚のシートとして切断している。
更に図1で示すように、前記Lf、Lnで切断された2枚のシートは、切断された順にスタッカ7へ移送されLfで切断されたシートは301としてパレット304上にスタックされた良品シートの上敷きシートとなり、Lnで切断されたシートは302としてパレット305にスタックされる新オーダの良品シートの下敷きシートとなる。なお、300はパレット304上にスタックされた旧オーダの良品シートの下敷きシートを示している。
なお、上記の図5で説明した実施形態において、オーダチェンジ開始時点より前に、Tcの算出およびVcの測定を行い(S3〜S5)、続いてVc×Tcを行い(S6)、これに基いて、上敷きシート、下敷きシート、ダイバータ排出シートの各切断長、枚数及び上敷きシート、下敷きシートのスタッカにおけるスタック順位置を決定して、これらの情報を各装置へ送信しているが(S7〜S8)、S3〜S8の一連のステップについては必ずしもオーダチェンジ開始時点より前に行う必要はなく、S3〜S8ステップについては、カッタ4がオーダチェンジ部分の切断制御を開始する前に行えば良い。また、オーダチェンジ時発生不良部分のP1P2の長さがスリッタスコアラ2とカッタ4との距離よりも小である場合に限り、カッタ4がオーダチェンジ時発生不良部分の切断制御を開始する前にスリッタスコアラのオーダチェンジが完了するので、オーダチェンジ時間を算出する替わりに実測することにより、段ボールシート供給速度Vcと前記実測したオーダチェンジ時間との積としてP1P2の長さを算出することができる。
以上の、P1P2の長さとスリッタ2とカッタ4との距離との大小関係によるオーダチェンジ時間設定上の条件について図9により説明すると、(1)は前記オーダチェンジ時発生不良シート長P1P2の長さがスリッタスコアラ2とカッタ4との距離D1より大である場合を示し、P1P2部分の先頭切断予定点がカッタ4に到着する時点、即ちカッタ4がP1P2部分の切断制御を開始する時点、においてまだオーダチェンジが完了していないので、シート供給速度Vcと、オーダチェンジにおける各スリッタヘッドおよび各スコアラヘッドの移動距離から算出したオーダチェンジ時間との積をP1P2の長さの予測値として採用する必要がある。また、(2)は、P1P2の長さがD1より小である場合を示し、カッタ4がP1P2部分の切断制御を開始するまでに、オーダチェンジが完了しているので、P1P2の長さを、シート供給速度Vcとオーダチェンジの実測時間との積として算出できる。一方、通常のコルゲータラインにおいてはD1が2m前後であり、P1P2長さが0、5m〜3、0mとオーダチェンジ毎に変動しD1よりP1P2の長さが大である場合があり得ることと、P1P2の長さの算出予測値と実測値との間に精度上大差がないことを考慮すると、オーダチェンジの前にD1とP1P2の長さの算出予測値間の大小関係によってP1P2の長さについて算出予測値を採用するか実測値を採用するかを判断して決定するよりも、毎回のオーダチェンジにおいてP1P2の長さについて算出予測値を採用する方が制御上シンプルであり好ましい。
また、前述した実施形態では、上敷きシートの長さを旧オーダシートの長さLfと同一としたが、上敷きシートの長さは必ずしもLfと同一である必要はなく、良品シートの保護の目的を果たす範囲であればLfよりやや長いまたはやや短くても良い。同様に下敷きシートの長さについても、良品シートの保護の目的を果たす範囲であればLnよりやや長いまたはやや短くても良い。また、上敷きシートまたは下敷きシートが良品シートと誤認されて良品シート群に混入することを避けるために、上敷きシートまたは下敷きシートの長さをLfまたはLnより数十mm程度長いまたは短くする方法がある。
また、前述した実施形態では、コルゲートマシンにスリッタスコアラが1台のみ設置される場合について説明したが、スリッタスコアラが2台設置される場合においても、旧オーダ加工で2台のスリッタスコアラが同時に使われている場合や新オーダ加工で2台のスリッタスコアラが同時に使われている場合のオーダチェンジにおいては、オーダチェンジ時発生不良長が、段ボールシートの供給速度Vcとオーダチェンジに要する時間Tcとの積によって算出予測されるので、本実施形態のスリッタスコアラが1台のみ設置される場合と同様に、本発明の方法を適用することができる。
前述した実施形態ではシートの供給速度Vcを実測するとしたが、Vcを実測する替わりにVcを設定する設定値またはオーダチェンジ時のシート供給速度として予定している速度値をVcとして採用しても良い。
また、前述した実施形態では、各オーダのシートを別々のパレットにスタックするとしたが、1枚のパレット上に連続して2以上のオーダをスタックするいわゆる合積みの場合においても、各オーダの境界にオーダチェンジ発生不良シート部分を上敷きシートまたは下敷きシートとして切断したシートをスタックしても良い。
また、図5においてはシート供給速度Vcを測定後にVcを変更することを考慮していないが、図5のS3とS4の間にシート供給速度Vcの予備測定を行い、VcTcが予め定めた値より大きい場合に、VcTcが予め定めた値以下となるようにVcを低下させた後に、S4以下のオーダチェンジ不良シート処理を行うようにしても良い。この場合、S3とS4の間のVcの測定は、S5の時点までにVcを目標値まで低下させ得る時間分、S5より手前に行う必要がある。
また、図5におけるS2で、Tcを最小とする新オーダでのスリッタヘッドまたはスコアラヘッドの組合せの設定を行うとしなかったが、S2においてTcを最小とする新オーダでのスリッタヘッドまたはスコアラヘッドの組合せの設定を行った後にTcの算出を行っても良い。
以上本発明はこの様な実施形態に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々なる態様で実施し得る。
本発明の一実施形態としてのコルゲートマシンの概略構成図である。 本実施形態のスリッタスコアラのスリッタヘッドの配置を示す正面図である。 本実施形態のスリッタヘッドの側面図である。 本実施形態の制御装置のブロック図である。 本実施形態の制御装置において行われる不良シート処理を示すフローチャートである。 本実施形態でのオーダチェンジ時の加工を示す説明図である。 従来のコルゲートマシンの概略構成図である。 従来のコルゲートマシンによるオーダチェンジ時の加工を示す説明図である。 本実施形態でのオーダチェンジに要する時間の設定上の制約条件を示す説明図である。
符号の説明
1…段ボールシート 2…スリッタスコアラ
4…カッタ 6…ダイバータ
7…スタッカ 12…トリムダクト
20…速度センサ 35〜38…スリッタ刃
100…主制御装置 110…記憶部
112…加工データ記憶部
114…表記憶部

Claims (5)

  1. 供給ラインに沿って連続して供給される段ボールシートにスリッタスコアラで加工を行うとともに、前記段ボールシートを幅方向にカッタにより切断した後、前記カッタによって切断された段ボールシートをスタッカによってスタックするようにして、前記スリッタスコアラのオーダチェンジ時には、前記段ボールシートを供給しながら前記スリッタスコアラのスリッタヘッド又はスコアラヘッドを旧オーダの加工位置から新オーダの加工位置へ移動させ、前記スリッタスコアラのオーダチェンジの間に供給される前記段ボールシートから発生する不良シート部分を前記カッタにより切断する不良シート処理方法において、
    前記カッタが前記スリッタスコアラのオーダチェンジ時発生不良シート部分の切断制御を開始する時点より前に、前記スリッタスコアラのオーダチェンジに要する時間を、前記スリッタスコアラのオーダチェンジにおける前記各スリッタヘッド及び各スコアラヘッドの移動距離から算出し、さらに前記段ボールシートの供給速度と前記算出したスリッタスコアラのオーダチェンジに要する時間との積を算出して、前記算出した積を前記スリッタスコアラのオーダチェンジ時発生不良予測長とし、さらに前記スリッタスコアラのオーダチェンジ時発生不良予測部分の少なくとも一部を、前記スタッカにおいてスタックされる良品シートの保護用シートとして前記カッタにおいて切断する際の、切断長及び切断長に対応する枚数及び前記切断された不良シート部分のスタッカにおけるスタック順位置を設定した後、前記設定した切断長及び切断長に対応する枚数でカッタによって切断するとともに、前記カッタによって切断された前記良品シートの保護用シートをスタッカにおいて、前記設定したスタック順位置へスタックすることを特徴とする不良シート処理方法。
  2. スリッタスコアラのオーダチェンジ時発生不良長の算出予測のためのシート供給速度の測定時点より以前に、シート供給速度の予備測定を行い、前記予備測定によるシート供給速度と、別に算出したスリッタスコアラのオーダチェンジに要する時間との積が予め定めた値より大の場合は、前記積の値が前記予め定めた値に等しいかそれより小となるよう、前記シート供給速度を、前記スリッタスコアラのオーダチェンジ時発生不良長の算出予測のためのシート供給速度測定時点までに低下させることを特徴とする、請求項1記載の不良シート処理方法。
  3. 前記保護用シートが良品シートの下敷き用である場合には、前記不良シート部分のカッタによる切断における切断長は新オーダの切断長と略同一とし、そのスタッカにおけるスタック順位置は新オーダのスタックの最下段の直ぐ下であることを特徴とする、請求項1または請求項2記載の不良シート処理方法。
  4. 前記保護用シートが良品シートの上敷き用である場合には、前記不良シート部分のカッタによる切断における切断長は、旧オーダの切断長と略同一とし、そのスタッカにおけるスタック順位置は旧オーダのスタックの最上段の直ぐ上であることを特徴とする、請求項1または請求項2記載の不良シート処理方法。
  5. 前記保護用シートのカッタによる切断における切断長は、良品シートと保護用シートとを切断長によって目視にて識別できる程度に、良品シートの切断長より短いまたは長いことを特徴とする、請求項3または請求項4記載の不良シート処理方法。
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