JP2005131424A - パチンコ遊技機における遊技機枠の取付構造 - Google Patents

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敦詞 柏木
Takamichi Suzaku
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Abstract

【課題】 一側縁に設けられる上下一対の蝶着手段を介して内枠が外枠に対して前後に開閉可能となるように取付られたパチンコ遊技機における遊技機枠の取付構造において、内枠の着脱作業を容易化し、内枠の不用意な脱落を防止すること。
【解決手段】 下部蝶着装置52は、下部内枠ヒンジ64に設けた軸孔67を下部外枠ヒンジ65に設けた下支軸66に挿入することにより軸着し、上部蝶着装置51は、上部内枠ヒンジ53に設けた上支軸55を上部外枠ヒンジ54に設けた支軸係入溝58に水平方向にスライドさせ、支軸係入溝58を遮断する方向にスプリング61で付勢された扇形のロック部材59を回動させることにより、ロック部材59先端と前記支軸係入溝58の終端部で形成される空間に上支軸55を係支するようにした。
【選択図】 図3

Description

本発明は、パチンコ遊技機に関し、さらに詳しくは、パチンコ遊技機本体側部を構成する外枠と、その外枠の前面部に蝶着手段を介して開閉可能に取付けられる内枠との取付構造に関するものである。
パチンコ遊技機を遊技機ホールに設置するに際しては、まず初めに、ホールに設置される島の各取付台に外枠を固定し、次いで、遊技盤を始めとするパチンコ遊技機を構成する主要部品類が取り付けられた内枠を、内枠と外枠の一側縁の上下部に設けられた各一対の蝶着手段を介して、前後に開閉自在となるように外枠に軸着することによって行われる。
そして、保守作業や整備点検作業の際には、取付台に固定された外枠から、内枠を上記蝶着手段を介して回動させながら前方に引き出し、内枠の背面を露出させることによって、内枠背面及び取付台内部に設置された部品類の整備、点検、保守、交換等の作業が行われる。また、パチンコ遊技機の入れ替え等、必要な場合には、内枠を開放した状態の時に、蝶着手段に備えられている支軸の軸着をはずし、外枠から内枠を取り外せるようにもなっている。
上述のように、パチンコ遊技機における遊技機枠の取付構造は、内枠が前後に開閉自在となるように外枠に軸着されると同時に、必要に応じて、外枠からの内枠の着脱が自在に行えるものであることが必要である。このような機能を備えたパチンコ遊技機の取付構造としては、例えば、図8に示すようなものが公知である。
図8(a)において、方形状の外枠11の一側縁上部に、上部外枠ヒンジ73がねじ止めにより取付けられ、また、下方部には、下部外枠ヒンジ83が、やはりねじ止めにより取付けられる。そして、上部外枠ヒンジ73の張り出し部には、上軸孔76が設けられ、また、下部外枠ヒンジ83には、下支軸85が突設される。
また、図8(b)において、前記外枠11の前面に開閉可能に取付けられる内枠12の一側縁には、同じく上部内枠ヒンジ74と下部内枠ヒンジ84とが設けられ、上部内枠ヒンジ74には、前記上軸孔76に挿入される上支軸75が設けられる一方、下部内枠ヒンジ84には、前記下支軸85を軸着するための下軸孔86が設けられている。
そして、外枠11に内枠12を取付ける場合には、内枠12の上部内枠ヒンジ74に設けられる上支軸75を外枠11の上部外枠ヒンジ73に設けられる上軸孔76に合わせ、また、内枠12の下部内枠ヒンジ84に設けられる下軸孔86に外枠11の下部外枠ヒンジ83に設けられる下支軸85を合わせ、上下の各支軸75、85及び各軸孔76、86を見ながら、上下の各支軸75、85を同時に各軸孔76、86に挿入することにより行われていた。
しかしながら、上下の各支軸75、85及び各軸孔76、86を見ながら組付作業をするのは困難であり、しかも、内枠12には、図8(b)に示すように、各種の部品類が装着されており、その重量が10kgを越えるものであるため、かなりの重労働であり、内枠12の着脱作業には、時間がかかっていた。
そこで、上述の問題を解決するために、上下一対の蝶着装置の内、下側を支軸と軸孔からなる従来通りの構成とし、上側をロック部材を用いて支軸を係止する構成とした各種の遊技機枠の取付構造が種々提案されている。例えば、特開平8−215395号公報には、上部外枠ヒンジ(上固定部材)先端に遊技者側に向かって開口するU字型の受入溝を設け、さらに、その上部外枠ヒンジ(上固定部材)の受入溝の上面には、上支軸を軸着できる軸孔を有し、かつ上下方向に弾性変形可能な薄板状の弾着部材を設けたパチンコ機の蝶着装置が開示されている。
この公報に開示された蝶着装置は、下部外枠ヒンジ(下固定部材)に設けた下支軸を下部内枠ヒンジ(下回動部材)に設けた軸孔に挿入した後、上部内枠ヒンジ(上回動部材)に設けた上支軸を前記U字型の受入溝に沿ってスライドさせながら、上支軸先端で弾着部材を上方向に弾性変形させる。そして、上支軸が軸孔の位置まで達っしたところで、弾性力によって弾着部材が元の位置に復元し、上支軸が弾着部材に設けられた軸孔に挿入されることによって、軸着が行われるようになっている。
また、特開平8−215394号公報には、上述の弾着部材に加え、さらに、曲線状の係合溝、上支軸の脱落を防止するための係止爪、ロックピンを挿入するための誘導溝、ガイドピンを挿入するためのガイド長孔、スプリング等を備えた回動自在の円盤状のロック部材を、上部外枠ヒンジ(上部固定部材)の下面に取付けたパチンコ機の蝶着装置が開示されている。
この公報に開示される蝶着装置は、上部内枠ヒンジ(上回動部材)に設けられた上支軸を、上述と同様の方法により上部外枠ヒンジ(上固定部材)の上面に設けた弾着部材の軸孔に挿入するとともに、円盤状のロック部材を回転させて、ロック部材の係止爪で上支軸を係止するようになっている。
さらに、特開平9−47555号公報には、U字型の軸承部を設けた軸受補助部材と、前記軸承部を閉塞するための閉塞壁部、上支軸の案内となる側壁部、上支軸の軸着を解除するためのレバー、ストッパーピンを挿入するための弧状の溝、スプリング等を備えたロック部材とを、上部外枠ヒンジ(上部蝶着部)下面に取付けたパチンコ機の蝶着装置が開示されている。
この公報に開示される蝶着装置は、前記軸承部の先端と前記ロック部材の側壁部で構成される軸係入口に上支軸を挿入し、前記ロック部材の側壁部に沿って前記上支軸をスライドさせることによりロック部材を回転させて軸承部の閉塞壁部を露出させる。そして、この閉塞壁部に上支軸が挿入されると、ロック部材が上支軸から外れ、ロック部材に設けられたスプリングの作用で、ロック部材が前記閉塞壁部を閉じる方向に回動することにより、上支軸が係支されるようになっている。
特開平8−215395号公報 特開平8−215394号公報 特開平9−47555号公報
しかしながら、最初の特開平8−215395号公報に開示された蝶着装置では、上部内枠ヒンジ(上回動部材)に備えられた上支軸を、薄片状の弾着部材で軸着するのみであるので、U字型の受入溝方向に無理な力が作用すると、上支軸が弾着部材に設けられた軸孔から容易に離脱し、危険であるという問題があった。
また、2番目の特開平8−215394号公報に開示された蝶着装置では、弾着部材に加えてロック部材を設けているため、上述の問題は回避できる。しかし、係止爪、誘導溝等を備えた円盤状のロック部材は、形状が複雑であり、また、部品点数も増えるため、比較的大きなスペースを要し、コストアップにもつながるという問題があった。
さらに、3番目の特開平9−47555号公報に開示された蝶着装置もまた、U字型の軸承部を設けた軸受補助部材と、閉塞壁部、側壁部、レバー等を備えた複雑な形状のロック部材とを構成要素とするため、形状が複雑である等、上記の蝶着装置と同様の問題があった。
本発明が解決しようとする課題は、簡単な構成で内枠を簡便に着脱でき、無理な力がかかっても容易に軸着が外れることがなく、しかも省スペース化、低コスト化が可能なパチンコ遊技機における遊技機枠の取付構造を提供することにある。
この課題を解決するために、本発明に係るパチンコ遊技機における遊技機枠の取付構造は、パチンコ遊技機における遊技機本体側部を構成する外枠(11)と、該外枠(11)の前面部に開閉可能に取付けられる内枠(12)とが一側縁に設けられた上下一対の蝶着手段を介して取付けられたものであって、一方の蝶着手段(52)は、内枠(12)と外枠(11)のいずれか一方に支軸(66)を設けると共に、他方には該支軸(66)を挿抜自在に軸着するための軸孔(67)を備え、他方の蝶着手段(51)は、内枠(12)と外枠(11)のいずれか一方に設けられた支軸(55)を備えると共に、他方には突出部(56)と、該支軸(55)を挟入可能な縁部に開口を有し該突出部(56)に形成された支軸係入溝(58)と、該支軸係入溝(58)に挟入された前記支軸(55)を着脱自在に係支するためのロック部材(59)と、前記支軸(55)の離脱方向と一致しない方向に前記ロック部材(59)を付勢する付勢手段(61)と、を備え、内枠(12)と外枠(11)のいずれか前記一方には、前記突出部(56)を受け入れるための受入溝(62)が設けられていることを要旨とするものである。
上記構成を有するパチンコ遊技機における遊技機枠の取付構造によれば、外枠に内枠を取付ける場合には、まず、「一方の蝶着手段」に備えられた支軸を軸孔に挿入することによって軸着し、次いで、「他方の蝶着手段」に備えられた支軸を支軸係入溝の開口から終端部に向けて水平方向にスライドさせ、前記支軸の離脱方向と一致しない方向に付勢されたロック部材により支軸を係支することにより行われる。
また、外枠から内枠を取り外す場合には、まず、「他方の軸着手段」に備えられたロック部材による係支を手で解除して、支軸をフリーの状態とし、支軸を支軸係入溝の開口部に向かって水平方向にスライドさせることにより支軸を支軸係入溝から離脱させ、次いで、「一方の軸着手段」に備えられた支軸を軸孔から抜き取ることにより、内枠が外枠から取り外されるものである。これにより内枠の着脱作業を容易に行うことが可能となる。
ここで、内枠及び外枠の上下に設けられた各一対の蝶着手段の内、いずれをロック部材を備えた蝶着手段としてもよく、また、外枠と内枠の内、いずれに支軸を設ける構成をとっても同様の効果が得らる。支軸係入溝は、支軸が挿入可能であれば足り、その形状は、直線状でも曲線状でもよく、また、支軸係入溝の設置方向は、盤面と垂直方向でも水平方向でもよい。さらに、ロック部材の付勢方向は、支軸を支軸係入溝から離脱させる方向と一致しない方向であればよく、特に限定されるものではない。
本発明に係るパチンコ機の蝶着装置によれば、一方の蝶着装置の支軸を軸孔に挿入した後、他方の蝶着装置の支軸を支軸係入溝に沿ってスライドさせ、付勢手段を設けたロック部材により係支するだけでよいので、内枠の着脱作業が容易化され、着脱時間を短縮することができる。また、内枠と外枠のいずれか一方には、前記突出部を受け入れるための受入溝が設けられているので他方の蝶着手段を係止する際、突出部が内枠と外枠のいずれか他方に当たらないようにできる。
以下、本発明の好適な一実施の形態を図面を参照して説明する。図1は、パチンコ遊技機の正面図、図2は、その外観斜視図を示したものである。パチンコ遊技機10は、パチンコ遊技機における遊技機本体側部を構成する外枠11と、該外枠の前面部に開閉可能に取付られる内枠12とを備え、その内枠12の額縁状に形成された開口内周縁には、金枠13が嵌められると共に、その金枠13には、遊技盤14の前面を覆うガラス扉15が開閉可能に設けられる。
そして、ガラス扉15の下方位置には、打球発射装置に供給される遊技玉を貯留するための受け皿(上受け皿)16が取り付けられ、さらにその下方には、商品球の排出時に上受け皿16から溢れた玉を貯留するための玉受け皿(下受け皿)17が設けられている。なお、上受け皿16に設けられる玉抜けボタン18の操作により、上受け皿16内の遊技球が下受け皿17に向けて抜き落とされる。
下受け皿17の図中右側位置には、遊技球を遊技盤14面に向けて弾発発射する発射レバー20が設けられ、この発射レバー20には、遊技球を一球毎に発射するための単発スイッチ21が備えられる。発射レバー20の回動操作する量に応じて、遊技球を遊技盤14面に向けて弾発発射する程度が調整されると共に、所定回動位置の検出により発射電源が投入されるようになっている。
前記内枠12の上辺縁から図中右側辺縁には、合成樹脂製のレンズ体で構成される枠トップ飾り23が設けられ、この枠トップ飾り23の内部には、枠飾りランプ24、24、・・・や、前記ガラス扉15開閉用の鍵穴25の周囲を飾る鍵飾りランプ26が設けられている。
パチンコ遊技機10の一側には、プリペイドカードによる玉貸機(以下、「プリペイドカードユニット」と称する)30が設置される。このプリペイドカードユニット30は、1台の遊技機に1台づつ設置される。このプリペイドカードユニット30の設置に対応して、パチンコ遊技機10の前記上受け皿16には、プリペイドカードによる遊技球の貸し出し操作を行うための玉貸し操作部31が設けられ、この玉貸し操作部31には、プリペイドカードによる玉貸し出しを操作する玉貸し出しボタン32、その玉貸し出しの可能状態を示す玉貸し出しボタンランプ33、プリペイドカードを排出させるカード返却ボタン34、プリペイドカードの残高表示、及びエラー表示を行う度数表示部35等が備えられている。
プリペイドカードの使用に際しては、プリペイドカードユニット30に備えられるカード利用可表示ランプ36の点灯中にカード挿入口37にプリペイドカードを挿入し、金額設定ボタン38を操作することにより、貸出金額(100円、200円、300円、500円等)を選択することができる。前記上受け皿16に備えられる玉貸し操作部31の玉貸し出しボタン32を操作することにより、予め選択された金額の球技球が貸し出されることになる。
前記内枠12の前面に設けられる遊技盤14は、遊技盤に装着された金属製の内レール41、打球槌により打球発射位置より弾発発射された遊技球を盤面に向けて誘導するための外レール42、打球位置及び発射レールより転動し遊技盤面に至った球の跳ね返り作用により再び打球が発射レールや打球位置に戻ることを防止するファール止43、打球位置より転動してきた過大な飛送力を有する球を遊技盤右上部において衝撃を吸収しつつ停止阻止し、遊技盤面下に向けて落下させる返しゴム44等によりその周囲が構成され、その内側に遊技領域が形成される。
(実施例1)
図3は、本発明に係るパチンコ機の蝶着装置の概略斜視図を示したものである。図3において、外枠11及び内枠12の左側上下部には、それぞれ、一対の上部蝶着装置51と下部蝶着装置52が設けられている。上部蝶着装置51は、上部内枠ヒンジ53と上部外枠ヒンジ54とからなっており、上部内枠ヒンジ53には、カシメ等の加工により、上支軸55が下向きに設けられている。また、上部内枠ヒンジ53先端の横幅は、内枠12を取り外す際に後述のロック部材59を指で回動できるよう、上部外枠ヒンジ54の横幅より狭くし、ロック部材59が設けられた後述の突出部56の面68(以下、「解放操作面68」という)の一部を外部に露出させるようにしている。
また、上部外枠ヒンジ54は、図4にその詳細を示すように、その断面がほぼS字となるように折り曲げられ、上部外枠ヒンジ54の前面には、上部外枠ヒンジ54の上面より低い位置に、盤面から遊技者側に向かって水平方向に突出させた突出部56が設けられている。突出部56の周囲は、突出部56の補強のために、その周囲を折り曲げた立ち上がり部57が形成されている。突出部56には、また、直線状の支軸係入溝58が、盤面の中央から左側面方向に向かって盤面に対して平行に設けられている。
支軸係入溝58は、上支軸55をスライドさせる案内溝であるとともに、その終端部で上支軸55を係支するための機能をも有するものである。そのため、支軸係入溝58の幅は、上支軸55をスムーズにスライドできるよう、上支軸55の径よりわずかに大きくしてある。なお、支軸係入溝58の長さは、ロック部材59の大きさ、突出部56の強度等を考慮して、適宜選択すればよい。
支軸係入溝58の開口部付近には、上支軸55の立設方向と垂直な面上に回動自在となるように、ロック部材59が設けられている。ロック部材59は、扇形をしており、その扇形の中心がシャフト60によって軸着されている。また、ロック部材59は、扇形の直線状部分が支軸係入溝58を斜め方向に横切るように配置されている。
さらに、ロック部材59には、常に、ロック部材59が支軸係入溝58を閉鎖する方向(図4の白矢印方向)に付勢されるよう、スプリング61が設けられている。そして、ロック部材59は、支軸係入溝58の終端部とロック部材59の弧状部分によって形成される空間に上支軸55を係支できるような位置に配置されている。
なお、本実施例では、上部内枠ヒンジ53に下向きの上支軸55を設け、上部外枠ヒンジ54に設けた突出部56の解放操作面68を上部内枠ヒンジ53により上から覆う構成としているので、上部蝶着装置51を係支する際、突出部56が内枠12に当たらないよう、突出部56を受け入れるための、受入溝62が内枠12の左上端に設けられている。
下部蝶着装置52は、下部外枠ヒンジ65と下部内枠ヒンジ64とからなっている。下部外枠ヒンジ65には、カシメ等の加工により、下支軸66が上向きに立設されている。また、下部内枠ヒンジ64には、下支軸66を軸着するための軸孔67が設けられている。軸孔67は、下支軸66を軸着できるとともに、上部蝶着装置51の軸着を外す際には、内枠12を下支軸66を中心として上支軸55が支軸係入溝58からはずれる位置まで回転可能となっている必要がある。そのため、軸孔67の内径は、下支軸66の外径よりやや大きめの値としている。
次に、上記構成を有するパチンコ遊技機における遊技機枠の着脱方法について説明する。ホールに設置されている取り付け台に固定された外枠11に内枠12を取り付ける場合には、まず、下部内枠ヒンジ64に設けられた軸孔67を、下部外枠ヒンジ65に上向きに立設した下支軸66に挿入することにより、下部蝶着装置52の軸着が行われる。
これにより、内枠12の荷重が下部外枠ヒンジ65によって支えられるので、以後の作業が容易となる。また、この時、軸孔67の内径は、下支軸66の外径よりやや大きめとしており、内枠12が下支軸66を支点として右側にやや回転させた状態で軸着することができるように構成されているので、上部外枠ヒンジ54に設けられた突出部56の干渉を受けることなく、下部蝶着装置52の取付け作業を行うことができる。
次いで、上部内枠ヒンジ53に設けられた上支軸55を、上部外枠ヒンジ54に設けられた支軸係入溝58の開口部分に臨ませ、上支軸55を支軸係入溝58の終端部に向かって水平方向にスライドさせる。上支軸55を支軸係入溝58に沿ってスライドさせていくと、上支軸53は、支軸係入溝58を斜め方向に横切るように設けられた扇形のロック部材59の直線状部分に当たる。
ロック部材59には、スプリング61が取り付けられ、図4の白矢印方向に付勢されているが、上支軸55を強制的に支軸係入溝58の終端部に向かって押し込むと、上支軸55に押されて、ロック部材59が、スプリング61の弾性力に抗して図4の黒矢印方向に回動する。そして、上支軸55が支軸係入溝58の終端部に達したところで、ロック部材59が上支軸55からはずれ、ロック部材59に取り付けられたスプリング61の作用により、再び図4の白矢印方向に回動して、支軸係入溝58の終端部とロック部材59の先端部で形成される空間に上支軸55が係支される。
図5は、係支後の上部蝶着装置51を正面から見た部分断面図であり、上部内枠ヒンジ53に設けられた上支軸55が、上部外枠ヒンジ54の突出部56に設けられた支軸係入溝58と、シャフト60によって軸着されたロック部材59によって係支され、かつ、上部外枠ヒンジ54の突出部56が内枠12に設けられた受入溝62に挿入されていると供に、上部外枠ヒンジ54の横幅より狭い横幅を有する上部内枠ヒンジ53の右側より、解放操作面68の一部が外部に露出している状態を示す。
一方、外枠11から内枠12を取り外す場合には、まず、上部軸着装置51を構成する上部外枠ヒンジ54に設けられたロック部材59を手で回動させて保持することにより、ロック部材59により遮蔽されていた支軸係入溝58を開放する。そして、上支軸55を支軸係入溝58の開口部に向かって水平方向にスライドさせれば、上部蝶着装置51の係支を外すことができる。次いで、下部蝶着装置52を構成する下部内枠ヒンジ64に設けられた軸孔67を、下部外枠ヒンジ65に設けられた下支軸66から抜き取れば、内枠12を外枠11から取り外すことができる。
以上のように、本発明に係るパチンコ遊技機における遊技機枠の取付構造によれば、極めて単純な構造のロック部材を用いて、内枠を容易に着脱することができる。しかも、ロック部材は、上支軸の立設方向と垂直な面上でのみ回動可能であるので、内枠に無理な力がかかっても、内枠が不用意にはずれることはない。また、構造が極めて単純であるため、省スペース化、低コスト化を図ることができる。
なお、本発明は、上記の実施の形態に何ら限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で、種々の改変が可能である。例えば、上記実施の形態では、下部内枠ヒンジに設けた軸孔に下部外枠ヒンジに上向きに設けた下支軸を下から挿入する構成となっているが、下部外枠ヒンジに設けた軸孔に下部内枠ヒンジに下向きに設けた下支軸を上から挿入する構成としても、同様の効果が得られる。
また、上記実施の形態では、下部蝶着装置を支軸と軸孔で構成し、上部蝶着装置をロック部材を用いた回動方式としているが、上部蝶着装置を下向きの上支軸を設けた上部内枠ヒンジと軸孔を設けた上部外枠ヒンジとで構成し、下部蝶着装置をロック部材を用いた回動方式としてもよい。このように構成すれば、上部外枠ヒンジに設けた軸孔に、上部内枠ヒンジに下向きに設けた支軸を上から挿入することによって、上部蝶着装置を軸着するとともに、内枠の荷重を上部外枠ヒンジで支えることができ、その後に、下部蝶着装置に設けた下支軸を支軸係入溝に沿ってスライドさせ、ロック部材により係支すれば、内枠の取付作業を容易に行うことができる。
さらに、上記実施の形態では、上部蝶着装置のみをロック部材を用いた回動方式としているが、上下双方の蝶着装置をロック部材を用いた回動方式とすれば、下支軸を軸孔に挿入する作業が不要となるので、さらに内枠の着脱作業が容易になる。
また、上記の実施の形態では、上支軸と支軸係入溝との係入状態を側方から視認するため、支軸係入溝と反対側に位置する立ち上がり部の一部を除去して開放面を設けているが、上部外枠ヒンジの解放操作面を上から覆う上部内枠ヒンジに、切り込み、孔等を設け、上側又は斜め方向から上支軸と支軸係入溝の係入状態が視認できるように構成してもよい。
さらにまた、上記の実施の形態では、支軸係入溝を盤面に対して平行に設けているが、盤面に対して垂直に設けても上記の実施の形態と同様の効果が得られ、上記実施の形態に何ら限定されるものではない。
パチンコ遊技機の正面図である。 図1の外観斜視図である。 本発明の一実施の形態に係るパチンコ遊技機における遊技機枠の取付構造の斜視図である。 図4(a)は、図3における上部外枠ヒンジの拡大平面図であり、図4(b)は、上部外枠ヒンジの拡大側面図である。 軸着後の上部蝶着装置を正面から見た部分断面図である。 従来のパチンコ遊技機における遊技機枠の取付構造を示す斜視図である。
符号の説明
11 外枠
12 内枠
51 上部蝶着装置
52 下部蝶着装置
53 上部内枠ヒンジ
54 上部外枠ヒンジ
55 上支軸
56 突出部
57 立ち上がり部
58 支軸係入溝
59 ロック部材
60 シャフト
61 スプリング
62 受入溝
64 下部内枠ヒンジ
65 下部外枠ヒンジ
66 下支軸
67 軸孔

Claims (1)

  1. パチンコ遊技機における遊技機本体側部を構成する外枠(11)と、該外枠(11)の前面部に開閉可能に取付けられる内枠(12)とが一側縁に設けられた上下一対の蝶着手段を介して取付けられたものであって、一方の蝶着手段(52)は、内枠(12)と外枠(11)のいずれか一方に支軸(66)を設けると共に、他方には該支軸(66)を挿抜自在に軸着するための軸孔(67)を備え、
    他方の蝶着手段(51)は、内枠(12)と外枠(11)のいずれか一方に設けられた支軸(55)を備えると共に、他方には突出部(56)と、該支軸(55)を挟入可能な縁部に開口を有し該突出部(56)に形成された支軸係入溝(58)と、該支軸係入溝(58)に挟入された前記支軸(55)を着脱自在に係支するためのロック部材(59)と、前記支軸(55)の離脱方向と一致しない方向に前記ロック部材(59)を付勢する付勢手段(61)と、を備え、
    内枠(12)と外枠(11)のいずれか前記一方には、前記突出部(56)を受け入れるための受入溝(62)が設けられていることを特徴とするパチンコ遊技機における遊技機枠の取付構造。
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