JP2005131092A - 便座ユニット - Google Patents
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Abstract
【課題】シール性を確保しながら容易に組立可能であり、またリサイクル時には分離可能な構成した便座ユニットを提供することを目的とする。
【解決手段】便座上部1と便座下部2により構成される便座ユニットにおいて、便座上部1と便座下部2の間に弾性材料3を配設した構成としたものである。これによって、便座ユニットのシール性を確保しながら容易に組立可能であり、またリサイクル時には分離可能な構成とすることができる。
【選択図】図1
【解決手段】便座上部1と便座下部2により構成される便座ユニットにおいて、便座上部1と便座下部2の間に弾性材料3を配設した構成としたものである。これによって、便座ユニットのシール性を確保しながら容易に組立可能であり、またリサイクル時には分離可能な構成とすることができる。
【選択図】図1
Description
本発明は便座上部と便座下部により構成される便座ユニットに関するものである。
従来、便座ユニットは便座上部と便座下部からなり、便座上部と便座下部を超音波や低周波を利用した振動溶着にて一体に構成していた(例えば、特許文献1参照)。
特開平10−165331号公報
しかしながら、このような従来の構成では、溶着のための大掛かりな設備が必要となり、初期の設備投資等のコストが非常にかかる。また、一度溶着にて便座の上下を接合すると、暖房便座のようにヒータが配設されている場合は、樹脂以外の異部品(例えば、金属のヒータ線、アルミシート)があるため、リサイクルする上で分離しにくいという課題を有していた。
本発明は、前記従来の課題を解決するもので、容易に組立可能であり、またリサイクル時には分離可能な構成とした便座ユニットを提供することを目的とする。
前記従来の課題を解決するために、本発明の便座ユニットは、便座上部と便座下部の間に弾性材料を配設した構成としたものである。
これによって、便座ユニットのシール性を確保しながら容易に組立可能であり、またリサイクル時には分離可能な構成とすることができる。
本発明の便座ユニットは、容易に組立可能であり、またリサイクル時には分離可能な構成とすることができる。
第1の発明は、便座上部と便座下部の間に弾性材料を配設した便座としたことにより、便座ユニットのシール性を確保しながら容易に組立可能であり、またリサイクル時には分離可能な構成とすることができる。
第2の発明は、特に、第1の発明における弾性材料をU字またはV字断面にしたことにより、弾性材料の配置を容易にし、作業効率を向上するとともにシール性も向上することができる。
第3の発明は、特に、第1の発明における弾性材料の上下面に両面テープを配設したことにより、便座ユニットのシール性を確保しつつ組立を容易にし、また分解も可能にすることができる。
第4の発明は、特に、第1の発明における弾性材料を便座ユニットの内部の上面または下面を覆うシートとしたことにより、便座の内周側配設と外周配設の二つの作業をひとつにして作業効率を向上することができる。また、便座上側の内部に配設する場合、暖房用のヒータを配設しているものについては、弾性材料が断熱の役目をし、省エネに貢献することができる。
第5の発明は、特に、第1〜第4のいずれか1つの発明における弾性材料にはシリコンを用いたことにより、シール性をさらに向上することができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1〜図3は本発明の実施の形態1における便座ユニットを示すものである。
図1〜図3は本発明の実施の形態1における便座ユニットを示すものである。
図に示すように、便座ユニットは、便座上部1と、便座下部2により構成され、両者間には弾性材料3を配設している。また、便座上部1内部にはヒータ4が配設されている。そして、便座ユニットは、図3に示すような構成とし、温水衛生洗浄装置を構成している。
以上のように構成された便座ユニットにおいて、暖房便座の場合には、まず便座上部1の内側にヒータ4を貼り付ける。ヒータ4はヒータ線4aを両面テープ付きアルミシート4bに溶着したものである。便座上部1と便座下部2の嵌合部分には弾性材料3を位置決めするための段差1a、2aを設けてある。このどちらか一方の段差1a、2aに弾性材料3をセットする。暖房便座の場合はヒータ4を貼り付けた便座上部1にセットする。ヒータ4を便座上部1の内側に貼り付ける場合、便座上部1を裏返して内側を上にして置、ヒータ4をセットする。そのままの状態で弾性材料3を配置する。次に、便座下部2をその上に合わせてツメ5とネジ6で便座上部1と便座下部2を結合し、固定する。
この構成により、便座ユニットのシール性を確保しながら容易に組立可能であり、また分解を容易にすることができる。すなわち、溶着機等の設備を必要とすることなく、便座上部1と便座下部2の間に弾性材料3を配設して、ツメ5とネジ6で上下を結合することにより、容易に便座ユニットを形成することができる。また弾性材料3を挟み込んでいるため、便座上部1と便座下部2の隙間を埋めることにより、内部への異物浸入を防ぐことが可能となる。リサイクル時にはまずネジ6を外し、便座上部1と便座下部2の隙間よりこじ開けることによりツメ5を外して、便座上部1と便座下部2と分離することができ、ヒータ4を便座上部1から剥がし取ることが可能となり、便座内部の部品と便座本体の部品とを分離することが容易となるものである。
(実施の形態2)
図4、図5は本発明の実施の形態2における便座ユニットを示すものである。
図4、図5は本発明の実施の形態2における便座ユニットを示すものである。
本実施の形態においては、便座上部1の嵌合部分は凹断面形状にし、便座下部2にはその便座上部の凹溝にはまり込む凸断面形状をもった構成としている。なお、凹と凸の形状は便座上下が逆になっても構わない。
図4においては、U字断面もしくはV字断面の弾性材料3を便座上部1の凹のリブ1bにはめ込む。図5においては、便座下部2の凸部のリブ2bにU字断面もしくはV字断面の弾性材料3をはめ込み、便座上部1と便座下部2を組み立てる。このことにより、弾性材料3の配置を容易にし、作業効率を向上するとともにシール性も向上することができる。
(実施の形態3)
次に、本発明の実施の形態3における便座ユニットについて、図1、図2により説明する。
次に、本発明の実施の形態3における便座ユニットについて、図1、図2により説明する。
本実施の形態においては、弾性材料3の上下面に、両面テープを配設し、便座上部1と便座下部2のリブ1b、2bをガイドとして片側に貼り付ける。便座上部1と便座下部2とを組み立てる際に、もう一方の片側に貼り付くことになる。なお、リブ1b、2bは両面テープを貼るためのガイドの役目をするため、便座上部1か便座下部2の少なくてもどちらか一方にあれば十分である。このように便座上部1と便座下部2の間に両面テープを配設したことにより、便座ユニットのシール性を確保しつつ組立を容易にし、また分解も可能にすることができる。
(実施の形態4)
図6は本発明の実施の形態4における便座ユニットを示すものである。
図6は本発明の実施の形態4における便座ユニットを示すものである。
本実施の形態においては、弾性材料3は便座ユニットの内部の上面または下面を覆うシートとしたものである。これにより、便座の内周側配設と外周配設の二つの作業をひとつにして作業効率を向上することができる。
また、便座上部1の内部に配設する場合、暖房用のヒータ4を配設しているものについては、弾性材料3が断熱の役目をし、省エネに貢献することができる。
(実施の形態5)
本発明の実施の形態5における便座ユニットは、弾性材料3として、シリコンを用いたものである。
本発明の実施の形態5における便座ユニットは、弾性材料3として、シリコンを用いたものである。
これにより、便座ユニットのシール性がさらに向上するものであり、極めて実用的なものとすることができる。
以上のように、本発明にかかる便座ユニットは、容易に組立可能であり、またリサイクル時には分離可能な構成とすることができるものであり、衛生洗浄装置として有用なものである。
1 便座上部
2 便座下部
3 弾性材料
4 ヒータ
2 便座下部
3 弾性材料
4 ヒータ
Claims (5)
- 便座上部と便座下部の間に弾性材料を配設した便座ユニット。
- 弾性材料はU字またはV字断面にした請求項1に記載の便座ユニット。
- 弾性材料の上下面に両面テープを配設した請求項1に記載の便座ユニット。
- 弾性材料は便座ユニットの内部の上面または下面を覆うシートとした請求項1に記載の便座ユニット。
- 弾性材料にはシリコンを用いた請求項1〜3のいずれか1項に記載の便座ユニット。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003370390A JP2005131092A (ja) | 2003-10-30 | 2003-10-30 | 便座ユニット |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2003370390A JP2005131092A (ja) | 2003-10-30 | 2003-10-30 | 便座ユニット |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2005131092A true JP2005131092A (ja) | 2005-05-26 |
Family
ID=34647415
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2003370390A Withdrawn JP2005131092A (ja) | 2003-10-30 | 2003-10-30 | 便座ユニット |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2005131092A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101295076B1 (ko) * | 2011-06-16 | 2013-08-08 | 주식회사 콜러노비타 | 비데의 난방변좌 제조방법 |
KR101294773B1 (ko) | 2011-06-16 | 2013-08-08 | 주식회사 콜러노비타 | 비데의 난방변좌 |
JP2015181698A (ja) * | 2014-03-24 | 2015-10-22 | Toto株式会社 | 便座及びその製造方法 |
-
2003
- 2003-10-30 JP JP2003370390A patent/JP2005131092A/ja not_active Withdrawn
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