JP2005130887A - 電気掃除機 - Google Patents

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聡 西川
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Abstract

【課題】 吸込口体の大型化を抑えつつ、収納スペースに応じた電気掃除機の縦置き収納を容易にする。
【解決手段】 吸込口体と手元ハンドル部とを連結する継ぎ手管2を、第1の分割管11と第2の分割管12とで構成する。第1の分割管11は、手元ハンドル部と連結され、第2の分割管12は、第1の分割管11と吸込口体とを連結する。このような継ぎ手管2に、回転駆動部15を設ける。回転駆動部15は、継ぎ手管2の中心軸を中心とする手元ハンドル部の回転動作に連動して、第1の分割管11を第2の分割管12に対して相対的に回転させるものであり、突出部16と、この突出部16が嵌る溝部17とを有して構成される。突出部16は、第1の分割管11と第2の分割管12とのうちの一方の分割管に設けられ、溝部17は、他方の分割管の周方向に形成される。
【選択図】 図1

Description

本発明は、空気を吸引する吸込口体と、上記吸込口体を操作するための手元ハンドル部とが、継ぎ手管を介して連結された電気掃除機に関するものである。
従来の電気掃除機として、例えば特許文献1に開示されたものがある。この電気掃除機では、吸込口体に回転機構と屈曲機構とを設けている。回転機構とは、手元ハンドル部と吸込口体とを連結する継ぎ手管の中心軸を中心とする手元ハンドル部の回転(捻る)動作に伴って、継ぎ手管を吸込口体に対して回転させる機構である。また、屈曲機構とは、手元ハンドル部の上下動に伴って、吸込口体を支点として継ぎ手管を回動させることにより、吸込口体と継ぎ手管とを屈曲させる機構である。
このような回転機構および屈曲機構を吸込口体に設けていることにより、手元ハンドル部を左右に回転させたり、上下動させることで、吸込口体を床面に対して広範囲に回動させることが可能となり、使用性の向上が図られている。
特開2001−95733号公報
ところが、特許文献1の構成では、回転機構および屈曲機構を両方とも吸込口体に設けているので、構造が複雑化し、吸込口体が大型化する。その結果、狭いスペースに吸込口体を突っ込んで掃除を行うことができないという問題が生ずる。
また、継ぎ手管には、通常、縦置き収納用のフックが設けられており、このフックを掃除機本体に係止させることで、電気掃除機が縦置き収納される。この場合、回転機構を有する吸込口体は、このフックよりも下方に位置するため、この状態で手元ハンドル部を回転させようとしても、その回転がフックにて妨げられるため、手元ハンドル部を回転させることはできない。その結果、狭い収納スペースでは、電気掃除機を縦置き収納することが困難であるという問題も生ずる。
本発明は、上記の問題点を解決するためになされたものであって、その目的は、吸込口体の大型化を抑えつつ、収納スペースに応じた縦置き収納が容易となる電気掃除機を提供することにある。
本発明においては、吸込口体と手元ハンドル部とを連結する継ぎ手管が、第1の分割管と、第2の分割管とで構成されている。第1の分割管は、手元ハンドル部と連結されるものであり、第2の分割管は、第1の分割管と吸込口体との間に位置するものである。
ここで、本発明では、上記の継ぎ手管は、回転駆動部を有している。この回転駆動部としては、例えば、第1の分割管と第2の分割管とのうちの一方の分割管の内面または外面に突出部を設け、他方の分割管の外面または内面に溝部を周方向に形成することで実現可能である。突出部が溝部に嵌るように第1の分割管と第2の分割管とを連結すれば、突出部が溝部に沿って分割管の周方向に移動可能となり、第1の分割管が第2の分割管に対して相対的に回転可能となる。したがって、手元ハンドル部を継ぎ手管の中心軸を中心に回転させた場合には、その回転動作に連動して第1の分割管が第2の分割管に対して相対的に回転するようになる。
このように、本発明では、手元ハンドル部を回転させるための機構(回転駆動部)を、従来のように吸込口体ではなく、継ぎ手管に設けているので、吸込口体に例えば継ぎ手管を回動させる機構(屈曲機構)を形成するとしても、それに回転機構を併せて形成しなくても済む分、吸込口体の構成を簡素化することができ、吸込口体を小型化することができる。その結果、狭いスペースにおいても、吸込口体を突っ込んで掃除を確実に行うことができる。
なお、上記回転駆動部は、上述のように、第1の分割管および第2の分割管に突出部および溝部の一方をそれぞれ形成するという簡単な構成で実現できるので、回転駆動部を継ぎ手管に設けたとしても、その継ぎ手管が顕著に大型化することはない。
また、継ぎ手管が上記の回転駆動部を有していることにより、その回転駆動部の位置を工夫することによって、電気掃除機を縦置き収納した際でも、その状態で手元ハンドル部を回転させることが可能となる。つまり、縦置き収納の際に掃除機本体に係止されるフックよりも上方(手元ハンドル部側)に回転駆動部を位置させれば、当該フックよりも上方位置で第1の分割管を第2の分割管に対して相対的に回転させることができる。したがって、手元ハンドル部の回転が上記のフックによって妨げられることなく、縦置き収納した状態でも、手元ハンドル部を自由に回転させることができる。その結果、収納スペースが狭い場所でも、手元ハンドル部の回転により、その収納スペースに応じた縦置き収納を容易に行うことができる。
本発明によれば、継ぎ手管が回転駆動部を有することによって、吸込口体を小型化することができ、手元ハンドル部の回転動作を可能にしながら、狭いスペースでの掃除も確実に行うことができる。また、回転駆動部の形成位置を工夫することで、電気掃除機を縦置き収納した状態でも、手元ハンドル部を自由に回転させることができ、収納スペースが狭くても縦置き収納が容易となる。
〔実施の形態1〕
本発明の実施の一形態について、図1ないし図5に基づいて説明すれば、以下の通りである。
図2は、縦置き収納時における本実施形態の電気掃除機の概略の構成を示す側面図である。本電気掃除機は、吸込口体1と、継ぎ手管2と、手元ハンドル部3と、接続ホース4と、掃除機本体5とを有している。
吸込口体1は、掃除機本体5に内蔵された電動送風機5aの運転により、図示しない吸込口を介して、塵埃を含む空気を吸引するものである。継ぎ手管2は、吸込口体1と手元ハンドル部3とを連結するものである。この継ぎ手管2の外面には、縦置き収納の際に掃除機本体5に係止されるフック2a(被係止部)が形成されている。なお、継ぎ手管2と吸込口体1とは、電気的に接続されていてもよいし、接続されていなくてもよい。
手元ハンドル部3は、電気掃除機の使用者によって握持されるものであり、電動送風機5aのON/OFFボタン、吸込口体1によって清掃される被清掃面(以下、床面と称する)の種類(絨毯、畳、フローリング等)に応じた動作パターンや吸引力を設定するためのボタン等、各種の設定ボタンが配置されている。この手元ハンドル部3を操作することで、これと継ぎ手管2を介して連結された吸込口体1を床面上で自由に移動させることができる。
また、本実施形態では、この手元ハンドル部3にサイクロン集塵機3aが連結されている。サイクロン集塵機3aは、気流の高速旋回により、吸引した空気中に含まれる塵埃を遠心分離し、分離された塵埃をダストカップに集積する。
接続ホース4は、手元ハンドル部3と掃除機本体5を連結するものであり、自由に曲げることのできる蛇腹のホースで構成されている。掃除機本体5は、空気を吸引するための上述した電動送風機5aや、必要に応じて、サイクロン集塵機3aから送られる空気中の細かい塵埃をさらに除去するためのフィルタなどを内蔵している。
上記の構成において、掃除機本体5の電動送風機5aが駆動されると、吸込口体1から空気が吸引され、継ぎ手管2を介して手元ハンドル部3のサイクロン集塵機3aに送られる。サイクロン集塵機3aでは、気流の高速旋回によって空気中の塵埃が分離され、ダストカップに集積される。一方、サイクロン集塵機3aにて塵埃の除去された空気は、手元ハンドル部3から接続ホース4を介して掃除機本体5に送られ、そこから機外に排出される。
次に、本発明の特徴部分である継ぎ手管2の詳細な構成について説明する。図1は、継ぎ手管2の詳細な構成を示す断面図であり、図3は、図1におけるA−A’線矢視断面図である。
本実施形態では、継ぎ手管2は、複数の分割管である第1の分割管11と第2の分割管12とを連結して構成されている。第1の分割管11は、手元ハンドル部3と連結されている。第2の分割管12は、第1の分割管11と吸込口体1との間に位置する分割管である。第2の分割管12の径は、第1の分割管11の径よりも若干大きく設定されている。これにより、第2の分割管12の内部に第1の分割管11が嵌り、これらの分割管が連結されることとなる。
なお、第1の分割管11および第2の分割管12は、それぞれさらに複数の分割管で構成されていてもよい。ここでは、第1の分割管11は1個の分割管で構成され、第2の分割管12は、2個の分割管を連結して構成されているものとする。
第2の分割管12の内面と、第1の分割管11の外面との接触部には、シールパッキン13が設けられており、空気吸引時に継ぎ手管2内部を通過する空気が上記接触部の隙間から外部に漏れないようになっている。また、第2の分割管12の外面には、連結フック14が設けられている。この連結フック14を操作することで、吸込口体1と継ぎ手管2との連結およびその解除を行うことが可能となっている。
また、継ぎ手管2は、回転駆動部15を有している。回転駆動部15は、継ぎ手管2の中心軸を中心とする手元ハンドル部3の回転動作に連動して、第1の分割管11を第2の分割管12に対して相対的に回転させるものであり、フック2a(図2参照)よりも手元ハンドル部3側に設けられている。具体的には、回転駆動部15は、第2の分割管12に形成される突出部16と、第1の分割管11に形成される溝部17とを有して構成されている。
突出部16は、第2の分割管12の周壁から内方へ、すなわち、中心軸方向に突出している。一方、溝部17は、第1の分割管11の外面において、その周方向全域に形成されており、この溝部17に上記の突出部16が嵌るようになっている。
このような回転駆動部15の構成により、手元ハンドル部3を継ぎ手管2の中心軸を中心にして回転させると、突出部16が溝部17と摺動しながら、手元ハンドル部3と連結された第1の分割管11が、第2の分割管12に対して、手元ハンドル部3の回転方向と同じ方向に相対的に回転する。つまり、このような回転機構を継ぎ手管2が有していることにより、手元ハンドル部3が上記中心軸を中心に左右に自由に回転可能となる。
このように、本発明の電気掃除機では、継ぎ手管2が上述した回転駆動部15を有しているので、手元ハンドル部3の回転機構および屈曲機構を両方とも吸込口体1に設ける従来の構成に比べて、吸込口体1の構造が複雑化することがなく、部品点数を低減することもできる。したがって、本発明によれば、吸込口体1を大型化せずに、手元ハンドル部3を回転させるという機能を安価に達成することができる。その結果、狭いスペースでも吸込口体1を突っ込んで掃除作業を確実に行うことができる。
また、手元ハンドル部3を左右自在に容易に回転させることができるので、任意の角度で手元ハンドル部3を握って清掃作業を行うことができる。したがって、例えば低くて狭い所の掃除(例えばベッドの下の掃除)であっても、手元ハンドル部3を回転させることにより、ハンドル高さまたはダストカップの高さの障害を回避して清掃作業を行うことができる。
また、本実施形態のように、回転駆動部15が継ぎ手管2におけるフック2aよりも手元ハンドル部3側に位置していれば、フック2aを掃除機本体5に係止して電気掃除機自体を縦置き収納した場合でも、第1の分割管11の回転が、フック2aよりも上方位置(手元ハンドル部3側)にある回転駆動部15により行われるので、その回転がフック2aにより妨げられることがない。したがって、電気掃除機を縦置き収納した状態でも、第1の分割管11と連結された手元ハンドル部3を回転させることができ、収納スペースが狭い場所でも、容易に縦置き収納が可能となる。この効果は、継ぎ手管2に回転駆動部15を設けたからこそ、その設置位置の工夫によって実現可能となるものである。
また、回転駆動部15が、第2の分割管12に設けられる突出部16と、第1の分割管11の周方向に形成され、上記の突出部16が嵌る溝部17とを含んで構成されているので、突出部16と溝部17との摺動により、手元ハンドル部3と連結された第1の分割管11を、第2の分割管12の周方向に確実に回転させることができる。しかも、溝部17が第1の分割管11の周方向に形成されていることにより、これに嵌合する突出部16における継ぎ手管2の中心軸方向の動きが抑えられ、第2の分割管12からの第1の分割管11の抜けを防止することもできる。
なお、本実施形態では、突出部16を第2の分割管12の内面に形成する一方で、溝部17を第1の分割管11の外面に形成しているが、突出部16を第1の分割管11の外面に設ける一方で、溝部17を第2の分割管12の内面に設ける構成としてもよい。この場合でも、突出部16と溝部17とが嵌合して摺動することにより、手元ハンドル部3と連結された第1の分割管11を、第2の分割管12の周方向に回転させることができることに変わりはない。
また、第1の分割管11の径を第2の分割管12の径よりも大きく設定して、第1の分割管11の内部に第2の分割管を嵌めて連結する構成としても勿論構わない。この場合、第1の分割管11の内面にその中心軸方向に突出する突出部16を設ける一方で、第2の分割管12の外面に溝部17を設け、突出部16と溝部17とを嵌合させて摺動させるようにしてもよい。また、突出部16を第2の分割管12の外面に設ける一方で、溝部17を第1の分割管11の内面に設けて、突出部16と溝部17とを嵌合させて摺動させるようにしてもよい。
したがって、以上のことから、上記した回転駆動部15は、第1の分割管11と第2の分割管12とのうちの一方の分割管に設けられ、他方の分割管に向けて突出する突出部16と、他方の分割管の周方向に形成され、上記の突出部16が嵌る溝部17とを含んで構成されていればよいと言える。
ところで、以上では、溝部17を第1の分割管11または第2の分割管12の周方向全域に形成する例について説明した。この場合、第1の分割管11と連結された手元ハンドル部3を360°以上で回転させることもできる。しかし、例えば図4に示すように、溝部17が形成される分割管(例えば第1の分割管11)の周方向における所定範囲のみに、溝部17を形成するようにしてもよい。
この場合、突出部16は、溝部17の上記周方向の形成範囲内でしか溝部17と摺動することができない。つまり、図4で言えば、突出部16と溝部17との上記周方向の摺動範囲が、溝部17の一方の端部17aから他方の端部17bまでの範囲内に制限される。したがって、これに伴い、第1の分割管11の回転範囲も制限される。よって、溝部17の上記周方向の形成範囲を調整することにより、第1の分割管11の回転範囲を所定範囲内に抑えることができる。これにより、手元ハンドル部3が必要以上に回転することによって、却って煩わしさが生じるのを回避することができる。
ここで、手元ハンドル部3の最大回転角度が180°(左右90°ずつ)であれば、使用者は手元ハンドル部分3を片手で楽に回転させることが可能である。したがって、特に、第1の分割管11の最大回転角度が180°となるように、溝部17を第1の分割管11の周方向に形成すれば、手元ハンドル部3が回転しすぎることなく、そして、人間工学的にも片手で手元ハンドル部3を持ち直すことなく回すことができる電気掃除機を実現することができ、電気掃除機の使用性を向上させることができる。
また、例えば図5に示すように、突出部16に凸部18を形成する一方、溝部17に凸部18が嵌る凹部19を形成するようにしてもよい。凸部18は、弾性を有する部材で構成され、突出部16の頂面から、突出部16の突出方向(継ぎ手管2の中心軸方向)にさらに突出するものである。なお、凸部18は、図5では、その先端が突出部16から突出するように、突出部16内に埋め込まれているが、突出部16の頂面にのみ形成されていてもよい。凹部19は、溝部17の底面からさらに窪んだ部分である。
このように、弾力性を有する凸部18と、凹部19とをそれぞれの分割管(第2の分割管12および第1の分割管11)に形成することにより、手元ハンドル部3の回転によって第1の分割管11が回転したときに、凸部18の凹部19に対する嵌合および離脱が容易となり、その嵌合時には、手元ハンドル部3が軽く固定される。したがって、手元ハンドル部3を握持しての清掃作業をしやすくすることができる。また、手元ハンドル部3をその固定位置からさらに回転させたとしても、その後、同じ位置に容易に戻すこともできる。
また、凸部18と凹部19とをそれぞれの分割管に形成することにより、手元ハンドル部3の基本姿勢の目安ポイントを容易に作ることもできる。ここで、手元ハンドル部3の基本姿勢とは、手元ハンドル部3の継ぎ手管2の中心軸を中心とする回転角度が0°のときの手元ハンドル部3の姿勢、すなわち、手元ハンドル部3を前後させることによって吸込口体1を前後に移動させることができるときの手元ハンドル部3の姿勢を言う。
凸部18および凹部19を、第2の分割管12および第1の分割管11において、清掃時の手元ハンドル部3の基本姿勢に対応する位置にそれぞれ形成することで、手元ハンドル部3をどのように回転させた場合でも、その後、手元ハンドル部3をその回転により基本姿勢に確実に戻すことができる。
また、上記した凹部19は、同図に示すように、溝部17が形成された分割管(例えば第1の分割管11)の周方向における複数箇所に形成されていてもよい。この場合は、各凹部19の形成箇所にて、手元ハンドル部3の回転を軽く止めることができるので、手元ハンドル部3の回転動作にも節度が加わり、また、手元ハンドル部3を任意の回転角度に固定して清掃作業を行うことができる。したがって、清掃性をより向上させることができる。
〔実施の形態2〕
本発明の他の実施の形態について、図6ないし図12に基づいて説明すれば、以下の通りである。なお、説明の便宜上、実施の形態1と同一の構成には同一の部材番号を付記し、その説明を省略する。
図6は、本実施形態の電気掃除機の継ぎ手管2の詳細な構成を示す断面図であり、図7は、図6におけるB−B’線矢視断面図である。本実施形態では、実施の形態1の図5の構成において、凸部18を凸部21に置き換えるとともに、継ぎ手管2に嵌合解除部22を設けた以外は、実施の形態1とほぼ同様の構成である。
凸部21は、継ぎ手管2の半径方向に移動可能に突出部16に設けられており、その移動によって凹部19に対して嵌合または離脱するクリック部材で構成されている。本実施形態では、突出部16は、継ぎ手管2において、吸込口体1を支点として継ぎ手管2を床面上に倒したときに、床面と対向する位置に設けられている。
嵌合解除部22は、継ぎ手管2を床面上に倒したときに、床面と接触することによって凹部19から離脱するように凸部21を移動させるものであり、継ぎ手管2を床面上に倒したときに、継ぎ手管2の外周面において床面と対向する位置に設けられている。この嵌合解除部22は、レバー23と、バネ24と、カバー25とを有している。
レバー23は、その略中央部に支点23aを有しており、支点23aを中心にシーソー状に回動可能となっている。レバー23の一方の端部23bは、凸部21に係止されており、他方の端部23cは、一端が継ぎ手管2の外面に係止されたバネ24の他端に係止されている。バネ24は、レバー23の端部23cを継ぎ手管2の半径方向外側に付勢する付勢手段である。これにより、凸部21は、レバー23により凹部19に嵌合する方向に付勢されることになる。
カバー25は、端部23cを除くレバー23とバネ24とを覆っている。レバー23の端部23cは、カバー25に設けられた開口部25aより外部に突出しており、継ぎ手管2を倒したときに床面と接触可能となっている。
上記の構成において、例えば図8(a)に示すように、低い所の清掃作業を行うべく、手元ハンドル部3を下方に降ろし、吸込口体1を回動の中心として継ぎ手管2を床面上に倒すと、嵌合解除部22のレバー23の端部23cが床面に接触し、継ぎ手管2の中心軸方向に押圧される。これにより、レバー23は、支点23aを中心に回動し、端部23bが凸部21を凹部19から離脱する方向に移動させる(図9参照)。よって、第1の分割管11の第2の分割管12に対する固定は解除され、手元ハンドル部3は自由に回転可能となる。したがって、この状態では、図8(b)に示すように、手元ハンドル部3を例えば左方向に90°回転させることが可能となる。
一方、手元ハンドル部3を引き上げるときは、手元ハンドル部3を上記とは逆方向に回転させて基本姿勢の位置に戻し、手元ハンドル部3を上方に引っ張ることで、吸込口体1を回動の中心として継ぎ手管2を床面から起こす。このとき、レバー23の端部23cには、床面からの押圧が解除される一方で、バネ24による付勢力が働くので、レバー23の支点23aを中心とした回動により、凸部21が凹部19に嵌合する(図6参照)。これにより、第1の分割管11の第2の分割管12に対する回転が阻止され、手元ハンドル部3の回転も阻止される。
図8(a)の状態では、サイクロン集塵機3aおよび手元ハンドル部3の上下方向の高さがあるため、それより低い所には吸込口体1を突っ込むことができず、清掃作業を行うことができない。しかし、図8(b)の状態では、図8(a)のようなサイクロン集塵機3aおよび手元ハンドル部3の上下方向の高さの制約がなくなるため、吸込口体1を低い所により突っ込むことができ、低い所の清掃作業も確実に行うことができる。
このように、本実施形態では、突出部16に凸部21が設けられるとともに、継ぎ手管2が上述した嵌合解除部22を有しているので、嵌合解除部22の床面との接触と同時に、凸部21の凹部19への嵌合が解除される。これにより、手元ハンドル部3を回転させる必要性が一番高い、低姿勢かつ狭い所の掃除の時に、嵌合解除部22が床面と接触するのと同時に手元ハンドル部3を楽な力で自由に回転させることができる。
ところで、本実施形態においても、図7に示すように、凹部19は、溝部17が形成された分割管(例えば第1の分割管11)の周方向における複数箇所に形成されている。ここで、以下での説明の便宜上、凹部19のうち、手元ハンドル部3の基本姿勢に対応する位置の凹部19を凹部19aと称し、それ以外の位置の凹部19を凹部19bと称することとする。すなわち、凹部19は、手元ハンドル部3の基本姿勢において継ぎ手管2を床面上に倒したときに、床面と対向する位置の凹部19aと、それ以外の位置の凹部19bとで構成されている。
このとき、凹部19aの深さよりも凹部19bの深さのほうが浅くなるように、各凹部19を形成するようにしてもよい。例えば、継ぎ手管2を倒して手元ハンドル部3を基本姿勢の位置から回転させたときに、凸部21が凹部19bに嵌合していたとする。この状態から、手元ハンドル部3を回転させて元の基本姿勢の位置に戻すときには、凹部19bの深さが凹部19aの深さよりも浅いことにより、手元ハンドル部3を微小の力で回転させても、凸部21が凹部19bから離脱しやすくなる。したがって、例えば手元ハンドル部3の引き上げ途中の場合、すなわち、嵌合解除部22が床面と非接触状態の場合でも、手元ハンドル部3を回転させて基本姿勢に容易に戻すことができ、電気掃除機の使用性を向上させることができる。
また、図10は、継ぎ手管2の全体構成を示す断面図である。本実施形態では、実施の形態1と同様に、継ぎ手管2の外面に、縦置き収納時に掃除機本体5にて係止される被係止部としてのフック2aが設けられている。
ここで、上述した嵌合解除部22(特にレバー23)は、フック2aの近傍に設けられている。より詳しくは、嵌合解除部22は、フック2aが掃除機本体5に係止されたときに、掃除機本体5と接触する位置に設けられている。
これにより、図11に示すように、電気掃除機を縦置き収納する際に、フック2aが掃除機本体5にて係止されると同時に、嵌合解除部22(レバー23)が掃除機本体5と接触し、レバー23の回動によって凸部21(図10参照)を凹部19から離脱させる。これにより、第1の分割管11が自由に回転できる状態となるので、電気掃除機を縦置き収納した状態でも、手元ハンドル部3を自由に回転させることができる。したがって、収納スペースが狭い場所でも、手元ハンドル部3の向きを自由に変えて縦置き収納を容易にすることができる。また、嵌合解除部22は、フック2aの近傍に設けられているため、電気掃除機のデザイン性に支障をきたすこともない。
また、図12は、継ぎ手管2の他の構成を示す側面図である。同図に示すように、継ぎ手管2は、伸縮可能に構成されてもよい。具体的には、第1の分割管11を長尺のもので構成するとともに、この第1の分割管11を手元ハンドル部3に対して出し入れ可能とすることで、手元ハンドル部3から突出する継ぎ手管2の長さを可変とする構成であってもよい。また、第1の分割管11を伸縮可能な複数の分割管で構成してもよい。その他、使用者が任意の長さに調節できる継ぎ手管2を用いてもよい。このように継ぎ手管2を伸縮可能に構成することで、使用者の身長や使用性、利便性などを考慮した電気掃除機を実現することができる。
以上の各実施の形態では、サイクロン集塵機3aを手元ハンドル部3に取り付けた電気掃除機について説明した。このタイプの電気掃除機では、サイクロン集塵機3aの高さ分だけ、手元ハンドル部3のハンドル高さが高くなる。よって、特に、このタイプの電気掃除機の継ぎ手管2に回転駆動部15や嵌合解除部22を設けることで、手元ハンドル部3の回転動作により、手元ハンドル部3のハンドル高さを抑えて、低位置での清掃作業をしやすくできるという効果を有効に得ることができる。
なお、継ぎ手管2に回転駆動部15や嵌合解除部22を設ける本発明の構成は、例えば紙パック方式やフィルタ方式など、サイクロン集塵方式以外の電気掃除機にも勿論適用することができる。
なお、以上で説明したことから、本発明の電気掃除機は、以下のように表現することもできる。
本発明の電気掃除機は、吸込口を有する吸込口体1と、塵埃を吸込むための電動送風機5aを有し、かつ、塵埃を取り込む集塵室または集塵袋を備えた掃除機本体5と、掃除操作するための手元ハンドル部3と、吸込口体1と手元ハンドル部3とを接続するための継ぎ手管2と、手元ハンドル部3と掃除機本体5とを接続するための接続ホース4(吸引ホース)と、継ぎ手管2から手元ハンドル部3を介して接続ホース4に至る吸気経路の一部を流れる空気を旋回させて塵埃を分離するサイクロン集塵機3aとを備えた(手元型サイクロン式)電気掃除機において、継ぎ手管2を2分割し、一方の管(吸込口体1と接続する側)には、一部分を他方の管と嵌めあい形状とし、一方の管には内方向へ突出したツバ(突出部16)を固着し、他方の管にはそのツバに対抗した凹溝(溝部17)を全周に設けて、一方の管または他方の管を左右回動自在とした構成である。
本発明の電気掃除機は、上述の電気掃除機において、凹溝の範囲を周方向に約180゜程度とし、回動範囲を規制した構成である。
本発明の電気掃除機は、上述の電気掃除機において、内方向へ突出したツバの一部に、弾力性を有し、かつ、内方向へさらに突出段差を付けた凸部(凸部18)を形成するとともに、ツバに対抗した凹溝の底面部に複数個の凹み(凹部19)を設けた構成である。
本発明の電気掃除機は、上述の電気掃除機において、上記凸部として、継ぎ手管2の半径方向に移動可能な凸部21を突出部16に設けるとともに、凸部21を任意に上下させるためのレバー23を継ぎ手管2の最大外周面下部側に回動解除部材として突出させた構成である。
本発明の電気掃除機は、上述の電気掃除機において、レバー23(回動解除部材)が床面と非接触状態でも、手元ハンドル部3を回転させて元の位置に戻すことができる構成である。
本発明の電気掃除機は、上述の電気掃除機において、掃除機本体5と継ぎ手管2と手元ハンドル部3と接続ホース4とを立て掛け収納(縦置き収納)するためのフック2aの略近傍に、上記のレバー23を設けた構成である。
本発明の電気掃除機は、上述の電気掃除機において、継ぎ手管2を伸縮可能に形成するとともに、回動自在機構(嵌合解除部22)を継ぎ手管2の一部に形成した構成である。
本発明の実施の一形態に係る電気掃除機の継ぎ手管の詳細な構成を示す断面図である。 上記電気掃除機の縦置き収納時における概略の構成を示す側面図である。 図1におけるA−A’線矢視断面図である。 上記継ぎ手管の他の構成例を示す断面図である。 上記継ぎ手管のさらに他の構成例を示す断面図である。 本発明の他の実施の形態に係る電気掃除機の継ぎ手管の詳細な構成を示す断面図である。 図6におけるB−B’線矢視断面図である。 (a)は、上記継ぎ手管を床面上に倒したときの、回転前の手元ハンドル部の側面図である。(b)は、上記継ぎ手管を床面上に倒したときの、回転後の手元ハンドル部の側面図である。 上記継ぎ手管が有する嵌合解除部の床面との接触時の断面図である。 上記継ぎ手管の全体構成を示す断面図である。 上記継ぎ手管のフックを掃除機本体に係止して縦置き収納したときの電気掃除機の側面図である。 上記継ぎ手管の他の構成例を示す側面図である。
符号の説明
1 吸込口体
2 継ぎ手管
2a フック(被係止部)
3 手元ハンドル部
5 掃除機本体
5a 電動送風機
11 第1の分割管(継ぎ手管)
12 第2の分割管(継ぎ手管)
15 回転駆動部
16 突出部
17 溝部
18 凸部
19 凹部
19a 凹部
19b 凹部
21 凸部
22 嵌合解除部

Claims (11)

  1. 空気を吸引する吸込口体と、上記吸込口体を操作するための手元ハンドル部とが、継ぎ手管を介して連結された電気掃除機であって、
    上記継ぎ手管は、上記手元ハンドル部と連結される第1の分割管と、上記第1の分割管と上記吸込口体との間に位置する第2の分割管とを連結してなっており、上記継ぎ手管の中心軸を中心とする上記手元ハンドル部の回転動作に連動して、上記第1の分割管を上記第2の分割管に対して回転させる回転駆動部を有していることを特徴とする電気掃除機。
  2. 上記継ぎ手管は、縦置き収納の際に、電動送風機を内蔵した掃除機本体に係止される被係止部を有しており、
    上記回転駆動部は、上記被係止部よりも上記手元ハンドル部側に位置していることを特徴とする請求項1に記載の電気掃除機。
  3. 上記回転駆動部は、上記第1の分割管と上記第2の分割管とのうちの一方の分割管に設けられる突出部と、他方の分割管の周方向に形成され、上記突出部が嵌る溝部とを含んで構成されていることを特徴とする請求項1または2に記載の電気掃除機。
  4. 上記溝部は、上記他方の分割管の周方向における所定範囲のみに形成されていることを特徴とする請求項3に記載の電気掃除機。
  5. 上記突出部には、弾性を有し、当該突出部の頂面からさらに突出する凸部が形成されている一方、
    上記溝部には、上記凸部が嵌る凹部が形成されていることを特徴とする請求項3または4に記載の電気掃除機。
  6. 上記凹部は、上記溝部における分割管の周方向の複数箇所に形成されていることを特徴とする請求項5に記載の電気掃除機。
  7. 上記凸部は、継ぎ手管の半径方向に移動可能に上記突出部に設けられており、
    上記継ぎ手管は、上記吸込口体によって清掃される被清掃面上に当該継ぎ手管を倒したときに、上記被清掃面と接触することによって上記凹部から離脱するように上記凸部を移動させる嵌合解除部をさらに有していることを特徴とする請求項6に記載の電気掃除機。
  8. 上記凹部は、上記被清掃面上に上記継ぎ手管を倒したときに、上記被清掃面と対向する位置に少なくとも設けられており、
    上記被清掃面と対向する位置の凹部の深さよりも、他の位置の凹部の深さのほうが浅いことを特徴とする請求項7に記載の電気掃除機。
  9. 上記嵌合解除部は、上記被係止部が上記掃除機本体に係止されたときに、上記掃除機本体と接触する位置に設けられていることを特徴とする請求項7または8に記載の電気掃除機。
  10. 上記継ぎ手管は、伸縮可能であることを特徴とする請求項1ないし9のいずれかに記載の電気掃除機。
  11. 電動送風機の運転によって上記吸込口体から吸引される空気を旋回させて当該空気中の塵埃を分離するサイクロン集塵機をさらに備え、
    上記サイクロン集塵機は、上記手元ハンドル部に取り付けられていることを特徴とする請求項1ないし10のいずれかに記載の電気掃除機。
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