JP2005130269A - 画像配信サーバ装置、及び画像配信システム - Google Patents
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Abstract
【課題】 設置が容易な、パーソナル用途に適した画像配信システムを提供する。
【解決手段】 カメラ5から画像データを入力するUSBコネクタ27と、入力された画像をネットワーク上のクライアントへ送信する画像配信手段とを有する画像配信サーバ装置4であって、画像配信サーバ装置4は、カメラ5を載置する載置部と、載置部にカメラを固定する取付ネジと、カメラへ電源を供給するUSBコネクタ27と、画像配信サーバ装置を取付対象へ取付可能にする取付穴とを備えている。
【選択図】 図7
【解決手段】 カメラ5から画像データを入力するUSBコネクタ27と、入力された画像をネットワーク上のクライアントへ送信する画像配信手段とを有する画像配信サーバ装置4であって、画像配信サーバ装置4は、カメラ5を載置する載置部と、載置部にカメラを固定する取付ネジと、カメラへ電源を供給するUSBコネクタ27と、画像配信サーバ装置を取付対象へ取付可能にする取付穴とを備えている。
【選択図】 図7
Description
本発明は、カメラから入力した画像をネットワークに配信する画像配信サーバ装置、及び画像入力するカメラと画像配信する画像配信サーバ装置からなる画像配信システムに関するものである。
近年、カメラで撮影される画像をインターネット等のネットワークを利用して遠隔地のユーザに配信するシステム(以下、「従来の画像配信システム」という)が開発されている(例えば、特許文献1)。
この従来の画像配信システムの基本的な形態は、以下の通りである。被写体を撮影するカメラが、画像の配信サービスを行なう画像配信サーバ装置に接続されている。この画像配信サーバ装置はインターネット等のネットワークに接続されており、ネットワーク上のクライアントからの要求によりカメラで撮影した画像を配信したり、またカメラの操作等をクライアントが行なえるようなサービスをするものである。
上記従来の画像配信システムのように、カメラと画像配信サーバ装置が別々となってケーブル接続される方式は、カメラの機能を選択することが可能であり、カメラの撮影レンズのズーム機能や焦点距離、またはカメラが撮影方向の変更可能なパンチルトカメラや暗視カメラ等、撮影目的によって選択または変更が可能であるために利便性が高い。
このようなシステムは主に次の2つの用途で使用されている。
まず第1の用途としては、特許文献1に開示されているようなインターネット公開カメラとして使用される場合である。この場合は、カメラと画像配信サーバ装置は一対の形態で互いにケーブル接続され、画像配信サーバ装置がインターネットに接続されて、画像配信等のサービスをおこなうものであり、このカメラと画像配信サーバ装置は非常に広範囲の多くの地域に設置されて、インターネット上の多くのクライアントからの要求に応じて画像を配信したりカメラを操作したりすることを可能とするシステムである。
まず第1の用途としては、特許文献1に開示されているようなインターネット公開カメラとして使用される場合である。この場合は、カメラと画像配信サーバ装置は一対の形態で互いにケーブル接続され、画像配信サーバ装置がインターネットに接続されて、画像配信等のサービスをおこなうものであり、このカメラと画像配信サーバ装置は非常に広範囲の多くの地域に設置されて、インターネット上の多くのクライアントからの要求に応じて画像を配信したりカメラを操作したりすることを可能とするシステムである。
第2の用途としては、業務用の遠隔監視カメラシステムとして使用する場合である。このシステムでは多くの場所の監視を可能とするために、複数の場所に設置されたカメラと一台の画像配信サーバ装置がケーブル接続され、画像配信サーバ装置は夫々のカメラから撮影された画像を入手してインターネットや専用の通信回線を介してクライアントに画像を配信するシステムである。
しかし近年では上記以外の用途として、例えばホームセキュリティ目的のようなパーソナル用途であって自宅内の様子の画像を外出先から見られるような画像配信システムの要求が高まってきている。
特開2003-153248号公報(図1)
しかし、パーソナル用途の画像配信システムにおいては、カメラの設置や画像配信サーバ装置の設置は、専門知識の少ない個人ユーザがおこなうため、従来のような画像配信システムではカメラの設置とカメラへの電源供給ケーブル配線、さらにカメラと画像配信サーバ装置との通信ケーブル配線、またさらに画像配信サーバ装置の設置と電源供給配線およびネットワークへの接続配線等を行なわなければならず、多くの手間を要する作業が必要となり、専門的知識を有さない個人ユーザがこのような画像配信システムを独力で設置することは、困難であった。
そして上述の第1、第2の用途においては、カメラの設置場所はほぼ固定的な設置となり、長期間に渡りカメラ設置場所が移動する場合は少ないが、パーソナル用途ではカメラの設置場所を必要に応じて移動したり、撮影方向を変更したりする機会も多いと想定されるが、従来の画像配信システムでは設置場所移動や撮影方向の変更の容易性への対応が不十分であった。
以上のように、従来の画像配信システムは業務用途で固定的に設置することが目的のシステムであり、パーソナル用途で使用する画像配信システムとしては適格ではなかった。
本発明は上記問題点に鑑みて、パーソナル用途に適した画像配信システムを可能とすることを課題としている。
本発明は、上記課題を解決するための手段として、以下のような特徴を有している。
本発明の第1の態様は、カメラから画像データを入力する入力手段(例えば、USBコネクタ)と、入力された画像をネットワーク上のクライアントへ送信する画像配信手段(例えば、通信制御手段)とを有する画像配信サーバ装置として提案される。
本発明の第1の態様は、カメラから画像データを入力する入力手段(例えば、USBコネクタ)と、入力された画像をネットワーク上のクライアントへ送信する画像配信手段(例えば、通信制御手段)とを有する画像配信サーバ装置として提案される。
画像配信サーバ装置は、カメラを載置する載置部と、載置部にカメラを固定する固定手段(例えば、取付ネジ)と、カメラへ電源を供給する電源供給手段(例えばUSBコネクタ)と、画像配信サーバ装置を取付対象へ取付可能にする取付手段(例えば、取付穴、三脚用穴)と、を備えることを特徴としている。
本実施の形態では、カメラと画像配信サーバ装置は接続容易であり且つ分離可能であるため、カメラを選択可能な形態でありながら、カメラと画像配信サーバ装置との接続であるためカメラと画像配信サーバ装置の一体化して所望の設置場所に設置可能であり、カメラと画像配信サーバを別々に設置する手間が省けて設置作業が容易である。すなわち、従来はカメラと画像配信サーバ装置を別々に設置し、また各々に配線する手間がかかっていたが、本実施の形態にかかる画像配信サーバ装置は、カメラと一体化して設置することが可能になるため、従来に比べて少ない手間となる。
画像配信サーバ装置は、取付手段により取付対象に固定されるようになっている。「取付対象」は、カメラを固定できるものであればどのようなものでもよく、例えば建物内外の壁面、柱、電柱、樹木や自動車などの移動体などである。
上記画像配信サーバ装置において、固定手段は三脚取付用のネジであり、ネジを中心にカメラの載置位置は転回して変更可能であるようにしてもよい。一般にカメラには三脚取付用のネジ穴が汎用に設けられており、かかる三脚取付用のネジ穴を利用する固定手段を用いることにより、多くのカメラを使用することが可能な画像配信サーバ装置とすることができる。
また、上記によりカメラが画像配信サーバ装置に対して回動可能に取り付けられるので、カメラの撮影方向を任意に選択して固定できる。
また、上記画像配信サーバ装置において、載置部は、上下方向に角度変更可能であるようにしてもよい。このような載置部を設けることにより、カメラの撮影方向の選択が可能な画像配信サーバ装置となる。また撮影方向の変更可能なパンチルトカメラを画像配信サーバ装置に搭載する場合であっても、設置場所により撮影範囲が限定される場合があるので、適切な撮影可能範囲を選択できる。
また、上記画像配信サーバ装置において、載置部は、雲台機能を有するものとしてもよい。このような載置部を設けることにより、カメラの撮影方向の選択が可能な画像配信サーバ装置となる。また撮影方向の変更可能なパンチルトカメラを画像配信サーバ装置に搭載する場合であっても、設置場所により撮影範囲が限定される場合があるので、適切な撮影可能範囲を選択できる。
また、上記画像配信サーバ装置において、カメラへの電気配線は電源配線及び通信配線を纏めた1本のケーブルで配線されるようにしてもよい。かかる構成とすれば、画像配信サーバ装置とカメラとの配線が1本のケーブルとなり、配線が容易となる。また、配線ケーブルが限られているので、カメラの設置位置を変更可能にする場合は、ケーブルによる配線によりその動作が妨げられない。
また、上記画像配信サーバ装置において、画像配信サーバ装置が、据え置き面に三脚取付用のネジ穴を有するようにしてもよい。かかる構成を有する画像配信サーバ装置は、壁面取付や据え置き以外にも汎用の三脚などに固定ができるので、設置場所、設置方法の選択肢が豊富な画像配信サーバ装置を提供できる。
また、上記画像配信サーバ装置において、複数のカメラからの画像データを入力可能とするとともに、電源供給手段を限定したカメラに適用するようにしてもよい。上記画像配信サーバ装置によれば、複数の地点を一の画像配信サーバ装置により確認・監視塔可能とすることができる。また、例えば、USB接続のHUB等で分岐して複数のカメラからの画像データを入手する場合に、ホットプラグの電源供給リミットを越えないように、限定したカメラに電源供給することにより、省電力にもなる。
上記画像配信サーバ装置において、画像配信手段は無線通信手段によりネットワークに画像配信するようにしてもよい。このような画像配信サーバ装置によれば、画像配信サーバ装置に電源配線するだけでよく、ネットワーク接続のための配線をする必要がないため、画像配信サーバ装置の設置が容易となり、また配線が困難な設置場所であっても設置作業が容易となる。
本発明の第2の態様は、カメラと、カメラから画像データを入力し、入力された画像をネットワーク上のクライアントに送信する画像配信サーバ装置とを有する画像配信システムとして提案される。
この画像配信システムにおいて、カメラは、画像配信サーバ装置およびパーソナルコンピュータへの通信接続可能な通信接続手段(例えば、USBコネクタ)を備え、画像配信サーバ装置は、カメラを載置する載置部と、載置部にカメラを固定する固定手段(例えば、取付ネジ)と、カメラへ電源を供給する電源供給手段(例えば、USBコネクタ)と、画像配信サーバ装置を取付対象へ取付可能にする取付手段(例えば、取付穴、三脚用穴)とを備え、カメラと画像配信サーバ装置とは分離可能であることを特徴としている。
上記画像配信システムは、カメラと画像配信サーバ装置が互いに独立した別体であるが、両者は容易に結合でき且つ両者間の配線も容易である。かかる画像配信システムのカメラは、画像配信サーバ装置から分離した状態でも単独でパーソナルコンピュータ等に接続して使用でき、パーソナル用途においてはカメラ使用の選択肢が広がり便利である。また、カメラと画像配信サーバ装置の設置方法が別体または一体の選択ができ、設置にあたっての自由度が増すという利点がある。
本発明によれば、カメラと画像配信サーバ装置とを別々に設置する必要がある場合に比べて、設置作業が容易なパーソナル用途に適した画像配信サーバ装置、画像配信システムが提供できる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
[1.画像配信システムの構成例]
まず、本実施の形態にかかる画像配信システムについて図1を参照しながら説明する。図1は、本実施の形態にかかる画像配信システムの構成例を示すブロック図である。
本発明の実施の形態にかかる画像配信システム1は、ネットワーク2に接続されたユーザ端末装置3と、ネットワーク2に接続された画像配信サーバ装置4と、画像配信サーバ装置4に接続されたカメラ5とを有している。
[1.画像配信システムの構成例]
まず、本実施の形態にかかる画像配信システムについて図1を参照しながら説明する。図1は、本実施の形態にかかる画像配信システムの構成例を示すブロック図である。
本発明の実施の形態にかかる画像配信システム1は、ネットワーク2に接続されたユーザ端末装置3と、ネットワーク2に接続された画像配信サーバ装置4と、画像配信サーバ装置4に接続されたカメラ5とを有している。
カメラ5により撮影された画像データは、カメラ5より画像配信サーバ装置4に送られる。カメラ5により撮影された画像を閲覧しようとするユーザは、ユーザ端末装置3より画像配信サーバ装置4にネットワーク2を介して接続し、画像データをユーザ端末装置3に送信するよう要求することができる。画像データの配信要求を受け取った画像配信サーバ装置4は、ネットワーク2を介して画像データをユーザ端末装置3に送信する。ユーザ端末装置3は受け取った画像データを液晶ディスプレイなどの表示装置などにより表示し、ユーザが表示された画像を閲覧することとなる。
以下に、画像配信システム1の構成要素のそれぞれについて説明する。
[1.1. ネットワーク]
ネットワーク2は、有線・無線、専用回線・交換回線を問わず、これに接続されている装置がそれぞれ目的とする装置に対しセッションを確立したときにその装置間でのデータの送受信を可能とするように作用する。ネットワーク2は、インターネットのように、ゲートウエイを介して複数の通信網が組み合わされて実現しても構わない。たとえば、ユーザ端末装置3が携帯電話機である場合には、携帯電話網とゲートウエイを介してこの携帯電話網に接続されたデータ通信網によりネットワーク2が構成されるようにしてもよい。また、その接続についてもいわゆるバックボーンといわれる基幹線に直接接続せずとも、PPP(Point to Point Protocol)接続などによって一時的に接続してあっても、セッションを確立したときにその間でデータの送受信ができるようになっていれば構わない。なお、上記ネットワーク2は専用回線を固定的に張りめぐらせたような、交換機を用いないネットワーク(通信網)も含むものとする。
ネットワーク2は、有線・無線、専用回線・交換回線を問わず、これに接続されている装置がそれぞれ目的とする装置に対しセッションを確立したときにその装置間でのデータの送受信を可能とするように作用する。ネットワーク2は、インターネットのように、ゲートウエイを介して複数の通信網が組み合わされて実現しても構わない。たとえば、ユーザ端末装置3が携帯電話機である場合には、携帯電話網とゲートウエイを介してこの携帯電話網に接続されたデータ通信網によりネットワーク2が構成されるようにしてもよい。また、その接続についてもいわゆるバックボーンといわれる基幹線に直接接続せずとも、PPP(Point to Point Protocol)接続などによって一時的に接続してあっても、セッションを確立したときにその間でデータの送受信ができるようになっていれば構わない。なお、上記ネットワーク2は専用回線を固定的に張りめぐらせたような、交換機を用いないネットワーク(通信網)も含むものとする。
[1.2.ユーザ端末装置]
ユーザ端末装置3は、ネットワーク2を介して画像配信サーバ装置4に接続可能な情報処理装置であって、画像配信サーバ装置4に画像データの送信を要求し、受け取った画像データを表示可能な情報処理装置であればどのような装置でもよい。ユーザ端末装置3は、たとえば、携帯電話機、コンピュータ、もしくは移動体通信端末、PDA(Personal Digital Assistant)などである。
ユーザ端末装置3は、ネットワーク2を介して画像配信サーバ装置4に接続可能な情報処理装置であって、画像配信サーバ装置4に画像データの送信を要求し、受け取った画像データを表示可能な情報処理装置であればどのような装置でもよい。ユーザ端末装置3は、たとえば、携帯電話機、コンピュータ、もしくは移動体通信端末、PDA(Personal Digital Assistant)などである。
[1.3. 画像配信サーバ装置]
次に、画像配信サーバ装置4について図2、図3、図4を参照しながら説明する。図2は画像配信サーバ装置4の斜視図、図3は画像配信サーバ装置4を底面方向から見た斜視図、図4は画像配信サーバ装置4の機能ブロック図である。
画像配信サーバ装置4は、筐体21と、筐体21内に格納されている電気回路部22(図略)を有している。筐体21は、断面略L字型であって、取付部23と取付部23の下端から略水平方向に延出している載置部24とから構成されている。
次に、画像配信サーバ装置4について図2、図3、図4を参照しながら説明する。図2は画像配信サーバ装置4の斜視図、図3は画像配信サーバ装置4を底面方向から見た斜視図、図4は画像配信サーバ装置4の機能ブロック図である。
画像配信サーバ装置4は、筐体21と、筐体21内に格納されている電気回路部22(図略)を有している。筐体21は、断面略L字型であって、取付部23と取付部23の下端から略水平方向に延出している載置部24とから構成されている。
また、筐体21には、画像配信サーバ装置4(電気回路部22)をネットワークに接続するためのLANコネクタ26と、画像配信サーバ装置4(電気回路部22)をカメラ5に接続するためのUSBコネクタ27と、画像配信サーバ装置4(電気回路部22)に外部から電力を供給するためのDC電源入力28とを有している。
取付部23には、画像配信サーバ装置4をネジ等の固定器具で取付対象に固定する為の取付穴25が形成されている。取付部23の背面は取付対象に取付可能なような面形状(例えば、壁につり付ける場合には平面、樹木や電柱などの円柱に取付る場合には曲面)となっている。なお、画像配信サーバ装置4を取付対象に固定する方法は、取付穴25を介してネジで固定する方法に限られる必要はなく、たとえば粘着性のシートによる方法、取付対象を巻いたベルト、ロープ、帯などを画像配信サーバ装置4に設けたスリットなどに通す方法など、画像配信サーバ装置4が取付対象に安定して固定可能な方法であればどのような方法を用いても、本実施の形態は成立する。
載置部24は、カメラ5を乗せて保持する役割を有している。載置部24は、カメラ5に汎用的に備えられている三脚用ネジ穴に対応した取付ネジ29を備えており、この取付ネジ29をカメラ5の三脚用ネジ穴に螺合させることにより、カメラ5を画像配信サーバ装置4に固定し、その画像配信サーバ装置4を取付対象(壁面など)に取付穴25を利用してネジ等で固定することにより、カメラ5を所望の撮影位置に固定的に配置できるようにしている。
図3は、画像配信サーバ装置4を底面方向から見た斜視図である。図3に示すように、画像配信サーバ装置4の載置部24の下側は、画像配信サーバ装置4を取付対象の上に据え置きできるようほぼ平坦になっている。すなわち、載置部24の下側には、凹部31が形成されており取付ネジ29を回すためのツマミ部32が凹部31内に格納されて、載置部24の下側面から突出しないようになっている。また、画像配信サーバ装置4をカメラ用三脚などの支持手段に取付可能にする為の三脚用ネジ穴33も設けられている。
このような構成により、本画像配信サーバ装置4は、壁面に取付るだけでなく、ユーザの望むいかなる場所にも設置することが可能となっている。
このような構成により、本画像配信サーバ装置4は、壁面に取付るだけでなく、ユーザの望むいかなる場所にも設置することが可能となっている。
一方、前述の通り、本画像配信サーバ装置4の筐体21内には電気回路部22が格納されている。電気回路部22は、演算処理装置(CPU)、主メモリ(RAM)、読出し専用メモリ(ROM)、入出力装置(I/O)と、必要に応じてハードディスク装置等の記憶装置とによって構成される。電気回路部22は、以下の機能を有している。
(1) IPアドレスの設定によりLANまたはインターネット等のネットワーク2に接続し、ネットワーク2を介してユーザ端末装置3から命令を受け取ったり、或いはユーザ端末装置3に画像データを送信する。なお、電気回路部22は、無線通信手段(無線LAN・PHS等)をさらに備えることにより、無線によりネットワークに接続するようにしてもよい。
(2) 外部接続機器制御機能を有する。たとえば外部接続機器コントローラ(USBホストコントローラ)により外部機器(USB機器)と接続可能とする。
この機能を有することにより、カメラ5に対して撮影命令、画像データ転送命令、撮影方向を変更するためのパン・チルト実行命令などを発して、カメラ5に所望の動作を行わせることが可能となる。
(3) 配信画像ビューア及びカメラコントロールブラウザのJava等によるクライアント(ユーザ端末装置3)へのソフトウエア配信をできるようにしてもよい。なお、配信画像ビューア及びカメラコントロールブラウザは画像配信サーバ装置4以外のサイトにダウンロード可能においておくようにしてもかまわない。
(4)過去の画像データを蓄積し、ユーザ端末装置3からの要求に応じて蓄積した画像データを指定されたアドレスに配信し、或いは、自律的に蓄積した画像データを指定されたアドレスに配信する。
次に、電気回路部22の構成例について図4を参照しながら説明する。図4は、電気回路部22の構成例を示す機能ブロック図である。電気回路部22は、通信制御部401と、中央制御部402と、インターフェイス403と、画像データ記憶部404と、電源部405とを有している。
通信制御部401は、ネットワーク2を介してユーザ端末装置3からの要求・命令などを受け取り、またネットワーク2を介してユーザ端末装置3へ画像データなどを送出する機能を有し、たとえばプロトコル・スタック、およびこのプロトコル・スタックに従って所定の通信手順を実行する中央演算装置などで構成される前置通信処理装置(Front End Communication Processor)である。
中央制御部402は、ユーザ端末装置3からの要求・命令などに応じて所定の動作(画像データの配信、カメラ5の制御)を実行する機能を有し、たとえばCPU(Central Processing Unit)によって構成される。インターフェイス403は、中央制御部402による制御命令をカメラ5に渡し、またカメラ5から送られてくる画像データを中央制御部402に渡す機能を有する。画像データ記憶部404は、カメラ5から送られた画像データを保持し、記憶する機能を有し、例えば半導体メモリによって構成される。電源部405は、電力線からの電力を所定の電圧に変換して電気回路部22の各部に供給する機能を有し、例えばトランス回路によって構成される。また、電源部405からの電力はインターフェイス403を介してカメラ5に供給されることが好ましい。
中央制御部402は、ユーザ端末装置3からカメラ5の制御の命令(例えば、画像撮影実行命令、撮影方向変更命令)を受け取ると、この命令をカメラ5が理解可能な命令(コマンド)に変換して、インターフェイス403を介してカメラ5に送る。また、中央制御部402は、ユーザ端末装置3から画像データの配信要求を受け取ると、画像データ記憶部404に記憶されている画像データから配信要求に該当する画像データを読み出し、これを通信制御部401に渡す。通信制御部401はこの画像データをネットワーク2を介して送信可能な形式(例えば、IPパケット化)にしてユーザ端末装置3に宛てて送出するよう動作する。また、中央制御部402は、カメラ5から送られてくる画像データをインターフェイス403を介して受け取ると、この画像データを画像データ記憶部404に記憶させるよう動作する。
[1.4. カメラ]
次に、カメラ5について図5、図6を参照しながら説明する。図5はカメラ5の一例を示す外観斜視図であり、図6はカメラ5の構成例を示す機能ブロック図である。
次に、カメラ5について図5、図6を参照しながら説明する。図5はカメラ5の一例を示す外観斜視図であり、図6はカメラ5の構成例を示す機能ブロック図である。
カメラ5は、画像配信サーバ装置4とは、分離可能な別体の装置であって、画像配信サーバ装置4とは分離した状態においても、単独で撮像装置として機能することができるようになっている。
カメラ5には、ボディ50に取付られた透明のカバー51内に、被写体からの反射光を集光する撮像部52が設けられており、本実施の形態においては、カメラ5は、この撮像部52の撮影方向が水平方向(パン方向)と垂直方向(チルト方向)に変更可能なように動作するパンチルトカメラであるが、カメラ5は必ずしもパンチルト機能を有したカメラに限定されない。
カメラ5は、画像配信サーバ装置4から撮影実行や撮影方向変更の命令を受け取り、また画像配信サーバ装置4へ画像データを送るためのコネクタ53(この実施例では、USBコネクタ)が設けられている。また、カメラ5の底側には、三脚用のネジ穴(図略)が設けられており、前述の画像配信サーバ装置4の取付ネジ29によって、載置部24に固定できるようになっている。
カメラ5の撮像部51の撮影により生成された画像データは、コネクタ53より順次画像配信サーバ装置4へ出力される。出力される画像データは、BMP形式でもよいし、或いは所定の圧縮形式(JPEGまたはモーションJPEGなど)に圧縮された画像データであってもよい。また、画像データは、静止画データ、動画データのいずれであってもかまわない。
なお、本実施の形態では、カメラ5への電源供給はコネクタ53を介して画像配信サーバ装置4からおこなわれ、カメラの消費電力はこのコネクタを介した供給電力内でまかなえるが、本発明にかかるカメラ5はこれに限定されるものではなく、独自の電源(電池(燃料電池、太陽電池)、バッテリ)を有するものであってもかまわない。
カメラ5は、以上のような構成であるため、カメラ単品でもPC(パーソナル・コンピュータ)、プリンタなどに接続して、画像入力用に利用できるものとなる。
図6は、カメラ5の構成例を示す機能ブロック図である。
カメラ5は、光学レンズ、CCD素子などからなり、被写体からの反射光などを画像データに変換して出力する撮像部601と、撮像部601が出力した画像データを受け取り、これを記憶する画像記憶部602と、画像配信サーバ装置4からの命令に従い、或いは自律的に、撮像部601に撮影命令を出し、駆動部605に駆動命令を発し、或いは画像記憶部602に記憶された画像データをインターフェイス604を介して出力するなどの所定の動作を実行する中央制御部603と、画像配信サーバ装置4との間でデータや命令の送受信を行うためのインターフェイス604と、撮像部601のパン方向及びチルト方向への回動を行うための駆動部605とを有している。
カメラ5は、光学レンズ、CCD素子などからなり、被写体からの反射光などを画像データに変換して出力する撮像部601と、撮像部601が出力した画像データを受け取り、これを記憶する画像記憶部602と、画像配信サーバ装置4からの命令に従い、或いは自律的に、撮像部601に撮影命令を出し、駆動部605に駆動命令を発し、或いは画像記憶部602に記憶された画像データをインターフェイス604を介して出力するなどの所定の動作を実行する中央制御部603と、画像配信サーバ装置4との間でデータや命令の送受信を行うためのインターフェイス604と、撮像部601のパン方向及びチルト方向への回動を行うための駆動部605とを有している。
中央制御部603は、インターフェイス604を介して画像配信サーバ装置4から撮影命令を受け取ると、撮像部601に画像データを生成するよう命令する。撮像部601は、この命令に応じて画像データを生成し、生成された画像データは画像記憶部602に送られ記憶される。
また、中央制御部603は、インターフェイス604を介して画像配信サーバ装置4から撮影方向変更命令を受け取ると、駆動部605に撮影方向変更命令に応じた駆動方向及び駆動量を送り、駆動部605はこの駆動方向及び駆動量に応じて撮像部601を会同させるように動作する。
また、中央制御部603は、インターフェイス604を介して画像配信サーバ装置4から画像データ送信命令を受け取ると、画像記憶部602に記憶されている画像データの全部又は一部を読み出し、この画像データをインターフェイス604から画像配信サーバ装置4に送信させる。
[2. カメラと画像配信サーバ装置との接続]
次に、カメラ5と画像配信サーバ装置4との接続例について説明する。図7は画像配信サーバ装置4にカメラ5が取付られた状態を示す斜視図である。
図示されるように、カメラ5のUSBコネクタ53と、画像配信サーバ装置4のUSBコネクタ27にはケーブル71(例えば、USB接続ケーブル)が挿入され、このケーブル71によりカメラ5と画像配信サーバ装置4との間でデータ・命令の送受信が行われる。また、このケーブル71により画像配信サーバ装置4からカメラ5への電力供給が行われる。また、画像配信サーバ装置4のコネクタ26には、画像配信サーバ装置4とネットワーク2とを接続するためのケーブル72(例えばLANケーブル)の一端が挿入されており、このケーブル72の他端(図略)は、モデム(図略)、ルータ(図略)などのネットワーク接続機器などに接続される。また、DC電源入力端子28には、電力を外部から画像配信サーバ装置4に供給するための電源ケーブル73が接続されている。
次に、カメラ5と画像配信サーバ装置4との接続例について説明する。図7は画像配信サーバ装置4にカメラ5が取付られた状態を示す斜視図である。
図示されるように、カメラ5のUSBコネクタ53と、画像配信サーバ装置4のUSBコネクタ27にはケーブル71(例えば、USB接続ケーブル)が挿入され、このケーブル71によりカメラ5と画像配信サーバ装置4との間でデータ・命令の送受信が行われる。また、このケーブル71により画像配信サーバ装置4からカメラ5への電力供給が行われる。また、画像配信サーバ装置4のコネクタ26には、画像配信サーバ装置4とネットワーク2とを接続するためのケーブル72(例えばLANケーブル)の一端が挿入されており、このケーブル72の他端(図略)は、モデム(図略)、ルータ(図略)などのネットワーク接続機器などに接続される。また、DC電源入力端子28には、電力を外部から画像配信サーバ装置4に供給するための電源ケーブル73が接続されている。
[3. カメラ、画像配信サーバ装置の設置例]
次に、カメラ5、画像配信サーバ装置4の設置例について図8を参照しながら説明する。
この例は、部屋の壁面80に、カメラ5を載置した状態の画像配信サーバ装置4を設置した例である。カメラ5は部屋の中央方向に向くように、画像配信サーバ装置4に対してやや斜めになるよう、取付ネジ29により画像配信サーバ装置4に取付られている。カメラ5はパンチルト機能を有しているため、撮影方向を水平方向に変更することができる。撮影方向を変更することで部屋のすべてをカメラ5により撮影することが可能となっている。図8に示すように、パーソナル用途では室内の壁面に設置する際に、配線が容易でカメラや配線が目立たない部屋の隅に設置する場合が多いため、撮影方向の調整機能は有効となる。
次に、カメラ5、画像配信サーバ装置4の設置例について図8を参照しながら説明する。
この例は、部屋の壁面80に、カメラ5を載置した状態の画像配信サーバ装置4を設置した例である。カメラ5は部屋の中央方向に向くように、画像配信サーバ装置4に対してやや斜めになるよう、取付ネジ29により画像配信サーバ装置4に取付られている。カメラ5はパンチルト機能を有しているため、撮影方向を水平方向に変更することができる。撮影方向を変更することで部屋のすべてをカメラ5により撮影することが可能となっている。図8に示すように、パーソナル用途では室内の壁面に設置する際に、配線が容易でカメラや配線が目立たない部屋の隅に設置する場合が多いため、撮影方向の調整機能は有効となる。
[4. 画像配信システムの動作例]
次に、本実施の形態にかかる画像配信システムの動作例について、図9、図10を参照しながら説明する。図9は、画像配信システムの動作例を示すシーケンス図、図10は、別の動作例を示すシーケンス図である。
次に、本実施の形態にかかる画像配信システムの動作例について、図9、図10を参照しながら説明する。図9は、画像配信システムの動作例を示すシーケンス図、図10は、別の動作例を示すシーケンス図である。
[4.1. 所定時刻ごとに撮影を行う]
図9に、予め定めた時刻ごとに撮影を行う場合の画像配信システム1の動作例を示す。
まず、事前に撮影を実行することを定めた所定時刻の到来を内蔵タイマなどの手段により、画像配信サーバ装置4が判定する(ステップS901)。所定時刻の定め方は、1時間ごと、15分ごと、など所定期間ごととして定めてもよいし、午前0時、午前3時15分など、時刻指定して定める方法など、ユーザの要求に応じて適宜な定め方でよい。
図9に、予め定めた時刻ごとに撮影を行う場合の画像配信システム1の動作例を示す。
まず、事前に撮影を実行することを定めた所定時刻の到来を内蔵タイマなどの手段により、画像配信サーバ装置4が判定する(ステップS901)。所定時刻の定め方は、1時間ごと、15分ごと、など所定期間ごととして定めてもよいし、午前0時、午前3時15分など、時刻指定して定める方法など、ユーザの要求に応じて適宜な定め方でよい。
所定時刻が到来したと判定した画像配信サーバ装置4は、カメラ5に対して撮影実行命令を送る(ステップS902)。撮影実行命令を受け取ったカメラは、撮影を実行し、画像データを生成し保持しておく(ステップS903)。画像データを生成したカメラ5は、この画像データを画像配信サーバ装置4に送る(ステップS904)。画像配信サーバ装置4は、この画像データを画像データ記憶部404に記憶して保持する(ステップS905)。
次に、ユーザ端末装置3から画像配信サーバ装置4に対して、画像データを送信するよう画像データ配信要求をネットワーク2を介して(ステップS906)。画像データ配信要求を受け取った画像配信サーバ装置4は、画像データ記憶部404に記憶されている画像データをネットワーク2を介してユーザ端末装置3に宛てて送信する(ステップS907)。画像データを受け取ったユーザ端末装置3は、その表示手段(液晶ディスプレイなど)に画像データによる画像を表示(ステップ908)し、ユーザに閲覧できるようにする。これによりユーザはカメラ5が配置されている場所周辺の状況を確認・監視等することが可能となる。
[4.2. センサの反応に応じて撮影を行う]
画像配信サーバ装置4は、所定時刻の到来によらず、別に設けたセンサ(赤外線センサ、音響センサ、振動センサなど)からの検知出力をトリガとして、撮影を行うようにしてもよい。図10に、センサからの検知出力をトリガとして撮影を行う場合の画像配信システムの動作例を示す。
まず、センサ1000が外界の変異(例えば、侵入者、侵入物の発生)を検知して検知信号を画像配信サーバ装置4へ出力する(ステップS1001)。センサ1000は、カメラ5、画像配信サーバ4に別途搭載してもよいし、或いはカメラ5、画像配信サーバ4とは別体のセンサを設置して画像配信サーバ装置4と無線又は有線で接続するようにしてもよい。
画像配信サーバ装置4は、所定時刻の到来によらず、別に設けたセンサ(赤外線センサ、音響センサ、振動センサなど)からの検知出力をトリガとして、撮影を行うようにしてもよい。図10に、センサからの検知出力をトリガとして撮影を行う場合の画像配信システムの動作例を示す。
まず、センサ1000が外界の変異(例えば、侵入者、侵入物の発生)を検知して検知信号を画像配信サーバ装置4へ出力する(ステップS1001)。センサ1000は、カメラ5、画像配信サーバ4に別途搭載してもよいし、或いはカメラ5、画像配信サーバ4とは別体のセンサを設置して画像配信サーバ装置4と無線又は有線で接続するようにしてもよい。
検知信号を受け取った画像配信サーバ装置4は、カメラ5に対して撮影実行命令を送る(ステップS1002)。このとき、センサ1000の位置に応じて撮影方向変更命令を発するようにしてもよい。また、画像配信サーバ装置4は、ユーザに以上等が発生したことを報知するために、ユーザ端末装置3に対して所定の通知をネットワーク2を介して送信するようにしてもよい(ステップS1003)。
撮影実行命令を受け取ったカメラ5は、撮影を実行し、画像データを生成し保持しておく(ステップS1003)。画像データを生成したカメラ5は、この画像データを画像配信サーバ装置4に送る(ステップS1004)。画像配信サーバ装置4は、この画像データを画像データ記憶部404に記憶して保持する(ステップS1005)。
次に、ユーザ端末装置3から画像配信サーバ装置4に対して、画像データを送信するよう画像データ配信要求をネットワーク2を介して(ステップS1006)。画像データ配信要求を受け取った画像配信サーバ装置4は、画像データ記憶部404に記憶されている画像データをネットワーク2を介してユーザ端末装置3に宛てて送信する(ステップS1007)。画像データを受け取ったユーザ端末装置3は、その表示手段(液晶ディスプレイなど)に画像データによる画像を表示(ステップS1008)し、ユーザに閲覧できるようにする。これによりユーザはカメラ5が配置されている場所周辺の状況を画像により確認することが可能となる。
[5.撮影方向の設定・変更のための変形例]
次に、画像配信サーバ装置4の変形例について説明する。
画像配信サーバ装置4は、撮影方向の変更をより柔軟に行えるよう変形することが可能である。以下に、画像配信サーバ装置4の変形例について説明する。
次に、画像配信サーバ装置4の変形例について説明する。
画像配信サーバ装置4は、撮影方向の変更をより柔軟に行えるよう変形することが可能である。以下に、画像配信サーバ装置4の変形例について説明する。
図11は、載置部24が、取付部23に対して可動に取付られている画像配信サーバ装置4の例を示す斜視図である。この例では、載置部24は、取付部23に軸支されており、軸を中心として上下方向(チルト方向)に回動可能となっている。載置部24を取付部23に対して所望の角度で固定することにより、カメラ5の撮影方向を所望方向に変更可能としている。
かかる画像配信サーバ装置4によれば、カメラ5の取付方向は取付ネジ29により水平方向(パン方向)に角度変更可能なので、載置部24の角度の変更と併用することによって、撮影方向を上下・左右(パン・チルト)両方向で任意に定めることが可能となる。
図12は、載置部24は取付部23に対して固定されているが、取付ネジ29の載置部24に対する角度を任意に変更できるようにして、カメラ5の撮影方向を任意に設定できる画像配信サーバ装置4の例を示す斜視図である。この例では、取付ネジ29が自在に動く球体1201に装着されている。載置部24には、この球体1201を納めて保持する保持穴1202が形成されており、球体1201はこの保持穴1202に回動可能に納められている。この球体1201及び保持穴1202により、ユーザは、カメラ5を取付ネジ29に取付た後、カメラ5を所望の方向に自在に向けることが可能となり、図11に示す例と同様に、パン・チルト両方向で任意にカメラの撮影方向を決めて設置することを可能とする。
[6. その他変形例]
(1) 上記実施の形態では、画像配信サーバ装置4からユーザ端末装置3への画像データの送信を、ユーザ端末装置3からの要求を待って行う、いわゆるPULL型の配信として説明したが、本発明は、画像配信サーバ装置4からユーザ端末装置3への画像データの送信を、ユーザ端末装置3からの要求を待つことなく行う、いわゆるPUSH型の配信としても成立する。例えば、画像配信サーバ装置4は新たな画像データがカメラ5から送られると、電子メールの添付ファイルとしてこれをユーザ端末装置3に送信するようにしてもよい。
(1) 上記実施の形態では、画像配信サーバ装置4からユーザ端末装置3への画像データの送信を、ユーザ端末装置3からの要求を待って行う、いわゆるPULL型の配信として説明したが、本発明は、画像配信サーバ装置4からユーザ端末装置3への画像データの送信を、ユーザ端末装置3からの要求を待つことなく行う、いわゆるPUSH型の配信としても成立する。例えば、画像配信サーバ装置4は新たな画像データがカメラ5から送られると、電子メールの添付ファイルとしてこれをユーザ端末装置3に送信するようにしてもよい。
(2) 上記実施の形態では、一の画像配信サーバ装置4に対して一のカメラ5を設けるものとしたが、本発明は、一の画像配信サーバ装置4に対して複数のカメラ5を接続する形態としても成立する。例えば、複数のカメラ5と画像配信サーバ装置4との通信接続を、USBHUB等により行うようにしてもよい。かかる構成によれば、複数の監視場所(部屋など)にそれぞれカメラ5を設け、これらを一の画像配信サーバ装置4に接続することにより、多地点の確認・監視等を一のサーバ装置により行うことが可能となる。
(3) 画像配信サーバ装置4とネットワーク2との接続は、LANのみならずWAN(xDSL等で)への直接接続も可能である。
(4) 画像配信サーバ装置4に画像解析機能を与え、カメラ5から随時送られてくる画像データを比較処理し、人物が撮影画面に入って来ること等による動きを画像解析処理により検出し、これをトリガーとして撮影命令の発信(ステップS1002)、ユーザ端末装置3への通知(ステップS1004)などの処理を行うようにしてもよい。かかる構成によれば、センサを設ける手間やコストを増加することなく、異常等を検知することが可能な画像配信システムを提供することができる。
(5)画像配信サーバ装置4とカメラ5との接続は、必ずしも有線接続でなく、無線LAN、Bluetooth、UWBなどの無線接続であってもかまわない。
1 … 画像配信システム
2 … ネットワーク
3 … ユーザ端末装置
4 … 画像配信サーバ装置
5 … カメラ
21 … 筐体
22 … 電気回路部
23 … 取付部
24 … 載置部
25 … 取付穴
26 … LANコネクタ
27 … USBコネクタ
28 … DC電源入力
29 … 取付ネジ
31 … 凹部
32 … ツマミ
33 … 三脚用穴
2 … ネットワーク
3 … ユーザ端末装置
4 … 画像配信サーバ装置
5 … カメラ
21 … 筐体
22 … 電気回路部
23 … 取付部
24 … 載置部
25 … 取付穴
26 … LANコネクタ
27 … USBコネクタ
28 … DC電源入力
29 … 取付ネジ
31 … 凹部
32 … ツマミ
33 … 三脚用穴
Claims (9)
- カメラから画像データを入力する入力手段と、入力された画像をネットワーク上のクライアントへ送信する画像配信手段と、を有する画像配信サーバ装置において、前記画像配信サーバ装置は:
前記カメラを載置する載置部と、
前記載置部に前記カメラを固定する固定手段と、
前記カメラへ電源を供給する電源供給手段と、
前記画像配信サーバ装置を取付対象へ取付可能にする取付手段と、
を備えることを特徴とする画像配信サーバ装置。 - 前記固定手段は三脚取付用のネジであり、前記ネジを中心に前記カメラの載置位置は転回して変更可能であることを特徴とする請求項1に記載の画像配信サーバ装置。
- 前記載置部は、上下方向に角度変更可能であることを特徴とする請求項1及び2に記載の画像配信サーバ装置。
- 前記載置部は、雲台機能を有することを特徴とする請求項1に記載の画像配信サーバ装置。
- 前記カメラへの電気配線は電源配線及び通信配線を纏めた1本のケーブルで配線されることを特徴とする請求項1又乃至4に記載の画像配信サーバ装置。
- 前記画像配信サーバ装置は、据え置き面に三脚取付用のネジ穴を有することを特徴とする請求項1に記載の画像配信サーバ装置。
- 前記画像配信サーバ装置は、複数のカメラからの画像データを入力可能とするとともに、前記電源供給手段を限定したカメラに適用することを特徴とする請求項1に記載の画像配信サーバ装置。
- 前記画像配信手段は無線通信手段によりネットワークに画像配信することを特徴とする請求項1に記載の画像配信サーバ装置。
- カメラと、前記カメラから画像データを入力し、入力された画像をネットワーク上のクライアントに送信する画像配信サーバ装置と、を有する画像配信システムにおいて、
前記カメラは、前記画像配信サーバ装置およびパーソナルコンピュータへの通信接続可能な通信接続手段を備え、
前記画像配信サーバ装置は、
前記カメラを載置する載置部と、
前記載置部に前記カメラを固定する固定手段と、
前記カメラへ電源を供給する電源供給手段と、
前記画像配信サーバ装置を取付対象へ取付可能にする取付手段と
を備え、
前記カメラと前記画像配信サーバ装置とは分離可能である、ことを特徴とする画像配信システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003364910A JP2005130269A (ja) | 2003-10-24 | 2003-10-24 | 画像配信サーバ装置、及び画像配信システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003364910A JP2005130269A (ja) | 2003-10-24 | 2003-10-24 | 画像配信サーバ装置、及び画像配信システム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005130269A true JP2005130269A (ja) | 2005-05-19 |
Family
ID=34643751
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003364910A Pending JP2005130269A (ja) | 2003-10-24 | 2003-10-24 | 画像配信サーバ装置、及び画像配信システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2005130269A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007184757A (ja) * | 2006-01-06 | 2007-07-19 | Canon Inc | 撮像装置及び画像データ転送方法 |
JP2007221660A (ja) * | 2006-02-20 | 2007-08-30 | Fujifilm Corp | 画像配信システム、画像配信サーバ、及び画像配信方法 |
KR200472548Y1 (ko) * | 2011-09-01 | 2014-05-07 | (주)시큐라인 | 촬상장치용 커넥터 고정장치 |
-
2003
- 2003-10-24 JP JP2003364910A patent/JP2005130269A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007184757A (ja) * | 2006-01-06 | 2007-07-19 | Canon Inc | 撮像装置及び画像データ転送方法 |
JP4667246B2 (ja) * | 2006-01-06 | 2011-04-06 | キヤノン株式会社 | 撮像装置及び画像データの制御方法 |
JP2007221660A (ja) * | 2006-02-20 | 2007-08-30 | Fujifilm Corp | 画像配信システム、画像配信サーバ、及び画像配信方法 |
KR200472548Y1 (ko) * | 2011-09-01 | 2014-05-07 | (주)시큐라인 | 촬상장치용 커넥터 고정장치 |
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