JP2005130246A - 無線受信装置およびフィンガ割り当て方法 - Google Patents

無線受信装置およびフィンガ割り当て方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 特性の異なる複数チャネルの無線信号を受信する際の復調性能を向上させること。
【解決手段】 相関回路103は、受信信号から希望セルの遅延プロファイルを作成する。DPCH用パステーブル管理部104およびHSDPA用パステーブル管理部106は、受信されたDPCHおよびHSDPAチャネルに各フィンガを割り当てるため、得られた遅延プロファイルに基づいてパス管理テーブルを生成する。DPCH用フィンガ割り当て部105およびHSDPA用フィンガ割り当て部107は、生成されたパス管理テーブルに基づいて各チャネルのマルチパスに各フィンガを割り当て、その割り当て結果をDPCH用回路110aおよびHSDPA用回路110bに出力する。DPCH用回路110aおよびHSDPA用回路110bは、各チャネルの相関演算、復調処理等を行う。
【選択図】 図1

Description

本発明は、HSDPA(High Speed Downlink Packet Access)方式を採用した通信システムに使用される移動局装置、およびこの装置においてレイク合成を行う際に使用されるフィンガ割り当て方法に関する。
従来、より高速なIMT−2000のパケットデータ伝送方式として、下りのピーク伝送速度の高速化、低伝送遅延、高スループット化等を目的としたHSDPA(High Speed Downlink Packet Access)と呼ばれる方式が検討されている。
このHSDPA方式を採用した通信システムにおける一般的な通信シーケンスについて以下説明する。移動局は、下りCPICH(Common Pilot Channel)を受信して、受信品質に関する情報であるCQI(Channel Quality Indicator)情報を生成し、上りHS−DPCCH(High Speed - Dedicated Physical Control Channel)を用いて基地局に報告する。このとき、HS−DPCCHの送信パワは、下りDPCH(Dedicated Physical Channel)の送信電力制御に使用されるTPC(Transmission Power Control)コマンドから求められる上りDPCHのパワにオフセットを加えた値が用いられている。また、移動局は、HS−SCCH(High Speed - Shared Control Channel)を受信し、自局宛てのHSDPA通信パケットが送信されているか否かを確認する。そして、自局宛ての通信パケットが送信されていた場合、HS−PDSCH(High Speed - Physical Downlink Shared Channel)を受信する。なお、HS−SCCHおよびHS−PDSCHは、パワ制御されていない。移動局は、HS−DPCCHを受信した結果のACK信号またはNACK信号を上りHS−DPCCHを用いて基地局に報告する。
また、移動局においては、受信信号の復調にあたり、マルチパスの影響を軽減すると共にパスダイバーシチ効果を得るために、レイク合成と呼ばれる処理が行われる。このレイク合成においては、マルチパスそれぞれの相関演算を行うための複数系統(フィンガ)の回路と、レイク合成において使用されるパス(候補パス)に関するデータを管理するパス管理テーブル(または単にパステーブル)とが用意される(例えば、特許文献1参照)。そして、観測されたそれぞれのパスがパス管理テーブルに基づいて各フィンガに割り当てられ、レイク合成が行われる。
なお、上記のパス管理テーブルは、検出したパスそれぞれについて、パス位相情報、パス相関値情報、閾値比較情報、ランク情報、前方保護・後方保護情報等を情報として有するデータ・テーブルである。また、パス位相情報とは、プロファイル結果からパス候補となる位相の情報である。パス相関値情報とは、プロファイル結果からのパス候補となる相関値の情報である。閾値比較情報とは、所定の閾値とパス相関値を比較して所定の閾値を超えているかどうかを表す情報である。ランク情報とは、ある閾値1を超えていたらランクA(第1優先フィンガに割り当て候補)、ある閾値2を超えていたらランクB(第2優先フィンガ割り当て候補)、など、フィンガに割り当てる優先順位を示す情報。前方保護/後方保護情報とは、ランクの状態遷移における前方保護、後方保護を表す。
特開2001−244859号公報
しかしながら、従来の移動局装置は、復調チャネルの信号を受信する場合でも、1つのチャネルパス管理テーブルを使用している。これにより、パス管理テーブルに設定されている各種パラメータ(閾値、前方保護段数、後方保護段数等)をDPCH受信用に、すなわち、連続的な信号の受信用に最適化すると、バースト的な信号を受信して行われるCQI情報生成およびHSDPA関連チャネル受信に対して復調性能が劣化するという問題がある。
また、DPCHは、移動局がソフトハンドオーバ(SHO)状態にある場合には、複数のセルからこの移動局に対し送信を行うこととなる。一方、HS−PDSCH/HS−SCCHは、SHOの対象となることはなく、1つのセルからのみ送信される。従って、高速通信において、DPCHとHSDPAとに関連するチャネルは、同一セル内で受信するにも関わらず、必要なフィンガ数が異なるという現象が発生する。すなわち、DPCH用のフィンガ数とHS−PDSCH/HS−SCCH/CQI用のフィンガ数が異なってくる。よって、フィンガ数の異なるチャネルに対して1つのパス管理テーブルを用いてしまうことで、移動局装置の復調性能は劣化する。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、HSDPAのような、受信側が特性の異なる複数チャネルの信号を受信する通信システムにおいて、復調性能を向上させることができる無線受信装置、およびこの装置においてレイク合成を行う際に使用されるフィンガ割り当て方法を提供することを目的とする。
本発明の無線受信装置は、複数チャネルの無線信号を受信する受信手段と、レイク合成におけるフィンガ割り当てに使用されるパステーブルであって、各チャネルの特性に合わせて別々に設定された複数のパステーブルと、前記複数のパステーブルを使用して各チャネルで独立に前記フィンガ割り当てを行ってレイク合成を行い、受信された前記無線信号の復調を行う復調手段と、を具備する構成を採る。
本発明の無線受信装置は、上記の構成において、前記複数のパステーブルは、瞬時の伝搬路環境に関する情報を前記復調に用いるチャネルと、平均的な伝搬路環境に関する情報を前記復調に用いるチャネルと、で別々に設定される構成を採る。
本発明の無線受信装置は、上記の構成において、前記複数のパステーブルは、パケット通信のチャネルとパケット通信でないチャネルとで別々に設定される構成を採る。
本発明の無線受信装置は、上記の構成において、前記複数のパステーブルは、共有チャネルと個別チャネルとで別々に設定される構成を採る。
これらの構成によれば、HSDPAのような無線受信装置が複数チャネルの信号を受信する通信システムにおいて、各チャネルの特性に合わせてパステーブルを別々に設定するので、無線受信装置の復調性能を向上させることができる。
本発明の移動局装置は、上記いずれかに記載の無線受信装置を具備する移動局装置であって、前記受信手段は、基地局装置からHS−PDSCH、HS−SCCH、およびDPCHを受信し、前記複数のパステーブルは、HS−PDSCHとHS−SCCHとで同一のパステーブルが設定され、DPCHに前記同一のパステーブルとは別のパステーブルが設定される構成を採る。
この構成によれば、上記と同様の作用効果を有する移動局装置を提供することができる。
本発明の移動局装置は、上記の構成において、前記複数のパステーブルの内容を適応的に変更する変更手段をさらに具備し、前記受信手段は、前記基地局装置から前記HS−PDSCHおよびHS−SCCHの送信の有無に関する情報を受信し、前記変更手段は、前記送信の有無に関する情報に基づいて前記複数のパステーブルの内容を変更する構成を採る。
この構成によれば、基地局装置からHS−PDSCHおよびHS−SCCHが送信されているか否かに応じて各チャネル用のパステーブルを独立に変更することができ、復調性能を向上させることができる。
本発明の移動局装置は、上記の構成において、前記受信手段は、前記HS−PDSCHおよびHS−SCCHをダイバーシチ受信する構成を採る。
この構成によれば、HS−PDSCHおよびHS−SCCHについてのみダイバーシチ受信を行うため、レイク合成においてフェージング相関の低いパスの候補を増やすことができ、復調性能を向上させることができる。
本発明のフィンガ割り当て方法は、複数チャネルの無線信号を受信する無線受信装置におけるレイク合成において使用されるフィンガ割り当て方法であって、フィンガ割り当て用パステーブルを各チャネルの特性に合わせて別々に設定し、各チャネルで独立に前記フィンガ割り当てを行うようにした。
この方法によれば、HSDPAのような無線受信装置が複数チャネルの信号を受信する通信システムにおいて、各チャネルの特性に合わせてパステーブルを別々に設定するので、無線受信装置の復調性能を向上させることができる。
以上説明したように、本発明によれば、HSDPAのような無線受信装置が複数チャネルの信号を受信する通信システムにおいて、無線受信装置の復調性能を向上させることができる。
下りHS−PDSCHは、通信パケットという非連続な信号を通信するチャネルであり、信号はバースト的に送信されるため、受信側がこれを受信する際には、瞬時的な伝搬路情報を基に復調する必要がある。HS−SCCHも同様のことが言える。また、HS−PDSCHに使用されるCQI情報は、このHS−PDSCHに使用される変調方式、符号化方式、ビットレート等を決める情報であり、瞬時の下り回線品質に基づいて生成することが求められる。
一方、下りDPCHの受信は、連続的に信号を受信するため、時間的に平均化した伝搬路状態を基に受信信号を復調すれば良い。
ところが従来の移動局装置は、上記のように、瞬時な伝搬路情報あるいは平均的な伝搬路情報という要求される条件が異なるチャネルの受信に対して、1つのパステーブルで受信パスの管理を行っていた。
本発明者は、この点に着目し、HSDPA方式の通信システムにおいて、HS−PDSCH/HS−SCCH/CQI生成用とDPCH用とで別々のフィンガ割り当て用パステーブルを作成し、これらを用いて各チャネルごとに独立にフィンガ割り当てを実行することにより、移動局装置の復調性能を向上できることを見出して本発明をするに至った。この特徴は、HSDPA方式の通信システムだけに限らないのは言うまでもない。
すなわち、本発明の骨子は、複数チャネルの無線信号を受信し、レイク合成を行う場合、フィンガ割り当て用パステーブルを各チャネルの特性に合わせて別々に設定し、これらのテーブルを用いて各チャネルで独立にフィンガ割り当てを行うことである。
以下、本発明の実施の形態について、添付図面を参照して詳細に説明する。なお、ここでは、無線受信装置としてHSDPA通信システムにおける移動局装置を例にとって説明する。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1に係る移動局装置の主要な構成を示すブロック図である。
本実施の形態に係る移動局装置は、受信アンテナ101、無線受信部102、相関回路103、DPCH用パステーブル管理部104、DPCH用フィンガ割り当て部105、HSDPA用パステーブル管理部106、HSDPA用フィンガ割り当て部107、DPCH用回路110a、およびHSDPA用回路110bを有する。
また、DPCH用回路110aは、相関回路111a(111a−1〜111a−m)、復調回路112a、および復号回路113aを有し、HSDPA用回路110bは、相関回路111b(111b−1〜111b−n)、復調回路112b、および復号回路113bを有する。DPCH用回路110aとHSDPA用回路110bとは基本的に同じ構成となっているので、図中では同一の番号を付し、英字aおよびbにより双方を区別することとする。
無線受信部102は、受信アンテナ101を介して受信した信号にA/D変換等の所定の無線処理を施す。相関回路103は、マッチドフィルタ(MF)および相関器を有し、受信信号から希望セル(自局が収容されているセル)の遅延プロファイルを作成する。このとき、相関回路103は、各チャネルに割り当てられている既知信号を用いることにより、各チャネルに対応する遅延プロファイルを求める。
DPCH用パステーブル管理部104は、相関回路103で得られた遅延プロファイルに基づいて、受信されたDPCH信号に各フィンガを割り当てるための上記のパス管理テーブルを生成する。DPCH用フィンガ割り当て部105は、DPCH用パステーブル管理部104で生成されたパス管理テーブルに基づいてDPCHのマルチパスに各フィンガを割り当て、その割り当て結果をDPCH用回路110a内の相関回路111aに出力する。
HSDPA用パステーブル管理部106は、相関回路103で得られた遅延プロファイルに基づいて、受信されたHSDPA関連のチャネルの信号に各フィンガを割り当てるための上記のパス管理テーブルを生成する。HSDPA用フィンガ割り当て部107は、HSDPA用パステーブル管理部106で生成されたパス管理テーブルに基づいてHSDPA関連のチャネルのマルチパスに各フィンガを割り当て、その割り当て結果をHSDPA用回路110b内の相関回路111bに出力する。
DPCH用回路110a内の相関回路111aは、マルチパスを処理するための各フィンガ、具体的には相関回路111a−1〜111a−mを有し、DPCH用フィンガ割り当て部105から通知された割り当て結果に基づいて、無線受信部102から出力される最大m個までのマルチパスの受信信号に対し、各フィンガを割り当てて各信号の相関演算を行う。復調回路112aは、相関回路111aの相関結果をレイク合成すると共に、同期検波も行い、受信信号を復調する。復号回路113aは、復調回路112aで得られた復調信号を復号し、DPCHの復号データを得る。
HSDPA用回路110bもDPCH用回路110aと同様の動作を行って、HSDPA関連のチャネルの復号データを得るが、相関回路111bは、n個のフィンガを有する点が異なっている。
次いで、移動局装置が上記の構成を有することにより、復調性能が向上する原理を詳細に説明する。
DPCH用パステーブル管理部104は、例えば、DPCH用パステーブルにおいて、閾値を高目に設定し、かつ、前方保護段数を大きく設定することによって、雑音と考えられるパス(信号)に対してはフィンガを割り当てず、一度閾値を超えたパスに対してはフィンガに残すというフィンガ割り当て、すなわち、信号の連続的な受信に適した割り当てを行うことができる。しかも、この割り当ては、HSDPAチャネルの受信状態に関係なく行うことができる。これにより、移動局装置の復調性能が向上する。
図2は、この復調性能が向上する原理をさらに詳しく説明する図である。
この図に示すように、伝搬路環境(フェージング曲線F11)は変動するのが通常であるので、観測区間において一度でも受信レベルが閾値を超えたパス(信号)は、長期的に見て時間平均した受信レベルが高いパスであると予想することができる。そのため、この図に示すように、40msecに1回の頻度でパスサーチ処理P11を起動しているとすると、パスサーチ処理P11が起動してから終了するまでの時間間隔(例えば5msec)において受信レベルが低かったとしても(例えば時刻t12)、次のパスサーチ処理P11が起動するまでの残りの35msecの間に、このパスの受信レベルは高くなる(復活する)ことが期待される。よって、この受信レベルが高くなったパスを逆拡散に使用すれば、受信信号の復調性能が向上する。すなわち、かかる状況においては、前方保護段数を小さく設定するよりも(フィンガ割り当て可能区間T11参照)、前方保護段数を大きく設定することが望ましい(フィンガ割り当て可能区間T12参照)。前方保護段数を大きく設定するということは、感度を悪くすることであり、換言すれば、伝搬路環境の変動に対する耐性を強めることになる。
一方、HSDPA用パステーブルにおいては、閾値を低く設定し、前方保護を小さく設定することによって、瞬時の伝搬路情報を正しく推定でき、パケット受信に適したフィンガ割り当てを行うことができる。
このように、本実施の形態によれば、HSDPA通信システムにおいて、各チャネルの特性に合わせてパステーブルを別々に設定することができるので、移動局装置は復調性能を向上させることができる。
(実施の形態2)
図3は、本発明の実施の形態2に係る移動局装置の主要な構成を示すブロック図である。なお、この移動局装置は、図1に示した移動局装置と同様の基本的構成を有しており、同一の構成要素には同一の符号を付し、その説明を省略する。
本実施の形態の特徴は、DPCH/HSDPAパステーブル作成制御部201をさらに有することである。
DPCH/HSDPAパステーブル作成制御部201は、基地局から通知されたHSDPA受信情報(HSDPA関連のチャネルの送信の有無に関する情報)に基づいて適応的に相関回路103を制御し、パスサーチを行う周期および平均化回数を変更する。これにより、復調性能を向上させることができる。
次いで、移動局装置が上記の構成を有することにより復調性能が向上する原理を、図4を用いて詳細に説明する。
従来の移動局装置においては、パステーブルの更新周期は、移動機の電流消費および回路規模増大の観点と性能向上の観点とから、DPCHおよびHSDPA通信システムの双方に共通な40msec程度の周期が設定されている。しかし、HSDPAに関連するチャネルの伝搬路環境に対応させるためにパステーブルの更新頻度を増加させる(更新周期を短くする)と、本来それほどの更新周期を必要としないDPCHに対しても更新頻度を増加させることとなるため、消費電力が大幅に増加する問題がある。
そこで、HSDPA関連のチャネルのパス管理テーブルとDPCHのパス管理テーブルの更新周期および平均化回数とを独立に制御して、例えば、DPCH側のパスサーチ処理P21の更新周期および平均化回数を変えずに、HSDPA側のパスサーチ処理P22の更新周期および平均化回数だけを短く変更し、HSDPA関連のチャネルに関して瞬時瞬時の伝搬路環境を推定できるようにする。これにより、DPCHに関しては、時間的に平均化された伝搬路情報を使ってフィンガ割り当て区間をT21と設定することができ、また、HSDPAに関しては、瞬時の伝搬路情報を使ってフィンガ割り当て区間をT22(<T21)と設定することができるので、全体として移動局装置の復調性能を向上させることができる。また、双方のパス管理テーブルを独立に制御することにより、HSDPAは1セルからの送信信号を受信し、DPCHは複数セルからの送信信号を受信する必要がある状況において、1セルのみの遅延プロファイルの作成頻度を増加させるだけで済み、DPCHの遅延プロファイル作成頻度は現状のままに維持できる。よって、消費電力の増加を抑えることができる。
このように、本実施の形態によれば、DPCH用パステーブルおよびHSDPA用パステーブルを独立に制御できるDPCH/HSDPAパステーブル作成制御部201をさらに有することにより、各チャネルの伝搬路環境に応じて各チャネル用パステーブルを独立に変更することができ、復調性能を向上させることができる。
(実施の形態3)
図5は、本発明の実施の形態3に係る移動局装置の主要な構成を示すブロック図である。なお、この移動局装置は、図1に示した移動局装置と同様の基本的構成を有しており、同一の構成要素には同一の符号を付し、その説明を省略する。
本実施の形態の特徴は、2系統の無線受信部102a、102b、およびDPCH/HSDPAパステーブル作成制御部301を有し、HSDPA関連のチャネルについてのみ、2本の受信アンテナ101a、101bによるダイバーシチ受信を行うことである。
DPCH/HSDPAパステーブル作成制御部301は、実施の形態2で示した、パスサーチを行う周期および平均化回数を適応的に制御する機能のほかに、スイッチ302を制御し、相関回路103に入力される受信信号を選択する機能を有する。
HSDPA用フィンガ割り当て部107は、アンテナを識別したフィンガ割り当て情報をHSDPA用の相関回路111bに出力する。相関回路111bは、2本の受信アンテナ101a、101bで受信され、無線受信部102a、102bを介して入力された信号に対し、先のフィンガ割り当て情報に基づいて相関処理を施す。
DPCH/HSDPAパステーブル作成制御部301は、相関回路103を制御して、HSDPA用のパス管理テーブル作成処理に際し、受信アンテナ101a、101bの両方の受信信号からそれぞれパス管理テーブルが作成されるようにする。これにより、受信ダイバーシチを行わない場合と比較して、フェージング相関の低いパスの候補が増えるため、さらに瞬時的に状態の良いパスを選択することができる。よって、HSDPAの復調性能をより一層向上させることができる。
このように、本実施の形態によれば、HSDPA関連のチャネルについてのみダイバーシチ受信を行うため、レイク合成においてフェージング相関の低いパスの候補が増えることになり、復調性能をさらに向上させることができる。また、HSDPA以外のチャネルのパスサーチ周期を変えず、HSDPAについてのみパスサーチ周期および平均化回数を独立に適応的に制御することができるので、独立に制御しない場合に比べ、処理時間を短縮し、消費電流を削減することができる。
なお、ダイバーシチ受信に関するフィンガ割り当ての方式としては、上記に限らず、アンテナ間のフェージングあるいはシャドウイング相関が異なることを利用して、可能な限り異なるアンテナのパスを選択する方式等も考えられる。
本発明に係る無線受信装置は、上記の実施の形態1〜3に限定されず、種々変更して実施することが可能である。例えば、上記の実施の形態1〜3は、適宜組み合わせて実施することが可能である。
本発明に係る無線受信装置は、複数チャネルによって通信が行われる通信システムにおいて使用される通信端末装置および基地局装置に搭載することも可能であり、これにより上記と同様の作用効果を有する通信端末装置および基地局装置を提供することができる。
なお、本明細書においては、HSDPAチャネルに対する適用について説明しているが、本発明はこれに限らず、DSCH等、HSDPAと同様にDPCHとは異なるパスサーチ方式により受信性能を改善できる可能性があるチャネルに対しても適用可能であり、これにより、上記と同様の効果を得ることができる。
また、ここでは、本発明をハードウェアで構成する場合を例にとって説明したが、ソフトウェアで実現することも可能である。
本発明に係る無線受信装置は、復調性能を向上させる効果を有し、HSDPA(High Speed Downlink Packet Access)方式を採用した通信システムに使用される移動局等に適用できる。
実施の形態1に係る移動局装置の主要な構成を示すブロック図 復調性能が向上する原理を説明する図 実施の形態2に係る移動局装置の主要な構成を示すブロック図 復調性能が向上する原理を説明する図 実施の形態3に係る移動局装置の主要な構成を示すブロック図
符号の説明
102 無線受信部
104 DPCH用パステーブル管理部
106 HSDPA用パステーブル管理部
111 相関回路
112 復調回路
201、301 DPCH/HSDPAパステーブル作成制御部

Claims (8)

  1. 複数チャネルの無線信号を受信する受信手段と、
    レイク合成におけるフィンガ割り当てに使用されるパステーブルであって、各チャネルの特性に合わせて別々に設定された複数のパステーブルと、
    前記複数のパステーブルを使用して各チャネルで独立に前記フィンガ割り当てを行ってレイク合成を行い、受信された前記無線信号の復調を行う復調手段と、
    を具備することを特徴とする無線受信装置。
  2. 前記複数のパステーブルは、
    瞬時の伝搬路環境に関する情報を前記復調に用いるチャネルと、平均的な伝搬路環境に関する情報を前記復調に用いるチャネルと、で別々に設定される、
    ことを特徴とする請求項1記載の無線受信装置。
  3. 前記複数のパステーブルは、
    パケット通信のチャネルとパケット通信でないチャネルとで別々に設定される、
    ことを特徴とする請求項1記載の無線受信装置。
  4. 前記複数のパステーブルは、
    共有チャネルと個別チャネルとで別々に設定される、
    ことを特徴とする請求項1記載の無線受信装置。
  5. 請求項1から請求項4のいずれかに記載の無線受信装置を具備する移動局装置であって、
    前記受信手段は、
    基地局装置からHS−PDSCH、HS−SCCH、およびDPCHを受信し、
    前記複数のパステーブルは、
    HS−PDSCHとHS−SCCHとで同一のパステーブルが設定され、DPCHに前記同一のパステーブルとは別のパステーブルが設定される、
    ことを特徴とする移動局装置。
  6. 前記複数のパステーブルの内容を適応的に変更する変更手段をさらに具備し、
    前記受信手段は、
    前記基地局装置から前記HS−PDSCHおよびHS−SCCHの送信の有無に関する情報を受信し、
    前記変更手段は、
    前記送信の有無に関する情報に基づいて前記複数のパステーブルの内容を変更する、
    ことを特徴とする請求項5記載の移動局装置。
  7. 前記受信手段は、
    前記HS−PDSCHおよびHS−SCCHをダイバーシチ受信する、
    ことを特徴とする請求項5記載の移動局装置。
  8. 複数チャネルの無線信号を受信する無線受信装置におけるレイク合成において使用されるフィンガ割り当て方法であって、
    フィンガ割り当て用パステーブルを各チャネルの特性に合わせて別々に設定し、各チャネルで独立に前記フィンガ割り当てを行う、
    ことを特徴とするフィンガ割り当て方法。
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