JP4174488B2 - 送信電力制御システム及びその方法並びにそれに用いる基地局、プログラム - Google Patents

送信電力制御システム及びその方法並びにそれに用いる基地局、プログラム Download PDF

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本発明は送信電力制御システム及びその方法並びにそれに用いる基地局、プログラムに関し、特にCDMA(Code Division Multiple Access )移動通信システムにおける移動機に対する上り送信電力制御方式の改良に関するものである。
CDMA通信方式では、送信側において、拡散符号系列を用いてビットデータを拡散変調し、受信側において、送信側で用いた拡散符号系列により受信側のタイミング同期を取った後に、逆拡散及び復調処理することによって、ビットデータを復元する通信方式である。また、このCDMA通信方式では、複数ユーザが同一の周波数帯を共有するために、自ユーザの電力が他ユーザにとっては干渉となり、基地局に遠い位置にある移動機ほど基地局の近い位置にある移動機の受信電力の影響を受けてしまう。そのために、各移動機の受信電力を一定にするために送信電力制御方式が用いられる。
CDMA通信方式に用いられる電力制御方式としては、TPC(Transmission Power Control)ビットを用いた方式が一般的に用いられる。これは、送信側において、送信データフォーマットの中に、固定のパイロットビットパターン(基準信号パターン)を周期的(スロット単位)に挿入して送信し、受信側において、このパイロットビットパターン部分を逆拡散した後、SIR(希望電力対干渉電力比)値を推定して、SIR値が、上位装置から指定された基準SIR値に対して大きければ、送信電力を小さくするように、送信側のTPCビットが生成される。一方、SIR値が、上位装置から指定された基準SIR値に対して小さければ、送信電力を大きくするように、送信側のTPCビットが生成される。
従来のCDMA通信方式における基地局装置の上り送信電力制御(移動機送信電力制御)の回路構成を、図4を参照して説明する。図4において、受信アンテナ1から入力された受信信号は、準同期検波回路2によってベースバンド処理が可能な周波数帯に変換される。この後、A/Dコンバータ3によってA/D変換された後、ユーザ送受信処理ユニット4へ入力される。
このユーザ送受信処理ユニット4においては、同期捕捉回路41により指定ユーザの拡散信号を用いてパスサーチが行われる。パスサーチされた中で、拡散符号との相関性が最も高いパスの遅延時間の情報が逆拡散回路42へ通知される。逆拡散回路42では、同期捕捉回路41から得たパス遅延時間の情報を用いて受信データの逆拡散が行われ、ビット復調回路43へ出力される。この復調回路43ではフェージングによるビット位相調整が行われ、SIR計算回路44に出力される。
SIR計算回路44ではSIR値の計算が行われる。SIR計算回路44で計算されたSIR値の情報はTPCビット生成回路45に入力される。TPCビット生成回路45では、SIR計算値が上位装置(図示せず)からの信号109によって入力される基準SIR値と比較され、基準SIR>SIR計算値であれば、移動機の送信電力を大きくするようなTPCビットが生成される。逆に、基準SIR≦SIR計算値であれば、移動機の送信電力を小さくするようなTPCビットが生成される。
生成されたTPCビットは送信データ生成回路46に入力され、指定されたデータフォーマット内に挿入される。その後拡散回路47に入力されて、拡散符号によってユーザデータが拡散され、拡散データ合成回路6によって、他ユーザの拡散データと合成され、D/Aコンバータ7によってD/A変換された後、直交変調回路8により無線周波数帯に変換されて送信アンテナ9から送信されることになる。
ここで、図5を参照すると、2ユーザ(#1,#2)が使用している場合の各ユーザの基地局での干渉波電力と各移動機の送信電力との状態が、時間的に示されている。図5のタイミングAにおいて、ある移動機の故障等による高い電力を持つ干渉波が、ユーザ#1、ユーザ#2に入力されると、各ユーザ#1,#2のSIR値は小さくなるために、各ユーザの移動機の送信電力を大きくするようなTPCビットが生成される。この状態が継続すると、ユーザ#1、ユーザ#2のSIR値は引き続き小さくなるために、更に各移動機の送信電力を大きくするようなTPCビットが生成される。
図5のタイミングBにおいて、高い電力を持つ干渉波がなくなったとしても、ユーザ#1とユーザ#2の移動機の送信電力は、既に高くなってしまっているために、ユーザ#1の移動機の電波の基地局受信時には、ユーザ#2の移動機の送信電力が干渉電力として無視できなくなり、SIR値計算回路44のSIR値は基準SIRに対して小さくなったままとなる。
同様に、ユーザ#2についても、ユーザ#1の移動機の送信電力が干渉電力として無視できなくなり、SIR値計算回路44のSIR値は基準SIRに対して小さくなったままとなる。従って、ユーザ#1とユーザ#2の移動機の送信電力は更に大きくなるように制御されることになる。最終的には、基地局から遠い位置にあるユーザの移動機における受信が不能になる可能性がある。
ここで、特許文献1を参照すると、基地局の個々の上りベースバンド処理部に故障検出部を設け、故障検出の場合には、それ以降は移動機からの上り信号の送信電力レベルを引く抑えることを指示するTPCビットを生成して、下りデータ処理部から移動機へ送信する技術が開示されている。
また、特許文献2を参照すると、移動機の受信電力制御回路の故障により、基地局に必要以上の送信電力を発射させることを防止すべく、基地局において、測定送信電力と測定SIR値とを用いて、移動機の故障を検出する技術が開示されている。
特開2001−298767号公報 特開2002−374201号公報
図4に示した従来技術によるCDMA方式の基地局の送信電力制御回路においては、図5を参照して説明した如く、移動機の故障等に起因して、使用する周波数帯に急に高い干渉波が現れた場合に、使用しているユーザ全てに対して干渉波電力が大きくなるために、基地局での受信における各ユーザのSIR値は、基準SIR>SIR計算値となってしまい、移動機の送信電力を大きくするようなTPCビットが生成されてしまう。
この状態が続くと、次第に各移動機からの送信電力が増大すると共に、基地局での受信処理にとっては、自ユーザにおける干渉波が、移動機の故障等による干渉波よりも、他ユーザからの干渉波の依存性が大きくなってしまい、最終的には、基地局から遠いユーザの受信ができなくなるなど、所要ユーザ処理数に影響を及ぼすことになる。このように、使用する周波数帯全般に亘る突発的な干渉波が、セル内の移動通信システムのユーザ処理能力に影響を与えてしまうという問題がある。
特許文献1の技術では、基地局のベースバンド処理部の故障に起因する上り信号の異常な電力上昇を防止するために、移動機からの上り信号の送信電力レベルを引く抑えることを指示するTPCビットを生成して、下りデータ処理部から移動機へ送信するものであって、ある移動機の故障によつて、使用周波数帯全般に亘る突発的な干渉波が、セル内の移動通信システムのユーザ処理能力に影響を与えることを防止するものではない。
特許文献2の技術では、基地局において、測定送信電力と測定SIR値とを用いて、移動機の故障を検出するものであって、ある移動機が故障した場合に、基地局での受信処理にとって、自ユーザにおける干渉波が、移動機の故障等による干渉波よりも、他ユーザからの干渉波の依存性が大きくなってしまい、最終的には、基地局から遠いユーザの受信ができなくなるなどの不都合を、積極的に解消するものではない。
本発明の目的は、移動機の故障等に起因して、使用周波数帯に急に高い干渉波が現れた場合でも、セル内の移動通信システムのユーザ処理能力に影響を与えないようにすることが可能な送信電力制御システム及びその方法並びに基地局、プロクラムを提供することである。
本発明による送信電力制御システムは、基地局から移動機に対して上り送信電力の制御をなすようにした移動通信システムにおける送信電力制御システムであって、基地局における各移動機からの受信SIR値及び干渉波電力に応じて全ての移動機の送信電力の増大を抑止するような、複数の送信電力制御コマンドによる送信電力制御ビットパターンを用いて送信電力制御をなす制御手段を含むことを特徴とする。
本発明による送信電力制御方法は、基地局から移動機に対して上り送信電力の制御をなすようにした移動通信システムにおける送信電力制御方法であって、基地局における各移動機からの受信SIR値及び干渉波電力に応じて全ての移動機の送信電力の増大を抑止するような、複数の送信電力制御コマンドによる送信電力制御ビットパターンを用いて送信電力制御をなす制御ステップを含むことを特徴とする。
本発明による基地局は、移動機に対して上り送信電力の制御をなすようにした移動通信システムにおける基地局であって、各移動機からの受信SIR値及び干渉波電力に応じて全ての移動機の送信電力の増大を抑止するような、複数の送信電力制御コマンドによる送信電力制御ビットパターンを用いて送信電力制御をなす制御手段を含むことを特徴とする。
本発明によるプログラムは、移動機に対して上り送信電力の制御をなすようにした移動通信システムにおける基地局の動作をコンピュータに実行させるためのプログラムであって、各移動機からの受信SIR値及び干渉波電力に応じて全ての移動機の送信電力の増大を抑止するような、複数の送信電力制御コマンドによる送信電力制御ビットパターンを用いて送信電力制御をなす処理を含むことを特徴とする。
本発明の作用を述べる。基地局の送信電力制御回路において、全ユーザのSIR値と干渉波電力の状態を監視して、使用中の各ユーザの干渉波電力が著しく大きくかつSIR値が小さくなった場合は、通常のSIR値に基くTPCビットを生成する移動機の送信電力制御を行わずに、全ての移動機の送信電力の増大を抑止するように予め指定されたTPCビットパターンを用いて送信電力制御を行う。例えば、ユーザ1とユーザ2では、送信電力の上昇及び下降を交互に行うようなTPCビットパターンとし、またユーザ1とユーザ2とでは、同一のTPCビットパターンにはしないように制御することで、基地局受信での他ユーザの干渉波電力の影響を小さくする。
本発明によれば、全ユーザのSIR値計算結果および干渉波電力を常時監視し、この監視結果を、移動機へ送信するTPCビット生成回路に反映させるSIR値監視回路を設けているので、移動機の故障等により、使用周波数帯に突発的に高い電力値を持つ干渉波が現れた場合でも、使用しているユーザ全てに対して干渉波電力が大きくなり、かつ各ユーザのSIR値が小さくなったことを検出した場合は、TPCビットを挿入する次のスロットにおいてすべてのユーザの移動機の送信電力を大きくさせないよう、TPCビットを挿入するよう制御することにより、該干渉波が継続しても、全てのユーザの移動機の送信電力を増大させないように制御することができるという効果がある。
よって、移動機の故障等に起因して、使用周波数帯に急に高い干渉波が現れた場合でも、セル内の移動通信システムのユーザ処理能力に影響を与えないようにすることが可能となる。
以下に、図面を参照しつつ本発明の実施の形態について説明する。図1は本発明の実施の形態の基地局における一部機能ブロック図であり、図4と同等部分は同一符号により示している。なお、図1においては、図4に示したユーザ送受信処理ユニット4の部分についてのみ示している。
図1を参照すると、ユーザ送受信処理ユニット4−1〜4−n(nは2以上の整数)はユーザ(移動機)単位の処理ユニットであり、図1のユーザ送受信処理ユニット4との相違点は、TPCビット生成回路45と送信データ生成回路46との間に、TPCビット出力制御回路48を設けた点である。また、各ユーザ(移動機)の干渉波電力値501〜50nとSIR計算値511〜51nとを入力とし、これら入力を元に、各ユーザ(移動機)対応のTPCビット出力制御回路48へ信号を出力するSIR値監視回路5を設けている。
図1において、A/Dコンバータ(図4の3参照)によってA/D変換された受信データは、同期捕捉回路41によって指定ユーザの拡散信号を用いてパスサーチが行われる。パスサーチされた中で、拡散符号との相関性が最も高いパスの遅延量情報が逆拡散回路42に出力される。逆拡散回路42では、同期捕捉回路41から得たパス遅延量を用いて受信データの逆拡散が行われ、ビット復調回路43に出力される。このビット復調回路43では、フェージングによるビット位相調整が行われ、SIR計算回路44に出力される。
このSIR計算回路44では、SIR値の計算が行われ、このSIR計算値511はTPCビット生成回路45へ出力されると共に、SIR値監視回路5へ干渉波電力値501と共に出力される。TPCビット生成回路45では、SIR計算値511が、上位装置からの信号109によって入力される基準SIR値と比較され、基準SIR>SIR計算値であれば、送信電力を大きくするようなTPCビットが生成される。逆に、基準SIR<SIR計算値であれば、送信電力を小さくするようなTPCビットが生成され、TPCビット出力制御回路48へ出力される。
SIR値監視回路5では、各ユーザのSIR計算結果511〜51nと干渉波電力値501〜50nとを用いて、各ユーザのTPCビット生成回路45の出力結果を使用してもよいかどうかを判定し、各ユーザのTPCビット生成回路45の出力を使用してもよい場合は、使用OK信号571〜57nがTPCビット出力制御回路48へ出力される。
ここで、もし、突発的な高い電力の干渉波が入力され、かつ各ユーザのSIR計算値が小さくなった場合には、TPCビット生成回路45の出力結果を使用せず、指定したTPCビットを使用するように、各ユーザのTPC出力制御回路48へ指示信号561〜56nが出力される。
各ユーザのTPCビット出力制御回路48では、SIR値監視回路5から使用OK信号571〜57nが入力された場合は、TPC生成回路45からのTPCビットが、送信データ生成回路46へ出力され、またSIR値監視回路5からTPCビットが指定された場合は(指示信号561〜56nが出力された場合は)、この指示TPCビットが送信データ生成回路46へ出力されることになる。
なお、TPCビット生成回路45とTPCビット出力制御回路48とを、SIR値監視回路5内部に入れた構成でも実現可能であることは明白である。
図2はSIR値監視回路5の構成の例を示す図である。各ユーザからのSIR計算回路44から出力されるSIR計算値511〜51nは、それぞれ閾値判定回路531〜53nへ入力され、前回計算されたSIR計算値との差分が求められ、その差分値が予め決められた閾値よりも大きい場合は、次段の判定回路541へSIR値が小さい値となったことが通知される。同様にして、各ユーザからのSIR計算回路44から出力される干渉波電力値501〜50nについても、それぞれ閾値判定回路521〜52nに入力され、前回の干渉波電力値との差分が求められ、その差分値が予め決められた閾値よりも大きい場合は、次段の判定回路541へ干渉波電力が大きくなったことが通知される。
判定回路541では、各ユーザからのSIR計算値と干渉波電力との各前回計算値との差分結果が集計され、例えば、使用している全ユーザのSIR計算値が小さくなり、かつ全ユーザの干渉波電力が大きくなった場合には、TPCビットを生成する様に、次段のTPCビット生成回路551へ通知が出されることになる。TPCビット生成回路551では、この通知に応答して、使用ユーザ数を考慮しつつ送信すべきTPCビット561〜56nがユーザ毎に決定され、各ユーザへ送信されるのである。
次に、図2のSIR値監視回路5の動作について、図3に示すタイムチャートを使用して説明する。図3は、2ユーザ(#1,#2)が使用している場合の各ユーザにおける基地局での干渉波電力と移動機送信電力との状態を、時間的に示している。図3のタイミングAにおいて、ある移動機の故障等によって、高い電力を有する干渉波がユーザ#1、ユーザ#2に入力されるまでは、SIR値監視回路5は各ユーザのSIR値計算回路44から得られたTPCビット生成回路45の出力を使用するように、TPCビット出力制御回路48へ使用OK信号571〜57nが出力されている。
タイミングAにおいて、移動機の故障等による突発的な高電力の干渉波が入力された場合、ユーザ#1とユーザ#2のSIR計算回路44において、SIR計算値511,512が小さくなると共に、干渉波電力501,502も増大する。従って、SIR値監視回路5では、各ユーザのTPCビット生成回路45の結果を使用せず、タイミングCおよびEで指定されTPCビット561,562を使用するように、TPCビット出力制御回路48へ通知されることになる。
この場合、ユーザ#1は送信電力を上げるようなTPCビットとし、ユーザ#2は送信電力を下げるようなTPCビットとする。タイミングA以降も高い電力の干渉波が継続しているので、ユーザ#1とユーザ#2共に、SIR値監視回路5から指定されTPCビット561,562を使用するよう、TPCビット出力制御回路48へ通知される。
なお、この期間において、ユーザ#1とユーザ#2では、送信電力を上げることと、送信電力を下げることとを、交互に行うようなTPCビットパターンとし、またユーザ#1とユーザ#2とでは、同一のTPCビットパターンにはしないように制御することにより、基地局受信での他ユーザの干渉波電力の影響を小さくする。
図3のタイミングBにおいて電力の高い干渉波がなくなった場合には、SIR値計算回路44で計算されたSIR計算値は、前SIR計算値よりも大きくなり、かつ干渉波電力値も小さくなる。従って、SIR値監視回路5では、各ユーザのTPCビット生成回路45の結果を使用する動作を再開し、タイミングD,Fにおいて、TPCビット生成回路45の出力を使用するように、TPCビット出力制御回路48へ使用OK信号571,572を出力する。
本発明の他の実施例として、基本的構成は上記の通りであるが、図2のSIR値監視回路5内の判定回路541については、各ユーザ毎のSIR計算値と干渉波電力値のそれぞれの閾値判定回路の出力結果を重み付けした後で、上述した判定をなすように構成にしても良いものである。例えば、もともとSIR計算値が小さいユーザに関しては、SIR計算値における閾値判定回路からの出力結果は無視し、干渉波電力値の閾値判定回路からの出力結果だけを使用しても適用可能である。
以上の実施の形態においては、SIR値監視回路5の動作は、予めその動作手順をプログラムとしてROMなどの記録媒体に格納しておき、これをコンピュータ(CPU)により読取らせて実行するよう構成できることは明白である。
本発明の実施の形態の機能ブロック図である。 図1のSIR値監視回路5の具体例を示す図である。 本発明の動作例を示すタイミングチャートである。 従来技術を示す機能ブロック図である。 図4の従来技術の動作例を示すタイミングチャートである。
符号の説明
1,9 アンテナ
2 準同期検波回路
3 A/Dコンバータ
4,4−1〜4−n ユーザ送受信処理ユニット
5 SIR値監視回路
6 拡散データ合成回路
7 D/Aコンバータ
8 直交変調回路
41 同期捕捉回路
42 逆拡散回路
43 ビット復調回路
44 SIR計算回路
45,551 TPCビット生成回路
46 送信データ生成回路
47 拡散回路
48 TPCビット出力制御回路
521〜52n,
531〜53n 閾値判定回路
541 判定回路

Claims (13)

  1. 基地局から移動機に対して上り送信電力の制御をなすようにした移動通信システムにおける送信電力制御システムであって、基地局における各移動機からの受信SIR値及び干渉波電力に応じて全ての移動機の送信電力の増大を抑止するような、複数の送信電力制御コマンドによる送信電力制御ビットパターンを用いて送信電力制御をなす制御手段を含むことを特徴とする送信電力制御システム。
  2. 前記制御手段は、全ての移動機の現在の干渉波電力が前回の干渉波電力に対して所定値より大となり、かつ全ての移動機の現在の受信SIR値が前回のSIR値に対して所定値より小となった場合に、前記送信電力制御ビットパターンを用いて送信電力制御をなすことを特徴とする請求項1記載の送信電力制御システム。
  3. 前記干渉波電力及び前記受信SIR値の大小の判定結果に対して重み付けをなすことを特徴とする請求項2記載の送信電力制御システム。
  4. 前記送信電力制御ビットパターンは、送信電力が交互に上昇下降するようなビットパターンであることを特徴とする請求項1〜3いずれか記載の送信電力制御システム。
  5. 基地局から移動機に対して上り送信電力の制御をなすようにした移動通信システムにおける送信電力制御方法であって、基地局における各移動機からの受信SIR値及び干渉波電力に応じて全ての移動機の送信電力の増大を抑止するような、複数の送信電力制御コマンドによる送信電力制御ビットパターンを用いて送信電力制御をなす制御ステップを含むことを特徴とする送信電力制御方法。
  6. 前記制御ステップは、全ての移動機の現在の干渉波電力が前回の干渉波電力に対して所定値より大となり、かつ全ての移動機の現在の受信SIR値が前回のSIR値に対して所定値より小となった場合に、前記送信電力制御ビットパターンを用いて送信電力制御をなすことを特徴とする請求項5記載の送信電力制御方法。
  7. 前記干渉波電力及び前記受信SIR値の大小の判定結果に対して重み付けをなすことを特徴とする請求項6記載の送信電力制御方法。
  8. 前記送信電力制御ビットパターンは、送信電力が交互に上昇下降するようなビットパターンであることを特徴とする請求項5〜7いずれか記載の送信電力制御方法。
  9. 移動機に対して上り送信電力の制御をなすようにした移動通信システムにおける基地局であって、各移動機からの受信SIR値及び干渉波電力に応じて全ての移動機の送信電力の増大を抑止するような、複数の送信電力制御コマンドによる送信電力制御ビットパターンを用いて送信電力制御をなす制御手段を含むことを特徴とする基地局。
  10. 前記制御手段は、全ての移動機の現在の干渉波電力が前回の干渉波電力に対して所定値より大となり、かつ全ての移動機の現在の受信SIR値が前回のSIR値に対して所定値より小となった場合に、前記送信電力制御ビットパターンを用いて送信電力制御をなすことを特徴とする請求項9記載の基地局。
  11. 前記干渉波電力及び前記受信SIR値の大小の判定結果に対して重み付けをなすことを特徴とする請求項10記載の基地局。
  12. 前記送信電力制御ビットパターンは、送信電力が交互に上昇下降するようなビットパターンであることを特徴とする請求項9〜11いずれか記載の基地局。
  13. 移動機に対して上り送信電力の制御をなすようにした移動通信システムにおける基地局の動作をコンピュータに実行させるためのプログラムであって、各移動機からの受信SIR値及び干渉波電力に応じて全ての移動機の送信電力の増大を抑止するような、複数の送信電力制御コマンドによる送信電力制御ビットパターンを用いて送信電力制御をなす処理を含むことを特徴とするプログラム。
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