JP2005129596A - 不揮発性半導体記憶装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】選択トランジスタを有するフローティングゲート型不揮発性メモリにおいて、選択トランジスタ間のコンタクトを簡便なプロセスで自己整合的に形成する。
【解決手段】選択ゲート電極(12)とダミーゲート電極(2)は、第一の電極間絶縁膜(13)によって、電気的に絶縁され、第一の絶縁膜(13)のサイドウォール(18)は、第一層メタル配線下部に形成されるメタル間絶縁膜をエッチング除去してコンタクト用の穴を形成する際に、エッチングストッパ膜となる絶縁膜で構成されており、第一のコンタクト(6)と、第一のコンタクト(6)をはさんで列方向に隣接配置される2本のダミーゲート電極(2)の少なくとも一方を電気的に接続した場合、第一のコンタクト(6)と選択ゲート電極(12)の電気的絶縁の確保を可能にしたことにより、前記第一のコンタクト(6)を自己整合的に第一の拡散層(5)と接続させる。
【選択図】 図1
【解決手段】選択ゲート電極(12)とダミーゲート電極(2)は、第一の電極間絶縁膜(13)によって、電気的に絶縁され、第一の絶縁膜(13)のサイドウォール(18)は、第一層メタル配線下部に形成されるメタル間絶縁膜をエッチング除去してコンタクト用の穴を形成する際に、エッチングストッパ膜となる絶縁膜で構成されており、第一のコンタクト(6)と、第一のコンタクト(6)をはさんで列方向に隣接配置される2本のダミーゲート電極(2)の少なくとも一方を電気的に接続した場合、第一のコンタクト(6)と選択ゲート電極(12)の電気的絶縁の確保を可能にしたことにより、前記第一のコンタクト(6)を自己整合的に第一の拡散層(5)と接続させる。
【選択図】 図1
Description
本発明は、不揮発性半導体記憶装置に関するものである。
近年、ロジック混載フラッシュメモリの需要が拡大している。ロジック混載フラッシュメモリは、ロジックを低電圧かつ高速に動作させるために、汎用フラッシュメモリよりも低電圧かつ速いリードアクセスが必要である。このため、それに適したメモリセルが求めれている。例えば、下記の特許文献1に提案されているメモリトランジスタと選択トランジスタを有する2トランジスタ型メモリセルは、低電圧かつ速いリードアクセスが可能であり、混載フラッシュ用メモリセルに好適である。以下、このメモリセルアレイ構造とメモリセル構造について説明する。
図5は、従来のメモリセルアレイの平面図を示している。制御ゲート電極1a〜1dとダミーゲート電極2a〜2bが、行方向に延伸して配置されている。列方向に隣接する2本の制御ゲート電極1の間にはドレイン拡散層3があり、ドレイン拡散層3の上部にはドレインコンタクト4が設けられている。列方向に隣接するダミーゲート電極2の間にはソース拡散層5があり、ソース拡散層5の上部にはソースコンタクト6が設けられている。ソースコンタクト6は円形である。列方向に隣接する制御ゲート電極1とダミーゲート電極2の間には、中間拡散層7が設けられている。また、隣接する各拡散層の間には、素子分離膜8が設けられている。このように、素子分離膜8が縞状に配置されているために、選択トランジスタとメモリトランジスタのゲート幅の長さが安定して製造できる。
図6は、従来のメモリセルアレイの断面図を示している。なお、図6は、図5におけるIV-IV線の断面図を示している。半導体基板9上にP型ウェル10があり、ドレイン拡散層3と中間拡散層7の間に、メモリトランジスタが配置されている。メモリトランジスタは、P型ウェル10上に形成された、ゲート絶縁膜11、第1層電極12、電極間絶縁膜13、制御ゲート電極1からなるスタックゲート構造を有している。また、P型ウェル10の上に形成されたソース拡散層5と中間拡散層7の間に、選択トランジスタが配置されている。選択トランジスタは、P型ウェル10上に形成された、ゲート絶縁膜11、第1層電極12、電極間絶縁膜13、ダミーゲート電極2からなるスタックゲート構造を有している。
また、メモリトランジスタと選択トランジスタは、シリコン酸化膜サイドウォール14を有している。ドレイン拡散層3の上には、ドレインコンタクト4と、第一層メタル配線15、ヴァイアコンタクト16、第二層メタル配線17が設けられている。なお、この第二層メタル配線17はビット線を構成しており、図5の列方向に延伸している。ソース拡散層5の上には、ソースコンタクト6と、第一層メタル配線15が設けられている。なお、この第一層メタル配線15はソース線を構成しており、図5の行方向に延伸している。
図7は、従来のメモリセルアレイの断面図を示している。なお、図7は、図5におけるV-V線の断面図を示している。半導体基板9上にP型ウェル10があり、その上に、メモリトランジスタが複数個配置されている。ここで、第1層電極12は、図のように隣接するメモリトランジスタ間で分離されており、この部分は浮遊ゲート電極として、電荷の蓄積部となる。8は素子分離膜である。
図8は、従来のメモリセルアレイの断面図を示している。なお、図8は、図5におけるVI-VI線の断面図を示している。半導体基板9上にP型ウェル10があり、その上に、選択トランジスタが複数個配置されている。ここで、第1層電極12は、図のように隣接するメモリトランジスタ間で分離されておらず、選択トランジスタの選択ゲート電極となる。また、図示していないが、選択ゲート電極の電位は、第1層電極12上に設けられたコンタクトにより供給される。
なお、以上説明した従来のメモリセルアレイ構造とメモリセル構造において、ドレインコタクト4はメモリトランジスタの制御ゲート電極1と十分に離間しており、リソ工程の合わせズレが生じても電気的に絶縁された状態が保たれるように配置されている。また、ソースコタクト6は選択トランジスタのダミーゲート電極2と十分に離間しており、リソ工程の合わせズレが生じても電気的に絶縁された状態が保たれるように配置されている。なお、コンタクトとゲート間のマージンを削減するために、コンタクトとゲートを自己整合的に形成する方法もいくつか提案されているが、工程が複雑であり、また、ゲートの上に窒化シリコン膜などを被せる構造になっているため、ゲートをサリサイド化できず、高抵抗になるという不具合を有している。
特開平11−177068号公報
従来のメモリセルは、ソースコタクトとダミーゲート電極とが十分に離間して配置されており、リソ工程の合わせズレが生じても電気的に絶縁された状態が保たれるようになっている。このため、ソースコタクトとダミーゲート電極とのあいだに大きな間隔を必要とし、セルサイズが大きくなるという問題を有していた。
本発明は、上記問題点に着目してなされたものであり、その目的は、ソースコタクトとダミーゲート電極とのあいだに大きな間隔を設けず、ソースコンタクトとダミーゲート電極がリソ工程の合わせズレによって電気的に接続されたとしても、正常にメモリセルとして動作するように、簡単なプロセスで製造可能な自己整合コンタクトを有するメモリセルを提供することにある。
本発明の不揮発性半導体記憶装置は、半導体基板上に形成された第一のゲート絶縁膜と選択ゲート電極と第一の電極間絶縁膜とダミーゲート電極と第一の絶縁膜サイドウォールから構成されるスタックゲートを含むアレイ状に形成された選択トランジスタと、
前記半導体基板上に形成された、第二のゲート絶縁膜と浮遊ゲート電極と第二の電極間絶縁膜と制御ゲート電極と第二の絶縁膜サイドウォールから構成されるスタックゲートを含むアレイ状に形成されたメモリトランジスタと、
行方向に延伸する前記ダミーゲート電極および前記制御ゲート電極と、
列方向に隣接配置された2個の選択トランジスタの間に配置された第一の拡散層と、
前記第一の拡散層上に形成された第一のコンタクトと、
前記第一のコンタクトを介して前記第一の拡散層を行方向に電気的に接続するメタル配線とを含むメモリセルアレイであって、
前記選択ゲート電極と前記ダミーゲート電極は、第一の電極間絶縁膜によって、電気的に絶縁され、
前記第一の絶縁膜サイドウォールは、第一層メタル配線下部に形成されるメタル間絶縁膜をエッチング除去してコンタクト用の穴を形成する際に、エッチングストッパ膜となる絶縁膜で構成されており、
前記第一のコンタクトと、前記第一のコンタクトをはさんで列方向に隣接配置される2本の前記ダミーゲート電極の少なくとも一方を電気的に接続した場合、前記第一のコンタクトと前記選択ゲート電極の電気的絶縁の確保を可能にしたことにより、前記第一のコンタクトを自己整合的に前記第一の拡散層と接続させることを特徴とする。
前記半導体基板上に形成された、第二のゲート絶縁膜と浮遊ゲート電極と第二の電極間絶縁膜と制御ゲート電極と第二の絶縁膜サイドウォールから構成されるスタックゲートを含むアレイ状に形成されたメモリトランジスタと、
行方向に延伸する前記ダミーゲート電極および前記制御ゲート電極と、
列方向に隣接配置された2個の選択トランジスタの間に配置された第一の拡散層と、
前記第一の拡散層上に形成された第一のコンタクトと、
前記第一のコンタクトを介して前記第一の拡散層を行方向に電気的に接続するメタル配線とを含むメモリセルアレイであって、
前記選択ゲート電極と前記ダミーゲート電極は、第一の電極間絶縁膜によって、電気的に絶縁され、
前記第一の絶縁膜サイドウォールは、第一層メタル配線下部に形成されるメタル間絶縁膜をエッチング除去してコンタクト用の穴を形成する際に、エッチングストッパ膜となる絶縁膜で構成されており、
前記第一のコンタクトと、前記第一のコンタクトをはさんで列方向に隣接配置される2本の前記ダミーゲート電極の少なくとも一方を電気的に接続した場合、前記第一のコンタクトと前記選択ゲート電極の電気的絶縁の確保を可能にしたことにより、前記第一のコンタクトを自己整合的に前記第一の拡散層と接続させることを特徴とする。
本発明は、選択トランジスタの選択ゲート電極とダミーゲート電極を電気的に絶縁し、列方向に隣接する2本のダミーゲート電極間にある拡散層上に設けられたコンタクトと、少なくとも一方のダミーゲート電極を電気的に接続していることにより、簡便なプロセスで自己整合コンタクトを形成できるために、列方向に隣接するダミーゲート電極間の間隔を従来よりも狭くすることができ、より小さいセルサイズの半導体記憶装置を実現できる。
本発明においては、半導体基板上に形成された第一のゲート絶縁膜と選択ゲート電極と第一の電極間絶縁膜とダミーゲート電極と第一の絶縁膜サイドウォールから構成されるスタックゲートから構成される選択トランジスタを有し、前記選択ゲート電極と前記ダミーゲート電極は、第一の電極間絶縁膜によって、電気的に絶縁され、前記第一の絶縁膜サイドウォールは、第一層メタル配線下部に形成されるメタル間絶縁膜をエッチング除去してコンタクト用の穴を形成する際に、エッチングストッパ膜として機能する絶縁膜から構成されていることにより、列方向に隣接する選択トランジスタ間に設けられた第一のコンタクトと、前記第一のコンタクトをはさんで列方向に隣接配置される2本の前記ダミーゲート電極の少なくとも一方が電気的に接続された場合に、前記第一のコンタクトと前記選択ゲート電極の電気的絶縁が確保されることを可能とし、前記第一のコンタクトを、自己整合的に前記第一の拡散層と接続することにより、小さいセルサイズの不揮発性半導体記憶装置を得ることができる。
すなわち、前記第一の絶縁膜サイドウォールに関して、従来例では、エッチングストッパ膜にならない膜を使用していたが、本発明ではエッチングストッパ膜になる膜を使用している。これにより、従来例では前記第一のコンタクトを自己整合的に前記第一の拡散層と接続させられないのに対して、本発明では、前記第一のコンタクトを自己整合的に前記第一の拡散層と接続させることができる。
前記第一のコンタクトをはさんで列方向に隣接配置された2本の前記ダミーゲート電極の間隔が、前記第一のコンタクトの列方向長さの2倍よりも小さく構成することが好ましい。これにより、小さいセルサイズを有する不揮発性半導体記憶装置を得ることができる。
前記第一のコンタクトをはさんで列方向に隣接配置された2本の前記ダミーゲート電極の間隔が、コンタクトをはさまずに隣接する第一のスタックゲートと第二のスタックゲートの間隔、もしくは、コンタクトをはさまずに隣接する2本の第二のスタックゲートの間隔と等しく構成することが好ましい。これにより、小さいセルサイズの不揮発性半導体記憶装置を得ることができる。
前記第一のコンタクトは、前記第一の拡散層をはさんで隣接配置された2本の前記ダミー電極の少なくとも一方と電気的に接続するように構成することが好ましい。これにより、小さいセルサイズの不揮発性半導体記憶装置を得ることができる。
前記列方向に隣接配置された2個のメモリトランジスタの間に配置された第二の拡散層と、前記第二の拡散層上に形成された第二のコンタクトとをさらに有するメモリセルアレイにおいて、前記第二のコンタクトをはさんで列方向に隣接配置された2本の前記制御ゲート電極の間隔は、前記第二のコンタクトの列方向長さの2倍以上とすることが好ましい。これにより、第一のコンタクト周辺の小さいセルを実現しつつ、第二のコンタクトと制御ゲート間の短絡を防止することができる。
前記第一のコンタクトが列方向に長い楕円形状を有していることが好ましい。これにより、第一の拡散層と第一のコンタクトとの接続を確実にすることができる。
前記第一のコンタクトは、行方向に延伸して配置され、複数の前記第一の拡散層を1個の前記第一のコンタクトで接続していることが好ましい。これにより、行方向の電気的接続を確実にすることができる。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら説明する。まず、本発明のメモリセルアレイ構造を説明する。
図2は、本発明の一実施形態におけるメモリセルアレイの平面図を示している。図2は、従来例の図5と対応している。その違いは下記の3点にある。
(1)図2と図5を比較すると明らかなとおり、図2ではシリコン窒化膜サイドウォール18を使用しているのに対して、図5ではシリコン酸化膜サイドウォール14を使用している。
(2)本発明の実施形態では、隣接するダミーゲート電極2a,2bの間隔が従来例よりも狭いことである。すなわち、ダミーゲート電極2a,2bの間隔が従来例ではコンタクト直径の2倍程度の間隔であるのに対し、本発明の実施形態では、コンタクト径(円形の場合)とほぼ同じとした。
(3)本発明の実施形態では、ソースコンタクト6が円形状ではなく、列方向に長い楕円形状を有していることである。従来例のソースコンタクト6が円形であるのに対し、本発明の実施形態では列方向に長径が短径の1.5〜2倍程度程度長い楕円形状とした。
(1)図2と図5を比較すると明らかなとおり、図2ではシリコン窒化膜サイドウォール18を使用しているのに対して、図5ではシリコン酸化膜サイドウォール14を使用している。
(2)本発明の実施形態では、隣接するダミーゲート電極2a,2bの間隔が従来例よりも狭いことである。すなわち、ダミーゲート電極2a,2bの間隔が従来例ではコンタクト直径の2倍程度の間隔であるのに対し、本発明の実施形態では、コンタクト径(円形の場合)とほぼ同じとした。
(3)本発明の実施形態では、ソースコンタクト6が円形状ではなく、列方向に長い楕円形状を有していることである。従来例のソースコンタクト6が円形であるのに対し、本発明の実施形態では列方向に長径が短径の1.5〜2倍程度程度長い楕円形状とした。
なお、図2において、行方向に隣接するソース拡散層5は素子分離膜8により電気的に分離されているが、分離されていなくても良い。
図1は、本実施形態のメモリセルアレイの断面図を示している。なお、図1は、図2におけるI-I線断面図を示し、従来例で説明した図7と対応している。また、図2におけるII-II線断面図は従来例で説明した図7と対応し、図2におけるIII-III線断面図は従来例で説明した図8と対応するので、説明を省略する。
従来例の図6と、図1の違いについて説明する。まず、メモリトランジスタと選択トランジスタのサイドウォールは、従来例がシリコン酸化膜サイドウォール14であるのに対し、本実施形態ではシリコン窒化膜サイドウォール18である。シリコン窒化膜サイドウォール18は、ソースコンタクト6のホールを形成する際に、エッチングストッパ膜として機能する。なお、実施形態ではシリコン窒化膜を用いているが、同様な機能を有する材質であればよい。また、実施形態では、サイドウォールがシリコン窒化膜の単層構造として記載しているが、シリコン酸化膜などとの複合膜であってもよい。
次に、隣接する2本のダミーゲート電極2の間隔が、従来例よりも狭くなっている。これは、ソースコンタクト6が、図1のようにダミーゲートと接続しても、ソースコンタクト6と選択ゲート電極を構成する第1層電極12との絶縁が保たれるためである。
従来例の図8で説明したように、選択トランジスタの選択ゲート電極の電位は、第1層電極12上に設けられたコンタクトにより供給されている。そのため、第1層電極12とダミーゲート電極2が電気的に絶縁されていれば、ダミーゲート電極2がソースコンタクト6に接続されていても、選択トランジスタの動作に支障は生じない。ただし、ソースコンタクト6が第1層電極12と接続された場合には、選択トランジスタのゲートとソースが短絡してしまい、動作しなくなる。そのため、本実施形態では、ソースコンタクト6のホールを形成する際にエッチングストッパ膜として機能する、シリコン窒化膜サイドウォール18を採用している。
なお、図1におけるソースコンタクト6は、図2の説明で述べたように、図2の列方向に長い楕円形状を有しているため、図1では、ソースコンタクト6の幅が、ドレインコタクト4よりも幅が広く図示されている。これは、ソースコンタクト6とダミーゲート電極2との間のリソグラフィー工程における合わせズレが生じた場合にも、安定的にソースコンタクト6とソース拡散層5の間の電気的接続を確保するためである。よって、リソグラフィー工程における合わせズレによる支障が無い場合は、従来例と同様な円状のソースコンタクト6を用いても良い。
なお、図1において、ソース線は第一層メタル配線15で形成され、ビット線は第二層メタル配線17で形成されているが、どのメタル配線層で形成されていても良い。
以上の説明から明らかなように、本発明は、選択トランジスタをメモリトランジスタと同様なスタックゲート構造で形成し、選択トランジスタのスタックゲートの上側の電極をダミーゲート電極2として、また、下側の第1層電極12上を選択ゲート電極として機能させ、ダミーゲート電極2と第1層電極12が電気的に分離されておれば、ソースコンタクト6とダミーゲート電極2が短絡しても動作に支障が無いことに着目してなされたものである。
よって、図3、図4に示すように、ソースコンタクト6とダミーゲート電極2との間のリソグラフィー工程における合わせズレがゼロに近い場合には、ソースコンタクト6と隣接する2本のダミーゲート電極2が接続されず(図3)、リソグラフィー工程における合わせズレが生じた場合に、ソースコンタクト6と隣接する2本のダミーゲート電極2の一方に接続される(図4)ような構造も、本発明の範疇に含まれるのである。
なお、想定すべきリソグラフィー工程における合わせズレは、通常、コンタクトの直径の半分程度である。
そのため、図3において、ソースコンタクト6をはさむダミーゲート電極2の間隔は、ソースコンタクト6の直径の2倍よりも小さく設定できる。また、ソースコンタクト6をはさむダミーゲート電極2の間隔の下限は、ゲート電極の加工限界で制限される。すなわち、図3においては、中間拡散層7をはさんで隣接するダミーゲート電極2と制御ゲート電極1の間の間隔になる。
一方、ドレインコンタクト4をはさむ制御ゲート電極1の間隔は、ドレインコンタクト4の直径の2倍以上に設定する必要がある。これは、ドレインコンタクト4と制御ゲート電極1の短絡を防止するためである。
また、第一層メタル配線15で構成されるソース線と同じように、図2の行方向に延伸する配線状のコンタクト形状を有していても良い。この場合、いわゆるローカル配線的な使用方法になるため、第一層メタル配線15は省略することが可能になり、行方向にならぶソース拡散層5の接続を確実にすることができる。
また、ソースコンタクト6とダミーゲート電極2が電気的に接続された場合、選択トランジスタの選択ゲート電極とソース間の容量が大きくなる。これに対しては、選択トランジスタの電極間絶縁膜13を、メモリトランジスタの電極間絶縁膜13よりも厚く形成することで緩和できる。
また、リソグラフィー工程における合わせズレによって、ソースコンタクト6とダミーゲート電極2が電気的に接続されたりされなかったりすることを回避するためには、リソグラフィー工程における合わせズレが生じても安定的に2本の隣接するダミー電極2に両方にソースコンタクト6が接続されるように、ソースコンタクト6とダミー電極2の重なりを大きくしておけばよい。この目的には、図2で説明した楕円状のソースコンタクト6が適している。
また、本実施形態では、選択トランジスタ1個とメモリトランジスタ1個からなるメモリセルを用いて説明したが、ダミーゲート電極2を有する選択トランジスタが2本隣接し、その間にコンタクトを取る構造を有するメモリセルであれば、適用が可能である。例えば、選択トランジスタ2個とメモリトランジスタ1個からなるメモリセル、選択トランジスタ2個と複数のメモリトランジスタを直列に接続したNAND型メモリセルなどにも適用できる。
また、本発明の自己整合コンタクト形成方法は、サイドウォールの材質を変えるだけで実施できるため、プロセス工程の増加も伴わない、簡便な方法になっている。
さらに、制御ゲート電極1の上に窒化シリコン膜などを形成しないために、サリサイド化した場合には制御ゲート電極1の上部全てがシリサイド化されるため、ゲートの低抵抗化が可能になり、高速リードアクセスに向いている。
以上説明したように、本発明は、簡便なプロセスで自己整合コンタクトを形成できる不揮発性半導体装置を提供するものである。
1 制御ゲート電極
2 ダミーゲート電極
3 ドレイン拡散層
4 ドレインコンタクト
5 ソース拡散層
6 ソースコンタクト
7 中間拡散層
8 素子分離膜
9 半導体基板
10 P型ウェル
11 ゲート絶縁膜
12 第1層電極
13 電極間絶縁膜
14 シリコン酸化膜サイドウォール
15 第一層メタル配線
16 ヴァイアコンタクト
17 第二層メタル配線
18 シリコン窒化膜サイドウォール
2 ダミーゲート電極
3 ドレイン拡散層
4 ドレインコンタクト
5 ソース拡散層
6 ソースコンタクト
7 中間拡散層
8 素子分離膜
9 半導体基板
10 P型ウェル
11 ゲート絶縁膜
12 第1層電極
13 電極間絶縁膜
14 シリコン酸化膜サイドウォール
15 第一層メタル配線
16 ヴァイアコンタクト
17 第二層メタル配線
18 シリコン窒化膜サイドウォール
Claims (7)
- 半導体基板上に形成された第一のゲート絶縁膜と選択ゲート電極と第一の電極間絶縁膜とダミーゲート電極と第一の絶縁膜サイドウォールから構成されるスタックゲートを含むアレイ状に形成された選択トランジスタと、
前記半導体基板上に形成された、第二のゲート絶縁膜と浮遊ゲート電極と第二の電極間絶縁膜と制御ゲート電極と第二の絶縁膜サイドウォールから構成されるスタックゲートを含むアレイ状に形成されたメモリトランジスタと、
行方向に延伸する前記ダミーゲート電極および前記制御ゲート電極と、
列方向に隣接配置された2個の選択トランジスタの間に配置された第一の拡散層と、
前記第一の拡散層上に形成された第一のコンタクトと、
前記第一のコンタクトを介して前記第一の拡散層を行方向に電気的に接続するメタル配線とを含むメモリセルアレイであって、
前記選択ゲート電極と前記ダミーゲート電極は、第一の電極間絶縁膜によって、電気的に絶縁され、
前記第一の絶縁膜サイドウォールは、第一層メタル配線下部に形成されるメタル間絶縁膜をエッチング除去してコンタクト用の穴を形成する際に、エッチングストッパ膜となる絶縁膜で構成されており、
前記第一のコンタクトと、前記第一のコンタクトをはさんで列方向に隣接配置される2本の前記ダミーゲート電極の少なくとも一方を電気的に接続した場合、前記第一のコンタクトと前記選択ゲート電極の電気的絶縁の確保を可能にしたことにより、前記第一のコンタクトを自己整合的に前記第一の拡散層と接続させることを特徴とする不揮発性半導体記憶装置。 - 前記第一のコンタクトをはさんで列方向に隣接配置された2本の前記ダミーゲート電極の間隔が、前記第一のコンタクトの列方向長さの2倍未満である請求項1に記載の不揮発性半導体記憶装置。
- 前記第一のコンタクトをはさんで列方向に隣接配置された2本の前記ダミーゲート電極の間隔が、コンタクトをはさまずに隣接する第一のスタックゲートと第二のスタックゲートの間隔、もしくは、コンタクトをはさまずに隣接する2本の第二のスタックゲートの間隔と実質的に等しい請求項1に記載の不揮発性半導体記憶装置。
- 前記第一のコンタクトは、前記第一の拡散層をはさんで隣接配置された2本の前記ダミー電極の少なくとも一方と電気的に接続している請求項1に記載の不揮発性半導体記憶装置。
- 列方向に隣接配置された2個のメモリトランジスタの間に配置された第二の拡散層と、前記第二の拡散層上に形成された第二のコンタクトとをさらに有するメモリセルアレイにおいて、
前記第二のコンタクトをはさんで列方向に隣接配置された2本の前記制御ゲート電極の間隔は、前記第二のコンタクトの列方向長さの2倍以上である請求項1〜4のいずれか1項に記載の不揮発性半導体記憶装置。 - 前記第一のコンタクトは、列方向に長い楕円形状である請求項1〜4のいずれか1項に記載の不揮発性半導体記憶装置。
- 前記第一のコンタクトは、行方向に延伸して配置され、複数の前記第一の拡散層を1個の前記第一のコンタクトで接続している請求項1〜4のいずれか1項に記載の不揮発性半導体記憶装置。
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JP2003361139A JP2005129596A (ja) | 2003-10-21 | 2003-10-21 | 不揮発性半導体記憶装置 |
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Cited By (2)
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US8954828B2 (en) | 2012-03-19 | 2015-02-10 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Memory controller |
US9047951B2 (en) | 2012-08-29 | 2015-06-02 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Semiconductor memory device |
-
2003
- 2003-10-21 JP JP2003361139A patent/JP2005129596A/ja not_active Withdrawn
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US8954828B2 (en) | 2012-03-19 | 2015-02-10 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Memory controller |
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