JP2005128203A - 粉体トナー搬送装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 本発明の課題は、簡単な構成でトナーブロッキングを防止し、搬送を確実に行なうことができる粉体トナーの搬送装置を提供することである。
【解決手段】 廃トナーを収容する容器(ケーシング)13と、この容器13内にコイル状又はスパイラル状に設けられた搬送部材15と、搬送部材15を回転駆動する駆動手段とを備え、容器13の内壁面17にはトナーが滑り落ちるトナー滑降板19が設けられており、容器13内にはトナー滑降板19を振動させる振動源を備えるようにしている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、電子写真式の複写機等に用いられる粉体トナー搬送装置に関する。
従来、この種の粉体トナー搬送装置は、電子写真複写機のクリーニング装置において感光体から除去したトナーをトナー回収装置に搬送するものが公知である。例えば、特許文献1には、コイル状又はスパイラル状の搬送部材の上方に多数のアジテータを設け、搬送部材が回転することでアジテータと接触して搬送部材を振動させる構成としている。このように、アジテータを設けて搬送部材を振動させることにより、搬送部材の間に堆積したトナーを掻き落とし、搬送部材に粉体トナーが固まるのを防止している。
特開平10−186857号公報
しかし、上述の特許文献1記載の従来技術は、搬送部材と回転ブラシとの間におけるトナーブロッキングは防止できるが、ケーシング壁面に対するトナーブロッキングに対しては、アジテータが支持部材に貼り付いているため、動きが規制されて効果としては弱いものとなっている。また、アジテータのピッチを大きくすると、更にこの部分の効果は弱くなってしまうため、アジテータの個数が多くなり、取り付け上の手間も必要になる等の問題がある。
さらに、ケーシングの壁面は通常、樹脂又はアルミニウムなどで構成され、表面処理を特に行なっていないため、壁面が荒れて、ここにトナーが付着してトナーブロッキングを発生させる原因となっていた。
本発明は、簡単な構成でトナーブロッキングを防止し、搬送を確実に行なうことができる粉体トナーの搬送装置を提供することを目的とする。
前記課題を解決するために、請求項1に記載された発明は、廃トナーを収容する容器と、この容器内にコイル状又はスパイラル状に設けられた搬送部材と、搬送部材を回転駆動する駆動手段とを備え、容器の内壁面にはトナーが滑り落ちるトナー滑降板が設けられており、容器内にはトナー滑降板を振動させる振動源を備えていることを特徴とする。
請求項2に記載された発明は、請求項1に記載の発明において、トナー滑降板は搬送部材に接触する突起部を備え、搬送部材の回転により搬送部材が突起部に接触してトナー滑降板を振動させていることを特徴とする。
請求項3に記載された発明は、請求項2に記載の発明において、突起部は搬送部材と接触する部分の形状が搬送部材の軸線方向に対して斜めになっていることを特徴とする。
請求項4に記載された発明は、請求項1に記載の発明において、トナー滑降板は搬送部材に接触する揺動板を備え、搬送部材の回転により搬送部材が揺動板に接触してトナー滑降板を振動させていることを特徴とする。
請求項5に記載された発明は、請求項4に記載の発明において、揺動板は弾性部材であり、揺動板の厚さはトナー滑降板の厚さよりも大きいことを特徴とする。
請求項6に記載された発明は、請求項4又は5に記載の発明において、揺動板はトナー滑降板に貼り付けており、揺動板の貼り付け部分の長さはトナー滑降板の滑降長さの3分の1〜3分の2であることを特徴とする。
請求項7に記載された発明は、請求項4〜6の何れか一項に記載の発明において、揺動板の搬送部材から離れる部分の形状が搬送部材の軸線方向に対して斜めになっていることを特徴とする。
請求項8に記載された画像読取装置は、請求項1に記載の発明において、トナー滑降板は搬送部材と接触するアジテータを備え、搬送部材の回転により搬送部材がアジテータに接触してトナー滑降板を振動させることを特徴とする。
請求項9に記載された発明は、請求項8に記載の発明において、アジテータは搬送部材が接触する下部に櫛歯状のスリットを形成していることを特徴とする。
請求項10に記載された後処理装置は、請求項8又は9に記載の発明において、アジテータは搬送部材の搬送方向の進行側にアジテータをトナー滑降板に取り付ける曲げ部を設けたことを特徴とする。
請求項11に記載された後処理装置は、請求項2〜10に記載の発明において、突起部、揺動板及びアジテータのピッチが、搬送部材のピッチと異なることを特徴とする。
請求項12に記載された後処理装置は、請求項1〜11の何れか一項に記載の発明において、トナー滑降板と容器の内壁面との間に発泡材を配置していることを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、廃トナーを収容する容器の内壁面に、トナー滑降板を設けたので、容器の壁面からのトナーのすべりが良くなり、トナーを簡単に容器の下側に滑り落とすことができる。従って、容器の壁面にトナーのブロッキングが発生するのを防止できる。
また、容器内にはトナー滑降板が振動する振動源を備えているので、トナー滑降板が振動することで、トナー滑降板上からトナーを滑り落とすことができ、容器の壁面にトナーのブロッキングが発生するのをさらに防止できる。
請求項2に記載された発明によれば、請求項1に記載された発明と同様の効果が得られるとともに、トナー滑降板を振動させる振動源として、トナー滑降板に搬送部材に接触する突起部を備えることで、搬送部材の回転により突起部が搬送部材に対して接離を繰り返してトナー滑降板が振動するので、簡単な構成でトナー滑降板を振動させることができるとともにトナーを確実に滑り落とすことができる。
請求項3に記載された発明によれば、請求項2に記載された発明と同様の効果が得られるとともに、突起部の搬送部材と接触する部分の形状が搬送部材の軸線方向に対して斜めになっているので、突起部に対して搬送部材の押圧力が徐々に働いて、スムーズに搬送部材が移動でき、搬送部材であるコイルは突起部の端部に引っ掛かりにくく、コイルや突起部が破損するなどの不具合を防止できる。
請求項4に記載された発明によれば、請求項1に記載された発明と同様の効果が得られるとともに、トナー滑降板を振動させる振動源として、トナー滑降板に揺動板を備えることで、搬送部材の回転により揺動板が搬送部材に対して接離を繰り返し、トナー滑降板が振動するので、簡単な構成でトナー滑降板を振動させることができる。
請求項5に記載された発明によれば、請求項4に記載された発明と同様の効果が得られるとともに、揺動板をトナー滑降板よりも厚みを有する弾性部材とすることで、搬送部材の押圧力により揺動板自体が変形するのでなく、揺動板とトナー滑降板の接着部分が支点となって揺動板がトナー滑降板を持ち上げたり、押し込んだりしてトナー滑降板に波打ち現象を発生させることができ、振動を効果的に発生させることができる。
請求項6に記載された発明によれば、請求項4又は5に記載された発明と同様の効果が得られるとともに、トナー滑降板へ貼り付ける揺動板の長さを、トナー滑降板の長さの3分の1〜3分の2の長さにしているので、揺動板の先端側の変位量が小さくとも、揺動板の後端側の変位量を大きくすることができ、トナー滑降板の振動を効果的に発生させることができる。
トナー滑降板へ貼り付ける揺動板の長さを、トナー滑降板の長さの3分の1未満とした場合は、揺動板の変位がトナー滑降板に効果的に伝わりにくくなる一方、トナー滑降板へ貼り付ける揺動板の長さをトナー滑降板の長さの3分の2を超える長さとした場合は、揺動板が変位しにくくなることが考えられる。
請求項7に記載された発明によれば、請求項4〜6の何れか一項に記載された発明と同様の効果が得られるとともに、揺動板の搬送部材と離れる部分が搬送部材の軸線方向に対して斜めに形成されているので、揺動板と搬送部材とが接触した後、揺動板と搬送部材のコイルとが徐々に離れるので、揺動板と搬送部材とが急激に離れるときに発生する弾き音が発生し難く、トナー滑降板は緩やかな動きで元の状態に戻ることができ、トナー滑降板に大きな振動が発生しても騒音の発生を防止できる。
請求項8に記載された発明によれば、請求項1に記載された発明と同様の効果が得られるとともに、トナー滑降板を振動させる振動源として、トナー滑降板にアジテータを備えることで、搬送部材の回転によりアジテータが搬送部材に対して接離を繰り返すことで、トナー滑降板が振動するので、簡単な構成でトナー滑降板を振動させることができる。
請求項9に記載された発明によれば、請求項8に記載された発明と同様の効果が得られるとともに、搬送部材と接触するアジテータの下部に櫛歯状のスリットを形成したので、アジテータに無理な力がかからず、アジテータの破損を防止できる。
請求項10に記載された発明によれば、請求項8又は9に記載された発明と同様の効果が得られるとともに、搬送部材の搬送方向の進行側に曲げ部を備えてアジテータをトナー滑降板に取り付けたので、コイルがアジテータに当接してアジテータが急に倒れにくく、トナー滑降板の振動を安定して発生させることができる。
請求項11に記載された発明によれば、請求項2〜10の何れか一項に記載された発明と同様の効果が得られるとともに、搬送部材のピッチに対して、トナー滑降板に振動を得る突起部及びアジテータのピッチを異なる配置にしているので、搬送部材にかかる軸方向の荷重の偏りを防止し、搬送部材にかかるトルク変動を低減することができる。
請求項12に記載された発明によれば、請求項1〜11の何れか一項に記載された発明と同様の効果が得られるとともに、トナー滑降板と容器の内壁面との間にスポンジ等の発泡材を設けることで、トナー滑降板と容器の内壁面との間の隙間に搬送部材からトナーが流入することを防止できる。
また、搬送部材の両側に発泡材が配置されているので、搬送部材の回転振れを規制でき、トナーの搬送不良を防止できる。
以下、図面を参照しながら本発明の一実施形態について説明する。図1は本発明に係る第1実施の形態にかかる粉体トナー搬送装置を搭載したクリーニング装置の断面図、図2は図1のトナー滑降板周辺を拡大して示す断面図、図3は図1に示す粉体トナー搬送装置の断面図である。
本発明の第1実施の形態にかかる粉体トナー搬送装置1は、複写機100のクリーニング装置3に用いられている。このクリーニング装置3は、感光体5の静電潜像に現像剤を付着させてトナー像を形成し、トナー像を転写材に転写した後に感光体5上の残留トナーを除去するものである。
クリーニング装置3は、ケーシング(容器)13内で図中矢印A方向に回転する感光体5の表面に接触して残留トナーを払い落とす回転ブラシ7と、同じく感光体5の表面の残留トナーを掻き落とすブレード9と、回転ブラシ7に付着する残留トナーを掻き落とすフリッカー部11を備えており、回転ブラシ7等で掻き落とされたトナーは、後述の搬送部材15により図示しない回収容器に搬送している。
粉体トナー搬送装置1は、ケーシング13の長手方向に伸びるコイル状の搬送部材15と、搬送部材15を回転駆動する図示しない駆動手段とを備え、搬送部材15の左右両側に位置するケーシング13の内壁面17に沿って、シート状のトナー滑降板19が取り付けられている。尚、トナー滑降板19は弾性部材からなり、その表面は摩擦係数が小さくなっている。
搬送部材15は、図示しない駆動モータにより回転する駆動軸を備え、この駆動軸にはコイルスプリング(以下、単にコイルという)14が一体に設けられており、搬送部材15の回転によりトナーを図で示す矢印E方向に搬送するようになっている。
トナー滑降板19は、その上端側をケーシング13の内壁面17に取り付けてあり、反対側に位置する下端側は搬送部材15のコイル14に接する位置まで伸びている。また、トナー滑降板19の下端側にはトナーの搬送方向に沿って、所定のピッチ間隔で複数個の突起部21を設けている。この突起部21は、コイル14の外径より軸の中心側に入り込むようにオーバーラップさせる構成となっており、コイル14に付着したトナーを容易に掻き落とすことができるようになっている。
また、搬送部材15の回転によって搬送部材15のコイル14と突起部21とが接離を繰り返して突起部21が上下方向に振動し、それに伴いトナー滑降板19も上下に振動するようになっている。
また、突起部21の搬送部材15との接触部分の形状は、搬送部材15の軸線方向に対して斜めに形成されている。よって、搬送部材15の回転によって、突起部21がコイル14に接触する場合に、突起部21に対してコイル14の押圧力が徐々に働いて、スムーズにコイル14が移動でき、コイル14が突起部21の端部に引っ掛かりにくく、突起部21やコイル14が破損するなどの不具合を防止できる。
さらに、突起部21における搬送部材15との接触部分と反対側の形状を、搬送部材15の軸線方向に対して略直角に形成している。このように、突起部21の搬送部材15との接触部分と反対側の形状を略直角に形成することで、突起部21とコイル14とが接触した後、突起部21とコイル14とが離れるときに、変形したトナー滑降板19とスポンジ23の反力の働きにより、トナー滑降板19の変形が急激に元の状態に戻るので、トナー滑降板19が大きく振動し、トナー滑降板19上のトナーが容易に下方に落下できる。
また、トナー滑降板19とケーシング13の内壁面17との間には、防塵性を有する発泡材(スポンジ)23を設けている。このように、トナー滑降板19とケーシング13の内壁面17との間にスポンジ23を設けることで、ケーシング13の内壁面17とトナー滑降板19との隙間からトナーが押し出されることを防止するとともに、搬送部材15の回転振れを規制してトナーの搬送不良を防止している。
尚、スポンジ23は、硬度が40度以下の柔らかいものを使用することで、トナー滑降板19の振動が吸収されることを防止でき、トナー滑降板19は効果的に振動できる状態となっている。
図3に示すように、トナー滑降板19の隣り合う突起部21間のピッチ(図3中Cで示す)は、コイル14間のピッチ(図3中Dで示す)と異なるようにしている。このように、コイル14間のピッチと突起部21のピッチを異なるようにしているので、各突起部21はコイル14に当接する時期がずれ、搬送部材15にかかる軸方向の荷重の偏りを防止し、搬送部材15にかかるモータのトルク変動を低減することができる。
次に、本実施の形態にかかる粉体トナー搬送装置1の作用について説明する。クリーニング装置3では、回転ブラシ7及びブレード9により感光体5の表面の残留トナーを払い落とされ、払い落とされたトナーは搬送部材15により回収容器に搬送される。
駆動モータにより搬送部材15が回転すると、図2に示すように、コイル14がトナー滑降板19の突起部21に接触し、トナー滑降板19の下端側がめくり上がる。これに対しトナー滑降板19の上端側では、ケーシング13の内壁面17側に押し下がる動きとなり、この動きを繰り返すことでトナー滑降板19が波打つ。このように、トナー滑降板19が振動することでトナー滑降板19上からトナーを滑り落とすことができ、ケーシング13の内壁面17にトナーのブロッキングが発生するのを防止できる。
次に、他の実施の形態を説明するが、その説明にあたり上述した部分と同一の作用効果を奏する部分には、同一の符号を付することにより、その部分の詳細な説明を省略し、以下の説明では、主に第1実施の形態と異なる点を説明する。図4から図6を用いて第2の実施形態について説明する。
第2の実施の形態では、トナー滑降板19の下端側にトナーの搬送方向に沿って、所定のピッチ間隔で複数個の揺動板25を設けている。この揺動板25は、トナー滑降板19よりも厚みを有する弾性部材としている。この場合、搬送部材15の押圧力により揺動板25自体が変形するのでなく、揺動板25とトナー滑降板19の接着部分が支点となって揺動板25がトナー滑降板19を持ち上げたり、押し込んだりしてトナー滑降板19に波打ち現象を発生させ、振動を効果的に発生させている。
また、揺動板25のトナー滑降板19への貼り付け部分の長さ(図5中Gで示す)を、トナー滑降板19の滑降長さ(図5中Hで示す)の3分の1〜3分の2にしており、揺動板25の先端側の変位量が小さくとも、揺動板25の後端側の変位量を大きくすることができ、トナー滑降板19の振動を効果的に発生させることができるようになっている。
トナー滑降板19へ貼り付ける揺動板25の長さを、トナー滑降板19の滑降長さの3分の1未満とした場合は、揺動板25の変位がトナー滑降板19に効果的に伝わりにくくなる一方、トナー滑降板19へ貼り付ける揺動板25の長さをトナー滑降板19の長さの3分の2を超える長さとした場合は、揺動板25が変位しにくくなることが考えられる。
さらに、搬送部材15の左右両側には、トナー滑降板19の途中から下方に延びる折り曲げ部27を形成し、その端部はケーシング13の内壁面17に当接している。このように、折り曲げ部27の存在により、搬送部材15から流出したトナーが、トナー滑降板19とケーシング13の内壁面17との隙間に入り込まないようにしている。
また、揺動板25の先端の形状は図6に示すように、略V字状にしており、搬送部材15であるコイル14が揺動板25に引っ掛かって、揺動板25に無理な力がかからないようにしている。また、コイル14と揺動板25とがスムーズな接離となるので、振動時の騒音の発生を防止することができる。
以上のように、第2の実施の形態においても、トナー滑降板19が振動することでトナー滑降板19上からトナーを滑り落とすことができ、ケーシング13の内壁面17にトナーのブロッキングが発生するのを防止できる。
次に図7から図9を用いて第3の実施形態について説明する。第3の実施の形態では、トナー滑降板19の下端側にトナーの搬送方向に沿って、所定のピッチ間隔で複数個の突起部材(突起部)29を成型又は貼り付けにより備えている。突起部材29は、トナー滑降板19の下端側の先端から下方に設けており、突起部材29はその先端(下端)がコイル14の外径より軸の中心側に入り込むようにオーバーラップさせる構成であると同時に、ケーシング13の内壁面17に略当接するようになっている。よって、突起部材29によりコイル14に付着したトナーを掻き落とし且つトナー滑降板19に振動を発生させるとともに、さらにトナー滑降板19とケーシング13の内壁面17との間に隙間が生じないようにしてトナーの流入を防いでいる。
次に図10及び図11を用いて第4の実施形態について説明する。第4の実施の形態では、トナー滑降板19にコイル14に接触するアジテータ31を複数備えている。アジテータ31がコイル17の外径より軸の中心側に入り込むようにオーバーラップさせる構成であるので、コイル14に付着したトナーを掻き落とすとともに、アジテータ31とコイル14とが接離を繰り返すことで、トナー滑降板19に効果的に振動を発生させることができる。
また、コイル14と接触するアジテータ31の下部に櫛歯状のスリット33を形成したので、アジテータ31に無理な力がかからず、アジテータ31の破損を防止できる。
さらに、搬送部材15の搬送方向と同じ側に曲げ部35を持たせてアジテータ31を取り付けたので、コイル14がアジテータ31に当接してアジテータ31が鋭角に倒れ、経時的に曲げ部35が開くことを防止でき、トナー滑降板19の振動を安定して発生させることができる。
なお、本発明は上述した実施の形態に限定されず、その要旨を逸脱しない範囲で種々の変形が可能である。画像形成装置は上述したような複写機に限らず、プリンタ、FAXなどであっても良い。
上述の実施の形態では、搬送部材15としてコイルスプリング17を用いたが、スパイラル形状の搬送部材15であっても良い。
本発明に係る第1実施の形態にかかる粉体トナー搬送装置を搭載したクリーニング装置の断面図である。 図1のトナー滑降板周辺を拡大して示す断面図である。 図1に示す粉体トナー搬送装置の断面図である。 本発明に係る第2実施の形態にかかる粉体トナー搬送装置を搭載したクリーニング装置の断面図である。 図4のトナー滑降板周辺を拡大して示す断面図である。 図4に示す粉体トナー搬送装置の断面図である。 本発明に係る第3実施の形態にかかる粉体トナー搬送装置を搭載したクリーニング装置の断面図である。 図7のトナー滑降板周辺を拡大して示す断面図である。 図7に示す粉体トナー搬送装置の断面図である。 本発明に係る第4実施の形態にかかる粉体トナー搬送装置を搭載したクリーニング装置の断面図である。 図10に示す粉体トナー搬送装置の断面図である。
符号の説明
1 粉体トナー搬送装置
13 ケーシング(容器)
15 搬送部材
17 内壁面
19 トナー滑降板
21 突起部
23 スポンジ
25 揺動板
31 アジテータ

Claims (12)

  1. 廃トナーを収容する容器と、この容器内にコイル状又はスパイラル状に設けられた搬送部材と、搬送部材を回転駆動する駆動手段とを備え、容器の内壁面にはトナーが滑り落ちるトナー滑降板が設けられており、容器内にはトナー滑降板を振動させる振動源を備えていることを特徴とする粉体トナー搬送装置。
  2. トナー滑降板は搬送部材に接触する突起部を備え、搬送部材の回転により搬送部材が突起部に接触してトナー滑降板を振動させていることを特徴とする請求項1に記載の粉体トナー搬送装置。
  3. 突起部の搬送部材と接触する部分の形状が搬送部材の軸線方向に対して斜めになっていることを特徴とする請求項2に記載の粉体トナー搬送装置。
  4. トナー滑降板は搬送部材に接触する揺動板を備え、搬送部材の回転により搬送部材が揺動板に接触してトナー滑降板を振動させていることを特徴とする請求項1に記載の粉体トナー搬送装置。
  5. 揺動板は弾性部材であり、揺動板の厚さはトナー滑降板の厚さよりも大きいことを特徴とする請求項4に記載の粉体トナー搬送装置。
  6. 揺動板はトナー滑降板に貼り付けており、揺動板の貼り付け部分の長さはトナー滑降板の滑降長さの3分の1〜3分の2であることを特徴とする請求項4又は5に記載の粉体トナー搬送装置。
  7. 揺動板の搬送部材から離れる部分の形状が搬送部材の軸線方向に対して斜めになっていることを特徴とする請求項4〜6の何れか一項に記載の粉体トナー搬送装置。
  8. トナー滑降板は搬送部材と接触するアジテータを備え、搬送部材の回転により搬送部材がアジテータに接触してトナー滑降板を振動させることを特徴とする請求項1に記載の粉体トナー搬送装置。
  9. アジテータは搬送部材が接触する下部に櫛歯状のスリットを形成していることを特徴とする請求項8に記載の粉体トナー搬送装置。
  10. アジテータは搬送部材の搬送方向の進行側にアジテータをトナー滑降板に取り付ける曲げ部を設けたことを特徴とする請求項8又は9に記載の粉体トナー搬送装置。
  11. 突起部、揺動板及びアジテータのピッチが、搬送部材のピッチと異なることを特徴とする請求項2〜10の何れか一項に記載の粉体トナー搬送装置。
  12. トナー滑降板と容器の内壁面との間に発泡材を配置していることを特徴とする請求項1〜11の何れか一項に記載の粉体トナー搬送装置。

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