JP2005128159A - 電気光学パネルの検査装置、並びに電気光学パネルの製造方法 - Google Patents

電気光学パネルの検査装置、並びに電気光学パネルの製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 電気光学パネルの検査を精度良く行う。
【解決手段】 共通のマザー基板上に形成された複数の電気光学パネルのうち少なくとも一つを検査対象とする検査装置であって、検査対象の電気光学パネルに対して検査光を照射する光源手段と、マザー基板の下側に、マザー基板の下面のうち検査対象の電気光学パネルの画像表示領域に対応する表面部分に対して空間を隔てた状態でマザー基板を保持する保持手段と、入射された検査光に応じて検査対象の電気光学パネルから表示光として出射される光を受光して、画像の取り込みを行う撮像手段とを備える。更に、検査対象の電気光学パネルにおける、画像表示領域の周辺に位置する周辺領域を遮光する遮光手段を備える。
【選択図】 図5

Description

本発明は、電気光学パネル、例えば液晶パネル等の検査に用いられる検査装置及び該検査装置を用いた電気光学パネルの製造方法の技術分野に関する。
この種の検査装置では、一対の基板間に電気光学物質層が挟持されてなる電気光学パネルの表示画像を確認することによって、その画像品質について検査が行われる(例えば、特許文献1参照)。このような検査の際、例えば特許文献2に開示されているような直視による撮像方法を用いて、電気光学パネルの表示画像の取り込みが行われる。より具体的には、電気光学パネルに、光源から検査光を照射すると共に所定の検査パターンを表示させる。そして、表示させた検査パターンを、撮像手段によって撮像して取り込む。例えば、取り込まれた画像について、パーソナルコンピュータ等を用いて所定の画像処理を行って、その画像品質について自動検査が行われる。
特開2001−255526号公報 特開平5−347337号公報
上述したような表示画像の取り込みの際、電気光学パネルはその裏面全体がテーブル等の保持手段によって保持されるように、該テーブル上に平置きして設置される。また、撮像手段のピントを電気光学パネルにおける電気光学物質層内に合わせて画像の取り込みが行われる。よって、電気光学パネルを保持するテーブルの表面上にゴミやキズが存在すると、電気光学パネル面に近接する該ゴミやキズにも焦点深度に応じて撮像手段のピントが合ってしまい、該ゴミやキズが取り込んだ画像に映り込んでしまう恐れがある。その結果、映り込んだゴミやキズを欠陥として誤認識することにより、検査精度が低下してしまうという問題点を生じる。
また、電気光学パネルは実装ケースに収納されていない状態で検査される。よって、本来、電気光学パネルにおいて、実装ケースによって遮光されるべき周辺領域を遮光しないと、該周辺領域から漏れた光が反射して、取り込んだ画像に映り込んでしまう。よって、取り込んだ画像中に例えば輝点欠陥があっても、この欠陥を検出し難くなる。これも、検査精度の低下を招く一因となる。
本発明は、上記問題点に鑑み成されたものであり、液晶パネル等の電気光学パネルの検査を精度良く行うことが可能な電気光学パネルの検査装置、並びに該検査装置を用いる電気光学パネルの製造方法を提供することを課題とする。
本発明の第1の電気光学パネルの検査装置は上記課題を解決するために、共通のマザー基板上に形成された複数の電気光学パネルのうち少なくとも一つを検査対象とする検査装置であって、前記検査対象の電気光学パネルに対して検査光を照射する光源手段と、前記マザー基板の下側に、前記マザー基板の下面のうち前記検査対象の電気光学パネルの画像表示領域に対応する表面部分に対して空間を隔てた状態で前記マザー基板を保持する保持手段と、前記入射された検査光に応じて前記検査対象の電気光学パネルから表示光として出射される光を受光して、画像の取り込みを行う撮像手段とを備える。
本発明の第1の電気光学パネルの検査装置によれば、共通のマザー基板上に形成された複数の電気光学パネルを各個別に検査する。尚、複数の電気光学パネルのうち検査対象となる電気光学パネルを、以下において、検査対象パネルと称することもある。
複数の電気光学パネルは、マザー基板上における複数のパネル形成領域に形成される。複数のパネル形成領域の各々の周縁には切断予定線が設けられ、該切断予定線に沿ってマザー基板を切断することによって、複数の電気光学パネルを個別に切り分けることができる。また、複数の電気光学パネルには夫々、画像表示領域の額縁領域を規定する内蔵遮光膜が設けられている。平面的に見て内蔵遮光膜の内側が画像表示領域として規定され、該内蔵遮光膜の外側が周辺領域として規定される。更に、複数の電気光学パネルは夫々、マザー基板とこれとは別の透明基板との間に電気光学物質が挟持されて形成される。
電気光学パネルの検査時、光源手段からの検査光が保持手段を介して検査対象パネルに照射される。ここに保持手段は好ましくはガラス等の透明板部材を用いて構成される。そして、マザー基板の下面側、即ち複数の電気光学パネルが形成された側と反対側の面を保持手段に対向させて、マザー基板は水平に保持される。但し、後述の態様の如く貫通する開口部が設けられていれば、保持手段は、不透明であってもよい。このように保持された検査対象パネルに照射された光は、例えば、電気光学物質層を介して透過光として、該電気光学物質層から出射される。尚、電気光学物質層から出射される光は透過光に限定されず、例えば反射型の電気光学パネルを用いるとすれば、電気光学物質層を介して反射光として出射される。
また、検査時、検査対象パネルの画像表示領域において、所定の検査パターンの表示が行われる。撮像手段は、例えばフォトダイオード、CCD(Charged Coupled Device)等を受光手段として備えている。検査対象パネルから表示光として出射した光は受光手段によって受光される。検査対象パネルにおいて表示された検査パターンを撮像する際、撮像手段のピントは、検査対象パネルにおいて電気光学物質層内に合わせられる。
保持手段に保持されたマザー基板の下側には、該マザー基板の下面のうち、検査対象パネルの画像表示領域に対応する表面部分に対して、空間が隔てられている。従って、保持手段におけるマザー基板の保持表面にゴミやキズが存在したとしても、該ゴミやキズの存在箇所は撮像手段のピント付近から外れることとなる。或いは、後述の態様の如く、保持手段において空間を規定するのが、貫通する開口部であれば、画像表示領域の周辺における保持表面にゴミやキズが存在したとしても、これが検査パターンの表示に影響することは無いこととなる。
よって、本発明の第1の検査装置によれば、撮像手段によって撮像されることによって取り込まれた画像中に、保持手段の保持表面に存在するゴミやキズが映りこむことを防止することが可能となる。その結果、本発明の第1の検査装置によれば、取り込まれた画像を確認することにより、検査対象パネルにおける表示画像の品質について的確に検査することができる。即ち、電気光学パネルの検査を精度良く行うことが可能となる。
本発明の第1の電気光学パネルの検査装置の一態様では、前記保持手段には、前記空間を規定する穴部が開口されている。
この態様によれば、保持手段におけるマザー基板の保持表面には、該保持表面の法線方向に沿って開口された穴部が設けられる。該穴部は、好ましくは保持表面の法線方向に沿って貫通する開口部として設けられる。或いは、非貫通の穴部として凹部が設けられてもよい。そして、穴部は、画像表示領域の周囲において検査対象パネルを保持すると共に、貫通する又は非貫通の開口を規定する保持手段の側壁部分からなる。また、穴部の開口サイズは、検査対象パネルの画像表示領域より大きくなっている。
穴部を凹部として設けた場合、保持手段にマザー基板が保持された状態で、検査対象パネルは、画像表示領域に対応するマザー基板の下側が、凹部の底面と、例えば凹部の深さに相当する間隔を隔てて対向する。
また、穴部を開口部として設けた場合、保持手段にマザー基板が保持された状態で、検査対象パネルの画像表示領域に対応するマザー基板の下側には、開口部によって規定される空間が隔てられている。
従って、電気光学パネルの検査時、保持手段におけるマザー基板の保持表面にゴミやキズが存在したとしても、該ゴミやキズの存在箇所は撮像手段のピント付近から外れることとなる。
また、穴部を開口部として設ける場合、該開口部より検査対象パネルに光源手段から出射された検査光を照射させることが可能となる。よって、保持手段を遮光性部材を用いて構成する共に、開口部を検査対象パネルの周辺領域が保持手段によって実装ケースと同様に覆われるような形状とすれば、検査対象パネルの周辺領域からの漏れ光を、該検査対象パネルの光入射側で遮光することが可能となる。
この、穴部を開口する態様では、前記穴部によって、前記空間は、前記複数の電気光学パネルのうち、前記検査対象の電気光学パネルを含む所定数の電気光学パネルに対して共通に規定されているように構成してもよい。
このように構成すれば、穴部を、マザー基板における複数のパネル形成領域の構成に応じたパターンとして形成することが可能となる。例えば、マザー基板において複数のパネル形成領域がマトリクス状に形成されている場合、穴部は、各行又は各列の複数のパネル形成領域に対応するパターンとして形成される。この場合、保持手段には複数の穴部がストライプ状或いはマトリクス状に形成されることとなる。
或いは、穴部を、例えばマザー基板の外形形状に対応するパターンとして形成するようにしてもよい。この場合、マザー基板を保持手段に保持した状態で、該マザー基板に形成された全ての電気光学パネルは、穴部上に配置されることとなる。
この、穴部を開口する態様では、前記穴部によって、前記空間は、前記複数の電気光学パネルに対して各個別に規定されているように構成してもよい。
このように構成すれば、マザー基板を保持手段に保持した状態で、該マザー基板に形成された全ての電気光学パネルは、各個別に穴部上に配置されることとなる。
本発明の第1の電気光学パネルの検査装置の他の態様では、前記保持手段は、透明部材を用いて構成されると共に、前記マザー基板を支持する支持部を含む。
この態様によれば、支持部は、マザー基板を、該マザー基板の下面と保持手段の保持表面との間に所定の間隔を隔てて支持する。従って、電気光学パネルの検査時、保持手段におけるマザー基板の保持表面にゴミやキズが存在したとしても、該ゴミやキズの存在箇所は撮像手段のピント付近から外れることとなる。更に、例えば空間を規定する保持手段が非貫通の開口部であって、透明部材が画像表示領域に対向する領域に存在していても、これにより検査光が遮られることが無くて済む。
本発明の第2の電気光学パネルの検査装置は上記課題を解決するために、一対の基板間に電気光学物質層が挟持されてなる電気光学パネルを検査する検査装置であって、前記電気光学パネルに対して検査光を照射する光源手段と、前記電気光学パネルの下側に、前記一対の基板の一方の下面のうち前記電気光学パネルの画像表示領域に対応する表面部分に対して空間を隔てた状態で、前記電気光学パネルを保持する保持手段と、前記入射された検査光に応じて前記電気光学パネルから表示光として出射される光を受光して、画像の取り込みを行う撮像手段とを備える。
本発明の第2の電気光学パネルの検査装置によれば、電気光学パネルにおいて、平面的に見て内蔵遮光膜の内側が画像表示領域として規定され、該内蔵遮光膜の外側が周辺領域として規定される。
保持手段によって、電気光学パネルの下側、即ち該電気光学パネルにおける一対の基板のうち一方の基板の電気光学物質に面する側と反対側の面を保持手段に対向させて、電気光学パネルは水平に保持される。
電気光学パネルの検査時、光源手段からの検査光が保持手段を介して電気光学パネルに照射される。電気光学パネルに照射された光は、例えば、電気光学物質層を介して透過光として、該電気光学物質層から出射される。
また、検査時、電気光学パネルの画像表示領域において、所定の検査パターンの表示が行われる。電気光学パネルにおいて表示された検査パターンを撮像する際、撮像手段のピントは、電気光学パネルにおいて電気光学物質層内に合わせられる。
保持手段に保持された電気光学パネルの下側には、前記一方の基板における保持手段との対向面のうち、画像表示領域に対応する表面部分に対して、空間が隔てられている。従って、保持手段における電気光学パネルの保持表面にゴミやキズが存在したとしても、該ゴミやキズの存在箇所は撮像手段のピント付近から外れることとなる。或いは、保持手段において空間を規定するのが、貫通する開口部であれば、画像表示領域の周辺における保持表面にゴミやキズが存在したとしても、これが検査パターンの表示に影響することは無いこととなる。
よって、本発明の第2の検査装置は、前述した第1の検査装置と同様、撮像手段によって撮像されることによって取り込まれた画像中に、保持手段の保持表面に存在するゴミやキズが映りこむことを防止することが可能となる。従って、電気光学パネルの検査を精度良く行うことが可能となる。
本発明の第3の電気パネルの検査装置は上記課題を解決するために、共通のマザー基板上に形成された複数の電気光学パネルのうち少なくとも一つを検査対象とする検査装置であって、前記検査対象の電気光学パネルに対して検査光を照射する光源手段と、前記検査対象の電気光学パネルにおける、画像表示領域の周辺に位置する周辺領域を遮光する遮光手段と、前記入射された検査光に応じて前記検査対象の電気光学パネルから表示光として出射される光を受光して、画像の取り込みを行う撮像手段とを備える。
本発明の第3の電気光学パネルの検査装置によれば、共通のマザー基板上に形成された複数の電気光学パネルを各個別に検査する。
ここに、電気光学パネルの周辺領域は、当該電気光学パネルが実装ケースに実装されると、実装ケースによって遮光される。本発明の第3の検査装置において、遮光手段は、検査対象パネルの光入射側又は光出射側に設けられる。尚、光入射側及び光出射側の両側に設けられてもよい。また、遮光手段は、検査対象パネルの周辺領域を、実装ケースと同様に覆う枠状部材を用いて構成される。遮光手段を構成する枠状部材は、板状であってもよいし、ブロック状であってもよい。枠状部材の開口サイズは、検査対象パネルの画像表示領域と同等かそれよりも大きくなっている。そして、遮光手段は、好ましくは検査対象パネルに対して近接して、即ち該検査対象パネルの光入射面及び光出射面のいずれかと接するように設けられる。
電気光学パネルの検査時、光源手段からの検査光が検査対象パネルに照射される。検査対象パネルに照射された光は、例えば、電気光学物質層を介して透過光として、該電気光学物質層から出射される。
また、検査時、検査対象パネルの画像表示領域において、所定の検査パターンの表示が行われる。ここに、検査対象パネルの周辺領域は、遮光手段によって、当該検査対象パネルが実装ケースに実装されている場合と同様に遮光される。よって、検査対象パネルの周辺領域から光が漏れるのを防止することが可能となり、検査対象パネルが実装ケースに実装されている状態と同様に、該検査対象パネルから表示光を出射させることができる。
撮像手段は、検査対象パネルから表示光として出射した光を受光手段によって受光することによって、検査対象パネルにおいて表示された検査パターンを撮像する。よって、本発明の第3の検査装置によれば、撮像手段によって撮像されることによって取り込まれた画像中に、検査対象パネルの周辺領域から漏れた光が映りこむことを防止することが可能となる。
尚、遮光手段をブロック状の枠状部材を用いて構成した場合は、例えば、遮光手段を検査対象パネルの光出射側に設ける場合、遮光手段によって、検査対象パネルの周辺領域を実装ケースと同様に、検査対象パネル及び撮像手段間において覆うことが可能となる。また、遮光手段を検査対象パネルに対して近接させて設けることによって、検査対象パネルから出射した光が、該検査対象パネルの表面及び遮光手段との間で反射して、該反射光が前述の取り込み画像に映りこむのを防止することができる。
従って、本発明の第3の検査装置によれば、取り込まれた画像を確認することにより、検査対象パネルにおける表示画像の品質について的確に検査することができる。即ち、電気光学パネルの検査を精度良く行うことが可能となる。
本発明の第3の電気光学パネルの検査装置の一態様では、前記遮光手段は前記周辺領域を覆う枠状部材を用いて構成されており、該枠状部材の開口部は、該開口部の垂直方向に沿って第1開口径から、該第1開口径より小さい第2開口径に変化する形状を有する。
この態様によれば、遮光手段をブロック状の枠状部材を用いて構成しても、該枠状部材の開口部の側壁において、検査対象パネルの出射光が反射して、該反射光が撮像手段によって取り込まれた画像中に映り込むのを防止することができる。枠状部材の開口部は、該開口部の垂直方向に沿って第1開口径から第2開口径に変化する。ここに、本発明における開口部の「垂直方向」とは、基板面に垂直な方向、即ち、基板面の法線方向を意味しており、開口部の深さ方向に一致する。開口部は、電気光学パネルから離れるに従って開口径が徐々に広がる、例えばテーパ形状として構成される。或いは、枠状部材の開口部の側壁を階段形状として形成して、該開口部の垂直方向に沿って第1開口径から第2開口径に変化するようにしてもよい。
本発明の第3の電気光学パネルの検査装置の他の態様では、前記遮光手段は、前記電気光学パネルの光入射側又は光出射側に設けられているように構成してもよい。
この態様によれば、検査対象パネルの周辺領域からの漏れ光を、該検査対象パネルの光入射側及び光出射側の両方で遮光することが可能となる。光出射側に設ける遮光手段を構成する枠状部材の開口径は、検査対象パネルの画像表示領域と同等かそれよりも大きくなっている。光入射側に設ける遮光手段を構成する枠状部材の開口径は、光出射側の開口径と同等かそれよりも大きくなっている。光入射側の開口径を光出射側の開口径より小さくすると、検査対象パネルに検査光を入射すべき領域をも、光入射側の遮光手段によって遮ってしまう恐れがある。
本発明の第3の電気光学パネルの検査装置の他の態様では、前記マザー基板の下側に、前記マザー基板の下面のうち前記検査対象の電気光学パネルの画像表示領域に対応する表面部分に対して空間を隔てた状態で前記マザー基板を保持する保持手段を更に備える。
この態様によれば、更に、撮像手段によって取り込まれた画像中に、保持手段の保持表面に存在するゴミやキズが映りこむことを防止することができる。その結果、電気光学パネルの検査精度を更に向上させることが可能となる。或いは、保持手段において空間を規定するのが、貫通する開口部であれば、画像表示領域の周辺における保持表面にゴミやキズが存在したとしても、これが検査パターンの表示に影響することは無い。
本発明の第4の電気光学パネルの検査装置は上記課題を解決するために、一対の基板間に電気光学物質層が挟持されてなる電気光学パネルを検査する検査装置であって、前記電気光学パネルに対して検査光を照射する光源手段と、前記電気光学パネルにおける画像表示領域の周辺に位置する周辺領域を遮光する遮光手段と、前記入射された検査光に応じて前記電気光学パネルから表示光として出射される光を受光して、画像の取り込みを行う撮像手段とを備える。
本発明の第4の電気光学パネルの検査装置によれば、遮光手段は、電気光学パネルの光入射側又は光出射側に、該電気光学パネルに近接して設けられる。尚、光入射側及び光出射側の両側に設けられてもよい。遮光手段は、電気光学パネルの周辺領域を、実装ケースと同様に覆う枠状部材を用いて構成される。
電気光学パネルの検査時、光源手段からの検査光が電気光学パネルに照射される。電気光学パネルに照射された光は、例えば、電気光学物質層を介して透過光として、該電気光学物質層から出射される。
また、検査時、電気光学パネルの画像表示領域において、所定の検査パターンの表示が行われる。ここに、電気光学パネルの周辺領域は、遮光手段によって、当該電気光学パネルが実装ケースに実装されている場合と同様に遮光される。よって、電気光学パネルの周辺領域から光が漏れるのを防止することが可能となり、電気光学パネルが実装ケースに実装されている状態と同様に、該電気光学パネルから表示光を出射させることができる。
撮像手段は、電気光学パネルから表示光として出射した光を受光手段によって受光することによって、電気光学パネルにおいて表示された検査パターンを撮像する。よって、本発明の第4の検査装置は、前述した第3の検査装置と同様、撮像手段によって撮像されることによって取り込まれた画像中に、電気光学パネルの周辺領域から漏れた光が映りこむことを防止することが可能となる。よって、電気光学パネルの検査を精度良く行うことが可能となる。
本発明の第1から第4の電気光学パネルの検査装置の他の態様では、前記電気光学パネルの前記画像表示領域に所定の検査パターンを表示させるべく前記電気光学装置に対して検査用駆動信号を印加可能な検査用駆動手段を更に備える。
この態様において、電気光学パネルには、好ましくは駆動信号が供給される外部回路接続用端子又は検査用の端子が設けられており、検査用駆動手段には例えばプローブが設けられている。そして、該プローブを介して、電気光学パネルにおける外部回路接続用端子又は検査用の端子に検査用駆動信号が供給される。電気光学パネルでは、検査用駆動信号に基づいて、画像表示領域に所定の検査パターンが表示される。
本発明の電気光学パネルの製造方法は、上記の電気光学パネルの検査装置を用いて電気光学パネルの検査を行なう工程を含むことを特徴とする。
このような構成の製造方法により、電気光学パネルの製造工程における歩留まりを向上させることが可能となる。
本発明のこのような作用及び他の利得は次に説明する実施の形態から明らかにされる。
以下では、本発明の実施の形態を図を参照しつつ説明する。本実施形態では、電気光学パネルとして液晶パネルの検査を行うものとする。
<1:電気光学パネルの構成>
まず、本実施形態に係る電気光学パネルの構成について、図1及び図2を参照して説明する。ここに、図1は、TFTアレイ基板をその上に形成された各構成要素と共に対向基板の側から見た電気光学パネルの平面図であり、図2は、図1のH−H’断面図である。
ここでは、電気光学パネルの一例である駆動回路内蔵型のTFTアクティブマトリクス駆動方式の液晶パネルを例にとる。
図1及び図2において、本実施形態に係る電気光学パネルでは、TFTアレイ基板10と対向基板20とが対向配置されている。TFTアレイ基板10と対向基板20との間に液晶層50が封入されており、TFTアレイ基板10と対向基板20とは、画像表示領域10aの周囲に位置するシール領域に設けられたシール材52により相互に接着されている。
シール材52は、両基板を貼り合わせるための、例えば紫外線硬化樹脂、熱硬化樹脂等からなり、製造プロセスにおいてTFTアレイ基板10上に塗布された後、紫外線照射、加熱等により硬化させられたものである。また、シール材52中には、TFTアレイ基板10と対向基板20との間隔(基板間ギャップ)を所定値とするためのグラスファイバ或いはガラスビーズ等のギャップ材が散布されている。
シール材52が配置されたシール領域の内側に並行して、画像表示領域10aの額縁領域を規定する遮光性の額縁遮光膜53が、対向基板20側に設けられている。但し、このような額縁遮光膜53の一部又は全部は、TFTアレイ基板10側に内蔵遮光膜として設けられてもよい。なお、本実施形態においては、前記の画像表示領域10aの周辺に位置する周辺領域が存在する。言い換えれば、本実施形態においては特に、TFTアレイ基板10の中心から見て、この額縁遮光膜53より以遠が周辺領域として規定されている。
周辺領域のうち、シール材52が配置されたシール領域の外側に位置する領域には、データ線駆動回路101及び外部回路接続端子102がTFTアレイ基板10の一辺に沿って設けられている。また、走査線駆動回路104は、この一辺に隣接する2辺に沿い、且つ、前記額縁遮光膜53に覆われるようにして設けられている。更に、このように画像表示領域10aの両側に設けられた二つの走査線駆動回路104間をつなぐため、TFTアレイ基板10の残る一辺に沿い、且つ、前記額縁遮光膜53に覆われるようにして複数の配線105が設けられている。尚、外部回路接続端子102と別に後述する検査用駆動信号が印加される検査用の端子(図示省略)が設けられてもよい。
また、対向基板20の4つのコーナー部には、両基板間の上下導通端子として機能する上下導通材106が配置されている。他方、TFTアレイ基板10にはこれらのコーナー部に対向する領域において上下導通端子が設けられている。これらにより、TFTアレイ基板10と対向基板20との間で電気的な導通をとることができる。
図2において、TFTアレイ基板10上には、画素スイッチング用のTFTや走査線、データ線等の配線が形成された後の画素電極9a上に、配向膜が形成されている。他方、対向基板20上には、対向電極21の他、格子状又はストライプ状の遮光膜23、更には最上層部分に配向膜が形成されている。また、液晶層50は、例えば一種又は数種類のネマティック液晶を混合した液晶からなり、これら一対の配向膜間で、所定の配向状態をとる。更に、TFTアレイ基板10及び対向基板20の各々の対向面の背面側には配向方向に応じた偏光板(図示省略)が設けられる。
なお、図1及び図2に示したTFTアレイ基板10上には、これらのデータ線駆動回路101、走査線駆動回路104等に加えて、画像信号線上の画像信号をサンプリングしてデータ線に供給するサンプリング回路、複数のデータ線に所定電圧レベルのプリチャージ信号を画像信号に先行して各々供給するプリチャージ回路、製造途中や出荷時の当該電気光学パネルの品質、欠陥等を検査するための検査回路等を形成してもよい。
<2:画素部における構成>
以下では、本実施形態における電気光学パネルの画素部における構成について、図3を参照して説明する。ここに図3は、電気光学パネルの画像表示領域10aを構成するマトリクス状に形成された複数の画素における各種素子、配線等の等価回路である。
図3において、本実施形態における電気光学パネルの画像表示領域10aを構成するマトリクス状に形成された複数の画素には、それぞれ、画素電極9aと当該画素電極9aをスイッチング制御するためのTFT30とが形成されており、画像信号が供給されるデータ線6aが当該TFT30のソースに電気的に接続されている。データ線6aに書き込む画像信号S1、S2、…、Snは、この順に線順次に供給しても構わないし、相隣接する複数のデータ線6a同士に対して、グループ毎に供給するようにしてもよい。
また、TFT30のゲートにゲート電極3aが電気的に接続されており、所定のタイミングで、走査線11a及びゲート電極3aにパルス的に走査信号G1、G2、…、Gmを、この順に線順次で印加するように構成されている。画素電極9aは、TFT30のドレインに電気的に接続されており、スイッチング素子であるTFT30を一定期間だけそのスイッチを閉じることにより、データ線6aから供給される画像信号S1、S2、…、Snを所定のタイミングで書き込む。
画素電極9aを介して電気光学物質の一例としての液晶に書き込まれた所定レベルの画像信号S1、S2、…、Snは、対向基板に形成された対向電極との間で一定期間保持される。液晶は、印加される電圧レベルにより分子集合の配向や秩序が変化することにより、光を変調し、階調表示を可能とする。ノーマリーホワイトモードであれば、各画素の単位で印加された電圧に応じて入射光に対する透過率が減少し、ノーマリーブラックモードであれば、各画素の単位で印加された電圧に応じて入射光に対する透過率が増加され、全体として電気光学パネルからは画像信号に応じたコントラストをもつ光が出射する。
ここで保持された画像信号がリークするのを防ぐために、画素電極9aと対向電極との間に形成される液晶容量と並列に蓄積容量70を付加する。この蓄積容量70は、走査線11aに並んで設けられ、固定電位側容量電極を含むとともに定電位に固定された容量電極300を含んでいる。
図1において、走査線駆動回路104は、上述の如く走査信号G1、G2、…、Gmを所定タイミングで走査線3aに供給し(図3参照)、データ線駆動回路101は、上述の如く画像信号S1、S2、…、Snを所定タイミングでデータ線6aに供給する(図3参照)。
<3:検査装置の構成>
図4から図8を参照して、以上のように構成された電気光学パネルの画像品質を検査するための検査装置の構成について説明する。図4は、本実施形態に係る電気光学パネルが、マザー基板上で一挙に複数形成されることを説明するための説明図である。また、図5には検査装置の構成を、その光路に沿った横断面上で概略的に示してある。
更に、図6(a)は、検査装置における保持手段の構成を概略的に示す斜視図であって、図6(b)は、保持手段にマザー基板が保持された状態における図6(a)のA−A’断面図である。また、図7(a)は検査装置における検査用駆動手段の構成を概略的に示す斜視図であって、図7(b)は検査用駆動手段に遮光手段が設置される場合の構成を概略的に示す斜視図である。加えて、図8(a)は、遮光手段の構成を概略的に示す斜視図であって、図8(b)は、遮光手段の概略的な平面図である。
まず、本実施形態に係る電気光学パネルは、図4に示すような比較的大きなサイズのマザー基板Sの上において、一挙に複数形成される。すなわち、マザー基板Sの上において、図1に示した電気光学パネルが縦横それぞれに例えばマトリクス状に配列されるように形成され、各電気光学パネルにおいては、それぞれ、図1及び図2並びに図3に示したような各種の構成要素が形成される。ここに、図4において示されるマザー基板S上には、予め各電気光学パネルの形成領域としてパネル形成領域が規定されている。そして、各パネル形成領域に形成された電気光学パネルは、パネル形成領域の周縁に設けられる切断予定線(図示省略)に従って分断されることによって、図1から図3に示したような電気光学パネルが、各個別に製造されることになる。尚、図4において示されるマザー基板Sは、図1及び図2に示されるTFTアレイ基板「10」に該当する。そして、これとは別のガラス基板の上に、対向電極21、配向膜22等が形成されて対向基板20が複数形成され、該複数の対向基板20を複数のパネル形成領域において、夫々マザー基板Sと対向させて貼り合わせその間に液晶を封入することによって、マザー基板S上に電気光学パネルが製造される。
図5において、検査装置500は、主要部として、本発明に係る「光源手段」としての光源502、本発明に係る「保持手段」としてのテーブル506、本発明に係る「検査用駆動手段」としてのプローブカード510、該プローブカード510に固定された本発明に係る「遮光手段」としての遮光ブロック508、及び撮像手段512を備える。尚、図5中、検査装置500における光路を一点鎖線の矢印にて示してある。
光源502は、ファイバ式のものを用いて構成してもよいし、レーザ装置や蛍光管を用いて構成してもよい。
テーブル506は、ガラス等の透明板部材を用いて構成され、該テーブル506によって、図4に示すように、複数の電気光学パネルが形成されたマザー基板Sが保持される。ここで、図6を参照してテーブル506の構成について説明する。
図6(a)において、テーブル506は矩形の平面形状を有する構成として示してあるが、テーブル506の平面形状は矩形の他、円形等、当業者が適宜決め得る設計事項である。テーブル506には、本発明に係る「穴部」として、テーブル506のマザー基板Sの保持表面の法線方向に沿って開口された凹部506aが設けられている。また、凹部506は、非貫通の「穴部」であって、マザー基板Sの外形形状に対応するパターンとして形成されている。図6(a)においては、凹部506aの側壁を2段の階段形状とする。図6(a)中矢印で示すようにマザー基板Sを凹部506aにはめ込み、該凹部506aの側壁に形成された階段形状の上段によってマザー基板Sの周縁部が支持される。この状態で、検査装置500の光路において、マザー基板Sはテーブル506上に水平に保持される。
尚、図6(a)において、便宜上、マザー基板S上に形成された複数の電気光学パネルの図示を省略するかわりに、該複数の電気光学パネルの各々のパネル形成領域60を示してある。テーブル506上にマザー基板Sが保持された状態で、マザー基板S上の複数のパネル形成領域60に形成された複数の電気光学パネルの画像表示領域10aは、凹部506a上に配置される。
図6(b)において、テーブル506上にマザー基板Sが保持された状態で、該マザー基板Sの下面は、凹部506aの底面と一定の間隔を隔てて対向する。より具体的には、凹部506aの側壁に形成された階段形状の下段の高さに相当する間隔を隔てて、マザー基板Sの下面は、凹部506aの底面と対向する。よって、マザー基板S上に形成された複数の電気光学パネルのうちの一つを検査対象パネル5とすれば、該検査対象パネル5の画像表示領域10aの下側には空間62が存在することとなる。
図7(a)において、プローブカード510は、複数のプローブ509を備えると共に、開口部510aを有している。そして、図7(b)に示すように、プローブカード510の開口部510aに、遮光ブロック508をはめ込むことによって、該遮光ブロック508はプローブカード510に固定された状態となる。
次に、図8(a)に示すように、遮光ブロック508は、検査対象パネル5に近接した状態で、該検査対象パネル5の周辺領域を覆う枠状部材を用いて構成されている。この枠状部材の開口部508bはテーパ形状を有しており、該開口部508bの垂直方向に沿って、その開口径は第1開口径R1から該第1開口径R1より小さい第2開口径R2に変化する。この第2開口径R2を有する側の開口サイズは、検査対象パネル5の画像表示領域10aとほぼ同等となっているのが好ましい。
尚、図8(a)には検査対象パネル5の主要部として、マザー基板Sにおける切断予定線によって規定されるTFTアレイ基板10の形状と、該TFTアレイ基板10に対向する対向基板20を示してある。また、図6(b)を参照して説明したように、検査対象パネル5は、マザー基板Sの下面側をテーブル506に保持され、該下面側から光が入射されると共に、対向基板20の、液晶層50に面する側と反対側の面から、該液晶層50を透過した光が出射されるように、光路に配置される。
遮光ブロック508は、検査対象パネル5の光の出射側に、開口部508bの第2開口径R2を有する側を、該検査対象パネル5の画像表示領域10a上に配置させて設けられる。図8(b)において、この状態で第1開口径R1側から遮光ブロック508を見た場合、該遮光ブロック508によって検査対象パネル5の周辺領域5aが覆われると共に、その画像表示領域10aは開口部508bにおいて第2開口径R2を有する開口内に配置される。
図5において、検査装置500の光路には検査対象パネル5に対して偏光板504a及び504bが設けられる。検査対象パネル5には光源502から偏光板504aを介して光が照射されると共に、撮像手段512には偏光板504bを介して光が入射される。撮像手段512は例えばフォトダイオード、CCD等の受光手段を有しており、該受光手段によって入射された光を受光して、検査対象パネル5における表示画像を撮像する。検査装置500には、更に、撮像手段512に接続された検査端末514が設けられる。検査端末514は、パーソナルコンピュータ、ワークステーション等により構成される。
<4:電気光学パネルの検査>
次に、検査装置500によって行われる電気光学パネルの画像品質の検査について説明する。検査装置500では、マザー基板S上の複数の電気光学パネルについて、各個別に検査が行われる。
図5において、プローブカード510には、同図中に図示しない検査用駆動部から検査用駆動信号が供給される。テーブル506又はプローブカード510は、同図中矢印Xで示すように、検査装置500内を鉛直方向に移動可能に構成されている。該移動によって、プローブカード510の複数のプローブ509が検査対象パネル5の外部回路接続用端子又は検査用の端子に電気的に接続されることによって、複数のプローブ509から検査用駆動信号が検査対象パネル5に供給される。
検査対象パネル5では、供給された検査用駆動信号に基づいて、走査線駆動回路104及びデータ線駆動回路101より出力される走査信号G1、G2、・・・、Gm及び画像信号S1、S2、・・・、Snが各画素部に供給されることによって、画像表示領域10aに所定の検査パターンが表示される。所定の検査パターンの表示は例えば全白表示又は全黒表示として行われる。尚、ノーマリーホワイトモードの電気光学パネルであれば、検査用駆動信号が印加されていない状態で、全白表示の検査を行なうことも可能であり、ノーマリーブラックモードの電気光学パネルであれば、検査用駆動信号が印加されていない状態で、全黒表示の検査を行なうことも可能である。
また、検査装置500において、光源502から出射した光は、偏光板504aを通過し、更にテーブル506を介して検査対象パネル5に入射される。ここに、検査用駆動信号を印加する際、プローブカード510に固定された遮光ブロック508は、検査対象パネル5に近接した状態で、該検査対象パネル5の光の出射側に配置される。そして、このように遮光ブロック508を配置させたまま、撮像手段512によって検査対象パネル5における表示画像が撮像される。
このような状態では、図8(b)に示すように、遮光ブロック508によって検査対象パネル5の周辺領域5aが覆われると共に、その画像表示領域10aは開口部508bにおいて第2開口径R2を有する開口内に配置される。マザー基板S上に形成された電気光学パネルは実装ケースに収納されていない状態にあるが、検査時、遮光ブロック508を検査対象パネル5に対して近接させることにより、検査対象パネル5の周辺領域を検査対象パネルが実装ケースに実装されている場合と同様に遮光することが可能となる。よって、検査対象パネル5が実装ケースに実装されている状態と同様に、検査対象パネル5の周辺領域からの漏れ光を遮光し、該検査対象パネル5の画像表示領域10aから透過光を表示光として出射させることが可能となる。
また、遮光ブロック508は、検査対象パネル5の周辺領域を、該検査対象パネル5の光出射面及びプローブカード510間において遮光する。よって、検査対象パネル5の画像表示領域10aから出射された表示光は、遮光ブロック508の開口部508bを通過して、該開口部508bから出射される。
このように遮光ブロック508を介して、検査対象パネル5の画像表示領域10aから出射された表示光は、偏光板504bを通過して撮像手段512に入射する。検査対象パネル5において表示された検査パターンを撮像する際、撮像手段512のピントは、検査対象パネル5における液晶層50内に合わせられる。
図6(b)に示すように、テーブル506上にマザー基板Sが保持された状態で、検査対象パネル5の画像表示領域10aに対応するマザー基板Sの下側は空間62が隔てられている。従って、テーブル506におけるマザー基板Sと対向する凹部506aの底面にゴミやキズが存在したとしても、該ゴミやキズの存在箇所は撮像手段512のピント付近から外れることとなる。
よって、本実施形態によれば、撮像手段512によって撮像されることによって取り込まれた画像中に、マザー基板Sと対向するテーブル506表面に存在するゴミやキズ、或いは検査対象パネル5の周辺領域から漏れた光が映りこむことを防止することが可能となる。
また、図8(a)に示すように開口部508bはテーパ形状となっているため、検査対象パネル5の画像表示領域10aから出射された表示光が開口部508bの側壁において反射して、該反射光が撮像手段512によって取り込まれた画像中に映り込むのを防止することができる。また、遮光ブロック508を検査対象パネル5に対して近接させて設けることによって、検査対象パネル5から出射した光が、該検査対象パネル5の光出射面及び遮光ブロック508の外側表面との間で反射して、該反射光が前述の取り込み画像に映りこむのを防止することができる。
ここで、検査端末514は、撮像手段512によって撮像された表示画像について所定の画像処理を行い、該表示画像の品質の良し悪しを自動的に判定する。よって、本実施形態によれば、検査端末514によって検査対象パネル5における表示画像の品質について的確に検査することができる。即ち、電気光学パネルの検査を精度良く行うことが可能となる。
<5:変形例>
次に、以上説明した本実施形態に係る変形例について説明する。
先ず、本変形例に係るテーブル506の構成について図9から図13を参照して説明する。図9は、本変形例に係るテーブル506の一の構成を概略的に示す斜視図である。また、図10(a)は、本変形例に係るテーブル506の他の構成を概略的に示す斜視図であって、図10(b)は、テーブル506にマザー基板が保持された状態における図10(a)のB−B’断面図である。更に、図11は、テーブル506の本変形例に係る他の構成を概略的に示す斜視図である。
また、図12(a)及び図12(b)は、本変形例に係るテーブル506の他の構成について、図6(b)又は図10(b)に対応する断面の構成を示す図である。加えて、図13(a)は、本変形例に係るテーブル506の他の構成を概略的に示す斜視図であって、図13(b)は、図13(a)のC−C’断面図である。
図9において、テーブル506には、マザー基板Sにおける各行の複数のパネル形成領域60毎に、該複数のパネル形成領域60に対応するパターンとして凹部506bが形成されているのが好ましい。この場合、テーブル506には、複数の凹部506bが、マザー基板S上の各行の複数のパネル形成領域60に対応して、ストライプ状に形成される。そして、図9中、矢印で示すようにマザー基板Sをテーブル506上に保持した状態では、図6(b)に示す構成と同様の断面の構成となる。よって、マザー基板Sがテーブル506上に保持されると、各行の電気光学パネルは、凹部506b上に配置される。この状態で、マザー基板S上に形成された電気光学パネルの画像表示領域の下側には空間が存在することとなる。
また、図10(a)に示すように、テーブル506には、マザー基板Sにおける各列の複数のパネル形成領域60毎に、該複数のパネル形成領域60に対応するパターンとして凹部506cが形成されてもよい。この場合も、テーブル506には、複数の凹部506cが、マザー基板S上の各列の複数のパネル形成領域60に対応して、ストライプ状に形成される。そして、図10(a)中、矢印で示すようにマザー基板Sをテーブル506上に保持した状態で、図10(b)に示すように、該マザー基板S上の各列の電気光学パネルの下側には、凹部506cによって規定される空間62cが存在する。
更に、テーブル506において凹部を次のように形成してもよい。例えば、テーブル506上に保持された状態で、複数の電気光学パネルにおける画像表示領域に対応するマザー基板Sの下側に空間を規定するようなパターンとして、各列又は各行の電気光学パネルを更に所定数に分割して、該所定数毎に凹部を形成することも可能である。若しくは、テーブル506上に保持された状態で、マザー基板S上の複数の電気光学パネルのうち、検査対象パネル5の画像表示領域10aに対応するマザー基板Sの下側に空間を規定するようなパターンとして、凹部を形成してもよい。
加えて、テーブル506において凹部は、マザー基板S上の複数の電気光学パネルに対して各個別に設けられているように構成してもよい。図11において、マザー基板Sにおける複数のパネル形成領域60の各々に対応して、テーブル506には凹部506dが設けられている。この凹部506dを平面的に見た外形サイズは、マザー基板S上に形成された電気光学パネルの各々における画像表示領域より大きくなっている。そして、図11中、矢印で示すようにマザー基板Sをテーブル506上に保持した状態では、図10(b)に示す構成と同様の断面の構成となる。よって、マザー基板Sがテーブル506上に保持されると、マザー基板S上の電気光学パネルの画像表示領域は、各個別に凹部506d上に配置される。そして、各電気光学パネルの画像表領域に対応するマザー基板Sの下側に、凹部506cによって規定される空間が存在する。
また、図6、並びに図9から図11を参照して説明した凹部の代わりに、開口部がテーブル506に形成されてもよい。
図6(a)又は図9に示す凹部506a又は506bの代わりに開口部を形成した場合、テーブル506上にマザー基板Sを保持した状態で、図6(b)に対応する断面の構成は、図12(a)に示す構成となる。図12(a)において、開口部507aは、テーブル506において、マザー基板Sの保持表面から法線方向に貫通した「穴部」として形成されている。この場合、マザー基板Sの下面又は該マザー基板S上の各行の電気光学パネルの下側には、開口部507aによって規定される空間が存在する。
また、図10(a)又は図11に示す凹部506c又は506dの代わりに開口部を形成した場合、テーブル506上にマザー基板Sを保持した状態で、図10(b)に対応する断面の構成は、図12(b)に示す構成となる。図12(b)において、図12(a)と同様に、開口部507bは貫通した「穴部」として形成されている。この場合、マザー基板S上の各列の電気光学パネル又は該マザー基板S上に形成された複数の電気光学パネルの各々の下側には、開口部507bによって規定される空間が存在する。
よって、マザー基板S上に形成された複数の電気光学パネルのうち検査対象パネルには、図12(a)又は図12(b)に示す開口部507a又は507bより、光源502から出射された検査光を照射させることが可能となる。従って、検査対象パネルの画像表示領域の下側にテーブル506表面が配置されないため、より的確に検査対象パネルにおける表示画像の品質について検査することが可能となる。
また、凹部の代わりに開口部を形成した場合、テーブル506を透明部材の代わりに遮光性部材を用いて構成して、開口部を、遮光ブロック508における、検査対象パネルの光出射面に対向する開口形状と同様の形状とする。この形状は、図8(b)に示す開口部508bにおける第2開口径R2を有する開口と同様の形状となる。このようにすれば、検査対象パネルの周辺領域からの漏れ光を、該検査対象パネルの光出射側に加えて光入射側でも遮光することが可能となる。
また、13(a)又は図13(b)に示すように、テーブル506に、例えばマザー基板Sの周縁を支持する複数のピン70が、本発明に係る「支持部」として設けられてもよい。図13(b)に示すように、マザー基板Sは、複数のピン70によって支持されて、マザー基板Sの下面と、テーブル506表面との間に所定の間隔を隔てて、テーブル506上に保持される。
次に、図8(a)及び図8(b)に示す遮光ブロック508を、以下のように構成してもよい。
図14(a)には、本変形例に係る遮光ブロック508の構成を概略的に斜視図として示してあり、図14(b)には、遮光ブロック508の概略的な平面図を示してある。
図14(a)において、遮光ブロック508における開口部508dの側壁は2段の階段形状を有している。該開口部508dにおいて、上段の開口径は第1開口径R1とし、下段の開口径は第2開口径R2として構成される。そして、遮光ブロック508は、検査対象パネル5の光の出射側に、開口部508dの第2開口径R2を有する側を、該検査対象パネル5の画像表示領域10a上に配置させて設けられる。図14(b)において、この状態で第1開口径R1側から遮光ブロック508を見た場合、遮光ブロック508によって検査対象パネル5の周辺領域5aが覆われると共に、その画像表示領域10aは開口部508dにおいて第2開口径R2を有する開口内に配置される。
尚、図8(a)及び図8(b)、若しくは図14(a)及び図14(b)に示す遮光ブロック508の開口部508b又は508dにおいて、第2開口径R2を有する側の開口サイズは、遮光ブロック508の枠状部508aが検査対象パネル5の周辺領域を覆う形状となるように、検査対象パネル5の画像表示領域10aより大きいサイズとしてもよい。
また、遮光ブロック508の開口部508b又は508dを、第1開口径R1を有する側の開口サイズを検査対象パネル5の画像表示領域10aとほぼ同等かそれよりも大きいサイズとして構成し、第2開口径R2を第1開口径R1より小さい値として構成してもよい。この場合、遮光ブロック508は、検査対象パネル5の光の出射側に、開口部508b又は508dの第1開口径R1を有する側を、該検査対象パネル5の画像表示領域10a上に配置させて設けられる。
更に、遮光ブロック508の代わりに遮光板150を用いてもよい。図15(a)には遮光板150の構成を概略的に斜視図として示してあり、図15(b)には、遮光板150の概略的な平面図を示してあり、図15(c)には遮光板150を用いた場合の検査用駆動信号の印加を説明する図を示してある。尚、図15(a)から図15(c)には検査対象パネル5の主要部として、マザー基板Sにおける切断予定線によって規定されるTFTアレイ基板10の形状と、該TFTアレイ基板10に対向する対向基板20を示してある。
図15(a)に示すように、遮光板150は、遮光ブロック508と同様、検査対象パネル5に近接した状態で、該検査対象パネル5の周辺領域を覆う枠状部材を用いて構成されている。また、この枠状部材の開口部150bは、該開口部150bの平面形状が垂直方向において一様な形状となるように構成されている。更に開口部150bの開口サイズは、検査対象パネル5の画像表示領域10aとほぼ同等かそれよりも大きくなっているのが好ましい。尚、遮光板150の厚さを厚くする場合には、図8(a)及び図8(b)若しくは図14(a)及び図14(b)に示すような形状として開口部150bを構成するのが好ましい。
図15(b)において、遮光板150を検査対象パネル5の光の出射側に近接させた状態で、遮光板150によって検査対象パネル5の周辺領域5aが覆われると共に、その画像表示領域10aは開口部150bの開口内に配置される。
また、図15(a)に示すように、遮光板150は検査対象パネル5に対して、外部回路接続用端子又は検査用の端子を備える端子部5bが露出するように設けられるのが好ましい。
更に、プローブカード510の代わりにプローブユニット510bを用いてもよい。プローブユニット510bを用いる場合、好ましくは、遮光板150又は遮光ブロック508とプローブユニット510bとを別々に検査対象パネル5に対して設置して検査が行われる。図15(c)において、プローブユニット510bにはプローブ509が設けられており、このプローブ509を端子部5bにおける外部回路接続用端子又は検査用の端子に電気的に接続することによって、複数のプローブ509から検査用駆動信号が検査対象パネル5に供給される。
加えて、遮光板150又は遮光ブロック508を、検査対象パネル5の光出射側に加えて又は代えて光入射側に設けてもよい。遮光板150を検査対象パネル5の光出射側及び光入射側に設ける構成を、概略的に図16(a)に斜視図として示すと共に、図16(b)に平面図として示してある。
図16(a)において、光入射側の遮光板160における開口部160bの開口サイズは、光出射側の遮光板150の開口部150bの開口サイズと同一となっている。そして、光入射側の遮光板160及び光出射側の遮光板150を検査対象パネル5に近接させた状態で、検査対象パネル5の周辺領域5aは光出射側及び光入射側の両方において覆われた状態となり、その画像表示領域10aは開口部150b及び160bの開口内に配置される。
また、光入射側の遮光板160における開口部160bの開口サイズを、光出射側の遮光板150の開口部150bの開口サイズより大きくしてもよい。このような構成とした場合、図16(b)において、光出射側の遮光板150から見た、該遮光板150の開口部150bと光入射側の遮光板160の開口部160bとの配置関係は次のようになる。光出射側の遮光板150の開口部150bの開口内に検査対象パネル5の画像表示領域10aは配置される。また、光入射側の遮光板160の開口部160bの開口内に、光出射側の遮光板150の開口部150bが配置される。このように構成すれば、検査対象パネル5に検査光を入射すべき領域をも、光入射側の遮光板160によって遮る事態を防ぐことができる。
更に、検査装置500では、マザー基板S上に形成された複数の電気光学パネルの代わりに、マザー基板Sより切断されることによって製造された電気光学パネルを1枚ずつ検査するようにしてもよい。この場合、テーブル506上に、電気光学パネルのTFTアレイ基板10が保持される。図6(a)及び図6(b)に示す構成と同様、テーブル506にはTFTアレイ基板10の外形形状に対応するパターンとして凹部506aが形成されてもよい。或いは、図13(a)及び図13(b)に示す構成と同様、TFTアレイ基板10の周縁を支持する支持部がテーブル506に設けられてもよい。
加えて、検査装置500には、テーブル506及び遮光ブロック508のいずれかが設けられるようにしてもよい。
本発明は、上述した実施形態に限られるものではなく、請求の範囲及び明細書全体から読み取れる発明の要旨、あるいは思想に反しない範囲で適宜変更可能であり、そのような変更を伴う電気光学パネルの検査装置並びに電気光学パネルの製造方法もまた、本発明の技術的範囲に含まれるものである。
電気光学パネルの全体構成を示す平面図である。 図1のH−H’断面図である。 電気光学パネルの画像表示領域を構成するマトリクス状に形成された複数の画素部における各種素子、配線等の等価回路である。 電気光学パネルが、マザー基板において一挙に複数形成されることを説明するための部分平面図である。 検査装置の構成を概略的に示す図である。 図6(a)は、検査装置における保持手段の構成を概略的に示す斜視図であって、図6(b)は、保持手段にマザー基板が保持された状態における図6(a)のA−A’断面図である。 図7(a)及び図7(b)は検査用駆動手段の構成を概略的に示す斜視図である。 図8(a)は、遮光手段の構成を概略的に示す斜視図であって、図8(b)は、遮光手段の構成を概略的に示す平面図である。 変形例に係るテーブルの一の構成を概略的に示す斜視図である。 図10(a)は、変形例に係るテーブルの他の構成を概略的に示す斜視図であって、図10(b)は、テーブルにマザー基板が保持された状態における図10(a)のB−B’断面図である。 変形例に係るテーブルの他の構成を概略的に示す斜視図である。 図12(a)及び図12(b)は、変形例に係るテーブルの他の構成を概略的に示す断面図である。 図13(a)は、変形例に係るテーブルの他の構成を概略的に示す斜視図であって、図13(b)は、図13(a)のC−C’断面図である。 図14(a)は、変形例に係る遮光ブロックの構成を概略的に示す斜視図であり、図14(b)は、遮光ブロックの構成を概略的に示す平面図である。 図15(a)は、遮光板の一の構成を概略的に示す斜視図であり、図15(b)は、遮光板の一の構成を概略的に示す平面図であり、図15(c)は遮光板を用いた場合の検査用駆動信号の印加を説明する図である。 図16(a)は、遮光板の他の構成を概略的に示す斜視図であり、図16(b)は、遮光板の他の構成を概略的に示す平面図である。
符号の説明
500…検査装置
502…光源
506…テーブル
508…遮光ブロック
506…撮像手段

Claims (13)

  1. 共通のマザー基板上に形成された複数の電気光学パネルのうち少なくとも一つを検査対象とする検査装置であって、
    前記検査対象の電気光学パネルに対して検査光を照射する光源手段と、
    前記マザー基板の下側に、前記マザー基板の下面のうち前記検査対象の電気光学パネルの画像表示領域に対応する表面部分に対して空間を隔てた状態で前記マザー基板を保持する保持手段と、
    前記入射された検査光に応じて前記検査対象の電気光学パネルから表示光として出射される光を受光して、画像の取り込みを行う撮像手段と
    を備えることを特徴とする電気光学パネルの検査装置。
  2. 前記保持手段には、前記空間を規定する穴部が開口されていること
    を特徴とする請求項1に記載の電気光学パネルの検査装置。
  3. 前記穴部によって、前記空間は、前記複数の電気光学パネルのうち、前記検査対象の電気光学パネルを含む所定数の電気光学パネルに対して共通に規定されていること
    を特徴とする請求項2に記載の電気光学パネルの検査装置。
  4. 前記穴部によって、前記空間は、前記複数の電気光学パネルに対して各個別に規定されていること
    を特徴とする請求項2に記載の電気光学パネルの検査装置。
  5. 前記保持手段は、透明部材を用いて構成されると共に、前記マザー基板を支持する支持部を含むこと
    を特徴とする請求項1に記載の電気光学パネルの検査装置。
  6. 一対の基板間に電気光学物質層が挟持されてなる電気光学パネルを検査する検査装置であって、
    前記電気光学パネルに対して検査光を照射する光源手段と、
    前記電気光学パネルの下側に、前記一対の基板の一方の下面のうち前記電気光学パネルの画像表示領域に対応する表面部分に対して空間を隔てた状態で、前記電気光学パネルを保持する保持手段と、
    前記入射された検査光に応じて前記電気光学パネルから表示光として出射される光を受光して、画像の取り込みを行う撮像手段と
    を備えることを特徴とする電気光学パネルの検査装置。
  7. 共通のマザー基板上に形成された複数の電気光学パネルのうち少なくとも一つを検査対象とする検査装置であって、
    前記検査対象の電気光学パネルに対して検査光を照射する光源手段と、
    前記検査対象の電気光学パネルにおける、画像表示領域の周辺に位置する周辺領域を遮光する遮光手段と、
    前記入射された検査光に応じて前記検査対象の電気光学パネルから表示光として出射される光を受光して、画像の取り込みを行う撮像手段と
    を備えることを特徴とする電気光学パネルの検査装置。
  8. 前記遮光手段は前記周辺領域を覆う枠状部材を用いて構成されており、
    該枠状部材の開口部は、該開口部の垂直方向に沿って第1開口径から、該第1開口径より小さい第2開口径に変化する形状を有すること
    を特徴とする請求項7に記載の電気光学パネルの検査装置。
  9. 前記遮光手段は、前記電気光学パネルの光入射側又は光出射側に設けられていること
    を特徴とする請求項7又は8に記載の電気光学パネルの検査装置。
  10. 前記マザー基板の下側に、前記マザー基板の下面のうち前記検査対象の電気光学パネルの画像表示領域に対応する表面部分に対して空間を隔てた状態で前記マザー基板を保持する保持手段を更に備えること
    を特徴とする請求項7から9のいずれか一項に記載の電気光学パネルの検査装置。
  11. 一対の基板間に電気光学物質層が挟持されてなる電気光学パネルを検査する検査装置であって、
    前記電気光学パネルに対して検査光を照射する光源手段と、
    前記電気光学パネルにおける画像表示領域の周辺に位置する周辺領域を遮光する遮光手段と、
    前記入射された検査光に応じて前記電気光学パネルから表示光として出射される光を受光して、画像の取り込みを行う撮像手段と
    を備えることを特徴とする電気光学パネルの検査装置。
  12. 前記電気光学パネルの前記画像表示領域に所定の検査パターンを表示させるべく前記電気光学装置に対して検査用駆動信号を印加可能な検査用駆動手段を更に備えること
    を特徴とする請求項1から11のいずれか一項に記載の電気光学パネルの検査装置。
  13. 請求項1から12のいずれか一項に記載の電気光学パネルの検査装置を用いて電気光学パネルの検査を行なう工程を含むことを特徴とする電気光学パネルの製造方法。
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