JP2005127997A - プローブピン及びプローブ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 従来よりも細い線径の金属製細線を使用でき、長手方向に沿った形状を所望の形状とすることが容易であると共に、コンタクト部の形状も容易に調製可能なプローブピンを提供する。
【解決手段】 ガラス製細管10に金属製細線20を挿通し、ガラス製細管10の開口部11から露出している部分をコンタクト部21として用いている。従って、単独で直線状に自立することができないほど細い金属製細線20を用いたとしても、ガラス製細管10内に挿通されることで支持されるため、コンタクト部21として機能する部分の露出長さを所定の長さに調整すれば、被検査体に当接するのに必要な剛性を備えたプローブピン1を提供することができる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、被検査体に接触して電気特性検査を行うために使用されるプローブピン及び該プローブピンを備えたプローブ装置に関する。
に関する。
IC、LSI等の半導体デバイスの電気特性を検査するために、1本又は複数本のプローブピンをチャックを介してあるいは接着によりプローブ基板などの支持部材に取り付け、X軸、Y軸、Z軸方向に動作させて、被検査体である半導体デバイスの端子部などにプローブピンのコンタクト部を接触させるプローブ装置が知られている。
例えば、非特許文献1には、タングステンにニッケルめっき等を施した金属線の周囲に、隣接配置されるプローブピンとの電気的絶縁を保つため、プローブピン先端のコンタクト部を除き、フッ素樹脂などの合成樹脂により絶縁性被膜を形成したプローブピン(コンタクトピン)が開示されている。
特開2001−194384号公報 特開2003−202350号公報 特開平6−213927号公報 http://www.shibata.co.jp/jtxt/contact-probe.htm、株式会社シバタ ホームページ、「コンタクトプローブ」(インターネット)
一方、半導体デバイスの高密度実装化に伴い、プローブ基板などに複数本支持されるプローブピン間のピッチは、より狭ピッチであることが求められているが、上記した従来のプローブピンは、いずれも合成樹脂により絶縁性被膜を形成する必要があるため、コーティング加工時において、金属線が直線形状を維持できるだけの剛性を備えていなければならない。金属線先端部のコンタクト部は、より細く加工することが可能であるにしても、かかる絶縁性被膜形成時における制約から、コーティング加工される部分は、直線形状を維持するために所定以上の線径であることが要求される。コーティング加工時に具備すべき線径は、絶縁性被膜の長さ、金属線の材質等によっても異なるが、硬度の高いタングステンを用いた場合でも、通常、先端テーパ部を除いた部分で100μmを超える線径が必要である。また、プローブピンは、先端テーパ部を直線状ではなく、被検査体に合わせて適宜に折り曲げ加工する場合もあるが、この場合に、数μm〜数十μm程度の先端テーパ部を精度よく折り曲げるには、煩雑な工程を必要とし、作業が困難であった。さらに、コンタクト部の端末形状は一様ではなく、被検査体により、円錐、半球、フラットなど種々の形状が要求されが、かかる端末形状を所望の形状に加工する工程も煩雑であった。
これに対し、特許文献1のように、フォトリソグラフィーを用いてプローブピンを製造する手段も行われている。より細いものを製作できると共に、折り曲げ加工も不要にできる点で優れているものの、被検査体の種類毎に合わせたパターンを形成するためのマスクが必要であり、大量生産しない限り、コスト的に見合わない。
本発明は上記に鑑みなされたものであり、フォトリソグラフィー技術を用いていないにも拘わらず、従来よりも細い線径の金属製細線を使用でき、長手方向に沿った形状を所望の形状とすることも容易であり、さらに、コンタクト部の形状も容易に調製可能なプローブピン及びプローブ装置を提供することを課題とする。
上記課題を解決するため、請求項1記載の発明では、ガラス製細管と、
前記ガラス製細管内に挿通されると共に、ガラス製細管の先端付近に形成された開口部から一部が露出するように設けられ、該開口部から露出している部分が、所定の剛性を備えた、被検査体に接触するコンタクト部を構成する金属製細線と
を備えてなることを特徴とするプローブピンを提供する。
請求項2記載の発明では、前記ガラス製細管が、前記金属製細線のコンタクト部を被検査体に当接し易くなる形状に屈曲されて成形されていることを特徴とする請求項1記載のプローブピンを提供する。
請求項3記載の発明では、前記ガラス製細管に形成される開口部から、前記金属製細線のコンタクト部が、直線状に突出していることを特徴とする請求項1又は2記載のプローブピンを提供する。
請求項4記載の発明では、前記ガラス製細管の先端付近が曲成されてなり、その湾曲部外側面の一部に設けた切り欠きが前記開口部を構成し、該開口部から前記金属製細線のコンタクト部が湾曲形状に露出していることを特徴とする請求項1又は2記載のプローブピンを提供する。
請求項5記載の発明では、前記ガラス製細管が、先端部において、外径10〜200μmの範囲、内径5〜100μmの範囲に形成され、前記金属製細線が、直径5〜100μmであることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1に記載のプローブピンを提供する。
請求項6記載の発明では、前記ガラス製細管が、先端部において、外径10〜150μmの範囲、内径5〜80μmの範囲に形成され、前記金属製細線が、直径5〜80μmであることを特徴とする請求項5記載のプローブピンを提供する。
請求項7記載の発明では、前記金属製細線のコンタクト部の、前記ガラス製細管の開口部からの露出長さが、10〜1000μmであることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1に記載のプローブピンを提供する。
請求項8記載の発明では、請求項1〜7のいずれか1に記載のプローブピンが、プローブ基板に、複数本支持されていることを特徴とするプローブ装置を提供する。
請求項9記載の発明では、隣接するプローブピンの先端部同士の間隔が、150μm以下であることを特徴とする請求項8記載のプローブ装置を提供する。
請求項10記載の発明では、前記プローブ基板が、断面略V字状の複数の溝部を有し、該溝部に前記プローブピンが支持されていることを特徴とする請求項8又は9記載のプローブ装置を提供する。
請求項11記載の発明では、前記プローブ基板が、断面略V字状の複数の溝部を有すると共に、各列の溝部の中途に、所定の幅で、該溝部を横切る凹状部が形成されており、
前記プローブ基板が溝部同士及び凹状部同士が対面するように付け合わせられ、対向する溝部間にプローブピンが支持され、
前記プローブピンが前記凹状部内で曲がることにより、所定のバネ力を発揮可能なスプリングコンタクトプローブ装置として用いられることを特徴とする請求項8又は9記載のプローブ装置を提供する。
請求項12記載の発明では、前記各列の溝部のうち、前記凹状部を挟んだ基端側に位置する部位のみにプローブピンが固着されていることを特徴とする請求項11記載のプローブ装置を提供する。
請求項13記載の発明では、前記プローブ基板が、金属材料を含んでなることを特徴とする請求項8〜12のいずれか1に記載のプローブ装置を提供する。
本発明によれば、ガラス製細管に金属製細線を挿通し、ガラス製細管の開口部から露出している部分をコンタクト部として用いている。従って、単独で直線状に自立することができないほど細い金属製細線を用いたとしても、ガラス製細管内に挿通されることで支持されるため、コンタクト部として機能する部分の露出長さを所定の長さに調整すれば、被検査体に当接するのに必要な剛性を備えたプローブピンを提供することができる。
もちろん、金属製細線の先端をより細く加工することも可能であるが、従来、所定の太さの金属線の先端を所望の径になるまで細く先端加工する必要があった場合と比べ、例えば、使用する金属製細線の最大径に相当する部分が、従来の先端の径と同じものとすることもでき、その場合には、先端加工が不要となるという利点もある。
また、金属製細線をガラス製細管によって支持しているため、金属製細線の長手方向に沿った形状はガラス製細管の形状に沿った形状となる。ガラス製細管は、種々の形状に形成することが極めて容易であるため、所望形状のプローブピンを容易に得ることができる。また、ガラス製細管の先端開口部から金属製細線を突出させれば、直線状に突出したコンタクト部を形成することができるが、例えば、ガラス製細管の先端付近を曲成し、その湾曲部外側面の一部を切り欠いて開口部を形成することにより、金属製細線が湾曲形状で露出する。すなわち、湾曲状のコンタクト部も容易に形成することができる。
また、ガラス製細管は、容易に細く加工できるため、隣接するプローブピン同士の間隔を極めて狭ピッチで設定することができる。
また、断面略V字状の複数の溝部を有すると共に、各列の溝部の中途に、所定の幅で、該溝部よりも深い凹状部が形成されたプローブ基板を2個一対用い、プローブ基板同士を、溝部同士及び凹状部同士が対面するように付け合わせ、対向する溝部間にプローブピンを支持する構成とすると、コンタクト部を被検査体に当接した際に、プローブピンが凹状部内で曲がるため、極めて簡易な構造でありながら、所定のバネ力を備えたコンタクトプローブ装置として使用できる。
以下、図面に示した実施形態に基づいて本発明を更に詳しく説明する。図において、1は本実施形態のプローブピンを示す。この図に示したように、プローブピン1は、ガラス製細管10と金属製細線20とを備えて構成される。
ガラス製細管10としては、例えば、ガスクロマトグラフィーカラムや微生物検出装置の容器に用いられるガラス製のキャピラリーチューブを用いることができる。ガラス製細管10の長さは、所望の長さに設定できるが、通常、5〜20mm程度で形成される。半導体デバイスの高密度実装化に対応するため、隣接するプローブピン1間の配設ピッチは、できるだけ狭ピッチとすることが好ましく、ガラス製細管10の外径もこれに伴い細いほど好ましいが、上記した5〜20mm程度の長さに加工した際に直線性を維持できる程度以上の剛性を有する必要がある。このため、ガラス製細管10は、先端部において外径10〜200μmの範囲、内径5〜100μmの範囲で形成されることが好ましく、さらには、先端部における外径が10〜150μmの範囲、内径が5〜80μmの範囲で形成されることがより好ましい。
ガラス製細管10は、図1に示したように、直線状に均一の太さ(外径)で形成することもできるし、図2に示したように、種々の形状で形成することもできる。図2(a)は、中途から先端に向かうに従って外径が細くなるテーパ状に形成したもので、図2(b)は、先端付近を約90度曲成したものである。また、図2(c)は、先端付近を緩やかなS字状に曲成したものである。ガラス製細管10は、ガラスから形成されるため、このように所望の形状に極めて容易に形成することができる。先端付近を曲成することにより、プローブピン1を支持するチャックに装填した際や、プローブ基板に接着して配置した際に、被検査体である半導体デバイスに当接しやすくなる場合には、被検査体の種類や装着するプローブ基板の形状などに応じて、例えば、被検査体に近接する方向に適宜に曲成することが好ましい。
金属製細線20の材料は限定されるものではなく、従来使用されているものから適宜選択することができる。例えば、タングステン、ベリリウム銅、銅合金などを用い、周面に、ニッケルめっき、金めっき、銀めっきなどのめっき層を少なくとも1層施したものを用いることができる。
金属製細線20は、先端付近がガラス製細管10から露出するように設けられるため、ガラス製細管10よりも長いものが用いられる一方で、その直径はガラス製細管10の内径と同等又はそれ以下であり、ガラス製細管10内に挿通支持されない限りは容易に撓んでしまう。従来のように、金属線の周囲に合成樹脂コーティングを施す場合には、コーティング加工時において、金属線自体が直線状に自立できる程度の剛性を有する必要があったが、本実施形態によれば、ガラス製細管10内に挿通されて支持され、ガラス製細管10から短い長さで露出させた部分をコンタクト部21としているため、該コンタクト部21がプローブ時に必要とされる剛性を有していればよい。従って、金属製細線20の直径は、従来よりも細いもの、好ましくは直径5〜100μmのもの、より好ましくは直径5〜80μmのものを用いることができる。
上記したように、金属製細線20はガラス製細管10内に挿通されて支持されるが、より具体的には、金属製細線20を、該金属製細線20の直径よりも若干内径の大きいガラス製細管10内に挿通した後、ガラス製細管10を延伸し、ガラス製細管10の内面に金属製細線20が密着するように形成される。
金属製細線20の直径がこのように極めて細いため、図1及び図2に示したように、ガラス製細管10の先端の開口部11から金属製細線20の先端付近をそのまま突出させて直線状(針状)のコンタクト部21として、先端のテーパ加工等を施すことなくそのまま用いることもできる。また、金属製細線20は、ガラス製細管10内に挿通されることによって、その内面に沿った形状で支持されるため、図2(b),(c)に示したようにガラス製細管10が曲成されていれば、金属製細線20自体を折り曲げ加工することなく、ガラス製細管10に沿って曲成された形状とすることができる。
金属製細線20として、直径5〜100μmのものを用いた場合、上記したガラス製細管10内に挿通して、開口部10から突出するコンタクト部21が直線状に維持されるような剛性とするためには、材料にもよるが、その突出長さは、10〜1000μmとすることが好ましい。なお、金属製細線20のコンタクト部21は、種々の形状に加工することも可能である。図3はその一例を示すものであり、図3(a)は、コンタクト部21をテーパ状に加工して円錐形状にしたもの、図3(b)は、コンタクト部21を半球状に加工したたもの、図3(c)は、コンタクト部21を一方の側縁から他方の側縁に斜めに切り欠くようにして一方向に傾斜する形状に加工したものである。
本実施形態のプローブピン1は、ガラス製細管10内に金属製細線20を挿通して一部を露出(突出)させることによってコンタクト部21を形成している。このため、金属製細線20は、コンタクト部21のみがプローブの際に必要な剛性を備えていれば良く、従来よりも細い金属製細線20を用いることができる。しかも、金属製細線20がガラス製細管10により支持されるため、ガラス製細管10を極めて細く加工することが容易であり、本実施形態のプローブピン1を複数本用いて並設した場合には、隣接するプローブピンの先端部同士の間隔を極めて狭ピッチに、好ましくは150μm以下のピッチにすることが容易である。
図4は、本発明の他の実施形態に係るプローブピン1Aを示す図である。このプローブピン1Aは、ガラス製細管10として、先端付近12を略環状に曲成して湾曲部12aを形成したものを用い、かかるガラス製細管10に金属製細線20を挿通している。そして、ガラス製細管10の湾曲部12aの外側面を研磨、切削などにより切除する。これにより、該湾曲部12aに略楕円状の開口部12bが形成され、該開口部12bから金属製細線20の一部が湾曲形状に露出し、その部分が湾曲形状のコンタクト部21となる。
このように、図4に示した実施形態によれば、ガラス製細管10の先端付近12に湾曲部12aを形成し、その中途を切除することにより、金属製細線20のコンタクト部21の形状を湾曲形状とすることが容易にできる。従って、この湾曲部12aの曲率を種々変化させることにより、被検査体の種類に対応した任意の曲率を備えたコンタクト部21を形成することができる。
図5は、上記した各実施形態に係るプローブピン1(又は1A)を支持したプローブ装置100を示す図であり、図6は、該プローブ装置100で用いたプローブ基板110を示す図である。これらの図に示したように、プローブピン1を支持するプローブ基板110の表面には、断面略V字状の複数の溝部111が形成されている。この断面略V字状の溝部111は、光ファイバの多芯接続部などに用いられる光ファイバアレイなどで既に実現されている構造を応用したもので、好ましくは、溝の最大幅10〜100μm、溝中心間ピッチ10〜250μmで互いに平行に正確に形成されるものである。従って、この断面略V字状の溝部111に円筒形のプローブピン1を沿わせて配設した場合には、複数本のプローブピン1が容易かつ正確に平行配置され、各プローブピン1の先端位置合わせも容易に行うことができる。そして、各プローブピン1を正確に整列させた状態で、接着剤などにより溝部111に固定する。この結果、各プローブピン1の隣接する先端部同士の間隔を250μm以下の狭ピッチに、好ましくは150μm以下、より好ましくは100μm以下とすることも容易である。
また、プローブピン1(又は1A)は、金属製細線20の周囲がガラス製細管10により被覆されており、プローブ基板110の溝部111にはガラス製細管10が接触する。従って、プローブ基板110として、ガラス基板等の絶縁性基板を用いることは必須ではなく、金属材料を含んだ材料を用いて形成することもできる。
具体的には、プローブ基板110は、図6に示したように、断面略V字状の各列の溝部111の中途に、所定の幅で、溝部111を横切るように、すなわち溝部111の形成方向に略直交する方向に形成された凹状部112を備えている。そして、図5に示したように、このプローブ基板110を2つ用い、溝部111同士及び凹状部112同士が対面するように付け合わせ、対向する溝部111間にプローブピン1(又は1A)を支持した構成としている。また、各溝部111のうち、凹状部112を挟んで基端側に位置する後方溝部111aのみに接着剤などによりプローブピン1のガラス製細管10を固定し、前方溝部111bはガイド溝として用いる。
このような構成とすることにより、図7(a),(b)に示したように、プローブピン1の金属製細線20の各先端(コンタクト部)を略垂直方向から被検査体に接触させると、後方溝部111aの部分のみが固着されているため、プローブピン1のうち、凹状部112内に位置する部分1aが想像線で示したように曲がり、所定のバネ力を発生させることができる。このため、コイルバネなどの他のバネ部材を用いることなく、極めて簡易な構造のスプリングコンタクトプローブ装置として提供することができる。しかも、コイルバネなどの他のバネ部材を用いる必要がないため、断面略V字状の溝部111を上記のように狭ピッチで形成すれば、隣接するプローブピン1の先端部間の間隔が上記したように極めて狭いスプリングコンタクトプローブ装置を提供できる。なお、図7(a),(b)では、プローブピン1のうち、凹状部112内に位置する部分1aが該凹状部112の深さ方向に撓んでいるが、凹状部112の深さなどによっては、図8に示したように、当該部分1aが、該凹状部112において、図8の左右方向に撓んで所定のバネ力を発生する場合もある。この撓み方向は何ら制限されるものではない。また、凹状部112は、プローブピン1のこのような撓み動作を許容できる限り、その深さや形状などは限定されるものではない。
本発明の一の実施形態に係るプローブピンを示す図である。 上記実施形態に係るプローブピンの他の態様を示す図である。 上記実施形態に係るプローブピンのコンタクト部の形状の例を示す図である。 本発明の他の実施形態に係るプローブピンを示す図である。 プローブ装置の実施形態を示す斜視図である。 上記プローブ装置で用いたプローブ基板を示す図である。 上記プローブ装置の作用を説明するための図であって、プローブピンが凹状部の深さ方向に撓む場合を示す図である。 上記プローブ装置の作用を説明するための図であって、プローブピンが、凹状部において、図の左右方向に撓む場合を示す図である。
符号の説明
1,1A プローブピン
10 ガラス製細管
11 開口部
12 先端付近
12a 湾曲部
12b 開口部
20 金属製細線
21 コンタクト部
100 プローブ装置(スプリングコンタクトプローブ装置)
110 プローブ基板
111 溝部
112 凹状部

Claims (13)

  1. ガラス製細管と、
    前記ガラス製細管内に挿通されると共に、ガラス製細管の先端付近に形成された開口部から一部が露出するように設けられ、該開口部から露出している部分が、所定の剛性を備えた、被検査体に接触するコンタクト部を構成する金属製細線と
    を備えてなることを特徴とするプローブピン。
  2. 前記ガラス製細管が、前記金属製細線のコンタクト部を被検査体に当接し易くなる形状に屈曲されて成形されていることを特徴とする請求項1記載のプローブピン。
  3. 前記ガラス製細管に形成される開口部から、前記金属製細線のコンタクト部が、直線状に突出していることを特徴とする請求項1又は2記載のプローブピン。
  4. 前記ガラス製細管の先端付近が曲成されてなり、その湾曲部外側面の一部に設けた切り欠きが前記開口部を構成し、該開口部から前記金属製細線のコンタクト部が湾曲形状に露出していることを特徴とする請求項1又は2記載のプローブピン。
  5. 前記ガラス製細管が、先端部において、外径10〜200μmの範囲、内径5〜100μmの範囲に形成され、前記金属製細線が、直径5〜100μmであることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1に記載のプローブピン。
  6. 前記ガラス製細管が、先端部において、外径10〜150μmの範囲、内径5〜80μmの範囲に形成され、前記金属製細線が、直径5〜80μmであることを特徴とする請求項5記載のプローブピン。
  7. 前記金属製細線のコンタクト部の、前記ガラス製細管の開口部からの露出長さが、10〜1000μmであることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1に記載のプローブピン。
  8. 請求項1〜7のいずれか1に記載のプローブピンが、プローブ基板に、複数本支持されていることを特徴とするプローブ装置。
  9. 隣接するプローブピンの先端部同士の間隔が、150μm以下であることを特徴とする請求項8記載のプローブ装置。
  10. 前記プローブ基板が、断面略V字状の複数の溝部を有し、該溝部に前記プローブピンが支持されていることを特徴とする請求項8又は9記載のプローブ装置。
  11. 前記プローブ基板が、断面略V字状の複数の溝部を有すると共に、各列の溝部の中途に、所定の幅で、該溝部を横切る凹状部が形成されており、
    前記プローブ基板が溝部同士及び凹状部同士が対面するように付け合わせられ、対向する溝部間にプローブピンが支持され、
    前記プローブピンが前記凹状部内で曲がることにより、所定のバネ力を発揮可能なスプリングコンタクトプローブ装置として用いられることを特徴とする請求項8又は9記載のプローブ装置。
  12. 前記各列の溝部のうち、前記凹状部を挟んだ基端側に位置する部位のみにプローブピンが固着されていることを特徴とする請求項11記載のプローブ装置。
  13. 前記プローブ基板が、金属材料を含んでなることを特徴とする請求項8〜12のいずれか1に記載のプローブ装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007114040A (ja) * 2005-10-20 2007-05-10 Renesas Technology Corp プロービング装置
JP2007333542A (ja) * 2006-06-14 2007-12-27 Nhk Spring Co Ltd プローブおよびプローブユニット

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