JP2005127642A - 空調設備の制御システム、 - Google Patents

空調設備の制御システム、 Download PDF

Info

Publication number
JP2005127642A
JP2005127642A JP2003364975A JP2003364975A JP2005127642A JP 2005127642 A JP2005127642 A JP 2005127642A JP 2003364975 A JP2003364975 A JP 2003364975A JP 2003364975 A JP2003364975 A JP 2003364975A JP 2005127642 A JP2005127642 A JP 2005127642A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
power line
air conditioning
conditioning equipment
digital signal
control system
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2003364975A
Other languages
English (en)
Inventor
Masaru Murayama
大 村山
Yasuo Takagi
康夫 高木
Yuji Nakada
裕二 中田
Kazunori Iwabuchi
一徳 岩渕
Haruhiko Hirata
東彦 平田
Tetsuya Funatsu
徹也 船津
Kenya Takiwaki
賢也 滝脇
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP2003364975A priority Critical patent/JP2005127642A/ja
Publication of JP2005127642A publication Critical patent/JP2005127642A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Abstract

【課題】特殊な規格のプラグを必要とすることなく、専用線を敷設する費用を削減する。
【解決手段】本発明の空調設備の制御システム1によれば、空調設備に取り付けられ、当該空調設備の圧力を検出し、検出値を示すディジタル信号を出力する第1の圧力センサ1Aと、第1の圧力センサ1Aから出力されたディジタル信号をアナログ変換し、得られたアナログ信号を、電力線を介して出力する第1の電力線搬送モデム1Bと、第1の電力線搬送モデム1Bから電力線を介して出力されたアナログ信号をディジタル変換し、得られたディジタル信号を出力する第2の電力線搬送モデム1Cとを備えて構成する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、複数の電力線搬送モデムを用いて同一ビル内の空調設備を制御する空調設備の制御システムに関する。
従来、空調設備を制御する手法としては、ワイヤレスリモコンを用いてデマンド制御を行う手法が開示されている(特許文献1参照)。
特開平10−30834号公報
しかしながら、このような空調設備の制御手法は、外部から通信ネットワークを介して遠隔操作を行う手法であり、ビル内の空調設備を、同一のビル内の制御装置で制御する場合に適用することは難しい。
また、この種の制御方法では、HA端子という日本工業規格に準拠したプラグを必要としなければならないので、既存のビル設備に、すぐに導入することは難しいという問題がある。
一方、大部分の既存のビル設備における制御対象の空調設備を制御する場合の検出値の伝送手法としては、空調設備に取り付けた各センサと制御装置との間に敷設された専用線を用いて、各センサの検出値と各センサのIDとを含む検出信号を制御装置まで伝送する手法が知られている。
このように、大部分の既存のビル設備で制御対象の空調設備を制御するには、各センサと制御装置との間に、専用線を敷設しなければならず、この専用線を敷設するための莫大な費用を必要とする。
そこで、本発明は、上記事情を考慮してなされたもので、特殊な規格のプラグを必要とすることなく、専用線を敷設する費用を削減することを可能にする空調設備の制御システムを提供することを目的とする。
本発明の骨子は、空調設備から検出された検出値を示すアナログ信号を、電力線を介して送信する第1の電力線搬送モデムと、電力線を介して送信されたアナログ信号をディジタル信号に変換して出力する第2の電力線搬送モデムとを備えた構成により、特殊な規格のプラグを必要とすることなく、専用線を敷設する費用を削減するという効果を達成することにある。
さて、以上のような本発明の骨子は、具体的には以下のような手段を講じることにより実現される。
本発明の一態様に係わる空調設備の制御システムは、電力線を介して通信可能に接続された空調設備を制御する空調設備の制御システムであって、空調設備に取り付けられ、当該空調設備の状態を検出し、検出値を示すディジタル信号を出力する状態検出手段と、状態検出手段から出力されたディジタル信号をアナログ変換し、得られたアナログ信号を、電力線を介して出力する第1の電力線搬送モデムと、第1の電力線搬送モデムから電力線を介して出力されたアナログ信号をディジタル変換し、得られたディジタル信号を出力する第2の電力線搬送モデムとを備えている。
このような構成によれば、複数の電力線搬送モデムを設けることにより、各電力線搬送モデム間では、既存の電力線を用いることが出来るので、特殊なプラグを必要とすることなく、電力線搬送モデムを設けた区間分の専用線を敷設する費用を削減することが出来る。
なお、上記空調設備の制御システムには、更に、第2の電力線搬送モデムから出力されたディジタル信号に基づいて、空調設備に制御指令を出力する制御装置を具備することがより好ましい。
また、上記状態検出手段は、検出値を示すディジタル信号を、通信ネットワークを介して出力してもよい。
更に、上記第2の電力線搬送モデムは、第1の電力線搬送モデムから電力線を介して出力されたアナログ信号をディジタル変換し、得られたディジタル信号を、通信ネットワークを介して出力してもよい。
本発明の他の一態様に係る空調設備の制御システムは、電力線を介して通信可能に接続された空調設備を制御する空調設備の制御システムであって、空調設備に取り付けられ、当該空調設備の状態を検出し、検出値を示すディジタル信号を出力する状態検出手段と、
状態検出手段から出力されたディジタル信号を変調して得られた電波信号を送信アンテナから送信する無線送信手段と、無線送信手段により送信された電波信号を受信アンテナにより受信し、受信した電波信号を復調した後、得られたディジタル信号を出力する無線受信手段と、無線受信手段から出力されたディジタル信号をアナログ変換し、得られたアナログ信号を、電力線を介して出力する第1の電力線搬送モデムと、第1の電力線搬送モデムから電力線を介して出力されたアナログ信号をディジタル変換し、得られたディジタル信号を出力する第2の電力線搬送モデムと、第2の電力線搬送モデムから出力されたディジタル信号に基づいて、空調設備に制御指令を出力する制御装置とを備えている。
このような構成とすれば、状態検出手段により検出された検出値を無線送信手段と無線受信手段との間で電波信号で送受信するので、専用線を設ける必要がなくなり、特殊な規格のプラグを必要とすることなく、専用線を敷設する費用を削減することが出来る。
なお、上記第2の電力線搬送モデムは、第1の電力線搬送モデムから電力線を介して出力されたアナログ信号をディジタル変換し、得られたディジタル信号を、通信ネットワークを介して出力してもよい。
本発明の更に他の一態様に係わる空調設備の制御システムは、電力線を介して通信可能に接続された空調設備を制御する空調設備の制御システムであって、空調設備に取り付けられ、当該空調設備の状態を検出し、検出値を示すディジタル信号を出力する状態検出手段と、状態検出手段から出力されたディジタル信号をアナログ変換し、得られたアナログ信号を、電力線を介して出力する第1の電力線搬送モデムと、第1の電力線搬送モデムから出力されたアナログ信号をディジタル変換し、得られたディジタル信号を出力する第2の電力線搬送モデムと、第2の電力線搬送モデムから出力されたディジタル信号を変調して得られた電波信号を送信アンテナから送信する無線送信手段と、無線送信手段により送信された電波信号を受信し、受信した電波信号を復調して得られたディジタル信号を出力する無線受信手段と、無線受信手段により出力されたディジタル信号に基づいて、空調設備に制御指令を出力する制御装置とを備えている。
このような構成とすれば、第2の電力線搬送モデムから出力された検出値を無線送信手段と無線受信手段との間で電波信号で送受信するので、専用線を設ける必要がなくなり、特殊な規格のプラグを必要とすることなく、専用線を敷設する費用を削減することが出来る。
なお、上記状態検出手段は、当該空調設備の状態を検出し、検出値を示すディジタル信号を、通信ネットワークを介して出力してもよい。
また、上記状態検出手段は、空調設備の有するダンパの開度を検出するものであってもよい。
更に、上記状態検出手段は、空調設備のダクトの端部における温度を検出するものであってもよい。
なお、上記状態検出手段は、空調設備が送出する空気の温度を検出するものであってもよい。
また、上記状態検出手段は、空調設備が送出する空気の湿度を検出するものであってもよい。
更に、上記状態検出手段は、空調設備の有するファンコイルユニットの出口又は入り口における温度を検出するものであってもよい。
なお、上記状態検出手段は、空調設備の有するファンコイルユニットの出口又は入り口における温度を検出するものであってもよい。
また、上記状態検出手段は、空調設備の有するファンコイルユニットの冷水制御バルブ又は温水制御バルブ内における冷媒の流量を検出するものであってもよい。
更に、上記状態検出手段は、空調設備の有するファンコイルユニットの冷水制御バルブ又は前記温水制御バルブの開度を検出するものであってもよい。
本発明の更に他の一態様に係る空調設備の制御システムは、電力線を介して通信可能に接続された空調設備を制御する空調設備の制御システムであって、空調設備に取り付けられ、当該空調設備の状態を検出し、検出値を示すディジタル信号を出力する第1の状態検出手段と、空調設備に取り付けられ、当該空調設備の状態を検出し、検出値を示すディジタル信号を出力する第2の状態検出手段と、第1の状態検出手段と第2の状態検出手段とによってそれぞれ検出された検出値の差を算出し、この差を示すディジタル信号を出力する検出差算出手段と、検出差算出手段により出力されたディジタル信号をアナログ変換し、得られたアナログ信号を、電力線を介して出力する第1の電力線搬送モデムと、第1の電力線搬送モデムから電力線を介して出力されたアナログ信号をディジタル変換し、得られたディジタル信号を出力する第2の電力線搬送モデムとを備えている。
このような構成とすれば、第1の状態検出手段による検出値と、第2の状態検出手段による検出値との差を検出差算出手段が算出し、算出した差を示すディジタル信号を第1の電力線搬送モデムに出力するので、専用線を設ける必要がなくなり、特殊な規格のプラグを必要とすることなく、専用線を敷設する費用を削減することが出来るのに加え、実行する制御の精度をより一層高めることが出来る。
なお、上記空調設備の制御システムには、更に、第2の電力線搬送モデムから出力されたディジタル信号に基づいて、空調設備に制御指令を出力する制御装置を具備することがより好ましい。
本発明の更に他の一態に係る空調設備の制御システムは、電力線を介して通信可能に接続された空調設備を制御する空調設備の制御システムであって、空調設備に取り付けられ、当該空調設備の状態を検出し、検出値を示すディジタル信号を出力する第1の状態検出手段と、空調設備に取り付けられ、当該空調設備の状態を検出し、検出値を示すディジタル信号を出力する第2の状態検出手段と、第1の状態検出手段と第2の状態検出手段とからそれぞれ出力された検出値の差を算出し、当該差を示すディジタル信号を出力する検出差算出手段と、検出差算出手段から出力されたディジタル信号を変調して得られた電波信号を送信アンテナから送信する無線送信手段と、無線送信手段により送信された電波信号を受信アンテナにより受信し、受信した電波信号を復調した後、得られたディジタル信号を出力する無線受信手段と、無線受信手段から出力されたディジタル信号をアナログ変換し、得られたアナログ信号を、電力線を介して出力する第1の電力線搬送モデムと、第1の電力線搬送モデムから電力線を介して出力されたアナログ信号をディジタル変換し、得られたディジタル信号を出力する第2の電力線搬送モデムと、第2の電力線搬送モデムから出力されたディジタル信号に基づいて、空調設備に制御指令を出力する制御装置とを備えている。
このような構成によれば、第1の状態検出手段と第2の状態検出手段とからそれぞれ出力された検出値の差が算出され、当該差を示すディジタル信号が検出差算出手段により出力され、検出差算出手段から出力されたディジタル信号を変調して得られた電波信号が送信アンテナから無線送信手段により送信され、無線送信手段により送信された電波信号が受信アンテナにより受信され、受信された電波信号が復調された後、得られたディジタル信号が第1の電力線搬送モデムに出力されるので、専用線を設ける必要がなくなり、特殊な規格のプラグを必要とすることなく、専用線を敷設する費用を削減することが出来る。
本発明の更に他の一態様に係る空調設備の制御システムは、電力線を介して通信可能に接続された空調設備を制御する空調設備の制御システムであって、空調設備に取り付けられ、当該空調設備の状態を検出し、検出値を示すディジタル信号を出力する第1の状態検出手段と、空調設備に取り付けられ、当該空調設備の状態を検出し、検出値を示すディジタル信号を出力する第2の状態検出手段と、第1の状態検出手段と第2の状態検出手段とからそれぞれ出力された検出値の差を算出し、当該差を示すディジタル信号を出力する検出差算出手段と、検出差算出手段から出力されたディジタル信号をアナログ変換し、得られたアナログ信号を、電力線を介して出力する第1の電力線搬送モデムと、第1の電力線搬送モデムから出力されたアナログ信号をディジタル変換し、得られたディジタル信号を出力する第2の電力線搬送モデムと、第2の電力線搬送モデムから出力されたディジタル信号を変調して得られた電波信号を送信アンテナから送信する無線送信手段と、無線送信手段により送信された電波信号を受信し、受信した電波信号を復調して得られたディジタル信号を出力する無線受信手段と、無線受信手段により出力されたディジタル信号に基づいて、空調設備に制御指令を出力する制御装置とを備えている。
このような構成とすれば、第2の電力線搬送モデムから出力されたディジタル信号を変調して得られた電波信号が送信アンテナから無線送信手段により送信され、無線送信手段により送信された電波信号が受信され、受信された電波信号が復調されて得られたディジタル信号が無線受信手段により制御装置に出力されるので、専用線を設ける必要がなくなり、特殊な規格のプラグを必要とすることなく、専用線を敷設する費用を削減することが出来る。
なお、上記第1の状態検出手段は、空調設備の有するダンパ内の温度を検出し、第2の状態検出手段は、空調設備の有するダンパの外部の温度を検出してもよい。
また、上記制御装置は、第2の電力線搬送モデムから出力されたディジタル信号に基づいて、空調設備の有するファンの回転数を制御するための制御指令を空調設備に出力してもよい。
更に、上記制御装置は、第2の電力線搬送モデムから出力されたディジタル信号に基づいて、空調設備の有するファンの運転台数を制御するための制御指令を空調設備に出力してもよい。
なお、上記制御装置は、第2の電力線搬送モデムから出力されたディジタル信号に基づいて、空調設備の有するポンプの回転数を制御するための制御指令を空調設備に出力してもよい。
本発明によれば、特殊な規格のプラグを必要とすることなく、専用線を敷設する費用を削減することを可能にする空調設備の制御システムを提供出来る。
以下、本発明の各実施の形態を、図面を参照しながら詳細に説明する。
<第1の実施の形態>
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る空調設備の制御システム1の一例を示す模式図である。
図2は、本実施の形態に係る空調設備の制御システム1の一例を示す機能ブロック図である。
本実施の形態に係る空調設備の制御システム1は、例えば図1に示すようなビル又は工場等に設置された冷却系統2内の空調設備のファン2Eを駆動する電動機2Eを制御対象とする。
冷却系統2は、冷凍機2Aと、この冷凍機2Aに第1の冷媒管2Bで接続された第1の循環ポンプ2Cと、この第1の循環ポンプ2Cと第2の冷媒管2Dで接続された空調設備2Eと、この空調装置2Eに第3の冷媒管2Fで接続され、かつ、冷凍機2Aと第4の冷媒管2Gで接続された第2の循環ポンプHと、前述した冷凍機2Aに第5の冷媒管2Iで接続された冷却塔2Jと、この冷却塔2Jに第6の冷媒管2Kで接続され、冷凍機2Aと第7の冷媒管2Lで接続された第3の循環ポンプ2Mとを具備している。
また、空調設備2Eは、還気ダクト2Eと、第1の給気ダクト2Eと、液ガス交換器2Eと、ファン2Eと、電動機2Eと、第2の給気ダクト2Eとを具備している。
冷凍機2Aは、フロンガス又は代替フロンガスにより冷媒である水を冷却し、冷却した水を第1の冷媒管2Bを介して第1の循環ポンプ2Cに送出すると共に、調和空気との熱交換により温度が上昇した冷媒である水を第3の循環ポンプ2Mに送出する。
第1の循環ポンプ2Cは、冷凍機から送出された水を、第2の冷媒管2Dを介して接続された空調設備2Eに送出する。
還気ダクト2Eは、還気吸い込み口2Eから取り込んだ還気を、液ガス交換器2Eに送出するために設けられたダクトである。
第1の給気ダクト2Eは、新鮮空気取り込み口2Eから取り込んだ新鮮空気を液ガス交換器2Eに送出するために設けられたダクトである。
液ガス交換器2Eは、内部に冷媒である水を流通させる冷媒管と、還気と新鮮空気とを混合した調和空気を給気吹き出し口2E9に送出するための給気ダクトとが挿管され、冷媒である水と調和空気との間で熱交換を行うための装置である。
この液ガス交換器2Eは、冷凍機2Aで冷却した水と調和空気との間で熱交換を行い、熱交換により温度が上昇した水を冷凍機2Aに送出する。
ファン2Eは、液ガス交換器2E内で熱交換を行った調和空気を、第2の給気ダクト2Eと給気吹き出し口2Eとを介して室内に送出するためのものである。
電動機2Eは、ファン2Eを駆動するための装置である。
第2の給気ダクト2Eは、液ガス交換器2Eから送出された調和空気を給気吹き出し口2Eを介して室内に送出するために設けられたダクトである。
第2の循環ポンプ2Gは、液ガス交換器2Eから第3の冷媒管2Fを介して送出された水を第4の冷媒管2Hを介して冷凍機2Aに戻すために設けられたポンプである。
冷却塔2Jは、冷凍機2Aから送出された水から外部への熱の放出を行い、熱を放出した水を、冷凍機2Aに送出する。
第3の循環ポンプ2Mは、冷凍機2Aから送出された水を、第5の冷媒管2I、冷却塔2J、第6の冷媒管2K、及び第7の冷媒管2Lを介して冷凍機2Aまで循環させるために設けられたポンプである。
以上のような一連の冷熱サイクルによって、冷却系統2は、調和空気の温度調節を行っている。
なお、本実施の形態の制御対象は、空調設備のファン2Eを駆動する電動機2Eであったが、これに限らず、第1の循環ポンプ2C、第2の循環ポンプ2G、及び第3の循環ポンプ2Mのうちの何れかに変更してもよい。
本実施の形態に係る空調設備の制御システム1は、空調設備の第2の給気ダクト2Eの端部に設けられた第1の圧力センサ1Aと、この第1の圧力センサ1Aと専用線であるLANケーブルで接続された第1の電力線搬送モデム1Bと、この第1の電力線搬送モデム1Bとビル内の既存の電力線で接続された第2の電力線搬送モデム1Cと、この第2の電力線搬送モデム1Cと専用線であるLANケーブルで接続された制御装置1Dとを具備している。
なお、第1の圧力センサ1Aは、フロア毎に個別に設けられた全ての空調設備の第2の給気ダクトの端部に設けられているので、実際には複数設けられているが、以下の説明では、簡略化を図る観点から、空調設備2Eの有する第2の給気ダクト2Eの端部に設けられた第1の圧力センサ1Aに関してのみ説明する。
第1の電力線搬送モデム1Bは、ディジタル信号受信部1Bと、D/A変換部1Bと、アナログ信号出力部1Bとを具備している。
第2の電力線搬送モデム1Cは、アナログ信号受信部1Cと、A/D変換部1Cと、ディジタル信号出力部1Cとを具備している。
制御装置1Dは、検出データ受信部1Dと、データ入力部1Dと、センサ情報記憶部1Dと、検出データ記憶部1Dと、データ表示部1Dと、制御部1Dと、制御指令出力部1Dとを具備している。
第1の圧力センサ1Aは、第2の給気ダクト2Eの端部に設けられており、第2の給気ダクト2Eの一端の給気吹き出し口から、ビルの各フロア内に送出する調和空気の圧力を検出し、検出圧力に圧力センサのIDを付加する。そして、第1の圧力センサ1Aは、圧力センサのIDを付加した検出値を含むディジタル信号を、専用線であるLANケーブルを介して接続された第1の電力線搬送モデム1Bに出力する。
なお、本実施の形態では、第1の圧力センサ1Aと、第1の電力線搬送モデム1Bとを専用線であるLANケーブルで接続していたが、これに限らず、ビル内の同一フロア又は階床に複数のセンサが設けられている場合には、周知のハブ、又はブリッジ等の集線装置により第1の圧力センサ1Aと第1の電力線搬送モデム1Bとを接続してもよいことはいうまでもない。
以下、本実施の形態に係る空調設備の制御システム1において、第1の圧力センサ1Aを設置する位置に関し、具体的に説明する。
図3は、本実施の形態に係る空調設備の制御システム1に関し、可変風量ファンの部分負荷特性、換言すれば、第2の給気ダクト2E内で第1の圧力センサ1Aを設置する位置毎の空調設備へのエネルギーの入力比と、第2の給気ダクト2E内の調和空気の流量比との関係の一例を示す模式図である。
なお、図3において、横軸は、第2の給気ダクト2E内の圧力を一定にする制御を実施した場合であって、定格、換言すれば第2の給気ダクト2Eの端部に設けられた図示しないダンパの開度を100パーセントとした場合における当該第2の給気ダクト2E内の調和空気の流量を基準とする調和空気の流量比を示す。
また、図3において、縦軸は、第2の給気ダクト2E内の圧力を一定にする制御を実施した場合であって、第2の給気ダクト内のダンパの開度を100パーセントとした場合に当該第2の給気ダクト2E内の圧力を一定に制御するためにファン2Eを駆動するのに要する電力を基準とするエネルギー比を示す。
図3では、第1の圧力センサ1Aをファン直後に設置した場合における空調設備に対するエネルギーの入力比と、第2の給気ダクト2E内の調和空気の流量比との間の関係が(1)で示されている。
また、図3では、第1の圧力センサ1Aを前述した第2の給気ダクト2Eのダクト途中に設置した場合における空調設備に対するエネルギーの入力比と、第2の給気ダクト2E内の調和空気の流量比との間の関係が(2)で示されている。
更に、図3では、第1の圧力センサ1Aを第2の給気ダクト2Eの端部に設置した場合における空調設備に対するエネルギーの入力比と、第2の給気ダクト2E内の調和空気の流量比との間の関係が(3)で示されている。
なお、「ファン直後」とは、空調機の内部もしくはその近傍の領域を意味する。
また、「第2の給気ダクト内の端部」とは、第2の給気ダクト内の領域であって、空調設備の有するダンパに隣接した又は近傍の領域を意味する。
なお、「第2の給気ダクト内の途中」とは、「ファン直後」及び「第2の給気ダクト内の端部」の双方の領域を除いた第2の給気ダクト内の領域を意味する。第2の給気ダクト内の途中に該当する領域としては、例えば、空調設備の第2の給気ダクト内の分岐部分が挙げられる。
図3に示すように、第2の給気ダクト2E内の調和空気の流量比を100パーセント以外の同一流量比、例えば50パーセントに固定した場合には、第1の圧力センサ1Aを第2の給気ダクト2Eの端部に設置した場合における空調設備に対するエネルギーの入力比が一番小さくなっている。
すなわち、空調設備全体の省エネルギーを図る観点からすると、第1の圧力センサ1Aは、第2の給気ダクト2Eの端部に設置することが最も好ましいことになる。
従って、本実施の形態に係る第1の圧力センサ1Aは、第2の給気ダクト2Eの端部に設置されている。
なお、本実施の形態では、センサは、第1の圧力センサ1Aであったが、これに限らず、温度センサ又は湿度センサであってもよい。この場合においても温度センサ又は湿度センサを設ける位置は、制御対象の空調設備の有する第2の給気ダクト2Eの端部がより好ましい。
また、本実施の形態では、同一階床のフロア毎に、1つのセンサが設けられていたが、これに限らず、同一階床のフロア毎に複数のセンサを設けてもよい。この場合、制御装置1D内に、センサ毎に定められた検出値の差に関する所定の許容値の範囲を記憶した許容値記憶部を新たに設け、かつ、同一階床に設けられた各センサの検出値の差異を算出する機能と、差が所定の許容値の範囲内にあるかどうかによって、空調設備を制御する制御指令と空調設備のIDとの組を、制御指令出力部1Dに出力する機能とを制御部1Dに付加するものとする。
また、この場合、空調設備に取り付けた複数のセンサと第1の電力線搬送モデム1Bとは、専用線であるLANケーブルとハブ等の集線装置とによって接続するものとする。
なお、本実施の形態では、センサは、第2の給気ダクト2Eの端部に取り付けられた第1の圧力センサ1Aであったが、これに限らず、第2の給気ダクト2Eの端部近傍に設けられた図示しないダンパの開度を検出するセンサであってもよい。
また、本実施の形態では、センサは、空調設備の第2の給気ダクト2Eの図示しないダンパの前後に設置された複数の圧力センサであってもよい。この場合、各圧力センサの検出値の差を算出し、算出した検出値の差を示すディジタル信号を第1の電力線搬送モデム1Bに出力する検出差算出部を、圧力センサ側に別途設けるものとする。
更に、本実施の形態では、センサは、空調設備の図示しないファンコイルユニットの冷水バルブ又は温水バルブの開度を検出するセンサであってもよい。
なお、本実施の形態では、センサは、空調設備の図示しないファンコイルユニットの入り口又は出口との温度を検出する複数の圧力センサであってもよい。
また、本実施の形態では、センサは、空調設備の図示しないファンコイルユニットの冷水バルブ又は温水バルブの前後の温度を検出する複数の温度センサであってもよい。
更に、本実施の形態では、センサは、冷水制御バルブ又は温水制御バルブの開度を検出する複数のセンサであってもよい。
なお、本実施の形態では、センサは、空調設備の図示しないファンコイルユニットの冷水制御バルブ又は温水制御バルブ内の冷媒の流量を検出するセンサであってもよい。
ディジタル信号受信部1Bは、第1の圧力センサ1Aから出力された、第1の圧力センサ1AのIDを付加した検出温度を含むディジタル信号を受け取り、この受け取った第1の圧力センサ1AのIDを付加した検出圧力を含むディジタル信号をD/A変換部1Bに出力する。
D/A変換部1Bは、ディジタル信号受信部1Bから出力されたディジタル信号を受け取り、受け取ったディジタル信号をD/A変換して、得られたアナログ信号をアナログ信号出力部1Bに出力する。
アナログ信号出力部1Bは、D/A変換部1Bから出力された第1の圧力センサ1AのIDを付加した検出圧力を含むアナログ信号を受け取り、受け取った第1の圧力センサ1AのIDを付加した検出圧力を含むアナログ信号を、電力線を介して接続された第2の電力線搬送モデム1Cに出力する。
アナログ信号受信部1Cは、第1の電力線搬送モデム1Bから電力線を介して出力された第1の圧力センサ1AのIDを付加した検出圧力を含むアナログ信号を受け取り、受け取ったアナログ信号をA/D変換部1Cに出力する。
A/D変換部1Cは、アナログ信号受信部1Cから出力された第1の圧力センサ1AのIDを付加した検出圧力を含むアナログ信号をA/D変換し、このA/D変換した結果、得られたディジタル信号をディジタル信号出力部1Cに出力する。
ディジタル信号出力部1Cは、A/D変換部1Cから出力されたディジタル信号を受け取り、受け取ったディジタル信号を、専用線であるLANケーブルを介して接続された制御装置1Dに出力する。
検出データ受信部1Dは、第2の電力線搬送モデム1Cから出力された、ディジタル信号に含まれる第1の圧力センサ1AのIDを付加した検出圧力を受け取り、受け取った第1の圧力センサ1AのIDを付加した検出圧力を制御部1Dに出力する。
データ入力部1Dは、通常のデータ入力機能を有しており、操作員の操作により、制御装置自体の起動要求、及び制御装置自体の終了要求が入力される。
センサ情報記憶部1Dには、圧力センサのIDと、センサ毎の検出圧力の許容範囲と、制御対象の電動機のIDとが対応して記憶されている。
検出データ記憶部1Dには、圧力センサのIDと、圧力センサが検出した検出圧力と、検出した検出時刻との組が記憶されている。
データ表示部1Dには、検出圧力と圧力センサのIDと許容範囲と制御対象の電動機2EのIDとが表示される。
制御部1Dは、データ入力部1Dから入力された起動要求が入力されたか否かにより、制御装置1Dが起動されたか否かを判定する機能と、当該判定の結果、制御装置1Dが起動されたと判定した場合、検出データ受信部1Dから出力された圧力センサのIDと、検出圧力との組を受け取る機能と、受け取った圧力センサのIDに対応する許容温度範囲と制御対象の電動機のIDとをセンサ情報記憶部1Dから読み出す機能と、受け取った検出圧力が読み出した許容範囲内であるか否かを判定する機能と、当該判定の結果、検出圧力が許容範囲内にあると判定した場合、検出圧力と圧力センサのIDと許容範囲と制御対象の電動機のIDとをデータ表示部1Dに表示させると共に、受け取った検出圧力と圧力センサのIDとの組に検出時刻を付加して検出データ記憶部1Dに記憶させる機能と、前述した判定の結果、検出圧力が許容範囲内にないと判定した場合、受け取った検出圧力を許容範囲内に保つようにファンを回転させる電動機の回転数制御を行うための制御指令と対象の空調設備の有するファンを駆動する電動機のIDとの組を制御指令出力部1Dに出力する機能と、検出圧力と圧力センサのIDと許容範囲と電動機のIDとを対応させてデータ表示部1Dに表示させると共に、受け取った検出圧力と圧力センサのIDとの組に、検出時刻を付加して検出データ記憶部1Dに記憶させる機能と、データ入力部1Dから終了要求が入力されたか否かを判定する機能と、当該判定の結果、終了要求が入力されたと判定した場合、その動作を終了する機能とを有する。
なお、本実施の形態に係る制御部1Dは、空調設備の有するファンを回転させる電動機の回転数制御を行うための制御指令と空調設備のIDとの組を出力していたが、これに限らず、複数台数のファンの台数制御を行うための制御指令と、対象となる電動機のIDとの組をそれぞれの空調設備のファンを駆動する電動機に制御指令出力部1Dを介して出力してもよい。
また、本実施の形態に係る制御部1Dは、空調設備の有するファンの回転数制御とファンの台数制御とを共に実現するための制御指令と対象となる電動機のIDとの組を制御指令出力部1Dを介して対象となる空調設備のファンを駆動する電動機に出力してもよい。
なお、本実施の形態に係る制御部1Dは、冷凍機2Aで冷却した水を、第1の冷媒管2B及び第2の冷媒管2Dを介して接続された空調設備内の液ガス交換器2Eに送出するための第1の循環ポンプ2Cを駆動する電動機の回転数を制御する制御指令を、制御指令出力部1Dを介して第1の循環ポンプ2Cを駆動する電動機に出力する機能を有していてもよい。
また、本実施の形態に係る制御部1Dには、測定した温度から冷凍機の成績係数(COP)を算出する機能と、算出した成績係数(COP)をデータ表示部1Dに表示させる機能とを更に付加してもよい。
この場合、制御装置1Dは、冷媒循環量(kg/h)と、圧縮機吸込み冷媒蒸気の比エンタルピーh1(kcal/kg)と、圧縮機における断熱圧縮後における冷媒ガスの比エンタルピー値h2(kcal/kg)と、絞り膨張時、換言すれば、蒸発器入り口における冷媒ガスの比エンタルピー値h4(kcal/kg)との値とが対応して記憶されたテーブルを有しているものとする。
なお、成績係数とは、冷凍能力Φ0(Rt)と圧縮機駆動の軸動力P(kJ/h)との比率、換言すれば(h1−h4)/(h2−h1)のことをいう。ここで、記号「/」は、商を意味する。
制御指令出力部1Dは、制御部1Dから出力された制御指令と、対象となる電動機のIDとの組を、対象となる空調設備の電動機に出力する。
また、本実施の形態では、制御装置1Dは、第2の給気ダクト2Eの端部に設けられた圧力センサの検出圧力と圧力センサのIDと許容範囲と制御対象の電動機2EのIDとを表示していたが、これに限らず、各空調区画の温度、湿度、空調設備の第2の給気ダクト2Eから送出された調和空気の温度、空調機の第2の給気ダクト2Eから送出された調和空気の湿度、図示しないファンコイルユニットにおける冷水又は温水流量、ファンコイルユニットにおける冷水又は温水温度、及びファンコイルユニットにおける冷水又は温水圧力のうち少なくとも1つをデータ表示部1Dに表示してもよい。
なお、本実施の形態では、制御装置1Dは、第2の給気ダクト2Eの端部に設けられた第1の圧力センサ1Aの検出圧力と圧力センサのIDと許容範囲と制御対象の電動機2EのIDとを表示していたが、これに限らず、各空調区画の温度、湿度、空調機の第2の給気ダクトから送出された調和空気の温度、空調設備の第2の給気ダクト2Eから送出された調和空気の湿度、図示しないファンコイルユニットにおける冷水又は温水流量、ファンコイルユニットにおける冷水又は温水温度、及びファンコイルユニットにおける冷水又は温水圧力のうち少なくとも1つを記録する機能を有していてもよい。この場合、制御装置1Dは、記録した検出値の時系列変化、換言すればトレンドを表示してもよい
また、本実施の形態では、第1の圧力センサ1Aから電力線搬送モデム1Bまで専用線であるLANケーブルを介して検出圧力と圧力センサのIDとの組を送信したが、これに限らず、第1の圧力センサ1Aから第1の電力線搬送モデム1Bに検出圧力と圧力センサのIDとを送信する手法としては、無線LANの規格、又はBluetoothの規格に準拠した無線送信装置と無線受信装置とで送信してもよい。この場合、Bluetoothの規格に準拠した場合におけるネットワークの全体構成としては、周知のアドホック・ネットワークにより構成されていてもよいし、周知のインフラストラクチャネットワークにより構成されていてもよい。
なお、本実施の形態では、第2の電力線搬送モデム1Cから制御装置1Dまで専用線であるLANケーブルを介して検出圧力と圧力センサのIDとの組を含むディジタル信号を出力していたが、これに限らず、第2の電力線搬送モデム1Cから制御装置1Dに検出圧力と圧力センサのIDとを送信する手法としては、無線LANの規格又はBluetoothの規格に準拠した無線送信装置と無線受信装置とで送信してもよい。この場合、Bluetoothの規格に準拠した無線送信装置と、Bluetoothの規格に準拠した無線受信装置とは、図示しないアクセスポイントを介して検出圧力と圧力センサのIDとの送信を行うものとする。
更に、本実施の形態では、図4に示すように、空調設備と制御装置1Dとが相異なる階床に設けられている場合、同一階床では電力線EL1〜EL5及び電力線搬送モデムEM1及び電力線搬送モデムEM2を利用し、相異なる階床間では、LANケーブルLK1〜LK3を利用して第1の圧力センサ1A11及び第1の圧力センサ1A12の検出圧力と各圧力センサのIDとを送信することがより好ましい。なお、この例では、各階間は、周知の専用線コンバータEC1〜EC3を用いることにより、圧力センサの検出圧力と圧力センサのIDとを送信している。この場合、設けるセンサとしては、制御装置1Dのオペレータに省エネルギー運転を促す観点から、温度センサであることがより好ましい。
また、本実施の形態では、例えば、同一室内のように無線通信が可能な範囲では、無線方式を用い、例えば壁間又は階間等のように無線通信が不可能な範囲では、電力線を用いて圧力センサの検出圧力と圧力センサのIDとを送信することが最も好ましい。
次に、以上のように構成された空調設備の制御システム1内における制御装置1Dの動作に関し、図を用いて説明する。
図5は、本実施の形態に係る制御装置1Dの有する制御部1Dの動作を説明するためのフローチャートである。
始めに、制御部1Dは、起動されると(ST1:Yes)、検出データ受信部1Dから出力された圧力センサのIDと、検出圧力との組を受け取る(ST2)。
次に、制御部1Dは、受け取った圧力センサのIDに対応する許容温度範囲と制御対象の電動機のIDとをセンサ情報記憶部1Dから読み出す(ST3)。
次に、制御部1Dは、受け取った検出圧力が読み出した許容範囲内であるか否かを判定する(ST4)。
制御部1Dは、この工程ST4で、検出圧力が許容範囲内にあると判定した場合(ST4:Yes)、検出圧力と圧力センサのIDと許容範囲と制御対象の電動機のIDとを対応させてデータ表示部1Dに表示させると共に、受け取った検出圧力と圧力センサのIDとの組に検出時刻を付加して検出データ記憶部1Dに記憶させる(ST5)。その後、制御部1Dは、後述する工程ST8に移行する。
一方、制御部1Dは、前述した工程ST4で、検出圧力が許容範囲内にないと判定した場合(ST4:No)、受け取った検出圧力を許容範囲内に保つようにファンを回転させる電動機の回転数制御を行うための制御指令と対象の空調設備の有するファンを駆動する電動機のIDとの組を制御指令出力部1Dに出力する(ST6)。
これにより、制御指令出力部1Dから空調設備のファンを回転させる電動機の回転数制御を行うための制御指令とこの電動機のIDとの組が専用線を介して該当する空調設備に出力されるので、空調設備のファンの回転数が制御される。
工程ST7では、制御部1Dは、検出圧力と圧力センサのIDと許容範囲と制御対象の電動機のIDとをデータ表示部1Dに表示させると共に、受け取った検出圧力と圧力センサのIDとの組に、検出時刻を付加して検出データ記憶部1Dに記憶させる。
次に、制御部1Dは、データ入力部1Dから終了要求が入力されたか否かを判定する(ST8)。
制御部1Dは、この工程ST8で終了要求が入力されたと判定した場合(ST8:Yes)、その動作を終了する。
一方、制御部1Dは、前述した工程ST8で終了要求が入力されていないと判定した場合(ST8:No)、前述した工程ST2に移行する。
以上のような一連の動作により、制御部1Dはその動作を終了する。
上述したように本実施の形態によれば、第1の電力線搬送モデム1Bと第2の電力線搬送モデム1Cとの間で検出圧力と圧力センサのIDとを電力線を介して送信するため、第1の電力線搬送モデム1Bと第2の電力線搬送モデム1Cとの間に専用線を敷設する必要がなくなるので、特殊な規格のプラグを必要とすることなく、専用線を敷設する費用を削減することが出来る。
本実施の形態によれば、ビル設備のコミッショニングに関して必要な情報を効率的に収集することが出来る。
本実施の形態によれば、各空調区画の温度を制御することが可能になると共に、改造コストを削減することが出来る。
本実施の形態によれば、既存の電力線を使用することにより、既存のビル又は工場等の空調設備を改造する場合にも、第1の電力線搬送モデム1Bと第2の電力線搬送モデム1Cとの間に、新規に専用線を敷設する必要がなくなるので、専用線の敷設コストを削減することが出来る。
<第2の実施の形態>
図6は、本発明の第2の実施の形態に係る空調設備の制御システム11の一例を示す模式図である。なお、前述した実施の形態と同一部分には同一符号を付してその詳しい説明を省略し、ここでは主として異なる部分に関して説明する。また、以下の各実施の形態に関しても同様に重複した説明を省略する。
本実施の形態に係る空調設備の制御システム11は、第1の実施の形態の空調設備の制御システムに関し、ケーブルによる接続をなくすことにより接続の自由度をより一層高める観点から、第1の実施の形態における第1の圧力センサ1Aと第1の電力線搬送モデム1Bとの間に、第1のPHSモデム1Eと、第1のPHS1Eと、基地局1Eと、第2のPHS1Eと、第2のPHSモデム1Eとを設けた構成となっている。
第1のPHSモデム1Eは、第1の圧力センサ1Aから専用線であるLANケーブルを介して出力された検出値を示すディジタル信号をPHS用信号に変換し、変換の結果、得られたPHS用信号を、PHS用専用ケーブルを介して接続された第1のPHS1Eに出力する。
第1のPHS1Eは、基地局1Eを介して、基地局1Eのセル内に存在する第2のPHS1EにPHS用信号を変調して電波信号として送信アンテナから送信する。
第2のPHS1Eは、基地局1Eを介して、第1のPHS1Eから電波信号で送信された検出値と圧力センサのIDとを受信アンテナで受信し、受信した検出値と圧力センサのIDとを復調して得られた電波信号を復調して得られたPHS用信号を、PHS用専用ケーブルを介して接続された第2のPHSモデム1Eに出力する。
第2のPHSモデム1Eは、第2のPHS1Eから出力された検出値と圧力センサのIDとを含むPHS用信号をディジタル信号に変換し、変換の結果、得られたディジタル信号を、専用線であるLANケーブルを介して接続された第1の電力線搬送モデム1Bに出力する。
なお、他の構成に関しては、前述した第1の実施の形態と同様の構成であるので、ここでは説明を省略する。
上述したように本実施の形態によれば、第1の実施の形態の効果に加え、第1のPHS1Eと第2のPHS1Eとを用いて検出値と第1の圧力センサ1AのIDとを電波信号で送信するので、接続の自由度をより一層高めることが出来る
<第3の実施の形態>
図7は、本発明の第3の実施の形態に係る空調設備の制御システム12の一例を示す模式図である。
本実施の形態に係る空調設備の制御システム12は、第1の実施の形態の空調設備の制御システム1に関し、ケーブルによる接続をなくすことにより接続の自由度をより一層高める観点から、第1の実施の形態における第2の電力線搬送モデム1Cと制御装置1Dとの間に、第3のPHSモデム1Eと、第3のPHS1Eと、基地局1Eと、第4のPHS1Eと、第4のPHSモデム1E10とを設けた構成となっている。
第3のPHSモデム1Eは、第2の電力線搬送モデム1Cから出力された検出値を示すディジタル信号をPHS用信号に変換し、変換したPHS用信号を、PHS用専用ケーブルを介して接続された第3のPHS1Eに出力する。
第3のPHS1Eは、第3のPHSモデム1Eから出力されたPHS用信号を電波信号に変換し、変換の結果、得られた電波信号を送信アンテナから基地局1Eを介して、基地局1Eのセル内に存在する第4のPHS1Eに送信する。
第4のPHS1Eは、第3のPHS1Eから基地局1Eを介して送信された電波信号を受信し、受信した電波信号をPHS用信号に変換してPHS用専用ケーブルを介して接続された第4のPHSモデム1E10に出力する。
第4のPHSモデム1E10は、第4のPHS1Eから出力されたPHS用信号をディジタル信号に変換して専用線であるLANケーブルを介して接続された制御装置1Dに出力する。
なお、他の構成に関しては、前述した第1の実施の形態と同様の構成であるので、ここではその詳しい説明は省略する。
上述したように本実施の形態によれば、第1の実施の形態の効果に加え、第2の電力線搬送モデム1Cと制御装置1Dとの間で、第3のPHS1Eと第4のPHS1Eとを用いて検出値と第1の圧力センサ1AのIDとを電波信号で送信するので、接続の自由度をより一層高めることが出来る。
<第4の実施の形態>
図8は、本発明の第4の実施の形態に係る空調装置の制御システム13の一例を示す模式図である。
本実施の形態に係る空調設備の制御システム13は、第1の実施の形態の空調設備の制御システム1の接続の自由度をより一層高める観点から、第1の実施の形態における第1の圧力センサ1Aと第1の電力線搬送モデム1Bとの間に第2の実施の形態と同様に、第1のPHSモデム1E、第1のPHS1E、第2のPHS1E、及び第2のPHSモデム1Eを設け、かつ、第2の電力線搬送モデム1Cと制御装置1Dとの間に第3の実施の形態と同様に、第3のPHSモデム1E、第3のPHS1E、第4のPHS1E、及び第4のPHSモデム1E10を設けた構成となっている。
なお、他の構成は、前述した第1の実施の形態と同様であるので、ここではその説明を省略する。
上述したように本実施の形態によれば、第1の実施の形態の効果に加え、第1の圧力センサ1Aと第1の電力線搬送モデム1Bとの間で第1のPHS1Eと第2のPHS1Eとを用いて、第1の圧力センサ1Aの検出値と第1の圧力センサ1AのIDとを電波信号で送信し、第2の電力線搬送モデム1Cと制御装置1Dとの間で第3のPHS1Eと第4のPHS1Eとを用いて第1の圧力センサ1Aの検出値と第1の圧力センサ1AのIDとを電波信号で送信するので、接続の自由度をより一層高めることが出来る。
<第5の実施の形態>
図9は、本発明の第5の実施の形態に係る空調設備の制御システム14の一例を示す模式図である。
本実施の形態に係る空調設備の制御システム14は、第1の実施の形態の構成を、制御対象の空調設備を、ファンコイルユニット2Nを有する空調設備に変更した構成となっている。
また、本実施の形態に係る空調設備の制御システム14は、第1の実施の形態における第1の圧力センサ1Aを、冷凍機2Aとファンコイルユニット2Nとを接続する冷媒管2B´、2D´2F´、2H´内の圧力を検出する圧力センサ1A´に変更した構成となっている。
なお、本実施の形態に係る圧力センサは、ファンコイルユニット2Nと第1の循環ポンプ2C´又は第2の循環ポンプ2Gとを接続する冷媒管に複数設けてもよいことはいうまでもない。
この場合、両圧力センサと第1の電力線搬送モデムとの間に、両圧力センサの検出値の差を算出する圧力差算出部を別途設けるものとする。
更に、本実施の形態では、センサは、ファンコイルユニット2Nの図示しない冷水バルブ又は温水バルブの開度を検出するセンサであってもよい。
なお、本実施の形態では、センサは、ファンコイルユニットの入り口又は出口との温度を検出する複数の圧力センサであってもよい。
また、本実施の形態では、センサは、ファンコイルユニットの図示しない冷水バルブ又は温水バルブの前後の温度を検出する複数の圧力センサであってもよい。
更に、本実施の形態では、センサは、ファンコイルユニットの図示しない冷水制御バルブ又は温水制御バルブの開度を検出する複数のセンサであってもよい。
なお、本実施の形態では、センサは、空調設備の図示しないファンコイルユニットの冷水制御バルブ又は温水制御バルブ内の冷媒の流量を検出するセンサであってもよい。
また、本実施の形態に係る空調設備の制御システム14は、第1の実施の形態における制御対象を、冷凍機2Aから送出された冷水をファンコイルユニット2Nに送出するための循環ポンプ2C´に変更した構成となっている。
更に、本実施の形態に係る空調設備の制御システム14は、第1の実施の形態の構成に、制御指令と対象の電動機のIDとを制御装置1Dから電力線を介して循環ポンプ2C´を駆動する電動機に送信するための第3の電力線搬送モデム1Fと第4の電力線搬送モデム1Gとを追加した構成になっている。
また、本実施の形態に係る制御装置は、第1の実施の形態に係る制御装置1Dを、前述した第1の実施の形態と同様の手法で、検出された圧力に基づいて、空調設備の循環ポンプを回転させる電動機の回転数を制御する制御装置1D´に置換した構成となっている。
なお、本実施の形態では、制御装置1D´は、空調設備に設けられた複数の循環ポンプの駆動台数を制御する周知の台数制御の手法に基づいて、各循環ポンプを制御する機能を有していてもよい。
また、本実施の形態における他の構成に関しては、前述した第1の実施の形態と同様であるので、ここではその説明を省略する。
以上のような構成によれば、第1の実施の形態の効果に加え、ファンコイル2Nを有する空調設備に関しても、液ガス交換器、ファン、及び電動機を有する水冷式の空調設備と同様に、特殊な規格のプラグを必要とすることなく、専用線を敷設する費用を削減することが出来る。
<第6の実施の形態>
図10は、本発明の第6の実施の形態に係る空調設備の制御システム15の一例を示す模式図である。
本実施の形態に係る空調設備の制御システム15は、第1の実施の形態に係る空調設備の制御システム1の実行する制御の実行精度をより一層高める観点から、第2の給気ダクト2Eの端部に設けられた第1の圧力センサ1Aに加え、第2の給気ダクト2E内に設けられ、第2の給気ダクト2E内の圧力を検出し、検出値と圧力センサのIDとを示すディジタル信号を出力する第2の圧力センサ1Aと、第1の圧力センサ1Aにより検出された検出圧力と第2の圧力センサ1Aにより検出された検出圧力との差を算出し、算出した差を示すディジタル信号を出力する検出差算出部1Hとを付加した構成となっている。
更に、本実施の形態に係る空調設備の制御システムは、第1の実施の形態の制御装置1Dを検出差算出部1Hにより算出された差に基づいて、第1の実施の形態の制御装置と同様の手法により、ファン2Eの回転数を駆動する電動機2Eを制御する制御装置1D´´に置換した構成となっている。
なお、第1の圧力センサは、空調設備の有するダンパ内の温度を検出するものに変更し、更に第2の圧力センサは、空調設備の有するダンパの外部の温度を検出するものに変更してもよい。
また、本実施の形態では、検出差算出部1Hから出力されたディジタル信号を変調して得られた電波信号を送信アンテナから送信する無線送信装置と、無線送信装置により送信された電波信号を受信アンテナにより受信し、受信した電波信号を復調した後、得られたディジタル信号を第1の電力線搬送モデム1Bに出力する無線受信装置とを備えてもよい。
更に、第2の電力線搬送モデム1Cから出力されたディジタル信号を変調して得られた電波信号を送信アンテナから送信する無線送信装置と、無線送信装置により送信された電波信号を受信し、受信した電波信号を復調して得られたディジタル信号を制御装置1D´´に出力する無線受信装置とを設けてもよい。
なお、他の構成に関しては、前述した第1の実施の形態と同様であるので、ここではその説明を省略する。
以上のような構成によれば、第1の実施の形態の効果に加え、複数の圧力センサを用いて空調設備の有するファン2Eを駆動する電動機2Eを制御するので、実行する制御の精度をより一層高めることが出来る。
なお、この発明は、上記各実施の形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化出来る。例えば上記各実施の形態において、第1の圧力センサ1Aと第1の電力線搬送モデム1Bとの間、又は第2の電力線搬送モデム1Cと制御装置1Dとの間で第1の圧力センサ1Aの検出値と圧力センサのIDとを送信する手法は、光無線、赤外線、又はBluetooth等の無線を用いた手法の任意の手法に変更してもよい。また、上記各実施の形態では、ビルの空調設備を対象としたが、工場、病院、商業施設等の温度等を制御する空調設備に適用可能である。
更に、上記各実施の形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合せにより種々の発明を形成出来る。例えば、実施の形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。また、異なる実施の形態に亘る構成要素を適宜組み合せてもよい。
第1の実施の形態に係る空調設備の制御システム1の一例を示す模式図。 第1の実施の形態に係る空調設備の制御システム1の一例を示す機能ブロック図。 第1の実施の形態に係る空調設備の制御システム1に関し、第2の給気ダクト2E内で第1の圧力センサ1Aを設置する位置毎の空調設備へのエネルギーの入力比と、第2の給気ダクト2E内の調和空気の流量比との関係の一例を示す模式図。 第1の実施の形態における空調設備と制御装置1Dとが相異なる階床に設けられている場合の空調設備と制御装置との接続例の一例に関して説明するための模式図。 第1の実施の形態に係る制御装置1Dの有する制御部1Dの動作を説明するためのフローチャート。 第2の実施の形態に係る空調設備の制御システム11の一例を示す模式図。 第3の実施の形態に係る空調設備の制御システム12の一例を示す模式図。 第4の実施の形態に係る空調装置の制御システム13の一例を示す模式図。 第5の実施の形態に係る空調設備の制御システム14の一例を示す模式図。 第6の実施の形態に係る空調設備の制御システム15の一例を示す模式図。
符号の説明
1、11、12、13、14、15…空調設備の制御システム、1A…第1の圧力センサ、1A…第2の圧力センサ、1B…第1の電力線搬送モデム、1B…ディジタル信号受信部、1B…D/A変換部、1B…アナログ信号、1C…第2の電力線搬送モデム、1C…アナログ信号受信部、1C…A/D変換部、1C…ディジタル信号出力部、1D、1D´、1D´´…制御装置、1F…第3の電力線搬送モデム、1G…第4の電力線搬送モデム、2、2´…冷却系統、2A…冷凍機、2B…第1の冷媒管、2C…第1の循環ポンプ、2D…第2の冷媒管、2E…還気ダクト、2E…第1の給気ダクト、2E…液ガス交換器、2E…ファン、2E…電動機、2E…第2の給気ダクト、2E…還気取り込み口、2E…新鮮空気取り込み口、2E…給気吹き出し口、2F…第3の冷媒管、2G…第2の循環ポンプ、2H…第4の冷媒管、2I…第5の冷媒管、2J…冷却塔、2K…第6の冷媒管、2L…第7の冷媒管、2M…第3の循環ポンプ、

Claims (24)

  1. 電力線を介して通信可能に接続された空調設備を制御する空調設備の制御システムであって、
    前記空調設備に取り付けられ、当該空調設備の状態を検出し、検出値を示すディジタル信号を出力する状態検出手段と、
    前記状態検出手段から出力されたディジタル信号をアナログ変換し、得られたアナログ信号を、前記電力線を介して出力する第1の電力線搬送モデムと、
    前記第1の電力線搬送モデムから前記電力線を介して出力されたアナログ信号をディジタル変換し、得られたディジタル信号を出力する第2の電力線搬送モデムと
    を備えた空調設備の制御システム。
  2. 電力線を介して通信可能に接続された空調設備を制御する空調設備の制御システムであって、
    前記空調設備に取り付けられ、当該空調設備の状態を検出し、検出値を示すディジタル信号を出力する状態検出手段と、
    前記状態検出手段から出力されたディジタル信号をアナログ変換し、得られたアナログ信号を、前記電力線を介して出力する第1の電力線搬送モデムと、
    前記第1の電力線搬送モデムから前記電力線を介して出力されたアナログ信号をディジタル変換し、得られたディジタル信号を出力する第2の電力線搬送モデムと、
    前記第2の電力線搬送モデムから出力されたディジタル信号に基づいて、前記空調設備に制御指令を出力する制御装置と
    を備えた空調設備の制御システム。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の空調設備の制御システムにおいて、
    前記状態検出手段は、検出値を示すディジタル信号を、通信ネットワークを介して出力する空調設備の制御システム。
  4. 請求項1又は請求項2に記載の空調設備の制御システムにおいて、
    前記第2の電力線搬送モデムは、
    前記第1の電力線搬送モデムから前記電力線を介して出力されたアナログ信号をディジタル変換し、得られたディジタル信号を、通信ネットワークを介して出力する空調設備の制御システム。
  5. 電力線を介して通信可能に接続された空調設備を制御する空調設備の制御システムであって、
    前記空調設備に取り付けられ、当該空調設備の状態を検出し、検出値を示すディジタル信号を出力する状態検出手段と、
    前記状態検出手段から出力されたディジタル信号を変調して得られた電波信号を送信アンテナから送信する無線送信手段と、
    前記無線送信手段により送信された電波信号を受信アンテナにより受信し、受信した電波信号を復調した後、得られたディジタル信号を出力する無線受信手段と、
    前記無線受信手段から出力されたディジタル信号をアナログ変換し、得られたアナログ信号を、前記電力線を介して出力する第1の電力線搬送モデムと、
    前記第1の電力線搬送モデムから前記電力線を介して出力されたアナログ信号をディジタル変換し、得られたディジタル信号を出力する第2の電力線搬送モデムと、
    前記第2の電力線搬送モデムから出力されたディジタル信号に基づいて、前記空調設備に制御指令を出力する制御装置と
    を備えた空調設備の制御システム。
  6. 請求項5に記載の空調設備の制御システムにおいて、
    前記第2の電力線搬送モデムは、前記第1の電力線搬送モデムから前記電力線を介して出力されたアナログ信号をディジタル変換し、得られたディジタル信号を、通信ネットワークを介して出力する空調設備の制御システム。
  7. 電力線を介して通信可能に接続された空調設備を制御する空調設備の制御システムであって、
    前記空調設備に取り付けられ、当該空調設備の状態を検出し、検出値を示すディジタル信号を出力する状態検出手段と、
    前記状態検出手段から出力されたディジタル信号をアナログ変換し、得られたアナログ信号を、前記電力線を介して出力する第1の電力線搬送モデムと、
    前記第1の電力線搬送モデムから出力されたアナログ信号をディジタル変換し、得られたディジタル信号を出力する第2の電力線搬送モデムと、
    前記第2の電力線搬送モデムから出力されたディジタル信号を変調して得られた電波信号を送信アンテナから送信する無線送信手段と、
    前記無線送信手段により送信された電波信号を受信し、受信した電波信号を復調して得られたディジタル信号を出力する無線受信手段と、
    前記無線受信手段により出力されたディジタル信号に基づいて、前記空調設備に制御指令を出力する制御装置と
    を備えた空調設備の制御システム。
  8. 請求項7に記載の空調設備の制御システムにおいて、
    前記状態検出手段は、当該空調設備の状態を検出し、検出値を示すディジタル信号を、通信ネットワークを介して出力する空調設備の制御システム。
  9. 請求項1乃至請求項8の何れか1項に記載の空調設備の制御システムにおいて、
    前記状態検出手段は、前記空調設備の有するダンパの開度を検出する空調設備の制御システム。
  10. 請求項1乃至請求項8の何れか1項に記載の空調設備の制御システムにおいて、
    前記状態検出手段は、前記空調設備のダクトの端部における温度を検出する空調設備の制御システム。
  11. 請求項1乃至請求項8の何れか1項に記載の空調設備の制御システムにおいて、
    前記状態検出手段は、前記空調設備が送出する空気の温度を検出する空調設備の制御システム。
  12. 請求項1乃至請求項8の何れか1項に記載の空調設備の制御システムにおいて、
    前記状態検出手段は、前記空調設備が送出する空気の湿度を検出する空調設備の制御システム。
  13. 請求項1乃至請求項8の何れか1項に記載の空調設備の制御システムにおいて、
    前記状態検出手段は、前記空調設備の有するファンコイルユニットの出口又は入り口における温度を検出する空調設備の制御システム。
  14. 請求項1乃至請求項8の何れか1項に記載の空調設備の制御システムにおいて、
    前記状態検出手段は、前記空調設備の有するファンコイルユニットの出口又は入り口における温度を検出する空調設備の制御システム。
  15. 請求項1乃至請求項8の何れか1項に記載の空調設備の制御システムにおいて、
    前記状態検出手段は、前記空調設備の有するファンコイルユニットの冷水制御バルブ又は温水制御バルブ内における冷媒の流量を検出する空調設備の制御システム。
  16. 請求項1乃至請求項8の何れか1項に記載の空調設備の制御システムにおいて、
    前記状態検出手段は、前記空調設備の有するファンコイルユニットの冷水制御バルブ又は前記温水制御バルブの開度を検出する空調設備の制御システム
  17. 電力線を介して通信可能に接続された空調設備を制御する空調設備の制御システムであって、
    前記空調設備に取り付けられ、当該空調設備の状態を検出し、検出値を示すディジタル信号を出力する第1の状態検出手段と、
    前記空調設備に取り付けられ、当該空調設備の状態を検出し、検出値を示すディジタル信号を出力する第2の状態検出手段と、
    前記第1の状態検出手段と前記第2の状態検出手段とによってそれぞれ検出された検出値の差を算出し、この差を示すディジタル信号を出力する検出差算出手段と、
    前記検出差算出手段により出力されたディジタル信号をアナログ変換し、得られたアナログ信号を、前記電力線を介して出力する第1の電力線搬送モデムと、
    前記第1の電力線搬送モデムから前記電力線を介して出力されたアナログ信号をディジタル変換し、得られたディジタル信号を出力する第2の電力線搬送モデムと
    を備えた空調設備の制御システム。
  18. 電力線を介して通信可能に接続された空調設備を制御する空調設備の制御システムであって、
    前記空調設備に取り付けられ、当該空調設備の状態を検出し、検出値を示すディジタル信号を出力する第1の状態検出手段と、
    前記空調設備に取り付けられ、当該空調設備の状態を検出し、検出値を示すディジタル信号を出力する第2の状態検出手段と、
    前記第1の状態検出手段と前記第2の状態検出手段とによってそれぞれ検出された検出値の差を算出し、この差を示すディジタル信号を出力する検出差算出手段と、
    前記検出差算出手段により出力されたディジタル信号をアナログ変換し、得られたアナログ信号を、前記電力線を介して出力する第1の電力線搬送モデムと、
    前記第1の電力線搬送モデムから前記電力線を介して出力されたアナログ信号をディジタル変換し、得られたディジタル信号を出力する第2の電力線搬送モデムと、
    前記第2の電力線搬送モデムから出力されたディジタル信号に基づいて、前記空調設備に制御指令を出力する制御装置と
    を備えた空調設備の制御システム。
  19. 電力線を介して通信可能に接続された空調設備を制御する空調設備の制御システムであって、
    前記空調設備に取り付けられ、当該空調設備の状態を検出し、検出値を示すディジタル信号を出力する第1の状態検出手段と、
    前記空調設備に取り付けられ、当該空調設備の状態を検出し、検出値を示すディジタル信号を出力する第2の状態検出手段と、
    前記第1の状態検出手段と第2の状態検出手段とからそれぞれ出力された検出値の差を算出し、当該差を示すディジタル信号を出力する検出差算出手段と、
    前記検出差算出手段から出力されたディジタル信号を変調して得られた電波信号を送信アンテナから送信する無線送信手段と、
    前記無線送信手段により送信された電波信号を受信アンテナにより受信し、受信した電波信号を復調した後、得られたディジタル信号を出力する無線受信手段と、
    前記無線受信手段から出力されたディジタル信号をアナログ変換し、得られたアナログ信号を、前記電力線を介して出力する第1の電力線搬送モデムと、
    前記第1の電力線搬送モデムから前記電力線を介して出力されたアナログ信号をディジタル変換し、得られたディジタル信号を出力する第2の電力線搬送モデムと、
    前記第2の電力線搬送モデムから出力されたディジタル信号に基づいて、前記空調設備に制御指令を出力する制御装置と
    を備えた空調設備の制御システム。
  20. 電力線を介して通信可能に接続された空調設備を制御する空調設備の制御システムであって、
    前記空調設備に取り付けられ、当該空調設備の状態を検出し、検出値を示すディジタル信号を出力する第1の状態検出手段と、
    前記空調設備に取り付けられ、当該空調設備の状態を検出し、検出値を示すディジタル信号を出力する第2の状態検出手段と、
    前記第1の状態検出手段と第2の状態検出手段とからそれぞれ出力された検出値の差を算出し、当該差を示すディジタル信号を出力する検出差算出手段と、
    前記検出差算出手段から出力されたディジタル信号をアナログ変換し、得られたアナログ信号を、前記電力線を介して出力する第1の電力線搬送モデムと、
    前記第1の電力線搬送モデムから出力されたアナログ信号をディジタル変換し、得られたディジタル信号を出力する第2の電力線搬送モデムと、
    前記第2の電力線搬送モデムから出力されたディジタル信号を変調して得られた電波信号を送信アンテナから送信する無線送信手段と、
    前記無線送信手段により送信された電波信号を受信し、受信した電波信号を復調して得られたディジタル信号を出力する無線受信手段と、
    前記無線受信手段により出力されたディジタル信号に基づいて、前記空調設備に制御指令を出力する制御装置と
    を備えた空調設備の制御システム。
  21. 請求項17乃至請求項20の何れか1項に記載の空調設備の制御システムにおいて、
    前記第1の状態検出手段は、前記空調設備の有するダンパ内の温度を検出し、
    前記第2の状態検出手段は、前記空調設備の有するダンパの外部の温度を検出する空調設備の制御システム。
  22. 請求項2乃至請求項16の何れか1項に記載の空調設備の制御システムにおいて、
    前記制御装置は、前記第2の電力線搬送モデムから出力されたディジタル信号に基づいて、前記空調設備の有するファンの回転数を制御するための制御指令を前記空調設備に出力する空調設備の制御システム。
  23. 請求項2乃至請求項16の何れか1項に記載の空調設備の制御システムにおいて、
    前記制御装置は、前記第2の電力線搬送モデムから出力されたディジタル信号に基づいて、前記空調設備の有するファンの運転台数を制御するための制御指令を前記空調設備に出力する空調設備の制御システム。
  24. 請求項2乃至請求項16の何れか1項に記載の空調設備の制御システムにおいて、
    前記制御装置は、前記第2の電力線搬送モデムから出力されたディジタル信号に基づいて、前記空調設備の有するポンプの回転数を制御するための制御指令を前記空調設備に出力する空調設備の制御システム。
JP2003364975A 2003-10-24 2003-10-24 空調設備の制御システム、 Pending JP2005127642A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003364975A JP2005127642A (ja) 2003-10-24 2003-10-24 空調設備の制御システム、

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003364975A JP2005127642A (ja) 2003-10-24 2003-10-24 空調設備の制御システム、

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2005127642A true JP2005127642A (ja) 2005-05-19

Family

ID=34643793

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003364975A Pending JP2005127642A (ja) 2003-10-24 2003-10-24 空調設備の制御システム、

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2005127642A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009063285A (ja) * 2007-08-10 2009-03-26 Daikin Ind Ltd 空調機の監視システム
CN103807976A (zh) * 2014-01-26 2014-05-21 西安理工大学 基于电力线载波的外置空调控制方法
CN105222280A (zh) * 2015-10-23 2016-01-06 陕西科技大学 一种楼宇空调群控装置及方法
JP2018013980A (ja) * 2016-07-21 2018-01-25 株式会社東芝 異常診断装置、異常診断方法及び異常診断プログラム

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009063285A (ja) * 2007-08-10 2009-03-26 Daikin Ind Ltd 空調機の監視システム
CN103807976A (zh) * 2014-01-26 2014-05-21 西安理工大学 基于电力线载波的外置空调控制方法
CN105222280A (zh) * 2015-10-23 2016-01-06 陕西科技大学 一种楼宇空调群控装置及方法
JP2018013980A (ja) * 2016-07-21 2018-01-25 株式会社東芝 異常診断装置、異常診断方法及び異常診断プログラム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20040117069A1 (en) Central control system for controlling multiple air conditioners and method for operating the same
EP2442043B1 (en) Freezer device
KR101195560B1 (ko) 멀티 에어컨 시스템 및 그 운전제어방법
JP5029913B2 (ja) 空調システム及びその制御方法
JP5030640B2 (ja) 空気調和システム
US20060112700A1 (en) Apparatus for testing air conditioner
US11913656B2 (en) HVAC system with wireless waveguide system
US10948213B2 (en) Systems and methods for operating a thermostat based on building configuration data
EP3184936A1 (en) Ground source heat pump system with a cooling function
CN103959290B (zh) 用于减小制冷系统内的噪声的系统和方法
CN113203190B (zh) 空调器基于电力线通讯的配对方法、装置和存储介质
JP2020193759A (ja) 空気調和システム
KR20090044785A (ko) 냉매 누설 감지 시스템 및 그 제어방법
JP2015183936A (ja) 空気調和機、および空気調和機の制御方法
JP2005127642A (ja) 空調設備の制御システム、
WO2022157832A1 (ja) 空気調和装置
JP2011145038A (ja) 空気調和機
EP1662210A1 (en) Apparatus for monitoring air conditioner
JP2012021697A (ja) 空調システム
KR20140054595A (ko) 공기조화기 및 그 제어 방법
JP7135241B1 (ja) 空気調和機及び換気装置
CN117044180A (zh) 通信不良判定装置
JP2019045138A (ja) 空調システム
CN113300738A (zh) 跨相通讯器、通讯方法、系统及存储介质
JP3326999B2 (ja) 多室空気調和機

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060216

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20081002

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20081007

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20081208

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20090421

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090721

A911 Transfer of reconsideration by examiner before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20090731

A912 Removal of reconsideration by examiner before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A912

Effective date: 20091002

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110411