JP2005127546A - 給水及び給湯装置並びにその施工方法 - Google Patents

給水及び給湯装置並びにその施工方法 Download PDF

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Tokumitsu Murai
徳光 村井
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Abstract

【課題】 給湯管内を流通する湯の熱効率の低下を抑制することができるとともに、施工の容易性を図ることができる給水及び給湯装置並びにその施工方法を提供する。
【解決手段】給水及び給湯装置は、図示しない給湯器が収容された給湯器用ボックス11と、給水用ヘッダー及び給湯用ヘッダーが収容され、前記給湯器用ボックス11が載置されるヘッダーボックス12とが一体化されて構成されている。そして、前記給湯器から延びる給水管22及び給湯管40の全部分が給湯器用ボックス11内及びヘッダーボックス12内に配設されるようになっている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、例えば台所、浴室及び洗面所等の水回り機器の各水栓に給水及び給湯するために使用される給水及び給湯装置並びにその施工方法に関するものである。
従来より、この種の給水及び給湯装置としては以下に示すようなものが知られている(例えば、特許文献1参照)。すなわち、給湯器の下流側に配水盤が設けられているタイプのものである。この配水盤は、前面及び上面が開口されたケーシング部と該ケーシング部の開口を塞ぐように取付けられる蓋体部とから構成されている。
ケーシング部は、その後面に突設されたハウジング部を家屋の基礎に設けられた切欠き部に嵌挿させることにより配設されている。また、ケーシング部内には給水ヘッダー及び給湯ヘッダーが段違い状に取付け固定され、これらの外周面にはそれぞれ複数の給水配管接続口及び給湯配管接続口が突設されている。
前記給水ヘッダーの一端部には減圧弁部が接続されるとともに、他端部には給湯器へと延びる給水管がエルボ継手を介して接続されている。また、給湯ヘッダーの一端部は閉塞されており、他端部には給湯器から延びる給湯管がエルボ継手を介して接続されている。給水配管接続口及び給湯配管接続口には、台所、浴室及び洗面所等の水回り機器から延びる給水配管及び給湯配管が接続されている。
特開2001−248192号公報(第3頁〜第5頁、図2〜図8)
ところが、上記従来の給水及び給湯装置は、給湯器と各ヘッダーとが離間して配置され、これに伴って給水管及び給湯管が外部に露出して配設されている。このため、特に冬期等に気温が低下する場合には、給湯管が外気により冷やされ、その内部を流通する湯の熱効率が低下してしまうという問題があった。加えて、上記給水及び給湯装置を施工する場合には、給湯器及び各ヘッダーとも配水盤を介して接続用配管(給水管及び給湯管等)を接続しなければならず、そのような作業に手間がかかるという問題があった。また、その作業を行うためのスペースも確保しなければならなかった。
本発明は、このような従来技術に存在する問題点に着目してなされたものである。その目的とするところは、給湯管内を流通する湯の熱効率の低下を抑制することができるとともに、施工の容易性を図ることができる給水及び給湯装置並びにその施工方法を提供することにある。
上記の目的を達成するために、請求項1に記載の発明の給水及び給湯装置は、給水用ヘッダー及び給湯用ヘッダーを収容するヘッダーボックスと、給湯器を収容する給湯器用ボックスとが一体化され、建物の基礎に固定されることを要旨とする。
請求項2に記載の発明の給水及び給湯装置は、請求項1に記載の発明において、前記ヘッダーボックスには点検口が開口されていることを要旨とする。
請求項3に記載の発明の給水及び給湯装置は、請求項1又は請求項2に記載の発明において、前記給水用ヘッダー及び給湯用ヘッダーの端部外周面にはフランジが周設され、各フランジには別の給水用ヘッダー及び給湯用ヘッダーの端部外周面に周設されたフランジが突き合わされるとともに、突き合わされた両フランジに連結部材を装着することにより給水用ヘッダー同士及び給湯用ヘッダー同士が連結されるように構成されていることを要旨とする。
請求項4に記載の発明の給水及び給湯装置の施工方法は、請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の給水及び給湯装置の施工方法であって、前記建物の基礎にヘッダーボックスを固定し、該ヘッダーボックス上に給湯器用ボックスを固定することを要旨とする。
以上詳述したように、本発明によれば、次のような効果を奏する。
請求項1に記載の発明の給水及び給湯装置によれば、給湯管内を流通する湯の熱効率の低下を抑制することができるとともに、施工の容易性を図ることができる。
請求項2に記載の発明の給水及び給湯装置によれば、請求項1に記載の発明の効果に加えて、ヘッダーボックス内を容易に点検することができる。
請求項3に記載の発明の給水及び給湯装置によれば、請求項1又は請求項2に記載の発明の効果に加えて、給水用ヘッダー同士及び給湯用ヘッダー同士を容易に連結させることができる。
請求項4に記載の発明の給水及び給湯装置の施工方法によれば、請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の給水及び給湯装置を容易かつ迅速に施工することができる。
以下、本発明の最良の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1に示すように、給水及び給湯装置は、図示しない給湯器が収容された給湯器用ボックス11と、給水用ヘッダー及び給湯用ヘッダーが収容され、前記給湯器用ボックス11が載置されるヘッダーボックス12とが一体化されて構成されている。なお、以下において前後左右は、同図における給湯器用ボックス11を正面から見た場合の前後左右を示すものとする。
まず、ヘッダーボックス12について説明する。図5に示すように、ヘッダーボックス12は後側壁が開口された側断面コ字状に形成されている。同ヘッダーボックス12は、建物の基礎13に設けられた通気口13aに後部の開口を臨ませるとともに、後端面を基礎13の前面に当接させた状態で図示しない犬走り上に固定されている。図6に示すように、ヘッダーボックス12の左側壁には側面視略正方形状の挿通孔14が形成されている。また、ヘッダーボックス12の上側壁には平面視細長四角形状の点検口としての第1点検口15が開口されている。
このヘッダーボックス12上には給湯器用ボックス11が載置され、その底壁がヘッダーボックス12の上側壁に固定されている。給湯器用ボックス11の前面は開閉扉16となり、同開閉扉16はその右端部に設けられた図示しない蝶番により開閉されるようになっている。また、給湯器用ボックス11の底壁には前記第1点検口15に連通する平面視細長四角形状の第2点検口17が開口されている。そして、ヘッダーボックス12に給湯器用ボックス11が載置及び固定された状態で、第2点検口17と前記第1点検口15との周縁は一致するようになっている。
図2及び図5に示すように、前記ヘッダーボックス12内には給水用ヘッダー及び給湯用ヘッダーが配設されている。これら両ヘッダーは、ヘッダーボックス12の底壁に固定された側断面略Ω字状をなす第1固定部材18に支持されるとともに、同第1固定部材18に固定された第2固定部材19の内側に配設され、この第2固定部材19により締付け固定されている。
給水用ヘッダーは、給水元管20が接続される第1給水用ヘッダー21と、この第1給水用ヘッダー21と同一形状をなし、給湯器へと延びる給水管22が接続される第2給水用ヘッダー23とが連結部材としてのクイックファスナー31により連結されて構成されている。この給水用ヘッダーは、ヘッダーボックス12内の後部に配置されている。
第1給水用ヘッダー21は、金属材料により略円筒状に形成され、その内部には同第1給水用ヘッダー21の長さ方向に延びる第1流路24が貫通形成されている。第1給水用ヘッダー21の外周面には複数(本実施形態では3つ)の第1分岐管25がその開口部を前記通気口13aに臨ませて突設されている。また、各第1分岐管25の内部には樹脂配管を抜け止めするための図示しないロックリングが装着されている。そして、各第1分岐管25には室内の流し台や洗面化粧台等の水回り器具に接続される給水配管26(樹脂配管)が前記通気口13aを通じて連結されるようになっている。
図1、図2及び図4に示すように、第1給水用ヘッダー21の両開口端部にはフランジとしての第1フランジ27が周設され、各第1フランジ27より内側には第1環状溝28が凹設されている。第1給水用ヘッダー21の一端(図2では左端)には前記挿通孔14を通じて給水元管20を接続可能とする継手29が配設される。同継手29の一端部には第2フランジ29aが周設されるとともに、この第2フランジ29aより内側には第2環状溝29bが凹設されている。そして、第2フランジ29aの外面を第1給水用ヘッダー21の第1フランジ27の外面に突き合わせた状態で、両フランジにクイックファスナー31が装着されることにより、継手29が第1給水用ヘッダー21に連結されるとともに、同継手29を介して第1給水用ヘッダー21に給水元管20が接続される。
図3(a)、(b)に示すように、クイックファスナー31はばね性を有する金属材料からなる板材を左右対称に曲げることにより、先端部間に開口部を有する弧状に形成されている。該クイックファスナー31の中央部にはヒンジ部32が断面コ字状に折曲形成され、両開口端部にはガイド部33がそれぞれ外方へ拡がるように折り曲げ形成されている。また、クイックファスナー31の両側壁には挟持孔34が透設されている。
そして、図4に示すように、第1給水用ヘッダー21の第1フランジ27と継手29の第2フランジ29aとが突き合わされた状態で、クイックファスナー31の挟持孔34に両フランジ27、29aが挟持されるようにガイド部33側からクイックファスナー31を装着するようになっている。ここで、一対の第1フランジ27の幅は挟持孔34を形成する内側壁35間の間隔とほぼ同じに設定され、両フランジ27、29aがクイックファスナー31により連結固定されるようになっている。
また、第1給水用ヘッダー21の他端には別の給水用ヘッダー(第2給水用ヘッダー23)が、相対向する第1フランジ27の外面同士を突き合わせた状態で、両フランジ27にクイックファスナー31を装着することにより連結されている。
図1及び図5に示すように、第2給水用ヘッダー23の他端には、両点検口15、17を通じて前記給湯器へと延びる給水管22を接続可能とする第1エルボ継手37が連結されている。すなわち、図2に示すように、この第1エルボ継手37の一端部には第3フランジ37aが周設されるとともに、この第3フランジ37aより内側には第3環状溝37bが凹設されている。そして、この第3フランジ37aの外面を第2給水用ヘッダー23の第1フランジ27の外面に突き合わせた状態で、両フランジ27、37aにクイックファスナー31が装着されることにより、第2給水用ヘッダー23に第1エルボ継手37が連結されるとともに、この第1エルボ継手37を介して給水管22が接続される。
一方、図1及び図2に示すように、給湯用ヘッダーは、給湯器から延びる給湯管40が接続される第1給湯用ヘッダー41と、同第1給湯用ヘッダー41と連結可能な第2給湯用ヘッダー42とから構成されている。図5に示すように、これら給湯用ヘッダー41、42は、上記給水用ヘッダー21、23よりもヘッダーボックス12内の前部に配置されるとともに、同給水用ヘッダー21、23よりも低く配設されている。すなわち、給湯用ヘッダーと給水用ヘッダーとはそれぞれ側面視段違い状に配設されている。
第1給湯用ヘッダー41は金属材料により円筒状に形成され、内部にはその長さ方向に延びる第2流路43が形成されている。第1給湯用ヘッダー41の外周面には複数(本実施形態では3つ)の第2分岐管44がその開口部を前記通気口13aに対向させて突設されている。また、各第2分岐管44の内部には樹脂配管を抜け止めするための図示しないロックリングが装着されている。そして、各第2分岐管44には室内の流し台や洗面化粧台等の水回り器具に接続される給湯配管45(樹脂配管)が前記通気口13aを通じて連結されるようになっている。
第1給湯用ヘッダー41の両開口端部には第4フランジ46が周設され、各第4フランジ46より内側にはそれぞれ第4環状溝47が凹設されている。第1給湯用ヘッダー41の一端(図2では左端)には前記給湯器から両点検口15、17を通じて延びる給湯管40を接続可能とする第2エルボ継手48が連結されている。この第2エルボ継手48の一端部には第5フランジ48aが周設され、この第5フランジ48aより内側には第5環状溝48bが凹設されている。そして、この第5フランジ48aと第1給湯用ヘッダー41の第4フランジ46とを突き合わせた状態で、両フランジ46、48aにクイックファスナー31を装着することにより、第2エルボ継手48を介して給湯管40が接続される。
第1給湯用ヘッダー41の他端には第2給湯用ヘッダー42が連結されている。この第2給湯用ヘッダー42は、金属材料により略円筒状に形成され、他端部が閉塞されている。第2給湯用ヘッダー42の外周面には第1給湯用ヘッダー41と同様の複数(本実施形態では3つ)の第2分岐管44がその開口部を前記通気口13aに臨ませて突設されている。第2給湯用ヘッダー42の開口端部には第6フランジ49が周設され、その内側には第6環状溝50が凹設されている。そして、第2給湯用ヘッダー42の第6フランジ49と第1給湯用ヘッダー41の第4フランジ46とを突き合わせた状態で、両フランジ46、49にクイックファスナー31を装着することにより、両ヘッダー41、42が連結される。
次に、給水及び給湯装置の施工方法について以下に記載する。
前記給水及び給湯装置を施工する場合には、まずヘッダーボックス12内に各ヘッダーを配設する。すなわち、第1給湯用ヘッダー41の第4フランジ46と第2給湯用ヘッダー42の第6フランジ49とを突き合わせた状態で、両フランジ46、49にクイックファスナー31を装着し、両給湯用ヘッダー41、42を連結する。次いで、第1固定部材18をヘッダーボックス12の底壁の前部に固定するとともに、前記両給湯用ヘッダー41、42が第2固定部材19の内側に配設されるように同第2固定部材19をそれぞれ第1固定部材18に取付け固定する。
次に、上記と同様に、第1給水用ヘッダー21及び第2給水用ヘッダー23の第1フランジ27同士を突き合わせた状態で、両フランジ27にクイックファスナー31を装着し、両給水用ヘッダー21、23を連結する。次いで、第1固定部材18をヘッダーボックス12の底壁の後部に固定するとともに、前記両給水用ヘッダー21、23が第2固定部材19の内側に配設されるように同第2固定部材19を第1固定部材18に取付け固定する。
そして、上記ヘッダーボックス12の後部の開口が基礎13の通気口13aに臨むように同ヘッダーボックス12を犬走り上に固定する。次いで、前記通気口13aを通じて室内の各水回り器具に延びる給湯配管45及び給水配管26をそれぞれ給湯用ヘッダー41、42の第2分岐管44及び給水用ヘッダー21、23の第1分岐管25に連結する。これと同時に第1給水用ヘッダー21の一端部に継手29を接続し、給水元管20を第1給水用ヘッダー21に接続する。
続いて、図6に示すように、ヘッダーボックス12上に給湯器用ボックス11を載置するとともに、給湯器から延びる給水管22及び給湯管40を両点検口15、17を通じてヘッダーボックス12内に導く。そして、給水管22の先端部の第1エルボ継手37を第2給水用ヘッダー23の他端部に接続するとともに、給湯管40の先端部の第2エルボ継手48を第1給湯用ヘッダー41の一端部に接続する。
さて、図1に示すように、給水管22及び給湯管40は、給湯器用ボックス11内の給湯器からヘッダーボックス12内に直接導入され、各ヘッダー23、41に接続されている。すなわち、給水管22及び給湯管40の全部分が給湯器用ボックス11内及びヘッダーボックス12内に位置し、冬期等に気温が低下する場合でも給湯器用ボックス11内及びヘッダーボックス12内の保温された空間内で給湯管40が保持され、同給湯管40が外気によって直接冷やされることがない。その結果、給湯管40内を流通する湯の熱効率が低下するのが抑制される。
また、第2給水用ヘッダー23及び第1給湯用ヘッダー41にそれぞれ給水管22及び給湯管40等を接続した後にこれらの接続状態の点検作業を行う場合には、まず給湯器の開閉扉16を開放し、次いで両点検口15、17を通じてヘッダーボックス12内を視認する。このとき、ヘッダーボックス12内が直接視認され、前記点検作業が容易に行われる。
前記の実施形態によって発揮される効果について、以下に記載する。
・ 実施形態の給水及び給湯装置では、給水用ヘッダー及び給湯用ヘッダーがヘッダーボックス12内に配置されるとともに、同ヘッダーボックス12上に給湯器用ボックス11が載置されるようになっている。これに伴って、給湯器から延びる給水管22及び給湯管40の全部分が給湯器用ボックス11内及びヘッダーボックス12内に配設される。このため、給水管22及び給湯管40は外部には露出せず、冬期等に気温が低下する場合にも給湯管40が外気により直接冷やされることがない。従って、これらの内部を流通する湯の熱効率の低下を効果的に抑制することができる。
また、本実施形態の給水及び給湯装置は、給水用ヘッダー及び給湯用ヘッダーが収容されたヘッダーボックス12と給湯器用ボックス11とが一体化されて構成されている。このため、同給湯器用ボックス11と各ヘッダーとが離間して配置されるタイプに比べて、本実施形態の給水及び給湯装置では、給水管22及び給湯管40の長さが必然的に短くなる。このため、給水管22及び給湯管40を各ヘッダー23、41に接続する作業を容易かつ迅速に行うことができる。加えて、給湯器から供給される湯を各水回り器具に迅速に分岐させることができ、湯待ち時間の短縮を図ることができる。
さらに、ヘッダーボックス12により給水管22及び給湯管40が保護されているため、太陽光等による給水管22及び給湯管40の劣化や損傷を効果的に抑制することができる。
・ 前記ヘッダーボックス12の上側壁には第1点検口15が開口されるとともに、給湯器の底壁には第1点検口15に連通する第2点検口17が透設されている。このため、各ヘッダー23、41への給水管22及び給湯管40等の接続状態を点検する場合には、給湯器用ボックス11の内部から両点検口15、17を通じてヘッダーボックス12内を容易に視認及び点検することができる。
・ 各給水用ヘッダー21、23及び給湯用ヘッダー41、42は、それぞれに設けられたフランジ同士を突き合わせた状態でこれらフランジにクイックファスナー31を装着することにより連結可能となっている。すなわち、各種ヘッダー同士は、前記フランジの突き合わせ部分の上方からクイックファスナー31の弾力性を利用して押し込むというワンタッチ作業で連結される。このため、室内の水回り器具の設置状況に応じて各ヘッダーを増設する場合には、給水用ヘッダー21、23同士及び給湯用ヘッダー41、42同士を容易かつ迅速に連結することができる。
・ 本実施形態の給水及び給湯装置を施工する場合には、まずヘッダーボックス12内に各ヘッダー21、23、41、42を配設し、同ヘッダーボックス12を所定位置に固定する。その後、このヘッダーボックス12上に給湯器用ボックス11を載置及び固定するとともに、給湯器から延びる給水管22及び給湯管40をそれぞれ所定のヘッダー23、41に接続する。すなわち、給湯器用ボックス11の近傍位置に各種ヘッダーが配置されるようになっている。このため、給湯器用ボックス11と各ヘッダーとが離間して配置されるタイプに比べて、給水管22及び給湯管40の接続作業等に要するスペースが小さくなる。その結果、前記接続作業を容易かつ迅速に行うことができる。
・ 前記ヘッダーボックス12内において、給水用ヘッダー21、23及び給湯用ヘッダー41、42は、これらの分岐管25、44の開口部が建物の基礎13に設けられた通気口13aに臨むように配設されるようになっている。すなわち、前記通気口13aを通じて室内の各水回り器具に延びる給水配管26及び給湯配管45を容易かつ迅速に各分岐管25、44に接続することができる。
・ 上記給水用ヘッダー21、23及び給湯用ヘッダー41、42は、ヘッダーボックス12内でそれぞれ側面視段違い状に配設されている。このため、ヘッダーボックス12内において、給水用ヘッダー21、23の前部(内奥部)に位置する給湯用ヘッダー41、42の第2分岐管44に給湯配管45を接続する場合には、作業者の手が前記給水用ヘッダー21、23に接触することが抑制される。従って、給湯配管45を各第2分岐管44に容易かつ迅速に接続することができる。
なお、本実施形態は、次のように変更して具体化することも可能である。
・ 前記給水及び給湯装置を施工する場合、まずヘッダーボックス12を犬走り上に固定し、次いでその第1点検口15を通じて各ヘッダー21、23、41、42をヘッダーボックス12内に配設した後、ヘッダーボックス12上に給湯器用ボックス11を載置するようにしてもよい。
・ ヘッダーボックス12の上側壁を取り外し可能な構成にしてもよい。このように構成した場合、ヘッダーボックス12内に各ヘッダー21、23、41を配設する際には、同ヘッダーボックス12の上側壁を取り外すことにより十分な作業スペースが確保される。その結果、各ヘッダー21、23、41の配設作業の容易化及び迅速化を図ることができる。
・ ヘッダーボックス12の下端部を犬走りに埋設してもよい。このように構成した場合、ヘッダーボックス12を安定かつ強固に固定することができる。また、ヘッダーボックス12全体を犬走りに埋設してもよい。このように構成した場合、ヘッダーボックス12内の保温効果をさらに向上させることができる。加えて、ヘッダーボックス12が地上に露出せず、これに伴って犬走りの外観が損なわれるのを抑えることができる。
・ 各ヘッダー21、23、41と継手29及びエルボ継手37、48との接続部分において、ヘッダー21、23、41の開口部内周面に雌ネジ部を螺刻するとともに、継手29及びエルボ継手37、48の一端部外周面に雄ネジ部を設けてもよい。このとき、雄ネジ部と雌ネジ部との螺合により各ヘッダー21、23、41に継手29及びエルボ継手37、48が連結される。このように構成した場合、連結部材が不要となり、部品数の低減を図ることができる。
・ 第1点検口15及び第2点検口17の形状は平面視細長四角形状に限定されるものではなく、例えば楕円形状及び多角形状等に変更してもよい。また、ヘッダーボックス12の上側壁に平面視略四角形状をなす複数の点検口を格子状に透設する構成を採用してもよい。
・ ヘッダーボックス12の前側壁及び左右両側壁のいずれかにも点検口を開口する構成を採用してもよい。このように構成した場合、前記点検口を通じてヘッダーボックス12内を直接視認することができる。なおこのとき、前記点検口は1つに限定されず、ヘッダーボックス12の前側壁及び左右両側壁に複数設けてもよい。
・ 室内の水回り器具の数に応じて各種ヘッダーの数を適宜変更してもよい。
・ 給水用ヘッダーをヘッダーボックス12内の前部側に、給湯用ヘッダーをヘッダーボックス12内の後部側に配設する構成に変更してもよい。
・ 各ヘッダー21、23、41を架橋ポリエチレン等の合成樹脂により形成してもよい。
・ 各ヘッダー21、23、41の分岐管25、44の先端外周面にフランジを周設する構成を採用してもよい。このとき、給水配管26及び給湯配管45と各分岐管25、44とはそれぞれ継手を介して接続される。この継手の一端部にはフランジが周設され、同継手及び分岐管25、44のフランジ同士を突き合わせた状態で両フランジにクイックファスナー31を装着することにより継手と分岐管25、44とが連結される。
・ 冬期等に気温が低下する場合、ヘッダーボックス12内に断熱材を設置する構成を採用してもよい。このように構成した場合、ヘッダーボックス12内の保温効果が向上し、これに伴って給湯管40内を流通する湯の熱効率の低下をさらに効果的に抑制することができる。
さらに、前記実施形態より把握できる技術的思想について以下に記載する。
(1) 前記給水用ヘッダー及び給湯用ヘッダーは、これらの外周面に突設された複数の分岐管の開口部が建物の基礎に設けられた通気口に臨むように配設され、当該通気口を通じて室内の各水回り器具に接続される給水配管及び給湯配管がそれぞれ分岐管に連結されるように構成されている請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の給水及び給湯装置。このように構成した場合、給水配管及び給湯配管を各分岐管に容易に接続することができる。
(2) 前記給水用ヘッダー及び給湯用ヘッダーはそれぞれ段違い状に配設されていることを特徴とする前記(1)に記載の給水及び給湯装置。このように構成した場合、給水配管及び給湯配管を各分岐管に容易かつ迅速に接続することができる。
本実施形態の給水及び給湯装置を示す斜視図。 本実施形態の給水用ヘッダー及び給湯用ヘッダー示す斜視図。 (a)はクイックファスナーを示す斜視図、(b)は図3(a)の3b−3b線における断面図。 本実施形態の給水用ヘッダーを示す正面図。 本実施形態の給水及び給湯装置を示す部分側断面図。 本実施形態の給水及び給湯装置を示す分解斜視図。
符号の説明
11…給湯器用ボックス、12…ヘッダーボックス、13…基礎、15…点検口としての第1点検口、21…給水用ヘッダーとしての第1給水用ヘッダー、23…給水用ヘッダーとしての第2給水用ヘッダー、27…フランジとしての第1フランジ、31…連結部材としてのクイックファスナー、41…給湯用ヘッダーとしての第1給湯用ヘッダー、42…給湯用ヘッダーとしての第2給湯用ヘッダー、46…フランジとしての第4フランジ、49…フランジとしての第6フランジ。

Claims (4)

  1. 給水用ヘッダー及び給湯用ヘッダーを収容するヘッダーボックスと、給湯器を収容する給湯器用ボックスとが一体化され、建物の基礎に固定されることを特徴とする給水及び給湯装置。
  2. 前記ヘッダーボックスには点検口が開口されている請求項1に記載の給水及び給湯装置。
  3. 前記給水用ヘッダー及び給湯用ヘッダーの端部外周面にはフランジが周設され、各フランジには別の給水用ヘッダー及び給湯用ヘッダーの端部外周面に周設されたフランジが突き合わされるとともに、突き合わされた両フランジに連結部材を装着することにより給水用ヘッダー同士及び給湯用ヘッダー同士が連結されるように構成されている請求項1又は請求項2に記載の給水及び給湯装置。
  4. 請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の給水及び給湯装置の施工方法であって、前記建物の基礎にヘッダーボックスを固定し、該ヘッダーボックス上に給湯器用ボックスを固定することを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の給水及び給湯装置の施工方法。
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