JP2005125951A - 建設機械のエンジンフード、建設機械のエンジンルーム構造及び建設機械の冷却装置 - Google Patents

建設機械のエンジンフード、建設機械のエンジンルーム構造及び建設機械の冷却装置 Download PDF

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俊行 重本
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圭一 三宅
Kyoko Yamada
恭子 山田
Makoto Sakai
誠 酒井
Yasuo Yamashita
康夫 山下
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Abstract

【課題】 建設機械のエンジンフード、建設機械のエンジンルーム構造及び建設機械の冷却装置において、エンジンルームの上壁面の開口面積を減少させ、騒音を大幅に低減できるようにする。
【解決手段】 エンジンルーム2Bを形成する上壁面22に対し、冷却ファン25の回転中心CFよりも、冷却ファン25のファン翼25aが上壁面22に向けて回転移動する側に配置された開口44をそなえる。
【選択図】 図2

Description

本発明は、エンジンルームの天井面に形成されたメンテナンス口に対し取り付けられる、建設機械のエンジンフード、建設機械のエンジンルーム構造及び建設機械の冷却装置に関する。
今日、油圧ショベル,ホイールローダ等の走行式の建設機械やクレーン等の定置式の建設機械等、種々の建設機械が建設現場,港湾,工場内等の様々な分野において用いられている。これら建設機械の構造は、例えば走行式の建設機械である油圧ショベルでは、図5に示すように下部走行体101と、下部走行体101の上側に旋回可能に配設された上部旋回体102と、上部旋回体102に設けられ種々の作業を行なう作業装置103との3つの部分で構成されている。このうち上部旋回体102には、その機体後方にカウンタウェイト102−1が配置され、カウンタウェイト102−1の機体前方にはエンジンルーム102−2が配置されている。
ここでエンジンルーム102−2について図6を参照して説明する。図6は一般的なエンジンルームの構成を示す図であって機体前方から見たエンジンルームの模式的な断面図である。
エンジンルーム102−2には、エンジン106や油圧ポンプ108等の機器が配設され、エンジン106による油圧ポンプ108の駆動により発生した油圧によって作業装置103(図5参照)を作動させている。
建設機械は、ダム,トンネル,河川,道路等における岩石の掘削やビル,建築物の取り壊し等、一般に厳しい環境下で使用されるが、このような環境下ではエンジン106や油圧ポンプ108等の機器類に加わる負荷が高く、エンジン温度の上昇や作動油の油温の上昇を招きやすい。このため、これら建設機械では、図6に示すように、エンジン106により駆動されるファン105によって生成される冷却風の流路に、比較的大容量のラジエータやオイルクーラなどからなるクーリングパッケージ104をそなえ、これらクーリングパッケージ104によってエンジン冷却水や作動油が冷却される(例えば特許文献1参照)。
つまり、ファン105の回転により、クーリングパッケージ104が設置されたラジエータルーム102Aの上部開口部110から外部の空気(冷却風)が吸引され、この空気が、フィン構造のクーリングパッケージ104のコアを通過する際に、エンジン冷却水や作動油を冷却するのである。
そして、メインエンジンルーム102Bには、ファン105からファン軸流方向(図6中において左右方向)に対し所定の距離をあけて、上面に開口部111が、下面に開口部112がそれぞれ設けられている。上面の開口部111は、メッシュ状やルーバ状などに形成された複数の開口からなり、上記ファン軸流方向に対し比較的大きな幅をもって形成されている。一方、下面の開口部112は、比較的面積の大きな単一の開口として形成されている。
また、油圧ポンプ108が設置されたポンプルーム102Cには、上面に開口部113が、下面に開口部114がそれぞれ設けられており、これらの開口部113,114は、メインエンジンルーム102Bの開口部111と同様に、メッシュ状やルーバ状などに形成された複数の開口からなる。
エンジン冷却水や作動油を冷却して高温となった空気は、メインエンジンルーム102Bの上記排気開口部111,112から外部に排出され、又は、メインエンジンルーム102Bを通り抜けて、ポンプルーム102Cの上記排気開口部113,114から外部に排出される。
ところで、特に油圧ショベルでは、ファン105から吐出された空気の流れには、ファン軸流方向の成分が殆どなく、遠心方向の成分や旋回方向の成分(以下、まとめて遠心/旋回方向成分という)が主成分となることが確認されている。
以下、この理由を図7〜図10を参照して説明する。
油圧ショベルの場合、上部旋回体102内部においてラジエータやエンジンなどを搭載できるスペースは図7(a)に示すようになり、図7(b)に示すような他の建設機械のスペースに較べて狭く特にその横断面積(ファン軸流方向に対して直交する断面)が小さくなる。これは、エンジンルームの高さについては高くするとエンジンルーム前方の運転席からの後方への視界が遮られてしまい、エンジンルームの幅〔建設機械の前後長さ〕についてはこれを長くすると機長が長くなって建設機械後端の旋回半径が大きくなり、狭い現場で使うのに不便になるためである。
このように横断面積が比較的小さくなる分、油圧ショベルでは、クーリングパッケージ104の厚さ(冷却風の進行方向に対する寸法)を大きく取って、クーリングパッケージ104と冷却風との接触面積ひいてはクーリングパッケージ104の冷却性能を確保するようにしている。この結果、冷却風がクーリングパッケージ104を通過する際に受ける圧力抵抗が比較的大きくなってしまう。
建設機械では、コストやサイズを抑えるため冷却ファンには軸流ファンが一般的に使用されている。図8は一般的な軸流ファンの性能曲線を示す模式図である。この性能曲線Lから明らかなように、軸流ファンでは、一般的にファン上流側の圧力損失ΔPが増加するほど、単位時間当たりのファン風量Vが減少する傾向にある。ファン風量Vとは即ち冷却風のファン上流からファン下流への移動量であることから、ファン上流側の圧力損失ΔPが増加するほど、ファン上流からファン下流への直線的な流れである軸流方向の流れが特に得られにくくなる。
このため、ファン上流側の圧力損失ΔPが所定値ΔP0未満の低圧力損失域RLにおいては冷却風の流れは図9(a),(b)に示すようになり、ファン上流側の圧力損失ΔPが所定値ΔP0以上の高圧力損失域RHにおいては冷却風の流れは図10(a),(b)に示すようになる〔図9及び図10は何れもその左右方向をファン軸流方向と一致させて示す図であり、図9(a)及び図9(a)では、ファン翼の回転中心線CLより下側みを示している〕。
つまり、上記低圧力損失域RLにおいてはファン風量が比較的多くなることから、図9(a)に示すように、ファン上流側ではベクトルFIN,1で代表して示すような比較的大きな風量の軸流が発生し、ファン下流側ではベクトルFOUT,1で代表して示すような流れ、即ち遠心/旋回方向成分ベクトルFC,1よりも軸流方向成分ベクトルFA,1が支配的な流れが発生する。そして、風量は、図9(b)にベクトルで示すように遠心側になるほど大きくなる。
これに対し、上記高圧力損失域RHにおいてはファン風量が比較的少なくなることから、図10(a)に示すように、ファン上流側ではベクトルFIN,2で示すような比較的少量の軸流しか発生せず、ファン下流側においては、ベクトルFOUT,2で示すような流れ、即ち軸流方向成分ベクトルFA,2よりも遠心/旋回方向成分ベクトルFC,2が支配的な流れが発生し、風量は、図10(b)にベクトルで示すように遠心側になるほど大きくなる。
このようなファン上流側の圧力損失ΔPとファン下流側での冷却風の流れとの関係は、実験やシミュレーションでも確認されている。
そして、上述したように油圧ショベルではクーリングパッケージが厚いためファン上流側の圧力損失ΔPが大きく高圧力損失域で冷却ファンが使用されることとなり、ファン出口側の冷却風の流れ成分は、遠心/旋回方向成分が支配的になるのである。
しかしながら、図5に示す上記従来技術では、上述したように、網目状に複数の開口が形成されてなる排気開口部111などが、ファン軸流方向に対してファン105から距離を開けて配設され、また、ファン軸流方向に対して幅を持って形成されているため、メインエンジンルーム102Bに吸引された冷却風は、排出されるまでに上記軸流方向への流れを余儀なくされる。
つまり、この従来技術では、遠心/旋回方向成分を流れの主成分とする空気を強制的に軸流方向へ流す構造となるため、乱流が発生するなどして空気の被る圧力損失が比較的大きく、クーリングパッケージ104を通過後の空気の排出が滑らかに行なわれない(排出効率が低い)という課題がある。
排出効率を向上させるために、メインエンジンルーム102Bの開口面積を増加させることも考えられるが、この場合、騒音(エンジン音や、冷却風がクーリングパッケージ104などを通過する際に発生する風切音の外部への漏洩)の増大を招くこととなり、新たな課題が発生する。
そこで、冷却風のエンジンルームからの排出効率を向上させ騒音を低減できるようにした技術として、特許文献2には図11に示すような建設機械が開示されている。この建設機械では、エンジンルーム130の上面に冷却風の導入口131が設けられるとともにエンジンルーム130の上面及び両側面(車体前後面)に冷却の風排出通路(ファン風分流路,ファン風分流ダクト)132〜134が設けられ、この冷却風通路の入り口(図11中で左側端部)は何れも冷却ファンの外周近傍に位置設定されている。このような構成により、冷却ファンから遠心/旋回方向に吹き出された冷却風を少ない開口から効率的に排出し、且つ、エンジンルーム130からの騒音の増大を防止するようにしている。
実開平3−83324号公報 特開2001−193102号公報
しかしながら、上述した図11に示す従来技術には、以下のような課題がある。
つまり、上述した図5に示す従来技術と同様に、上記の冷却風通路132,134の排出口132a,134aはエンジンルーム上面に設けられているため、これらの排出口132a,134aからは鉛直上方に向けて騒音が発せられてしまう。建設機械から発せられる騒音を抑制することは例えば作業場所を遮蔽物により囲うなどすれば可能であるが、鉛直上方に発せられる騒音に対しこのような遮蔽物を設けることは大掛かりな作業が必要となり現実的ではなく、また、水平方向に発せられる騒音の一部や鉛直下方に発せられる騒音は主に地面などにより吸収されるが、鉛直上方に発せられる騒音に対してはこのような吸収物がないためその伝播範囲が極めて広い。
本発明はこのような課題に鑑み創案されたもので、エンジンルームの上壁面の開口面積を減少させ、騒音を大幅に低減できるようにした、建設機械のエンジンフード,建設機械のエンジンルーム構造及び建設機械のエンジン冷却装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1記載の本発明の建設機械のエンジンフードは、エンジン,冷却ファン及び該冷却ファンの軸流方向上流側に設置されるクーリングパッケージを収容するエンジンルームの上壁面に形成されたメンテナンス口を開閉する、建設機械のエンジンフードであって、該メンテナンス口を閉じる閉姿勢において該上壁面に対し上方に膨出する形状とされ、該軸流方向で下流側の部位に該冷却風の排出口を有する、膨出プレートと、該膨出プレートの上部に対し空間をあけるようにして該排出口よりも下側で該膨出プレートに組み付けられ、該空間と該エンジンルームとを連通させる連通口をそなえた底部プレートとをそなえて構成され、上記の連通口が、該冷却ファンの回転中心よりも、該冷却ファンのファン翼が該上壁面に向けて移動する回転位相側に配置されたことを特徴としている。
請求項2記載の本発明の建設機械のエンジンフードは、請求項1記載の建設機械のエンジンフードにおいて、該底部プレートに、該軸流方向に沿って複数の開口が並設されたことを特徴としている。
請求項3記載の本発明の建設機械のエンジンルーム構造は、エンジン,冷却ファン及び該冷却ファンの軸流方向上流側に設置されるクーリングパッケージを収容する、建設機械のエンジンルームの構造であって、該エンジンルームを形成する上壁面にメンテナンス口が形成され、該メンテナンス口に対し、請求項1又は2記載の建設機械のエンジンフードが該上壁面の機外側に取り付けられたことを特徴としている。
請求項4記載の本発明の建設機械のエンジンルーム構造は、請求項3記載の建設機械のエンジンルーム構造において、該メンテナンス口の該軸流方向上流端が該冷却ファンのファン翼の略上方に位置するように該メンテナンス口が配置されるとともに、該エンジンフードが、該連通口が該ファン翼の上方に位置するように、該上壁面に配置されたことを特徴としている。
請求項5記載の本発明の建設機械のエンジンルーム構造は、エンジン,冷却ファン及び該冷却ファンの軸流方向上流側に設置されるクーリングパッケージを収容し、内部空間が冷却風通路として機能する建設機械のエンジンルームの構造であって、該エンジンルームを形成する上壁面に対し、該冷却ファンの回転中心よりも、該冷却ファンのファン翼が該上壁面に向けて移動する回転位相側に配置された開口をそなえて構成されたことを特徴としている。
請求項6記載の本発明の建設機械のエンジンルーム構造は、請求項5記載の建設機械のエンジンルーム構造において、該開口を覆うようにして該上壁面の外側に取り付けられ、該開口から排出された冷却風を、該軸流方向下流側へと案内するダクトをそなえて構成されたことを特徴としている。
請求項7記載の本発明の建設機械のエンジンルーム構造は、請求項5又は6記載の建設機械のエンジンルーム構造において、該開口が、該ファン翼の上方に配置されたことを特徴としている。
請求項8記載の本発明の建設機械のエンジンルーム構造は、請求項5又は6記載の建設機械のエンジンルーム構造において、該開口が、該軸流方向に沿って複数並設されたことを特徴としている。
請求項9記載の本発明の建設機械のエンジンルーム構造は、請求項8記載の建設機械のエンジンルーム構造において、上記の軸流方向に沿って複数並設された開口の内、該軸流方向で最上流側の開口が、該ファン翼の上方に配置されたことを特徴としている。
請求項10記載の本発明の建設機械の冷却装置は、エンジンルームの内部空間により形成される冷却風通路,冷却ファン及び該冷却ファンの軸流方向上流側に設置されたクーリングパッケージをそなえて構成された、建設機械の冷却装置であって、該エンジンルームを形成する上壁面に対し、該冷却ファンの回転中心よりも、該冷却ファンのファン翼が該上壁面に向けて移動する回転位相側に配置された開口をそなえて構成されたことを特徴としている。
請求項11記載の本発明の建設機械の冷却装置は、請求項10記載の建設機械の冷却装置において、該開口を覆うようにして該上壁面の外側に取り付けられ、該開口から排出された冷却風を、該軸流方向下流側へと案内するダクトをそなえて構成されたことを特徴としている。
請求項12記載の本発明の建設機械の冷却装置は、請求項9又は10記載の建設機械の冷却装置において、該開口が、該ファン翼の上方に配置されたことを特徴としている。
請求項13記載の本発明の建設機械の冷却装置は、請求項9又は10記載の建設機械の冷却装置において、該開口が、該軸流方向に沿って複数並設されたことを特徴としている。
請求項14記載の本発明の建設機械の冷却装置は、請求項13記載の建設機械の冷却装置において、上記の軸流方向に沿って複数並設された開口の内、該軸流方向で最上流側の開口が、該ファン翼の上方に配置されたことを特徴としている。
本発明によれば、冷却風の排出用の風路が上壁面外側に形成され、この風路の入口となるエンジンルーム上壁面の開口が、冷却ファンの回転中心線よりもファン翼がエンジンルーム上壁面に向けて移動する回転位相側、つまり、冷却ファンから吐出された冷却風が主に向かう箇所に形成されるので、少ない開口面積で効率的に冷却風の排出が行なえるようになり、従来よりもエンジンルームの上壁面の開口面積を減少させ、騒音を大幅に低減できる利点がある。
以下、図面を参照しながら本発明の実施の形態について説明する。
なお、図1〜図6の各図において、図中の矢印Xは建設機械の前後方向(以下、エンジンルーム幅方向ともいう)を示し、図中の矢印Yは建設機械の左右方向(以下、ファン軸流方向ともいう)を示す。
また、以下の実施形態では、本発明を建設機械として油圧ショベルに適用した例を説明する。
本発明の一実施形態としてのエンジンフード,エンジンルーム構造及びエンジン冷却装置が適用される建設機械について図1を参照して説明する。図1は本発明の一実施形態にかかる建設機械の全体構成を示す模式的な斜視図である。
建設機械は、下部走行体1と、下部走行体1の上側に旋回可能に配設された上部旋回体2と、上部旋回体2に設けられ種々の作業を行なう作業装置3の3つの部分で構成されている。このうち上部旋回体2には、その機体後方にカウンタウェイト2Aが配置され、カウンタウェイト2Aの機体前方にはエンジンルーム2Bが配置されている。また、天井面には、エンジンルーム2B内のエンジンなどをメンテナンスできるようにメンテナンス口22aが設けられるとともに、このメンテナンス口22aを開閉するエンジンフード40が取り付けられている。図1では、エンジンフード40がメンテナンス口22aを開いた開姿勢となっている。
次いで、図2を参照して本発明の一実施形態としてのエンジンルーム2Bの構造について説明する。図2はエンジンルーム2Bの構造を示す図であって、(a)はその模式的な平面図、(b)はその機体前方から見た模式的な断面図、(c)は(a),(b)の模式的なA−A断面図である。
エンジンルーム2Bには、エンジン26がそのクランク軸を機体左右方向Yに向けて設置されており、図2中でエンジン26の右側に軸流式の冷却ファン25が配設されている。この冷却ファン25は、その軸流方向が機体左右方向Yに一致するような姿勢で設置されており、エンジンルーム天井面(上壁面)22に形成された導入開口22cから外気を吸入し、この外気を、冷却風として、エンジンルーム2Bの内部空間により形成される冷却風通路に流通させるようになっている。
ここでは、図2(a),(b)において左側となるような方向に冷却風を送りだすようになっており、矢印Dで示すように、ファン軸流方向上流側から見てファン翼25aを時計回りに回転させるようになっている。なお、ここでは、冷却ファン25はエンジンクランク軸に機械的に連結されたエンジン駆動式であるが、これに限定されず、油圧駆動式でも良い。
冷却ファン25の軸流方向上流側〔図2(b)中で右側〕には、ラジエータやオイルクーラなどからなるクーリングパッケージ24が設置され、また、冷却ファン25の軸流方向下流側〔図2(b)中で左側〕には、エンジンクランク軸に機械的に連結された油圧ポンプ27が設置されている。
なお、エンジンルーム2Bの内部は、クーリングパッケージ24,エンジン26及び油圧ポンプ27の各相互間で仕切られており、ラジエータ(クーリングパッケージ24)が設置されたラジエータルーム2Ba、エンジン26や冷却ファン25が設置されたメインルーム(以下メインエンジンルームという)2Bb、油圧ポンプ27が設置されたポンプルーム2Bcに分割された構成となっている。
さて、上述したが、エンジンルーム2Bの天井面22には比較的大きなメンテナンス口22aが形成されている。このメンテナンス口22aを介してエンジン26などの点検,部品交換,修理及び清掃などのメンテナンスを行なえるようになっている。また、メンテナンス口22aは、ファン軸流方向について、上流端がファン翼25aと同位置(完全に同位置でない場合も含む)に設定され、下流端がエンジン26の下流端よりもさらに下流側に設定されている。
そして、このメンテナンス口22aに対して本発明の一実施形態としてのエンジンフード40が取り付けられている。
ここで、図3及び図4を参照してエンジンフード40の構造を説明する。
図3はエンジンフード40を斜め上方から見た模式的な斜視図、図4はエンジンルームを形成する上壁面を斜め上方からみた模式的な斜視図である。
エンジンフード40は、メンテナンス口22aを開閉する底部プレート42と、底部プレート42の上側に組み付けられた膨出プレート41とをそなえて構成される。
底部プレート42は、図示しないヒンジを介して天井面22の外側に取り付けられており、このヒンジが取り付けられた一辺側(ここでは機体後方側の辺)を中心として、水平姿勢となってメンテナンス口22aを塞ぐ閉姿勢(図3及び図4での姿勢)と、起立姿勢となってメンテナンス口22aを開く開姿勢(図1での姿勢)との間で上下に揺動可能に構成されている。
一方、膨出プレート41は、ファン軸流方向Yについては、底部プレート42と略同じ長さに設定され、エンジンルーム幅方向Xについては、底部プレート42の略半分程度の長さに設定されている。膨出プレート41は、ここでは、ファン軸流方向Yの両端部及び機体前方の端部を、底部プレート42の縁部に一致させるようにして、底部プレート42の上面に固定されている。勿論、ファン軸流方向Yの両端部及び機体前方の端部を、底部プレート42の縁部に一致させることは必須ではない。
また、膨出プレート41は、その中央部(主面)41aが、底部プレート42に当接するその下縁部ひいては底部プレート42さらにはエンジンフード40がメンテナンス口22aを閉じる閉姿勢において上壁面22に対し膨出した形状とされる。具体的には、膨出プレート41は、略台形の断面を有し略箱型形状の輪郭を有した形状とされており、長方形の主面41aと、この主面41aの周縁を囲む4つ壁面41b〜41eとからなる。この主面41aは、膨出プレート41が底部プレート42に取り付けられた状態で底部プレート42と平行な姿勢となり、底部プレート42との間に空間43が形成されることとなる(膨出プレート41の上部をなす主面41aに対し空間43をあけるようにして底部プレート42が膨出プレート41に組み付けられる)。また、膨出プレート41のファン軸流方向下流側の面(部位)41bには、エンジンルーム幅方向Xに対し比較的短い形状(ここでは円形)の排出口41baがエンジンルーム幅方向Xに沿って複数並設されており、底部プレート42は、これらの排出口41baよりも下方で膨出プレート41の面41bに接続されている。
そして、底部プレート42の膨出プレート41に蓋われる領域(空間43に面する領域)のファン軸流方向上流部(切欠部)は切り落とされており、底部プレート42と膨出プレート41との間に連通口44が形成されることとなる。そして、底部プレート42がメンテナンス口22aを塞ぐ閉姿勢においては、膨出プレート41の主面41aと底部プレート42との間に、この連通口(以下、開口ともいう)44を入口とするとともに上記の膨出プレート41に形成された排出口41baを出口とする冷却風の風路43が形成されることとなる。さらに、ここでは、底部プレート42の風路43に面する領域に、風路43の入口として、エンジンルーム幅方向Xに長いスリット形状の開口42aが、ファン軸流方向Yに沿って複数並設されている。
再び図2を参照して説明する。上述したように膨出プレート41は機体前方に片寄って底部プレート42に取り付けられているが、正確には、膨出プレート41(ひいては開口44,風路43)は、冷却ファン25のファン翼25aの回転中心線CFよりもファン翼25aの回転方向で上流側〔図2(a)では回転中心線CFよりも下側、図2(c)では回転中心線CFよりも左側〕、つまり冷却ファン25のファン翼25aが天井面22に向けて移動する回転位相側(ファン翼25aの移動ベクトルに鉛直上方に向かう成分が含まれている側)に配置されている。
また、上述したように、メンテナンス口22aは、ファン軸流方向Yについて、上流端がファン翼25aと同位置に設定されていることから、フード40(底部プレート42)がメンテナンス口22aを閉じた状態では、底部プレート42のファン軸流方向上流部に形成された開口44により形成される風路43の入口も、ファン軸流方向Yに対しファン翼25aと同位置(完全に同位置だけでなく略同位置にある場合も含む)に配置されることとなり、ここでは、ファン翼25aの直下(ファン軸流方向Yに対して直ぐ下流側)に位置設定されている。
このような構成において、冷却ファン25の作動により上記エンジンルーム導入開口22cから機体本体内部(冷却風通路)へ冷却風として取り込まれた外気は、クーリングパッケージ24を通過した後、開口42a,44から、膨出プレート41と底部プレート42との間に形成される風路43へと流入し、この風路43により滑らかに排出口41baへと案内され機外へと排出され、クーリングパッケージ24を通過する際に冷却水及び油圧ポンプの作動油を冷却するようになっている。
つまり、本実施形態にかかるエンジン冷却装置は、エンジンルーム導入開口22c,冷却風通路(機体本体21内の空間即ち室2Ba,2Bb,2Bc),クーリングパッケージ24,冷却ファン25及びエンジンフード40をそなえて構成されているのである。
なお、エンジンルーム2Bに流入した冷却風の一部は、僅かではあるが、エンジン26と油圧ポンプ27との連結部27aと、メインエンジンルーム2Bbとポンプルーム2Bcとの仕切り壁(ファイヤウォール)28との隙間を通ってポンプルーム2Bcに流入する。このため、ポンプルーム2Bcに面して機体本体壁面21の上面22及び下面23にメッシュ状の排出口22b,23bが補助的にそれぞれ設けられており、これらの開口22b,23bから冷却風が機外へと排出されるようになっている。
本発明の一実施形態としての建設機械のエンジンフード,建設機械のエンジンルーム構造及びエンジン冷却装置は、上述したように構成されており、図2に示すように冷却風の流通が行なわれる。
つまり、冷却ファン25の作動により、外気が矢印F1で示すように冷却風として開口22cからエンジンルーム2B内へ吸入される。吸入された冷却風は、矢印F2〜F4で示すようにクーリングパッケージ24を通過し、この際、クーリングパッケージ24内を流れるエンジン冷却水やポンプ作動油を冷却する。
従来技術の課題として説明したように、一般的にクーリングパッケージ24の圧力損失が比較的大きいため、冷却ファン25から送り出された冷却風は、矢印F5〜F8で示すように流れ、冷却ファン25の冷却風の流れの主成分は遠心/旋回方向成分となる。すなわち、冷却ファン25から送り出された冷却風の多くが直線的に或いは旋回しながらも略遠心方向に流れるようになる。
そこで、本実施形態では、機体本体壁面の上面にこの冷却風の向かうところに、エンジンフード40により形成される風路43の入口(連通口)44を配置することにより、冷却ファン25から送り出された冷却風が、矢印F5で示すように、直接的な抵抗を受けることなく、エンジンフード40の膨出プレート41と底部プレート42との間に形成された風路43へと流れ、この風路43により案内され機外へと滑らかに排出されるようになる。さらに、底部プレート42に形成された複数の開口42aから、遠心/旋回方向成分を流れの主成分としながらも、矢印F5で示す冷却風に較べると軸流方向への流れ成分の強い矢印F6〜F8で示すような冷却風が、直接的な抵抗を受けることなく風路43へと流れ、この風路43により案内され機外へと滑らかに排出されるようになる。したがって、冷却風の排出効率を向上させることができる。
特に、図2(c)に示すように、風路43の入口42a,44が、冷却ファン25から吐出される冷却風の内、矢印F5〜F8で示すように風路43に向けて吐出される冷却風の向かうところに設けられ、矢印F9,F10で示すように冷却風が上方の天井壁22へ向けて吐出されない領域については、天井壁22に開口が設けられておらず、このように効率的に冷却風の排出が行なわれる箇所に限定して開口を設けていることから、少ない開口面積で極めて効果的に冷却風を排出することができる。
また、ここでは、エンジンルーム2Bにおけるエンジン26よりも機体前方の空間[図2(c)においてエンジン26よりも左側の空間]は、エンジン26よりも機体後方(カウンタウェイト2A側の)の空間[図2(c)においてエンジン26よりも右側の空間]よりも広く設定されており、この点でも、風路43が機体前方に寄せて設けられていることから冷却風を滑らかに排出することができる。
この結果、エンジンルーム2Bの開口面積を減少させることによるエンジン音や冷却風がファン翼やクーリングパッケージ24を通過する際に発生する風切り音(以下、「エンジン音など」という)の外部への漏洩、即ち騒音を抑制でき、また、冷却風の圧力損失を低減することも可能となり、冷却ファン25の仕様を下げてコストダウンを図ることが可能となる。或いは、冷却風の排出効率が向上することから、同じ仕様の冷却ファン25を使用してもその風量を増大することが可能となり、従来よりも熱交換面積の少ないコンパクトなクーリングパッケージを使用することが可能となる。
また、エンジンルーム2Bから排出された冷却風は、エンジンフード40により形成される風路43により案内され、水平方向に偏向されて機外へと滑らかに排出されるようになり、また、上記水平姿勢の風路43を介して外部へと漏洩するエンジン音なども破線の矢印N1で示すように水平方向に伝播するようになる。
建設機械から水平方向に発せられる騒音を抑制することは例えば作業場所を遮蔽物により囲うなどすれば可能であるが、鉛直上方に発せられる騒音に対しこのような遮蔽物を設けることは大掛かりな作業が必要となり現実的ではなく、また、水平方向に発せられる騒音の一部や鉛直下方に発せられる騒音は地面などにより吸収されるが、鉛直上方に発せられる騒音に対してはこのような吸収物がないためその伝播範囲が極めて広い。
したがって、騒音の伝播方向をこのように水平方向にすることにより、伝播範囲(伝播する方向及び伝播する距離)を狭めることができるようになる。
さらに、この風路43内を矢印N1で示すように伝わるエンジン音などは、風路43を形成する膨出プレート41及び底部プレート42に吸収され減衰される。風路43のファン軸流方向Yに対する長さ寸法(正確には底部プレート42のファン軸流方向上流端から膨出プレート41の排気穴41baまでのファン軸流方向Yに対する長さ寸法)は、上記の膨出プレート41及び底部プレート42の内壁面によるエンジン音の低減効果が十分得られるよう(例えば所定の規制値よりも小さくなるよう)設定されている。
さらに、エンジン音などの一部は、図2(b)中に破線の矢印N2で示すように底部プレート42及び膨出プレート41を透過するが、この際、底部プレート42及び膨出プレート41により減衰される。つまり、矢印N2で示すように機外に伝播するエンジン音などは、機外に対し底部プレート42及び膨出プレート41の二つの壁面により遮蔽され減衰されるのである。
また、風路43に案内されることにより、冷却風は、開口44から直接機外へ排出されるよりも、エンジンルーム導入開口22cから離隔した位置より機外へ排出されるようになり、また、冷却風はエンジンルーム導入開口22cとは離隔する側に向けて排出されるようになる。これにより、機外へ排出されたクーリングパッケージ24と熱交換後の温度の高い冷却風(熱風)が再びエンジンルーム導入開口22cから導入されてしまうこと(熱風の巻き込み)を防止できるようになる。
この点でも、クーリングパッケージ24の冷却ひいてはエンジン冷却水やポンプ作動油などの冷却を効率的に行なえるようになり、冷却ファン25に仕様を下げて(例えば従来よりも定格送風量の少ない冷却ファンを採用するなどして)コストダウンを図ることや、クーリングパッケージをコンパクト化することが可能となる。
本発明の建設機械のエンジンルーム構造及び建設機械の冷却装置は、上記実施形態に限定されず、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形することが可能である。
例えば、上記実施形態では、図3に示すように、部材41を膨出プレートとするとともに部材42を底部プレートとし、部材42上に部材41を載置する構成としたが、部材42の部材41に覆われていない部位42Aと部材41とを一体に膨出プレートとし、部材42のそれ以外の部位(部材41に覆われた部位)42Bを底部プレートとしても良い。
また、上記実施形態では、エンジンフード40と一体に形成される風路43やその開口42a,44を、エンジンルームを形成する上壁面22に対し、ファン軸流方向上流側から見て、ファン回転中心線CFよりも左側に配置した例を説明したが、これは、ファン軸流方向上流側から見てファン翼25aが時計方向に回転するため、ファン翼25aが上壁面22に向けて移動する回転位相が、ファン軸流方向上流側から見て、ファン回転中心線CFよりも左側になるためである。ファン軸流方向上流側から見て、ファン翼25aが反時計方向に回転する場合には、ファン翼25aが上壁面22に向けて移動する回転位相は、ファン軸流方向上流側から見て、ファン回転中心線CFよりも右側になることから、ファン軸流方向上流側から見て、ファン回転中心線CFよりも右側に風路43やその開口42a,44を上壁面22に配置することとなる。
また、上記実施形態では、エンジンフード40をダクトとして機能させる構成を例示したが、エンジンルームを形成する上壁面に、エンジンフード40とは別に冷却風排出用のダクトを設けても良い。図3を参照して説明すると、底部プレート42に形成した開口42a,44を機体上壁面に形成し、これらの開口42a,44を覆うように、部材41をダクトとして機体上壁面に固定すれば良い(この構成は、上記実施形態における上壁面22と底部プレート42とを一体に構成した形態といえる)。この場合、メンテナンス口及びエンジンフードは機体上壁面の他の部位に設置すればよい。
本発明の一実施形態にかかる建設機械の全体構成を示す模式的な斜視図である。 本発明の一実施形態としての建設機械のエンジンフード,建設機械のエンジンルーム構造及び建設機械のエンジン冷却装置の構成を示す図であって、(a)はその模式的な平面図、(b)はその機体前方から見た模式的な断面図、(c)は(a),(b)の模式的なA−A断面図である。 本発明の一実施形態にかかる建設機械のエンジンフードの構造を示す模式的な斜視図である。 本発明の一実施形態にかかる建設機械のエンジンフード及びエンジンルーム構造を示す模式的な斜視図である。 従来の建設機械の全体構成を示す模式的な斜視図である。 従来の建設機械のエンジンルームの内部構成を示す図であって機体前方から見たエンジンルームの模式的な断面図である。 建設機械のエンジン冷却装置におけるエンジンルーム内の広ささとクーリングパッケージの厚さとの関係を説明するため図であって、(a)はエンジンルーム内が比較的狭い場合の模式図、(b)はエンジンルーム内が比較的広い場合の模式図である。 一般的な軸流形式の冷却ファンの性能曲線を示す模式図である。 (a),(b)は上流側の圧力損失が比較的小さかった場合の冷却ファン前後の冷却風の流れをベクトルにより示す模式図である。 (a),(b)は上流側の圧力損失が比較的大きかった場合の冷却ファン前後の冷却風の流れをベクトルにより示す模式図である。 従来の建設機械のエンジン冷却装置の構成を示す模式的な斜視図である。
符号の説明
1 下部走行体
2 上部旋回体
2A カウンタウェイト
2B エンジンルーム
2Ba ラジエータルーム
2Bb メインエンジンルーム
2Bc ポンプルーム
3 作業装置
21 機体本体
22 機体本体上壁面
23 機体本体下壁面
22a メンテナンス口
22c エンジンルーム導入開口
24 クーリングパッケージ
25 冷却ファン
26 エンジン
26a マフラ
27 エンジンポンプ
40 エンジンフード
41 膨出プレート
41a 膨出プレートの主面
41b 膨出プレートのファン軸流方向で下流側の端面
41ba 膨出プレートに形成された排出開口
42 プレート
42a 開口
43 エンジンフードに形成される風路
44 連通口

Claims (14)

  1. エンジン,冷却ファン及び該冷却ファンの軸流方向上流側に設置されるクーリングパッケージを収容するエンジンルームの上壁面に形成されたメンテナンス口を開閉する、建設機械のエンジンフードであって、
    該メンテナンス口を閉じる閉姿勢において該上壁面に対し上方に膨出する形状とされ、該軸流方向で下流側の部位に該冷却風の排出口を有する、膨出プレートと、
    該膨出プレートの上部に対し空間をあけるようにして該排出口よりも下側で該膨出プレートに組み付けられた底部プレートと、
    上記の膨出プレートと底部プレートとの間の空間と該エンジンルームとを連通させる連通口とをそなえて構成され、
    上記の連通口が、該冷却ファンの回転中心よりも、該冷却ファンのファン翼が該上壁面に向けて移動する回転位相側に配置された
    ことを特徴とする、建設機械のエンジンフード。
  2. 該底部プレートに、該軸流方向に沿って複数の開口が並設された
    ことを特徴とする、請求項1記載の建設機械のエンジンフード。
  3. エンジン,冷却ファン及び該冷却ファンの軸流方向上流側に設置されるクーリングパッケージを収容する、建設機械のエンジンルームの構造であって、
    該エンジンルームを形成する上壁面にメンテナンス口が形成され、該メンテナンス口に対し、請求項1又は2記載の建設機械のエンジンフードが該上壁面の機外側に取り付けられた
    ことを特徴とする、建設機械のエンジンルーム構造。
  4. 該メンテナンス口の該軸流方向上流端が該冷却ファンのファン翼の略上方に位置するように該メンテナンス口が配置されるとともに、該エンジンフードが、該連通口が該ファン翼の上方に位置するように、該上壁面に配置された
    ことを特徴とする、請求項3記載の建設機械のエンジンルーム構造。
  5. エンジン,冷却ファン及び該冷却ファンの軸流方向上流側に設置されるクーリングパッケージを収容し、内部空間が冷却風通路として機能する建設機械のエンジンルームの構造であって、
    該エンジンルームを形成する上壁面に対し、該冷却ファンの回転中心よりも、該冷却ファンのファン翼が該上壁面に向けて移動する回転位相側に配置された開口をそなえて構成された
    ことを特徴とする、建設機械のエンジンルーム構造。
  6. 該開口を覆うようにして該上壁面の外側に取り付けられ、該開口から排出された冷却風を、該軸流方向下流側へと案内するダクトをそなえて構成された
    ことを特徴とする、請求項5記載の建設機械のエンジンルーム構造。
  7. 該開口が、該ファン翼の上方に配置された
    ことを特徴とする、請求項5又は6記載の建設機械のエンジンルーム構造。
  8. 該開口が、該軸流方向に沿って複数並設された
    ことを特徴とする、請求項5又は6記載の建設機械のエンジンルーム構造。
  9. 上記の軸流方向に沿って複数並設された開口の内、該軸流方向で最上流側の開口が、該ファン翼の上方に配置された
    ことを特徴とする、請求項8記載の建設機械のエンジンルーム構造。
  10. エンジンルームの内部空間により形成される冷却風通路,冷却ファン及び該冷却ファンの軸流方向上流側に設置されたクーリングパッケージをそなえて構成された、建設機械の冷却装置であって、
    該エンジンルームを形成する上壁面に対し、該冷却ファンの回転中心よりも、該冷却ファンのファン翼が該上壁面に向けて移動する回転位相側に配置された開口をそなえて構成された
    ことを特徴とする、建設機械の冷却装置。
  11. 該開口を覆うようにして該上壁面の外側に取り付けられ、該開口から排出された冷却風を、該軸流方向下流側へと案内するダクトをそなえて構成された
    ことを特徴とする、請求項10記載の建設機械の冷却装置。
  12. 該開口が、該ファン翼の上方に配置された
    ことを特徴とする、請求項10又は11記載の建設機械の冷却装置。
  13. 該開口が、該軸流方向に沿って複数並設された
    ことを特徴とする、請求項10又は11記載の建設機械の冷却装置。
  14. 上記の軸流方向に沿って複数並設された開口の内、該軸流方向で最上流側の開口が、該ファン翼の上方に配置された
    ことを特徴とする、請求項12記載の建設機械の冷却装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008208557A (ja) * 2007-02-23 2008-09-11 Shin Caterpillar Mitsubishi Ltd 作業機械の冷却風排気構造
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WO2015091501A1 (en) * 2013-12-17 2015-06-25 Caterpillar Sarl Hood device for the machine room of a working machine

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