JP2005125874A - 産業車両用ニューマチック形クッションタイヤ - Google Patents

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Ryoji Yotsumoto
良治 四元
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Abstract

【課題】 乗心地性を低下させることなく、耐久性を向上させた産業車両用ニューマチック形クッションタイヤを提供する。
【解決手段】 ベースゴム層3とトレッドゴム層2との間に、これらよりも柔らかい中間ゴム層4を積層配置した産業車両用ニューマチック形クッションタイヤ1において、ベースゴム層と中間ゴム層との間に硬度D1の緩衝ゴム層5bを挿入すると共に、トレッドゴム層と中間ゴム層との間に硬度D2の緩衝ゴム層5aを挿入し、かつ硬度D1をB−(0.2〜0.8)×(B−C)、硬度D2をT−(0.2〜0.8)×(T−C)に設定する。
【選択図】 図1

Description

本発明は産業車両用ニューマチック形クッションタイヤに関し、さらに詳しくは、乗心地性を低下させることなく、耐久性を向上させた産業車両用ニューマチック形クッションタイヤに関する。
産業車両用ニューマチック形クッションタイヤは、外観は空気入りタイヤと同様な形状を有するが、内部は空気室のない中実なソリッドタイヤとして構成され、空気入りタイヤ用のリムに装着してフォークリフト等の産業車両に使用されている。かかるタイヤは、パンクしないことと耐摩耗性に優れていることから、空気入りタイヤに代って広く使用されているが、乗心地が悪いことが欠点となっている。
従来、この対策として、トレッドゴム層とベースゴム層との間に、これらゴム層よりも柔らかい中間ゴム層を配置することにより乗心地性を向上させる提案がある(例えば、特許文献1、2参照。)。しかしながら、近年のフォークリフトの運動性能の向上により、タイヤに加わるせん断方向の負荷が次第に上昇し、トレッドゴム層と中間ゴム層との界面及びベースゴム層と中間ゴム層との界面に、セパレーションが発生するようになり、新たに乗心地性能を低下させることなく耐久性を改善することが求められるようになった。
特開平6−16003号公報 特開平6−143912号公報
本発明の目的は、かかる従来の問題点を解消し、乗心地性を低下させることなく、耐久性を向上させた産業車両用ニューマチック形クッションタイヤを提供することにある。
上記目的を達成するための本発明の産業車両用ニューマチック形クッションタイヤは、硬度Bのベースゴム層と硬度Tのトレッドゴム層との間に硬度Cの中間ゴム層を配置し、前記硬度B、T、Cの大きさをB>T>Cとした産業車両用ニューマチック形クッションタイヤにおいて、前記ベースゴム層と中間ゴム層との間に硬度D1の緩衝ゴム層を挿入すると共に、前記トレッドゴム層と中間ゴム層との間に硬度D2の緩衝ゴム層を挿入し、かつ前記硬度D1をB−(0.2〜0.8)×(B−C)、前記硬度D2をT−(0.2〜0.8)×(T−C)に設定したことを特徴とする。
本発明の産業車両用ニューマチック形クッションタイヤは、トレッドゴム層とベースゴム層との間に、これらよりも柔らかい中間ゴム層を配置して乗心地性を改善したタイヤにおいて、ベースゴム層と中間ゴム層との間及びトレッドゴム層と中間ゴム層との間に、それぞれ隣接する両ゴム層が有する硬さの中間の硬さを有する緩衝ゴム層を介在させたので、乗心地を低下させることなく、緩衝ゴム層がせん断力を吸収することにより隣接するゴム層間におけるセパレーションを抑止して耐久性を向上させることができる。
以下、本発明の構成につき添付の図面を参照しながら詳細に説明する。図1は本発明の産業車両用ニューマチック形クッションタイヤ(以下、単にクッションタイヤという)の一例を示す断面図である。
クッションタイヤ1は、JIS−A硬度(JIS K6253に準拠)が60〜70であるトレッドゴム層2とJIS−A硬度が75〜90であるベースゴム層3との間に、トレッドゴム層2及びベースゴム層3よりも柔らかい中間ゴム層4を積層配置し、乗心地性を向上するようにしている。中間ゴム層4は単層でも複数の積層からなるものであってもよい。さらに、トレッドゴム層2と中間ゴム層4との界面及びベースゴム層3と中間ゴム層4との界面には、相隣接する各ゴム層2、4及び3、4のそれぞれが有する硬さの中間の硬さを有する緩衝ゴム層5a、5bを介在させている。ベースゴム層3のタイヤ径方向の略中間にはリムずれを防止するために複数の環状のビードコア6が埋設されている。
このように、トレッドゴム層2と中間ゴム層4との間及びベースゴム層3と中間ゴム層4との間に相隣接する各ゴム層2、4及び3、4のそれぞれが有する硬さの中間の硬さを有する緩衝ゴム層5a、5bを介在させたことにより、それぞれの層2、4、3間におけるセパレーションを抑止することができる。
緩衝ゴム層5aの硬度D2及び緩衝ゴム層5bの硬度D1は、トレッドゴム層2の硬度をT、中間ゴム層4の硬度C、ベースゴム層3の硬度Bとしたとき、硬度D2はT−(0.2〜0.8)×(T−C)とし、好ましくはT−(0.3〜0.7)×(T−C)であり、硬度D1はB−(0.2〜0.8)×(B−C)、好ましくはB−(0.3〜0.7)×(B−C)に設定されている。
緩衝ゴム層5a、5bの厚さt1、t2は、それぞれ5〜10mmとすることが好ましい。また、緩衝ゴム層5a、5bの幅w1、w2は、隣接する他のゴム層2、4、3の90%以上を占めるようにすることが好ましい。このような厚さ及び幅にすることにより、トレッドゴム層2と中間ゴム層4との間及び/又はベースゴム層3と中間ゴム層4との間のセパレーションの抑止効果を一層確実にする。厚さt1、t2が5mm未満ではセパレーション抑止効果が充分得られず、10mm超では各ゴム層2、4、3の厚さを制限することになるためタイヤの諸性能を阻害する恐れがある。また、幅w1、w2が隣接ゴム層の90%未満ではセパレーションの抑止効果が低減する。
本発明において、中間ゴム層4を複数の積層構造とする場合には、中間ゴム層4を構成する各層間に上述する緩衝ゴム層を挿入することが好ましい。
タイヤサイズを600−9/4.0、緩衝ゴム層の有無を除くタイヤ構造を図1として、表1に示すように、緩衝ゴム層を配置しない従来タイヤと比較タイヤ、及び緩衝ゴム層を配置した本発明タイヤをそれぞれ作製した。
上記3種類のタイヤについて、以下の要領によりセパレーション耐久性及び乗心地性を評価し、その結果を従来タイヤを100とする指数により表1に併記した。
[セパレーション耐久性評価方法]
各タイヤをリム(サイズ:9×4.00E TB)にリム組みし、室内耐久ドラム試験機で各層間のいずれかにセパレーションが発生するまでの走行距離を測定した。試験荷重をJATMA YB規定の最高荷重値22.3kNとし、速度を10km/hとした。この結果を従来タイヤを100とする指数により表1に表示した。数値が大きいほど優れていることを示す。
[乗心地性評価方法]
各タイヤをリム組みし、2.5ton積みのフォークリフトの後輪に装着して、評価パネラーによるフィーリング評価を行った。評価路面は継ぎ目のある舗装路面とした。この結果を従来タイヤを100とする指数により表1に表示した。数値が大きいほど優れていることを示す。
Figure 2005125874
表1から、本発明タイヤは従来タイヤ及び比較タイヤに比して、セパレーション耐久性及び乗心地性がバランス良く向上していることがわかる。
本発明の産業車両用ニューマチック形クッションタイヤの一例を示す断面図である。
符号の説明
1 クッションタイヤ
2 トレッドゴム層
3 ベースゴム層
4 中間ゴム層
5a、5b 緩衝ゴム層
6 ビードコア

Claims (4)

  1. 硬度Bのベースゴム層と硬度Tのトレッドゴム層との間に硬度Cの中間ゴム層を配置し、前記硬度B、T、Cの大きさをB>T>Cとした産業車両用ニューマチック形クッションタイヤにおいて、
    前記ベースゴム層と中間ゴム層との間に硬度D1の緩衝ゴム層を挿入すると共に、前記トレッドゴム層と中間ゴム層との間に硬度D2の緩衝ゴム層を挿入し、かつ前記硬度D1をB−(0.2〜0.8)×(B−C)、前記硬度D2をT−(0.2〜0.8)×(T−C)に設定した産業車両用ニューマチック形クッションタイヤ。
  2. 前記硬度BがJIS−A硬度75〜90度で、前記硬度TがJIS−A硬度が60〜70度である請求項1に記載の産業車両用ニューマチック形クッションタイヤ。
  3. 前記緩衝ゴム層の厚さが5〜10mmである請求項1又は2に記載の産業車両用ニューマチック形クッションタイヤ。
  4. 前記緩衝ゴム層の幅が隣接するゴム層の幅の90%以上である請求項1、2又は3に記載の産業車両用ニューマチック形クッションタイヤ。
JP2003361861A 2003-10-22 2003-10-22 産業車両用ニューマチック形クッションタイヤ Pending JP2005125874A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011088560A (ja) * 2009-10-23 2011-05-06 Ihi Transport Machinery Co Ltd 免震化タイヤ及び該免震化タイヤを用いた走行クレーン

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