JP2005125829A - 移動体および方向性検出装置 - Google Patents

移動体および方向性検出装置 Download PDF

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哲 春本
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俊孝 大和
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博 竹内
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義彦 前野
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Abstract

【課題】車両の相対方向を簡易に報知・検出すること。
【解決手段】車両1の四隅に、方向報知灯11〜14を固定する。方向報知灯11〜14は、車両1の前方に色「C1」の光を照射し、車両1の左前方に色「C2」の光を照射し、車両1の左測方に色「C3」の光を照射し、車両1の左後方に色「C4」の光を照射し、車両1の後方に色「C5」の光を照射し、車両1の右後方方に色「C6」の光を照射し、車両1の右側方に色「C7」の光を照射し、車両1の右前方に色「C8」の光を照射する。検出装置は、この方向報知灯11〜14の色によって車両1の方向を報知し、方向報知灯11〜14の配置から車両1のサイズを推測する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、移動体の方向性の検出に関するものであり、特に車両の進行方向の検出に関するものである。
従来より、自動車(車両)事故の予防安全を目的として、運転手に代わって各種情報を取得して当該車両における各種機器を制御する技術が知られている。特に、車両事故では車両同士の事故の危険が高いので、周辺車両の情報を如何に取得するかが重要である。
周辺車両の情報を取得する簡易かつ効果的な方法として、自車両周辺を撮影し、画像処理によって周辺車両の有無や、その位置関係を取得する方法がある(例えば、特許文献1および特許文献2参照。)。
一方で、車両にはヘッドライトやウィンカーなどの照明装置が設けられている。この照明装置に関する技術としては、所望の照明を簡易に実現する技術(例えば、特許文献3参照。)や、色を変化させて操作状態を通知する技術(例えば、特許文献4参照。)がある。
さらに、無人搬送車の存在を通知するため、無人搬送車の四隅に警告用の灯具を設ける技術も考案されている(例えば、特許文献5参照。)。
特開2000−177512号公報 特開平10−96626号公報 特開2003−95012号公報 特開平8−339480号公報 特開平10−119635号公報
しかしながら、周辺車両の情報として極めて重要な進行方向の情報は、従来、取得が困難であった。例えば、上述した画像処理によれば車両の方向性の取得が可能であるが、画像処理による判断は十分な明るさがあることが前提であるので、事故発生の危険が高い夜間の使用ができなかった。
具体的には、上述した車両の灯具による照明を撮影し、画像処理することで、周辺に車両が存在すること自体は識別可能であるが、その進行方向が判別できないために自車両に危険が及ぶか否かの判断ができないという問題点があった。
この発明は、上述した従来技術による問題点を解消し、課題を達成するためになされたものであり、進行方向などの方向性を簡易に報知可能な移動体、および周辺の移動体の方向性を簡易に取得することのできる方向性検出装置を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するため、請求項1の発明に係る移動体は、方向性を有する移動体であって、異なる複数の方向に対応し、各方向に固有の方向報知信号を出力する方向報知手段と、前記方向報知信号と、自移動体の前記方向性とを対応付けて固定する固定手段と、を備えたことを特徴とする。
この請求項1の発明によれば、移動体は、異なる複数の方向に対応し、各方向に固有の方向報知信号を出力する方向報知手段を、自移動体の方向性に対応付けて固定している。
また、請求項2の発明に係る移動体は、請求項1の発明において、前記方向報知手段は、前記各方向に固有の色を有する光をそれぞれ照射することを特徴とする。
この請求項2の発明によれば、移動体は、異なる複数の方向に対応し、各方向に固有の色を有する光をそれぞれ照射する方向報知手段を、自移動体の方向性に対応付けて固定している。
また、請求項3の発明に係る移動体は、請求項1の発明において、前記方向報知手段は、前記各方向に固有の周波数および/または信号パターンを有する電波をそれぞれ照射することを特徴とする。
この請求項3の発明によれば、移動体は、各方向に固有の周波数および/または信号パターンを有する電波をそれぞれ照射する方向報知手段を、自移動体の方向性に対応付けて固定している。
また、請求項4の発明に係る移動体は、請求項1,2または3の発明において、前記方向報知手段を、自移動体の形状を規定する所定場所に設けたことを特徴とする。
この請求項4の発明によれば、移動体は、各方向に固有の方向報知信号を出力する方向報知手段を、自移動体の形状を規定する所定場所に固定している。
また、請求項5の発明に係る移動体は、請求項4の発明において、前記移動体は車両であり、前記方向報知手段を該車両の四隅に設けたことを特徴とする。
この請求項5の発明によれば、移動体は車両であって、各方向に固有の方向報知信号を出力する方向報知手段を車体の四隅に固定している。
また、請求項6の発明に係る方向性検出装置は、対象物の方向性を特定する方向性検出装置であって、前記対象物に固定された方向報知手段が、各方向に固有に出力した方向報知信号を取得する方向報知信号取得手段と、前記方向報知信号取得手段が取得した方向報知信号から前記移動体の方向性を特定する方向性特定手段と、を備えたことを特徴とする。
この請求項6の発明によれば、方向性検出装置は、対象物に固定された方向報知手段が各方向に固有に出力した方向報知信号を取得し、方向報知信号から移動体の方向性を特定する。
また、請求項7の発明に係る方向性検出装置は、請求項6の発明において、前記方向報知信号取得手段は、撮像手段であり、前記方向性特定手段は、前記方向報知信号の色をもとに前記対象物の方向性を特定することを特徴とする。
この請求項7の発明によれば、方向性検出装置は、対象物に固定された方向報知手段が各方向に固有の色で照射した方向報知信号を撮影し、方向報知信号の色を認識して移動体の方向性を特定する。
また、請求項8の発明に係る方向性検出装置は、請求項6の発明において、前記方向報知信号取得手段は、電波を受信する受信手段であり、前記方向性特定手段は、前記方向性報知信号の周波数および/または信号パターンをもとに前記対象物の方向性を特定することを特徴とする。
この請求項8の発明によれば、方向性検出装置は、対象物に固定された方向報知手段が各方向に固有の周波数や信号パターンで照射した方向報知信号を受信し、方向報知信号の周波数や信号パターンから移動体の方向性を特定する。
また、請求項9の発明に係る方向性検出装置は、請求項6,7または8の発明において、前記方向信号取得手段は、前記対象物に固定された複数の方向報知手段からそれぞれ方向報知信号を取得し、該取得した複数の方向報知信号の発信元の配置から前記対象物の大きさを推定するサイズ推定手段をさらに備えたことを特徴とする。
この請求項9の発明によれば、方向性検出装置は、対象物に固定された複数の方向報知手段からそれぞれ方向報知信号を取得し、複数の方向報知信号の発信元の配置から対象物の大きさを推定する。
また、請求項10の発明に係る方向性検出装置は、請求項6〜9の発明において、前記方向信号取得手段は、前記方向報知信号の発信元の移動状態をさらに取得し、該取得した発信元の移動状態から前記対象物の速度および/または加速度を算出する速度算出手段をさらに備えたことを特徴とする。
この請求項10の発明によれば、方向性検出装置は、方向報知信号の発信元の移動状態を取得し、発信元の移動状態から対象物の速度および/または加速度を算出する。
また、請求項11の発明に係る方向性検出装置は、請求項6〜10の発明において、前記対象物との相対距離を測定するレーダ手段をさらに備えたことを特徴とする。
この請求項11の発明によれば、方向性検出装置は、方向報知信号によって対象物の方向性を検出するとともに、レーダによって対象物との相対距離を取得する。
請求項1の発明によれば、移動体は、異なる複数の方向に対応し、各方向に固有の方向報知信号を出力する方向報知手段を、自移動体の方向性に対応付けて固定しているので、移動体の方向性を簡易に報知可能な移動体を得ることができるという効果を奏する。
また、請求項2の発明によれば、移動体は、異なる複数の方向に対応し、各方向に固有の色を有する光をそれぞれ照射する方向報知手段を、自移動体の方向性に対応付けて固定しているので、移動体の方向性を光信号によって簡易に報知可能な移動体を得ることができるという効果を奏する。
また、請求項3の発明によれば、移動体は、各方向に固有の周波数および/または信号パターンを有する電波をそれぞれ照射する方向報知手段を、自移動体の方向性に対応付けて固定しているので、移動体の方向性を電波信号によって簡易に報知可能な移動体を得ることができるという効果を奏する。
また、請求項4の発明によれば、移動体は、各方向に固有の方向報知信号を出力する方向報知手段を、自移動体の形状を規定する所定場所に固定しているので、移動体の方向性を報知するとともに、移動体の形状を報知可能な移動体を得ることができるという効果を奏する。
また、請求項5の発明によれば、移動体は車両であって、各方向に固有の方向報知信号を出力する方向報知手段を車体の四隅に固定しているので、車両の方向性とサイズとを簡易に報知可能な移動体を得ることができるという効果を奏する。
また、請求項6の発明によれば、方向性検出装置は、対象物に固定された方向報知手段が各方向に固有に出力した方向報知信号を取得し、方向報知信号から移動体の方向性を特定するので、移動体の方向性を簡易に検出可能な方向性特定装置を得ることができるという効果を奏する。
また、請求項7の発明によれば、方向性検出装置は、対象物に固定された方向報知手段が各方向に固有の色で照射した方向報知信号を撮影し、方向報知信号の色を認識して移動体の方向性を特定するので、移動体の方向性を画像処理によって簡易に検出可能な方向性特定装置を得ることができるという効果を奏する。
また、請求項8の発明によれば、方向性検出装置は、対象物に固定された方向報知手段が各方向に固有の周波数や信号パターンで照射した方向報知信号を受信し、方向報知信号の周波数や信号パターンから移動体の方向性を特定するので、移動体の方向性を電波通信によって簡易に検出可能な方向性特定装置を得ることができるという効果を奏する。
また、請求項9の発明によれば、方向性検出装置は、対象物に固定された複数の方向報知手段からそれぞれ方向報知信号を取得し、複数の方向報知信号の発信元の配置から対象物の大きさを推定するので、移動体の方向性に加えてその大きさを簡易に検出可能な方向性特定装置を得ることができるという効果を奏する。
また、請求項10の発明によれば、方向性検出装置は、方向報知信号の発信元の移動状態を取得し、発信元の移動状態から対象物の速度および/または加速度を算出するので、移動体の方向性に加えてその速度や加速度を簡易に検出可能な方向性特定装置を得ることができるという効果を奏する。
また、請求項11の発明によれば、方向性検出装置は、方向報知信号によって対象物の方向性を検出するとともに、レーダによって対象物との相対距離を取得するので、移動体の方向性に加えて相対距離を簡易に検出可能な方向性特定装置を得ることができるという効果を奏する。
以下に添付図面を参照して、この発明に係る移動体および方向性検出装置の好適な実施例を詳細に説明する。
本実施例では、車両の方向性の検出に本発明を適用する場合について説明する。図1は、本発明にかかる移動体としての車両の構成を説明する説明図である。同図に示すように、車両1には、その車体の四隅に方向報知灯11〜14を設けている。
ここで、車両1の右前端に固定した方向報知灯11、車両1の左前端に固定した方向報知灯12、車両1の左後端に固定した方向報知灯13、車両1の右後端に固定した方向報知灯14は、それぞれ同一の構成である。
方向報知灯11〜14は、各方向に固有の色の光を照射する。具体的には、車両1の前方に向けて色「C1」の光を照射し、車両1の左前方に向けて色「C2」の光を照射し、車両1の左側に向けて色「C3」の光を照射する。さらに、車両1の左後方に向けて色「C4」の光を照射し、車両1の後方に向けて色「C5」の光を照射し、車両1の右後方に向けて色「C6」の光を照射する。同様に、車両1の右側に向けて色「C7」の光を照射し、車両1の右前方に向けて色「C8」の光を照射する。
従って、この方向報知灯11〜14のいずれか一つが照射する光を受信し、その色を識別すれば、車両1がどの方向に向いているかを知ることができる。さらに、方向報知灯11〜14は車両の四隅に固定されているので、方向報知灯11〜14のうち複数の照射光を受信したならば、車両1の大きさを推定することができる。
例えば、方向報知灯からの照射光を2つ受信し、その色が「C1」であったならば、その2つの照射光は方向報知灯11および方向報知灯12から照射された光であることが分かるので、2つの光源の間隔は、車両1の横幅(車幅)を示すこととなる。
一方、方向報知灯からの照射光を2つ受信し、その色が「C3」であったならば、その2つの照射光は方向報知灯12および方向報知灯13から照射された光であることが分かるので、2つの光源の間隔は、車両1の長さ(車長)を示すこととなる。
同様に、方向報知灯からの照射光を3つ受信したならば、その色から車両1の幅および長さを推定することができる。なお、車両1の方向によっては、同一の光源から隣接する2つの色を識別することがある。この場合には、その2つの色が示す方向の中間が車両1の方向となる。
つぎに、方向報知灯11〜14の具体的な構成例について説明する。図2−1は、単一の発光体で色C1〜C8を照射する方向報知灯の構成例である。同図に示すように、方向報知灯11は、その中央部に発光体L0を有する。また、発光体L0の周囲に仕切り板W1〜W8を配置する。
さらに、仕切り板W8とW1との間にはフィルタF1を配置し、仕切り板W1とW2との間にフィルタF2を配置する。同様に、仕切り板W2とW3との間にはフィルタF3を配置し、仕切り板W3とW4との間にはフィルタF4を配置し、仕切り板W4とW5との間にはフィルタF5を配置し、仕切り板W5とW6との間にはフィルタF6を配置する。また、仕切り板W6とW7との間にはフィルタF7を配置し、仕切り板W7とW8との間にはフィルタF8を配置する。
ここで、フィルタF1〜F8は、それぞれ所定の周波数の光を透過させるフィルタである。具体的には、フィルタF1は、色C1を透過させ、フィルタF2は、色C2を通過させる。同様に、フィルタF3は色C3を、フィルタF4は色C4を、フィルタF5は色C5を、フィルタF6は色C6を、フィルタF7は色C7を、フィルタF8は色C8を通過させる。
したがって、図2−1に示した構成では、単一の発光体であっても各方向に対応した、異なる色の光を照射することができる。なお、方向報知灯12〜14についても、図2−1に示した方向報知灯11の構成と同様に構成すればよい。
一方、図2−2に示した構成では、方向報知灯の内部は、仕切り板W1〜W8によって完全に仕切られている。そして、仕切り板W8とW1との間に発光体L1を配置し、仕切り板W1とW2との間に発光体L2を配置する。同様に、仕切り板W2とW3との間は発光体L3を配置し、仕切り板W3とW4との間には発光体L4を配置し、仕切り板W4とW5との間には発光体L5を配置し、仕切り板W5とW6との間には発光体L6を配置する。また、仕切り板W6とW7との間には発光体L7を配置し、仕切り板W7とW8との間には発光体L8を配置する。
この構成では、発光体L1〜L8は、それぞれ色C1〜C8に対応する色で発光する。すなわち、各方向には発光体L1〜L8自体の色が照射されることとなる。したがって、図2−1に示した構成と同様に、各方向に対応した、異なる色の光を照射することができる。
なお、図2−1および図2−2に示した方向報知灯の構成は、あくまでも一例であり、各方向に異なる色を照射できれば、どのような構成であっても良い。
つぎに、方向性検出装置の具体的な構成例を説明する。この実施例では、方向性検出装置を車両に搭載し、周辺の車両の方向や、他の情報の取得を行う車両認識装置として利用する場合について説明する。
図3は、本実施例にかかる車両認識装置20の概要構成を説明する説明図である。同図に示すように、車両認識装置20は、その内部にカメラ21、レーダ22、画像処理部23、相対距離算出部24および周辺車両認識25を有する。
カメラ21は、自車両周辺の画像を撮影し、画像処理部23に出力する。画像処理部23は、その内部に色識別部23a、サイズ推定部23b、速度算出部23cおよび加速度算出部23を有する。
色識別部23aは、カメラ21から撮影した画像から方向報知灯の画像を抽出し、その色を識別して周辺車両認識部25に出力する。上述したように、方向報知灯の色は、その方向によって異なるので、方向報知灯の色を識別することで周辺車両の自車両に対する相対方向を知ることができる。
サイズ推測部23bは、カメラ21が撮影した画像に複数の方向報知灯の画像が含まれている場合、その画像内の配置から周辺車両のサイズを推測し、周辺車両認識部25に出力する。
また、速度算出部23cは、カメラ21が連続して、もしくは所定時間間隔で撮影した画像を比較して方向報知灯の画像の移動状態を認識し、周辺車両の速度を算出して周辺車両認識部25に出力する。ここで、周辺車両の速度は、2フレーム分以上の画像に方向報知灯が写っていれば算出可能である。
さらに、加速度算出部23dは、カメラ21が連続して、もしくは所定時間間隔で撮影した画像を比較して方向報知灯の画像の移動状態を認識し、周辺車両の加速度を算出して周辺車両認識部25に出力する。ここで、周辺車両の加速度は、3フレーム分以上の画像に方向報知灯が写っていれば算出可能である。また、カメラ21の画像から直接算出する方法のみではなく、速度算出部23cによる算出結果の推移をモニタし、加速度を求めても良い
レーダ22は、対象となる周辺車両に対してレーダ測定を行う。相対距離算出部24は、レーダ22による測定結果をもとに自車両と周辺車両との相対距離を算出して周辺車両認識部25に出力する。
周辺車両認識部25は、画像処理部23から対象車両の方向報知灯の色を取得し、周辺車両の自車両に対する相対方向を求める。さらに、周辺車両認識部25は、画像処理部23から周辺車両のサイズ、速度、加速度を取得し、相対距離算出部24から周辺車両との相対距離を取得する。
周辺車両認識部25は、これらの情報(周辺車両の相対方向、サイズ、速度、加速度、相対距離)を、ナビゲーションシステム31や運転支援システム32に出力する。ナビゲーションシステム31は、車両認識装置20から取得した周辺車両の情報をスピーカやモニタを使用して運転者に通知する。また、運転支援システム32は、車両認識装置20から取得した情報を用いて自車両における危険の有無を判定し、判定結果に基づいて運転者への警告、運転操作の補助、車両動作への介入を行う。
つぎに、周辺車両の方向とサイズの推定についてさらに説明する。上述したように、車両の四隅に方向報知灯を固定したならば、その光源が存在する場所が車両の端部であると認識することができる。
しかし、仮に車両の方向報知灯を3つ認識したとしても、その配置のみでは車両のサイズの特定や方向は特定できない。これは、車両ごとにその縦横比が異なること、およびどの光源が車両のどの端部に固定されているかが判別できないことによる。
たとえば、図4では、カメラ21は3つの光源を撮影できる。しかし、車両2では左後端、右後端、右前端の方向報知灯が撮影され、車両3では左後端、右前端、左前端の方向報知灯が撮影されているが、カメラ21ではこの区別をすることはできない。
そのため、撮影した車両が自車両に対して角度をもっていることは認識できても、その大きさや角度を知ることができない。特に、自車両にとっては周辺車両が自車両側に近づく方向にあるのか、遠ざかる方向にあるのかが重要であるが、この情報も得られないこととなる。
ここで、方向報知灯の色を識別すれば、カメラ21が撮影した車両の方向を知ることができる。その結果、それぞれの光源が車両のどの端部に固定された方向報知灯であるかを峻別でき、その車両と自車両との相対方向のみならず、車両のサイズ(縦横比および大きさ)を特定することが可能となる。
図5に、カメラ21が撮影した画像の具体例と、車両の方向およびサイズとの関係を示す。カメラ21が撮影した撮影画像40に、3つの方向報知灯画像41〜43が含まれている場合、車両の方向はパターン51〜54の4通りとなる。
パターン51およびパターン54では、方向報知灯画像41と方向報知灯画像42との間隔D1が車両の幅を示し、方向報知灯画像42と方向報知灯画像43との間隔D2が車両の長さを示すこととなる。
一方、パターン52およびパターン54では、方向報知灯画像41と方向報知灯画像42との間隔D1が車両の長さを示し、方向報知灯画像42と方向報知灯画像43との間隔D2が車両の幅を示すこととなる。
ここで、方向報知灯画像41〜43の色がC6であれば、パターンは51であると判別でき、車両の方向は自車両と同一方向右よりであると特定できる。さらに、間隔D1が車両の幅を示し、間隔D2が車両の長さを示していると判別できる。
同様に、方向報知灯画像41〜43の色がC8であれば、パターンは52であると判別でき、車両の方向は自車両と対向方向右よりであると特定できる。さらに、間隔D1が車両の長さを示し、間隔D2が車両の幅を示していると判別できる。
また、方向報知灯画像41〜43の色がC4であれば、パターンは53であると判別でき、車両の方向は自車両と同一方向左よりであると特定できる。さらに、間隔D1が車両の長さを示し、間隔D2が車両の幅を示していると判別できる。
さらに、方向報知灯画像41〜43の色がC2であれば、パターンは54であると判別でき、車両の方向は自車両と対向方向左よりであると特定できる。さらに、間隔D1が車両の長さを示し、間隔D2が車両の幅を示していると判別できる。
このように、間隔D1,D2が車両の幅と長さのいずれを示しているかを特定することで、車両のサイズを正確に推定することができる。さらに、間隔D1および間隔D2から車両の方向をより正確に求めることができる。
ところで、車両の方向とは、かならずしも車両が動いていることを前提とするものではない。車両が停止していたとしても、「車両がどちら向きであるか」は重要な情報である。たとえば、車両が対向して停止していれば、その発進時に自車両方向に進む可能性が高いと考えられる。本発明は、車両の走行・停止に関わらず、車両がどちら向きであるか、すなわち車両の方向性を検出するものである。
つぎに、車両認識装置20の処理動作について説明する。図6は、車両認識装置20の処理動作を説明するフローチャートである。同図に示したフローは、車両認識装置20の稼動時に繰り返し実行される。
まず、車両認識装置20は、カメラ21によって自車両周辺の画像を撮影する(ステップS101)。つぎに、画像処理部23が、撮影した画像から方向報知灯の画像を抽出する(ステップS102)。その後、色識別部23aが、方向報知灯の色を識別し(ステップS103)、方向報知灯の色から対象車両の進行方向を特定する(ステップS104)。
さらに、方向報知灯の画像を複数抽出していれば(ステップS105,Yes)、サイズ推測部23bが方向報知灯画像の色および間隔から対象車両のサイズを推定する(ステップS106)。
ステップS106終了後、もしくは抽出した方向報知灯の画像が単一である場合(ステップS105,No)、カメラ21によって次の画像を撮影する(ステップS107)。この画像から再度方向報知灯の画像を抽出して前回に抽出した方向報知灯の画像と比較し、その位置の変化から対象車両の相対速度を算出する(ステップS108)。
さらに、再度カメラ21によって画像を撮影し(ステップS109)、再度方向報知灯の画像を抽出して、その位置の変化から対象車両の相対化速度を算出する(ステップS110)。
その後、レーダ22の反射波から対象車両と自車両との相対距離を算出し(ステップS111)、周辺車両認識部25は、対象車両の情報、すなわち対象車両の方向、サイズ、速度、加速度、および距離をナビゲーションシステムや運転支援システムに出力して(ステップS112)、処理を終了する。
上述してきたように本実施例では、方向ごとに異なる色を照射する方向報知灯を車両の四隅に設け、この方向報知灯の色を識別することで対象車両の自車両に対する相対方向を簡易に検出することができる。
さらに、方向報知灯の画像を複数抽出できたならば、その配置と色とを用いて対象車両のサイズを推測することができる。また、連続した複数の画像の処理により、対象車両の速度や加速度を算出している。
加えて、レーダによって対象車両との相対距離を測定するので、カメラとレーダのみで周辺車両に関する詳細な情報(対象車両の方向、サイズ、速度、加速度および距離)を取得することができる。
ところで、本実施例では、方向報知灯11〜14はC1〜C8の8色を使用して、8方向の識別を可能としているが、本発明の利用はこれに限定されるものではなく、任意の数の色を使用することができる。具体的には、色数(区別する方向の数)を増やすほど、詳細な方向検出が可能となり、色数(区別する方向の数)を減らすほど簡易な構成で、安価なシステムを構築できる。
また、本実施例では、周辺車両の方向に加え、そのサイズを特定するために、車両の四隅に方向報知灯を固定しているが、本発明の利用はこれに限定されるものではなく、車両の任意の場所に、任意の数の方向報知灯を設けることができる。例えば、前方向から確認可能な単一の方向報知灯を設ければ、簡易かつ安価に車両の方向を報知することが可能となる。
さらに、カメラ21や画像処理部23は、方向報知灯の認識への使用に限定されるものではなく、他の用途と共用することが可能である。例えば、日中の走行など十分な明るさが確保できる場合には、カメラ21が撮影した画像から車体自体を認識し、 夜間の走行など十分な明るさが確保できない場合には、方向報知灯の抽出を行うことで、周囲の明るさに関わらず、周辺車両の方向を認識することができる。
また、本実施例では、車両に方向報知灯および方向性検出装置を搭載する場合について説明したが、本発明の利用はこれに限定されるものではなく、例えば無人搬送車にも用いることができる。さらに、自律的に移動する場合に限らず、ベルトコンベアなどによって搬送される物体であっても、その方向性の検出に本発明を適用することができる。
さらに本実施例では、光の色によって方向性を通知する場合について説明したが、嗜好性を有する任意の信号によって本発明を実施することができる。例えば、電波を使用する場合であれば、その周波数や信号パターンによって方向を特定する構成とすればよい。
以上のように、本発明にかかる移動体および方向性検出装置は、移動体の方向性検出に有用であり、特に、画像処理による簡易な方向性検出に適している。
方向報知灯を搭載した車両の構成を説明する説明図である。 単一の発光体で方向ごとに異なる色の光を照射する方向報知灯の構成例を示す図である。 方向ごとに異なる色の発光体を有する方向報知灯の構成例を示す図である。 本実施例にかかる車両認識装置の概要構成を説明する説明図である。 周辺車両の方向とサイズの推定について説明する説明図である。 撮影した画像の具体例と、車両の方向およびサイズとの関係を説明する説明図である。 図3に示した車両認識装置の処理動作を説明するフローチャートである。
符号の説明
1〜3 車両
11〜14 方向報知灯
20 車両認識装置
21 カメラ
22 レーダ
23 画像処理部
23a 色識別部
23b サイズ推定部
23c 速度算出部
23d 加速度算出部
24 相対距離算出部
25 周辺車両認識部
31 ナビゲーションシステム
32 運転支援システム
40 撮影画像
41〜43 方向報知灯画像
L0〜L8 発光体
W1〜W8 仕切り板

Claims (11)

  1. 方向性を有する移動体であって、
    異なる複数の方向に対応し、各方向に固有の方向報知信号を出力する方向報知手段と、
    前記方向報知信号と、自移動体の前記方向性とを対応付けて固定する固定手段と、
    を備えたことを特徴とする移動体。
  2. 前記方向報知手段は、前記各方向に固有の色を有する光をそれぞれ照射することを特徴とする請求項1に記載の移動体。
  3. 前記方向報知手段は、前記各方向に固有の周波数および/または信号パターンを有する電波をそれぞれ照射することを特徴とする請求項1に記載の移動体。
  4. 前記方向報知手段を、自移動体の形状を規定する所定場所に設けたことを特徴とする請求項1,2または3に記載の移動体。
  5. 前記移動体は車両であり、前記方向報知手段を該車両の四隅に設けたことを特徴とする請求項4に記載の移動体。
  6. 対象物の方向性を特定する方向性検出装置であって、
    前記対象物に固定された方向報知手段が、各方向に固有に出力した方向報知信号を取得する方向報知信号取得手段と、
    前記方向報知信号取得手段が取得した方向報知信号から前記移動体の方向性を特定する方向性特定手段と、
    を備えたことを特徴とする方向性検出装置。
  7. 前記方向報知信号取得手段は、撮像手段であり、前記方向性特定手段は、前記方向報知信号の色をもとに前記対象物の方向性を特定することを特徴とする請求項6に記載の方向性検出装置。
  8. 前記方向報知信号取得手段は、電波を受信する受信手段であり、前記方向性特定手段は、前記方向性報知信号の周波数および/または信号パターンをもとに前記対象物の方向性を特定することを特徴とする請求項6に記載の方向性検出装置。
  9. 前記方向信号取得手段は、前記対象物に固定された複数の方向報知手段からそれぞれ方向報知信号を取得し、該取得した複数の方向報知信号の発信元の配置から前記対象物の大きさを推定するサイズ推定手段をさらに備えたことを特徴とする請求項6,7または8に記載の方向性検出装置。
  10. 前記方向信号取得手段は、前記方向報知信号の発信元の移動状態をさらに取得し、該取得した発信元の移動状態から前記対象物の速度および/または加速度を算出する速度算出手段をさらに備えたことを特徴とする請求項6〜9のいずれか一つに記載の方向性検出装置。
  11. 前記対象物との相対距離を測定するレーダ手段をさらに備えたことを特徴とする請求項6〜10のいずれか一つに記載の方向性検出装置。
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