JP2005125491A - レンズ周縁加工装置及びレンズ周縁加工方法 - Google Patents

レンズ周縁加工装置及びレンズ周縁加工方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 超仕上砥石の研削面を均一にすることのできるレンズ周縁加工装置とレンズ周縁加工方法を提供する。
【解決手段】 被加工レンズLを挟持するレンズ回転軸16,17と、被加工レンズLを研削加工する砥石5と、砥石5の少なくとも2カ所の研削面に交互に被加工レンズLを当接させて研削加工するように制御する演算制御回路100とを有する。
【選択図】 図1

Description

この発明は、粗研削用、中研削用及び超仕上加工(鏡面)研削用の各々の砥石を用いて被加工レンズのレンズ周縁を加工するためのレンズ周縁加工装置及びレンズ周縁加工方法に関する。
従来から、砥石でレンズを研削していく玉摺機が知られている(例えば特許文献1参照)。
また、超仕上砥石を用いてレンズ周縁を超仕上加工(鏡面加工)を行えるようにしたレンズ周縁加工装置が提案されている。
実開昭63−140354号公報
しかしながら、このようなレンズ周縁加工装置では、レンズをレンズ回転軸に挟持させて研削していくものであるから、超仕上砥石の研削面を均一にすることができなかった。
この発明の目的は、超仕上砥石の研削面を均一にすることのできるレンズ周縁加工装置とレンズ周縁加工方法を提供することにある。
上記目的を達成するため、請求項1の発明は、被加工レンズを挟持するレンズ回転軸と、
前記被加工レンズを研削加工する砥石と、
前記砥石の少なくとも2カ所の研削面に交互に前記被加工レンズを当接させて研削加工するように制御する制御手段とを有することを特徴とする周縁加工装置。
請求項2の発明は、レンズ回転軸に挟持された被加工レンズを砥石を用いて研削加工するレンズ周縁加工方法において、
前記砥石の少なくとも2カ所の研削面に交互に前記被加工レンズを当接させて研削加工する段階を有することを特徴とする。
この発明によれば、砥石の少なくとも2カ所の研削面に交互に被加工レンズを当接させて研削加工するように制御するものであるから、超仕上加工の際に、超仕上加工砥石の研削面を均一にすることができる。
以下、この発明の実施形態である実施例を図面に基づいて説明する。
<研削加工部>
図4において、1はレンズ周縁加工装置の筺体状の本体、2は本体1の前側上部に設けられた傾斜面、3は傾斜面2の左側半分に設けられた液晶表示部であり、この液晶表示部3には超仕上加工されたレンズの枚数等が表示されるようになっている。4は傾斜面2の右側に設けられたキーボード部、4a〜4c等はキーボード部4に設けられたキースイッチである。これらキースイッチ4a〜4cの操作により被加工レンズLの材質情報を入力したり加工モードの設定等を行なったりする。
また、本体1の中央及び左側部近傍の部分には凹部1a,1bが設けられていて、凹部1aには本体1に回転自在に保持された砥石5が配設されている。この砥石5は、図5に示すように、粗砥石6と中仕上砥石7と超仕上砥石(超仕上加工砥石)7Aとを備え、図1に示したモータ8で回転駆動される様になっている。
粗砥石6は、図6および図7に示すように、ピラミッド状に突出した突出部6aを表面に網目状に設けたものであり、その突出部6aの表面がテフロン(商標名)等のシール部材6bで覆われている。
中仕上砥石7および超仕上砥石7Aは、図8に示すように、アルミニウムからなる円柱状の心材7Hと、心材7Hの周面を覆ったしんちゅう7I(すずと銅の合金等でもよく、ダイヤモンド砥石7Jと焼結しやすい金属であればよい)と、このしんちゅう7Iの表面に設けたダイヤモンド砥石7Jとからなり、三層構造となっている。なお、アルミニウムからなる円柱状の心材7は管状にくり抜いたしんちゅう7Iに圧入されている。ダイヤモンド砥石7Jはダイヤモンドを含有する合金で、この合金はすずと銅からなる。
この砥石7,7Aは、心材7Hがアルミニウムで構成されていることにより軽量化が図られており、砥石5は取り扱い易いものとなっている。ちなみに、従来の砥石では、心材もしんちゅうで構成されているので、その重量が重く、砥石の取り扱いが面倒であった。
<キャリッジ>
本体1上にはキャリッジ15が配設されている。このキャリッジ15は、キャリッジ本体15aと、このキャリッジ本体15aの両側に前方に向けて一体に設けられた互いに平行なアーム部15b,15cと、キャリッジ本体15aの両側に後方に向けて突設された突起15d,15eを有する。
この突起15d,15eは、図3に示す軸支持突起12を挟む位置に配設されていると共に、支持軸14の軸線回りに回動可能に且つ支持軸14の長手方向(左右)に移動自在に支持軸14に保持されている。これによりキャリッジ15の前端部が支持軸14を中心に上下回動できるようになっている。なお、軸支持突起12は本体1内に設けた支持台(図示せず)に突設されている。
このキャリッジ15のアーム部15bにはレンズ回転軸16が回転自在に保持され、キャリッジ15のアーム部15cにはレンズ回転軸16と同軸上に配設されたレンズ回転軸17が回転自在に且つレンズ回転軸16に対して進退調整可能に保持されていて、このレンズ回転軸16,17の対向端間(一端部間)には被加工レンズLが挟持される様になっている。また、レンズ回転軸16の他端部には図示を省略した固定手段により円板Tが着脱可能に取り付けられている。この固定手段の構造は周知のものを用いている。
このレンズ回転軸16,17は軸回転駆動装置(軸回転駆動手段)で回転駆動されるようになっている。この軸回転駆動装置は、キャリッジ本体15a内に固定されたパルスモータ18と、パルスモータ18の回転をレンズ回転軸16,17に伝達する動力伝達機構(図示せず)を有する。
この動力伝達機構は、レンズ回転軸16,17にそれぞれ取り付けられたプーリ20,20と、キャリッジ本体15aに回転自在に保持された回転軸21と、回転軸21の両端部にそれぞれ固定されたプーリ22,22と、プーリ20,22に掛け渡されたタイミングベルト23と、回転軸21に固定されたギヤ24と、パルスモータ18の出力用のピニオン25等から構成されている。
また、支持軸14には、本体1の凹部1aに配設した支持アーム26の後部が左右動自在に保持されている。この支持アーム26は、キャリッジ15に対して相対回転自在に且つ左右方向には一体的に移動可能に保持されている。尚、支持アーム26の中間部は本体1に図示しない軸で左右動自在に保持されている。
この支持アーム26とブラケット10との間には支持軸14に巻回したスプリング27が介装され、本体1とブラケット11との間にはスプリング28が介装されている。そして、キャリッジ15はスプリング27,28のバネ力がバランスする位置で停止し、この停止位置ではレンズ回転軸16,17間に保持された被加工レンズLが粗砥石6上に位置するようになっている。
キャリッジ15は自重によって被加工レンズLを砥石5へ押圧する構成となっているが、その押圧力は、図2に示す調整機構300によって調整される。
調整機構300は、キャリッジ15に設けたプーリ301と、支持アーム26の上端とプーリ301に接続されたスプリング302と、プーリ301を回転させるパルスモータ303等とから構成されている。図2に示す状態のときスプリング302の延びが最大となり、キャリッジ15の押圧力が最小となる。そして、図2の状態からプーリ301が180度回転されると、スプリング302の延びが最小となってキャリッジ15の押圧力が最大となる。
プーリ301が図2に示す位置にあるとき、プーリ301に設けた切欠部301aをマイクロスイッチ305が検知するようになっており、このマイクロスイッチ305の検知によりキャリッジ15の最小の押圧力の状態を検知する。そして、プーリ301に設けた切欠部301bをマイクロスイッチ305が検知することによりキャリッジ15の最大押圧力の状態を検知する。すなわち、パルスモータ303の回転量によって押圧力を調整していくものである。
また、キャリッジ15のアーム部15b,15cの内側面かつ先端部近傍には、砥石5と被加工レンズLとの接触面に向けて研削液を噴出するノズル310が設けられている。図1に示すポンプ311はノズル310から研削液を噴出させるものである。
<キャリッジ横移動手段>
このキャリッジ15はモータ31等からなるキャリッジ横移動手段29で左右に移動駆動可能に設けられている。キャリッジ横移動手段29は周知の構造なのでその説明は省略する。
<キャリッジ昇降手段>
円板Tに対応する位置の下方には図2に示した様にキャリッジ昇降手段36が配設されている。
このキャリッジ昇降手段36は、自由端部が上下回動可能に基端部を枢軸37a,37aで支持アーム26に回動自在に取り付けたリンク37,37と、リンク37,37の自由端部に枢軸37b,37bで回動自在に取り付けたリンク38と、リンク38に上方に向けて突設した支持ロッド39と、支持ロッド39の上端に設けられた板状の型受台40を有する。
また、キャリッジ昇降手段36は、支持ロッド39とは直角に前側に向けて突設された軸部材41と、キャリッジ15の移動方向に延びて軸部材41を支持する軸受部材42と、軸受部材42と一体に設けられ且つ周方向に回転不能且つ上下動可能に図示しない位置で本体1に保持された雌ネジ筒43と、雌ネジ筒43に螺合された雄ネジ44と、本体1に固定され且つ雄ネジ44を回転駆動するパルスモータ45を有する。
<レンズコバ厚測定部>
レンズコバ厚測定部200は図3に示した様に砥石5に対応して設けられている。
このレンズコバ厚測定部200は、本体1上に前後に間隔をおいて平行に取り付けられたブラケット201,202と、前後に延び且つブラケット201,202間に渡架固定された一対の平行なガイドレール203,204と、キャリッジ15に対して進退自在にガイドレール203,204に保持された板状の可動ベース205を有する。
また、レンズコバ厚測定部200は、ガイドレール203,204と平行に設けられ且つ可動ベース205の下面に固定されたラック206と、可動ベース205の下面に位置して本体1上に固定されたパルスモータ207と、パルスモータ207の出力軸207aに固定され且つラック206に噛合するピニオン208と、ブラケット202に固定されて可動ベース205の原点を検出するマイクロスイッチMSを有する。このパルスモータ207を駆動制御してピニオン208を回転させることにより、このピニオン208とラック206との作用により可動ベース205がキャリッジ15に対して進退駆動させられる。
しかも、レンズコバ厚測定部200は、可動ベース205の上方に間隔をおいて固定された取付プレート209と、取付プレート209の上方に間隔をおいて固定された取付プレート210と、取付プレート209,210間に回転自在に保持され且つ互いに噛合するギヤ211,212と、取付プレート209上に固定されたバリアブルモータ213と、バリアブルモータ213の取付プレート209を貫通する出力軸213aに固定され且つギヤ211に噛合するピニオン214と、取付プレート209上に固定されたロータリーエンコーダ215(検出手段)と、ロータリーエンコーダ215の取付プレート209を貫通する出力軸215aに固定され且つギヤ212に噛合するピニオン216を有する。
更に、レンズコバ厚測定部200は、ギヤ211,212の取付プレート210から突出する軸部211a,212aに基端部217a,217bが保持されたフィラー軸217,218と、フィラー軸217,218の先端に一体に設けられた円板状のフィラー219(第1接触子),220(第2接触子)と、フィラー軸217,218間に介装されたスプリング221と、フィラー軸217の基端部217a近傍に位置して取付プレート210上に固定されたマイクロスイッチ222を有する。尚、図4中、223はレンズコバ厚測定部200のフィラー軸217,218の一部及びフィラー219,220以外の各部品を覆うカバーケースである。
そして、バリアブルモータ213を駆動制御することにより、バリアブルモータ213の回転が出力軸213a,ピニオン216を介してギヤ211,212に伝達されて、フィラー軸217,218がスプリング221のバネ力に抗して互いに離反する方向に回動させられ、フィラー219,220の間隔が開くことになる。この際、ギヤ212の回転がピニオン216,出力軸215aを介してロータリーエンコーダ215に伝達され、フィラー219,220の間隔がロータリーエンコーダ215の出力から得られることになる。
また、マイクロスイッチ222は、フィラー219,220同士がスプリング221のバネ力で当接させられているときにフィラー軸217の基端部217aで押圧されてONするようになっている。
なお、フィーラー軸217,218は、図4に示すとおり、砥石5を配置した加工室の手前に設けられているが、これに限定されず、キャリッジ15に開口部を設けてキャリッジ内に配設してもよい。
また、図1において、400はリムレス用のデモレンズ等の形状を測定するレンズ形状測定装置であり、パルス発生器106から出力されるパルスに基づいてレンズの形状を測定していき、測定した測定結果をレンズデータメモリ102へ出力する。
<電装部>
電装部Dの演算制御回路100(制御手段)は、上述の研削加工部のモータ8,モータ31,パルスモータ18,64,ポンプ311等を駆動制御するドライブコントローラ101と、レンズデータメモリ102と、ROM103と、キースイッチ4a〜4cとに接続されている。ドライブコントローラ101には、モータ8,モータ31,パルスモータ18,64,ポンプ311等の他にモータ303が接続されている。
ROM103には、図9に示す予めプログラムされたテーブルデータと、図10に示す切削量とが記憶されている。
以下上記構成のレンズ周縁加工装置の作用を説明する。
先ず、図示しない電源を投入する。これにより図1に示す制御回路が動作可能な状態となる。
次に、被加工レンズLをレンズ回転軸16,17により挟持させ、キースイッチ4a〜4cの操作により被加工レンズLの材質を入力する。そして、スタートスイッチ(図示せず)を押すと、演算制御回路100はROM103からその材質に対応したデータを読み出し、この読み出したデータに基づいて被加工レンズLを研削加工していく。
例えば、キースイッチ4a〜4cの操作により被加工レンズLの材質をプラスチックであることを入力すると、図9に示すテーブルデータから、プラスチックに対応した粗加工データ、中仕上加工データ、超仕上加工データが読み出される。
各加工データは、キャリッジ15の押圧力(加工圧)と、研削溶液の給水の有無と、カット方向と、取代情報等である。粗加工データは、加工圧が「軽」、給水が「あり」、カット方向が「ダウン」である。
演算制御回路100は、読み出した粗加工データに基づき砥石5および被加工レンズLの回転や、キャリッジ15の押圧力等をドライブコントローラ101を介して制御し、粗加工していく。
粗加工では、先ず、キャリッジ15が横方向に移動されて被加工レンズLが粗砥石6の位置に移動される。そして、読み出した粗加工データの加工圧が「軽」となっていることから、プーリ301は図2の状態に保たれる。また、研削液の給水が「あり」であるからポンプ311が駆動されてノズル310から研削液が噴出される。また、カット方向は「ダウン」であるから砥石5と被加工レンズLは互いに逆方向に回転され、図11に示すように、ダウン加工される。
この粗加工では、データメモリ102に予め記憶されたレンズ形状とほぼ同じ大きさの形状となるまで被加工レンズLを研削加工する。データメモリ102には、レンズ形状測定装置400により測定したデモレンズの形状データを予め記憶させておくが、レンズ形状のデータを記憶したフロッピーディスク(商標名)等を用いてこのフロッピーディスク(商標名)から所望のレンズ形状をデータメモリ102に読み出して、粗加工を行うようにしてもよい。
粗加工が終了すると、被加工レンズLが中仕上砥石7の位置に移動される。そして、読み出した中仕上加工データの加工圧が「軽」となっていることから、プーリ301は図2の状態に保たれる。また、研削液の給水が「あり」であるからポンプ311が駆動されてノズル310から研削液が噴出される。また、カット方向は「ダウン」であるから砥石5と被加工レンズLは互いに逆方向に回転され、ダウン加工される。
また、取代情報がNO.8であるから、図10の表に示す情報NO.8のデータが読み出され、このデータの研削量だけ被加工レンズLが研削されていく。すなわち、被加工レンズLが1回転している間は、被加工レンズLの外周囲が0.2mmづつ研削されていき、被加工レンズLが2回転目に入ると、被加工レンズLの外周囲が0.1mmづつ研削されていく。そして、3回転目および4回転目は0.0mm研削されて中仕上加工が終了する。この中仕上加工による研削量、すなわち、合計取代は0.3mmとなる。
中仕上加工が終了すると、被加工レンズLが超仕上砥石7Aの位置に移動され、
レンズコバ厚測定部200によって中仕上加工された被加工レンズLのコバ厚が測定される。測定した最大コバ厚が2mm以下のとき、被加工レンズLの回転スピードは一周15秒に設定され、最大コバ厚が4mm以下のとき被加工レンズLの回転スピードは一周23秒に設定され、最大コバ厚が4mm以上のとき被加工レンズLの回転スピードは一周30秒に設定される。この実施例では回転スピードは3段階に分けられているが、これに限定されるものではない。
そして、読み出した超仕上加工データの加工圧が「軽」となっていることから、プーリ301は図2の状態に保たれる。また、研削液の給水が「あり」であるからポンプ311が駆動されてノズル310から研削液が噴出される。また、カット方向は「アップ」であるから砥石5と被加工レンズLは互いに同方向に回転され、図12に示すように、アップ加工される。
また、取代情報がNO.9であるから、図10の表に示す情報NO.9のデータが読み出され、このデータの研削量だけ被加工レンズLが研削されていく。すなわち、被加工レンズLが1回転している間は、被加工レンズLの外周囲が0.1mmづつ研削されていき、被加工レンズLが2回転目に入ると、被加工レンズLの外周囲が0.1mmづつ研削されていく。そして、3回転目が0.0mm研削され、4回転目が0.1mmづつ研削されていく。5回転目および6回転目は0.0mm研削されて超仕上加工が終了する。この超仕上加工による研削量、すなわち、合計取代は0.3mmである。
超仕上加工の際には、超仕上砥石7Aの面を均一にするため、被加工レンズLの位置をレンズLが一回転する毎に交互に変えていく。すなわち、図13に示すように、奇数回転目では左側に位置させ偶数回転目では右側に位置させる。例えば、4mmの間隔をあけて超仕上砥石7Aの研削面に当接させる。なお、超仕上砥石7Aの研削面の幅は16mmである。
超仕上加工が終了すると、図14に示すように、液晶表示部3のCF(クリスタルフラット)にトータルカウンタとして超仕上加工したレンズの合計枚数が表示され、リセットカウンタとして砥石5がドレッシング処理されてから超仕上加工したレンズの合計枚数が表示される。トータルカウンタにより超仕上加工したレンズの枚数の全てが分かり、砥石の交換時期を知ることができる。
被加工レンズLの材質をポリカーボネイトやアクリル樹脂を指定した場合には、同様にして、図9に示すテーブルデータからポリカーボネイトやアクリル樹脂に対応した粗加工データ、中仕上加工データ、超仕上加工データが読み出されて被加工レンズLがそれらデータに基づいて研削加工されていく。
図15の表は、被加工レンズLをヤゲン加工する場合のテーブルデータを示したものであり、この場合、中仕上砥石7および超仕上砥石7AにはV溝を設けたものが使用される。また、データメモリ102にはフレーム形状のデータが記憶されることとなる。
このように、テーブルデータは、被加工レンズLの材質および仕上げ加工(加工モード)の状態に応じて、砥石5に対する被加工レンズLの最適な回転方向、研削液の給水の有無、最適な研削量等を記憶させたものであるから、被加工レンズLの材質および加工モードに応じて適切な切削加工を行うことができる。この結果、不良品の発生を防止することができ、しかも、ポリカーボネイトや高屈折率プラスチックのレンズであっても、見栄えのよい艶を出すことができることとなる。
上記実施例では、粗加工から超仕上加工まで一連の動作を連続的に行う場合について説明したが、キースイッチ4a〜4cの操作によって加工モード(加工条件)を設定した場合には、設定した加工モードまでの加工を行う。例えば、中仕上加工モードを設定すると、被加工レンズLの材質としてプラスチックが入力されていれば、図9のテーブルデータから、プラスチック用の粗加工データである「軽」、「あり」、「ダウン」と、プラスチック用の中仕上加工データである「軽」、「あり」、「ダウン」、「情報NO.8」のデータが読み出されて粗加工と中仕上加工が行われる。
この発明にかかるレンズ周縁加工装置の第1実施例を示す制御回路図である。 図2に示したキャリッジのキャリッジ昇降手段の部分の一部を破断してA−A方向から見た説明図である。 (a)は図1〜図3に示したキャリッジとフィラーとの関係を示す概略平面図、 (b)は(a)のB−B線に沿う断面図、 (c)は(b)のC−C線に沿う断面図、 (d)は(b)のラックとピニオンとの関係を示す説明図である。 レンズ周縁加工装置の外観図である。 砥石を示した側面図である。 粗仕上砥石の表面の突出部を示した斜視図である。 上記突出部の断面図である。 中仕上砥石および超仕上砥石の構成を示した断面図である。 テーブルデータを示した表である。 取代情報を示した表である。 被加工レンズと砥石の回転方向を示した説明図である。 被加工レンズと砥石の回転方向を示した説明図である。 超仕上砥石に対する被加工レンズの移動を示す説明図である。 液晶表示部を示した説明図である。 被加工レンズLをヤゲン加工する場合のテーブルデータを示した表である。
符号の説明
5 砥石
16 レンズ回転軸
17 レンズ回転軸
L 被加工レンズ

Claims (2)

  1. 被加工レンズを挟持するレンズ回転軸と、
    前記被加工レンズを研削加工する砥石と、
    前記砥石の少なくとも2カ所の研削面に交互に前記被加工レンズを当接させて研削加工するように制御する制御手段とを有することを特徴とする周縁加工装置。
  2. レンズ回転軸に挟持された被加工レンズを砥石を用いて研削加工するレンズ周縁加工方法において、
    前記砥石の少なくとも2カ所の研削面に交互に前記被加工レンズを当接させて研削加工する段階を有することを特徴とするレンズ周縁加工方法。
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