JP2005124730A - ゴルフパター - Google Patents

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Abstract

【課題】 弾性体のフェースインサートをフェース面に装着した場合に、スイートスポット近傍からの距離が相違する各打点間での打球感の差を緩和して、距離感が合いやすいゴルフパターを提供する。
【解決手段】 金属からなるヘッド本体のフェース面に、弾性体からなるフェースインサート5を装着してなるパターヘッド3を備えたゴルフパターにおいて、前記フェースインサート5は、前記ヘッド3のスイートスポット近傍k側から前記フェースインサート5の周縁側に近づくにつれて肉厚が増大する肉厚変化部を有する。
【選択図】 図4

Description

本発明は、フェースインサートを有するヘッドを備えたゴルフパターに関するものである。
ゴルフパターに用いられるパターヘッドでは、単一の金属素材のみからなるものほか、フェース面にフェースインサートを装着したものがある。これは、フェース面の打点位置にフェースインサートを装着することにより、打球フィーリングを改善すること等を目的としたものである。
このフェースインサートの材料としては、金属系材料や、樹脂などの弾性体が用いられている。特に樹脂などの弾性体からなるフェースインサートは、硬度や弾性率が金属等よりも比較的低く、より柔らかい打球感を得ることができるため広く用いられている。
フェースインサートに樹脂等の弾性体を用いたパターヘッドとしては、例えば同インサートとしてウレタン樹脂を用いたパターヘッドが提案されている(特許文献1及び特許文献2参照。)。
また、フェースインサートとしてポリアミド樹脂を用いたパターヘッドもある(特許文献3参照。)。
特開2001−129136号公報(請求項1) 特開2002−200203号公報(請求項3、第4頁) 特開2003−777号公報(第4頁、第5頁)
フェースインサートを有さない金属製のパターヘッドや、フェースインサートが金属からなるパターヘッドをそなえたパターで打球する場合、スイートスポット近傍での打球とスイートスポット近傍から外れた位置での打球との間における打球感の差は比較的少ない。これに対して、樹脂等の弾性体からなるフェースインサートでは、スイートスポット近傍での打球とスイートスポット近傍から外れた位置での打球とで打球感の差が比較的大きい。
その理由は以下の通りである。スイートスポット近傍での打球では、ヘッドがほとんど回転しないのに対し、スイートスポット近傍を外した位置での打球ではヘッドを回転させる比較的大きなモーメントがヘッドに作用するので、ヘッドは回転運動や振動などの運動を起こしやすくなる。このようなヘッド挙動の差がゴルファーの打球感に微妙に影響して、打球感の差となって現れる。この打球感の差は、特にパターの場合、スイートスポット近傍の打球は比較的柔らかく感じ、当該近傍を外した位置での打球は比較的硬く感じるというような差となって感じられる。
フェースインサートが無いかあるいはフェースインサートが金属製である場合、フェース面の材料が比較的硬いため、フェース面のどの位置で打球しても比較的硬い打球感であり、前記打球感の差は比較的少ない。
これに対して、樹脂等の弾性体からなるフェースインサートの場合、当該インサートの影響により打球感が柔らかくなるので、インサート材料の効果と打点位置の効果とが相乗的に作用して、スイートスポット近傍での打球は極めて柔らかい打球感として感じられるようになる。一方、スイートスポット近傍を外れた位置での打球感も、インサート材料の効果により比較的柔らかくなるが、前記スイートスポット近傍での打球感が前記相乗作用により極めて柔らかくなるため、スイートスポット近傍での打球感と当該近傍を外れた位置での打球感との差は、前記金属製インサートの場合等と比較して大きくなる。そして、この打球感は、スイートスポット近傍から離れるほど硬く感じられるようになる。このように、前記樹脂等の弾性体からなるフェースインサートを設けることにより、フェース面上の各打点間での打球感の差が顕在化することとなる。
この様に、スイートスポット近傍から離れるほど打球感が比較的硬くなるが、この場合プレーヤーは、かかる「硬い打球感」を「意図していたよりも強く打球した打球感」と勘違いし、ストロークのフォローを小さくする等してパッティング距離の調整を図ろうとする。そのため所望のパッティング距離が得られず、ボールがカップに届かない(いわゆる「ショート」の)結果となりやすい。
本来、スイートスポット近傍から離れた打点ほど、スイートスポット近傍位置よりも打球の反発係数が低くなるため、前記プレーヤーの距離調整行為を考慮しないとしても、当該打点での打球はショートしやすい。その上さらに上述したプレーヤーの距離調整行為が加わるので、前記ショートの度合いはより高くなる。
このように、弾性体をフェースインサートとした場合、打点がスイートスポット近傍から離れるほど距離感が狂いやすいという問題があった。
本発明は、以上の状況に鑑みなされたものであり、弾性体のフェースインサートをフェース面に装着した場合に、スイートスポット近傍からの距離が相違する各打点間での打球感の差を緩和して、距離感が合いやすいゴルフパターを提供すること目的とする。
本発明は、金属からなるヘッド本体のフェース面に、弾性体からなるフェースインサートを装着してなるパターヘッドを備えたゴルフパターにおいて、前記フェースインサートは、前記ヘッドのスイートスポット近傍側から前記フェースインサートの周縁側に近づくにつれて肉厚が増大する肉厚変化部を有することを特徴とする。
このようにすると、肉厚変化部においては、スイートスポット近傍側の肉厚が比較的薄くなり且つスイートスポット近傍よりも周縁寄りの位置ではインサートの肉厚が比較的厚くなる。よって、スイートスポットからの距離が相違する打点間における打球感の差がインサート肉厚の差によって相殺されて、当該各打点における打球感が均等化される。
なお、「スイートスポット近傍」とは、フェース面上におけるスイートスポットから5mm以内の領域のことである。
また、「弾性体」とは、樹脂の他、ゴムやエラストマー等のポリマー材料をも含む。
上述のパターにおいて、前記フェースインサートは、前記スイートスポット近傍の少なくとも一部を含む位置に配置されるとともに、その肉厚が最も薄い肉厚最小点が前記スイートスポット近傍内に位置しており、前記肉厚変化部は、前記フェースインサートのトウ・ヒール方向で肉厚が変化している構成とするのが好ましい。この場合、打球感が最も柔らかくなりやすいスイートスポット近傍内に肉厚最小点が位置しているので、スイートスポット近傍kで打球した場合の打球感の柔らかさが緩和され、当該近傍を外れた打球との打球感の差が小さくなる。よって、肉厚変化部を設けることによる前記打球感の均等化効果が極めて顕著に奏される。そして、肉厚変化部では肉厚がトウ・ヒール方向に設けられているので、トウ・ヒール方向への打点のズレに対応して打球感を均等化することができる。
かかるトウ・ヒール方向での肉厚変化に加えて、前記肉厚変化部は、前記フェースインサートのトップ・ソール方向で肉厚が変化していてもよい。この場合、トップ・ソール方向への打点のズレに対応して打球感を均等化することができる。
上述したトウ・ヒール方向に肉厚が変化する肉厚変化部において、前記肉厚最小点での肉厚をt1とし、前記肉厚最小点から20mmトウ側の点での肉厚をt2とし、前記肉厚最小点から20mmヒール側の点での肉厚をt3としたとき、
(t2/t1)及び(t3/t1)の値が1.2以上11以下であるのが好ましい。この値が1.2より小さいと肉厚の変化量が少なすぎて上述した肉厚変化部を設けた効果が減少する傾向となり、更には、肉厚最小点の肉厚(絶対値)が小さくなりすぎて、フェースインサートの強度が不足したり、肉厚最小点で打球した場合の打球感が硬くなってしまったりする場合がある。また、11より大きい場合は、上記トウ側又はヒール側に20mmの点の肉厚(絶対値)が厚くなりすぎてヘッドの設計自由度が低下したり、ヘッドが大きくなってヘッド重量が重くなりすぎたりする場合がある。
前記フェースインサートのJIS−A硬度は88〜96からなるのが好ましい。かかる硬度範囲であると、上記肉厚変化部を設けた効果がより高まるとともに、適度に柔らかい打球感が得られる。
なお、JIS−A硬度とは、日本工業規格におけるJIS K 6301で規定されたスプリング式A型での硬度のことをいう。
上記の発明によれば、弾性体からなるインサートを備えたパターにおいて、スイートスポット近傍から前記フェースインサートの周縁側に近づくにつれて肉厚が増大する肉厚変化部を設けたので、異なる打点間での打球感の差を均等化して距離感を合わせやすいパターを提供することができる。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態について説明する。図1は、本発明の一実施形態に係るゴルフパター1の全体図である。このゴルフパター1は、ボールを打球するためのフェース面2を備えたヘッド3と、プレーヤーがパッティング時にゴルフパター1を握る部分であるグリップ10と、その一端側にヘッド3が取り付けられるとともにその他端側にグリップ10が装着された略棒状のシャフト11と、を有する。
シャフト11は、その大部分が真っ直ぐな棒状とされているが、ヘッド3が取り付けられた前記一端側の近傍においてのみ曲がっている。これはゴルフパター1に適正なライ角等を付与するためであるが、この点についての詳細は後述する。
図2はヘッド3の斜視図であり、図3はこのヘッド3をトップ側(上側)から見た平面図であり、図4はヘッド3をフェース面2側から見た図である。
ヘッド3は、ボールを打球するための平面であるフェース面2を有しており、このフェース面2には樹脂等の弾性体よりなるフェースインサート5が装着されている。ヘッド3は、このフェースインサート5と金属製のヘッド本体hとからなる。
図4に示すように、フェース面2上におけるフェースインサート5の輪郭形状は、ヘッド3(ヘッド本体h)におけるフェース面2の輪郭形状と略相似形をなし且つ当該フェース面2の輪郭形状よりも一回り小さくされている。そして、フェースインサート5は、フェース面2内における略中央位置に配置されている。その結果、フェース面2のうちその周縁部分を除く中央部分はフェースインサート5により構成されている。
図4に示すように、ヘッド本体hは、ヘッド3の底面を構成するソール面4と、内部にシャフト11を挿入しつつその内周面においてシャフト11と接着される断面円形のシャフト穴12と、を有している。
また、図2及び図3に示すように、ヘッド本体hは、フェース面2側に位置し当該フェース面2と略平行な厚板状に形成された前方部13と、この前方部13以外の部分であってヘッド3のバック側の部分をなす後方部14とに大別される。後方部14は、トウ側及びヒール側の部分がトウ・ヒール方向中央部分よりも肉厚となっており、トウ側及びヒール側に比較的重量を集中配置したいわゆるトウ・ヒールバランスのゴルフパター1を構成している。前方部13の上側の面はトップ面15を構成している。
前方部13のヒール寄りの位置にはシャフト穴12が設けられているが、このシャフト穴12の軸線はソール面4に対して略垂直とされている。このシャフト穴12に真っ直ぐなシャフト11を取り付けると、ゴルフパター1のライ角が略90度となり、パターの一般的なライ角と大きく相違してしまう。そこで、ゴルフパター1として適正なライ角に設定し、更にはリアルロフト角やフェースプログレッション等も適宜調整するために、前述の如くシャフト11の一端側端部付が適宜曲げられている。
図5(a)は、図4のA−A線におけるヘッド3の断面図であり、図5(b)は同B−B線におけるヘッド3の断面図である。ヘッド本体hのフェース面2側
には、フェースインサート5の形状に対応した形状の凹部が形成されており、この凹部内にフェースインサート5が嵌め込まれるようにして装着されている。フェースインサート5とヘッド本体hとは、そのフェース側において略面一な平面を形成しており、これがフェース面2となっている。
なお、図5(b)及び後述の図6(b)、図7(b)、図8(b)は、図4のB−B線における断面図であるが、これらの断面図は、分かりやすい図とするためにヘッド3の断面のうち前方部13の断面のみを示しており、後方部14の断面図は記載を省略している。更に、後方部14の断面図の記載を省略する代わりに、後方部14の平面図の形状を破線で示している。
本第一実施形態のゴルフパター1に係るフェースインサート5は、その肉厚が全体的に均一ではなく、トウ・ヒール方向で肉厚が変化している。即ち、図5(b)の断面図に示すように、フェースインサート5は、そのトウ・ヒール方向中心位置において最も肉厚が薄くなっており、トウ側及びヒール側に近づくにつれてその肉厚が連続的に増大している。この肉厚変化は、フェースインサート5の肉厚が最も薄い位置におけるフェース面2上の点である肉厚最小点pから、フェースインサート5のトウ側周縁及びヒール側周縁にまで及んでいる。即ち、フェースインサート5の肉厚は、肉厚最小点pにおいて最も薄く、フェースインサート5のトウ側周縁及びヒール側周縁まで連続的に増加し、当該トウ側及びヒール側周縁において最も厚くなっている。
かかる肉厚変化は、次のような構成により実現される。即ち、フェースインサート5の一側面はフェース面2の一部を構成して略平面とされているのに対し、フェースインサート5のバック側面(フェース面2に対し反対側となる面)はフェース面2側に凸な曲面とされており、その結果として前述のような肉厚変化が構成されている。
このように、フェースインサート5の肉厚はトウ・ヒール方向で変化しているが、これに対して図5(a)に示すように、フェースインサート5のトップ・ソール方向では肉厚は変化しておらず一定である。即ち、本実施形態のフェースインサート5では、トウ・ヒール方向のみ肉厚が変化している。
なお、図5(b)は、前述のように図4のB−B線における断面図であるが、フェースインサート5のトウ・ヒール方向における断面図は、フェースインサート5内のトップ・ソール方向のどの位置の断面図も図5(b)と同一形状となる。
図5(a),(b)に示す肉厚最小点pとは、前述のように、フェースインサート5の肉厚が最も薄い位置におけるフェース面2上の点であるが、図5に示す実施形態ではトップ・ソール方向には肉厚が変化していないので、フェースインサート5の肉厚が最小となる点は1点ではなく、一直線上に多数存在する点である。この直線は、フェースインサート5のトウ・ヒール方向中心位置においてトップ・ソール方向に延びる直線(図4におけるフェースインサート5内に破線で示す)である。このように、フェースインサート5の肉厚が最小となる点の集合が1点でなく線状となっている場合には、当該線を二分する点を肉厚最小点pとする。さらに、フェースインサート5の肉厚が最小となる点の集合が面状に広がっている場合には、当該面の図心を肉厚最小点pとする。
なお、本実施形態では、肉厚最小点pはフェース面2の中心点(図心)と略一致した位置となっており、且つ、フェース面2内におけるフェースインサート5の中心点(図心)とも略一致している(図4参照)。
本実施形態では、肉厚最小点pとスイートスポットSSとの位置は一致していない。即ち図4に示すように、スイートスポットSSの位置は、肉厚最小点pに対しトウ側でかつソール側(下側)の位置となっている。ただし、肉厚最小点pは、スイートスポット近傍k(図4において斜線で示す円形領域)内に位置している。そして、図5(b)に示すように、本実施形態では、フェースインサート5のスイートスポット近傍k側からフェースインサート5の周縁側に近づくにつれて肉厚が増大する肉厚変化部Vが、フェースインサート5のトウ側周縁からヒール側周縁までの全体に設けられている。
フェースインサート5のJIS−A硬度は、88〜96の範囲に設定されている。この硬度範囲外では、打球感が硬すぎたり柔らかすぎたりしてしまう場合があるのに対し、この硬度範囲内では適度に柔らかい打球感が得られるので好ましい。また、上述したように、この硬度範囲では、スイートスポット近傍kでの打球と当該近傍kを外れた位置での打球との打球感の差が大きくなりやすい状況となる。よって、この硬度範囲のフェースインサート5の場合、本発明を適用する意義が極めて大きく、その意味からもJIS−A硬度を88〜96とするのが好ましい。同じ理由により、このJIS−A硬度を90〜96とするのがより好ましい。
ここで、図5(b)に示すように、フェースインサート5内の各位置における肉厚に関し、肉厚最小点pでの肉厚をt1、肉厚最小点pから20mmトウ側の点での肉厚をt2、肉厚最小点pから20mmヒール側での肉厚をt3とする。図5(b)における距離d1及び距離d2はいずれも20mmである。
(t2/t1)及び(t3/t1)はいずれも1.2以上11以下の範囲に設定されている。これらの値が小さすぎると、肉厚の変化が少なくなり、上述した打球感の均等化効果が少なくなる。また、これらの値が大きすぎると、肉厚最小点pでの肉厚をt1が薄くなりすぎたり、上記t2またはt3が厚くなりすぎたりすることがある。t1が薄すぎる場合、肉厚最小点pでのインサート5の強度が不足したり、肉厚最小点pで打球した場合の打球感が硬くなりすぎたりする場合がある。t2またはt3が厚すぎる場合、かかる厚みを有するフェースインサート5をヘッド本体hに埋設するための凹部の深さを大きくする必要が生じるため、ヘッド3の設計自由度を過度に低下させたり、あるいはヘッド本体hが大きくなりすぎてヘッド3の重量が重くなりすぎたりする場合がある。このような観点から、(t2/t1)及び(t3/t1)の値は、より好ましくは1.5以上5以下がよく、更に好ましくは2以上3以下が良い。
肉厚最小点pでの肉厚をt1は、1.5mm以上4.5mm以下が好ましい。1.5mm未満では、肉厚最小点pでの打球において打球感が硬くなりすぎる傾向となり、4.5mmより大きいと、肉厚最小点pでの打球において打球感が柔らかくなりすぎる傾向となる。
肉厚最小点pから20mmトウ側の点での肉厚をt2、及び、肉厚最小点pから20mmヒール側での肉厚をt3は、3mm以上9mm以下が好ましい。3mm未満の場合、肉厚最小点pからトウ側又はヒール側に20mmの点での打球において打球感が硬くなりすぎる傾向となり、9mmより大きい場合は、肉厚最小点pからトウ側又はヒール側に20mmの点での打球において打球感が柔らかくなりすぎる傾向となるからである。
以上のように構成されたゴルフパター1は、次のような効果を奏する。
ヘッド3に装着されたフェースインサート5は、スイートスポット近傍kからフェースインサート5のトウ周縁側及びヒール周縁側に近づくにつれて肉厚が増大する肉厚変化部Vを備えている。上述したように、この肉厚変化部Vが無くフェースインサート5の肉厚が一定である場合には、スイートスポット近傍kでの打球よりもスイートスポット近傍kを外した打球のほうが顕著に硬い打球感となり、打球感の差が大きい。そして、この打球感は、スイートスポット近傍kから離れるほど硬いものとなるため、かかる肉厚一定の場合、スイートスポット近傍kからの距離が相違する各打点において打球感の差が顕著に生じてしまう。
これに対し本実施形態では、肉厚変化部Vによりスイートスポット近傍kからトウ・ヒール方向に離れるほどフェースインサート5の肉厚が厚くなるので、打球感の差がフェースインサート5の肉厚の差によって相殺される。そうすると、スイートスポット近傍kからの距離が相違する各打点間における打球感の差が緩和される。特に、スイートスポット近傍kで打球した場合と、スイートスポット近傍kからトウ・ヒール方向にズレて打球した場合における打球感の差が少なくなる。また、特に打球感が柔らかいスイートスポット近傍kに肉厚最小点pを位置させているので、打球感の差が顕著に緩和される。そして、トウ・ヒール方向への打点のズレに対応して打球感が均等化される。さらに、肉厚変化部Vはフェースインサート5のトウ側周縁からヒール側周縁までの全体に設けられているので、上記の打球感均等化効果はフェースインサート5の全体に及ぶこととなる。
更に、(t2/t1)及び(t3/t1)を1.2以上としたので、肉厚を変化させたことによる打球感の均等化効果が十分に奏される。また(t2/t1)及び(t3/t1)を11以下としたので、t1が小さくなりすぎたり、t2,t3が厚くなりすぎたりすることが無く、ヘッドの設計自由度を過度に低下させることがない。(t2/t1)及び(t3/t1)の値は、前述のように1.5〜5がより好ましく、2〜3が更に好ましい。
図6(a),(b)は、本発明に係る第二実施形態のゴルフパター1におけるヘッド3の断面図であり、前記第一実施形態における図5(a)(b)と同様、図4のA−A線及びB−B線における断面図である。
この第二実施形態におけるフェースインサート5の肉厚変化は、図5に示す第一実施形態のようにトウ・ヒール方向の肉厚変化のみではなく、さらにトップ・ソール方向でも肉厚が変化している。即ち、スイートスポット近傍kからフェースインサート5のトップ側周縁及びソール側周縁に近づくにつれて肉厚が増大している。したがってスイートスポット近傍kからトップ・ソール方向に打点がズレた場合においても打球感が均等化される。
また、このトップ・ソール方向への肉厚変化部Vにおける肉厚変化は、フェースインサート5のトップ側周縁及びソール側周縁にまで連続している。したがって、フェースインサート5の全面において打球感が均等化される。
このような肉厚分布を構成すべく、本第二実施形態に係るフェースインサート5は、そのフェース面2側面が平面となっているのに対し、このフェース面2側と反対の面は、略楕円球体状の形状とされている。
ここで、肉厚最小点pから5mmトップ側の点でのフェースインサート5の肉厚をt4とし、肉厚最小点pから5mmソール側の点での同肉厚をt5とする。図6(a)における距離d3及び距離d4はいずれも5mmである。この場合、本第二実施形態では、(t4/t1)及び(t5/t1)の値が1.1以上3以下の範囲とされている。これらの値が小さすぎる場合、肉厚の変化が少なくなり、スイートスポット近傍kからトップ方向又はソール方向に打点がズレた場合の打球感の均等化効果が少なくなる。また、これらの値が大きすぎると、前述の(t2/t1)や(t3/t1)の場合と同様、肉厚最小点pでの肉厚をt1が薄くなりすぎたり、上記t2またはt3が厚くなりすぎたりすることがある。このような観点から、(t4/t1)及び(t5/t1)の値は、より好ましくは1.2以上3以下がよく、更に好ましくは1.2以上2.5以下が良い。
また、肉厚t4及び肉厚t5は、2mm以上5mm以下が好ましい。2mm未満の場合、肉厚最小点pからトップ側又はソール側に5mmの点での打球において打球感が硬くなりすぎる傾向となり、5mmより大きい場合は、肉厚最小点pからトップ側又はソール側に5mmの点での打球において打球感が柔らかくなりすぎる傾向となるからである。
図7に示す第三実施形態では、図5に示す第一実施形態と同様、トウ・ヒール方向全体に亘って肉厚が変化しているが、かかる肉厚変化が前記第一実施形態のように連続的な変化ではなく、段差を設けることにより段階的に変化している。このように、肉厚の変化は連続的である場合に限定されず、段階的な変化であってもよい。また、トウ・ヒール方向のみならずトップ・ソール方向にも段階的に変化する構成としてもよい。
ここで、前述したトウ・ヒール方向、トップ・ソール方向等は次のように定める。
まず、ゴルフパター1の基準設置状態を定義する。ゴルフパター1を、そのライ角α(図1参照)を水平面に対して71度にセットして当該水平面上に置き、かかるライ角においてヘッド3の姿勢が安定する状態をゴルフパター1の基準設置状態とする。この基準設置状態におけるヘッド3のフェース面2を含む平面と前記水平面との交線の方向をトウ・ヒール方向とし、前記水平面に垂直な方向(即ち鉛直方向)をトップ・ソール方向とする。ライ角αを71度に設定したのは、一般的なパターのライ角が70度〜72度程度であるため、その中間的な値を採用したことによる。
なお、本願中、フェース面2が平面でない場合には、「フェース面」を、「ヘッド3のリーディングエッジの両端の2点と、ヘッド3のトップラインを2分する点の合計3点を通る平面」に置き換えるものとする。
そして更に、前記トウ・ヒール方向及びトップ・ソール方向の両方向に垂直な方向を、フェース・バック方向とする。
フェースインサート5の肉厚(前記t1〜t5等)は、フェース・バック方向で測定した肉厚である。
また、スイートスポットSSは、ヘッド3の重心g(図示せず)を通りフェース面2に垂直な直線とフェース面2との交点であるが、ヘッド3がネックを備える場合は、当該ネックを除いたヘッドにおける重心を前記重心gとしてスイートスポットSSを決めるものとする。上述の第一乃至第三実施形態では、ヘッド3はネックを有していないので、ヘッド3そのものの重心gを基準としてスイートスポットSSを決めればよいが、例えば、図9に示すようなネック20を備えたヘッド3の場合、当該ネック20を除いたヘッドにおける重心を通りフェース面2に垂直な直線とフェース面2との交点をスイートスポットSSとする。
スイートスポットSSをこのように取り扱うのは、次の理由からである。
上述したように、スイートスポットSSの近傍kにおける打球感は、当該近傍kから外れた位置における打球感よりも柔らかくなるが、ヘッドがネックを備える場合、当該ネックはヘッド3から突設され、あたかもヘッド3に取り付けられたシャフト11と近似したような状態で設置されるので、当該ネックはシャフト11と略同一視して考えることができる。即ち、当該ネックはヘッド3の一部としてでなくシャフト11と同様に取り扱い、ヘッド3の重心としては当該ネックを除いた点とするのが適切と考えられるからである。
なお、上記定義によるスイートスポットSSがフェース面2上に存在しない場合には、ヘッドの重心g(ネックを有するヘッドの場合は当該ネックを除いたヘッドの重心)を通りフェース面2に垂直な直線と、当該フェース面2を含む平面との交点(仮想スイートスポット)を求め、この仮想スイートスポットに最も近いフェース面2上の点をスイートスポットSSとする。
本発明において、フェースインサート5のフェース面2における大きさは次のようにするのが好ましい。フェースインサート5のトウ・ヒール方向幅w5(図4参照)は、50mm以上が好ましく、60mm以上が更に好ましい。w5が小さすぎると、一般的なプレーヤーのトウ・ヒール方向の打点範囲よりもインサート5が小さくなることがあり、打点がフェースインサート5から外れてしまう可能性が高くなってしまう。また、w5は、130mm以下が好ましく、更には100mm以下がより好ましい。w5が大きすぎると、ヘッド本体hが大きくなりヘッド3の重量が重くなりすぎる可能性が高くなる。
フェースインサート5のトップ・ソール方向幅h5は、10mm以上25mm以下が好ましい。このh5が小さすぎると、一般的なプレーヤーのトップ・ソール方向の打点範囲よりもフェースインサート5が小さくなることがあり、打点がフェースインサート5から外れてしまう可能性が高くなる。また、h5が大きすぎると、ヘッド本体hが大きくなりヘッド3の重量が重くなりすぎる可能性が高くなる。
ヘッド本体hにおけるフェース面2のトウ・ヒール方向幅wfは、60mm以上が好ましく、更には80mm以上が好ましい。幅wfが小さすぎると、上述した好ましい幅w5を有するフェースインサート5を装着することが難しくなる傾向となるし、ヘッド3の重量が軽くなりすぎる場合もある。またこの幅wfは150mm以下が好ましく、130mm以下が更に好ましい。この値が大きすぎると、ヘッド3が重くなりすぎる場合がある。
ヘッド本体hにおけるフェース面2のトップ・ソール方向幅hfは、15mm以上30mm以下が好ましい。この幅hfが大きすぎると、ヘッド3の重量が重くなりすぎる可能性が高くなる。また、幅hfが小さすぎると、上述した好ましい幅h5を有するフェースインサート5が装着しにくくなる傾向となるし、ヘッド重量が軽くなりすぎる場合もある。
フェースインサート5の材料は、弾性体であれば良く、例えば樹脂、ゴム、エラストマー等から適宜選択できる。特に、成型又は加工のしやすさから樹脂が好ましくい。樹脂としては、例えば、熱可塑性樹脂及び熱硬化性樹脂のいずれも用いることができ、具体的には、ウレタン樹脂、エポキシ樹脂、ポリエステル樹脂、アイオノマー樹脂、水添SBR、等の各種樹脂を用いることができる。この中でも、日本ポリウレタン工業(株)から市販されている熱可塑性ポリウレタン樹脂「XN−2002」は、適度な硬度(JIS−A硬度が90)を有し且つ適度に柔らかい打球感を有するため好ましい。
また、ヘッド本体hの材料は、金属であればよく、例えばステンレス、チタン、チタン合金、アルミニウム、アルミ合金、鋼、鉄、銅、真鍮、等が挙げられる。また、複数種類の金属を複合したものであってもよい。また、ヘッド本体hの大部分が金属であればよく、一部が非金属であってもよい。
フェースインサート5の作製手法及びヘッド本体hへのフェースインサート5の取付け手法としては、種々考えられる。例えば、ヘッド本体hのフェース凹部にフェースインサート5の材料を流し込んで注型法により作製する方法、射出成形や機械加工(切削加工)で所望の形状に成型したフェースインサート5を接着剤や両面テープ等を用いてヘッド本体hに貼り付ける方法等がある。また、押出加工等にて形成されたシート材を機械加工(切削加工)により所望の形状に加工し、これをヘッド本体hに貼り付けても良い。
なお、特に上記注型法を採用した場合、フェースインサート5のフェース面2における平滑性を確保するため、当該注型後にフェース面2全体を機械加工で平滑化(平準化)するのが好ましい。
また、フェースインサート5の肉厚変化は、フェース面2の輪郭形状と略相似形で変化するのが好ましい。即ち、フェースインサート5の肉厚が同一となる位置を各肉厚ごとに等高線状に描いた等肉厚線が、フェース面2の輪郭形状と略相似形となるのが好ましい。このようにすると、フェースインサート5の肉厚変化がスイートスポット近傍kからの距離と対応しやすくなるので、打球感均等化の効果がより高まる。
(実施例)
実施例及び比較例により本発明の効果を検証した。実施例として実施例1〜7の7種類のゴルフパターを作製し、比較例として比較例1、2の2種類のゴルフパターを作製して試験を行った。
実施例1〜7に係るヘッド全て、及び、比較例1,2に係るヘッド全てに共通の仕様は次の通りである。まず、ヘッド3の全体形状は全て共通であり、図2〜図4に示すような形状とした。そして、フェース面2のトウ・ヒール方向幅wfは110mmとし、フェース面2のトップ・ソール方向幅hfは25mmとした。また、ヘッド3のトウ・ヒール方向最大幅は幅wfと同じ110mmとし、ヘッド3のトップ・ソール方向最大幅は幅hfと同じ25mmとした。さらに、フェースインサート5のフェース面2における大きさは、トップ・ソール方向幅h5を20mmとし、トウ・ヒール方向幅w5を100mmとした。さらに、グリップ及びシャフトも共通のものを使用し、ヘッド重量及びクラブ総重量も共通とした。また、フェースインサート5は、日本ポリウレタン工業(株)から市販されている熱可塑性ポリウレタン樹脂「XN−2002」を用いた。ヘッド本体hは、SUS630を素材としてロストワックス精密鋳造法にて作製した。フェースインサート5とヘッド本体hとは接着剤により接着した。フェースインサート5は、市販のシート材を所望の輪郭形状に打ち抜いた後、必要に応じて機械加工により肉厚に変化させた。
これら各実施例及び比較例による試験の結果をまとめたのが次の表1である。
Figure 2005124730
なお、表1中、「肉厚t1〜t5」とは、上述の実施形態中に説明した各点の肉厚であり、「肉厚t6」とは、フェースインサート5の最大肉厚である。
また、「肉厚変化形態」とは、各実施例及び比較例のフェースインサート5の肉厚変化の形態を示す図面を記載したものである。例えば、実施例1のフェースインサート5は、図5に記載のようにトウ・ヒール方向全体に亘って連続的に肉厚が変化しており、且つ、トップ・ソール方向には肉厚が変化していない構成となっている。なお、比較例1及び比較例2のフェースインサート5は、図8にその断面を示すように肉厚変化がなく、フェースインサート5の全体に亘って一定の肉厚を有している。
また表1中、「打球感SS」とは、テスターである上級者ゴルファー10人(ハンデキャップ0〜9)が、スイートスポット近傍kが打点となるように打球(パッティング)を行い、各人に10点満点で打球感を評価してもらった点数を10人で平均したものである。点数が高いほど打球感が柔らかいことを示している。さらに、「打球感トウ・ヒール」とは、上記と同じ上級者10人(ハンデキャップ0〜9)が、肉厚最小点pからトウ側20mm付近及びヒール側20mm付近が打点となるように打球を行い、かかるトウ側打点とヒール側打点とにおける打球感を各人に10点満点で総合評価してもらった点数を10人で平均したものである。これも、点数が高いほど柔らかいことを示しており、上述の「打球感SS」と同一基準設置状態で評価した。
また、「打球感の差A」とは、(「打球感SS」−「打球感トウ・ヒール」)の値の絶対値を示す。
さらに、「打球感上下」とは、上記と同じ上級者10人(ハンデキャップ0〜9)が、肉厚最小点pからトップ側5mm付近及びソール側5mm付近が打点となるように打球を行い、かかるトップ側打点とソール側打点とにおける打球感を各人に10点満点で総合評価してもらった点数を10人で平均したものである。
また、「打球感の差B」とは、(「打球感SS」−「打球感上下」)の値の絶対値を示す。
また、「距離感」とは、中級者ゴルファー10人(ハンデキャップ15〜25)が各クラブにてそれぞれ10球ずつパッティングを行い、各人における当該10球中の最大到達距離と最小到達距離との差を求め、この差の値を10人で平均したものである。この中級者ゴルファー10人による10球の打球は、打点のバラツキが比較的大きい為、この「距離感」の値は、スイートスポット近傍kからの距離が相違する種々の打点における各打球間での到達距離の差を示しており、値が少ないほど距離感の安定したパターであると言える。
かかる表1の結果より、各実施例に設けた肉厚変化部により打球感の差が緩和され、実施例は比較例よりも距離感が安定したパターとなっていることがわかる。
本発明の一実施形態に係るゴルフパターの全体図である。 図1のゴルフパターのヘッドの斜視図である。 図2のヘッドをトップ側から見た平面図である。 図2のヘッドをフェース面側から見た図である。 図5(a)は、本発明の第一実施形態に係るヘッドの図4のA−A線における断面図であり、図5(b)は同B−B線における断面図である。 本発明の第二実施形態のゴルフパターにおけるヘッドの断面図であり、(a)は図4のA−A線における断面図、(b)は図4のB−B線における断面図である。 本発明の第三実施形態のゴルフパターにおけるヘッドの断面図であり、(a)は図4のA−A線における断面図、(b)は図4のB−B線における断面図である。 比較例のゴルフパターにおけるヘッドの断面図であり、(a)は図4のA−A線における断面図、(b)は図4のB−B線における断面図である。 ネックを有するパターヘッドの斜視図である。
符号の説明
1 ゴルフパター
2 フェース面
3 ヘッド
5 フェースインサート
p 肉厚最小点
SS スイートスポット
k スイートスポット近傍
V 肉厚変化部

Claims (5)

  1. 金属からなるヘッド本体のフェース面に、弾性体からなるフェースインサートを装着してなるパターヘッドを備えたゴルフパターにおいて、
    前記フェースインサートは、前記ヘッドのスイートスポット近傍側から前記フェースインサートの周縁側に近づくにつれて肉厚が増大する肉厚変化部を有することを特徴とするゴルフパター。
  2. 前記フェースインサートは、前記スイートスポット近傍の少なくとも一部を含む位置に配置されるとともに、その肉厚が最も薄い肉厚最小点が前記スイートスポット近傍内に位置しており、
    前記肉厚変化部は、前記フェースインサートのトウ・ヒール方向で肉厚が変化していることを特徴とする請求項1に記載のゴルフパター。
  3. 前記肉厚変化部は、前記フェースインサートのトップ・ソール方向で肉厚が変化していることを特徴とする請求項2に記載のゴルフパター。
  4. 前記フェースインサートの前記肉厚変化部において、前記肉厚最小点での肉厚をt1とし、前記肉厚最小点から20mmトウ側の点での肉厚をt2とし、前記肉厚最小点から20mmヒール側の点での肉厚をt3としたとき、
    (t2/t1)及び(t3/t1)の値が1.2以上11以下であることを特徴とする請求項2又は3のいずれかに記載のゴルフパター。
  5. 前記フェースインサートのJIS−A硬度は88〜96であることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のゴルフパター。
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