JP5362949B2 - アイアン型ゴルフクラブ - Google Patents

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この発明は一般にはゴルフクラブに関し、より具体的には、アイアン型クラブのセットの関する。
セット中の個々のクラブヘッドは、典型的には、クラブがロングアイアンからショートアイアンおよびウェッジに進むに従って、そのフェース表面面積および重量を増大させる。そのため、ロングアイアンのクラブヘッドのフェース表面面積はショートアイアンよりも狭く、平均的なゴルファーが首尾一貫して上手に打撃するのはより難しくなる。通常のクラブヘッドについては、これは、フェース表面面積が小さくなればなるほど、そのスイートスポットが小さくなることに、少なくとも部分的に起因する。
平均的なゴルファーが首尾一貫して上手にスイートスポットを打撃できるようにするために、周辺重みを増大させたキャビティバック構造の多くのゴルフクラブを入手できる。また周辺を重み付けすることによりクラブヘッドのその重心回りの回転モーメントが大きくなる。回転モーメントが大きなクラブヘッドでは、その分、中心から外れた打撃に起因する回転の程度が小さくなる。他の最近の製品傾向は、クラブヘッドの全体サイズを大きくすることであり、これは、とくにロングアイアンで顕著である。これらの特徴の各々によりスイートスポットのサイズが大きくなり、この結果、若干中心からずれた打撃もスイートスポットに当たり、遠くかつまっすぐに飛ぶことになる。クラブヘッドのサイズを最大化するときにゴルフクラブ設計者が試みることの1つは、ゴルフクラブの所望の有益な全体重量を維持することである。例えば、3番アイアンのクラブヘッドのサイズや重量が大きくなると平均的なゴルファーは正しくスイングすることがかなり困難になる。
一般に、スイートスポットを大きくするために、これらクラブの重心はクラブヘッドの底およびバックの方に移動させられる。これにより、平均的なゴルファーはボールをより速く空中へ放出してより遠くへ打つことができる。さらに、クラブヘッドの慣性モーメントを大きくすることにより、中心からはずれた打撃に関連する距離および精度のペナルティを最小化できる。クラブヘッドの全体重量を増大させることなく重みを下方および後方に移動するために、材料および重量がクラブヘッドの1つの領域から他の領域に移動させられる。1つの解決手法は、クラブのフェースから材料を取り、薄いクラブフェースを作り出すことであった。このタイプの処理の例は米国特許第4928972号(特許文献1)、同第5967903号(特許文献2)および同第6045456号(特許文献3)に見いだすことができる。
しかしながら、アイアンセットについては、一般に、ロングアイアンに要求される性能特性がショートアイアンのそれと異なっている。例えば、ロングアイアンは、プロゴルファーでも、正確に打つことはより難しく、この結果、ロングアイアンはより大きなスイートスポットを持つことが好ましい。同様に、ショートアイアンは比較的正確に打つことができ、スイートスポットの大きさはさほど重要でない。ただし、ショートアイアンの作業性はより重要である。
現在、全体としてのゲーム結果を最良のものにするために、ゴルファーはクラブを一本一本買わなければならず、セットを通じてのプレイの差分が大きくなりすぎて好ましくない。したがって、当業界において、セットの性能の連続性を全体として大きくするようにセット中の個々のクラブを設計するクラブセットに対する要望がある。
米国特許第4928972号 米国特許第5967903号 米国特許第6045456号
この発明の一側面によれば、アイアン型ゴルフクラブのセットは、少なくとも1本のロングアイアンと少なくとも1本のショートアイアンとを有する。アイアンは打撃フェースと実質的にキャビティバックの背面フェースとを有し、セット中の各クラブのキャビティの容積が、上記少なくとも1本のロングアイアンから上記少なくとも1本のショートアイアンへと系統的(systematically)に変化し、かつ、セット中の各クラブの打撃フェース面積が実質的に一定である。
この発明の他の側面によれば、アイアン型ゴルフクラブのセットは、少なくとも3本のクラブを有し、各クラブのフェース厚さ(FT)が、
FT=α×(0.00125インチ/度×LA+0.06インチ)
であり、LAは度で表されるロフト角であり、αは約0.8〜約1.2の範囲である。
この発明の他の側面によれば、アイアン型ゴルフクラブのセットは、少なくとも3本のクラブを有し、各クラブのトップライン幅(TLW)が、
TLW=α×(−0.0034インチ/度×LA+0.4インチ)
であり、LAは度で表されるロフト角であり、αは約0.85〜約1.15の範囲である。
この発明の他の側面によれば、アイアン型ゴルフクラブのセットは、少なくとも3本のクラブを有し、各クラブの溝の深さ(GD)が、
GD=α×(0.0003インチ/度×LA+0.02インチ)
であり、LAは度で表されるロフト角であり、αは約0.85〜約1.15の範囲である。
この発明の他の側面によれば、アイアン型ゴルフクラブのセットは、少なくとも3本のクラブを有し、各クラブのソール幅(SW)が、
SW=α×(−0.0044インチ/度×LA+0.87インチ)
であり、LAは度で表されるロフト角であり、αは約0.9〜約1.1の範囲である。
この発明の他の側面によれば、アイアン型ゴルフクラブのセットは、少なくとも3本のクラブを有し、各クラブのキャビティ容積(CV)が、
CV=α×(−0.0356立方インチ/度×LA+2.11立方インチ)
であり、LAは度で表されるロフト角であり、αは約0.8〜約1.2の範囲である。
この発明の他の側面によれば、アイアン型ゴルフクラブのセットは、少なくとも3本のクラブを有し、各クラブの表面粗さ(SR)が、
SR=α×(3.75マイクロインチ/度×LA−7.5マイクロインチ)
であり、LAは度で表されるロフト角であり、αは約0.8〜約1.2の範囲である。
この発明の他の側面によれば、アイアン型ゴルフクラブヘッドは、ホーゼルと、上記ホーゼルに対してロフト角で結合される本体とを有する。上記本体は、打撃フェースと、チャネルを形成させた背面フランジとを有する。打撃フェースインサートが上記打撃フェース内に配される。減衰要素が、打撃フェースインサートと、上記チャネルに少なくとも部分的に挿入され上記打撃フェースインサートと接触するコアとの間に、配される。
添付図面に示され以下詳細に説明されるように、この発明は、クラブが、キャビティバック型のクラブ、マッスルバック型のクラブ、および、好ましくは、キャビティ・マッスル中間型のクラブからなる混合セットであるアイアン型のゴルフクラブのセットに向けられている。説明の便宜上、図1は参考アイアン形クラブヘッド10を示し、この発明の種々の設計パラメータが定義される。クラブに関するこれら設計パラメータはセットを通じてロングアイアンからショートアイアンへと所定の態様で変化するように選定されている。クラブヘッド10はシャフト(図示しない)に当業界で知られている任意の手法で結合される。
クラブヘッド10は、一般に、ボディー(本体)12およびホーゼル14を有する。ボディー12は打撃フェース16および背面フェース20を有する。ボディー12はホーゼル14に角度をもって結合され、ロフト角30がホーゼル中心線18および打撃フェース16の間に定義される、さらに、ボディー12およびホーゼル14の間の相対的な構造により、打撃フェースのベースの先端22とホーゼルの最前点15の間にオフセット34が存在する。
ゴルフクラブの典型的なセットでは、打撃フェース16の面積、ボディー12のヒール・トウ間長、ロフト角30およびオフセット34はセット内のクラブ間で変化する。例えば、通常の番手を用いた場合、2番、3番または4番のようなロングアイアンでは、典型的には、シャフトが比較的長く、打撃フェース16の面積が比較的小さく、ロフト角30が比較的小さい。同様に、通常の番手を用いた場合、8番、9番またはピッチングウェッジのようなショートアイアンでは、典型的には、シャフトが比較的短く、打撃フェース16の面積が比較的大きく、ロフト角30が比較的大きい。この発明では、このようなパラメータは各クラブの用途に応じた性能を最大化するように具体的に選択されている。さらに、これらパラメータはセットを通じて予め定められた態様で変化する。
同様に、多くの典型的なセットにおいて、ロフト角はセットがロングアイアン(2、3、4番)からショートアイアン(8、9、PW)へと移行するに従って大きくなる。ロングアイアンでは、ロフト角30は、線形に、約3度の増分で変化する。同様に、ショートアイアンでは、ロフト角30は、線形に、約4度の増分で変化する。ロフト角の他の変化もこの発明の範囲内であり、ロフト角30の選択は他の設計上の配慮、例えば材料および装飾の選択に依存する。
このようなパラメータの1つは背面フェース20の構造である。典型的なゴルフクラブセットでは、背面フェースは、「キャビティバック」、すなわち、クラブヘッドの質量のかなりの部分が周辺32の回りのバック側に配置されているもの、または、「マッスルバック」、すなわち、クラブの質量が比較的等分にボディー12のヒール・トウ長に沿って配分されるもののいずれかを有する。キャビティバッククラブではスイートスポットが大きくなる、重心が低く、慣性が大きくなるという傾向がある。換言すると、キャビティバッククラブは丁度良い打撃を生みやすい。ロングアイアンでは、スイートスポットは正確に打撃するのが困難なことが多い。したがって、ロングアイアンではキャビティバック構造を採用することが、好ましい。背面フェース20の他のデザインは「チャネルバック」であり、これはキャビティバックと類似するが、そのフランジにソール近傍でアンダーカットが設けられ重心を後方に移動させるものである。マッスルバッククラブでは比較的スイートスポットは小さく、重心が高く、シャフト軸18回りの慣性が小さいという傾向がある。打撃が正確であれば、マッスルバッククラブは、スイートスポットの後方の固まり(すなわちマッスル)により、全体的な性能および作業性がよりすぐれたものであるが、スイートスポットが小さい分、平均的なゴルファーにとっては正確に打撃するのが困難である。ショートアイアンは平均的なゴルファーでも正確に打撃することは容易であるので、作業性がかけることがあり、ショートアイアンはマッスルバックであることが望ましい。
この発明の一側面によれば、背面フェース20の構造を、ロングアイアンでチャネルバックが優勢でショートアイアンでマッスルバックが優勢に成るように徐々に変化させて、セットの性能の連続性を最大化させている。さらに、振動減衰インサートがチャネルバッククラブに一体化されている。さらに、ロングアイアンで特大サイズのクラブヘッド、すなわち標準的な、あるいは伝統的なクラブヘッドよりも大きい、あるいは実質的に大きいクラブヘッドを具備し、ショートアイアンで中間サイズまたは標準サイズのクラブヘッドへと徐々に移行することにより、性能の連続性が一層実現される。このようにして、ロングアイアンでは正確に打つことが比較的容易であり、他方、ショートアイアンでは取り扱いやすさが維持される。
関連米国特許出願11/105631号は、性能の連続性を実現したセットの実施例を示している。その実施例では、ロングアイアンはキャビティバック構造であり、この構造がショートアイアンのマッスルバック構造へと系統的に変形していく。換言すれば、クラブがセットを通じて進む際に、背面フェースの構造が最長のロングアイアン例えば2番アイアンで純粋なキャビティバックとして始まり、ミッドアイアンでマッスルバックの特徴を増強させ、例えば、クラブヘッドの周囲の重量をより少なくして、そして最後に8番アイアンまたはその程度のアイアンで純粋なマッスルバックの構造となる。表1は、セットがロングアイアンからショートアイアンに移行する際の「631」出願中のセットの一例のフェース面積、一例のオフセット、一例のボディー長、および一例のロフト角の詳細を示す。
Figure 0005362949
セット中のロングアイアンのキャビティバックからミッッドレンジアイアンの中間的なキャビティ・マッスルバックを介してショートアイアンの純粋なマッスルバックへの系統的な移行により、全体としてのセットのより滑らかな性能連続性が実現される。ロングアイアンはキャビティバック設計により正確な打撃を容易に実現し、ショートアイアンはマッスルバック設計により性能が改善される。当業界で知られているように、重心が打撃フェースの幾何学中心より下側で、かつ後方であるときに、クラブはゴルフボールをより高い軌跡で打ち上げ、飛距離をより長くする。
当業者が理解するように、重心の位置はセットを通じて他の手段により変更でき、例えば、本出願人の2004年8月8日出願に係る米国特許出願10/911422に開示されるような高密度インサートにより変更でき、また、打撃フェース16の材料の厚さを米国特許第6605007号に説明されるように変えて、変更できる。これらの開示内容は参照してここに組みこむ。
ゴルフクラブの回転慣性モーメント(「慣性」)は周知であり、米国特許第4420156号を含む多くの文献において十分に検討されており、参照してここに組みこむ。慣性が小さすぎると、中心からはずれた打撃により過剰に回転しがちである。慣性が大きくなると、その分、回転質量が大きくなり、中心から外れた打撃に起因する回転が小さくなり、この結果、中心から外れた打撃でも、より遠く、意図した経路の近くに飛行させることができる。慣性は、クラブヘッドの重心を通る垂直軸の回り(Iyy)、およびクラブヘッドの重心(CG)を通る水平軸の回り(Ixx)で測定される。クラブヘッドがCGを通るy軸の回りを回転する傾向は、y軸から外れた打撃に起因する回転の量を示す。同様に、クラブヘッドがCGを通るx軸の回りを回転する傾向は、x軸から外れた打撃に起因する回転の量を示す。最も中心から外れた打撃は、x軸およびy軸の双方の回りを回転させがちである。IxxおよびIyyが大きいと、回転傾向が少なくなり、中心から外れた打撃をより許容することになる。
慣性はまたシャフト軸(Isa)の回りでも測定される。まず、クラブのフェースをアドレス位置にセットし、つぎに、フェースをまっすぐにし、ロフト角およびライ角をセットする。この後、測定する。ゴルフボールがヒットすると、どのようなものでも、クラブヘッドをシャフト軸の回りで回転させがちである。中心からトウへ外れている打撃では、シャフト軸の回りの回転を最も起こしやすく、中心からヒールへ外れている打撃では、最も起こしにくい。Isaが大きいと回転傾向が小さくなり、打撃フェースを制御しやすくなる。
また、表2は、表1に示される一例のセットパラメータの系統的な移行に伴って、ボディーの重心が一例としてどのように系統的に増加するかを示している。重心は、クラブヘッドをアドレス位置に配置したときに地面から測定され、アドレス位置は、ゴルファーがスイングを開始する前にクラブのソールを地面に接して当該クラブを配置する位置である。
Figure 0005362949
図2〜7は、この発明に従う、セットを通じて性能の連続性を伴うクラブセットの他の実施例を示している。セット中のクラブヘッドの種々の設計パラメータが系統的にセットを通じて徐々に変化し、性能および美観の連続性を実現する。図2〜7に示される実施例では、クラブヘッド1010、1110、1210が、好ましくは、ロングアイアンの特大のチャネルバック(図2〜5に示される)から、ミッドアイアンの中間サイズのチャネルバック(図6に示す)を経て、最終的に、ショートアイアンの標準サイズのキャビティバック(図7に示す)へと進んでいく。他の実施例では、セット中のすべてのクラブが特大、中間サイズ、または標準、または、それらの任意の組み合わせであってよい。
図2〜5は、ロングアイアン、好ましくは、通常の番手で2、3または4番アイアンのクラブヘッドを示す。図2はロフト角1030でボディー1012にホーゼル1014を結合させたクラブヘッド1010の正面図である。ロングアイアンでは、ロフト角1030は好ましくは約18度〜約27度の範囲である。ボディー1012は打撃フェース1016および図3に示す背面フェース1020を含む。背面フェース1020の構造は図3に示すように好ましくは当業界で「チャネルバック」として知られているタイプのものであり、ここで、チャネル1042(図4および図4Aに示す)はクラブヘッド1010のソール部分中のフランジ1040により形成される。図示のように、チャネルバックはキャビティバック設計とともに採用される。クラブヘッド1010は当業界で知られる任意の材料から当業界で知られる任意の手法で製造して良い。ただし、好ましくは、クラブヘッド1010はステンレス鋼から鍛造され、クロムメッキされる。この製造手法や他の製造手法ならびに適切な材料に関する検討は、本出願人の2003年8月13日出願に係る米国特許出願10/640537に見いだすことができ、参照してその内容をここに組み入れる。
図4、図4Aおよび図5に示すように、打撃フェース1016は好ましくはサンドイッチ型の構造を有し、これは、打撃フェースインサート1017、減衰要素1050、および打撃フェースインサートを強化する軽量コア1052を含んでいる。打撃フェースインサート1017は、好ましくは、薄くて打撃フェース1016の重量をフランジ1040へ再配置でき、また強度が大きく、繰り返される衝撃に耐えるようになっている。このサンドイッチ構造では、コア1052が打撃フェースインサート1017の衝撃ゾーンを強化するので、打撃フェースインサート1017を極めて薄くできる。打撃フェース1017が薄く、したがって、より厚い材料から製造される従来の打撃フェースより軽いので、クラブヘッド1010の重心が後部に移動し、この結果、ボールがより高く飛ぶ。減衰要素1050はクラブヘッド1010の振動特性の改善に役立つ。
打撃フェースインサート1017は、好ましくは、約5g/cc未満の密度で、ロックウェル硬度Cスケール(HRC)で約20〜約60の範囲の硬度の軽量材料から製造される。適切な材料は、チタン、チタン合金、プラスチック、ウレタン、およびマグネシウムを含む。より好ましくは、打撃フェースインサート1017の硬度はHRCで約40である。打撃フェースインサート1017は、好ましくは、打撃フェース1016の対応する凹みに圧入できる寸法とし、当業界で知られている任意の手法、例えば、接着または融着により固定される。打撃フェースインサート1017の前方側は好ましくは表面模様、例えば粗面および連続溝1056(図2および図5に示す)を含む。打撃フェースインサートは当業界で知られている任意の手法、例えば、シート金属の機械加工、鍛造、成型、その他により製造できる。
打撃フェースインサート1017が薄いので、コア1052が打撃フェースインサート1017の背後に配されて打撃フェースインサート1017を強化する。コア1052は好ましくは軽量材料例えばアルミニウムにより製造される。コア1052は、少なくとも部分的にチャネル1042に例えば圧入により挿入されるような構造になっており、また好ましくはチャネル1042内に固着され、打撃フェースインサート1017に対向するようになっており、例えば、エポキシのような接着剤が用いられる。
減衰要素1050は、打撃フェースインサート1017およびコア1052の間に配される。減衰要素1050は、振動減衰用に当業界で知られている任意の種類の弾性材料、例えば、ロックウェル硬度Aスケール(HRA)で約60の硬度のゴムまたはウレタンであってよい。減衰要素1050は好ましくはコア1052に形成された凹み(図示しない)に圧入される構造をしており、エポキシのような接着剤によりそこに固着される。好ましくは、減衰要素1050は全体として四辺形の形状をしており、減衰要素1050の表面の1つの表面面積は約0.1立方インチ〜約2.5立方インチであり、より好ましくは、0.15立方インチ〜1.2立方インチである。減衰要素1050の厚さは好ましくは約0.050インチ〜約0.45インチであり、好ましくは約0.1インチである。当業者が理解するように、任意の個別のクラブヘッド用に選ばれた減衰要素1050の寸法は、多くのファクタに左右され、これには、打撃フェースの面積および減衰要素の材料が含まれる。減衰要素1050は、好ましくは、打撃フェースインサート1017の後方で、ボールが衝突する蓋然性が高い点、例えば、ソールから約0.75インチの点に配置される。減衰要素1050は衝突のショックの一部を吸収し、プレイ中にクラブの振動を減少させて良好なフィーリングを実現する。
当業者には明らかなように、サンドイッチ型の構造を採用して打撃フェースを強化し減衰性を付与することは、任意のアイアン型のクラブに採用して好適である。さらに、減衰要素1050およびコア1052は、打撃フェースインサート1017がない場合、すなわち、打撃フェース1016の単体の後方に直接に設ける場合にも採用できる。ただし、クラブヘッドがロングアイアンのチャネルバックからショートアイアンの通常のキャビティバックに遷移する、好ましいセットでは、打撃フェースインサート1017とともにサンドイッチ型構造を採用するのは、好ましくは、ロングアイアンに限定される。
ミッドアイアンクラブヘッド1110のデザインが図6に示される。クラブヘッド1110において、ホーゼル1114がボディー1112にロフト角1130で結合される。ロフト角1130は好ましくは約27度〜約40度であり、より好ましくは約29度〜約37度である。クラブヘッド1110は、好ましくは、材料、例えば鍛造ステンレス鋼から単一体として製造される。換言すると、ミッドアイアンクラブでは重心が高くても良いので、軽量打撃フェースインサートまたはサンドイッチ型構造は採用されない。ただし、他の実施例では、打撃フェース1116を薄くしても良いし、サンドイッチ型構造を採用しても良い。しかし、好ましくは、打撃フェースインサートは用いられない。好ましくは、セット中のミッドアイアンクラブでは、背面のキャビティの容積はショートアイアンのそれより少ない。これは、キャビティの容積はセットを通じて大きくなり上述のとおり性能の連続性を実現させるからである。
ショートアイアンクラブヘッド1210のデザインを図7に示す。クラブヘッド1210では、ホーゼル1214がボディー1212にロフト角1230で結合する。ロフト角1230は好ましくは約40度〜約52度であり、より好ましくは約41度〜約50度である。図6を参照して先に検討したクラブヘッド1110と同様に、クラブヘッド1210は好ましくは材料、例えば鍛造ステンレス鋼から単一体として製造される。この場合も、マッスルバックまたはチャネルバック例えばチャネル1042を採用しても良いが、好ましくは、クラブヘッド1210は伝統的なキャビティバックデザインである。好ましくは、ショートアイアンでは、後方のキャビティの容積は、ミッドアイアンのそれより少ない。これは、キャビティの容積はセットを通じて大きくなり上述のとおり性能の連続性を実現させるからである。
この実施例では、打撃フェース1016、1116、1216は好ましくは実質的にセット通じて一定である。ただし、セットを通じてクラブヘッドのタイプを変更するのに加えて、他の設計パラメータも系統的にセットを通じて変化させてセットから最高の性能を引き出す。これを表3に示す。
Figure 0005362949
これら設計パラメータは好ましくはセットを通じてほぼ線形に変化する。例えば、好ましいセットのクラブのフェース厚さ(FT)はつきの線形な式により確立される。
FT=0.00125インチ/度×LA+0.06インチ (式1)
ここで、LAは、度で表されたロフト角であり、FTはインチで表される。このパラメータの設計許容誤差は+−20%である。したがって、セット中の各クラブのフェース厚さは、この設計許容誤差内で上述の式に従う。この式を採用し設計許容誤差を考慮する他の方法は、設計許容誤差に組み入れられるファクタαを式の結果に掛け合わせることである。例えば、ファクタαを用いると式1は、
FT=α×(0.00125インチ/度×LA+0.06インチ) (式1α)
となる。ここで、αは約0.8〜約1.2で約+−20%の設計許容誤差に相当する。
表3の設計例に対する同様の式を表3の示す各設計パラメータについて表現できる。インチで表されるトップライン幅(TLW)は度で表されるLAの関数で表され、つぎのとおりである。
TLW=−0.0034インチ/度×LA+0.41インチ (式2)
このパラメータの設計許容誤差は+−15%であり、従って式2に対してαは約0.85〜約1.15である。
インチで表される溝1056の深さ(GD)は度で表されるLAの関数であり、つぎのようなものである。
GD=0.0003インチ/度×LA+0.02インチ (式3)
このパラメータの設計許容誤差は+−15%であり、従って式3に対してαは約0.85〜約1.15である。
インチで表されるソールの幅(SW)は度で表されるLAの関数であり、つぎのようなものである。
SW=−0.0044インチ/度×LA+0.87インチ (式4)
このパラメータの設計許容誤差は+−10%であり、従って式4に対してαは約0.9〜約1.1である。
立方インチで表される背面フェース1020のキャビティの容積(CV)は度で表されるLAの関数であり、つぎのようなものである。
CV=−0.0356立方インチ/度×LA+2.11立方インチ (式5)
このパラメータの設計許容誤差は+−20%であり、従って式5に対してαは約0.8〜約1.12である。
溝の幾何形状はスピン性能に影響を与えるように変更でき、例えば、米国特許第5591092号の検討されており、参照してここに組み入れる。打撃フェースインサート1017の前面側は好ましくは表面模様、例えば、粗面および連続溝1056(図2および図5〜7に示す)を含む。
この発明では、溝1056は好ましくはロングアイアンおよびミッドアイアンでは図5および図6に示すように断面V形状であり、ショートアイアンでは図7に示すように断面U形状である。抜き勾配は、一般に打撃フェースと直交な軸と溝の側壁との間の角度であり、好ましくは、約35度〜約3°の範囲であり、より好ましくは約35度〜約20度の範囲である。
さらに、上述したとおり、溝の深さは好ましくは式3に従ってセットを通じて変化する。さらに、溝1056は好ましくはUSGA標準4−1(a)および付属書II、標準1−5(c)に示される付加的な仕様に適合する。
フェース模様の溝および粗面の設計は好ましくはセットを通じて系統的に変化し、種々の設計例A−D用の設計は表4に示すとおりである。
Figure 0005362949
同様に、打撃フェース(1016、1116、1216)は、当業界で知られている任意に手段、例えば、表面をスピンミリングしたり、フライカットして仕上げることにより、粗面化される。典型的には表面の粗さは、粗さ平均(RA)により測定され、中央線、すなわち、なんら模様仕上げされていない表面の位置から直交して測定されたマイクロインチで表される偏差として測定される。USGA標準は打撃フェースの粗面を高精度ミリングまたはサンドブラストに制約し、これは約180マイクロインチ+−20マイクロインチの最終RAを提供する。好ましくは、クラブヘッド1010、1110、1210はUSGA標準に適合する。より好ましい打撃フェースの粗面設計では、ロングアイアンおよびミッドアイアン用に約75マイクロインチ、ショートアイアン用に約180マイクロインチの粗さの打撃フェースを伴う。代替的には、表4に示すように、表面粗さがセットを通じて系統的に増加しても良く、この場合、ロングアイアンが最も滑らかな表面を持つ。このような変化はつぎの式で表すことができ、ここで、表面粗さ(SR)は度で表されるロフト角(LA)の関数である。
SR=3.75マイクロインチ/度×LA−7.5マイクロインチ (式6)
このパラメータの設計許容誤差は+−20%であり、従って式6に対してαは約0.8〜約1.12である。
表面粗さはフェース全体を製造する際に形成しても良く、例えば、模様で成型または鍛造しても良い。または、表面模様はフェースを製造した後に、例えば、ミリング、サンドブラスト、ショットピーニングまたは当業界で知られている他の任意の方法で形成しても良い。
他のパラメータもセットを通して系統的に変化させてもよい。例えば、トウ高さ、トップ角、ソール厚さ、材料合金および/または硬度、インサートタイプおよび硬度、フェース厚さおよび/または材料、および反発係数(coefficient of restitution)である。また、重心の深さをセットを通じて変更しても良い。なぜならば重心の深さにより飛行特性が影響を受けるからであり、これについては米国特許第6290607号に開示されており、その開示内容を参照してここに組み入れる。さらに、ここで検討したすべての式は例に過ぎず、セットを通じた性能の連続性のために所望の変更を伴っても良い。換言すれば、ここで導出された具体的な式を変更または修正して、例えばオフセットおよびロフト角の間の関係を調整して設計パラメータがここで記述したのと逆の態様で変化するようにしてもよい。ここで検討した設計許容誤差は好みであり、種々の材料および美観、その他に起因するものである。
ここに開示した発明の説明的な実施例が上述の目的を達成ことは明らかであるが、当業者が種々の変形や他の実施例を導き出せることはもちろんである。したがって、添付の特許請求の範囲がそのような変形や実施例をカバーすることを意図されており、それらがこの発明の精神に含まれることを理解されたい。
クラブヘッドのトウから見た図である。 振動ダンパーを具備するクラブの正面図である。 図2のクラブヘッドの背面図である。 図2のクラブヘッドを4−4線に沿って断面した、振動ダンパーを示す断面図である。 図4の振動ダンパーの拡大断面図である。 この発明の実施例に従うロングアイアンの断面図である。 図2の実施例に従うミッドアイアンの断面図である。 図2の実施例に従うショートアイアンの断面図である。
符号の説明
10 クラブヘッド
12 ボディー
14 ホーゼル
16 打撃フェース
18 シャフト軸
20 背面フェース
30 ロフト角
1010 ロングアイアンクラブヘッド
1012 ボディー
1014 ホーゼル
1016 打撃フェース
1017 打撃フェースインサート
1020 背面フェース
1030 ロフト角
1040 フランジ
1042 チャネル
1050 減衰要素
1052 コア
1056 溝
1110 ミッドアイアンクラブヘッド
1112 ボディー
1114 ホーゼル
1116 打撃フェース
1130 ロフト角
1210 ショートアイアンクラブヘッド
1212 ボディー
1214 ホーゼル
1230 ロフト角

Claims (4)

  1. 打撃フェースとキャビティが形成された背面フェースとを有する少なくとも1本のロングアイアンと、
    打撃フェースとキャビティが形成された背面フェースとを有する少なくとも1本のショートアイアンとを有し、
    セット中の各クラブのキャビティの容積が、上記少なくとも1本のロングアイアンから上記少なくとも1本のショートアイアンへと系統的に変化し、かつ、セット中の各クラブの打撃フェース面積が実質的に一定であり、
    さらに、前面開口を有し、打撃フェースインサートを当該前面開口を覆うように配する打撃フェースと、チャネルを形成させた背面フランジを具備する背面フェースと、上記背面フランジとは別体の部品であって上記チャネルに少なくとも部分的に挿入され上記打撃フェースインサートに接触するように構成されたコアと、上記コアおよび上記打撃フェースインサートの間に配された減衰要素とを具備する本体を有する少なくとも1本の減衰型クラブを有することを特徴とするアイアン型ゴルフクラブのセット。
  2. 上記減衰型のクラブはロングアイアンである請求項1記載のアイアン型ゴルフクラブのセット。
  3. 上記クラブは、セット中のロングアイアンのチャネルバッククラブからセット中のショートアイアンのキャビティバッククラブへと系統的に遷移する請求項1記載のアイアン型ゴルフクラブのセット。
  4. 少なくとも1つのクラブ設計パラメータはロフト角の関数である請求項1記載のアイアン型ゴルフクラブのセット。
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