JP2001259086A - ゴルフクラブセット - Google Patents

ゴルフクラブセット

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JP2001259086A
JP2001259086A JP2000078538A JP2000078538A JP2001259086A JP 2001259086 A JP2001259086 A JP 2001259086A JP 2000078538 A JP2000078538 A JP 2000078538A JP 2000078538 A JP2000078538 A JP 2000078538A JP 2001259086 A JP2001259086 A JP 2001259086A
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golf club
golf
ball
clubs
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JP2000078538A
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Masato Kimura
真人 木村
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Daiwa Seiko Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明はゴルフクラブセットに関し、芝の上
のボールを打球するタイプのゴルフクラブのうち、クラ
ブ長さの大きいゴルフクラブのミスショットを防止して
飛距離の向上を図ると共に、クラブ長さの小さなゴルフ
クラブにあっては、ポイントを正確に狙えるゴルフクラ
ブセット提供することを目的とする。 【解決手段】 少なくともロフト角17°以下のクラブ
と、ロフト角40°以上のクラブを含む複数本のクラブ
で構成され、高番手のクラブから低番手のクラブへと番
手が下がるに従いクラブ長さが大きく設定されたセット
であって、芝の上のボールを打球するタイプのクラブの
ベンディング長さを、クラブ長さが大きくなるにつれて
大きくすると共に、当該各クラブのうち、少なくとも最
もクラブ長さが大きいクラブのベンディング長さを45
0mm以上にしたことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数本のゴルフク
ラブで構成されるゴルフクラブセットに関する。
【0002】
【従来の技術】一般のゴルファーがプレー中に使用する
ゴルフクラブは、3〜4本からなるウッドのセットと、
7〜10本程のアイアンクラブからなるアイアンセット
にパターを組み合わせたものが多く、ウッドは飛距離を
確保し、また、アイアンは“ロングは易しく、ショート
はシャープに!”と称されるように、ロングアイアンで
はボールを捉え易く飛距離が確保できる機能を、そし
て、ミドルアイアン,ショートアイアンへと番手が上が
るに従い、スピンのきいたショットが可能となるように
様々な改良がなされている。
【0003】ところで、従来、この種のゴルフクラブセ
ットは、ウッドとアイアンの夫々のセット内では、各ゴ
ルフクラブ間に飛距離や打球感等の面で関連性があるも
のの、図6に示すように一般のゴルフプレイヤーにとっ
てウッドの5番とアイアンの3番との間に大きな飛距離
の差が生じ、また、ウッドとアイアンとで打球感が大き
く変わるため、この間にセットとしての関連性がなくな
ってしまう不具合が生じていた。
【0004】そこで、斯かる実情に鑑み、特公平5−1
5477号公報にはセット内に於けるクラブ長さと重心
深さに関連性を持たせ、ウッドの1番からピッチングウ
ェッジに亘ってクラブ長さを所定の値に設定すること
で、各ゴルフクラブの飛距離が滑らかにつながるように
したゴルフクラブセットが開示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし乍ら、上述した
ようにこのゴルフクラブセットは、クラブ長さを連続さ
せることで各ゴルフクラブの飛距離が滑らかにつながる
としているが、従来のゴルフクラブセットと同様、依然
としてクラブ長さの大きなクラブは打ち難くミスショッ
トが多いという課題が残り、また、クラブ長さを連続さ
せても、スイング時にボールを打球するタイミングにつ
ながりがなければ、セットとしての連続性は得られな
い。
【0006】本発明は斯かる実情に鑑み案出されたもの
で、芝の上のボールを打球するタイプのゴルフクラブの
うち、クラブ長さの大きいゴルフクラブのミスショット
を防止して飛距離の向上を図ると共に、クラブ長さの小
さなゴルフクラブにあっては、ボールを高く上げてポイ
ントを正確に狙えるゴルフクラブセット提供することを
第一の目的とする。
【0007】そして、本発明の第二の目的は、芝の上の
ボールを打球するタイプのゴルフクラブの飛距離が滑ら
かにつながるゴルフクラブセットを提供するものであ
る。尚、芝の上のボールを打球するタイプのゴルフクラ
ブは、ウッドクラブではフェアウェイウッド、アイアン
クラブでは1〜9番のアイアンクラブとピッチングウェ
ッジ,フェアウェイウェッジ等のように芝の上に置かれ
たボールを打球するのに適したゴルフクラブであって、
これらはソールが芝と接触し乍ら打球するゴルフクラブ
である。
【0008】従って、ティーアップして打球するドライ
バーやバンカーにて地面に打ち込むようにするサンドウ
ェッジは除かれる。
【0009】
【課題を解決するための手段】斯かる目的を達成するた
め、請求項1に係る発明は、少なくともロフト角17°
以下のゴルフクラブと、ロフト角40°以上のゴルフク
ラブを含む複数本のゴルフクラブで構成され、高番手の
ゴルフクラブから低番手のゴルフクラブへと番手が下が
るに従いクラブ長さが大きく設定されたゴルフクラブセ
ットであって、芝の上のボールを打球するタイプのゴル
フクラブのベンディング長さを、クラブ長さが大きくな
るにつれて大きくすると共に、当該各ゴルフクラブ(芝
の上のボールを打球するタイプのゴルフクラブ)のう
ち、少なくとも最もクラブ長さが大きいゴルフクラブの
ベンディング長さを450mm以上にしたことを特徴と
する。
【0010】そして、請求項2に係る発明は、請求項1
記載のゴルフクラブセットに於て、芝の上のボールを打
球するタイプのゴルフクラブのうち、クラブ長さが大き
い3本のゴルフクラブのベンディング長さが430mm
以上であることを特徴とし、請求項3に係る発明は、請
求項1または請求項2記載のゴルフクラブセットに於
て、芝の上のボールを打球するタイプのゴルフクラブの
ベンディング長さは、クラブ長さが大きくなるにつれて
30mm以下の範囲で大きくなることを特徴としてい
る。
【0011】また、請求項4に係る発明は、請求項1乃
至請求項3のいずれか1項に記載のゴルフクラブセット
に於て、芝の上のボールを打球するタイプのゴルフクラ
ブは、クラブ長さが大きくなるにつれてゴルフクラブヘ
ッドのソール幅が大きくなることを特徴とし、請求項5
に係る発明は、請求項1乃至請求項4のいずれか1項に
記載のゴルフクラブセットに於て、芝の上のボールを打
球するタイプのゴルフクラブは、クラブ長さが大きくな
るにつれてゴルフクラブヘッドのフェース面積が小さく
なることを特徴としている。
【0012】(作用)請求項1及び請求項2に係る発明
によれば、芝の上のボールを打球するタイプのゴルフク
ラブの中で、クラブ長さの大きい低番手側のゴルフクラ
ブで芝の上のボールを打球すると、スイング時にシャフ
トが大きな弧を描くため、ボールに対するフェースの向
きの変化が小さく地面に沿って直線的となり、また、高
番手側のゴルフクラブでは、ベンディングポイントがヘ
ッド側となる所謂先調子となってボールに対するヘッド
の向きが変わり易くなるため、ボールが高く打ち出され
ることとなる。
【0013】そして、請求項2に係る発明によれば、芝
の上のボールを打球するタイプのゴルフクラブのベンデ
ィング長さが、クラブ長さが大きくなるにつれて30m
m以下の範囲で大きくなっているため、各ゴルフクラブ
のボールの打出し角が急に変わらず飛距離が連続する。
また、請求項4に係るゴルフクラブセットによれば、芝
の上のボールを打球するタイプのゴルフクラブは、クラ
ブ長さが大きくなるにつれてヘッドのソール幅が大きく
なっているから、低番手側のゴルフクラブでは、ソール
がフェアウェイの地面に食い込み難くなってヘッドの抜
けが良く、ソール幅の小さな高番手側のゴルフクラブで
は、ソールを地面に打ち込んでボールにスピンをかけ易
くなる。
【0014】そして、請求項5に係る発明では、芝の上
のボールを打球するタイプのゴルフクラブは、クラブ長
さが大きくなるにつれてヘッドのフェース面積が小さく
なっているから、スイング時にシャフトが大きな弧を描
く低番手側のゴルフクラブのスイングに対する空気抵抗
が軽減してヘッドのブレが防止されると共に、飛距離が
求められる低番手側クラブのヘッドスピードが損なわれ
ることがなくなる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づき詳細に説明する。図1及び図3は請求項1乃至請
求項5の第一実施形態に係るゴルフクラブセットの1番
クラブの平面図と当該1番クラブに装着されたヘッドの
側面図を示し、従来と同様、この1番クラブ1は、カー
ボン繊維強化樹脂等の合成樹脂やチタン合金等の金属で
成形されたヘッド3に繊維強化樹脂製のシャフト5が挿
着され、シャフト5の後端側にグリップ7が装着された
構造となっている。
【0016】而して、本実施形態に係るゴルフクラブセ
ットは、表1に示すようにドライバー(D)と、上記1
番クラブ1から図示しない11番クラブまでのゴルフク
ラブとサンドウェッジ(S)の合計13本のゴルフクラ
ブで構成されており、1番クラブ1と同様、その他のゴ
ルフクラブも、上記ヘッド3と同一材料で成形されたヘ
ッドにシャフトが挿着されて、シャフトの後端側にグリ
ップが装着された構造となっている。
【0017】そして、このゴルフクラブセットは、ロフ
ト角17°以下のゴルフクラブと、ロフト角40°以上
のゴルフクラブを含むため、ウッドセットやアイアンセ
ットより更に広い範囲の飛距離をカバーすることができ
るようになっており、1番クラブ1から11番クラブ
が、芝の上のボールを打球するタイプのゴルフクラブで
ある。
【0018】そして、図4及び図5は、本実施形態に係
るゴルフクラブセットの5番クラブと11番クラブのヘ
ッドを示し、本実施形態では1番クラブ1のヘッド3か
ら5番クラブのヘッド9,11番クラブのヘッド11へ
とヘッド形状が連続して形成されており、従来のゴルフ
クラブセットの如きウッドセットとアイアンセットの境
にある形状上の差はなく、そして、ドライバー(D)と
1番クラブ1のヘッド3から9番クラブのヘッドまでが
中空ヘッドとされ、10番クラブ以後は中実ヘッドとさ
れている。
【表1】 そして、表1に示すように本実施形態は、 ドライバーからサンドウェッジへと番手が上がるに従
い、ヘッドのロフト角を順次大きくすると共に、ドライ
バーから11番クラブ,サンドウェッジへと番手が上が
るに従いクラブ長を順次短くし、また、1番クラブから
11番クラブに於て、 11番クラブから1番クラブへと番手が下がるに従い
ベンディング長さを大きくすると共に、1,2番クラブ
のベンディング長さを450mm以上、3番クラブのベ
ンディング長さを430mm以上にし、そして、 11番クラブから1番クラブへと番手が下がるに従
い、ベンディング長さを30mm以下の範囲で大きくす
ると共に、 11番クラブから1番クラブへと番手が下がるに従
い、ヘッドのソール幅を大きくしてヘッドのフェース面
積を小さくしたことを特徴としている。
【0019】尚、本明細書に於て「ベンディング長さ」
とは、図1及び図2に示すようにヘッド3のシャフト軸
pの貫通部分AからベンディングポイントBまでの長さ
をいい、当該「ベンディングポイント」とは、図4に示
すようにグリップ7の端部Cから173mmの範囲を支
持部材13で把持してゴルフクラブ1を片持ち支持した
後、ヘッド3の貫通部分Aに加重して支持部材13の把
持点Dと当該貫通部分Aを結ぶ直線qから最も離れた点
をいう。
【0020】本実施形態に係るゴルフクラブセットはこ
のように構成されているから、芝の上のボールを打球す
るタイプのゴルフクラブの中で、クラブ長さの大きい低
番手側のゴルフクラブでボールを打球すると、スイング
時にシャフトが大きな弧を描くため、ボールに対するフ
ェースの向きの変化が小さく、また、ヘッドの軌道が地
面に沿って直線的になる。このため、ボールを確実にと
らえてミスショットが低減し、飛距離が伸びることとな
る。
【0021】一方、高番手側のゴルフクラブでは、先調
子となってスイング時にシャフトが小さな弧を描くた
め、ボールに対するヘッドのトップ,ソール方向の向き
が変わり易くなり、この結果、ボールを掬うようにフェ
ースを上向きに打球し易くなってボールが高く打ち出さ
れ、ポイントを正確に狙い易くなる。而も、上記で記
述したようにクラブ長さが大きくなるにつれてヘッドの
フェース面積が小さくなっているから、スイング時にシ
ャフトが大きな弧を描く低番手側のゴルフクラブのスイ
ングに対する空気抵抗が軽減してヘッドのブレが防止さ
れると共に、飛距離が求められる低番手側クラブのヘッ
ドスピードが損なわれることがない。
【0022】また、上記で記述したように1番クラブ
から11番クラブに亘ってベンディング長さが30mm
以下の範囲で連続的に変化しているため、ボールの打出
し角が急に変わらず飛距離が連続すると共に、で記述
したようにクラブ長さが大きいゴルフクラブになるにつ
れてヘッドのソール幅が大きくなっているから、低番手
側のゴルフクラブでは、ソールがフェアウェイの地面に
食い込み難くなってヘッドの抜けが良く、ソール幅の小
さな高番手側のゴルフクラブでは、ソールを地面に打ち
込んでボールにスピンをかけ易くなる。
【0023】このように本実施形態によれば、1〜11
番クラブに於て、低番手側のゴルフクラブは高番手側の
ゴルフクラブに比し、スイング時にシャフトが大きな弧
を描いてボールに対するフェースの向きの変化が小さく
なるため、クラブ長さが大きいにも拘わらず従来に比し
打球がし易くなってミスショットがなくなると共に、ソ
ール幅が広くフェース面積が小さいために、ヘッドの抜
けが良く空気抵抗が少ないことも相俟ってボールの飛距
離を伸ばすことが可能になった。
【0024】而も、1番クラブから11番クラブに亘っ
てベンディング長さが30mm以下の範囲で連続的に変
化しているため、連続する番手のゴルフクラブでも打球
感が大きく変化せず、同様のフォームで打球しても、ボ
ールの打出し角が急に変わらず飛距離が連続してゴルフ
クラブセットの連続性が確保できる。一方、クラブ長さ
が小さな高番手側のゴルフクラブにあっては、小さな弧
を描くスイング軌道に合致してソール幅が小さく、而
も、先調子となってボールに対するヘッドの向きが変わ
り易いことも相俟って、ボールを高く打ち出してポイン
トを正確に狙えるゴルフクラブセットとなった。
【表2】 表2は同一のヘッド,同一の長さ(1003mm)で、
ベンディング長さを変化させたサンプルの6本のゴルフ
クラブ(3番クラブ)を、試打者5名に20球の試打を
行ってもらいナイスショット率を測定した実験データ
で、ベンディング長さを450mm以上に設定すること
でナイスショット率が向上し、また、ベンディング長さ
が430mmであっても50%のナイスショット率が確
保できた。
【表3】 表3は請求項1乃至請求項5の第二実施形態に係るゴル
フクラブセットを示し、本実施形態もドライバー(D)
と、1番クラブから11番クラブまでのゴルフクラブ
と、サンドウェッジ(S)の合計13本のゴルフクラブ
で構成されており、本実施形態にあっても、1番クラブ
1から11番クラブが、芝の上のボールを打球するタイ
プのゴルフクラブである。
【0025】そして、本実施形態は、 ドライバーからサンドウェッジへと番手が上がるに従
い、ヘッドのロフト角を順次大きくすると共に、ドライ
バーから10番クラブへと番手が上がるに従いクラブ長
を順次短くして、10番クラブと11番クラブ,サンド
ウェッジのクラブ長さを夫々同一にし、また、1番クラ
ブから11番クラブに於て、 10番クラブから1番クラブへと番手が下がるに従い
ベンディング長さを大きくすると共に、1番クラブのベ
ンディング長さを450mm以上、2番クラブと3番ク
ラブのベンディング長さを430mm以上にし、そし
て、 10番クラブから1番クラブへと番手が下がるに従
い、ベンディング長さを30mm以下の範囲で大きくす
ると共に、 11番クラブから1番クラブへと番手が下がるに従
い、ヘッドのソール幅を大きくしてヘッドのフェース面
積を小さくしたことを特徴としている。
【0026】また、上記第一実施形態と同様、本実施形
態にあっても、1番クラブから11番クラブに亘ってヘ
ッド形状が連続して形成されており、ドライバー(D)
と1番から9番までのヘッドは中空ヘッドとされ、そし
て、10番クラブ以後は中実ヘッドとされている。本実
施形態に係るゴルフクラブセットはこのように構成され
ているから、芝の上のボールを打球するタイプのゴルフ
クラブの中で、クラブ長さの大きい低番手側のゴルフク
ラブでボールを打球すると、上記実施形態同様、スイン
グ時にシャフトが大きな弧を描くため、ボールに対する
フェースの向きの変化が小さく、また、ヘッドの軌道が
地面に沿って直線的Iなる。このため、ボールを確実に
とらえてミスショットが低減し、飛距離が伸びることと
なる。
【0027】一方、高番手側のゴルフクラブでは、先調
子となってスイング時にシャフトが小さな弧を描くた
め、ボールに対するヘッドのトップ,ソール方向の向き
が変わり易くなり、この結果、ボールを掬うようにフェ
ースを上向きに打球し易くなってボールが高く打ち出さ
れ、ポイントを正確に狙い易くなる。而も、本実施形態
にあっても、11番クラブから番手が下がるに従い、ヘ
ッドのフェース面積が小さくなっているから、スイング
時にシャフトが大きな弧を描く低番手側のゴルフクラブ
のスイングに対する空気抵抗が軽減してヘッドのブレが
防止されると共に、飛距離が求められる低番手側クラブ
のヘッドスピードが損なわれることがない。
【0028】また、1番クラブから10番クラブに亘っ
てベンディング長さが30mm以下の範囲で連続的に変
化しているため、この間でボールの打出し角が急に変わ
らず飛距離が連続すると共に、クラブ長さが大きいゴル
フクラブになるにつれてヘッドのソール幅が大きくなっ
ているから、低番手側のゴルフクラブでは、ソールがフ
ェアウェイの地面に食い込み難くなってヘッドの抜けが
良く、ソール幅の小さな高番手側のゴルフクラブでは、
ソールを地面に打ち込んでボールにスピンをかけ易くな
る。
【0029】従って、本実施形態によっても、低番手側
のゴルフクラブは高番手側のゴルフクラブに比し、スイ
ング時にシャフトが大きな弧を描いてボールに対するフ
ェースの向きの変化が小さくなるため、クラブ長さが大
きいにも拘わらず従来に比し打球がし易くなってミスシ
ョットがなくなると共に、ソール幅が広くフェース面積
が小さいため、ヘッドの抜けが良く空気抵抗が少ないこ
とも相俟ってボールの飛距離を伸ばすことが可能になっ
た。
【0030】そして、本実施形態にあっても、1番クラ
ブから11番クラブに亘ってベンディング長さが30m
m以下の範囲で連続的に変化しているため、ボールの打
出し角が急に変わらず飛距離が連続してゴルフクラブセ
ットの連続性が確保できることとなる。また、クラブ長
さが小さな高番手側のゴルフクラブにあっては、小さな
弧を描くスイング軌道に合致してソール幅が小さく、而
も、先調子となってボールに対するヘッドの向きが変わ
り易いことも相俟って、ボールを高く打ち出してポイン
トを正確に狙えるゴルフクラブセットとなった。
【0031】尚、本発明は、クラブ長さが長くなるにつ
れてベンディング長さが徐々に変化する他、段階的に変
化するものも含み、従って、連続する番手のゴルフクラ
ブのベンディング長さが同一な複数のゴルフクラブを含
んでもよく、斯かる実施形態によっても、上記各実施形
態と同様、所期の目的を達成することが可能である。ま
た、上記各実施形態では、図3乃至図5に示すように1
番クラブから11番クラブに亘ってヘッド形状を連続し
て形成したが、例えば1番クラブから3番クラブのヘッ
ドをウッドの如き形状として、4番クラブから11番ク
ラブまでのヘッド形状を従来のアイアンセットの如き形
状としてもよいことは勿論である。
【0032】更にまた、上記各実施形態に係るゴルフク
ラブセットは、ドライバーとサンドウェッジを含んでい
るが、ロフト角17°以下のゴルフクラブとロフト角4
0°以上のゴルフクラブを含むセットであれば良いので
あって、ドライバーやサンドウェッジを含まないゴルフ
クラブセットでも良い。
【0033】
【発明の効果】以上述べたように、各請求項に係るゴル
フクラブセットによれば、芝の上のボールを打球するタ
イプのゴルフクラブに於て、クラブ長さが大きいゴルフ
クラブのミスショットを防止して飛距離を伸ばすことが
できると共に、クラブ長さが小さなゴルフクラブに於て
は、ボールを高く打ち出してポイントを正確に狙えるゴ
ルフクラブセットとなった。
【0034】また、請求項3に係る発明によれば、ベン
ディング長さが30mm以下の範囲で連続的に変化して
いるため、連続する番手のゴルフクラブでも打球感が大
きく変化せず、同様のフォームで打球しても、ボールの
打出し角が急に変わらず飛距離が連続してゴルフクラブ
セットの連続性が確保でき、請求項4に係る発明によれ
ば、低番手側のゴルフクラブではヘッドの抜けが良くな
るため、ヘッドの姿勢が良くなってミスショットをより
確実に防止できると共に、ソール幅の小さな高番手側の
ゴルフクラブでは、ソールを地面に打ち込んでボールに
スピンをかけ易いゴルフクラブセットとなった。
【0035】そして、請求項5に係る発明によれば、シ
ャフトが大きな弧を描く低番手側のゴルフクラブのスイ
ングに対する空気抵抗が軽減してヘッドのブレが防止さ
れると共に、ヘッドスピードが損なわれることがなく飛
距離の向上がより図れることとなった。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1乃至請求項5の第一実施形態に係るゴ
ルフクラブセットの1番クラブの平面図である。
【図2】ベンディングポイントの説明図である。
【図3】請求項1乃至請求項5の第一実施形態に係るゴ
ルフクラブセットの1番クラブのヘッドの側面図であ
る。
【図4】請求項1乃至請求項5の第一実施形態に係るゴ
ルフクラブセットの5番クラブのヘッドの側面図であ
る。
【図5】請求項1乃至請求項5の第一実施形態に係るゴ
ルフクラブセットの11番クラブのヘッドの側面図であ
る。
【図6】従来のゴルフクラブセットに於けるウッドセッ
トとアイアンセットの飛距離を示すグラフである。
【符号の説明】
1 1番クラブ 3,9,11 ヘッド 5 シャフト

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくともロフト角17°以下のゴルフ
    クラブと、ロフト角40°以上のゴルフクラブを含む複
    数本のゴルフクラブで構成され、高番手のゴルフクラブ
    から低番手のゴルフクラブへと番手が下がるに従いクラ
    ブ長さが大きく設定されたゴルフクラブセットであっ
    て、 芝の上のボールを打球するタイプのゴルフクラブのベン
    ディング長さを、クラブ長さが大きくなるにつれて大き
    くすると共に、当該各ゴルフクラブのうち、少なくとも
    最もクラブ長さが大きいゴルフクラブのベンディング長
    さを450mm以上にしたことを特徴とするゴルフクラ
    ブセット。
  2. 【請求項2】 芝の上のボールを打球するタイプのゴル
    フクラブのうち、クラブ長さが大きい3本のゴルフクラ
    ブのベンディング長さを430mm以上にしたことを特
    徴とする請求項1記載のゴルフクラブセット。
  3. 【請求項3】 芝の上のボールを打球するタイプのゴル
    フクラブのベンディング長さは、クラブ長さが大きくな
    るにつれて30mm以下の範囲で大きくなることを特徴
    とする請求項1または請求項2記載のゴルフクラブセッ
    ト。
  4. 【請求項4】 芝の上のボールを打球するタイプのゴル
    フクラブは、クラブ長さが大きくなるにつれてゴルフク
    ラブヘッドのソール幅が大きくなることを特徴とする請
    求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載のゴルフクラ
    ブセット。
  5. 【請求項5】 芝の上のボールを打球するタイプのゴル
    フクラブは、クラブ長さが大きくなるにつれてゴルフク
    ラブヘッドのフェース面積が小さくなることを特徴とす
    る請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載のゴルフ
    クラブセット。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007037997A (ja) * 2005-07-29 2007-02-15 Acushnet Co アイアン型ゴルフクラブ

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007037997A (ja) * 2005-07-29 2007-02-15 Acushnet Co アイアン型ゴルフクラブ

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