JP2005124043A - 携帯通信端末 - Google Patents

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Abstract

【課題】 携帯無線通信端末において、局所電磁波比吸収率(SAR)を低減する。
【解決手段】 ディスプレイ20の周囲に配置されており、接地部26により接地された導電性部材22と、導電性部材22の上に配置された磁性体入りダンパーシート24とを備える。携帯電話1においては、ディスプレイ20の付近に高周波電力が高くなる点(ホットスポット)が存在する。しかも、ディスプレイ20の付近には図示省略したスピーカがあり、ユーザが耳を当てて、通話相手の音声を聞き取るので、SARが高くなる。ここで、磁性体入りダンパーシート24には磁性体が混入されているので、ディスプレイ20付近の高周波磁界を集中させて吸収できる。しかも、ディスプレイ20付近の面電流を抑制する。よって、ディスプレイ20付近のホットスポットの電力が低減する。これにより、携帯電話1の通話時のSARを低減することができる。
【選択図】 図3

Description

本発明は携帯通信端末の局所電磁波比吸収率(SAR)の低減に関する。
従来より、携帯電話等の携帯無線通信端末は、ユーザが手に持ち、耳に当てて使用することが多い。ここで、携帯電話はアンテナを有しているが、アンテナのみが電磁波を放射するというわけではない。携帯電話が有するシールドケース、回路基板もまた電磁波を放射している。そこで、携帯電話から放射される電磁波がユーザの人体に吸収されてしまう。人体に吸収される電磁波は低いことが好ましい。ここで、電磁波の人体への吸収量を示す指標の一つに、人体の特定部分に加えられた電磁波エネルギの吸収率である局所電磁波比吸収率(SAR : specific absorption rate)がある。よって、SARを低減することが好ましい。
SARを低減した携帯電話が特許文献1に記載されている。すなわち、LCD素子の周縁に導電性部材を配置し、その導電性部材を接地するものである。
特開2002−353733号公報(要約)
しかしながら、さらなるSARの低減が好ましい。
そこで、本発明は、携帯通信端末において、さらにSARを低減することを課題とする。
本発明は携帯通信端末に関する。本発明に係る携帯通信端末は、導電性部材と、磁性体とを備える。
導電性部材は、ディスプレイの周囲に配置されており接地されている。磁性体は、導電性部材の上に配置されている。
なお、磁性体は、ディスプレイへの衝撃の緩衝材に混入されていることが好ましい。
以下、本発明の実施形態を図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明の実施形態にかかる携帯電話(携帯通信端末)1の平面図である。図2は、本発明の実施形態にかかる携帯電話(携帯通信端末)1のII−II断面図である。図3は、回路基板12、導電性部材22および磁性体入りダンパーシート24の分解斜視図である。
携帯電話1は、上筐体10、下筐体11、回路基板12、内蔵アンテナ14、キー15、シールドケース16、ディスプレイ20、導電性部材22、磁性体入りダンパーシート24、接地部26を備える。
図1においては、図示の便宜上、ディスプレイ20の付近の上筐体10を取り外した状態を示している。また、図2においては、図示の便宜上、キー15を図示省略している。
上筐体10は、携帯電話1の回路基板12よりも上部を覆う筐体である。
下筐体11は、携帯電話1の回路基板12よりも下部を覆う筐体である。
回路基板12は、内蔵アンテナ14、シールドケース16およびディスプレイ20等を載せるための回路基板である。
内蔵アンテナ14は、回路基板12の下側に載せられた、携帯電話1の通信に用いるためのアンテナである。
キー15は、いわゆるテンキーなどであり、電話番号等の入力に使用される周知のものである。キー15は、上筐体10側に配置されている。
シールドケース16は、回路基板12上に構成された無線回路を電気的に遮断するためのものであり、回路基板12の下側に載せられている。
ディスプレイ20は、内蔵アンテナ14にほぼ向かい合うように、回路基板12の上側に載せられている。ディスプレイ20は、様々な情報を表示するための液晶の表示器である。ディスプレイ20はほぼ直方体である。
導電性部材22は、ディスプレイ20の周囲に配置されている。より具体的には、回路基板12と垂直なディスプレイ20の四面に密着し、ディスプレイ20を包囲するように配置されている。
磁性体入りダンパーシート24は、導電性部材22の真上に配置された緩衝材である。磁性体入りダンパーシート24は、上筐体10を介してのディスプレイ20への衝撃を和らげるためのものである。磁性体入りダンパーシート24は、例えば、シリコンゴムと磁性体とを1:1の割合で混合したものである。
接地部26は、導電性部材22を回路基板12上の図示省略した接地電位に接続するためのものである。
次に、本発明の実施形態の動作を説明する。
携帯電話1によりユーザが通話を行なう際には、内蔵アンテナ14から電磁波が放射される。このとき、携帯電話1の回路基板12の上には、高周波電流が流れる。高周波電流よる高周波電力が高くなる点(ホットスポット)は、内蔵アンテナ14の近傍にある。特に、通信に使用する周波数が900MHz帯付近の携帯電話1においては、ディスプレイ20の付近にホットスポットが存在する。また、ディスプレイ20の付近には図示省略したスピーカがあり、ユーザが耳を当てて、通話相手の音声を聞き取る。
ここで、SARは、ホットスポットが人体に近くなる程、高くなる。また、ホットスポットにおける電力が高くなる程、高くなる。よって、ディスプレイ20付近のホットスポットには人体の耳が接近するため、SARが高くなる。
そこで、SARを低くするためには、ディスプレイ20付近のホットスポットの電力を低減すればよい。
ここで、導電性部材22は、ディスプレイ20の周囲に配置されている。すると、ディスプレイ20付近の高周波電流が分散される。これにより、ディスプレイ20付近のホットスポットに高周波電流が集中する割合が減少する。よって、ディスプレイ20付近のホットスポットの電力が低減する。
しかも、磁性体入りダンパーシート24は、導電性部材22の真上に配置されている。よって、磁性体入りダンパーシート24の有する磁性体が、ディスプレイ20付近の高周波磁界を集中させて吸収する。しかも、ディスプレイ20付近の面電流を抑制する。よって、ディスプレイ20付近のホットスポットの電力が低減する。
図4は、磁性体の透磁率の周波数特性例を示すグラフである。複素透磁率μ=μ’−jμ’’である。μ’は実部であり、周波数が高くなると減少する傾向があり、値が大きい程、高周波磁界を集中させることができると考えられる。μ’’は虚部であり、ある周波数まで増加し、その周波数を超えると減少する傾向があり、値が大きい程、高周波磁界を吸収させることができると考えられる。よって、携帯電話1が通信に使用する周波数において適当な値の複素透磁率μ=μ’−jμ’’を得られるように、適当な磁性体を選んで、磁性体入りダンパーシート24に混入する。
本発明の実施形態によれば、磁性体入りダンパーシート24に磁性体を混入したので、ディスプレイ20付近の高周波磁界を集中させて吸収できる。しかも、ディスプレイ20付近の面電流を抑制する。よって、ディスプレイ20付近のホットスポットの電力が低減する。これにより、携帯電話1の通話時のSARを低減することができる。
しかも、磁性体入りダンパーシート24を設けても、携帯電話1の遠方界でのアンテナ効率の劣化は非常に微小であるため、携帯電話1の出力を落とさずに、送信品質を維持したまま、SARを低減させることができる。
本発明の実施形態から、導電性部材22および磁性体入りダンパーシート24を除去したもの(比較例1)、比較例1に導電性部材22を設けたもの(比較例2)、本発明の実施形態、すなわち比較例2に磁性体入りダンパーシート24を設けたもの(実施例)におけるSARの測定結果を説明する。
携帯電話1から放射される電磁波によるSARは、SAR測定システムにより測定される。このSAR測定システムは、主に、人体の脳とほぼ同じ誘電率、導電率に調整された溶液に入ったファントム、ファントム内部に挿入されたSARを測定する電界プローブ、および電界プローブを搬送するロボットアームを備える。電界プローブはロボットアームによりファントム内を三次元的に移動し、携帯電話1から放射される電磁波によるファントム内部の電界が測定される。この電界の測定値により、SARが求められる。
図5は、比較例1における携帯電話1の側面図(図5(a))、平面図(図5(b))である。ただし、図5(a)においては、上筐体10および下筐体11を図示省略している。図5(a)に示すように、人体の頭部側においては磁界が吸収されるわけではく、ディスプレイ20付近に大きな(電力の大きい)ホットスポットができてしまう。図6に、比較例1におけるSARの測定結果を示す。比較例1におけるSARの最大値を1.0とする。
図7は、比較例2における携帯電話1の側面図(図7(a))、平面図(図7(b))である。ただし、図7(a)においては、上筐体10および下筐体11を図示省略している。図7(b)に示すように、ディスプレイ20付近においては、導電性部材22により高周波電流が分散される。これにより、ディスプレイ20付近にホットスポットの大きさが小さくなる。図8に、比較例2におけるSARの測定結果を示す。比較例1におけるSARの最大値を1.0とすると、比較例2におけるSARの最大値は約0.9となる。
図9は、実施例における携帯電話1の側面図(図9(a))、平面図(図9(b))である。ただし、図9(a)においては、上筐体10および下筐体11を図示省略している。図9(b)に示すように、ディスプレイ20付近においては、導電性部材22により高周波電流が分散される。しかも、図9(a)に示すように、磁界が磁性体入りダンパーシート24により吸収される。これにより、ディスプレイ20付近にホットスポットの大きさがさらに小さくなる。図10に、実施例におけるSARの測定結果を示す。比較例1におけるSARの最大値を1.0とすると、実施例におけるSARの最大値は約0.8となる。ただし、
磁性体入りダンパーシート24に配合した磁性体の量は約50%、μ’≒6.9、μ’’≒5.7、通信に使用する周波数=900MHzである。
本発明の実施形態にかかる携帯電話(携帯通信端末)1の平面図である。
本発明の実施形態にかかる携帯電話(携帯通信端末)1のII−II断面図である。
回路基板12、導電性部材22および磁性体入りダンパーシート24の分解斜視図である。
磁性体の透磁率の周波数特性例を示すグラフである。
比較例1における携帯電話1の側面図(図5(a))、平面図(図5(b))である。
比較例1におけるSARの測定結果を示す。
比較例2における携帯電話1の側面図(図7(a))、平面図(図7(b))である。
比較例2におけるSARの測定結果を示す。
実施例における携帯電話1の側面図(図9(a))、平面図(図9(b))である。
実施例におけるSARの測定結果を示す。
符号の説明
1 携帯電話
10 上筐体
11 下筐体
12 回路基板
14 内蔵アンテナ
15 キー
16 シールドケース
20 ディスプレイ
22 導電性部材
24 磁性体入りダンパーシート
26 接地部

Claims (2)

  1. ディスプレイの周囲に配置されており接地された導電性部材と、
    前記導電性部材の上に配置された磁性体と、
    を備えた携帯通信端末。
  2. 請求項1に記載の携帯通信端末であって、
    前記磁性体は、前記ディスプレイへの衝撃の緩衝材に混入されたものである、
    携帯通信端末。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7796402B2 (en) 2006-12-27 2010-09-14 Kabushiki Kaisha Toshiba Radio apparatus including no less than two housings

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