JP2005123868A - 携帯端末 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】ユーザにより操作部15の所定のキーが押下(操作)されると(ステップST10)、制御回路17は、メモリ16より着信履歴一覧のデータを取り出し、表示部14に表示させる(ステップST20)。そして、ユーザにより表示された着信履歴一覧のデータの中から、1つの着信履歴データが選択され(ステップST30)、ユーザが携帯電話機を開状態とすると(ステップST40)、携帯電話機の可動機構の動作検出部が開状態を検出し、開状態に応じた検出信号を制御回路17へ供給する。さらに、サイドキーが押下された場合には(ステップST42)、制御回路17は、開動作に連動した所定の機能(発呼処理)の実行を中止(キャンセル)する。
【選択図】図4
Description
従来の携帯電話機において、この問題を解決するためには、たとえば使用する携帯電話機に用意された回転連動動作設定をオン状態からオフ状態にすればよいが、実際には、ユーザの使用態様に応じて回転連動動作を望む場合と望まない場合があり、その都度、回転連動動作設定を切り替えることは、ユーザにとって不便である。
以下、本発明の第1の実施形態を添付図面に関連付けて説明する。
図1は、本実施形態に係る携帯電話機本体の外観図であって、(a)は閉じられた状態の外観図を、(b)は開けられた状態の外観図をそれぞれ示す。図2は、本実施形態に係る携帯電話機の主要回路の構成例を示すブロック図である。
無線回路122は、電波を利用した無線通信で行うために、制御回路17で処理された音声情報、ID、Webページデータの閲覧要求情報等を変調してアンテナ121により図示しない基地局に送信する。
また、無線回路122は、基地局から無線により送信され、アンテナ121で受信したページデータや音声情報等の各種情報を復調して制御回路17に出力する。
音声処理回路131は、マイクロフォン132により入力した音声に対して所定の処理を行って制御回路17に供給する。
また、音声処理回路131は、制御回路17により供給された音声情報に対して所定の処理を行ってスピーカ133から出力させる。
図1に示すように、マイクロフォン132は、ケース本体11の操作部15の下部に配置され、スピーカ133は表示部14の上部に配置されている。
また、表示部14は、たとえば最上段の1行分は、モードの種類、電波の強さ、電池残量等を表示するガイド表示行として用いられる。
表示部14には、通常モードと節電モードの2種類のモードがある。通常モードは、標準画面を表示するモードであり、節電モードは、標準画面の状態で一定時間操作部15の操作がなされない場合に、表示部14のバックライトが消灯されるモードである。
また、操作部15は、携帯電話機1の側面部に、入力手段としてのサイドキー15fを有している。後述するように、このサイドキー15fが押下されることで、携帯電話機1の開閉動作に連動する機能の有効/無効が制御回路17により制御される。
サイドキー15fは、図1(a)のとおり、携帯電話機1が閉じられた状態でユーザが操作可能なように露出されて設定される。
特に、本実施形態では、サイドキー15fの操作に応じて設定されるキャンセルフラグ(後述する)が記憶される。
なお、動作検出部19として、たとえば機械的なスイッチを適用した場合に、閉状態(図1(a))から開状態(図1(b))のどの位置でスイッチをオン状態とするかについては、自由に設計できることは言うまでもない。
図1(a),(b)に示した例では、動作検出部19は、水平方向の可動機構の動作を検出するように構成されるが、水平方向の可動機構に限定されるものではなく、携帯電話機1が他の可動機構、たとえば、摺動動作(スライド型)や折り畳み動作(フォルダ型)を行う可動機構(図示しない)を有する場合には、その可動方式に応じて設計される。
また、制御回路17は、動作検出部19から供給される携帯電話機1の開動作を検出した信号に応じて所定の動作を行う。たとえば、表示部14が着信履歴の一覧を表示し、ユーザにより1つの着信履歴データが選択された状態で、動作検出部19より開動作の検出信号が供給されると、制御回路17は、選択された着信履歴データに応じた相手先電話番号を発呼するように、無線回路122を制御する。
図3において、ユーザにより、操作部15の所定のキーが押下(操作)されると(ステップST10)、制御回路17は、メモリ16より着信履歴一覧のデータを取り出し、表示部14に表示させる(ステップST20)。
そして、ユーザにより表示された着信履歴一覧のデータの中から、1つの着信履歴データが選択され(ステップST30)、ユーザが携帯電話機1を開状態とすると(ステップST40)、動作検出部19が開状態を検出し、開状態に応じた検出信号を制御回路17へ供給する。
制御回路17は、動作検出部19から供給される検出信号により、携帯電話機1が開状態にあると判断すると、選択された着信履歴データに基づいて発呼するように、通信部12を制御する(ステップST50)。
ここでは、動作検出部19が開状態/閉状態のいずれも検出できる場合を例示したが、いずれかのみを検出するだけでも本発明は実施可能である。たとえば、動作検出部19として、閉状態の時にのみオン信号を出力するスイッチのみが設けられた場合には、そのスイッチからの出力がオフ信号に変化したことを制御回路17が検出するようにすれば、動作検出としては十分である。
図3では、開動作に連動した機能として、発呼処理を例として説明したが、発呼処理に限定されず、様々な処理が可能なように制御回路17を構成することができる。たとえば、電子メールのアドレス一覧を表示している状態で、1つのメールアドレスを選択して開動作を行った場合には、選択されたメールアドレス先へ新規の電子メールを編集する画面を表示させたりするようにしてもよい。
また、スケジュール一覧が表示されている状態で、編集したい項目を選択して開動作を行った場合には、選択された項目に応じた編集画面を表示させるようにしてもよい。
さらに、携帯電話機1が閉状態において、表示部14に受信したメールを表示しているときに、ユーザがその1つを選択した状態で、動作検出部19より開動作を検出すると、選択したメールの送信者を宛て先としたメールの返信作成画面に移行するように制御回路17は制御してもよい。
また、以上の説明とは逆に、携帯電話機1が開状態から閉状態に移行した場合に所定の動作を実行するように制御回路17を構成してもよい。たとえば、制御回路17が動作検出部19から閉動作を検出したときに、開状態で作成したメールを送信処理するように制御回路17を構成することもできる。
本実施形態における携帯電話機1の動作については、図1(a)に示すとおり、携帯電話機1が閉じられた状態で操作可能なように露出して設定されるサイドキー15fに対する操作により、上述した開動作に連動した所定の機能の実行がキャンセルされるところに特徴がある。
そして、ユーザにより表示された着信履歴一覧のデータの中から、1つの着信履歴データが選択され(ステップST30)、ユーザがサイドキー15fを押下(操作)しながら携帯電話機1を開状態とすると(ステップST42)、制御回路17は、開動作に連動した所定の機能(発呼処理)の実行を中止(キャンセル)する。
すなわち、制御回路17は、動作検出部19が供給する検出信号とサイドキー15fの押下に応じた信号の両方の信号をチェックして、開動作に連動した所定の機能の実行可否を判断する。
そして、ユーザにより表示された着信履歴一覧のデータの中から、1つの着信履歴データが選択され(ステップST30)、サイドキー15fが一度押下されると(ステップST31)、キャンセルフラグがセットされる(ステップST32)。
キャンセルフラグは、メモリ16に設定される2値のフラグデータ(1:キャンセル有効,0:キャンセル無効)であり、サイドキー15fが押下されると「1」にセットされ、ユーザがサイドキー15fから手を離しても、「1」にセットされたままである。
さらに、ユーザが携帯電話機1を開状態とすると(ステップST40)、動作検出部19が開状態を検出し、開状態に応じた検出信号を制御回路17へ供給する。
開状態に応じた検出信号が供給されると、制御回路17は、メモリ16上のキャンセルフラグをチェックして、キャンセルフラグが「1」にセットされている場合には、開動作に連動した所定の機能(発呼処理)の実行を中止(キャンセル)する。
図6は、開動作に連動した所定の機能の実行の可否を表示部14に表示させる画面を例示した図であり、(a)は画面の下端部分に表示させない場合を、(b)は画面の下端部分に表示させる場合を示す。
図6(a)および(b)に示すように、電波の強さ、電池残量等を表示するガイド表示行として用いられる画面の最上段の1行分に、開動作に連動した所定の機能の実行が有効である場合には、記号(丸印)を表示させ(画面SC10,20)、サイドキー15fの操作により開動作に連動した所定の機能の実行がキャンセルされると、記号(丸印)を表示させない(画面SC11,21)。これにより、ユーザは、開動作に連動した所定の機能の実行が有効であるか否かについて視認することができるので、便利である。
さらに、図6(b)の場合は、画面の最下段の1行分に、開動作に連動した所定の機能の実行が有効であるか否かについて、文字で表示させているので、視認性がさらに良い。
したがって、ユーザは、操作部15を操作して、たとえば、使用状況に応じて回転連動動作設定を呼び出し、オン状態からオフ状態にする等の煩雑な動作を行う必要ないので、携帯電話機1の操作性が向上する。すなわち、ユーザは、上述した着信履歴の例では、発呼処理を携帯電話機1にさせたい場合は、そのまま開動作を行い、発呼処理を携帯電話機1にさせたくない場合は、サイドキー15fを押下しながら開動作を行うか、または一度サイドキー15fを押下してから開動作を行えばよいので、操作性が向上する。
また、可動機構として折り畳み動作を行う携帯電話機でも実施可能であり、その場合、閉状態で表示部が外部から隠れるものについては、携帯電話機を閉じたときに露出する部分に、開状態で露出するメインの表示部とは別のサブ表示部を設け、閉じた状態ではそのサブ表示部に表示させるようにすればよい。
以下、第2の実施形態について説明する。
第1の実施形態において、図4および図5に関連付けて説明したように、サイドキー15fを操作することにより、開動作に連動した所定の機能の実行を中止させる実施形態は、様々な変形が考えられ、本実施形態はその中の一つである。
本実施形態においては、サイドキー15fが押下されてから所定の時間、開動作に連動した所定の機能の実行を中止させる。
そして、ユーザにより表示された着信履歴一覧のデータの中から、1つの着信履歴データが選択され(ステップST30)、サイドキー15fが押下された場合には(ステップST33)、制御回路17は、内蔵するタイマをスタートさせる(ステップST34)。 さらに、ユーザが携帯電話機1を開状態とすると(ステップST40)、動作検出部19が開状態を検出し、開状態に応じた検出信号を制御回路17へ供給する。
開状態に応じた検出信号が供給されると、制御回路17は、タイマのカウント値(タイマカウント)をチェックして、タイマカウントが所定時間(たとえば、10秒)を経過していない場合には(ステップST43)、開動作に連動した所定の機能(発呼処理)の実行を中止(キャンセル)して、タイマをリセットする(ステップST51)。
ステップST43において、すでにタイマカウントが所定時間を経過している場合には、開動作に連動した所定の機能(発呼処理)を実行する(ステップST50)。
したがって、ユーザが、通常は開動作に連動した所定の機能の実行をさせて、特に希望する場合にのみ、サイドキー15fを押下して、開動作に連動した所定の機能の実行をキャンセルさせたい場合には、サイドキー15fの押下後、開動作の実行有無に関わらず、所定時間経過後は、通常の動作状態(開動作に連動した所定の機能を実行する動作状態)に復帰するので、煩わしさがない。
たとえば、サイドキー15fを押下後、ユーザの気が変わって開動作を行わなかった場合に、上述した時間制限がなければ、次回の開動作により所定の機能の実行がキャンセルされ、ユーザの意図に反した動作がなされるおそれがあるが、上述した時間制限があれば、所定時間経過後は、ユーザの意図する通常の動作状態に復帰することが可能となる。
また、可動機構として折り畳み動作を行う携帯電話機でも実施可能であり、その場合、閉状態で表示部が外部から隠れるものについては、携帯電話機を閉じたときに露出する部分に、開状態で露出するメインの表示部とは別のサブ表示部を設け、閉じた状態ではそのサブ表示部に表示させるようにすればよい。
以下に、本実施形態における携帯電話機1について説明する。
本実施形態においては、サイドキー15fを押下する毎に、第1の実施形態において図5に関連付けて説明したキャンセルフラグの値が切り替わるように構成される。
すなわち、初期値が「0」であるキャンセルフラグ(1:キャンセル有効,0:キャンセル無効)は、一度押下されると「1」にセットされ、さらに押下されると「0」に復帰するように、制御回路17が構成される。
したがって、ユーザにとっては、サイドキー15fの押下により、開動作に連動した所定の処理の実行のON/OFFが決定でき、操作性が高い。
また、可動機構として折り畳み動作を行う携帯電話機でも実施可能であり、その場合、閉状態で表示部が外部から隠れるものについては、携帯電話機を閉じたときに露出する部分に、開状態で露出するメインの表示部とは別のサブ表示部を設け、閉じた状態ではそのサブ表示部に表示させるようにすればよい。
以下に、本実施形態における携帯電話機1について説明する。
本実施形態における携帯電話機1は、メモリ16上に、設定手段としての連動処理フラグ(1:連動処理有効,0:連動処理無効)を有している。連動処理有効フラグは、ユーザによる操作部15の所定のキー操作に応じて、制御回路17により書き換えが可能である。
すなわち、連動処理フラグが「1」にセットされている場合は、通常は開動作に連動して所定の処理を実行し、サイドキー15fが押下されたときに限り、所定の処理を実行しない。また、連動処理フラグが「0」にセットされている場合は、通常は開動作に連動して所定の処理を実行せず、サイドキー15fが押下されたときに限り、開動作に連動した所定の処理を実行する。
たとえば、ユーザが開動作に連動して所定の機能が実行されるのが煩わしいと感じる場合、連動処理フラグを「0」にセットすることで、通常は開動作に連動して所定の処理を実行せず、サイドキー15fが押下されたときに限り、開動作に連動した所定の処理を実行するので、そのユーザが所望する操作性が実現できる。
逆に、ユーザが開動作に連動して所定の機能が実行されるのが便利であると感じる場合、連動処理フラグを「1」にセットすることで、通常は開動作に連動して所定の処理を実行し、サイドキー15fが押下されたときに限り、開動作に連動した所定の処理を実行しないので、そのユーザが所望する操作性が実現できる。
11…本体ケース
12…通信部
121…送受信アンテナ
122…無線回路
13…音声処理部
131…音声処理回路
132…マイクロフォン
133…スピーカ
14…表示部
15…操作部
16…メモリ
17…制御回路
18…可動機構部
19…動作検出部
Claims (5)
- 第1の筐体と第2の筐体が可動機構を介して、開閉可能に連結される通信装置であって、
表示手段と、
前記可動機構の動作を検出する動作検出手段と、
第1の筐体と第2の筐体とが重なり合った状態で露出する少なくとも前記一方の筐体表面に備える入力手段と、
前記動作検出手段により可動機構の動作を検出すると、前記表示手段に表示されている情報に基づいて所定の処理を実行するように制御する制御手段と
を有し、
前記制御手段は、
前記入力手段による操作がなされたときは、所定の条件に基づき前記動作検出手段による動作を検出しても前記所定の処理を実行しない
ことを特徴とする携帯端末。 - 前記制御手段は、
前記入力手段が操作された後、再度前記入力手段が操作されると前記所定の条件に基づき、前記動作検出手段による動作を検出すると前記所定の処理を実行する
ことを特徴とする請求項1記載の携帯端末。 - 前記制御手段による前記所定の処理の実行の有効/無効を設定する設定手段を有し、
前記制御手段は、
前記設定手段により無効が設定されているとき、前記入力手段による操作がなされると、所定の条件に基づき前記動作検出手段による動作を検出すると前記所定の処理を実行する
ことを特徴とする請求項1または2に記載の携帯端末。 - 前記所定の条件は、
前記入力手段が操作された状態での前記動作検出手段からの可動機構の動作検出である ことを特徴とする請求項1または2に記載の携帯端末。 - 前記所定の条件は、
前記入力手段が操作されてから所定時間内の前記動作検出手段からの可動機構の動作の検出である
ことを特徴とする請求項1または2に記載の携帯端末。
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